JPH01299672A - 水系塗料塗装用ブースの運転方法 - Google Patents

水系塗料塗装用ブースの運転方法

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JPH01299672A
JPH01299672A JP13084988A JP13084988A JPH01299672A JP H01299672 A JPH01299672 A JP H01299672A JP 13084988 A JP13084988 A JP 13084988A JP 13084988 A JP13084988 A JP 13084988A JP H01299672 A JPH01299672 A JP H01299672A
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JP
Japan
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air
booth
water
absolute humidity
control
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Application number
JP13084988A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Tanaka
和幸 田中
Masaki Takae
高栄 正樹
Hidefumi Okuda
奥田 英文
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01299672A publication Critical patent/JPH01299672A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車、電気製品等の被塗装物に水系塗料を
塗装するための塗装用ブースの運転方法に関するもので
あり、とくに塗装時の水系塗料からの水分の蒸発速度を
一定化するための空調方法に関するものである。
(従来の技術) 有機溶剤を溶媒とする、いわゆる溶剤系塗料を自動車、
電気製品等に塗装するため“のブース内は、従来より良
好な作業環境の確保、空気中の浮遊塵の低減、静電塗装
機のリーク防止等を図るために、湿り空気線図を利用す
るなどして、季節に応じて気温15〜35℃、相対湿度
60〜90%の範囲内に空調されている。ところが、上
記塗料中の有機溶剤の飽和蒸気圧は温度の上昇に伴って
累進的に高くなるといった特性を有するので、上記のよ
うな空調では、概ね季節変化に対応するブース内の気温
の変化に応じて、有機溶剤の蒸発速度が変化し、これに
伴って被塗装物上に形成されるウェット塗膜の不揮発分
濃度(以下、これをNVという)が変化するといった現
象が生じる。一方、塗料の粘度とNVとの間には強い正
の相関関係があるので、ブース内の気温の変動に対応し
て、被塗装物上に形成されるウェット塗膜の粘度が大き
く変動する。そして、ウェット塗膜の粘度が適切でない
と、いわゆる、タレ、ワキ、肌不良、メタル止まり不良
等の不具合が生じるので、概ね季節の変化に対応させて
、気温が高い時期程飽和蒸気圧の低い溶剤を使用して、
溶剤の蒸発速度を一定化することによりウェット塗膜の
粘度を適正化し、タレ、ワキ、肌不良、メタル止まり不
良等の不具合の発生を防止するようにしている。
ところで、・溶剤系塗料から蒸発する有機溶剤が大気汚
染の原因となるため、近年大気汚染防止等の観点から、
水を溶媒とする水系塗料が注目されている。
そこで、本出願者は、このような水系塗料として、例え
ば、エチレングリコールモノブチルエーテル、スチレン
、メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、n−ブチルアクリレート、メタクリル酸、ラ
ウリルメルカプタン、アゾビスイソブチロニトリル、ジ
メチルエタノールアミン、脱イオン水等を原料とする、
不揮発分50%、平均分子量6000のアクリル系樹脂
を主成分とする水系塗料(特開昭62−181368号
公報参照)、あるいは、各種水性樹脂ワニスを主成分と
する水系塗料(特開昭62−181367号公報参照)
を提案している。
ところが、水系塗料においては、溶媒が単一(水)であ
るため、溶剤系塗料の場合のように、気温の変化に応じ
て蒸気圧の異なる溶媒に取り替えることはできず、さら
に、溶媒である水の蒸発速度は、ブース内の気温によっ
て規制されるだけではなく、ブース内の湿度によっても
規制される。このため、ブース内の空気に対して、前記
のような概ね季節変化に対応する空調を行ったのでは、
塗料中の水の蒸発速度が温度と湿度とに応じて変化し、
被塗装物上に形成されるウェット塗膜の粘度が大幅に変
動し、該粘度が適切でないときには、タレ、ワキ、肌不
良、メタル止まり不良等の不具合が発生するといった問
題かあ”った。
そこで、従来は、含水物質の乾燥速度が、−船釣に空気
の乾燥度の指標として用いられる相対湿度に関連してい
