JP2010192805A - 変圧器タンクおよび変圧器タンクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の変圧器タンクにおいて分割されて製造された分割タンクを締結して溶接するときに、分割タンクを接合するフランジ部を多数のC型クランプで全周締結している。このため、締結作業時間が長く、コスト高となっていた。
【解決手段】分割タンクの外側面に固定座を設けて油圧締付装置を固定し、油圧締付装置を介して分割タンクを相互に締結することで、分割タンクのフランジ部の締結作業が迅速・容易となり、変圧器タンクの製造コストの低減を図ることが出来る。
【選択図】図2
【解決手段】分割タンクの外側面に固定座を設けて油圧締付装置を固定し、油圧締付装置を介して分割タンクを相互に締結することで、分割タンクのフランジ部の締結作業が迅速・容易となり、変圧器タンクの製造コストの低減を図ることが出来る。
【選択図】図2
Description
この発明は、複数に分割されて成る密閉構造の変圧器タンクおよび変圧器タンクの製造方法に関するものである。
従来の変圧器タンクは、水平方向又は垂直方向に分割して構成したタンクをそれぞれのフランジ部で接合し、多数のC型クランプでタンク全周にわたって締め付けて固定した後、溶接していた(例えば、特許文献1参照)。
変圧器タンクは、輸送・製作作業の都合から水平方向又は垂直方向に分割して複数の分割タンクとして製造され、分割タンクをそれぞれのフランジ部で接合して組み立てる場合が多い。
分割タンクを組み合わせた後、接合するフランジ部同士をC型クランプで締め付ける。
C型クランプは個々の作業性が良い反面、1個あたりの締付面積・締付力を大きく取れない為多数必要とし、締結作業に長い時間を要する。
分割タンクを組み合わせた後、接合するフランジ部同士をC型クランプで締め付ける。
C型クランプは個々の作業性が良い反面、1個あたりの締付面積・締付力を大きく取れない為多数必要とし、締結作業に長い時間を要する。
この発明は、上述のような問題点を解決する為になされたもので、発明の目的は、分割タンクのフランジ部同士の締結作業の迅速性・容易性の向上により変圧器タンクの組み立てコストの低減をはかることである。
この発明に係る変圧器タンクにおいては、分割タンクの互いに接合すべき部分にフランジ部を設け、分割タンクの外側面に油圧締付装置を設置するための固定座を設け、油圧締付装置の締付座を固定座に固定してフランジ部で接合する分割タンク同士を互いに締結できるようにしたものである。
この発明は、分割タンクの外側面の固定座に油圧締付装置の締付座を固定して分割タンクを互いに締結できるようにしたので、分割タンクの互いのフランジ部の締結作業の迅速性・容易性が向上でき変圧器タンクの製造コストの低減をはかることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す変圧器タンク1aを縦方向に見た断面図である。
図2は、図1の変圧器タンク1aにおいて、油圧締付装置13aを介して上部タンク4と下部タンク5を締結する前の状態の接合部を拡大した断面図である。
図3は油圧締付装置13aの構成を示す図である。
変圧器タンク1aは、変圧器のU,V,Wの三相巻線を横に並べ、これを収容する為に横長の直方体形状に構成されている。変圧器タンク1a内には、変圧器本体2が電気絶縁油3に浸漬されて収納されている。
この変圧器タンク1aは、輸送及び組立作業の都合上、上部タンク4及び下部タンク5のような分割タンクとして別々に製造される。上部タンク4と下部タンク5はそれぞれのフランジ部6,7で互いに接合される。変圧器タンク1aを構成する上部タンク4及び下部タンク5の外側面の周囲には夫々補強用リブが配置されている。すなわち、上部タンク4及び下部タンク5を構成するハウジングの外側面を補強するため、断面コの字型の鋼製補強リブ8、及び断面J型の鋼製補強リブ9が夫々取り付けられている。鋼製補強リブ8及び9には、上部タンク4と下部タンク5を互いに締結させる油圧締付装置の締付座が固定される固定座10a,11aが溶接により固定されている。
