JP2000012210A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2000012210A
JP2000012210A JP10178636A JP17863698A JP2000012210A JP 2000012210 A JP2000012210 A JP 2000012210A JP 10178636 A JP10178636 A JP 10178636A JP 17863698 A JP17863698 A JP 17863698A JP 2000012210 A JP2000012210 A JP 2000012210A
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power supply
supply circuit
relay switch
inverter power
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Tomoyuki Kondo
智之 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流定格の小さなリレースイッチを使用でき
るようにする。 【解決手段】 第1のリレースイッチ15及び第2のリ
レースイッチ18は、電源プラグ13からインバータ電
源回路16への通電路に介在されている。インバータ電
源回路16はマグネトロン11を駆動するためのもので
あり、スイッチング素子30のオンオフ制御により高周
波出力が可変される。制御回路20は、マグネトロン駆
動終了指令が発生したとき、インバータ電源回路16の
入力電流をリレースイッチ15,18の定格電流値以下
の所定値とするようにインバータ電源回路16を制御
し、その後、リレースイッチ15,18を開放するよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ電源回
路によりマグネトロンを駆動し、且つ、交流電源からイ
ンバータ電源回路への通電路にリレースイッチを介在さ
せた構成の電子レンジに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、電子レンジ
においては、商用交流電源を、インバータ電源回路によ
り、直流化した後スイッチング素子のオンオフに基づい
て高周波電力に変換し、この高周波電力によりマグネト
ロンを駆動するようにしている。この場合、商用交流電
源からインバータ電源回路への通電路にリレースイッチ
を介在させており、例えば調理設定時間がタイムアップ
して、マグネトロン駆動終了指令が発生したときには、
このリレースイッチを開放すると共に、インバータ電源
回路のスイッチング素子をオフしてこのインバータ電源
回路の駆動を停止するようにしている。
【0003】ところで、この種の電子レンジにおいて
は、マグネトロンの定常運転時つまりインバータ電源回
路に比較的大きな電流が流れている状態でリレースイッ
チを開放するため、リレースイッチの電流定格としては
比較的大きな定格のリレースイッチ(例えば15A定
格)を用いるようにしている。なお、リレースイッチに
おける定格電流値とは、通電状態でのスイッチ開・閉時
に接点溶融や溶着が発生しない目安となる最大電流をい
うものである。なお、リレースイッチが既に閉成してい
る状態では電流値がその定格電流値よりも2〜3割高い
電流値に増加しても支障がないものである。しかしなが
ら、上記従来では、リレースイッチの大きさが大きく、
電気回路が大形となって、製品も大形化してしまうとい
う問題がある。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、電流定格の小さなリレースイッチ
を使用することが可能となり、製品の小形化に寄与でき
る電子レンジを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源の交流電力を、直流化した後スイッチング素子のオ
ンオフに基づいて高周波電力を可変に出力するインバー
タ電源回路と、このインバータ電源回路により駆動され
るマグネトロンと、前記交流電源から前記インバータ電
源回路への通電路に介在されたリレースイッチと、マグ
ネトロン駆動終了指令が発生したとき、前記インバータ