るという事実に着目して、水系塗料の塗装時には、ブー
ス内の空気の相対湿度を比較的低い所定のほぼ一定値に
保つことによって、塗装時の塗料から水の蒸発速度を一
定化するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、塗料からの水の蒸発速度は、ブース内の空気
の相対湿度に密接に関連するものの、相対湿度が同じで
あっても水の蒸発速度は必ずしも同一とはならず、例え
ば、相対湿度が同じときでも気温が高いとき程蒸発速度
が大きくなるといった現象が生じるので、相対湿度を所
定の一定値に保つ上記空調方法では、タレ、ワキ、肌不
良、メタル止まり不良等の不具合を完全に防止すること
ができないといった問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、塗装用ブース内において水系塗料の塗装時に、塗料
からの水の蒸発速度を一定に保持して、被塗装物上に形
成されるウェット塗膜の粘度を適正値に維持し、タレ、
ワキ、肌不良、メタル止まり不良等の不具合の発生を有
効に防止できる、水系塗料塗装用ブースの運転方法を提
供することを目的とする。なお、塗料からの水の蒸発速
度が一定化されれば、塗料からの水の蒸発量ら一定化さ
れることはもちろんである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、水系塗料を被塗装物に噴霧塗装する際、塗
料の霧化時と、被塗装物上での塗膜のセツティング時と
において水が蒸発するが、これらの総合的な水の蒸発速
度は、ブース内空気の相対湿度ではなく、ブース内気温
に対する飽和水蒸気圧と、ブース内の空気の絶対湿度と
の差で定義される許容容積絶対湿度によって支配される
という事実を実験により発見した。本発明は、このよう
な事実に着目し、上記の目的を達するため、塗装用ブー
ス内において、ブース内空気温度に対する飽和絶対湿度
と、ブース内空気の絶対湿度との差で定義される許容容
積絶対湿度が所定の一定値に維持されるようにブース内
空気を空調するようにしたことを特徴とする水系塗料塗
装用ブースの運転方法、より好ましくは、一方の軸に温
度をとり、他方の軸に相対湿度をとった2次元座標面上
に、許容容積絶対湿度が一定となる点を連ねた曲線を、
許容容積絶対湿度をパラメータとしていくつか描いて作
成される許容容積絶対湿度線図を用いることを特徴とす
る、上記水系塗料塗装用ブースの運転方法を提供する。
(発明の作用・効果) 本発明によれば、ブース内空気温度に対する飽和絶対湿
度と、ブース内空気の絶対湿度との差で定義される許容
容積絶対湿度が一定であれば、ブース内における塗装時
の水系塗料からの水の蒸発速度が一定化されるという事
実に着目して、ブース内の空気の許容容積絶対湿度が所
定の一定値となるように、ブース内空気の温度ないし湿
度がコントロールされる。このため、塗装時の塗料から
の単位蒸発面積当たりの水の蒸発速度が一定化され、被
塗装物上に形成されるウェット塗膜の粘度が適切な一定
値に維持されるので、タレ、ワキ、肌不良、メタル止ま
り不良等の不具合の発生を有効に防止することができる
(実施例) 以下、本発明の実施例を自動車の車体の塗装に関して、
具体的に説明する。
第2図に示すように、中塗り用ブース1は、ブースi内
において、被塗装物である車体2が人口側(第2図では
左側)から出口側(第2図では右側)に向かって、所定
のタイミングで、順次各塗装セクションA、B、C,D
に送られ、Aセクションでは、2台の塗装用ロボット3
によって外板タッチアップ塗装が行なわれ、Sセクショ
ンでは6台のミニベル型塗装機4によって外板塗装が行
なわれ、Cセクションでは4台の塗装用ロボット3によ
って内板共色塗装が行なわれ、Sセクションでは塗装検
査が行なわれるような構成となっている。
また、第3図に示すように、上塗り用ブース6は、ブー
ス6内において、被塗装物である車体7が入口側(第3
図では左側)から出口側(第3図では右側)に向かって
、所定のタイミングで、順次各塗装セクションP、Q、
R,S、Tに送られ、Pセクションでは、4台の塗装用
ロボット8によって内板塗装が行なわれ、Cセクション
では2台のレシプロ型塗装機9によって外板エナメル塗
装が行なわれ、Rセクションでは2台の塗装用ロボット
8によって内・外板クリア塗装が行なわれ、Sセクショ
ンでは6台のミニベル型塗装機lOによって外板クリア
塗装が行なわれ、Tセクションでは塗装検査が行なわれ
るような構成となっている。
ところで、中塗り用ブースlと上塗り用ブース6とは、
塗装時の水系塗料からの水の蒸発速度を一定化すること
によって、車体の塗装面上に形成されるウェット塗膜の
粘度を所定の適正値に維持するために、ブース内の気温
に対する飽和絶対湿度と、ブース内空気の絶対湿度との
差で定義される許容容積絶対湿度が一定値に維持される
ような空調が行なわれるようになっているが、以下、中
塗り用ブース1について、その空調システムの構成を説
明する。なお、上塗り用ブース6の空調システムの構成
