JPH055266A - カーペツト - Google Patents
カーペツトInfo
- Publication number
- JPH055266A JPH055266A JP17766891A JP17766891A JPH055266A JP H055266 A JPH055266 A JP H055266A JP 17766891 A JP17766891 A JP 17766891A JP 17766891 A JP17766891 A JP 17766891A JP H055266 A JPH055266 A JP H055266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- pile
- fibers
- heat
- carpet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Carpets (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、耐抜毛性及びペンシルポイ
ント性に優れたカ−ペツトを得ることにある。 【構成】 羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン繊維等
の主繊維95〜70重量%と可接着成分としてエチレン
−アクリル酸エステル−無水マレイン酸3元共重合体を
含有する熱接着性繊維5〜30重量%の混合紡績糸をパ
イル糸として用い、タフト前又はタフト後熱処理により
パイル糸が熱接着されたペンシルポイント状カ−ペツ
ト。
ント性に優れたカ−ペツトを得ることにある。 【構成】 羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン繊維等
の主繊維95〜70重量%と可接着成分としてエチレン
−アクリル酸エステル−無水マレイン酸3元共重合体を
含有する熱接着性繊維5〜30重量%の混合紡績糸をパ
イル糸として用い、タフト前又はタフト後熱処理により
パイル糸が熱接着されたペンシルポイント状カ−ペツ
ト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカツトパイルカーペット
又はル−プパイルカ−ペツトに関する。更に詳しくは抜
け毛が無く且つペンシルポイント状の形状保持性の良い
パイルを有するカ−ペツトに関する。
又はル−プパイルカ−ペツトに関する。更に詳しくは抜
け毛が無く且つペンシルポイント状の形状保持性の良い
パイルを有するカ−ペツトに関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅用や車両用等に用いられるカ−
ペットは、色彩や柄が優美であると共に抜毛によるほこ
りの発生が無く且つパイルの形態保持性が良い事が求め
られている。従来、パイルの抜毛防止や形態保持性の改
良を目的として低融点繊維を含有する紡績糸をパイル糸
として用い、熱接着処理したペンシルポイント状カ−ペ
ツトが知られている(特開昭62−117869号公
報、特開昭60−224831号公報)。これらは何れ
も主繊維であるポリエステル繊維と熱接着性繊維である
低融点ポリエステル繊維との混合紡績糸をパイル糸とし
て用い、タフテイング前又はタフテイング後に熱接着処
理してパイルを熱接着させたカ−ペツトである。低融点
ポリエステル繊維とポリエステル繊維とは接着性に優れ
るので抜毛防止や形態保持性のよいカ−ペツトが得られ
る。しかしながら主繊維にポリエステル繊維以外の繊維
を用いた場合には、低融点ポリエステル繊維との接着性
が劣るので前記の目的を達成することが困難である。
又、主繊維と潜在捲縮性繊維との混合ウエブをフオ−ク
ニ−ドルを用いパンチングし、その後熱処理し捲縮を発
生させることによりペンシルポイント状のパイルを発現
したカ−ペツトも知られている(特開昭58−1806
60号公報)。しかしこのカ−ペツトは、潜在捲縮性複
合繊維に発生した捲縮によるパイルの収縮とちみつ化に
よりパイルをペンシルポイント化したものであり、抜毛
防止の効果は不十分であり、しかもパイルの太さが不均
一であるという欠点もある。
ペットは、色彩や柄が優美であると共に抜毛によるほこ
りの発生が無く且つパイルの形態保持性が良い事が求め
られている。従来、パイルの抜毛防止や形態保持性の改
良を目的として低融点繊維を含有する紡績糸をパイル糸
として用い、熱接着処理したペンシルポイント状カ−ペ
ツトが知られている(特開昭62−117869号公
報、特開昭60−224831号公報)。これらは何れ
も主繊維であるポリエステル繊維と熱接着性繊維である
低融点ポリエステル繊維との混合紡績糸をパイル糸とし
て用い、タフテイング前又はタフテイング後に熱接着処
理してパイルを熱接着させたカ−ペツトである。低融点
ポリエステル繊維とポリエステル繊維とは接着性に優れ
るので抜毛防止や形態保持性のよいカ−ペツトが得られ
る。しかしながら主繊維にポリエステル繊維以外の繊維
を用いた場合には、低融点ポリエステル繊維との接着性
が劣るので前記の目的を達成することが困難である。