電源回路の入力電流を前記リレースイッチの定格電流値
以下の所定値とするように前記インバータ電源回路を制
御し、その後、前記リレースイッチを開放するように制
御する運転停止制御手段とを備えてなるものである。
【0006】上記構成においては、マグネトロン駆動終
了指令が発生したとき、運転停止制御手段により、イン
バータ電源回路の入力電流をリレースイッチの定格電流
値以下の所定値とするようにインバータ電源回路を制御
し、その後、リレースイッチを開放するように制御する
から、リレースイッチが開放される時点では、このリレ
ースイッチにはその定格電流値を超える電流は流れてお
らず、アーク発生等による接点溶融や溶着等の不具合は
ない。従って上記所定値を低めに設定しておけば、リレ
ースイッチとしては定格電流値の小さなものを使用する
ことが可能となり、この結果、電気回路の小形化ひいて
は製品の小形化を図ることができるようになる。この場
合、リレースイッチの定格電流値以下の所定値をゼロと
しても良い(請求項2の発明)。このようにすれば、リ
レースイッチの接点溶融や溶着等の発生を確実に防止で
きるようになる。
【0007】また、インバータ電源回路の入力電流がリ
レースイッチの定格電流値以下の所定値に達してから、
リレースイッチを開放するまでの時間が0.1秒以上と
なるようにしても良い(請求項3の発明)。このように
すれば、インバータ電源回路の入力電流が確実に低くな
ってから、リレースイッチが開放動作されるようにな
り、リレースイッチ開放時に所定値を超えるような電流
が流れることを確実に防止できるようになる。
【0008】請求項4の発明は、マグネトロン駆動開始
指令が発生したときリレースイッチを閉成し、インバー
タ電源回路の入力電流がこのリレースイッチの閉成時点
で該リレースイッチの定格電流値以下に設定された初期
値となるようにインバータ電源回路を制御する運転開始
制御手段を設けたところに特徴を有する。
【0009】この構成においては、マグネトロン駆動開
始指令が発生したとき、運転開始制御手段により、リレ
ースイッチを閉成し、インバータ電源回路の入力電流が
このリレースイッチの閉成時点で該リレースイッチの定
格電流値以下に設定された初期値となるようにインバー
タ電源回路を制御するするから、リレースイッチが閉成
された時点では、このリレースイッチに大きな電流が一
度に流れることがなく、もって、運転開始時においても
リレースイッチとしては定格電流値の小さなものを使用
できるようになる。
【0010】この場合、上記初期値をゼロとしても良い
(請求項5の発明)。このようにすると、リレースイッ
チ閉成時には電流が流れておらず、リレースイッチの接
点溶融や溶着等の発生がない。また、リレースイッチを
閉成してからインバータ電源回路に電流が流れるまでの
時間を0.1秒以上となるようにしても良い(請求項6
の発明)。このようにすると、仮にリレースイッチにチ
ャリングが発生したとしても、これがおさまってから、
換言すればリレースイッチが確実に閉成してから、電流
が流れるようになり、インバータ電源回路への交流電源
の供給の不安定さがなくなる。
【0011】請求項7の発明は、インバータ電源回路の
入力電流を検出する電流検出手段を設けたところに特徴
を有する。スイッチング素子のオンオフパターンと入力
電流との関係を予め実験的に求める等すれば、そのスイ
ッチング素子のオンオフパターンから上記入力電流をあ
る程度把握することは可能である。この場合、上記入力
電流を直接的にチェックできないものの入力電流はある
程度制御可能であるから所期の目的は達成できる。しか
し、上記構成のように、インバータ電源回路の入力電流
を検出する電流検出手段を設けると、さらに良い。この
場合、実際の入力電流を直接的にチェックすることがで
きる。従って、フィードバック制御によって、インバー
タ電源回路の入力電流制御を正確に行なうことも可能と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照しながら説明する。まず図2において、加熱調
理器本体1は外箱2と内箱3とから構成され、内箱3内
部を加熱調理室4としている。この加熱調理室4内に
は、ターンテーブルモータ5(図1参照)によって回転
される回転皿6が配置されている。また加熱調理室4は