も、中塗り用ブースlの空調システムと実質的には同一
である。
第1図に示すように、中塗り用ブースlのハウジング1
9内には、上側から順に、ブースI内に空調エアを導入
するためのエア導入チャンバ20と、車体2に水系塗料
を霧化塗装するための塗装吹付は室21と、ブースl外
に排出されるエアを水洗するための洗浄室22とが形成
され、エア導入チャンバ20と塗装吹付は室21との間
にはエア中の浮遊塵を除去する天井フィルタ23が設け
られ、塗装吹付は室21と洗浄室22とはエアが自由に
流通できるダレイチング24で仕切られている。そして
、洗浄室22内で水洗されたエアは排気ダクト25を通
して大気中に排出されるようになっている。また、塗装
吹付は室21内の気温(乾球温度)を検出する白金抵抗
式気温センサ26と、塗装吹付は室21内のエアの湿球
温度を検出する白金抵抗式湿球温度センサ27と、空調
エアの風量を検出する風量センサ28とが設けられ、こ
れらのセンサ26,27.28によって検出される、ブ
ース内気温とブース内湿球温度と風量とは、後で詳説す
るコントロールユニット29に入力されるようになって
いる。
そして、上記エア導入チャンバ20に空調エアを供給す
るために、空調装置3Kが設けられ、該り調装置31は
空調エアの温度と湿度とをコントロールする空調部32
と、空調エアをブースl側に送風する送風部33とで構
成され、送風部33内には送風機34が設けられている
一方、空調部32内にはエアの流れ方向上流側から順に
、エア中の浮遊塵を除去するロールフィルタ35と、・
塗装吹付は室21内のエアを15℃〜35℃にコントロ
ールするためのプレヒータ36と、充填材表面に水を流
し、この水をエアと接触させて気化させることによって
エアを加湿する水接触式加湿器37と、スチームで間接
的に加熱してエアを乾燥させる(相対湿度を低下させる
)メインヒータ38と、エア中に直接スチームを吹き込
むことによってエアを加湿するスチーム式加湿器39と
が設けられている。なお、上記水接触式加湿器37の上
流側と下流側とには夫々水滴の飛散を防止するエリミネ
ータ41.42が設けられている。
上記プレヒータ36には、冷凍機(図示せず)によって
冷却された冷水を供給する冷水通路43と、不チームを
供給するプレヒータ用スチーム通路44とが接続されて
いる。そして、後で詳説するように、冷水通路43に介
設された冷水開閉弁46と、プレヒータ用スチーム通路
44に介設されたスチーム開閉弁47とを切り替えるこ
とによって、プレヒータ36に冷水またはスチームを導
入できるようになっている。なお、冷水として地下水を
用いるようにしてもよい。
また、水接触式加湿器37には、普通の工業用水を供給
する工業用水供給通路45が接続され、該工業用水供給
通路45にはコントロールユニット29によって開度が
コントロールされる第1制御井48が介設されている。
さらに、メインヒータ38とスチーム式加湿器39とに
は、夫々、スチームを供給するために、コントロールユ
ニット29によって開度がコントロールされる第2制御
弁49が介設されたメインヒータ用スチーム供給通路5
0と、コントロールユニット29によって開度がコント
ロールされる第3制御弁51が介設された加湿器用スチ
ーム供給通路52とが接続されている。
ところで、コントロールユニット29は、マイクロコン
ンピュータで構成され、シーケンス制御機能とフィード
バック制御機能とを備えた空調システムの温湿度の総合
制御装置であり、各種塗装条件、ブース内気温Ta、ブ
ース内湿球温度Tw。
空調エア風1F、外気温、外気湿球温度等を制御情報と
して、ブースl内の空調制御を行うようになっているが
、以下、第4図(a)、(b)に示すフローチャートに
従って、コントロールユニット29による制御方法を説
明する。
制御が開始されると、ステップS1で車体の塗装に使用
される水系塗料の品番が入力される。
ステップS2では、当該塗装における必要塗膜厚、肌ラ
ンク、タレ限界ウェット塗膜厚等の各種塗装条件が入力
される。
ステップS3では、車体の塗装面上に形成されるウェッ
ト塗膜にタレ、メタル止まり不良等の不具合を発生させ
ずに所定の塗膜厚を確保するために、必要とされるウェ
ット塗膜の必要粘度が算出される。上記演算に必要な、
各塗料毎の塗膜厚と必要粘度との関係は、コントロール
ユニット29内のメモリに記憶されている。
ステップS4では、ウェット塗膜の粘度を上記必要粘度
に調整するために必要とされる、塗装時の塗料からの水
分蒸発速度が算出される。ウェット塗膜はNV(不揮発
分濃度)が高い程その粘度が高くなるといった特性を有
する一方、ウェット塗膜のNVは塗装時の塗料からの水
分蒸発速度によって規制されるので、上記水分蒸発速度
を調節することによってウェット塗膜の粘度を適正値に
コントロールすることができる。なお、各塗料品番毎の
水分蒸発速度とウェット塗膜の粘度との関係は、コント
ロールユニット29のメモリに記憶されている。
ステップS5では、ステップS4で算出された水分蒸発
速度を得るために必要な、ブースlの塗装吹付は室2!
