JPS6256755B2 - - Google Patents
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- JPS6256755B2 JPS6256755B2 JP5434480A JP5434480A JPS6256755B2 JP S6256755 B2 JPS6256755 B2 JP S6256755B2 JP 5434480 A JP5434480 A JP 5434480A JP 5434480 A JP5434480 A JP 5434480A JP S6256755 B2 JPS6256755 B2 JP S6256755B2
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- voltage
- circuit
- transformer
- switching device
- magnetron
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 12
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマグネトロン駆動用電源装置に係り、
特に電子レンジ等におけるように、高い電圧で固
定負荷を駆動するのに好適なチヨツパ方式のマグ
ネトロン駆動用電源に関する。
特に電子レンジ等におけるように、高い電圧で固
定負荷を駆動するのに好適なチヨツパ方式のマグ
ネトロン駆動用電源に関する。
従来の電子レンジに用いられているマグネトロ
ン駆動用電源の主回路構成を第1図に示す。商用
の交流電源1を受電し、昇圧変圧器5で昇圧した
後、高圧ダイオード10及びフイルタコンデンサ
7,8によつて倍電圧整流し、マグネトロン9の
陽極に印加するという簡単な回路構成である。な
お、図中の符号2はドアスイツチ、3は制御回
路、4はパワースイツチであらわす。
ン駆動用電源の主回路構成を第1図に示す。商用
の交流電源1を受電し、昇圧変圧器5で昇圧した
後、高圧ダイオード10及びフイルタコンデンサ
7,8によつて倍電圧整流し、マグネトロン9の
陽極に印加するという簡単な回路構成である。な
お、図中の符号2はドアスイツチ、3は制御回
路、4はパワースイツチであらわす。
マグネトロン9は約3.5kv乃至4kv程度で発振
を起こし、アンテナ(図示せず)より熱エネルギ
を放射する。その場合の出力電力は普通600ワツ
トないし1kワツト程度である。そして、ゆつく
り加熱する時等の場合はコンデンサ7,8の中の
1個のみを使用して出力を低減し、反対にスピー
ド加熱時にはコンデンサ7とコンデンサ8とを並
列接続して定格出力となるように、電磁リレー6
で調整する。
を起こし、アンテナ(図示せず)より熱エネルギ
を放射する。その場合の出力電力は普通600ワツ
トないし1kワツト程度である。そして、ゆつく
り加熱する時等の場合はコンデンサ7,8の中の
1個のみを使用して出力を低減し、反対にスピー
ド加熱時にはコンデンサ7とコンデンサ8とを並
列接続して定格出力となるように、電磁リレー6
で調整する。
変圧器5としては、定電圧特性を持たせるた
め、リーケージリアクタンスの大きいものが用い
られている。該変圧器5は電子レンジ装置の中で
容積、重量に関してかなりの部分を占めている。
また、高圧コンデンサ7及び8も商用周波数で使
用するため大きいものとなる。変圧器5、コンデ
ンサ7及び8を含めて電源の小形化、軽量化が要
望されており、このため、高周波スイツチング電
源によつて小形化することが考えられてきた。
め、リーケージリアクタンスの大きいものが用い
られている。該変圧器5は電子レンジ装置の中で
容積、重量に関してかなりの部分を占めている。
また、高圧コンデンサ7及び8も商用周波数で使
用するため大きいものとなる。変圧器5、コンデ
ンサ7及び8を含めて電源の小形化、軽量化が要
望されており、このため、高周波スイツチング電
源によつて小形化することが考えられてきた。
しかしながら、これまでは非可聴(10数KHz以
上)の高周波で容量の大きい、適当なスイツチン
グ素子がなく(トランジスタでは耐圧および容量
不足であり、またサイリスタではスイツチング時
間が長すぎる)、実現できなかつた。その解決策
として、サイリスタインバータを何箇か用意し
て、時分割で利用することにより、十数KHzで運
転することが提案された。しかしながら、この方