扉7によって開閉されるようになっている。
【0013】この加熱調理器本体1の扉7側方前面に
は、パネル8が設けられていて、これには、各種のスイ
ッチ群9、表示器10等が設けられている。このパネル
8の裏側には機械室(図示せず)が形成されていて、こ
の内部には図1に示すマグネトロン11や冷却ファンの
ファンモータ12が配設されている。なお、上記スイッ
チ群9には、マグネトロン加熱調理とヒータ加熱調理と
を選択する選択スイッチ、スタートスイッチ、さらには
加熱調理時間を設定する時間設定スイッチ等が含まれて
いる。
【0014】次に電気的構成を示す図1において、商用
交流電源(100V)に接続されるプラグ13の一方の
端子13aには、第1のドアスイッチ14、本発明に係
るリレースイッチである第1のリレースイッチ15及び
インバータ電源回路16の一方の入力端子16aが順次
に接続され、プラグ13の他方の端子13bには、第2
のドアスイッチ17、本発明に係るリレースイッチであ
る第2のリレースイッチ18及びインバータ電源回路1
6の他方の入力端子16bが順に接続されている。上記
第1のリレースイッチ15及び第2のリレースイッチ1
8は、電源プラグ13(これは商用交流電源に接続され
る)からインバータ電源回路16への通電路に介在され
ている。
【0015】また、前記プラグ13の両端子13a,1
3b間には、直流電源回路19が接続されており、これ
の直流出力はマイクロコンピュータを含んである制御回
路20に与えられるようになっている。さらに第1のド
アスイッチ14の反プラグ13側と第2のドアスイッチ
17の反プラグ側との間には、駆動回路21を介してフ
ァンモータ12及びターンテーブルモータ5が接続され
ている。上記駆動回路21は、トライアック等から構成
されている。
【0016】また、上述の第1のドアスイッチ14の反
プラグ13側と第2のドアスイッチ17の反プラグ側と
の間には、第3のドアスイッチ22が接続されている。
ここで、第1のドアスイッチ14及び第2のドアスイッ
チ17は扉7の開・閉に連動して開・閉し、第3のドア
スイッチ22は、これらとは逆に、扉7の開・閉に連動
して閉・開するものである。
【0017】さらに、第1のリレースイッチ15のプラ
グ13側と、第2のリレースイッチ18のインバータ電
源回路16側との間には、ヒータ用リレースイッチ23
及びヒータ24の直列回路が接続されている。なお、こ
のヒータ24は前記加熱調理室4内に収容された食品を
加熱するために加熱調理器本体1の適宜部位に設けられ
ている。また、第2のリレースイッチ18からインバー
タ電源回路16の他方の入力端子16bへの通電路には
カレントトランスからなる電流検出器25が設けられて
おり、その電流検出値は前記制御回路20に与えられる
ようになっている。
【0018】前記第1のリレースイッチ15及び第2の
リレースイッチ18は定格電流値12Aのものを使用し
ている。この定格電流値は、なお、マグネトロン11を
最大出力(入力換算で例えば700W)で駆動する場合
には、プラグ13からインバータ電源回路16への通電
路にほぼ14Aの電流が流れる。各リレースイッチ1
5,18及び23はそれぞれ制御回路20により開閉制
御されるようになっている。
【0019】前記インバータ電源回路16について述べ
る。前記両入力端子16a,16bは、ダイオードブリ
ッジからなる整流回路26の両入力端子に接続され、こ
の整流回路26の出力端子間には、チョークコイル27
を介して平滑コンデンサ28が接続されており、この平
滑コンデンサ28と並列に、高周波トランス29の一次
巻線29a及び例えばIGBTからなるスイッチング素
子30の直列回路が接続されている。
【0020】上記高周波トランス29の一次巻線29a
と並列に共振コンデンサ31が接続され、さらにスイッ
チング素子30と並列にフライホイールダイオード32
が図示極性にて接続されている。前記高周波トランス2
9の第1の二次巻線29b及び第2の二次巻線29cに
は、マグネトロン11を駆動するための駆動回路33が
接続されており、この駆動回路33は、第1の二次巻線
29bと、マグネトロン11とに対してコンデンサ3
4、抵抗35及びダイオード36を図示のように接続
し、第2の二次巻線29cをマグネトロン11に対して
図示のように接続して構成されている。
