JPH0150824B2 - - Google Patents

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JPH0150824B2
JPH0150824B2 JP59257453A JP25745384A JPH0150824B2 JP H0150824 B2 JPH0150824 B2 JP H0150824B2 JP 59257453 A JP59257453 A JP 59257453A JP 25745384 A JP25745384 A JP 25745384A JP H0150824 B2 JPH0150824 B2 JP H0150824B2
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    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Central Air Conditioning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空調装置の運転方法に係り、特に冬期
における空調装置の稼働開始時に、該装置から室
内に送給される空気が前記室内の内壁や設備機器
等の表面に接触して露点温度以下に冷却され、該
空気に含まれる水分が凝縮して水滴を形成するこ
とを防止する空調装置の運転方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
冬期における空調装置の稼働開始前にあつて
は、該空調装置から空調空気が送給される例えば
塗装ブース、コンピータ室、クリーンルーム、各
種研究室等の室内温度が通常0〜5℃程度にまで
低下している。したがつて、この状態で空調装置
を稼働させて前記のような室内に比較的高温の空
調空気をいきなり送給すると、該空気が室内の内
壁や設備機器等の表面に接触して露点温度以下に
冷却され、空気中に含まれた水分が凝縮を起こし
てこれら内壁や設備機器等の表面に水滴を形成す
る結露現象が発生する。
第7図はこの結露現象の発生を説明するために
示す空気線図であつて、横座標は乾球温度〔℃〕
を表し、縦座標は絶対湿度〔g/Kg′〕を表す。
ここで、空調装置により理想的に調温、調湿さ
れて塗装ブース等に送給される温度20℃、相対湿
度80%の空気を例にとると、その状態点Aを水平
方向に移動させて飽和線と交わるB点の温度約16
℃がその露点温度となるから、塗装ブースの内壁
や該塗装ブース内に配設された塗装機、レシプロ
ケータ等の設備機器等がB点の温度である16℃以
下になつている場合には、結露現象を生じてその
表面に水滴が形成される。
したがつて、塗装ブース内の温度が0〜5℃程
度に低下せられている冬期においては、空調装置
により外気を加湿して相対湿度80%に調湿された
空気を送給した場合には、必ずと言つて良いほど
結露現象を生ずることとなる。
また、調温器のみが配設された空調装置を使用
して、前記のように外気を加湿せずに例えば相対
湿度40%の外気を20℃に加熱する調温のみを行つ
て、これを塗装ブースに送給する場合について見
ても、該空気の状態点Dを水平に移動させて飽和
線と交わるE点の温度、即ち露点温度が約5℃と
なり、この場合にも塗装ブース内が通常0〜5℃
程度にまで低下する冬期においてはやはり結露現
象を生じやすいと云える。
このようにして、塗装ブースの内壁や塗装用機
器等の表面に水滴が形成された場合には、その表
面に汚れが付着しやすく、また該塗装用機器を稼
働させた際に水滴が滴下して塗膜に付着し塗装不
良を生ずるという弊害があると同時に、その水滴
の蒸発に伴つて室内の湿度が急上昇し、空調装置
による室内の適正な調温、調湿を行うことができ
ないという問題があつた。
したがつて、塗装ブースの運転開始時において
は、室内を所定の温度にまで加熱するための時間
と、加熱によつてその内壁や設備機器等に付着形
成された水滴を完全に蒸発させるための時間とが
必要となり、したがつて塗装ブースの運転開始の
約1時間も前から空調装置を予備運転させておか
なければならないという欠点があつた。