法は、実験的には可能であるが、サイリスタ素子
の数が多くなつて高価となるので、実用には適し
ない。
上)の高周波で容量の大きい、適当なスイツチン
グ素子がなく(トランジスタでは耐圧および容量
不足であり、またサイリスタではスイツチング時
間が長すぎる)、実現できなかつた。その解決策
として、サイリスタインバータを何箇か用意し
て、時分割で利用することにより、十数KHzで運
転することが提案された。しかしながら、この方
法は、実験的には可能であるが、サイリスタ素子
の数が多くなつて高価となるので、実用には適し
ない。
また、第1図のような従来回路では、出力の切
替制御のためには変圧器5にタツプを設けてスイ
ツチで切替えるか、コンデンサ7及び8あるいは
更に付加したコンデンサを、電磁リレー6のよう
な機械的スイツチにより切替えるかしなければな
らない。このため、出力制御は段階切替えとな
り、切替え段数も限定されるばかりでなく、接点
摩もう等の欠点もある。
替制御のためには変圧器5にタツプを設けてスイ
ツチで切替えるか、コンデンサ7及び8あるいは
更に付加したコンデンサを、電磁リレー6のよう
な機械的スイツチにより切替えるかしなければな
らない。このため、出力制御は段階切替えとな
り、切替え段数も限定されるばかりでなく、接点
摩もう等の欠点もある。
本発明者らは、高周波スイツチングの可能なゲ
ートターンオフ・サイリスタ等が開発されたこと
に鑑み、これを電子レンジ用等のマグネトロン駆
動用電源装置に適用することを試み、無段階出力
調整が可能な、高周波スイツチング方式による小
型のマグネトロン駆動用電源装置を開発したもの
である。
ートターンオフ・サイリスタ等が開発されたこと
に鑑み、これを電子レンジ用等のマグネトロン駆
動用電源装置に適用することを試み、無段階出力
調整が可能な、高周波スイツチング方式による小
型のマグネトロン駆動用電源装置を開発したもの
である。
したがつて、本発明の目的は、小形軽量で出力
電力も可変でき、しかも高効率なマグネトロン駆
動用電源装置を提供するにある。
電力も可変でき、しかも高効率なマグネトロン駆
動用電源装置を提供するにある。
本発明を電子レンジ用電源に適用した一実施例
の基本的な回路を第2図に示す。商用電源1を受
電し、整流回路13によつて全波整流した脈流電
圧(ただし、直後成分は実質上含まれない)を高
圧変圧器5の1次巻線を経て、半導体スイツチン
グ素子(ゲートターンオフ・サイリスタ:以下
GTOと称する)12により十数KHz〜数十KHz
でチヨツピングする。
の基本的な回路を第2図に示す。商用電源1を受
電し、整流回路13によつて全波整流した脈流電
圧(ただし、直後成分は実質上含まれない)を高
圧変圧器5の1次巻線を経て、半導体スイツチン
グ素子(ゲートターンオフ・サイリスタ:以下
GTOと称する)12により十数KHz〜数十KHz
でチヨツピングする。
先ずGTO12をオンにすると、高圧変圧器5
の励磁電流が増加する。この時、高圧ダイオード
10には逆電圧が印加されるので、高圧変圧器5
の2次側は開路状態となる。次にスイツチング素
子12をオフにすると、高圧変圧器5の1次回路
は開路状態となる。この時、高圧変圧器5の2次
回路が閉路状態となつて、変圧器5のエネルギー
がマグネトロン9に移行し、マグネトロンは発振
する。
の励磁電流が増加する。この時、高圧ダイオード
10には逆電圧が印加されるので、高圧変圧器5
の2次側は開路状態となる。次にスイツチング素
子12をオフにすると、高圧変圧器5の1次回路
は開路状態となる。この時、高圧変圧器5の2次
回路が閉路状態となつて、変圧器5のエネルギー
がマグネトロン9に移行し、マグネトロンは発振
する。
しかして、マグネトロン管に伝達されるエネル
ギの調整は数十KHzでオン・オフされるGTOの
デユーテイレベルを変えることにより無段階で行
なう。勿論段階的に出力を調整することは一層容
易である。
ギの調整は数十KHzでオン・オフされるGTOの
デユーテイレベルを変えることにより無段階で行
なう。勿論段階的に出力を調整することは一層容
易である。
なお、変圧器5の1次側コンデンサ11は、数
十KHzでオン・オフするGTOによつて変圧器2
次側へ電力を送り込む為の、数μフアラツド程度
の小容量のものであり、高周波で動作するスイツ
チング回路の電源のインピーダンスを下げるため
に用いられるものである。したがつて、整流器1
3の出力平滑用として用いられる場合に比べて、