油圧締付装置13aは、変圧器タンク1aの長辺の外側面の補強リブに、各面3箇所、短辺の外側面の補強リブに各面1箇所、合計8箇所に計8個取り付けられる。即ち、上部タンク4に固定座10aが8個、下部タンク5に固定座11aが8個、それぞれ補強リブを介して固定されている。
図1はこの発明の実施の形態1を示す変圧器タンク1aを縦方向に見た断面図である。
図2は、図1の変圧器タンク1aにおいて、油圧締付装置13aを介して上部タンク4と下部タンク5を締結する前の状態の接合部を拡大した断面図である。
図3は油圧締付装置13aの構成を示す図である。
変圧器タンク1aは、変圧器のU,V,Wの三相巻線を横に並べ、これを収容する為に横長の直方体形状に構成されている。変圧器タンク1a内には、変圧器本体2が電気絶縁油3に浸漬されて収納されている。
この変圧器タンク1aは、輸送及び組立作業の都合上、上部タンク4及び下部タンク5のような分割タンクとして別々に製造される。上部タンク4と下部タンク5はそれぞれのフランジ部6,7で互いに接合される。変圧器タンク1aを構成する上部タンク4及び下部タンク5の外側面の周囲には夫々補強用リブが配置されている。すなわち、上部タンク4及び下部タンク5を構成するハウジングの外側面を補強するため、断面コの字型の鋼製補強リブ8、及び断面J型の鋼製補強リブ9が夫々取り付けられている。鋼製補強リブ8及び9には、上部タンク4と下部タンク5を互いに締結させる油圧締付装置の締付座が固定される固定座10a,11aが溶接により固定されている。
油圧締付装置13aは、変圧器タンク1aの長辺の外側面の補強リブに、各面3箇所、短辺の外側面の補強リブに各面1箇所、合計8箇所に計8個取り付けられる。即ち、上部タンク4に固定座10aが8個、下部タンク5に固定座11aが8個、それぞれ補強リブを介して固定されている。
図4は、図1の変圧器タンク1aにおいて、油圧締付装置13aを介して上部タンク4と下部タンク5を締結している途中の状態の接合部を拡大した断面図である。
図2〜図4により、上記構成の変圧器タンク1aの上部タンク4と下部タンク5の組立工程、締付工程、溶接工程及び取外工程について説明する。
図2〜図4により、上記構成の変圧器タンク1aの上部タンク4と下部タンク5の組立工程、締付工程、溶接工程及び取外工程について説明する。
組立工程は変圧器タンク1aの中に変圧器本体2を収納する工程を含み、異物による汚染を防止する為クリーンルーム内で行われる。
まず、下部タンク5に変圧器本体2を収納した後、下部タンク5のフランジ7の上面に耐熱ガスケット12を配置させて下部タンク5に上部タンク4を被せる。この結果、フランジ6,7が間に耐熱ガスケットを挟んで向かい合うこととなる。
まず、下部タンク5に変圧器本体2を収納した後、下部タンク5のフランジ7の上面に耐熱ガスケット12を配置させて下部タンク5に上部タンク4を被せる。この結果、フランジ6,7が間に耐熱ガスケットを挟んで向かい合うこととなる。
次に、油圧締付装置13aを使用した締付工程について説明する。
図2に示すように、油圧締付装置13aを変圧器タンク1aの固定座10a,11aに取り付ける。
上部タンク4と下部タンク5の固定座10a,11aにそれぞれ締付座14a,15aをボルト16で締付けて固定する。ボルト16による取り付けは簡易な工具により容易に実施できる。
締付座15aから、14aまでロッド17を貫通させて挿入し、ナット18で締付座14aに固定する。その後に油圧シリンダー19をロッド17に装着し油圧を加えることによって締付座14a,15aが互いに引き寄せられるよう固定する。
図4では油圧締付装置13aに油圧を供給し、図2に対して油圧締結装置の力で上部タンク4及び下部タンク5のフランジ部6及び7が引き寄せられて接触面が締結される。
図2に示すように、油圧締付装置13aを変圧器タンク1aの固定座10a,11aに取り付ける。
上部タンク4と下部タンク5の固定座10a,11aにそれぞれ締付座14a,15aをボルト16で締付けて固定する。ボルト16による取り付けは簡易な工具により容易に実施できる。