また、前記の如く塗装ブース内に設置された塗
装用機器やコンピータ室内に設置された各種電子
機器等の表面に水滴が形成された場合には、これ
ら機器類に錆の発生や電気的トラブルが発生する
という欠点があつた。
殊に、調温器及び調湿器が配設された空調装置
により加温及び加湿された比較的高温で且つ相対
湿度の高い空気を室内に送給する場合には、上述
の如く必ずと言つて良いほど結露現象が発生し、
機器類に錆や電気的トラブルという障害の発生が
顕著であつた。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、冬期における空調装置の稼働
開始時に該装置から室内に送給される空気中に含
まれる水分が室内の内壁や設備機器等の表面に凝
縮して水滴を形成する結露現象の発生を防止する
ことを主目的とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、まず第
一として、空調装置の稼動開始時に該空調装置か
ら室内に送給される空気中に含まれる水分が前記
室内の内壁及び/又は設備機器等の表面に凝縮し
て水滴を形成することを防止する空調装置の運転
方法であつて、前記空調装置の稼働開始時に前記
室内に送給する空気を、前記内壁及び/又は前記
設備機器等の表面温度以上で且つ、その露点温度
が前記表面温度以下になるような温度に維持した
状態で所望温度にまで上昇させることを特徴とす
るものであり、第二として、調温器及び調湿器が
配設されて温度制御及び湿度制御を行うように成
された空調装置の稼働開始時に該空調装置から室
内に送給される空気中に含まれる水分が前記室内
の内壁及び/又は設備機器等の表面に凝縮して水
滴を形成することを防止する空調装置の運転方法
であつて、前記空調装置の稼働開始時に前記室内
に送給する空気を、まず前記調温器により前記内
壁及び/又は前記設備機器等の表面温度以上で且
つ、その露点温度が前記表面温度以下になるよう
な温度に維持した状態で所望温度にまで上昇さ
せ、次いで該空気の温度と前記表面温度とが略同
一の温度になつた時に前記調湿器を作動させて前
記室内に送給する空気を加湿することを特徴とす
るものである。
〔発明の作用〕
本発明方法によれば、空調装置の稼働開始時に
該装置に配設された調温器によつて温度制御され
て室内に送給される空気は、該室内の内壁や設備
機器等の表面温度以上に維持されるから、これら
内壁及び設備機器等が徐々に加熱されてその表面
温度が送気温度と共に漸次所望温度にまで上昇せ
られる。また同時に、該空気の温度は、常にその
露点温度が前記表面温度以下になるような温度に
維持されているから、前記内壁や設備機器等の表
面に接触しても露点温度以下に冷却されることは
なく、したがつて結露現象を生ずることがない。
また、調温器及び調湿器の両方が配設された空
調装置にあつては、まず前記のような温度制御の
みを行い、送気温度と前記表面温度との間に差が
ある場合には加湿を行わず、温度差が殆どなくな
つた時点で空気の加湿を開始することとしている
から、この加湿開始によつて送給する空気の相対
湿度が高くなりその露点温度が上昇したとしても
最早結露現象を生ずることはない。
〔実施例 〕 以下、本発明方法を図面に基づいて具体的に説
明する。
第1図は空調装置の一例を示す説明図である。
空調装置1は、ギヤラリ2を通じて導入される
外気をサランネツト3及びロールフイルタ4を通
じて除塵し、これを調温器5で所望温度に加熱調
温して、送風機6により送風ダクト7を介して自
動車塗装用の塗装ブース8内に送給するように成
されている。
調温器5は、例えば温水の顕熱を利用して空気
を加熱する方式のエロフインヒータ等が用いら
れ、密閉式膨張タンク(図示せず)により温水圧
力を大気圧以上に保つて100〜160℃に加熱された
高温水が往管9を通じて供給されると共に、返管
10を通じて還流されるように成されている。
往管9には流量調節弁11が介装され、制御装
置12からの制御信号CMによつて該調節弁11
の開度が調節されるように成されている。
制御装置12は、第2図に示すように、例えば
インターフエイス回路13、演算処理装置14及