【0021】上記構成のインバータ電源回路16は、そ
の両入力端子16a,16b間に交流100V電源が与
えられると、これを、整流回路26、チョークコイル2
7及び平滑コンデンサ28により直流化し、スイッチン
グ素子30を適宜の周波数タイミングでオンオフするこ
とにより高周波を一次巻線29a側に発生させ、二次巻
線29bに高周波電力を発生させてマグネトロン11を
駆動する。この場合、スイッチング素子30は制御回路
20によりオンオフ制御されるようになっており、この
場合、スイッチング素子30のオン期間を変化させるこ
とにより、インバータ電源回路16に流れる電流が変化
し、つまり入力電流が変化し、よって、このインバータ
電源回路16の高周波出力が可変されるものである。
【0022】制御回路20には、前記スイッチ群9を備
えたスイッチ入力部37からスイッチ入力が与えられる
ようになっており、制御回路20は、マイクロコンピュ
ータのROMに記憶された運転プログラムに従いマグネ
トロン加熱調理及びヒータ加熱調理を制御するもので、
このとき表示器10やブザー38も制御するものであ
る。
【0023】さらに、制御回路20は、マグネトロン加
熱調理の制御時に前記スイッチング素子30のオンオフ
を制御することにより前記インバータ電源回路16の出
力を調整する機能を有すると共に、運転開始制御手段及
び運転停止制御手段としての機能も有する。この運転開
始制御手段及び運転停止制御手段としての機能について
述べる。
【0024】いま、扉7が閉鎖(扉スイッチ14及び1
7が閉成され、且つ扉スイッチ22が開放される)され
て、選択スイッチの操作によりマグネトロン加熱調理が
選択され、時間設定スイッチにより調理時間が設定され
た上で、スタートスイッチがオン操作されると、そのオ
ン信号はマグネトロン駆動開始指令として制御回路20
に与えられる。制御回路20は、これに基づいて、制御
を開始する。まず、第1のリレースイッチ15及び第2
のリレースイッチ18を閉成し(図3(a)参照)、つ
いで、例えば0.1秒経過した時点でインバータ電源回
路16のスイッチング素子30に対するオンオフ制御を
開始する。この場合、図3(b)には、スイッチング素
子30のオン期間の長さを示しており、同図(c)に
は、入力電流を示している。
【0025】上記スイッチング素子30に対する所定デ
ューティー比でのオンオフ制御の開始により、入力電流
がゼロからある値(例えば2〜3A)に上昇する(電流
の初期値がゼロ)。この後、インバータ電源回路16が
最大出力電力となるようにスイッチング素子30のオン
期間を制御する。なお、この場合、制御回路20は、電
流検出器25から与えられる電流検出値を監視(チェッ
ク)しており、入力電流が所定のパターンで上昇するよ
うにスイッチング素子30のオン期間をフィードバック
制御している。
【0026】このように、第1のリレースイッチ15及
び第2のリレースイッチ18が閉成された時点では、こ
れらに電流は流れておらず、各リレースイッチ15及び
18に溶融や溶着等が発生することはない。
【0027】この後、例えば設定調理時間がタイムアッ
プする(これをもってマグネトロン駆動停止指令発生と
する)と、図3(b)に示したように、インバータ電源
回路16のスイッチング素子30のオン期間をゼロつま
りオフ状態とする。つまり、インバータ電源回路16の
入力電流を第1のリレースイッチ15及び第2のリレー
スイッチ18の定格電流値以下の所定値(この場合ゼ
ロ)とするようにスイッチング素子30を制御する。そ
して、上記スイッチング素子30のオフ時点から0.1
秒後に両リレースイッチ15,18を開放する。このと
き、入力電流がゼロであるので、両リレースイッチ1
5,18は無通電状態で開放されるもので、接点溶融や
溶着は発生しない。
【0028】このような本実施例においては、マグネト
ロン駆動終了指令が発生したとき、制御回路20によ
り、インバータ電源回路16の入力電流をリレースイッ
チ15,18の定格電流値以下の所定値この場合ゼロと
するようにインバータ電源回路16を制御し、その後、
リレースイッチ15,18を開放するように制御するか
ら、リレースイッチ15,18が開放される時点では、
このリレースイッチ15,18にはその定格電流値を超
える電流は流れておらず、アーク発生等による接点溶融
