JPH01298678A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複数のマグネトロンを備えた加熱調理器の異常
時の動作に関するものである。

従来の技術 以下に従来例を図と共に説明する。

第４図は従来例における２つのマグネトロンを持つ加熱
調理器の回路図であり、マイクロコンピュータ（以下マ
イコンと言う）９はキーボード１１より入力された加熱
出力、加熱時間に基づきリレー制御端子１０ａ　、　１
０ｂより信号を出力しリレー１暑、１ｂをオンする。こ
れにより高圧トランス２ｍ、２ｂの１次側に商用電源電
圧が印加され２次側に出力された高い電圧は高圧コンデ
ンサ３ａ、３ｂと高圧ダイオード５ｍ　、５ｂで倍電圧
整流されてこれにより第５図に示す位置に配置された加
熱室上部のマグネトロン４ａ（以下上側マグネトロンと
言う）と加熱室下部に配置されたマグネトロン４ｂ（以
下下側マグネトロンと言う）が発振し食品を加熱するこ
ととなる。

上記の例では上側および下側のマグネトロンによる同時
加熱について説明したが、通常は第６図に示す様に所望
する加熱出力に応じて、上側および下側のマグネトロン
の発振、非発振の制御を行なっている。

第６図の１は全出力（以下／’＋イパワーと言う）状態
を示すタイミングチャートであり丁は所望する加熱時間
である。各マグネトロンの出力を５００Ｗとすると加熱
時間Ｔにおける平均出力は１０００Ｗとなる。

第６図すは半田力（以下）１−フパワーと言う）状態を
示すタイミングチャートでＴＯはあらかじめ設定されて
いるオン時間であり上側と下側のマグネトロンが交互に
発振することにより、いずれか片側のみの加熱に比べ食
品に対して均一な加熱ができる様に工夫されている。前
述のａの例と同じく各マグネトロンの出力を５００Ｗと
すると加熱時間Ｔにおける平均出力は５００Ｗとなる。

以上が正常時における動作状態である。一般にマグネト
ロンを駆動するための電源回路は高い電圧を取り扱うた
めに他の回路に比べ故障発生の頻度が高くまた高電圧で
あるため危険である。ここで高圧コンデンサ３ａの内部
で短絡による故障が発生した場合の動作を説明すると、
高圧トランス２ｍの２次側出力は高圧ダイオードで短絡
される事になり大電流が流れ、従って１次側回路にも大
電流が流れる。この状態が続くと高圧トランス２ａの発
煙や絶縁不良等、不具合が発生するために前述の１次側
回路の大電流により電流ヒユーズ１３ｍを溶断させ１次
回路をしゃ断し安全を確保している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、いずれか片側の発振が止まっても正常時
に比べ１／２の出力で加熱されるため機器の故障に気付
きにくく又正常な仕上りにならないと言う課題があった
。

複数のマグネトロンを持つ加熱調理器は一つのマグネト
ロンの機器に比べ高出力であり短時間の調理が可能であ
る事から業務用に使用される事が多く、業務用では調理
物に応じて加熱時間、加熱出力があらかじめ決められて
おりしたがって調理時間が終了すると、調理完了である
としてそのつど仕上り状態を確認することがないことに
より、食品の加熱が不十分である故障時に業務が混乱す
ると言った課題が発生していた。本発明はこの様な従来
の課題を解決するものであり機器の故障時にも正常時に
近い食品に対する加熱状態を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は複数のマグネトロ
ンと、それらを駆動する複数の高圧電源回路と、それら
高圧電源回路の異常を検出する異常検出回路と、加熱時
間、加熱出力の少なくとも一方を設定する加熱データ設
定手段と、高圧電源回路の制御を行う加熱制御手段を備
えて、高圧電源回路のいずれか一方の異常時には加熱デ
ータ設定手段により設定された加熱時間、加熱出力の少
なくとも一方を加熱制御手段により加熱時間においては
長く修正し、加熱出力においては大きくなる様に修正す
る構成としたもの。

