JPH07211446A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
電磁誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JPH07211446A JPH07211446A JP607394A JP607394A JPH07211446A JP H07211446 A JPH07211446 A JP H07211446A JP 607394 A JP607394 A JP 607394A JP 607394 A JP607394 A JP 607394A JP H07211446 A JPH07211446 A JP H07211446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation
- circuit
- signal
- control device
- abnormality
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】 電磁誘導加熱調理器において2種以上の異常
を検知しそれらの異常信号を制御装置7へ出力する異常
検知装置9を備え、制御装置7はこの異常検知装置9か
ら所定の異常信号を受けた場合はある時定数で発振回路
8への出力信号レベルを徐々に下げ発振回路8は制御装
置7からの信号を受け発振パルスのオン期間を徐々に減
少させ制御装置7の出力が0Vになった時点でスイッチ
ング素子6a、6bの発振を停止させるものとし、異常
検知装置9から特定の異常信号を受けた場合は直ちに発
振回路8の出力を0Vにしスイッチング素子6a、6b
の発振を停止させるものとした。 【効果】 発生した異常の種類により、直ちに加熱停止
を行なう方法と、徐々に加熱を減少して停止する方法を
使いわけることにより、安全で、且つ使い勝手の良い電
磁誘導加熱調理器とすることができる。
を検知しそれらの異常信号を制御装置7へ出力する異常
検知装置9を備え、制御装置7はこの異常検知装置9か
ら所定の異常信号を受けた場合はある時定数で発振回路
8への出力信号レベルを徐々に下げ発振回路8は制御装
置7からの信号を受け発振パルスのオン期間を徐々に減
少させ制御装置7の出力が0Vになった時点でスイッチ
ング素子6a、6bの発振を停止させるものとし、異常
検知装置9から特定の異常信号を受けた場合は直ちに発
振回路8の出力を0Vにしスイッチング素子6a、6b
の発振を停止させるものとした。 【効果】 発生した異常の種類により、直ちに加熱停止
を行なう方法と、徐々に加熱を減少して停止する方法を
使いわけることにより、安全で、且つ使い勝手の良い電
磁誘導加熱調理器とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路の異常
を検知し、インバータ回路の発振信号のオン期間を制御
する電磁誘導加熱調理器に関するものである。
を検知し、インバータ回路の発振信号のオン期間を制御
する電磁誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、加熱コイルに発生した高周波
磁界によって、加熱コイル上面に置かれ磁気結合した金
属性の鍋などの負荷に渦電流を誘起させて、そのジュー
ル熱により負荷を加熱させる電磁誘導加熱調理器は、裸
火を発生させず安全であり、また鍋をじかに発熱させる
ため、熱効率が高いなどの優れた特長を持っている。
磁界によって、加熱コイル上面に置かれ磁気結合した金
属性の鍋などの負荷に渦電流を誘起させて、そのジュー
ル熱により負荷を加熱させる電磁誘導加熱調理器は、裸
火を発生させず安全であり、また鍋をじかに発熱させる
ため、熱効率が高いなどの優れた特長を持っている。
【0003】以下図3を用いて従来の電磁誘導加熱調理
器を説明する。図において、1は商用電源、2は商用電
源1を整流・平滑する整流・平滑回路、4は加熱コイ
ル、5は共振コンデンサ、6はスイッチング素子、7は
スイッチング素子6の発振制御を含む全体の制御を行な
う制御装置、8は制御装置7からの信号レベルに応じた
オン期間をもつ発振を行なう発振回路、9は電磁誘導加
熱調理器の異常を検知する異常検知装置である。
器を説明する。図において、1は商用電源、2は商用電
源1を整流・平滑する整流・平滑回路、4は加熱コイ
ル、5は共振コンデンサ、6はスイッチング素子、7は
スイッチング素子6の発振制御を含む全体の制御を行な
う制御装置、8は制御装置7からの信号レベルに応じた
オン期間をもつ発振を行なう発振回路、9は電磁誘導加
熱調理器の異常を検知する異常検知装置である。