その容量、寸法、重量を格段に小さくすることが
できる。また、14はヒータ用商用電源、15は
ヒータ用変圧器、21はゲート信号回路である。
このようにして、GTO12を高周波でオン・オ
フすることにより高圧変圧器5を高周波で励磁で
きるので、変圧器5およびコンデンサ8を小型、
軽量化することができる。
十KHzでオン・オフするGTOによつて変圧器2
次側へ電力を送り込む為の、数μフアラツド程度
の小容量のものであり、高周波で動作するスイツ
チング回路の電源のインピーダンスを下げるため
に用いられるものである。したがつて、整流器1
3の出力平滑用として用いられる場合に比べて、
その容量、寸法、重量を格段に小さくすることが
できる。また、14はヒータ用商用電源、15は
ヒータ用変圧器、21はゲート信号回路である。
このようにして、GTO12を高周波でオン・オ
フすることにより高圧変圧器5を高周波で励磁で
きるので、変圧器5およびコンデンサ8を小型、
軽量化することができる。
しかしながら、第2図の例では、全波整流器1
3の出力はほとんど平滑化されず、第3図に示す
ように、実質上直流成分を含まない―換言すれ
ば、交流成分のみからなる脈動電圧となつてい
る。このために、GTO12を、前述のような十
数KHzないし数十KHzの高周波でチヨツピングす
る際のデユーテイ比を、脈流波形の全周期にわた
つて一定とした場合には、同図に斜線をつけて示
したように、高圧変圧器5を介してマグネトロン
9に供給されるエネルギ(すなわち、その出力)
が一次側電圧の大きさに応じて変化することにな
る。
3の出力はほとんど平滑化されず、第3図に示す
ように、実質上直流成分を含まない―換言すれ
ば、交流成分のみからなる脈動電圧となつてい
る。このために、GTO12を、前述のような十
数KHzないし数十KHzの高周波でチヨツピングす
る際のデユーテイ比を、脈流波形の全周期にわた
つて一定とした場合には、同図に斜線をつけて示
したように、高圧変圧器5を介してマグネトロン
9に供給されるエネルギ(すなわち、その出力)
が一次側電圧の大きさに応じて変化することにな
る。
したがつて、高圧変圧器5、コンデンサ8、ダ
イオード10等も最大エネルギに見合つた定格の
ものとする必要があり、小型化、軽量化が十分に
できないばかりでなく、コスト高になるという問
題がある。
イオード10等も最大エネルギに見合つた定格の
ものとする必要があり、小型化、軽量化が十分に
できないばかりでなく、コスト高になるという問
題がある。
前述の問題を解決して出力を安定化し、装置の
小型軽量化をはかるため、本発明においては、
GTO12の高周波チヨツピング時に、そのデユ
ーテイ比を、その印加瞬時電圧が低いときは大き
く、印加瞬時電圧が高くなるにつれて小さくする
ことによつて、脈流波形の全周期にわたつて変圧
器5、マグネトロン9に供給されるエネルギを平
均化し、しかも全体的にデユーテイ比を制御して
出力調整ができるようにしている。
小型軽量化をはかるため、本発明においては、
GTO12の高周波チヨツピング時に、そのデユ
ーテイ比を、その印加瞬時電圧が低いときは大き
く、印加瞬時電圧が高くなるにつれて小さくする
ことによつて、脈流波形の全周期にわたつて変圧
器5、マグネトロン9に供給されるエネルギを平
均化し、しかも全体的にデユーテイ比を制御して
出力調整ができるようにしている。
第2図の下半の部分がこのための回路で、17
は電圧検出器、18は過電流検出回路、19はデ
ユーテイ制御回路、20はデユーテイレベル制御
回路、21はゲート信号回路、22はソフトスタ
ート回路である。16はマグネトロン9の陽極電
流に対応する変圧器5の1次側電流、すなわち
GTO12の電流を検出する回路である。
は電圧検出器、18は過電流検出回路、19はデ
ユーテイ制御回路、20はデユーテイレベル制御
回路、21はゲート信号回路、22はソフトスタ
ート回路である。16はマグネトロン9の陽極電
流に対応する変圧器5の1次側電流、すなわち
GTO12の電流を検出する回路である。
良く知られているように、マグネトロン9の陽
極電流とGTO12の電流とは一定の関係を持つ
ているので、GTO12を高周波制御する場合の
デユーテイ比を変えて、GTO電流をコントロー
ルすることにより、マグネトロン9の出力の制御
を行なうことができる。
極電流とGTO12の電流とは一定の関係を持つ
ているので、GTO12を高周波制御する場合の