締付座15aから、14aまでロッド17を貫通させて挿入し、ナット18で締付座14aに固定する。その後に油圧シリンダー19をロッド17に装着し油圧を加えることによって締付座14a,15aが互いに引き寄せられるよう固定する。
図4では油圧締付装置13aに油圧を供給し、図2に対して油圧締結装置の力で上部タンク4及び下部タンク5のフランジ部6及び7が引き寄せられて接触面が締結される。
続いて、溶接工程について説明する。
油圧締付装置13aに油圧が供給され油圧締付装置13aを介して締結し上部タンク4のフランジ6と下部タンク5のフランジ7が締結されている状態で、フランジ先端部を溶接する。
フランジ6,7の間には耐熱ガスケット12が挿入されているので、上部タンク4と下部タンク5の間の継ぎ目の気密が守られ、溶接作業時における変圧器タンク内への飛び火の進入防止と、変圧器本体2への吸湿防止が図られている。
油圧締付装置13aに油圧が供給され油圧締付装置13aを介して締結し上部タンク4のフランジ6と下部タンク5のフランジ7が締結されている状態で、フランジ先端部を溶接する。
フランジ6,7の間には耐熱ガスケット12が挿入されているので、上部タンク4と下部タンク5の間の継ぎ目の気密が守られ、溶接作業時における変圧器タンク内への飛び火の進入防止と、変圧器本体2への吸湿防止が図られている。
最後に、取外工程について説明する。
分割タンクの互いのフランジ部を溶接した後、油圧締結装置を取り外す。タンクのフランジを溶接した後、溶接によって上部タンクと下部タンクは堅固に接合されているので、油圧締付装置を取り外しても強度的に問題は無い。
分割タンクの互いのフランジ部を溶接した後、油圧締結装置を取り外す。タンクのフランジを溶接した後、溶接によって上部タンクと下部タンクは堅固に接合されているので、油圧締付装置を取り外しても強度的に問題は無い。
このように、実施の形態1では、締結すべき隣接するタンクの側面に油圧締付装置を設置するための固定座を設け、油圧締付装置を固定座に設置して隣接するタンクを締結するようにした。
油圧締付装置13aの各部品は分割構造となっており、人力で容易に取り付けが可能である。また、油圧締付装置13aは、従来のC型クランプと比較して、非常に大きな力を加えることが出来るので、必要な締付箇所はC型クランプに比較して数分の一から数十分の一となり、大幅に減少する。
よって、上部タンク4と下部タンク5のそれぞれのフランジ部6,7の締結作業の迅速性・容易性が向上でき変圧器タンクの製造コストの低減をはかることができる。
油圧締付装置13aの各部品は分割構造となっており、人力で容易に取り付けが可能である。また、油圧締付装置13aは、従来のC型クランプと比較して、非常に大きな力を加えることが出来るので、必要な締付箇所はC型クランプに比較して数分の一から数十分の一となり、大幅に減少する。
よって、上部タンク4と下部タンク5のそれぞれのフランジ部6,7の締結作業の迅速性・容易性が向上でき変圧器タンクの製造コストの低減をはかることができる。
また、従来のように多数のC型クランプでフランジ部を締め付けて固定した場合は、C型クランプの局所的な加圧でフランジの一部変形を生じやすい。このため変圧器タンクの接合したフランジ部の変形により、気密性・油密性が不安定である。加えて、C型クランプは取り付けられた近傍で溶接作業が行われることが多いため、溶接時のスラッジが付着して汚損されるが、汚損後再利用する場合に、タンク締結時にクリーンルーム内を汚染する可能性がある。
これに対し、この実施の形態1では、締結すべき分割タンクの外側面に油圧締付装置を
設置するための固定座を設け、油圧締付装置の締付座を固定座に固定して分割タンクを互
いに締結するようにしたので、油圧により各締結装置に同じタイミングで同じ力を加える
ことが出来、フランジ部に均一に圧力を加えることができる。これにより、フランジの接
合部の変形を抑制し機密性・油密性を向上することができる。
さらに、C型クランプを用いないので、C型クランプに付着したスラッジ持込によるク
