JPH01302521A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コアの両側に非磁性材料からなるサイドスペ
ーサを配置した磁気ヘッドに関する。

（従来の技術） コンピュータの外部記憶装置として磁気記録装置が広（
用いられている。かかる磁気記録装置に用いられる磁気
ヘッドは、少なくとも１個の書き込みへノドと少なくと
も１個の読み取りヘッドを磁気的シールド板からなる中
央部材の両側に配置したものがしばしば用いられ、磁気
テープや磁気ディスクその他の記録媒体に記録されてい
る情報信号を読み取ったあとその記録トラックに新たな
情報信号を重ね書きするリードアフターライトが行われ
る。

第４図はこのようなリードアフターライト用の磁気ヘッ
ドの例を示すもので、少なくとも１個の読み取り用ギャ
ップ１８を有する読み取り用コア１１と少なくとも１個
の書き込み用ギャップ１９を有する書き込み用コア１３
を、磁気的なシールド板を構成する中央部材１７の両側
に配置している。この種の磁気へノドの問題点として、
書き込み用コア１３により発生した磁界の読み取り用コ
ア１１への直接的な漏話がある。以下、この漏話を「フ
ィードスルー」という。このフィードスルーを低減する
ために、第４図の従来例では、上記各コア１１．１３の
両側にセラミック等の非磁性材料からなるサイドスペー
サ１６を配置し、さらに、このサイドスペーサ１６の外
側にフェライト等の磁性材料からなるスライダ１５を配
置している。磁性材料からなるスライダ１５で各コア１
１゜ｌ３の外側を覆うことによりフィードスルーを低減
し孝うとするものであり、非磁性材料からなるサイドス
ペーサ１６をコア１１．１３とスライダ１５との間に介
在させることにより、コア１１゜１３とサイドスペーサ
１６とが直接接触しないようにしたものである。なお、
第４図において符号１２は読み取り用コイル、１４は書
き込み用コイルである。特公昭５５−８０９号公報にこ
の種の磁気ヘッドについて開示されている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来例は、コアとスライダとの間に非磁性材料から
なるサイドスペーサを介在させることによりフィードス
ルーを低減しようとするものであるが、サイドスペーサ
の厚さによってはフィードスルーが増加することがある
。即ち、サイドスペーサが薄過ぎると、書き込み用コア
より発生した磁界がサイドスペーサを飛び越えてスライ
ダに至り、フィードスルーが増加したり、磁気効率の低
下により飽和が遅れたり、ヘッドのインダクタンスが高
くなって共振点が下がるなどの問題を生じる。また、サ
イドスペーサが厚過ぎると、磁性材料からなるスライダ
による磁気遮断能力が低下し、フィードスルーが増加す
る。しかるに、サイドスペーサの厚さをどの程底にする
のが好ましいのか前記公報には明示がない。

本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、特性に悪影響を与えることなく、また、
フィードスルーを有ＱＪに低減することができる磁気ヘ
ッドを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、コアの両側に非磁性材料からなるサイドスペ
ーサを、その外側に磁性材料からなるスライダを配置し
た磁気ヘッドにおいて、サイドスペーサの厚さを０．５
１１ＩＩ１１〜１．５ｍＩＩ＋としたことを特徴とする
。

（作用） サイドスペーサの厚さが０．５＋＋ｕｎ以下のときはラ
イトインダクタンス及びリードインダクタンスが上昇し
、飽和記録するには大きな電流が必要となり、フィード
スルーが増加する。また、サイドスペーサが１．５ｍｍ
以上のときはシールド効果が低下しフィードスルーが増
加する。

（実施例） 以下、第１図乃至第３図を参照しながら本発明に係る磁
気ヘッドの実施例について説明する。

第１図及び第２図において、読み取り用ギャップ８を有
する読み取り用コアｌと、書き込み用ギ°　　ヤップ９
を有する書き込み用コア３が、磁気的なシールド板を構
成する中央部材７の両側に配置されている。上記各コア
１，３の両側にはセラミック等の非磁性材料からなるサ
イドスペーサ６がそれぞれ配置され、さらにこれらサイ
ドスペーサ６の外側にフェライト等の磁性材料からなる
スライダ５が配置されている。各コア１．３は第２図に
示すように下側に枠状に伸びており、この枠を構成する
一片にそれぞれ読み取り用コイル２と書き込み用コイル
４が巻回されている。