デユーテイ比を変えて、GTO電流をコントロー
ルすることにより、マグネトロン9の出力の制御
を行なうことができる。
電圧検出器17は、図示しない降圧変圧器と整
流器とよりなる。電圧検出器17は整流器13の
出力波形と相似で、かつ降圧された電圧ecを出
力し、これをデユーテイ制御回路19に供給す
る。
流器とよりなる。電圧検出器17は整流器13の
出力波形と相似で、かつ降圧された電圧ecを出
力し、これをデユーテイ制御回路19に供給す
る。
デユーテイ制御回路19においては、前記入力
電圧ecの瞬時値に応じて、例えば第4図の曲線
aで示すように、瞬時電圧ecが小さい時はGTO
のオン期間(すなわち、デユーテイ比)が大、瞬
時電圧ecが大きい時はGTOのオン期間(すなわ
ち、デユーテイ比)が小となるように、GTOの
デユーテイ比を制御する信号を発生し、この制御
信号をゲート信号回路21に加える。そして、ゲ
ート信号回路21の出力によつてGTO12のデ
ユーテイ比を制御する。
電圧ecの瞬時値に応じて、例えば第4図の曲線
aで示すように、瞬時電圧ecが小さい時はGTO
のオン期間(すなわち、デユーテイ比)が大、瞬
時電圧ecが大きい時はGTOのオン期間(すなわ
ち、デユーテイ比)が小となるように、GTOの
デユーテイ比を制御する信号を発生し、この制御
信号をゲート信号回路21に加える。そして、ゲ
ート信号回路21の出力によつてGTO12のデ
ユーテイ比を制御する。
このように制御すれば第5図および第6図に示
すように数十KHzでオン・オフされるGTO12
を流れる電流波形の1導通期間毎の面積はほヾ等
しくなる。したがつて、整流器13の出力電圧
を、大形のフイルタ回路で平滑化しなくても、第
3図に示した脈流状のまゝでリツプルの少ないエ
ネルギすなわち電力をマグネトロン9に伝達する
ことができる。
すように数十KHzでオン・オフされるGTO12
を流れる電流波形の1導通期間毎の面積はほヾ等
しくなる。したがつて、整流器13の出力電圧
を、大形のフイルタ回路で平滑化しなくても、第
3図に示した脈流状のまゝでリツプルの少ないエ
ネルギすなわち電力をマグネトロン9に伝達する
ことができる。
20はデユーテイ・レベル制御回路で、デユー
テイ比制御曲線を、例えば第4図のaからb,c
へと変えるものである。このように制御すること
により、同一入力電圧に対するGTO12のデユ
ーテイ比が小さくなり、マグネトロン9に供給さ
れるエネルギーは小となつて、マグネトロンの出
力が減少する。
テイ比制御曲線を、例えば第4図のaからb,c
へと変えるものである。このように制御すること
により、同一入力電圧に対するGTO12のデユ
ーテイ比が小さくなり、マグネトロン9に供給さ
れるエネルギーは小となつて、マグネトロンの出
力が減少する。
それ故に、後述するように、デユーテイ比制御
曲線のレベルを無段階に制御できるように構成し
ておけば、ゆつくり加熱したり、スピード加熱し
たりあるいは加熱物の種類、加熱方法等に合せ
て、指令を与え、デユーテイ比制御曲線のレベル
を適当に設定することにより、高圧変圧器のタツ
プを接点で切替えたり、高圧コンデンサを同様に
して切替えたりすることなしに、容易に、しかも
無段階、無接点で、マグネトロン9の出力を調整
することができる。
曲線のレベルを無段階に制御できるように構成し
ておけば、ゆつくり加熱したり、スピード加熱し
たりあるいは加熱物の種類、加熱方法等に合せ
て、指令を与え、デユーテイ比制御曲線のレベル
を適当に設定することにより、高圧変圧器のタツ
プを接点で切替えたり、高圧コンデンサを同様に
して切替えたりすることなしに、容易に、しかも
無段階、無接点で、マグネトロン9の出力を調整
することができる。
以上の説明においては、スイツチング素子とし
てGTO12を用いた場合について述べたが、マ
グネトロン管を負荷とするマグネトロン駆動用電
源にあつては、マグネトロンの動作温度が低すぎ
る場合、モーデングと呼ばれる異常現象を起こ
し、過電流・過電圧が生じてGTO、変圧器、ダ
イオード、マグネトロン、あるいはその他の回路
部品の破壊をまねくことがある。
てGTO12を用いた場合について述べたが、マ
グネトロン管を負荷とするマグネトロン駆動用電
源にあつては、マグネトロンの動作温度が低すぎ
る場合、モーデングと呼ばれる異常現象を起こ
し、過電流・過電圧が生じてGTO、変圧器、ダ
イオード、マグネトロン、あるいはその他の回路
部品の破壊をまねくことがある。