リーンルームの汚染を防止することができる。
これに対し、この実施の形態1では、締結すべき分割タンクの外側面に油圧締付装置を
設置するための固定座を設け、油圧締付装置の締付座を固定座に固定して分割タンクを互
いに締結するようにしたので、油圧により各締結装置に同じタイミングで同じ力を加える
ことが出来、フランジ部に均一に圧力を加えることができる。これにより、フランジの接
合部の変形を抑制し機密性・油密性を向上することができる。
さらに、C型クランプを用いないので、C型クランプに付着したスラッジ持込によるク
リーンルームの汚染を防止することができる。
さらに、油圧締付装置の締付座をタンク外側面に設置した固定座にボルト固定することができるので、汎用性が高く、簡易な工具で容易に装着することができる。
油圧締付装置13aによって上部タンク4及び下部タンク5は締結され、それぞれのフ
ランジ6及び7は密着して接合される。この後フランジ6及び7を溶接して油圧締付装置を外すこととしてもよい。また、溶接をせず油圧締付装置で締結した状態で、保存、試験、運用に供することも出来る。
油圧締付装置13aで締結した状態で運用すれば、運用期間途中での分解検査および修理にも容易に変圧器タンクを分解して対応することが出来る。また、使用中の経年変化に対応した増し締めを実施することもできる。
油圧締付装置13aで締結した状態で、フランジ6及び7を溶接し、油圧締結装置13aを締結したまま運用することも出来る。分割タンクの分割部分の耐久力が溶接と油圧締付装置の2重の力で担保されるので破壊に対する安全性が高くなる。
ランジ6及び7は密着して接合される。この後フランジ6及び7を溶接して油圧締付装置を外すこととしてもよい。また、溶接をせず油圧締付装置で締結した状態で、保存、試験、運用に供することも出来る。
油圧締付装置13aで締結した状態で運用すれば、運用期間途中での分解検査および修理にも容易に変圧器タンクを分解して対応することが出来る。また、使用中の経年変化に対応した増し締めを実施することもできる。
油圧締付装置13aで締結した状態で、フランジ6及び7を溶接し、油圧締結装置13aを締結したまま運用することも出来る。分割タンクの分割部分の耐久力が溶接と油圧締付装置の2重の力で担保されるので破壊に対する安全性が高くなる。
従来のように多数のC型クランプを使用してフランジを締結していた場合は、C型クラ
ンプを設置した場所は溶接を実施できず、多数のC型クランプを使用する為、断続的な溶接しかできない。これに対し、この実施の形態1では、隣接する2つの油圧締付装置の間の区間は比較的に長く、この区間のフランジ6,7は連続して溶接を実施することができる。これにより溶接工期の短縮と溶接コストの低減ができ、溶接の品質も安定する。
ンプを設置した場所は溶接を実施できず、多数のC型クランプを使用する為、断続的な溶接しかできない。これに対し、この実施の形態1では、隣接する2つの油圧締付装置の間の区間は比較的に長く、この区間のフランジ6,7は連続して溶接を実施することができる。これにより溶接工期の短縮と溶接コストの低減ができ、溶接の品質も安定する。
また図4では、溶接すべきフランジ6,7の先端と、油圧締付装置13aの間に十分な距離が確保されているので溶接作業が容易に実施できる。
溶接器具のアクセス方向が制限される狭い場所の溶接の場合、アクセス方向を変えて不連続に実施するしかない場合が多い。これに対して、例えば50cm程度の十分な距離が確保されていれば、タンク全周を連続的に溶接してゆくことが出来る。
よって溶接が効率的に実施でき、加えて溶接の品質の均一化を計ることが可能である。
また、十分な空間を確保できるので、自動溶接機による溶接実施を適用しやすくなり、自動溶接機による、作業の高速化・効率化と品質の安定化にも寄与する。
溶接器具のアクセス方向が制限される狭い場所の溶接の場合、アクセス方向を変えて不連続に実施するしかない場合が多い。これに対して、例えば50cm程度の十分な距離が確保されていれば、タンク全周を連続的に溶接してゆくことが出来る。