内の目標許容容積絶対湿度LH。
が算出される。第6図に示すように、塗装時の塗料から
の水分蒸発速度は、許容容積絶対湿度と関数関係にあり
、許容容積絶対湿度を一定値に維持することによって、
水分蒸発速度を所定の一定値に保つことができる。第6
図において、線G、はエアスプレー式塗装機で2ステー
ジ塗装を行う場合の水分蒸発速度と許容容積絶対湿度と
の関係を示し、線G!はベル型塗装機とエアスプレー式
塗装機とで2ステージ塗装を行った場合の水分蒸発速度
と許容容積絶対湿度との関係を示し、線G3はベル型塗
装機で2ステージ塗装を行う場合の水分蒸発速度と許容
容積絶対湿度との関係を示している。塗料の各品番毎の
上記のような関係はコントロールユニット29のメモリ
内に記憶されている。
以下余白 そして、第7図に示すように、当該塗装条件に対応する
、水分蒸発速度対許容容積絶対湿度の関数に、について
、所定の水分蒸発速度S0に対応する許容容積絶対湿度
LH,を目標許容容積絶対湿度LHaとする。なお、実
際の許容容積絶対湿度LHは上記LH,に完全に一致さ
せる必要はなく、所定の許容範囲内(LH,−β)〜(
LH,十α)に入っていればよい。上記α、βは、夫々
、プラス側とマイナス側の許容範囲の幅を示す。そして
、通常はα=5g/m’、β=2g/s’に設定すれば
よいが、好ましくはα=2g/e’、β=1g/l11
3、さらに好ましくは、α−1g/113.β=0に設
定すべきである。
ステップS6では、作業環境が高温化または低温化する
ことを防止するために、ブース−内気温を15℃〜35
℃の範囲内に維持する、プレヒータ温度制御が開始され
る。なおブレヒータ温度制御自体は、第4図(a) 、
 (b)に示す本制御ルーチンでは行なわれず、後で詳
説するように、第5図に示す別のプレヒータ温度制御ル
ーチンで実行され、このステップS6では上記プレヒー
タ温度制御ルーチンを起動するだけである。このプレヒ
ータ温度制御の目的は、許容容積絶対湿度の制御とは無
関係に、オペレータの作業環境を良好に保つことであり
、たとえ許容容積絶対湿度が目標値に維持されていても
、ブース内気温を上記範囲内(例えば、15℃〜35℃
)に強制的に修正するので、本制御ルーチンとは独立さ
せたほうが制御性が良くなるからである。
ステップS7ではブース内気温TBが読み込まれる。
ステップS8では上記ブース内気温Taカ月5℃以上か
つ35℃以下であるか否かが比較される。
前のステップS6でプレヒータ温度制御が開始されてい
るが、運転開始時のブース内温度が15℃未満であった
り、または、35℃を超えているような場合には、ブー
ス内温度が15℃〜35℃になるまでにはある程度時間
遅れを伴なうので、ブース内気温が15℃〜35℃の範
囲内に入るまでは許容容積絶対湿度の制御が開始されな
いようにしている。比較の結果、TB<15℃またはT
a〉35℃であれば(No)、制御はステップS7に戻
され、15℃≦To≦35℃となるまで、ステップS7
とステップS8とが繰り返し実行される。
一方、上記比較の結果、15℃≦Ta≦35℃であれば
(YES)、制御はステップS9に進められる。
ステップS9では、ブース内湿球温度Twが読み込まれ
る。
ステップSIOでは、上記のブース内気mTtsとブー
ス内湿球温度Twとに基づいて、次式によって塗装吹付
は室21内の許容容積絶対湿度LHが算出される。
LH=H−H−RH/100 ただし、LH・・・許容容積絶対湿度[g/a”]LH
・・飽和容積絶対湿度[g/m3]RH・・・相対湿度
[%] なお、相対湿度RHはブース内気温TB(乾球温度)と
ブース内湿球温度Twとから普通の方法で算出される。
第8図に、横軸に温度をとり、縦軸に相対湿度をとった
2次元座標面上に、許容容積絶対湿度が一定となる点を
連ねた曲線を、許容容積絶対湿度をパラメータとしてい
くつか描いた許容容積絶対湿度線図を示す。本実施例で
はこのような関係は、コントロールユニット29内のメ
モリに記憶されており、随時制御に引用されるようにな
っているが、コントロールユニット29を用いず、マニ
ュアル操作でブース内エアの空調を行う場合には、この
ような許容容積絶対湿度線図を目視しつつ空調を行うの
が好ましい。
ステップSllでは、許容容積絶対湿度LSIが目標許
容容積絶対湿度LH,以下であるか否かが比較される。
LH<LHOである場合には、ブース内エアは目標状態
より湿潤側にあり、この状態から目標状態に修正する(
以下、これを乾燥操作という)には、一般的にはエアの
温度を上昇させるか、または、エア中の水蒸気を除去す