び記憶装置15を有するマイクロコンピユータで
構成されている。
インターフエイス回路13の入力側には、塗装
ブース8内に配設されて空調装置1から送給され
る空気の温度及び湿度を検出する温度検出器16
及び湿度検出器17と、塗装ブース8の内壁や設
備機器等の表面温度を検出する温度検出器18と
が、夫々A/D変換器19,20及び21を介し
て接続されている。また、その出力側には、調節
弁11が直接接続されている。
演算処理装置14は、温度検出器16、湿度検
出器17及び温度検出器18からの各検出データ
ET,EW及びKTを読み込んで所定の演算処理を
実行し、調節弁11の開度を調節する制御信号
CMを出力する。
記憶装置15は、演算処理装置14の演算処理
を実行するためのプログラムを記憶すると共に、
乾球温度及び相対温度によつて定まる任意の状態
点における露点温度のデータ及び所望の設定温度
RT(例えば、20℃)を記憶している。
次に、前記演算処理装置14の処理手順を第3
図に示すフローチヤートに従つて説明する。
この第3図は、空調装置1の稼働開始時におけ
る送気温度を制御するための処理手順を示し、空
調装置1の稼働を開始させると、まずステツプ
で温度検出器16からの温度検出データET、湿
度検出器17からの湿度検出データEW及び温度
検出器18からの温度検出データKTを読み込ん
で、各データを記憶装置15の所定の記憶領域に
一時記憶させる。
次いでステツプに移行してステツプで記憶
した各データを読み出し、且つ記憶装置15に記
憶された乾球温度及び相対湿度によつて定まる状
態点における露点温度Xtのデータを参照して、
塗装ブース8の内壁や設備機器等の表面に結露を
生じさせることなく該塗装ブース8内を加熱し得
る最大値の送気温度STを算出する。
即ち、相対湿度EWとの状態点における露点温
度Xtが塗装ブース8の内壁や設備機器等の表面
温度KTよりも低くなる温度で且つ、前記表面温
度KTよりも高い温度のうちで最大値の温度を送
気温度STとして算出する。
そして、これを記憶装置15の所定の記憶領域
に一時記憶する。
次いで、ステツプに移行して、ステツプで
記憶した送気温度STを読み出して、これを記憶
装置15に記憶された所望の設定温度RT(例え
ば、20℃)と比較し、送気温度STの値が設定温
度RTの値よりも小さいか否かを判定する。
そして、ST<RTの場合には、ステツプに
移行し、送気温度STと温度検出データETに基づ
いて比例制御操作量Y(=Kp(ST−ET))を
算出し、これを記憶装置15の所定の記憶領域に
記憶する。次いで、ステツプに移行し、前記操
作量Yに応じた制御信号CMをインターフエイ
ス回路13を介して調節弁11に出力してからス
テツプに戻る。
また、ST≧RTの場合には、ステツプに移
行して温度検出データETの値が設定温度RTの
値と等しくなつたか否かを判定し、ET<RTで
あればステツプに移行して比例制御操作量Y
(=Kp(RT−ET))を算出し、これを記憶装置1
5の所定の記憶領域に記憶してステツプに移行
し、前記操作量Yに応じた制御信号CMをイン
ターフエイス回路13を介して調節弁11に出力
してからステツプに戻り、ET=RTであれば
処理を終了する。
以上が本発明方法に使用する空調装置1及び制
御装置12の構成であり、次に本発明方法の作用
について第4図を伴つて説明する。
例えば、塗装ブース8内の温度が5℃にまで低
下し、相対湿度が70%であつたとすれば、該塗装
ブース8内に空調装置1からいきなり送気温度15
℃〜20℃の空気を送給すると、第4図に示すよう
に該空気の露点温度は約8℃〜14℃であるから、
塗装ブース8内で露点温度以下に冷却されて結露
現象を生じ、空中で霧状になつて降下すると共
に、その内壁や設備機器等の表面に水滴を形成す
ることとなる。然し、該空気の送気温度が10℃以
下である場合には、その露点温度が5℃以下とな
るから、塗装ブース8内の温度5℃にまで冷却さ
れても結露現象を生じない。
而して、冬期における空調装置1の稼働開始時
においては、まず制御装置12に塗装ブース8内
の温度検出器16、湿度検出器17および温度検
