JPH0129772Y2 - - Google Patents

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JPH0129772Y2
JPH0129772Y2 JP1680182U JP1680182U JPH0129772Y2 JP H0129772 Y2 JPH0129772 Y2 JP H0129772Y2 JP 1680182 U JP1680182 U JP 1680182U JP 1680182 U JP1680182 U JP 1680182U JP H0129772 Y2 JPH0129772 Y2 JP H0129772Y2
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JP
Japan
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tank
flange
tanks
iron core
tightening
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JP1680182U
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JPS58120618U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は変圧器、リアクトルにような静止誘
導機器タンクの構造に関するもので、特に、二分
割された上及び下タンクを接続する部材によつ
て、タンク内の鉄心を締付けている静止誘導機器
タンク構造の改良に関するものである。
変圧器やリアクトルの鉄心を十分な力で締付け
ることは、鉄心の騒音振動及び短絡時にコイルに
発生する強大な機械力によるずれを防止するた
め、鉄損を減少するためなどに是非必要であり、
運転中は常に適正な面圧が加えられていることを
必要とする。
従つて、変圧器タンクの例を述べると、従来の
タンクは第1図に示すように、タンクは上タンク
1と下タンク2からなり、第1図左半に示すよう
に、上タンク1に設けた取付金具8と下タンク2
に設けた取付金具7との間を例えば、油圧ジヤツ
キ10及び締付部材9で接続し、油圧ポンプ11
で圧油を油圧ジヤツキ10に供給し、油圧ジヤツ
キ10で上下タンクを締付けると同時に、上タン
クの鉄心押え3と上下の鉄心押え板4を介しコイ
ルグループ13と共働する鉄心5を締付ける構造
となつている。そして締付圧力は、第1図中右半
に示すように、上下タンクのフランジを溶接部6
にように溶接することによつて保持している。
しかしながら、このような締付構造をとる従来
の機器タンクでは、油圧ジヤツキ10で発生した
全締付力は、鉄心押え板4を介して鉄心5の締付
に費される分と、上下タンクのフランジ面の接触
部12で費される分との両方となるため、例えば
上下タンクのフランジ面が非常にかたければ、そ
の部分に費される締付力の部分が大きくなるの
で、鉄心締付に有効に使用される締付力が少くな
る欠点があつた。
この考案は従来の静止誘導機器タンクの鉄心締
付構造の叙上の欠点にかんがみてなされたもの
で、上下タンク締付力のほぼ全部がタンク内の鉄
心の締付力として有効なような静止誘導機器タン
クを提供することを目的としている。
以上の目的を達成するために、この考案の静止
誘導機器タンクは上タンクと下タンクとに分割さ
れ、上下タンクを接続する部材によりタンク内の
鉄心を締付けている構造において、上下タンクの
接続部のフランジ間にスペーサを介在させて締付
け、フランジを変形させて固定する構造を特徴と
している。
以下に、図示する実施例について、この考案を
説明する。
第2及び4図に示すように、この考案の静止誘
導機器タンクにおいては、上タンク1と下タンク
2のフランジの接触部12はフランジの間に、例
えば鉄丸棒や角棒のような強固な材質からなるス
ペーサ14をすることを特徴としている。他の構
造は第1図の従来のものと変らないので第1図と
同等部材は第2図で同じ符号を付しているので、
詳しい説明は省略する。
鉄心5の締付も第1図に示した従来のものと同
様に、第2図の左半に示しているように、油圧ジ
ヤツキ10に油圧ポンプ11で圧油を供給して、
上下タンク1,2を締付けることにより行うが、
上下タンクフランジ接触部12にスペーサがある
ので、フランジ接触部12は第3図に示す従来の
構造のものと異なり、第4図に示すように、詰め
物14の高さ分は上下タンクフランジ同士が当ら
ない。すなわち、第4図に示すように、矢印方向
に力(油圧ジヤツキによる)が作用した場合、上
タンクフランジは1点鎖線1′のように変形し得
て、詰め物の高さ分変形するまではフランジが当
らない。従つて、油圧ジヤツキ10で与えられた
締付力の殆んど全部が鉄心押え3及び鉄心押え板
4を介して有効に鉄心5に作用するようになる。
締付圧力の保持には、上下タンクフランジ面を
溶接部6で溶接しても、鉄心反力によつて上下タ
ンクフランジ部が溶接部6を支点として伸びてし
まうので、上下タンクを油圧ジヤツキで締付けた
状態で、第2図右半に示すように、上下タンク
1,2を連結部材15で接続する。
なお、上記実施例では、スペーサを強固な材質
としたが、パツキング等であつても良く、この場
合、フランジが変形し易いようにフランジ部分を
長くとり、可とう性をもたせるようにしてもよ
い、要するに、この考案は、油圧ジヤツキ等での
締付時、フランジ部分を変形させるようにできれ
ばよい。
以上のように、この考案においては、フランジ
接続部にスペーサを介在させて締付け、フランジ
を変形させて両タンクのフランジ端部を溶接で固
定するだけでの簡単な改良により、よく鉄心を十
分な力で締付けることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は静止誘導機器タンクの従来の鉄心締付
構造の一例を示す断面図で、左半は締付態様を右
半は締付圧力保持態様を示す図、第2図はこの考
案の静止誘導機器タンクの一実施例を示し、左半
は締付態様を右半は締付圧力保持態様を示す断面
図、第3図は第1図のタンクの上下タンクフラン
ジ接触部を示す拡大部分断面図、第4図は第2図
に示すこの考案によるタンクの上下タンクフラン
ジ接触部を示す拡大部分断面図である。 1……上タンク、2……下タンク、3……鉄心
押え、4……鉄心押え板、5……鉄心、6……溶
接部、7,8……取付金具、9……締付部材、1
0……油圧ジヤツキ、11……油圧ポンプ、12
……上下タンクフランジ接触部、13……コイル
グループ、14……スペーサ、15……連結部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上タンクと下タンクとに分割され、上下タンク
    にそれぞれ設けた取付金具間を締付部材で接続
    し、タンク内の鉄心を締付けて固定する静止誘導
    機器タンクにおいて、上下タンク接続部にフラン
    ジを形成し、上下フランジ間にスペーサを介在さ
    せた状態で上記締付部材で上下タンクを締付け、
    上下タンクの少なくともいずれか一方のフランジ
    を変形させて、両タンクのフランジ端部を溶接で
    固定したことを特徴とする静止誘導機器タンク。
JP1680182U 1982-02-08 1982-02-08 静止誘導機器タンク Granted JPS58120618U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1680182U JPS58120618U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 静止誘導機器タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1680182U JPS58120618U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 静止誘導機器タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58120618U JPS58120618U (ja) 1983-08-17
JPH0129772Y2 true JPH0129772Y2 (ja) 1989-09-11

Family

ID=30029152

Family Applications (1)

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JP1680182U Granted JPS58120618U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 静止誘導機器タンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192805A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp 変圧器タンクおよび変圧器タンクの製造方法

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Publication number Publication date
JPS58120618U (ja) 1983-08-17

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