JPH0129260Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129260Y2
JPH0129260Y2 JP1985065884U JP6588485U JPH0129260Y2 JP H0129260 Y2 JPH0129260 Y2 JP H0129260Y2 JP 1985065884 U JP1985065884 U JP 1985065884U JP 6588485 U JP6588485 U JP 6588485U JP H0129260 Y2 JPH0129260 Y2 JP H0129260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
melting point
low
fiber
felt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985065884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61180193U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985065884U priority Critical patent/JPH0129260Y2/ja
Publication of JPS61180193U publication Critical patent/JPS61180193U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0129260Y2 publication Critical patent/JPH0129260Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はホームコタツの天板、ゲーム用カラー
フエルト、刺しゆう用又は手芸用フエルト、服飾
雑貨用フエルト等に使用されるカラーフエルトに
関するものである。
(従来の技術) 従来、上記の如き各用途に使用されるカラーフ
エルトとしては織布を起毛したタイプのフエルト
が多く用いられていたが、ボリユーム感に乏し
く、コスト高のため次第に不織布フエルトの使用
傾向が強まつて来た。
そこで各種繊維からなるウエブをニードルパン
チングすることにより交絡せしめた不織布が使用
されているが、かゝる既用の不織布は一般に強力
に重点がおかれているため繊維強力が5.0g/d
を越えるものが殆んどであり、しかもニードルパ
ンチングのみによつて交絡されているために毛玉
が出来易く、耐ピル性に劣つていた。そのため用
途によつては外観を悪化し、却つて破損を招くこ
ともあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上述の如く実状に対処し、特に耐ピル
性の向上に重点をおいて、前記各用途への適応性
を高めることを課題とし、構成繊維の強力とその
種類とに着目してその解決を図るものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは前記の如き
合成繊維を主たる構成成分とする繊維ウエブをニ
ードルパンチングにより交絡せしめた着色不織布
フエルトにおいて構成合成繊維として繊維強力
5.0g/d以下の合成繊維を50%以上用い、かつ
低融点繊維を5〜50%混入使用して、ニードルパ
ンチ後、加熱処理を施し、低融点繊維を少くとも
一部融着せしめることにある。
こゝで5.0g/d以下は厳密な意味での臨界値
ではないが、かかる強力をもつ繊維を50%以上、
含有せしめることによつて摩擦強力を故意に低下
せしめることとなり、却つて耐ピル性の向上が期
待される。
特に、これに対し低融点繊維を一部混入し、熱
処理によつて融着せしめることにより構成繊維を
立体的に絡着することが可能となり、かつ表面層
を部分的に融着せしめることもあつて一層耐ピル
性が向上する。
しかも、上記低強力繊維の使用はカツト性を高
め、各用途目的に応じた整形が容易となる利点を
も発揮する。
なお、本考案において使用される合成繊維とし
てはポリアミド繊維、ポリエステル繊維など既知
の合成繊維が含まれ、適宜1種又はブレンドして
使用される。一方、低融点繊維には低融点ポリエ
ステル繊維が最も一般に使用される。しかし、こ
れに限られるものでないことは云うまでもない。
(実施例) 以下、更に添付図面にもとづき本考案カラーフ
エルトの実施例を説明する。
第1図はかゝるカラーフエルトの断面概要図で
あり、1は繊維強力5.0g/d以下の低強力繊維、
2は低融点繊維でこれらが混合され、ニードルパ
ンチングにより互いに交絡されていると共に、加
熱処理により低融点繊維が一部融着されて構成繊
維同志を固着せしめている。
そして、上記の如きカラーフエルトは具体的に
は以下の如き工程を経て作られる。
例えば3デニール、51mm繊維長で繊維強力が
4.5g/dのポリエステル繊維80%と、4デニー
ル、51mm繊維長の低融点ポリエステル繊維20%と
を混合し目付量200g/m2の繊維ウエブを作り、
上下より交互に各2回宛、60本/cm2、40Sニード
ルのニードルパンチングを施す。
そして、この得られた不織布を次に150℃で3
分間加熱処理を施す。
加熱処理は一般に熱盤が用いられるが用途によ
りニツプロールを使用することもある。
このようにして前述の如き本考案カラーフエル
トが得られる。