や溶着等の不具合はなく、リレースイッチ15,18と
しては定格電流値の小さなもの(本実施例では12A定
格のもの)を使用することが可能となり、この結果、電
気回路の小形化ひいては製品の小形化を図ることができ
る。特に、上述の所定値をゼロとしているから、リレー
スイッチ15,18の接点溶融や溶着等の発生を確実に
防止できる。なお、この所定値は、12Aでも良い。た
だし、あまり低くしてしまうと、最大出力時の入力電流
14Aに対応できなくなる虞があるので、12A程度を
下限と考えるのが無難である。
【0029】また本実施例によれば、インバータ電源回
路16の入力電流が所定値に達してから、リレースイッ
チ15,18を開放するまでの時間が0.1秒となるよ
うにしているから、インバータ電源回路16の入力電流
が確実に低くなってから、リレースイッチ15,18が
開放動作されるようになり、リレースイッチ15,18
開放時に所定値を超えるような電流が流れることを確実
に防止できる。なお、上記時間は0.1秒以上であれば
良い。
【0030】さらに本実施例によれば、マグネトロン駆
動開始指令が発生したときリレースイッチ15,18を
閉成し、インバータ電源回路16の入力電流がこのリレ
ースイッチ15,18の閉成時点で該リレースイッチ1
5,18の定格電流値以下に設定された初期値となるよ
うにインバータ電源回路16を制御するようにしたか
ら、リレースイッチ15,18が閉成された時点では、
このリレースイッチ15,18に大きな電流が一度に流
れることがなく、もって、運転開始時においてもリレー
スイッチ15,18としては定格電流値の小さなものを
使用できる。
【0031】特に、上記初期値をゼロとしているから、
リレースイッチ15,18の閉成時にこれらに急に大き
な電流が流れず、接点溶融や溶着等の発生が全くない。
また、リレースイッチ15,18を閉成してからインバ
ータ電源回路16に電流が流れるまでの時間を0.1秒
となるようにしたから、仮にリレースイッチ15あるい
は18にチャリングが発生したとしても、これがおさま
ってから、換言すればリレースイッチ15及び18が確
実に閉成してから、電流が流れるようになり、インバー
タ電源回路16への交流電源の供給の不安定さがなくな
る。なお、上記時間は0.1秒以上であれば良い。
【0032】さらに、本実施例では、インバータ電源回
路16の入力電流を検出する電流検出手段たる電流検出
器25を設けたから、インバータ電源回路16への実際
の入力電流を直接的にチェックすることができ、従っ
て、本実施例のようにフィードバック制御によって、イ
ンバータ電源回路16の入力電流制御を正確に行なうこ
とも可能となる。なお、この電流検出手段は、なくても
所期の目的は達成できる。つまり、スイッチング素子の
オンオフパターンと入力電流との関係を予め実験的に求
める等すれば、そのスイッチング素子のオンオフパター
ンから上記入力電流をある程度把握することは可能であ
る。この場合、上記入力電流を直接的にチェックできな
いものの入力電流はある程度制御可能であるから所期の
目的は達成できるものである。なお、リレースイッチと
してはリレースイッチ15,18のうちいずれか一つを
備えた構成としても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、マグネトロン駆動終了指令が発生したとき、イン
バータ電源回路の入力電流をリレースイッチの定格電流
値以下の所定値とするようにインバータ電源回路を制御
し、その後、リレースイッチ開放するように制御するか
ら、リレースイッチが開放される時点でアーク発生等に
よる接点溶融や溶着等の不具合がなく、よってリレース
イッチとしては定格電流値の小さなものを使用すること
ができ、この結果、電気回路の小形化ひいては製品の小
形化を図ることができる。
【0034】請求項2の発明によれば、上述の所定値を
ゼロとしているから、リレースイッチの接点溶融や溶着
等の発生を確実に防止できる。請求項3の発明によれ
ば、インバータ電源回路の入力電流が所定値に達してか
ら、リレースイッチを開放するまでの時間が0.1秒以
上となるようにしたから、リレースイッチ開放時に所定
値を超えるような電流が流れることを確実に防止でき
る。
【0035】請求項4の発明によれば、マグネトロン駆
