JPH0129657Y2 - - Google Patents

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JPH0129657Y2
JPH0129657Y2 JP10338182U JP10338182U JPH0129657Y2 JP H0129657 Y2 JPH0129657 Y2 JP H0129657Y2 JP 10338182 U JP10338182 U JP 10338182U JP 10338182 U JP10338182 U JP 10338182U JP H0129657 Y2 JPH0129657 Y2 JP H0129657Y2
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JP
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pinion
counter
reset lever
pinion frame
reset
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JP10338182U
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JPS5911369U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カウンターの桁上げピニオンを収納
するピニオン枠をロツクする機構に関するもので
ある。
一般に、計数車と一体に設けられたハートカム
を、カム押しレバーで押してハートカムの向きを
そろえることにより、計数車をリセツトする方式
のカウンターの場合、リセツトの際、桁上げ用の
ピニオンを計数車から離さなければならない。
又、リセツトからセツトに移行する際、桁上げ用
ピニオンの歯車と計数車の歯とが不整にかみ合
い、計数車のリセツト位置がずれることのないよ
う、前記ピニオンの歯を所定の角度にそろえ、整
合にかみ合うようにしなければならない。従つ
て、このような目的を達成するための機構は従
来、複雑な構造になり、部品点数も多くなる難点
があつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、改良した
もので、初期の目的を変えることなく、部品点数
を少なくし、機構の簡素化されたカウンターのピ
ニオン枠ロツク機構を提供することを目的とす
る。
即ち、本考案はハートカムを有する計数車と桁
上げピニオンを収納するピニオン枠とリセツトレ
バーとを有し、上記ハートカムをリセツトレバー
で押すことにより、上記計数車をリセツトする機
構を持つカウンターにおいて、カウンターセツト
時のリセツトレバーのスライドに伴い、前記ピニ
オン枠の底面をくさび作用によつて押し上げる勾
配面と、これに連続して形成され、前記底面を衝
合固定する衝合面とから成る位置規制部をリセツ
トレバーに設けたことを特徴とする。
以下、本考案の構成を実施例について説明す
る。第1図に示すようにリセツト機構付きのカウ
ンターは第2図に示す計数部と第3図に示すリセ
ツトレバーより構成される。そして、計数部は第
2図に示すようにシヤフト2に遊嵌された桁上げ
ピニオン1とハートカム6aを有し、シヤフト1
3に遊嵌された計数車6とから成る。ここで桁上
げピニオン1はシヤフト2を軸支するピニオン枠
3によつて支持され、ピニオン枠3は第3図に示
すようにシヤフト4に軸支されることにより、回
動可能に取り付けられる。従つてカウンターのリ
セツトの際、ピニオン枠3がシヤフト4を軸に回
動し、桁上げピニオン1は計数車6から離され
る。又、14はカウンターの入力軸で、伝達歯車
15とかみ合う。そして、伝達歯車15は文字送
り歯車16とかみ合い、文字送り歯車16は文字
送りピニオン17とかみ合う。更に、計数車6は
文字送りピニオン17とかみ合うことにより、入
力軸14の回転は伝達歯車15、文字送り歯車1
6、文字送りピニオン17を経て、計数車6に伝
達される。又、第2図に示すシヤフト13と第3
図に示すシヤフト4は、第1図に示すように、フ
レーム9に一体に設けられている枠体9cによつ
て支持される。そして、リセツトレバー5は第1
図と第3図に示すように、シヤフト11,12に
よつて軸支され、シヤフト11,12に対し垂直
方向にスライドできる。シヤフト11,12は前
記同様、枠体9cによつて支持される。又、リセ
ツトレバー5は第6図と第7図において示される