【0004】制御装置7は火力レベルに応じたレベルの
信号を発振回路8に出力する。ここでは出力電圧が高い
ほど、スイッチング素子6のオン期間が長くなり、出力
電圧が0Vの時発振が停止するものとする。発振回路8
は制御装置7からの信号レベルに応じたオン期間の発振
パルスをスイッチング素子6へ出力する。また、異常検
知装置9は異常を検出すると、制御装置7へ異常検知信
号を出力し、制御装置7は発振回路8に加熱停止制御信
号を出力し、発振回路8は出力を0Vにしスイッチング
素子6の発振を停止させる。
信号を発振回路8に出力する。ここでは出力電圧が高い
ほど、スイッチング素子6のオン期間が長くなり、出力
電圧が0Vの時発振が停止するものとする。発振回路8
は制御装置7からの信号レベルに応じたオン期間の発振
パルスをスイッチング素子6へ出力する。また、異常検
知装置9は異常を検出すると、制御装置7へ異常検知信
号を出力し、制御装置7は発振回路8に加熱停止制御信
号を出力し、発振回路8は出力を0Vにしスイッチング
素子6の発振を停止させる。
【0005】電磁誘導加熱調理器において、加熱を開始
する際や加熱を停止する際に、電源電圧の変動が起り、
照明のちらつき等他の機器に悪影響を及ぼしていた。他
の機器への悪影響を防止するために加熱停止する際に、
ソフトオフを行なう電磁誘導加熱調理器として、例えば
特開昭62−290091号公報に示すように、加熱を
停止する際、制御装置7が発振回路8への信号レベルを
徐々に減少させ、スイッチング素子6のオン期間を徐々
に短くし、制御装置7の出力が0Vになった時点でスイ
ッチング素子6の発振を停止させ、加熱停止を行なうソ
フトオフを行なっていた。
する際や加熱を停止する際に、電源電圧の変動が起り、
照明のちらつき等他の機器に悪影響を及ぼしていた。他
の機器への悪影響を防止するために加熱停止する際に、
ソフトオフを行なう電磁誘導加熱調理器として、例えば
特開昭62−290091号公報に示すように、加熱を
停止する際、制御装置7が発振回路8への信号レベルを
徐々に減少させ、スイッチング素子6のオン期間を徐々
に短くし、制御装置7の出力が0Vになった時点でスイ
ッチング素子6の発振を停止させ、加熱停止を行なうソ
フトオフを行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のソフトオフ
を行なう電磁誘導加熱調理器では、例えば負荷の空炊き
のような異常が発生し、それを異常検知装置9が検知
し、制御装置7が発振のソフトオフを行なう場合は、他
の機器への悪影響は及ぼさず、何ら問題はないが、負荷
変動あるいは商用電源1の変動等により、スイッチング
素子6に過大な電流が流れるような異常、つまり、緊急
の発振停止を要するような異常が発生した場合、ソフト
オフでは加熱停止が間に合わず、スイッチング素子6の
破壊を招くという欠点があった。
を行なう電磁誘導加熱調理器では、例えば負荷の空炊き
のような異常が発生し、それを異常検知装置9が検知
し、制御装置7が発振のソフトオフを行なう場合は、他
の機器への悪影響は及ぼさず、何ら問題はないが、負荷
変動あるいは商用電源1の変動等により、スイッチング
素子6に過大な電流が流れるような異常、つまり、緊急
の発振停止を要するような異常が発生した場合、ソフト
オフでは加熱停止が間に合わず、スイッチング素子6の
破壊を招くという欠点があった。
【0007】この改善策として、特開平4−2088号
公報に示すように、インバータ回路を構成する2つのス
イッチング素子を有する電磁誘導加熱調理器において、
インバータ回路の動作を異常時に停止させるとき、最大
ピーク電流値が小さい方のスイッチング素子を先にオフ
させ、その後、最大ピーク電流値が大きい方のスイッチ
ング素子をオフさせ、インバータ回路の動作は瞬時に止
めることができ、しかも最大ピーク電流値が大きい方の
スイッチング素子がオフ時に破壊するのを防止するもの
がある。しかしながら、通常に加熱を開始する際や加熱
を停止する際に、電源電圧の変動が起り、照明のちらつ
き等他の機器に悪影響を及ぼすことは防止できないとい
う問題が発生する。
公報に示すように、インバータ回路を構成する2つのス
イッチング素子を有する電磁誘導加熱調理器において、
インバータ回路の動作を異常時に停止させるとき、最大
ピーク電流値が小さい方のスイッチング素子を先にオフ
させ、その後、最大ピーク電流値が大きい方のスイッチ
ング素子をオフさせ、インバータ回路の動作は瞬時に止
めることができ、しかも最大ピーク電流値が大きい方の
スイッチング素子がオフ時に破壊するのを防止するもの
がある。しかしながら、通常に加熱を開始する際や加熱
を停止する際に、電源電圧の変動が起り、照明のちらつ