よって溶接が効率的に実施でき、加えて溶接の品質の均一化を計ることが可能である。
また、十分な空間を確保できるので、自動溶接機による溶接実施を適用しやすくなり、自動溶接機による、作業の高速化・効率化と品質の安定化にも寄与する。
図1に示された上部タンク4と下部タンク5の固定座10a,11aは上部タンク4及び下部タンク5の外側面の全周に設けられた補強リブ8,9に各面1個または3個が等間隔で設置されている。
変圧器タンク1aの外側面には、タンクの剛性を確保するための補強リブが設置されているが、これらのリブ部分に油圧締付装置の固定座10a,10bを設置することで、油圧締付装置の締付力をタンク側面全体に拡散し、応力の偏りや集中を防ぐことができ、フランジ6,7の全周にわたって均一に圧着力を加えることが出来る。
このように既に設置されている補強リブを共用することで、油圧締付装置を設置する固定座10a,10bを設置するためだけに外側面に補強箇所を増設する必要が無くなり、コストが削減できる。
変圧器タンク1aの外側面には、タンクの剛性を確保するための補強リブが設置されているが、これらのリブ部分に油圧締付装置の固定座10a,10bを設置することで、油圧締付装置の締付力をタンク側面全体に拡散し、応力の偏りや集中を防ぐことができ、フランジ6,7の全周にわたって均一に圧着力を加えることが出来る。
このように既に設置されている補強リブを共用することで、油圧締付装置を設置する固定座10a,10bを設置するためだけに外側面に補強箇所を増設する必要が無くなり、コストが削減できる。
分割タンクを互いのフランジ部で組み合わせる組立工程と、前記分割タンクの外側面に設けられた固定座に油圧締付装置の締付座を固定して分割タンクを互いに締結する締結工程を有する変圧器タンクの製造方法について説明した。この製造方法を採用することによって、従来のC型クランプを使用した変圧器タンクの製造方法に比べて、多数のC型クランプ締結作業が無くなり、工数が削減でき製造期間も短縮できるのでコストを低減できる。
また、分割タンクを互いに締結する締結工程の後、分割タンクを締結した状態で互いのフランジ部を溶接する溶接工程を加えた、変圧器タンクの製造方法についても説明した。
このような方法で変圧器タンクを製造することによって、製造方法が効率的となり費用
が削減できる。C型クランプを用いたときと比べ、連続的な溶接が可能となり、溶接工期の短縮と溶接コストの低減ができ、溶接の品質も安定する。
このような方法で変圧器タンクを製造することによって、製造方法が効率的となり費用
が削減できる。C型クランプを用いたときと比べ、連続的な溶接が可能となり、溶接工期の短縮と溶接コストの低減ができ、溶接の品質も安定する。
さらに、分割タンクの互いのフランジ部を溶接した後、油圧締結装置を取り外す取外工程についても説明した。油圧締付装置を取り外せば、タンク側面及びフランジ溶接部がよりアクセスしやすくなり、点検も容易となる。また、油圧締付装置は、別のタンクのために再利用することができ、コスト低減にも寄与する。
分割タンクに設ける油圧締付装置を固定する固定座は、原則として数m間隔で各面1箇所〜3箇所設置するが、分割タンクの大きさと油圧締付装置の出力に応じて設置個数および設置間隔を変更する。
分割タンクの補強リブは、全周連続設置形態以外に、各面毎に設置される場合や、特別に補強する区間のみに設置される場合もあるので、最適な位置を選んで固定座の設置場所を選定する。
固定座は必ずしも既存の補強リブの上に設置する必要はなく、分割タンクの側面折り曲げ部即ち垂直各辺に設置してもよい。また、補強リブとは別に、独自に分割タンクの外側面に設置してもよい。
分割タンクの補強リブは、全周連続設置形態以外に、各面毎に設置される場合や、特別に補強する区間のみに設置される場合もあるので、最適な位置を選んで固定座の設置場所を選定する。
固定座は必ずしも既存の補強リブの上に設置する必要はなく、分割タンクの側面折り曲げ部即ち垂直各辺に設置してもよい。また、補強リブとは別に、独自に分割タンクの外側面に設置してもよい。
実施の形態2.
