JPH01298512A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、マルチトラックアジマス記録に通した磁気ヘ
ッドに関する。

（従来の技術） 例えば、磁気ディスク装置のバックアップ用テープレコ
ーダのような磁気テープ装置ではマルチトラック記録が
行われる。第１５図は従来のマルチトランク記録の様子
を示すもので、テープＴＰを幅方向に複数に区分し、記
録トラックＴＲ間にガートバンドＧＢを設けることによ
りクロストークを防止している。一般に、矢印で示すよ
うにテープＴＰを往復させて記録される。

なお、ビデオテープレコーダやデジタルオーディオチー
ブレコーダでは、第１６図に示すように、テープＴＰの
幅方向に対し斜めに磁気ヘッドを摺接させることにより
斜め方向に記録トラックを形成すると共に、隣り合うト
ラックに摺接する磁気ヘッドのアジマス角を変えたアジ
マス記録を行うことによりクロストークを防止し、もっ
て、トラック間にガートバンドを設けることを不要とし
、記録密度を上げている。

（発明が解決しようとする課題） データバンクアンプ用テープレコーダにおいても、第１
６図に示すようなアジマス記録を行って記録密度を上げ
ることも可能であるが、第１６図のようなアジマス記録
を行うには回転シリンダヘッドが必要であり、データバ
ックアップ用としては複雑過ぎると共に、高価である。

そこで、回転シリンダヘッドを用いることな（アジマス
記録を行うことが考えられる。そのためには、アジマス
角度が異なる多チャンネルの磁気ヘッドを用いる必要が
あるが、そのような磁気ヘッドは製作が難しい。また、
アジマス記録を行うには、アジマス角の異なる少なくと
も２チヤンネルのヘッドが必要であり、さらにマルチト
ランク記録を行おうとすると、磁気ヘッドをテープ幅い
っばいに移動させる必要があり、大きなスペースを必要
とし、機構が厚くなるという問題がある。

本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、簡単な構成でアジマス記録を実現すると
共に、機構の薄型化を図ることができる磁気ヘッドを提
供することを目的とする。

本発明はまた、消去ヘッドの配置を工夫することにより
、良好なテープタッチが得られるようにした磁気ヘッド
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、所定のアジマス角を有する第１のヘッドとこ
の第１のヘッドとはアジマス角の異なる第２のヘッドと
を磁気テープの幅方向に並べてヘッドブロックに配置す
ると共に、上記ヘッドブロックを上記テープの幅方向に
移動可能な支持手段によって支持し、さらに、上記ヘッ
ドブロックをそのほぼ中央部の軸を中心として反転可能
に設けたことを特徴とする。

ヘッドブロックの回転中心軸を挟んでテープ幅方向の一
方側に第１のヘッド及び第２のヘッドを、他方側に消去
ヘッドを設けてもよい。

（作用） フォワード方向のテープ走行時に第１のヘッドで記録す
るものとすれば、リバース方向のテープ走行時は第２の
ヘッドで記録する。一つのトラックに対する記録が終わ
ると、ヘッドブロックを２トラック分テープ幅方向にず
らして記録を行う。

さらに軸を中心にヘッドブロックを反転させてテープの
残りの半分に同様に記録すれば、隣り合うトランクのア
ジマス角が互いに異なるアジマス記録が行われると共に
、マルチトラック記録が行われる。

回転中心軸を挟んでヘッドブロックの一方側に第１及び
第２のヘッドを、他方側に消去ヘッドを設けた場合は、
ヘッドブロックを反転させて消去ヘッドを動作させるこ
とにより、第１及び第２のヘッドで記録したトラックを
消去することができる。