出器18から夫々検出データを入力し、これら検
出データに基づき演算処理装置14によつて結露
現象を生じない温度で且つ、内壁や設備機器等の
表面温度を検出する温度検出器18の検出データ
の値よりも高い温度の範囲内から最大値の温度を
送気温度として逐次算出する。
次いで、この算出された送気温度に応じた比例
制御操作量で空調装置1内の調温器5に高温水を
供給する調節弁11に制御信号CMを出力し、該
調節弁11の開度を調節しながら送気温度を所望
の設定温度にまで上昇させる。
以上のように本発明方法によれば、空調装置1
の稼働開始時において、塗装ブース8等の室内に
送給する空気の送気温度が該室内の内壁や設備機
器等に接触して冷却されても結露を生じない温度
に維持されるから、従来のように設備機器等に錆
や電気的トラブルが生じないという効果がある。
また、従来のように内壁や設備機器等の表面に
形成された水滴を蒸発させる必要がないから、予
備運転に要する時間を大幅に短縮して作業能率を
著しく向上させることができる。
また、実施例の如く、空調装置1から塗装ブー
ス8内等に送給される空気の温度を、常に結露現
象を生じない温度の範囲内での最大値に設定維持
した状態で上昇させれば、予備運転時間を更に短
縮することができる。
〔実施例 〕 次に、第5図は温度制御と湿度制御の双方を行
うように成された空調装置の例を示す説明図であ
つて、空調装置1はギヤラリ2を通じて導入され
る外気をサランネツト3及びロールフイルタ4を
通じて除塵し、これをプレヒータと称する調温器
5aで予備加熱し、更にシヤワー式加湿器等から
成る調湿器20を通じて加湿してレヒータと称す
る調温器5bにより調温、調湿した空気を送風機
6によつて塗装ブース8内に送給するように構成
されている。
調温器5a及び5bに高温水を供給する往管9
a及び9bには、夫々流量調節弁11a及び11
bが介装され、該調節弁11a,11bは制御装
置12からの制御信号CMによつて開度が調節さ
れるように成されている。
調湿器20に加湿用の温水を供給する配管21
には、流量調節弁22が介装され、該調節弁22
は制御装置12からの制御信号CPによつて開閉
制御されるように成されている。
なお、その他の構成は、前述した実施例の場合
と同一であり、その詳細説明は省略する。
本例では、空調装置1の稼働開始時において、
まず制御装置12に塗装ブース8内の温度検出器
16、湿度検出器17および温度検出器18から
夫々検出データを入力し、これら検出データに基
づき結露現象を生じない温度で且つ、内壁や設備
機器等の表面温度を検出する温度検出器18の検
出データの値よりも高い温度の範囲内から最大値
の温度を送気温度として逐次算出する。
次いで、この算出された送気温度に応じた比例
制御操作量で空調装置1内の調温器5a,5bに
高温水を供給する調節弁11a,11bに夫々制
御信号CMを出力し、これら調節弁11a,11
bの開度を調節しながら送気温度を所望温度にま
で上昇させていく。
そして、第6図に示すように送気温度と温度検
出器18の検出データの値とが略一致した時点
(同図で示すF点)で、調湿器20に温水を供給
する配管21に介装された調節弁22に対し、制
御装置12から制御信号CPを出力して調湿器2
0を作動させて加湿を開始させる。
これにより、空調装置1から塗装ブース8内に
送給される空気の相対湿度が高くなり、それに伴
つてその露点温度も上昇するが、該空気の温度と
塗装ブース8内の内壁や設備機器等の表面温度と
が略同一の温度になつているから、該空気がこれ
ら内壁や設備機器等に接触して露点温度以下に冷
却されるおそれはなく、したがつて結露現象を生
ずることがない。
以上のように、本発明方法によれば、空調装置
1の稼働開始時においては、まず調温器5a,5
bのみが作動されて、塗装ブース8等の室内に送
給する空気の送気温度が該室内の内壁や設備機器
等に接触して冷却されても結露を生じない温度に
維持された状態で上昇せられ、次いで前記送気温
度と前記内壁、設備機器等の表面温度とが略同一
の温度になつたときに調湿器20が作動されて加
湿を行うようにしているから、冬期における空調