ればよい。
しかし、エア中の水蒸気を除去するには、エアをその露
点より低い低温の物体に接触させる必要があり、この場
合通常は冷凍機を必要とするので、設備的あるいはエネ
ルギコスト的には不利である。
そこで、本実施例では、乾燥操作はエアを加熱すること
により行うようにしている。
第9図は、湿り空気i−X線図上に、目標許容容積絶対
湿度LHOが7g/a3となる点を連ねた曲線G、を描
いた図であるが、上記乾燥操作は、例えば第9図中にお
いて、最初にブース内エアが■1で示すような湿潤状態
にある場合は、矢印Xで示すような経路で、■、の状態
になるまで、エアの加熱が行なわれる。
一方、LH>LHOである場合には、ブース内エアは目
標状態より乾燥側にあり、この状態から目標状態に修正
する(以下、これを湿潤操作という)には、一般的には
エアの温度を低下させるか、または、エア中に水蒸気を
供給すればよい。しかし、エアの温度を低下させるには
通常冷凍機を必要とするので設備的あるいはエネルギコ
スト的には不利である。そこで、本実施例では、湿潤操
作はエア中に水蒸気を供給することにより行うようにし
ている。上記湿潤操作は、例えば第9図中において、最
初にブース内エアがWlで示すような乾燥状態にある場
合は、矢印Yで示すような経路で、W、の状態になるま
で、エアへの水蒸気の供給が行なわれる。
上記比較の結果、L H> L Hoであれば(NO)
、ブース内エアは目標状態より乾燥側にあり、したがっ
て、普通外気も目標状態より乾燥状態にあり、ブース内
エアを目標状態に維持するためには、継続的にエア中に
水分を供給して湿潤操作を行わなければなら、ないので
、制御はステップS12〜ステツプS22の水分供給量
制御側ルーチンが実行される。
ステップS12では、第2制御弁49が全閉され、メイ
ンヒータ38へのスチームの供給が停止され、メインヒ
ータ38からの加熱が停止される。
この水分供給量制御側ルーチンでは、エアに供給する水
蒸気量のみがコントロールされ、エアの温度はコントロ
ールされないからである。
ステップS13では第1制御井48と第3制御弁51の
コントロールが開始され、水分供給量制御が開始される
ステップSI4ではブース内気温Taとブース内湿球温
度Twとが読み込まれる。
ステップS15では許容容積絶対湿度LHが算出される
。算出方法は前記のステップSIOの場合と同一である
ステップS16では許容容積絶対湿度LHが(LH0+
α)以上であるか否かが比較される。前記したように、
許容容積絶対湿度L)Ih<(LH,−β)〜(LH,
+α)の範囲内に入っていれば、実質的にウェット塗膜
のNVが適正値に保たれるが、上記αはそのプラス側の
許容範囲を示している。本制御では、サイクリングない
しハンチングの発生を防止して制御の安定化を図るため
に、許容容積絶対湿度LHがL Ho−β<LH<LH
O+αの範囲内にあるときには制御量を現状維持するよ
うにする、いわゆる不感帯を設けている(第7図参照)
比較の結果、LH≧LHO+αであれば(YES)、ブ
ース内エアは乾燥状態にあるので、エアへの水9供給量
を増量制御するために、制御はステップ618に進めら
れる。
ステップ918では、水分供給量の増量制御が行なわれ
る。許容容積絶対湿度LHと目標許容容積絶対湿度LH
,との差、エアの風量、外気温、外気の湿度等の制御情
報に応じて、普通の方法で第1制御井48を所定量開方
向に変更し、水接触式加湿器37の水量を増やしてエア
への水蒸気の供給量を増加させる。ただし、第1制御井
48が全開状態にあるとき、すなわち水接触式加湿器3
7の水量が最大値に達している場合には、さらに、第3
制御弁51を上記制御情報に応じて開方向に制御し、エ
アに直接スチームを供給してエアへの水蒸気供給量を増
加させる。
この後、制御はステップS22に進められ、塗装が終了
したか否かが比較され、塗装が終了していなければ(N
o)、制御はステップS14に復帰して続行され、一方
、塗装が終了していれば(YES)、ステップS34で
プレヒータ温度制御を停止して制御は終了する。
一方、ステップS16での比較の結果、LH<LHa+
αであれば(NO)、制御はステップS17に進められ
、許容容積絶対湿度LHが(LHo−β)以下であるか
否かが比較される。比較の結果、LH≦LH,−βであ
れば(YES)、ブース内エアは湿潤状態にあるので、
エアへの水分供給量を減量制御するために、制御はステ
ップS20に進められる。
ステップS20では、水分供給量の減量制御が行なわれ