き等他の機器に悪影響を及ぼすことは防止できないとい
う問題が発生する。
【0008】本発明の目的は加熱を停止する際、他の機
器に及ぼす悪影響を極力抑える電磁誘導加熱調理器を実
現することである。
器に及ぼす悪影響を極力抑える電磁誘導加熱調理器を実
現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、加熱コイル、共振コン
デンサ及びスイッチング素子からなるインバータ回路
と、スイッチング素子の発振のオン期間を制御するデュ
ーティ制御を含む全体の制御を行なう制御装置と、この
制御装置からの信号レベルに応じたオン期間をもつ発振
を行なう発振回路を有する電磁誘導加熱調理器におい
て、この電磁誘導加熱調理器の2種以上の異常を検知し
それらの異常信号を制御装置へ出力する異常検知装置を
備え、前記制御装置はこの異常検知装置から所定の異常
信号を受けた場合はある時定数で発振回路への出力信号
レベルを徐々に下げ発振回路は制御装置からの信号を受
け発振パルスのオン期間を徐々に減少させ制御装置の出
力が0Vになった時点でスイッチング素子の発振を停止
(ソフトオフ)させるものとし、更に異常検知装置から
特定の異常信号を受けた場合は直ちに発振回路の出力を
0Vにしスイッチング素子の発振を停止(緊急停止)さ
せるものとした。
するためになされたものであり、加熱コイル、共振コン
デンサ及びスイッチング素子からなるインバータ回路
と、スイッチング素子の発振のオン期間を制御するデュ
ーティ制御を含む全体の制御を行なう制御装置と、この
制御装置からの信号レベルに応じたオン期間をもつ発振
を行なう発振回路を有する電磁誘導加熱調理器におい
て、この電磁誘導加熱調理器の2種以上の異常を検知し
それらの異常信号を制御装置へ出力する異常検知装置を
備え、前記制御装置はこの異常検知装置から所定の異常
信号を受けた場合はある時定数で発振回路への出力信号
レベルを徐々に下げ発振回路は制御装置からの信号を受
け発振パルスのオン期間を徐々に減少させ制御装置の出
力が0Vになった時点でスイッチング素子の発振を停止
(ソフトオフ)させるものとし、更に異常検知装置から
特定の異常信号を受けた場合は直ちに発振回路の出力を
0Vにしスイッチング素子の発振を停止(緊急停止)さ
せるものとした。
【0010】
【作用】上記のように構成したことにより、異常検知装
置から緊急停止を必要としない異常信号を受けた場合に
は他の機器に悪影響を及ばせることなく、制御装置は発
振回路への出力信号レベルを徐々に下げ、発振回路はこ
の信号を受け発振パルスのオン期間を徐々に減少させ制
御装置の出力が0Vになった時点でスイッチング素子の
発振を停止させるソフトオフとし、更に異常検知装置か
ら緊急停止を必要とする異常信号を受けた場合には、直
ちに発振回路の出力を0Vにしスイッチング素子の発振
を停止し、安全に加熱停止させることが出来る。
置から緊急停止を必要としない異常信号を受けた場合に
は他の機器に悪影響を及ばせることなく、制御装置は発
振回路への出力信号レベルを徐々に下げ、発振回路はこ
の信号を受け発振パルスのオン期間を徐々に減少させ制
御装置の出力が0Vになった時点でスイッチング素子の
発振を停止させるソフトオフとし、更に異常検知装置か
ら緊急停止を必要とする異常信号を受けた場合には、直
ちに発振回路の出力を0Vにしスイッチング素子の発振
を停止し、安全に加熱停止させることが出来る。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に従って
説明する。図1は本発明の一実施例を施した電磁誘導加
熱調理器のブロック回路図であり、図2は同回路の波形
図である。
説明する。図1は本発明の一実施例を施した電磁誘導加
熱調理器のブロック回路図であり、図2は同回路の波形
図である。
【0012】図1において、1は商用電源、2は商用電
源1を整流・平滑する整流・平滑回路であり、3は整流
・平滑回路1の出力を高周波電流に変換するインバータ
回路であり、加熱コイル4、共振コンデンサ5a、5
b、スイッチング素子6a、6bからなっている。7は
スイッチング素子6a、6bの発振制御を含む全体の制
御を行なう制御装置であり、8は制御装置7からの信号
レベルに応じたオン期間をもつ発振を行なう発振回路で
ある。
源1を整流・平滑する整流・平滑回路であり、3は整流
・平滑回路1の出力を高周波電流に変換するインバータ
回路であり、加熱コイル4、共振コンデンサ5a、5
b、スイッチング素子6a、6bからなっている。7は
スイッチング素子6a、6bの発振制御を含む全体の制
御を行なう制御装置であり、8は制御装置7からの信号