形状を有し、位置規制部5aとカム押しレバー5
bが一体に設けられ、引つ張りスプリング8が、
ピニオン枠3との間に張架される。そして、第4
図に示すようにリセツトレバー5のセツト位置に
おけるカウンターを、第1図に示す切断線(IV)
で切断した時の断面図において、カウンターの構
成を説明すれば次のようになる。即ち、ピニオン
枠3はその底面3aが位置規制部5aの衝合面5
dと衝合することにより固定される。そして、ピ
ニオン1,17を軸支するシヤフト2はフレーム
9に設けられているストツパー7と当接すること
により、ピニオン1と計数車6とが滑らかに噛合
するようにシヤフト間を一定に保つ。次に第5図
に示すように、リセツトレバー5を第4図に示す
矢印Aの方向に押して、前記シヤフト11,12
に沿つてスライドさせ、カウンターをリセツトし
た時の構成を説明すれば次のようになる。即ち、
ピニオン枠3の底面3aはリセツトレバー5の位
置規制部5aの衝合面5dとの衝合から離れ、
又、ピニオン1は計数車6との噛合から離れる。
そして、これに対し、リセツトレバー5に一体に
設けられているカム押しレバー5bと計数車6の
ハートカム6aとが係合し、又、ピニオン枠3は
リセツトレバー5との間に張架された引つ張りス
プリング8により、前記シヤフト4を軸にして、
第5図に示す左方向に回転し、ピニオン1の歯面
がフレーム9に設けられた規正アーム9aの規正
面9bに当接し、ピニオン1は一定の姿勢に矯正
される。
さて、次に上記構成に基づいて、カウンターの
セツト及びリセツト動作を説明する。まず、カウ
ンターをリセツトするために、リセツトレバー5
を第4図に示す矢印Aの方向に押したとする。こ
の時、位置規制部5aはピニオン枠3の底面3a
との衝合から離れ、ピニオン枠3は引つ張りスプ
リング8により、シヤフト4を軸にして、第5図
に示す左方向に回転し、ピニオン1の歯面が前記
規正面9bに当接する。この時、リセツトレバー
5はピニオン枠3より大きな動きをするため、引
つ張りスプリング8の作用力が増大し、ピニオン
1は大きな圧力で規正面9bに当接し、一定の姿
勢に矯正される。更に、リセツトレバー5を押し
込むと、リセツトレバー5と一体となつたカム押
しレバー5bが計数車6のハートカム6aを押
し、第5図に示すように計数車6の一定の回転位
置においてカム押しレバー5bとハートカム6a
とが係合することにより、計数車6をリセツトす
る。そして、リセツトレバー5の押す力を離せば
リセツトレバー5は第3図と第4図に示すように
シヤフト12との間に張架された復帰スプリング
10により矢印Aと反対方向に引戻され、カウン
ターはリセツトからセツトに移行する。この時、
第4図と第5図に示すように、位置規制部5aの
ゆるやかな勾配面5cがピニオン枠3の底面3a
に当れば、第9図に示すように、勾配面5cにバ
ネ10によつて生じる力(F)→がピニオン枠3の底面
3aの左角部に作用する。そこで、ピニオン枠3
の底面3aの左角部と勾配面5cの衝合点を
(O)、ピニオン枠3の回転支点、即ちシヤフト4
の中心を(P)とすると、OP間にベクトル(N→)
なる反力が生じる。上記ベクトル(N→)を勾配面
5cに沿う方向の成分(N1→)とそれに垂直な
方向の成分(N→)とに分解すると、勾配面5c
がゆるやかなため、力(N→)が勾配面5cの上
方に働き、ピニオン枠3をシヤフト4を軸にして
第5図における右方向に回転させる力となり、リ
セツトレバー5が復帰する時、勾配面5cにより
ピニオン枠3の底面3aの左角部が第5図の上方
向に押される。この時、ピニオン枠3の回転に対
し摩擦力などが存在するが、バネ8の強さ及びバ
ネ10の強さなどにより充分な回転力を得る。即
ち、ピニオン枠3は勾配面5cのくさび作用によ
る押し上げによりシヤフト4を軸にして第5図に
おける右方向に回転し、引つ張りスプリング8に
抗して押し上げられた後、第4図に示すようにピ
ニオン枠3の底面3aが位置規制部5aの衝合面
5dと衝合し、固定される。そして、カウンター
がリセツトからセツトに移行する際、ピニオン1
は規正面9bとの当接により一定の姿勢に矯正さ
れているので、リセツトされている計数車6の所
定の歯と常に整合にかみ合うことができる。従つ
て、不整な噛合による計数車6の位置のずれは起
きない。更にこの時、シヤフト2は前記ストツパ
ー7に当接するので、その位置が規正され、シヤ
フト2とシヤフト13の間の距離は常に一定に保
たれる。以上のようにして、リセツトレバー5を
矢印Aの方向とその反対方向に交互にスライドさ
せることにより、カウンターのセツトとリセツト