る。許容容積絶対湿度LHと目標許容容積絶対湿度LH
oとの差、エアの風量、外気温、外気の湿度等の制御情
報に応じて、第3制御弁51を所定量閉方向に変更し、
スチーム式加湿器39のスチーム供給量を減らしてエア
への水蒸気の供給量を減少させる。ただし、第3制御弁
5Iが全閉状態にあるとき、すなわちスチーム式加湿器
39のスチーム供給量が0である場合には、第1制御井
48を上記制御情報に応じて閉方向に制御し、エアへの
水蒸気供給量を減少させる。
続いて、ステップS21でエアへの水分供給量が0であ
るか否かが比較される。萌のステップS20でエアへの
水分供給量が減少する方向に制御されているが、すでに
水分供給量がOになっている場合、これ以上水分供給量
を減らすことはできず、したがって、ステップS20の
方法では、ブース内エアの湿潤状態を是正することはで
きない。
このため、上記の比較の結果、第1制御井48と第3制
御弁51とがともに全閉状態にあり、エアへの水分供給
量が0になっているときには(YES)、制御は後で説
明するステップS23〜ステツプS33のメインヒータ
温度制御ルーチンに進められ、エア加熱によりブース内
エアの許容容積絶対湿度LHを目標許容容積絶対湿度L
HOに追随させる制御が行なわれる。
一方、ステップS21での比較の結果、水分供給量がO
でなければ(NO)、制御はステップS22に進められ
、塗装が終了したか否かが比較され、塗装が終了してい
なければ(No)、制御はステップS14に復帰して続
行され、一方、塗装が終了していれば(YES)、ステ
ップS34でプレヒータ温度制御を停止して制御は終了
する。
上記のステップS17での比較の結果、LH>LHa−
βであれば(NO)、許容容積絶対湿度LHはほぼ目標
値L Ho近傍の許容範囲内(LHa−β< L H<
 L Ho+α)にあるので、第1.第3制御弁48.
51の開度は変更されず、水分供給量は現状維持され、
制御の安定化が図られる。
この後、制御はステップS22に進められ、塗装が終了
したか否かが比較され、塗装が終了していなければ(N
O)、制御はステップS14に復帰して続行され、一方
、塗装が終了していれば(YES)、ステップS34で
プレヒータ温度制御を停止して制御は終了する。
ところで一方、ステップSllでの比較の結果、LH≦
L Hoであれば(YES)、ブース内エアは目標状態
より湿潤側にあるので(ただし、Ll−1=LH,の場
合は目標状態にある)、制御はステップ823〜ステツ
プS33のメインヒータ温度制御側ルーチンが実行され
る。
ステップS23では、第1.第3制御井48,5夏が全
閉され、エアへの水分供給が停止される。
このメインヒータ温度制御側ルーチンでは、メインヒー
タ38に供給されるスチーム量、すなわちエア加熱量の
みがコントロールされ、エアへの水分供給量はコントロ
ールされないからである。
ステップS24では第2制御弁49のコントロールが開
始され、メインヒータ温度制御が開始される。
ステップS25ではブース内気温TBとブース内湿球温
度Twとが読み込まれる。
ステップS26では許容容積絶対湿度LHが算出される
。算出方法は前記のステップSlOの場合と同一である
ステップS27では許容容積絶対湿度LH/1((LH
o+α)以上であるか否かが比較される。なお、αは前
記のステップS16で説明したものと同一である。比較
の結果、LH≧L Ho+αであれば(YES)、ブー
ス内エアは乾燥状態にあるので、エア加熱量を減量して
その温度を低下させることによりブース内エアを湿潤側
に移行させるために、制御はステップS29に進められ
る。
ステップS29では、エア加熱量の減量制御が行なわれ
る。許容容積絶対湿度LHと目標許容容積絶対湿度L 
Hoとの差、エアの風量、外気温、外気の湿度等の制御
情報に応じて、第2制御弁49を所定量閉方向に変更し
、メインヒータ38のスチーム量を減らしてエア加熱量
を減らし、ブース内エア温度を低下させる。
続いて、ステップS32でエア加熱量が0であるか否か
が比較される。前のステップS29でエア加熱量が減少
する方向に制御されているが、すでにエア加熱量が0に
なっている場合、これ以上エア加熱量を減らすことはで
きず、したがって、ステップS29の方法では、ブース
内エアの乾燥状態を是正することはできない。このため
、上記の比較の結果、第2制御弁49が全閉状態にあり
、エア加熱量が0になっているときには(YES)、制
御は前記のステップSI2−ステップS22の水分供給
量制御側ルーチンに進められ、エアへの水分の供給によ