レベルに応じたオン期間をもつ発振を行なう発振回路で
ある。
【0013】9はインバータ回路3全体の異常を検知す
る異常検知装置であり、ここではスイッチング素子6
a、6bに過大な電流が流れるのを検知する電流異常検
知回路10と、負荷の異常加熱を検知する負荷温度異常
検知回路11からなるものとする。
る異常検知装置であり、ここではスイッチング素子6
a、6bに過大な電流が流れるのを検知する電流異常検
知回路10と、負荷の異常加熱を検知する負荷温度異常
検知回路11からなるものとする。
【0014】図2において、(a)は異常検知装置9が
異常を検出した時に、制御装置7へ出力する異常検知信
号であり、(b)、(c)は加熱中に異常が発生した時
に、制御装置7が発振回路8に出力する制御信号であ
り、(d)、(e)は同じく異常が発生した時に、制御
装置7からの信号レベルに応じて発振回路8がスイッチ
ング素子6a、6bへ出力する発振パルスであり、
(f)は通常加熱時に、制御装置7からの信号レベルに
応じて発振回路8がスイッチング素子6a、6bへ出力
する発振パルスである。
異常を検出した時に、制御装置7へ出力する異常検知信
号であり、(b)、(c)は加熱中に異常が発生した時
に、制御装置7が発振回路8に出力する制御信号であ
り、(d)、(e)は同じく異常が発生した時に、制御
装置7からの信号レベルに応じて発振回路8がスイッチ
ング素子6a、6bへ出力する発振パルスであり、
(f)は通常加熱時に、制御装置7からの信号レベルに
応じて発振回路8がスイッチング素子6a、6bへ出力
する発振パルスである。
【0015】以下、上記実施例の作用について説明す
る。
る。
【0016】加熱時において、制御装置7は火力レベル
に応じたレベルの信号を発振回路8に出力する。ここで
は出力電圧が高いほど、スイッチング素子6a、6bの
オン期間が長くなり、出力電圧が0Vの時発振が停止す
るものとする。発振回路8は制御装置7からの信号レベ
ルに応じたオン期間の発振パルスをスイッチング素子6
a、6bへ出力する。この発振パルスはスイッチング素
子6a、6bを交互にオンオフするように出力される
(図2(f))。
に応じたレベルの信号を発振回路8に出力する。ここで
は出力電圧が高いほど、スイッチング素子6a、6bの
オン期間が長くなり、出力電圧が0Vの時発振が停止す
るものとする。発振回路8は制御装置7からの信号レベ
ルに応じたオン期間の発振パルスをスイッチング素子6
a、6bへ出力する。この発振パルスはスイッチング素
子6a、6bを交互にオンオフするように出力される
(図2(f))。
【0017】次に、負荷の変動によりスイッチング素子
6a、6bに過電流が流れた場合について説明する。ス
イッチング素子6a、6bのいずれかに過電流が流れる
と、電流異常検知回路10がこれを検知し、制御装置7
に異常検知信号(図2(a))を出力し、制御装置7は
直ちに発振回路8への信号レベルを0Vに下げる(図2
(c))。発振回路8はこの制御装置7からの信号を受
け、発振を停止する(図2(e))。以上の動作によ
り、スイッチング素子6a、6bが過電流により破壊す
る前に発振を停止し、スイッチング素子6a、6bの破
壊を防止する。
6a、6bに過電流が流れた場合について説明する。ス
イッチング素子6a、6bのいずれかに過電流が流れる
と、電流異常検知回路10がこれを検知し、制御装置7
に異常検知信号(図2(a))を出力し、制御装置7は
直ちに発振回路8への信号レベルを0Vに下げる(図2
(c))。発振回路8はこの制御装置7からの信号を受
け、発振を停止する(図2(e))。以上の動作によ
り、スイッチング素子6a、6bが過電流により破壊す
る前に発振を停止し、スイッチング素子6a、6bの破
壊を防止する。
【0018】次に、負荷の空炊きが行なわれた場合につ
いて説明する。空炊きにより負荷の温度が異常過昇する
と、負荷温度異常検知回路11がこれを検知し、制御装
置7に異常検知信号(図2(a))を出力し、制御装置
7は発振回路8への信号レベルを徐々に下げる(図2
(b))。発振回路8は制御装置7からの信号を受け、
発振パルスのオン期間を徐々に減少させ、制御装置7の
出力が0Vになった時点で、発振を停止する(図2
(d))。この場合、負荷温度異常を検知してから加熱
が停止するまでのある期間、負荷には電力が入力される
が、この期間は短いため何ら差し支えない。
いて説明する。空炊きにより負荷の温度が異常過昇する
と、負荷温度異常検知回路11がこれを検知し、制御装
置7に異常検知信号(図2(a))を出力し、制御装置
7は発振回路8への信号レベルを徐々に下げる(図2
(b))。発振回路8は制御装置7からの信号を受け、
発振パルスのオン期間を徐々に減少させ、制御装置7の