前記の原因により、あるいはその他の回路に異
常があつて電流検出器16で一定値以上の電流を
検出した場合は、過電流検出回路18によりゲー
ト信号回路21に信号を送つてGTO12を遮断
する(あるいは完全に導通させる)と共に、即時
に電源スイツチを遮断して装置を保護する。
常があつて電流検出器16で一定値以上の電流を
検出した場合は、過電流検出回路18によりゲー
ト信号回路21に信号を送つてGTO12を遮断
する(あるいは完全に導通させる)と共に、即時
に電源スイツチを遮断して装置を保護する。
さらに第2図のスイツチング回路において、変
圧器5のコアに一方向に偏磁したコアを用いるこ
とにより、変圧器を小型にすることができる。即
ち、鉄心と保磁力の大きい永久磁石を合成した有
極性コアを用いると必要なコアの大きさは半分に
なる。第7図は有極コアの特性の1例である。横
軸が励磁電流、縦軸がトランスの励磁リアクトル
である。このようにして電源を高周波化すること
と合せて小型化が企れる。
圧器5のコアに一方向に偏磁したコアを用いるこ
とにより、変圧器を小型にすることができる。即
ち、鉄心と保磁力の大きい永久磁石を合成した有
極性コアを用いると必要なコアの大きさは半分に
なる。第7図は有極コアの特性の1例である。横
軸が励磁電流、縦軸がトランスの励磁リアクトル
である。このようにして電源を高周波化すること
と合せて小型化が企れる。
第8図は本発明の具体的実施例の1つである。
構成としては第2図と同様であるが、GTOのオ
ン・オフの周波数は数十KHzの固定周波数で発振
する発振器23により定まる。なお、第2図と同
等な部分は第2図と同じ符号で示す。パワー指令
回路25は加熱の種類により出力指令を変え1次
電流レベルを調整する。過電流保護、デユーテイ
レベル制御の方法は第2図における実施例と同じ
である。
構成としては第2図と同様であるが、GTOのオ
ン・オフの周波数は数十KHzの固定周波数で発振
する発振器23により定まる。なお、第2図と同
等な部分は第2図と同じ符号で示す。パワー指令
回路25は加熱の種類により出力指令を変え1次
電流レベルを調整する。過電流保護、デユーテイ
レベル制御の方法は第2図における実施例と同じ
である。
デユーテイ比制御回路としては単安定マルチバ
イブレータが、デユーテイレベル制御回路20と
しては抵抗器による分圧回路が使用でき、ゲート
信号回路としては周知のパルストランスを用いた
回路が使用できる。また、22はソフトスタート
回路、23は発振器、24は電流比較器19の出
力と過電流検出回路18の出力とのAND値をと
る回路、25はパワー指定回路、26は電流比較
回路、27はスナバ回路、28はダイオード、2
9はフイルタ回路である。
イブレータが、デユーテイレベル制御回路20と
しては抵抗器による分圧回路が使用でき、ゲート
信号回路としては周知のパルストランスを用いた
回路が使用できる。また、22はソフトスタート
回路、23は発振器、24は電流比較器19の出
力と過電流検出回路18の出力とのAND値をと
る回路、25はパワー指定回路、26は電流比較
回路、27はスナバ回路、28はダイオード、2
9はフイルタ回路である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、電子レンジなどに用いられるマグネトロン用
電源装置を小形、軽量、高効率化することがで
き、且、スイツチングのデユーテイレベルを変え
ることにより、無段階、無接点で容易に出力を調
整することができる。
ば、電子レンジなどに用いられるマグネトロン用
電源装置を小形、軽量、高効率化することがで
き、且、スイツチングのデユーテイレベルを変え
ることにより、無段階、無接点で容易に出力を調
整することができる。
第1図は従来のスイツチング源の回路構成例
図、第2図は本発明の一実施例のブロツク図、第
3図は一定のデユーテイ比でチヨツピングした場
合の高圧変圧器一次側電流を示す図、第4図は本
発明におけるデユーテイ比制御の一例を示す図、
第5,6図は本発明における高圧変圧器一次側電
流を示す図、第7図は有極性コアの特性例図、第
8図は本発明の他の実施例のブロツク図である。 5……高圧変圧器、9……マグネトロン、12
……GTO、16……電流検出回路、17……電
圧検出器、18……過電流検出回路、19……デ
ユーテイ比制御回路、20……デユーテイレベル
制御回路、21……ゲート信号回路、22……ソ