次に油圧締付装置の固定において、ストッパによる噛み合い嵌合構造を採用した実施例について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの断面図である。
図6は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの締結前の接合部を拡大した断面図である。
図7は、この発明の実施の形態2の油圧締付装置13bの構成を示す図である。
図8は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの固定座10bを拡大した断面図である。
変圧器タンク1bは分割タンクである上部タンク4及び下部タンク5を組み立てて構成されている。上部タンク4及び下部タンク5の外側面の鋼製補強リブ8及び9には、油圧締付装置13bの固定を目的とした固定座10b,11bが溶接されて取り付けられている。
固定座10b,11bは、油圧締付装置13bの、締付座14b,15bの接触部とほぼ同じ外形で、略長方形の金属板材を折り曲げたL字型をしており、締付座14b,15bの凹部と嵌合して固定するため帯状で凸型のストッパ20を有している。
油圧締付装置13bの、締付座14b,15bは、L字型の接触部を有しており、固定座10b,11bのストッパ20と嵌合する部分に帯状の凸凹部を有している。
次に油圧締付装置の固定において、ストッパによる噛み合い嵌合構造を採用した実施例について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの断面図である。
図6は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの締結前の接合部を拡大した断面図である。
図7は、この発明の実施の形態2の油圧締付装置13bの構成を示す図である。
図8は、この発明の実施の形態2を示す変圧器タンク1bの固定座10bを拡大した断面図である。
変圧器タンク1bは分割タンクである上部タンク4及び下部タンク5を組み立てて構成されている。上部タンク4及び下部タンク5の外側面の鋼製補強リブ8及び9には、油圧締付装置13bの固定を目的とした固定座10b,11bが溶接されて取り付けられている。
固定座10b,11bは、油圧締付装置13bの、締付座14b,15bの接触部とほぼ同じ外形で、略長方形の金属板材を折り曲げたL字型をしており、締付座14b,15bの凹部と嵌合して固定するため帯状で凸型のストッパ20を有している。
油圧締付装置13bの、締付座14b,15bは、L字型の接触部を有しており、固定座10b,11bのストッパ20と嵌合する部分に帯状の凸凹部を有している。
上記構成の変圧器タンク2aの組立工程と溶接工程は、実施の形態1.と同じであるため、説明を省略する。
締付工程について説明する。上部タンク4及び下部タンク5の固定座10b及び11bは、油圧締付装置13bの締付座14b及び15bと、ストッパ20及び締付座噛み合い部23とで噛み合って嵌合により固定される構造となっている。締付座15bから、14bまでロッド17を貫通させて挿入し、ナット18で締付座14bに固定する。その後に油圧シリンダー19をロッド17に装着し油圧を加えることによって締付座14b,15bが互いに引き寄せられるよう固定する。
油圧シリンダー19に油圧を供給し油圧締結装置13bの力で、変圧器タンク1bの上部タンク4及び下部タンク5のフランジ6及び7が引き寄せられて接触面が締結される。
締付工程について説明する。上部タンク4及び下部タンク5の固定座10b及び11bは、油圧締付装置13bの締付座14b及び15bと、ストッパ20及び締付座噛み合い部23とで噛み合って嵌合により固定される構造となっている。締付座15bから、14bまでロッド17を貫通させて挿入し、ナット18で締付座14bに固定する。その後に油圧シリンダー19をロッド17に装着し油圧を加えることによって締付座14b,15bが互いに引き寄せられるよう固定する。
油圧シリンダー19に油圧を供給し油圧締結装置13bの力で、変圧器タンク1bの上部タンク4及び下部タンク5のフランジ6及び7が引き寄せられて接触面が締結される。
油圧締付装置13bにおいて、固定座10b,11bのストッパ20と締付座14b,15bの凹部が噛み合って固定される嵌合構造を採用することによって、図2のボルト16の締付けによる固定を省略できる。これによって、油圧締付装置13bの取り付け作業時間をさらに短縮することができるので、納期及びコスト削減の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1と2で説明した変圧器タンクにおいて、油圧締付装置に換えてスクリュージャッキを用いても同様の効果を得ることができる。油圧締付装置が油圧源と、油圧締付装置と油圧源を結ぶ高圧ホースを必要とするのに対し、スクリュージャッキは油圧源がない場所でも使用でき高圧ホースも不要である。
スクリュージャッキとしては、ウォームギヤジャッキと呼ばれ、ウォーム歯車と台形ネジ軸を使用したジャッキがある。また、これを高性能化した、ハイリードスクリュージャッキやハイリードボールスクリュージャッキなどがあり、いずれも人力で操作できる。