（実施例） 以下、図面を参照しながら本発明に係る磁気ヘッドの実
施例について説明する。

第１図、第２図において、符号３で示すヘッドブロック
には第１のヘッド１と第２のヘッド２が設けられて２チ
ヤンネル構成になっている。第２図に示すテープＴＰは
図において左右方向に移動するようになっており、この
テープＴＰの幅方向に上記第１のヘッドｌと第２のヘッ
ド２が配置されている。第１のヘッド１は、テープの記
録トラックに対し所定のアジマス角を有しかつテープ走
行方向に並んだ記録ヘッド−１と再生ヘッドＲ１を有し
、第２のヘッド２は、上記第１のヘッドＩとはアジマス
角が異なりかつテープ走行方向に並んだ記録ヘッドＷ２
と再生ヘッドＲ２を有していて、リードアフターライト
可能となっている。第１のヘッド１の記録ヘッド−１と
再生ヘッドＲ１のテープ走行方向に対する配列の向きに
対し、第２のヘッド２の記録ヘッド−２と再生ヘッドＲ
２の配列の向きは逆になっている。ヘッドブロック３は
磁気テープの幅方向に移動可能に支持される。また、ヘ
ッドブロック３はそのテープとの摺接面に対し垂直で、
かつテープとの摺接面側から見てそのほぼ中央部に設け
られた軸によって回転可能に設けられている。

第１図、第２図において符号Ｃは上記軸による回転中心
を示す。

いま、第２図に（Ａ）で示すテープの走行方向をフォワ
ード方向、（Ｂ）で示すテープの走行方向をリバース方
向とし、テープＴＰの幅方向に上から記録トランクが０
■０■・・■の０［相］０■・・［相］■［相］の順に
並んでいるものとする。第１のトラック■にはフォワー
ド方向のテープ走行時に第１へラド１により記録・再生
を行う。同様に、第３トラツク■、第５トランク■、第
７トランク■、第９トランク■にもフォワード方向のテ
ープ走行時に第１ヘツド１により記録・再生を行う。も
ちろん、各トラックへの記録・再生はヘッドブロック３
をテープ幅方向に移動させた上で行う。一方、第２トラ
ツク■には、リバース方向のテープ走行時に第２へラド
２により記録・再生を行う。同様に、■■■■［相］の
各トラックにもリバース方向のテープ走行時に第２ヘツ
ド２により記録・再生を行う。このときも各トラックへ
の記録・再生はヘッドブロック３をテープ幅方向に移動
させた上で行う。

次に、回転中心Ｃを中心にヘッドブロック３を反転させ
、各トランクＯＯ［相］Ｏ＠Ｏに対してフォワード方向
のテープ走行時に第２ヘツド２によって記録・再生を行
い、各トラックｏｏ［相］ｏ００に対してリバース方向
のテープ走行時に第１ヘツド■によって記録・再生を行
う。

上に述べたような手順でマルチトラック記録・　　　　
−再生を行うと、テープＴＰＯ上半分のトランクがフォ
ワード方向の走行時に、テープＴＰの下半分かりパース
方向の走行時に記録・再生される。そして互いに隣り合
うトランクには、ヘンドブロック３が軸を中心に反転さ
れて互いにアジマス角の異なる第１のヘッドｌと第２の
ヘッド２により交互に記録・再生されることになるため
、相互にアジマス角の異なる記録・再生が行われること
になる。

従って、図示のように各トラックを密接状に形成しても
クロストークの問題はなく、高密度記録が可能となる。

第２図において符号Ｆと符号Ｒは、それぞれフォワード
方向のテープ走行時とリバース方向のテープ走行時にお
けるヘッドブロック３のテープ幅方向への移動範囲を示
す、いま、全トラック幅を４Ｌとすると、第１、第２の
ヘッド１．２は回転中心Ｃに対し全トラック幅４Ｌの１
／４　（＝Ｌ）の距離に配置されている。従って、図示
のようにテープ幅の半分ごとに記録方向を変える方式の
場合、ヘッドのテープ幅方向への移動範囲を最も少なく
することができ、機構全体の高さ寸法を小さくすること
ができる。

このように、上記実施例によれば、２チヤンネル構成の
簡単な磁気ヘッドによってマルチトラック記録及びアジ
マス記録を行うことができるし、ヘッドのテープ幅方向
への移動範囲を少なくして高さ寸法を小さ（した磁気ヘ
ッドを得ることができる。また、アジマス記録のため、
広幅記録・狭幅再生又は狭幅記録・広幅再生を行わなく
てもオフトラックを防止することができる。