出力が0Vになった時点で、発振を停止する(図2
(d))。この場合、負荷温度異常を検知してから加熱
が停止するまでのある期間、負荷には電力が入力される
が、この期間は短いため何ら差し支えない。
【0019】なお、本実施例において、異常検知装置9
はスイッチング素子6a、6bに過大な電流が流れるの
を検知する電流異常検知回路10と、負荷の異常加熱を
検知する負荷温度異常検知回路11からなるものとした
が、他の異常を検出するものであってもよく、また、共
振方式についても、電流共振形インバータ回路に限ら
ず、電圧共振形インバータ回路であっても同様の効果が
ある。
はスイッチング素子6a、6bに過大な電流が流れるの
を検知する電流異常検知回路10と、負荷の異常加熱を
検知する負荷温度異常検知回路11からなるものとした
が、他の異常を検出するものであってもよく、また、共
振方式についても、電流共振形インバータ回路に限ら
ず、電圧共振形インバータ回路であっても同様の効果が
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、2種以上の異常を検知
しそれらの異常信号を制御装置へ出力する異常検知装置
を備え、異常検知装置から特定の異常信号を受けた時に
直ちにスイッチング素子の発振を停止するものとしたか
ら、緊急停止を必要とする場合は安全且つ即時に加熱停
止させることが出来るとともに、異常検知装置から所定
の異常信号を受けた時にスイッチング素子のオン期間を
徐々に減少させながらソフトオフするものとしたから、
緊急停止を必要としない場合は照明のちらつき等他の機
器へ及ぼす悪影響を最小限に抑えることが出来る電磁誘
導加熱調理器を提供することが出来る。
しそれらの異常信号を制御装置へ出力する異常検知装置
を備え、異常検知装置から特定の異常信号を受けた時に
直ちにスイッチング素子の発振を停止するものとしたか
ら、緊急停止を必要とする場合は安全且つ即時に加熱停
止させることが出来るとともに、異常検知装置から所定
の異常信号を受けた時にスイッチング素子のオン期間を
徐々に減少させながらソフトオフするものとしたから、
緊急停止を必要としない場合は照明のちらつき等他の機
器へ及ぼす悪影響を最小限に抑えることが出来る電磁誘
導加熱調理器を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電磁誘導加熱調理器の
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図2】同回路の波形図である。
【図3】従来例を示す電磁誘導加熱調理器のブロック回
路図である。
路図である。
6a、6b スイッチング素子 7 制御装置 8 発振回路 9 異常検知装置
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱コイル、共振コンデンサ及びスイッ
チング素子からなるインバータ回路と、スイッチング素
子の発振のオン期間を制御するデューティ制御を含む全
体の制御を行なう制御装置と、この制御装置からの信号
レベルに応じたオン期間をもつ発振を行なう発振回路を
有する電磁誘導加熱調理器において、この電磁誘導加熱
調理器の2種以上の異常を検知しそれらの異常信号を制
御装置(7)へ出力する異常検知装置(9)を備え、前
記制御装置(7)はこの異常検知装置(9)から所定の
異常信号を受けた場合はある時定数で発振回路(8)へ
の出力信号レベルを徐々に下げ発振回路(8)は制御装
置(7)からの信号を受け発振パルスのオン期間を徐々
に減少させ制御装置(7)の出力が0Vになった時点で
スイッチング素子(6a)、(6b)の発振を停止させ
るものとし、更に異常検知装置(9)から特定の異常信
号を受けた場合は直ちに発振回路(8)の出力を0Vに
しスイッチング素子(6a)、(6b)の発振を停止さ
せるものとしたことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP607394A JPH07211446A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 電磁誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP607394A JPH07211446A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 電磁誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07211446A true