上記のように、読み取り用コアｌと書き込み用コア３が
磁気的なシールド板を構成する中央部材７を挟んで配置
されているため、一つの記録トランクに記録されている
情報信号を読み取り用コアｌに巻回された読み取り用コ
イル２の出力から読み取ることができミその、あと書き
込み用コア３に巻回された書き込み用コイル４に新たな
情報信号を入力することにより書き込み用ギャップ９を
通じて上記記録トラックに重ね書きする所謂リードアフ
ターライトを行うことができる。各スライダ５は書き込
み用コア３からの磁界が直接読み込み用コア１に漏れる
こと即ちフィードスルーを減らすためのシールド効果を
もっている。

フィードスルー低減効果は、各コア１．３と各スライダ
５との間に介在させられるサイドスペーサ６の厚さの大
小によって異なる。第３図は上記サイドスペーサ６の厚
さｔに対するフィードスルーの変化を曲線Ｃで示し、ま
た、リードインダクタンスの変化を曲線Ａで、ライトイ
ンダクタンスの変化を曲線Ｂで示したものである。フィ
ードスルーについては飽和点まで電流を流して測定した
。

第３図の曲線Ａ、Ｂから明らかなように、サイドスペー
サ６の厚さが２．５ｍｍから１．０ｍｍまでの範囲では
り一ドインダクタンス、ライトインダクタンス共に一定
であり、よって、飽（日記録に必要な電流はほぼ一定で
ある。この飽和記録に必要な電流が一定となる範囲内に
おいては、書き込み用コア３側から読み取り用ギャップ
８へのフィードスルーはサイドスペーサ６の厚さが薄く
なるほど少な（なっている。これは、磁性材料からなる
スライダ５が各ギャップ８．９に近くなり、シールド効
果が上がるためである。しかし、サイドスペーサ６の厚
さが１．０ｍｍ以下では、リードインダクタンス、ライ
トインダクタンス共に上昇し、飽和記録するためには大
きな電流が必要となってフィードスルーが増加する。特
にサイドスペーサ６の厚さが０．８ｍｍ以下になるとり
一ドインダクタンス及びライトインダクタンスが急激に
上昇して記録電流も急増し、これに伴いフィードスルー
も急増する。

以上の点より、サイドスペーサ６の厚さが無限大から一
定の厚さまでの範囲でインダクタンスや共振点等の特性
が変わらない範囲があり、この特性が変わらない範囲内
であって、しかもサイドスペーサ６の厚さが最も薄いと
ころが＃最適なサイドスペーサ６の厚さであると考える
ことができる。第３図の曲線から明らかなように、リー
ドインダクタンス及びライトインダクタンスはサイドス
ペーサ６の厚さが０．９　ｍｍ以上であればｊｖさ無限
大のときと同し値を示す。従って、サイドスペーサ６の
厚さの最適値は約０．９ｍｍであることがわかる。ただ
し、実用的にはフィードスルーが６０％程度以下なら問
題ない。従って、サイドスペーサ６の厚さは０．５ｍｍ
乃至１．５ｍｍ程度が適当である。

なお、各コアの周辺には他のシールド手段を施し、最終
的にはフィードスルーをさらに３％程度下げている。し
かしながら、初期のフィードスルーが大きい場合は他の
シールド手段を施してもフィードスルーを３％程度低下
させるのは難しい。

図示の実施例では、読み取り用のギヤ、ブ及びコアと、
書き込み用のギャップ及びコアをそれぞれ一つずつ有す
る１チヤンネル構成のヘッドになっていたが、読み取り
用のギャップ及びコアと、書き込み用のギャップ及びコ
アをそれぞれ複数有する多チヤンネル構成のヘッドとし
てもよい。

サイドスペーサは非磁性材料であればよく、セラミック
に限らずその他の例えばガラスを用いてもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、コアの両側に非磁性材料からなるサイ
ドスペーサを、その外側に磁性材料からなるスライダを
配置した磁気ヘッドにおいて、サイドスペーサの厚さを
０．５ｍｍ〜１　、５ｍｍとしたことにより、ライトイ
ンダクタンス及びリードインダクタンスが小さな範囲内
においてサイドスペーサの厚さが薄い範囲が選定される
ことになり、飽和記録するに必要な飽和電流が小さ（、
しかも十分なシールド効果が得られるため、フィードス
ルーを有効に低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッドの実施例を示す正面図
、第２図は同上底面図、第３図は磁気ヘッドにおけるサ
イドスペーサの厚さｔに対するインダクタンスとフィー
ドスルーの関係を示す特性線図、第４図は従来の磁気へ
・ノドの例を示す斜視図である。 １．３・・コア　５・・スライダ　６・・サイドスペー
サ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コアの両側に非磁性材料からなるサイドスペーサを配置
   し、このサイドスペーサの外側に磁性材料からなるスラ
   イダを配置した磁気ヘッドにおいて、上記サイドスペー
   サの厚さを０．５ｍｍ乃至１．５ｍｍとしたことを特徴
   とする磁気ヘッド。