なお、ヘッドブロックのテープ幅方向への移動機構及び
テープ摺接面に垂直な軸によるヘッドブロックの回転機
構は、適宜の機構を選択して採用してよいが、例えば、
第３図乃至第８図に示す機構を用いることができる。

第３図及び第５図において、シャーシ３１上にはヘッド
支持部材１２がシャーシ３１に固着された軸１４を中心
にシャーシ３１の面と平行な水平面内において回動可能
、かつ、軸１４に沿って上下方向に移動可能に支持され
ている。軸１４はヘッド支持部材１２の左端寄りの位置
にある。ヘッド支持部材１２の右端寄りの位置には、同
ヘッド支持部材１２を幅方向に挟んで一対の支持部１２
ａ、１２ａが一体に形成されており、この支持部１２ａ
、１２ａをヘッドホルダ１１の反転軸１１ａが貫通して
いる。この軸１１ａを中心にヘッドホルダ１１が回転す
ることができる。ヘッドホルダ１１の前端側には前述の
ヘッドブロック３が固着されている。ヘッドブロック３
はヘッドホルダ１１と一体のため、反転軸１１ａを中心
として磁気テープとの摺接面と平行な平面内において回
転可能であり、もって、磁気テープ走行方向に関し反転
可能となっている。

上記ヘッドホルダ１１の一側面には位置決め突起ｌｉｄ
が設けられている。上記反転軸１１ａの後端部は後側の
支持部１２ａから後側に突出し、木の葉形の反転板１１
ｂが固着されている。反転板１１ｂの先端部にばばね掛
けｌｌｃが固植されており、このばね掛けｌｌｃとヘッ
ド支持部材１２に固着されたばね掛け１２ｃとの間には
反転ばね２０が掛けられている。

上記ばね掛け１２ｃと上記反転軸１１ａは略同じ高さ位
置に設けられていて、第６図に示すように上記ばね掛け
１２ｃと反転軸１１ａを結んだ線上に上記ばね掛けｌｌ
ｃがあるときは反転ばね２０は死点上にあるが、上記ば
ね掛け１２ｃと反転軸１１ａがばね掛け１１ｃよりも上
側又は下側になると、反転ばね２０が上記死点を越え、
反転板ｆｌｂが第５図のように反時計方向に回転し、又
は第７図のように時計方向に回転する。この反転板１１
ｂの回転に伴ってヘッドブロック３が反転する。ヘッド
支持部材１２にはヘッドホルダ１１を左右に挟んだ位置
において一対の位置決めねし２５．２６が短大されてい
る０位置床めねじ２５．２６の下端にはヘッドホルダ１
１の反転方向に応じて位置決め突起ｌｉｄが当接し、ヘ
ッドホルダ１１の反転位置が決められる。

ヘッド支持部材１２の右端部には扇形のギヤ１２ｂが形
成されている。このギヤ１２ｂは、図示されないモータ
によって回動させられる。

シャーシ３１上には第３図の左上方において保持板１８
が適宜の固定部材を介して固定されている。

保持板１８の垂直片にはトラック切換用ステッピングモ
ータ１７が固定され、上記垂直片を水平方向に貫いたス
テッピングモータ１７の出力軸にはウオーム３０が固着
されている。上記保持板１８の水平片には上記軸１４の
側方においてスクリューシャフト１９が下向きに固定さ
れている。スクリューシャフト１９にはトラック切換ギ
ヤ１６の雌ねじが短大されている。トラック切換ギヤ１
６は上記ウオーム３０とかみ合っている。前記ヘッド支
持部材１２は、その左端部のばね掛け１２ｄと、その上
方に位置する保持板１８のばね掛け１８ａとの間に掛け
られたばね１５により軸１４に沿って上昇付勢されてい
るが、上記トラック切換ギヤ１６の下端によって上記付
勢力による上昇が規制されている。上記スクリューシャ
ツ）１９は、保持板１８との間に押さえばね２９を介在
させてトラック調整用ナツト２８により上下方向の位置
調整可能に設けられている。