作　　用 異常検出回路で高圧電源回路の異常が検出されると加熱
制御手段により加熱時間または加熱出力をあらかじめ設
定された加熱時間または加熱出力より加熱時間では長く
加熱出力では大きくなるように修正する。

実施例 以下本発明の１実施例を図面を用い説明する。

加熱調理器の正常時の動作については従来例と同様であ
るので省略する。第１図において高圧コンデンサ３ｍが
ショートした場合、高圧トランス２ａの１次側回路には
正常時の数倍の電流が流れるがこの電流をカレントトラ
ンス６暑で電圧に変換して検出し、整流回路７−で直流
電圧に変換しマイコン９の入力端子８ａに印加する。こ
の入力端子８ａに印加される電圧はカレントトランス６
ａに流れる電流に比例し、異常時の電流が流れた場合に
入力端子８−に印加される電圧はあらかじめマイコン９
にプログラムしてあり、したがってマイコン９は常に上
側および下側マグネトロン駆動回路の状態をモニターし
ている。このマイコン９のリフトウェアでの処理会第２
図にフローチャートとして示す。

第１図において高圧コンデンサ３ａを含む回路を上側マ
グネトロン回路とすると、あらかじめ設定された加熱出
力がハイパワーである場合は第３図に示すように加熱時
間をＴ、加熱スタートから故障発生により上側マグネト
ロンをオフした時間をＴ１として加熱時間をＴ＋（Ｔ＝
Ｔｊ）とする。

また、あらかじめ設定されていた加熱出力がノ）−フパ
ワーであった場合は第３図のｂに示すように故障発生時
点より下側マグネトロンの発振デユーティ−比を１００
％とする。

このように故障により運転を停止した加熱手段すなわち
マグネトロン及びその駆動回路である高圧電源回路の動
作を、他の正常な加熱手段の加熱時間を修正することに
より補填し正常時に近い加熱状態を実現するものである
。

発明の効果 以上のように本発明によると複数の加熱手段のうちいず
れかの故障時にも正常時と同様の操作のみで残された加
熱手段により通常に近い加熱状態を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の回路図、第２図はマイコン
９の動作を示すフローチャート、第３図は故障発生時の
動作タイミングチャート、第４図は従来例の回路図、第
５図はマグネトロンの位置を示す斜視図、第６図は加熱
出力とマグネトロンの発振との関係を示すタイミングチ
ャートである。 １ｍ、１ｂ・・・・・・リレー、２ｍ、２ｂ・・・・・
・高圧トランス、３ａ、３ｂ・・・・・・高圧コンデン
サ、４ａ。 ４ｂ・・・・・マグネトロン、５ｍ、５ｂ・旧・・高圧
ダイオード、６ｇ、６ｂ・・・・・・カレントトランス
、７ａ。 ７ｂ・・・整流回路、９・・・・・・マイクロコンピュ
ータ、１１・・・・・・キーボード、１２・・・・・・
表示装置、１３ｍ。 １３ｂ・・・・・電流ヒユーズ、１４・・・・・・加熱
室。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／（
１，／ｂ−一−リレノ アに１．７ｂ−−一墾ｊ１ヨメ 第１図 第２図 第３図 ｒノ 故障能 故箪奈生 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のマグネトロンと、そのマグネトロンを駆動する複
   数の高圧電源回路と、その高圧電源回路の異常を検出す
   る複数の異常検出回路と、加熱時間および加熱出力の少
   なくとも一方を設定する加熱データ設定手段と前記高圧
   電源回路の制御を行う加熱制御手段を備え、前記複数の
   高圧電源回路のいずれか一方の異常時は前記加熱データ
   設定手段によりあらかじめ設定された加熱時間および加
   熱出力の少なくとも一方を前記加熱制御手段により、加
   熱時間においては長く修正し、加熱出力においては大き
   くなるように修正することを特徴とする加熱調理器。