JPH07211446A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11628406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP607394A Pending JPH07211446A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 電磁誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07211446A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714558B1 (ko) * | 2006-02-13 | 2007-05-07 | 쿠쿠전자주식회사 | 고주파 유도가열 조리기 |
JP2008186814A (ja) * | 2008-04-07 | 2008-08-14 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP607394A patent/JPH07211446A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714558B1 (ko) * | 2006-02-13 | 2007-05-07 | 쿠쿠전자주식회사 | 고주파 유도가열 조리기 |
JP2008186814A (ja) * | 2008-04-07 | 2008-08-14 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950000121B1 (ko) | 전자조리기 | |
US7176424B2 (en) | Induction heating cooking apparatus and method for operating the same | |
US20130334212A1 (en) | Induction heating device | |
JPH07211446A (ja) | 電磁誘導加熱調理器 | |
JP2001267052A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3240591B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2818196B2 (ja) | 高周波加熱調理器 | |
JPH11260539A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2925474B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP3019440B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH08288059A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3175576B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3394273B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3799161B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH04277488A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2003045637A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3465497B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH04282595A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH07111188A (ja) | インバータ装置 | |
JP3201150B2 (ja) | ジャー炊飯器 | |
JP2020092757A (ja) | 炊飯器 | |
KR100628084B1 (ko) | 유도 가열조리기의 인버터 제어회로 | |
KR940002503Y1 (ko) | 유도 가열 조리기의 출력 자동절환 인버터 | |
JP2000040582A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2841690B2 (ja) | 誘導加熱調理器 |