このフエルトは従来の強力が大きい(強力7
g/d)ポリエステル繊維、3デニール、51mm、
100%からなるニードルフエルトに比べ摩耗性、
カツト性共にすぐれたものであつた。
これを表記すれば、 摩耗性 カツト性 本考案品 4 級 良好 従来品 2 級 裁断後、繊 維が残つた。
なお摩耗性は標準見本に比較して評価した。
(考案の効果) 本考案は以上のように、5g/d以下の低強力
の合成繊維を主たる成分とし、一部に低融点繊維
を混入し、ニードルパンチングと共に加熱により
低融点繊維を融着せしめたものであり、前記低強
力繊維を主材とすることにより繊維の摩擦切りを
行ない、従つて耐ピル性が向上し、従来のカラー
フエルトの欠点を是正することができると共に、
更に低融点繊維の混入、融着によりフエルト表面
の硬さが適度に増加し、より毛玉の発生を少なく
して耐ピル性を向上せしめる効果を奏する。
しかも、前記低融点繊維の混入、融着による適
度の硬度と、低強力繊維の主材とにより、カツト
性も良好となり、カラーフエルトを用途に応し適
宜裁断する場合にも裁断端に毛羽の露出がなく美
麗な裁断端が得られ、利用性も向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るカラーフエルトの1例を示す
断面概要図である。 1……低強力繊維、2……低融点繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成繊維を主たる構成成分とする繊維ウエブを
    ニードルパンチングにより交絡してなる着色され
    た不織布ニードルパンチフエルトであつて、前記
    繊維ウエブは繊維強力5.0g/d以下の合成繊維
    と、低融点合成繊維とを前者を50%以上、後者を
    5〜50%含み、かつニードルパンチ後、加熱処理
    され、前記低融点繊維の少くとも一部が溶融され
    融着されていることを特徴とする耐ピル性良好な
    カラーフエルト。
JP1985065884U 1985-05-01 1985-05-01 Expired JPH0129260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065884U JPH0129260Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065884U JPH0129260Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61180193U JPS61180193U (ja) 1986-11-10
JPH0129260Y2 true JPH0129260Y2 (ja) 1989-09-06

Family

ID=30598274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985065884U Expired JPH0129260Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0129260Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61180193U (ja) 1986-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3405991B2 (ja) 縫合せ製品およびその製造方法
US3595731A (en) Bonded non-woven fibrous materials
DE3034340C2 (ja)
US6919117B1 (en) Composite nonwoven fabric and method for making same
JPH07197362A (ja) 二成分繊維から成る不織布製品及びその製法
JPS58169558A (ja) ポリエステル系フアイバ−フイルの混合物および該混合物から成るボンデツドバツト
MXPA04001019A (es) Telas no tejidas unidas por hilatura a partir de polimero recuperado y fabricacion de las mismas.
JPH08197663A (ja) 断熱材
JPH0129260Y2 (ja)
EP1187948B1 (en) Insulating and footwear system
JP4406496B2 (ja) 車両用フエルト材
KR20040101994A (ko) 신축 능력을 가진 밀봉된 외부 표면이 있는 본디드폴리에스테르 인조섬유솜 배팅
JP3553757B2 (ja) 積層された起毛調不織布
JPS6347816B2 (ja)
JP3927910B2 (ja) ポリエステル系不織布を裏打層の補強材とする平面部材と、その補強材
JPH0236574Y2 (ja)
JP2515473Y2 (ja) 靴の内張材
JPS638793Y2 (ja)
JPH055266A (ja) カーペツト
EP0470167A1 (en) Absorbent cloth
KR19990037961A (ko) 신규한 합섬면 배팅
JPH0238708B2 (ja)
JPH089823B2 (ja) 衛生材料用不織布
JPH04127291U (ja) 不織布内装材
JPS6028565A (ja) 不織布