一般にスクリュージャッキは油圧締付装置より安価なので、コスト削減にも寄与する。またスクリュージャッキは取り扱いが容易で簡単に操作できる。
スクリュージャッキ採用時に於いても、分割タンクの外側部に設けた固定座に、ジャッキの引っ張り力を及ぼす部分、即ち締付座をボルトまたは嵌合により固定する。
スクリュージャッキは、同一の油圧源に高圧ホースで接続された油圧締付装置と比較して、同時に一様に締結力を増加させてゆく事が難しい。しかし、複数のスクリュージャッキの締結力を順番に少しずつ加えてゆくことで、大きく偏った力がかかることを抑制できる。また、複数の操作者がスクリュージャッキを操作し一斉に締結力を増加させてゆくことで、偏った力がかかることを防止することも出来る。
実施の形態1と2で説明した変圧器タンクにおいて、油圧締付装置に換えてスクリュージャッキを用いても同様の効果を得ることができる。油圧締付装置が油圧源と、油圧締付装置と油圧源を結ぶ高圧ホースを必要とするのに対し、スクリュージャッキは油圧源がない場所でも使用でき高圧ホースも不要である。
スクリュージャッキとしては、ウォームギヤジャッキと呼ばれ、ウォーム歯車と台形ネジ軸を使用したジャッキがある。また、これを高性能化した、ハイリードスクリュージャッキやハイリードボールスクリュージャッキなどがあり、いずれも人力で操作できる。
一般にスクリュージャッキは油圧締付装置より安価なので、コスト削減にも寄与する。またスクリュージャッキは取り扱いが容易で簡単に操作できる。
スクリュージャッキ採用時に於いても、分割タンクの外側部に設けた固定座に、ジャッキの引っ張り力を及ぼす部分、即ち締付座をボルトまたは嵌合により固定する。
スクリュージャッキは、同一の油圧源に高圧ホースで接続された油圧締付装置と比較して、同時に一様に締結力を増加させてゆく事が難しい。しかし、複数のスクリュージャッキの締結力を順番に少しずつ加えてゆくことで、大きく偏った力がかかることを抑制できる。また、複数の操作者がスクリュージャッキを操作し一斉に締結力を増加させてゆくことで、偏った力がかかることを防止することも出来る。
油圧締付装置に換えてスクリュージャッキを用いれば、油圧源がない場所でも変圧器タンクの組立ができ、操作が簡単で、コストを削減することが出来る。
1a,1b 変圧器タンク
4 上部タンク
5 下部タンク
6,7 フランジ
8,9 補強リブ
10a,10b,11a,11b 固定座
13a,13b 油圧締付装置
14a,14b,15a,15b 締付座
16 ボルト
4 上部タンク
5 下部タンク
6,7 フランジ
8,9 補強リブ
10a,10b,11a,11b 固定座
13a,13b 油圧締付装置
14a,14b,15a,15b 締付座
16 ボルト
Claims (10)
- 互いに接合する部分にフランジ部を有する複数の分割タンクと、
前記分割タンクの外側面に配され、前記分割タンクを互いに締結させる油圧締付装置の締付座を固定する固定座を備えた変圧器タンク。 - 固定座には、ボルトにより油圧締付装置の締付座が固定されることを特徴とした請求項1に記載の変圧器タンク。
- 固定座には、嵌合により油圧締付装置の締付座が固定されることを特徴とした請求項1に記載の変圧器タンク。
- 分割タンクは、油圧締付装置で互いに締結された状態で、前記分割タンクの互いに接合するフランジ部が溶接されたことを特徴とした請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の変圧器タンク。
- 固定座は、油圧締付装置が分割タンクのフランジ部から所定距離だけ離れて固定されるように配された請求項4に記載の変圧器タンク。
- 固定座は、分割タンクの外側面にある補強用リブに配されたことを特徴とした請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の変圧器タンク。
- 油圧締付装置に換えてスクリュージャッキを用いることを特徴とした請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の変圧器タンク。
- 互いに接合する部分にフランジ部を有する複数の分割タンクを組み合わせる組立工程と、前記分割タンクの外側面に設けられた固定座に油圧締付装置の締付座を固定して前記分割タンクを互いに締結させる締結工程とを備えた変圧器タンクの製造方法。
- 分割タンクを互いに締結した状態で互いのフランジ部を溶接する溶接工程を備えたことを特徴とした請求項8に記載の変圧器タンクの製造方法。
- 分割タンクの互いのフランジ部を溶接した後、油圧締結装置を取外す取外工程を備えたことを特徴とした請求項9に記載の変圧器タンクの製造方法。
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JP2009037726A JP2010192805A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 変圧器タンクおよび変圧器タンクの製造方法 |
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