シャーシ３１上には、ヘッドホルダ１１の後方において
ヘッド回転用カム２１が固定されている。カム２１は、
第８図にも示すように、ヘッドホルダ１１と一体のばね
掛けｌｌｃの上下位置に応じて当接することができる上
下のカム面２１ａ、２１ｂと、これらカム面の中間に形
成された水平方向の中央溝２１ｃとを有している。各カ
ム面２１ａ、２１ｂは、上記ばね掛けｌｌｃが押圧され
たとき同ばね掛けｌｉｅを中央溝２１ｃに導くような傾
斜面になっている。

次に、上記機構の動作を説明する。

第３図、第５図の動作態様をテープのフォワード走行状
態における記録・再生状態とする。この状態ではトラッ
ク切換ギヤ１６が下位にあってヘッド支持部材１２も下
位にあり、反転ばね２０の力で反転板１１ｂと共にヘッ
ドブロック３が第５図のように反転軸１１ａを中心に反
時針方向に回転させられ、位置決め突起ｌｉｄが位置決
めねじ２６に当接することによってヘッドブロック３の
回転方向の位置決めがなされている。また、ヘッド支持
部材１２が軸１４を中心に第３図において時計方向に回
動させられ、ヘッド支持部材１２と共にヘッドブロック
３が前方に進出し、左右方向に走行している磁気テープ
にヘッドブロック３の前面が摺接して記録・再生が行わ
れている。

次に、適宜の制御手段からリバース信号が発せられると
、トランク切換用ステッピングモータ１７が回転駆動さ
れ、ヘッド支持部材１２が磁気テープの幅方向である上
下方向のほぼ中央位置に戻される。即ち、ステッピング
モータ１７によってウオーム３０が回転駆動されるとト
ラック切換ギヤ１６が回転駆動され、同ギヤ１６がスク
リューシャフト１９に沿って上昇し、これに従動してヘ
ッド支持部材１２がばね１５の付勢力により上昇する。

ヘッド支持部材１２が上下方向の略中央部に至ったとき
ステッピングモータ１７が停止させられる。続いてヘッ
ド後退用の図示されないモータが駆動され、扇形ギヤ１
２ｂを介してヘッド支持部材１２が第４図に示すように
反時計方向に回動させられる。このヘッド支持部材１２
の回動に伴いヘッドホルダ１１が後方に移動し、そのば
ね掛けｌｌｃがヘッド回転用カム２１の上側のカム面２
１ａに当接する。上記ばね掛けｌｌｃはカム面２１ａに
より斜め下方に移動させられ、反転板１１ｂ及びこれと
一体のヘッドホルダ１１とヘッドブロック３が第５図の
状態から時計方向に回転する。上記ばね掛けｌｌｃはや
がてカム２１の中央溝２１ｃに導かれ、この状態で上記
ヘッド後退用モータが停止する。このとき、第６図のよ
うにばね掛け１２ｃと反転軸１１ａとばね掛けｌｌｃが
一直線上に並んで反転ばね２０の死点に至る。

次にステッピングモータ１７を駆動してヘッド支持部材
１２を上側に移動させる。ばね掛けｌｌｃはカム２１の
中央溝２１ｃで上下方向の位置が規制されているのに対
し、ヘッド支持部材１２の上方への移動によりばね掛け
ｌｌｃがばね掛け１２ｃと軸１１ｂを結ぶ線よりも下側
になり、反転ばね２０の弾力は反転板１１ｂを第６図に
おいて時計方向に回転させる力として作用する。この状
態でヘッド反転用モータによりヘッド支持部材１２を第
３図の位置まで時計方向に回動させ、ヘッドホルダ１１
を前進させると、ばね掛けｌｌｃがカム２１の中央溝２
１ｃから抜は出し、ヘッドホルダ１１及びヘッドブロッ
ク３が反転ばね２０の弾力により第７図に示すように時
計方向に回転する。このとき、ばね掛けｌｌｃはカム２
１の下側のカム面２１ｂに摺接しながら行われるので、
ヘッドホルダ１１及びヘンドブロック３はゆっくり回転
して衝撃を受けることがな（、アジマスずれなどを防止
することができる。このヘンドブロック３の回転は、ヘ
ッドホルダ１１の位置決め突起ｌｉｄが位置決めねじ２
５の下端に当接することにより規制される。上記ヘッド
ホルダ１１の前進によりヘッドブロック３の前面がリバ
ース方向に走行する磁気テープに摺接し、記録・再生が
行われる。ステッピングモータ１７によりヘッド支持部
材１２の高さ位置を制御することによりトラック切り換
えを行うことができる。