が繰り返される。
尚、第8図においてピニオン枠18の底面18
aとリセツトレバー19の位置規制部19aの異
なる他の実施例を示す。即ち、第8図に示す実施
例において、位置規制部19aの衝合面がゆるや
かな勾配面19dになつているので、カウンター
がセツトされる際、衝合面19dはピニオン枠1
8をくさび作用で押し上げることになる。従つ
て、本実施例において、部品の寸法精度を下げて
もピニオン枠18は衝合固定される。
以上説明したように本考案によればピニオン枠
のロツク機構に関し、従来の機構に比べ、より簡
素化され、部品点数も減少されたピニオン枠のロ
ツク機構を提供することができる。しかも、引つ
張りスプリングがピニオン枠とリセツトレバーの
間に張架され、スプリングの弾性力によつてピニ
オン枠は引つ張られるので、外部から加える力に
伴うリセツトレバーのスライド距離によらず確実
にピニオン枠を動作させることができる。又、こ
の時、リセツトレバーはピニオン枠より大きな動
きをするため、引つ張りスプリングの作用力を増
大させることができる。更に、外部よりピニオン
枠に直接的な力が働かないので、ピニオン枠に余
計な力が加わらず、機械的損傷を防ぐこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカウンターの平面図、第
2図は本考案に係るカウンターの計数部の平面
図、第3図は本考案に係るカウンターのリセツト
レバーとピニオン枠の平面図、第4図は本考案に
係るカウンターのセツト時における断面図、第5
図は本考案に係るカウンターのリセツト時におけ
る断面図、第6図と第7図は本考案に係るリセツ
トレバーの斜視図、第8図は本考案の他の実施例
の断面図、第9図は本考案に係るリセツトレバー
の復帰時にピニオン枠に作用する回転力のベクト
ル図である。 1……桁上げピニオン、3……ピニオン桁、3
a……ピニオン枠の底面、5……リセツトレバ
ー、5a……位置規制部、5b……カム押しレバ
ー、5c……位置規制部の勾配面、5d……位置
規制部の衝合面、6……計数車、6a……ハート
カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハートカムを有する計数車と桁上げピニオンを
    収納するピニオン枠とリセツトレバーとを有し、
    上記ハートカムをリセツトレバーで押すことによ
    り、上記計数車をリセツトする機構を持つカウン
    ターにおいてカウンターセツト時のリセツトレバ
    ーのスライドに伴い前記ピニオン枠の底面をくさ
    び作用によつて押し上げるゆるやかな勾配面と、
    これに連続して形成され、前記底面を衝合固定す
    る衝合面とから成る位置規制部をリセツトレバー
    に設けたことを特徴とするカウンターのピニオン
    枠ロツク機構。
JP10338182U 1982-07-07 1982-07-07 カウンタ−のピニオン枠ロツク機構 Granted JPS5911369U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10338182U JPS5911369U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 カウンタ−のピニオン枠ロツク機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10338182U JPS5911369U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 カウンタ−のピニオン枠ロツク機構

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Publication Number Publication Date
JPS5911369U JPS5911369U (ja) 1984-01-24
JPH0129657Y2 true JPH0129657Y2 (ja) 1989-09-08

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JP10338182U Granted JPS5911369U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 カウンタ−のピニオン枠ロツク機構

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