動開始指令が発生したときリレースイッチを閉成し、イ
ンバータ電源回路の入力電流がこのリレースイッチの閉
成時点で該リレースイッチの定格電流値以下に設定され
た初期値となるようにインバータ電源回路を制御するよ
うにしたから、運転開始時においてもリレースイッチと
しては定格電流値の小さなものを使用できる。
【0036】請求項5の発明によれば、上記初期値をゼ
ロとしているから、リレースイッチの接点溶融や溶着等
の発生がない。請求項6の発明によれば、リレースイッ
チを閉成してからインバータ電源回路に電流が流れるま
での時間を0.1秒以上となるようにしたから、インバ
ータ電源回路への交流電源の供給の不安定さがなくな
る。
【0037】請求項7の発明によれば、インバータ電源
回路の入力電流を検出する電流検出手段を設けたから、
インバータ電源回路への実際の入力電流を直接的にチェ
ックすることができ、従って、フィードバック制御によ
ってインバータ電源回路の入力電流制御を正確に行なう
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】電子レンジの斜視図
【図3】リレースイッチの開・閉状況、スイッチング素
子のオン期間状況及び入力電流の変化状況を示す図
【符号の説明】
11はマグネトロン、15は第1のリレースイッチ(リ
レースイッチ)、16はインバータ電源回路、18は第
2のリレースイッチ(リレースイッチ)、20は制御回
路(運転停止制御手段、運転開始制御手段)、25は電
流検出器(電流検出手段)、30はスイッチング素子、
33は駆動回路を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の交流電力を、直流化した後ス
    イッチング素子のオンオフに基づいて高周波電力を可変
    に出力するインバータ電源回路と、 このインバータ電源回路により駆動されるマグネトロン
    と、 前記交流電源から前記インバータ電源回路への通電路に
    介在されたリレースイッチと、 マグネトロン駆動終了指令が発生したとき、前記インバ
    ータ電源回路の入力電流を前記リレースイッチの定格電
    流値以下の所定値とするように前記インバータ電源回路
    を制御し、その後、前記リレースイッチを開放するよう
    に制御する運転停止制御手段とを備えてなる電子レン
    ジ。
  2. 【請求項2】 運転停止制御手段は、リレースイッチの
    定格電流値以下の所定値をゼロとしていることを特徴と
    する請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 運転停止制御手段は、インバータ電源回
    路の入力電流がリレースイッチの定格電流値以下の所定
    値に達してから、リレースイッチを開放するまでの時間
    が0.1秒以上となるようにしていることを特徴とする
    請求項1記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 マグネトロン駆動開始指令が発生したと
    きリレースイッチを閉成し、インバータ電源回路の入力
    電流がこのリレースイッチの閉成時点で該リレースイッ
    チの定格電流値以下に設定された初期値となるようにイ
    ンバータ電源回路を制御する運転開始制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 運転開始制御手段は、初期値をゼロとし
    ていることを特徴とする請求項4記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 運転開始制御手段は、リレースイッチを
    閉成してからインバータ電源回路に電流が流れるまでの
    時間を0.1秒以上となるようにしていることを特徴と
    する請求項4記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 インバータ電源回路の入力電流を検出す
    る電流検出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の電子レンジ。
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