ヘッド支持部材１２、軸１４、トラック切換ギヤ１６及
びスクリューシャツ）１９等を含む構成部分は、ヘッド
ブロック３をテープの幅方向に移動させる支持手段を構
成している。

部品配置空間や、磁気ヘッド表面の形状その他の条件に
よっては、磁気ヘッドを後退させることなくテープに摺
接させたまま反転させてもよい。

なお、第１及び第２のヘッドには必ずしも記録ヘッドと
再生ヘッドとをそれぞれ設ける必要はなく、第９図のよ
うに、回路的に記録へノド又は再生ヘッドとして切り換
え可能な一つの第１ヘツドＨ１と一つの第２ヘツドＨ２
を設けてもよい。第１ヘツド旧、第２ヘツドＨ２の側方
には、全幅消去へノドＥが上記ヘッドブロック３に一体
に設けられている二そして、ヘノドフ゛ロック３には、
そのテープ摺接面側から見た上下左右のほぼ中央部Ｃに
、第１ヘツド旧と第２へノドＨ２を相互に反転させるた
めの軸が設けられている。ヘッドブロック３はテープ幅
方向に移動可能に支持されている。

第９図の実施例の場合も、テープ走行方向と記録モード
か再生モードかに応じて各ヘッドＨ１、Ｈ２を回路的に
記録ヘッドとして又は再生ヘッドとして切り換えること
によりマルチトランク記録及びアジマス記録を行うこと
ができる。

上記第１ヘツドＨ１と第２ヘツドＩ（２は必ずしもテー
プ幅方向に一直線上に並べる必要はなく、第１゜図の実
施例のようにテープ走行方向にずらして千鳥状に配置し
てもよい。この場合も、ヘッドブロック３を反転させる
ための軸はテープ摺接面の上下左右のほぼ中央部Ｃに設
けられる。

ヘンドブロックに記録・再生用のヘッドと共に消去ヘッ
ドを一体に設ける場合、上記消去ヘッドはヘッドブロッ
クの回転中心軸を挟んで記録・再生用のヘッドとはテー
プ幅方向の反対側に設けてもよい。第１１図乃至第１４
図はこのような実施例を示す。

第１１図及び第１２図の実施例では、ヘンドブロック３
のテープ摺接面側から見た上下左右のほぼ中央部Ｃにヘ
ンドブロック３の反転用の軸を設け、この軸を挟んでテ
ープ幅方向の一方側には、記録用ヘッドＷ１と再生用ヘ
ッドＲ１でなる第１のヘッド１と、記録用ヘッド−２と
再生用ヘッドＲ２でなる第２のヘッド２とを配置し、テ
ープ幅方向の他方側に消去ヘッドＥを配置したものであ
る。消去ヘッドＥは上記記録用ヘッド−１と再生用ヘッ
ドＲ２を結ぶテープ幅方向の線上に配置されている。ヘ
ッドブロック３はテープＴＰとの接触面積を小さくする
ために、ヘンドブロック３のテープ摺接面が上記各ヘッ
ド位置において隆起させられている。そして、上記消去
ヘッドＥの部分における隆起とのバランスをとるために
、再生用ヘッドＲ１と記録用ヘッド畦を結ぶテープ幅方
向の直線に沿って隆起部３５が形成されている。