りブース内エアの許容容積絶対湿度LHを目標許容容積
絶対湿度LHoに追随させ゛る制御が行なわれる。
一方、ステップS32での比較の結果、エア加熱量がO
でなければ(No)、制御はステップS33に進められ
、塗装が終了したか否かが比較され、塗装が終了してい
なければ(NO)、制御はステップS25に復帰して続
行され、一方、塗装が終了していれば(YES)、ステ
ップS34でプレヒータ温度制御を停止して制御は終了
する。
一方、ステップS27での比較の結果、LHくしH8+
αであれば(NO)、制御はステップ828に進められ
、許容容積絶対湿度LHが(L Ho−β)以下である
か否かが比較される。比較の結果、LH≦LH,−βで
あれば(YES)、ブース内エアは湿潤状態にあるので
、エア加熱量を増量制御するために制御はステップS3
1に進められる。
ステップS31では、エア加熱量の増量制御が行なわれ
る。許容容積絶対湿度LHと目標許容容積絶対湿度LH
Oとの差、エアの風量、外気温、外気の湿度等の制御情
報に応じて、第2制御井49を所定量開方向に変更し、
メインヒータ38のスチーム供給量を減らしてエア加熱
量を増加させ、ブース内エアの温度を上昇させる。
この後、制御はステップS33に進められ、塗装が終了
したか否かが比較され、塗装が終了していなければ(N
 O)、制御はステップS25に復帰して続行され、一
方、塗装が終了していれば(YES)、ステップS34
でプレヒータ温度制御を停止して制御は終了する。
以下余白 ステップ928での比較の結果、LH>LH。
−βであれば(NO)、許容容積絶対湿度LHはほぼ目
標値LH,近傍で許容範囲内(LHO−βくL)(< 
L Ho+α)にあるので、第2制御弁49の開度は変
更されず、エア加熱量は現状維持される。
この後、制御はステップS33に進められ、塗装が終了
したか否かが比較され、塗装が終了していなければ(N
o)、制御はステップS25に復帰して続行され、一方
、塗装が終了していれば(YES)、ステップS34で
プレヒータ温度制御を停止して制御は終了する。
以下、第5図に示すフローチャートに従って、プレヒー
タ温度制御の制御方法を説明する。
制御が開始されると、ステップ5IOIでブース内気温
TBが読み込まれる。
ステップ5102では、ブース内気温Taが15℃未満
であるか否かが比較される。比較の結果、Ta<15℃
であれば(YES)、制御はステップ5104に進めら
れる。
ステップ5104では、エアを加熱するためにスチーム
開閉弁47が開かれる一方、冷水開閉弁46が閉じられ
、プレヒータ36にスチームが導入され、エアの加熱が
行なわれる。この後、制御はステップ5lotに復帰し
て続行される。
一方、ステップ5102での比較の結果、18215℃
であれば(NO)、制御はステップ5103に進められ
、ブース内気温Taが35℃を超えているか否かが比較
される。比較の結果、TB〉35℃であれば(Y E 
S )、制御はステップ5IO6に進められる。
ステップ5106では冷水開閉弁46が開かれる一方、
スチーム開閉弁47が閉じられ、プレヒータ36に冷水
が導入され、エアの冷却が行なわれる。この後、制御は
ステップ5IOIに復帰して続行される。
また、ステップ5103での比較の結果、Ta635℃
であれば(NO)、制御はステップ5IO5に進められ
、ブース内気温が15℃〜35℃の範囲内に入っている
ので、スチーム開閉弁47と冷水開閉弁46とが閉じら
れ、プレヒータ36はエアの加熱と冷却とをともに停止
する。この後、制御はステップ5IOIに復帰して続行
される。
なお、本制御の開始と終了は、前記したとおり、第4図
(a) 、 (b)にフローチャートを示す許容容積絶
対湿度の制御ルーチンによって制御される。
このようにして、ブース内気温が15℃未満であれば、
エアが加熱され、一方、ブース内気温が35℃を超えて
いればエアが冷却され、ブース内気温が15℃〜35℃
の範囲内に維持される。
以上のように、許容容積絶対湿度に基づいてブース内エ
アの空調を行うことにより、被塗装物上に形成されるウ
ェット塗膜のNVをほぼ一定に維持し、その粘度を一定
化できるので、タレ、メタル止まり不良等を有効に防止
して、塗装状態を良好に保つことができる。
第1表に、冬期と夏期とこれらの中間期とにおいて、目
標許容容積絶対湿度を7g/13として上記のような許
容容積絶対湿度の制御を行った場合の塗装状態(実験N
o、4.5.6)を、相対湿度を70%とに維持した従
来の空調を行った場合の塗装状態(実験No、1.2.