フトスタート回路。
図、第2図は本発明の一実施例のブロツク図、第
3図は一定のデユーテイ比でチヨツピングした場
合の高圧変圧器一次側電流を示す図、第4図は本
発明におけるデユーテイ比制御の一例を示す図、
第5,6図は本発明における高圧変圧器一次側電
流を示す図、第7図は有極性コアの特性例図、第
8図は本発明の他の実施例のブロツク図である。 5……高圧変圧器、9……マグネトロン、12
……GTO、16……電流検出回路、17……電
圧検出器、18……過電流検出回路、19……デ
ユーテイ比制御回路、20……デユーテイレベル
制御回路、21……ゲート信号回路、22……ソ
フトスタート回路。
Claims (1)
- 1 交流電圧を脈動電圧に変換する整流回路と、
上記整流回路の出力端に互いに直列接続された高
圧変圧器一次巻線および半導体スイツチング装置
と、上記高圧変圧器の二次巻線に互いに直列接続
された半波整流装置および負荷と、上記半導体ス
イツチング装置を交流圧周波数よりも十分に高い
周波数でオン・オフする手段とを具備し、上記ス
イツチング装置の導通時に上記高圧変圧器にエネ
ルギを蓄え、上記スイツチング装置の遮断時に上
記半波整流装置を介して前記エネルギを負荷に供
給するようにしたスイツチング電源装置であつ
て、上記スイツチング装置のデユーテイ比を、上
記高圧変圧器一次巻線への印加瞬時電圧が高いほ
ど小となるように制御することによつて、上記ス
イツチング装置のオン・オフ周期毎に負荷に供給
されるエネルギをほぼ均等化するデユーテイ比制
御手段と、前記均等化されたエネルギレベルを変
化させるためのデユーテイレベル制御手段とをさ
らに具備したことを特徴とするマグネトロン駆動
用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5434480A JPS56150967A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Switching power source |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5434480A JPS56150967A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Switching power source |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56150967A JPS56150967A (en) | 1981-11-21 |
JPS6256755B2 true JPS6256755B2 (ja) | 1987-11-27 |
Family
ID=12967994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5434480A Granted JPS56150967A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Switching power source |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56150967A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6471092A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-16 | Toshiba Corp | Cooker |
JP2592890B2 (ja) * | 1988-02-26 | 1997-03-19 | 株式会社東芝 | 調理器 |
JP2004518246A (ja) | 2000-11-22 | 2004-06-17 | フュージョン・ユーヴィー・システムズ・インコーポレイテッド | 紫外ランプ用電源及びサイクリングを使用して高電力/低冷却で動作させる方法 |
-
1980
- 1980-04-25 JP JP5434480A patent/JPS56150967A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56150967A (en) | 1981-11-21 |
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