第１１図及び第１２図に示す実施例によれば、ヘッドブ
ロック３の中央部の回転中心軸を挟んで一方側に第１及
び第２のへノド１，２を、他方側に消去ヘッドＥを設け
たため、消去ヘッドＥを記録・再生用ヘッドと共にテー
プ走行方向に並べて配置した場合に比べてテープとの接
触点が少なくなり、テープタッチが良くなって良好な記
録・再生を行うことができる。また、テープ走行方向の
寸法を小さくすることができるため、ヘッドの設計上テ
ープ走行方向に寸法の余裕がない場合に有利である。

第１３図、第１４−図の実施例は、ヘッドブロック３の
テープ摺接面側から見た上下左右の中央部Ｃにおける回
転中心軸を挟んでテープ幅方向の一方側に第１及び第２
のヘッド［１，Ｈ２を、他方側に消去ヘッドＥを設けた
ものであり、上記消去ヘッドＥを第１及び第２のヘッド
旧、Ｈ２を結ぶテープ幅方向の直線上に配置したもので
ある。

この実施例の場合もテープとの摺接点が少なくなり、テ
ープタッチが良くなって良好な記録・再生が可能となる
と共に、テープ走行方向の寸法を小さくすることができ
るという利点がある。

（発明の効果） 本発明によれば、互いにアジマス角の異なる二つのヘッ
ドを備えたヘンドブロックをテープ幅方向に移動可能に
、かつ、ヘッドブロックをそのほぼ中央部の軸を中心に
反転可能に設けたため、２チヤンネル構成の簡単なヘッ
ドによってアジマス記録が可能となり、また、ヘッドの
テープ幅方向への移動距離を少なくすることができるた
め機構の薄型化が可能となった。

また、ヘッドブロックの回転中心軸を挟んでテープ幅方
向の一方側に第１及び第２のヘッドを、他方側に消去ヘ
ッドを設ければ、テープとの摺接点を少なくしてテープ
タッチを良くすることができると共に、テープ走行方向
の寸法を小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッドの一実施例を示す正面
図、第２図は同上実施例による記録・再生の様子を示す
動作説明図、第３図は上記実施例に通用可能なヘッド移
動機構の例を示す平面図、第４図は同上ヘッド移動機構
の異なる動作態様を示す平面図、第５図は上記ヘッド移
動機構の第３図に対応する動作態様の正面図、第６図は
同じく第４図に対応する動作態様を示す正面図、第７図
は上記ヘッド移動機構の別の動作態様を示す正面図、第
８図は上記ヘッド移動機構中のヘッド反転用カムの斜視
図、第９図は本発明に係る磁気ヘッドの別の実施例を示
す正面図、第１０図は本発明に係る磁気ヘッドのさらに
別の実施例を示す正面図、第１１図は本発明に係る磁気
ヘッドのさらに別の実施例を示す正面図、第１２図は同
上平面図、第１３図は本発明に係る磁気ヘッドのさらに
別の実施例を示す正面図、第１４図は同上平面図、第１
５図は従来の磁気ヘッドによるマルチトランク記録の一
例を示す正面図、第１６図は従来の磁気ヘッドによる記
録の別の例を示す正面図である。 １、旧・・第１のヘッド　２．Ｈ２・・第２のヘッド　
３・・ヘッドブロック　Ｉｌａ・・軸１２・・ヘッド支
持部材　ＴＰ・・テープ　Ｅ・・消去ヘッド 第（図 り朽　　ろ　　図 Ｍ４図 第５図 第６図 りＲ 集７図 第８図 第９図　　　　第１０図 第１ｆ図　　　　第、２図 第１５図　　　　焔／４　ｒｇＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定のアジマス角を有する第１のヘッドとこの第１
   のヘッドとはアジマス角の異なる第２のヘッドとを磁気
   テープの幅方向に並べてヘッドブロックに配置すると共
   に、上記ヘッドブロックを上記テープの幅方向に移動可
   能な支持手段によって支持し、さらに、上記ヘッドブロ
   ックをそのほぼ中央部の軸を中心として反転可能に設け
   たことを特徴とする磁気ヘッド。 ２、ヘッドブロックの回転中心軸を挟んでテープ幅方向
   の一方側に第１のヘッド及び第２のヘッドを、他方側に
   消去ヘッドを設けたことを特徴とする請求項１記載の磁
   気ヘッド。