装置1の稼働開始時にあつても室内の内壁や設備
機器等の表面に結露現象を生じさせることなく該
室内を速やかに調温、調湿することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明方法によれば、空調
装置の稼働開始時に該装置に配設された調温器に
よつて温度制御されて室内に送給される空気は、
該室内の内壁や設備機器等の表面温度以上に維持
されるから、これら内壁及び設備機器等が徐々に
加熱されて漸次その表面温度が上昇せられる。ま
た同時に、該空気は、その露点温度が前記表面温
度以下になるような温度に維持されているから、
前記内壁や設備機器等の表面に接触しても露点温
度以下には冷却されず、結露現象を生ずることが
ない。したがつて、室内の内壁が汚損したり、あ
るいは設備機器等に錆や電気的トラブルが発生す
るという幣害を防止することができるという優れ
た効果がある。また、従来の如く一旦結露した水
分を蒸発させるための予備運転が不要となり、作
業能率を著しく向上させることができるという効
果もある。
また、特に調温器及び調湿器の両方が配設され
た空調装置にあつては、まず前記のような温度制
御のみを行い、送給する空気の温度と前記表面温
度との間に差がある場合には加湿を行わず、その
温度差が殆どなくなつた時点で加湿を行つて湿度
制御することとしているから、加湿されて相対湿
度の高い空気を室内に送給しても結露現象を生じ
ないという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説明するために示す空調
装置の全体構成図、第2図はその制御装置の説明
図、第3図は該制御装置による演算処理の手順を
示すフローチヤート、第4図は本発明方法による
送気温度の制御を説明するための空気線図、第5
図は本発明方法を説明するために示す空調装置の
全体構成図、第6図は該方法による送気温度と室
内の内壁及び設備機器等の表面温度の制御状態を
示すグラフ、第7図は結露現象の発生を説明する
ための空気線図である。 符号の説明、1……空調装置、5,5a,5b
……調温器、6……送風機、8……塗装ブース、
11,11a,11b……調節弁、12……制御
装置、16……温度検出器、17……湿度検出
器、18……温度検出器、22……調節弁、CM
……制御信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空調装置の稼働開始時に該空調装置から室内
    に送給される空気中に含まれる水分が前記室内の
    内壁及び/又は設備機器等の表面に凝縮して水滴
    を形成することを防止する空調装置の運転方法で
    あつて、前記空調装置の稼働開始時に前記室内に
    送給する空気を、前記内壁及び/又は前記設備機
    器等の表面温度以上で且つ、その露点温度が前記
    表面温度以下になるような温度に維持した状態で
    所望温度にまで上昇させることを特徴とする空調
    装置の運転方法。 2 調温器及び調湿器が配設されて温度制御及び
    湿度制御を行うように成された空調装置の稼働開
    始時に該空調装置から室内に送給される空気中に
    含まれる水分が前記室内の内壁及び/又は設備機
    器等の表面に凝縮して水滴を形成することを防止
    する空調装置の運転方法であつて、前記空調装置
    の稼働開始時に前記室内に送給する空気を、前記
    調温器により前記内壁及び/又は前記設備機器等
    の表面温度以上で且つ、その露点温度が前記表面
    温度以下になるような温度に維持した状態で所望
    温度にまで上昇させ、該空気の温度と前記表面温
    度とが略同一の温度になつた時に前記調湿器を作
    動させて前記室内に送給する空気を加湿すること
    を特徴とする空調装置の運転方法。
JP59257453A 1984-12-07 1984-12-07 空調装置の運転方法 Granted JPS61138041A (ja)

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