3)と比較して示す。
第1表から明らかなように、本発明によれば、相対湿度
は季節によって大きく変化しているものの、被塗装物上
に形成されるウェット塗膜のNVは、季節変化にかかわ
りなく、はぼ一定値に維持され、肌ランク、PGD値が
いずれも良好となっている。これに対して、従来の空調
方法では、中間期(実験No、2)にはウェット塗膜の
NVが適正値に維持され、肌ランクとPGD値とが良好
となっているものの、冬期(実験No、1)にはウェッ
ト塗膜のNVが大幅に低下し、粘度低下によるタレが発
生し、PGD値は測定できない程低下し、一方、夏期(
実験No、3)には、ウェット塗膜のNVが大幅に上昇
し、粘度の過上昇により、肌ランクとPGD値とが低下
している。
また、許容容積絶対湿度に基づく上記空調方法によれば
、従来の空調方法に比較して、ブース内エアの加熱量と
エアへの水分供給量とを少なくできるので、空調に要す
るエネルギを低減することができる。
第1表 塗装;ミニベル、20000rpm、−90KV塗料+
(NV50%、MW6000) アクリル樹脂           80メラミン樹脂
(サイメル303)   20白顔料(タイベークR−
930)   70溶剤(ブチル・ジ・グリコール) 
  8水(イオン交換水)       204添加剤
(シリコン系表面調整剤)0.2382.2 塗料NV=44.5% 本塗料を水で希釈し、#4フォードカップで30秒/2
0℃にし、塗装した。
第2表に、中間期の夜間と昼間とにおいて、許容容積絶
対湿度に基づく上記空調を行った場合に要する総熱I!
(実験No、 3 、4 )を、ブース内気温を23℃
に維持し、かつブース内相対湿度を70%に維持して従
来の空調を行った場合に要する総熱!(実験No、l、
2)と比較して示す。 なお、上記必要総熱量は次式に
より算出した。
Q r =(V/v) ・(ilit) ・60ただし
Qr・・・必要総熱量[kcal/hr]V ・・・風
量[m3/minコ V・・・比体積[m’/kg] 11・・・空調後のエンタルピ[kcal/ kg]h
・・・空調前のエンタルピ[kcal/kgl(本実験
では、V = 840 [m3/ ll1in]として
いる。) 第2表から明らかなように、本発明に基づく空調方法(
実験NO,3,4)によれば、従来の空調方法(実験N
o、l、2)に比較して、夜間、昼間ともに必要総熱量
が大幅に低減されている。このため、空調装置のランニ
ングコストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す、自動車の車体の中塗
りブース用空調系統のシステム構成図である。 第2図は、自動車の車体の中塗り用ブースの平面説明図
である。 第3図は、自動車の車体の上塗り用ブースの平面説明図
である。 第4図(a) 、 (b)は、夫々、コントロールユニ
ッ・トによる、許容容積絶対湿度を一定値に保つように
した空調制御の制御方法を示すフローチャートである。 第5図は、コントロールユニットによる、ブース内温度
を15℃〜35℃に保つための温度制御の制御方法を示
すフローチャートである。 第6図は、水系塗料の塗装時の水分蒸発速度の、ブース
内エアの許容容積絶対湿度に対する特性を示す図である
。 第7図は、所定の水分蒸発速度に対応する必要許容容積
絶対湿度の算出方法を示す図である。 第8図は、横軸に温度をとり、縦軸に相対湿度をとった
2次元座標平面上に、許容容積絶対湿度が一定となる点
を連ねた曲線を、許容容積絶対湿度をパラメータとして
いくつか描いて作成した許容容積絶対湿度線図である。 第9図は、湿り空気i−X線図上に、許容容積絶対湿度
が7g/n+”となる点を連ねてできる曲線を描いた図
である。 I・・・中塗り用ブース、2・・・車体(被塗装物)、
6・・・上塗り用ブース、20・・・エア導入チャンバ
、2ト・・塗装吹付は室、29・・・コントロールユニ
ット、31・・・空調装置、36・・・プレヒータ、3
7・・・水接触式加湿器、38・・・メインヒータ、3
9・・・スチーム式加湿器、46・・・冷水開閉弁、4
7・・・スチーム開閉弁、48・・・第1制御弁、49
・・・第2制御弁、51・・・第3制御弁。 特許出願人 日本ペイント株式会社 代理人 弁理士 青白 葆 はか1名 −45:− 第6図        第7図 ′ae図 セ拳廖頑絶tta度 4亜&79 5139 12!L  +7.否2102
 y633 31Q  5195.l、m3逼屓シーー
ー→ご1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗装用ブース内において、ブース内空気温度に対
    する飽和絶対湿度と、ブース内空気の絶対湿度との差で
    定義される許容容積絶対湿度が所定の一定値に維持され
    るようにブース内空気を空調するようにしたことを特徴
    とする水系塗料塗装用ブースの運転方法。
  2. (2)一方の軸に温度をとり、他方の軸に相対湿度をと
    った2次元座標面上に、許容容積絶対湿度が一定となる
    点を連ねた曲線を、許容容積絶対湿度をパラメータとし
    ていくつか描いて作成される許容容積絶対湿度線図を用
    いることを特徴とする、請求項1に記載された水系塗料
    塗装用ブースの運転方法。
JP13084988A 1988-05-26 1988-05-26 水系塗料塗装用ブースの運転方法 Pending JPH01299672A (ja)

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