又、主繊維と潜在捲縮性繊維との混合ウエブをフオ−ク
ニ−ドルを用いパンチングし、その後熱処理し捲縮を発
生させることによりペンシルポイント状のパイルを発現
したカ−ペツトも知られている(特開昭58−1806
60号公報)。しかしこのカ−ペツトは、潜在捲縮性複
合繊維に発生した捲縮によるパイルの収縮とちみつ化に
よりパイルをペンシルポイント化したものであり、抜毛
防止の効果は不十分であり、しかもパイルの太さが不均
一であるという欠点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は羊毛、アクリ
ル繊維あるいはポリオレフイン繊維を主繊維とするペン
シルポイント状のパイルを有するカーペットにおいて、
パイルの抜毛防止および形状保持性の改良の新規な手段
を提供することを目的とする。
ル繊維あるいはポリオレフイン繊維を主繊維とするペン
シルポイント状のパイルを有するカーペットにおいて、
パイルの抜毛防止および形状保持性の改良の新規な手段
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するため鋭意研究した結果、特定の熱接着性繊維が
羊毛等の主繊維との熱接着性が良いこと、及びこの熱接
着性繊維を使用すれば抜毛防止効果とペンシルポイント
状パイルの形状保持性が向上する事を知り本発明を完成
するに至った。即ち本発明は、(1) 主繊維95〜7
0重量%と、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレ
イン酸三元系共重合体15〜100重量%と熱可塑性樹
脂85〜0重量%との混合物を可接着成分とする熱接着
性繊維5〜30重量%との混合紡績糸をパイル糸に使用
し且つ熱処理によりパイル糸が熱接着されたペンシルポ
イント状カ−ペツト、(2)熱接着性繊維が複合繊維で
ある(1)項記載のペンシルポイント状カ−ペツト、
(3) 主繊維が羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン
繊維の中から選ばれる何れかの繊維である(1)項記載
のペンシルポイント状カ−ペツト、である。
達成するため鋭意研究した結果、特定の熱接着性繊維が
羊毛等の主繊維との熱接着性が良いこと、及びこの熱接
着性繊維を使用すれば抜毛防止効果とペンシルポイント
状パイルの形状保持性が向上する事を知り本発明を完成
するに至った。即ち本発明は、(1) 主繊維95〜7
0重量%と、エチレン・アクリル酸エステル・無水マレ
イン酸三元系共重合体15〜100重量%と熱可塑性樹
脂85〜0重量%との混合物を可接着成分とする熱接着
性繊維5〜30重量%との混合紡績糸をパイル糸に使用
し且つ熱処理によりパイル糸が熱接着されたペンシルポ
イント状カ−ペツト、(2)熱接着性繊維が複合繊維で
ある(1)項記載のペンシルポイント状カ−ペツト、
(3) 主繊維が羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン
繊維の中から選ばれる何れかの繊維である(1)項記載
のペンシルポイント状カ−ペツト、である。
【0005】本発明において、パイル糸を構成する主繊
維として羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン繊維等、
又は該繊維を任意の割合で混合した混合繊維が用いられ
る。これらの繊維のうちアクリル繊維は、アクリロニト
リル単位を主成分とする繊維又はアクリルニトリル単位
を40重量%以上含み難燃化されたアクリル繊維をい
う。本発明において熱接着性繊維の可接着成分として用
いるエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸3
元共重合体(以下単に3元共重合体と略称することがあ
る)の組成は、無水マレイン酸2〜5重量%、アクリル
酸エステル6〜30重量%であつて、融点が60〜11
0℃、メルトフロレ−ト(JIS K7210、条件
4)が2〜300/10minのものが紡糸性及び接着
性が良くて好ましい。具体的には住化シ−デイ−エフ
(株)のボンダイン(商標名)が例示出来る。この3元
共重合体はそれ自身単独で、あるいは高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、鎖状低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の熱可組成樹脂と混合して熱接着性繊維
とする。熱可塑性樹脂と混合して用いる場合は、混合物
中の3元共重合体の含有量を15重量%以上とする。混
合物中の3元共重合体の含有量が15重量%未満である
と、得られる熱接着性繊維が羊毛等との接着性に劣った
物となるので好ましくない。
維として羊毛、アクリル繊維、ポリオレフイン繊維等、
又は該繊維を任意の割合で混合した混合繊維が用いられ
る。これらの繊維のうちアクリル繊維は、アクリロニト
リル単位を主成分とする繊維又はアクリルニトリル単位
を40重量%以上含み難燃化されたアクリル繊維をい
う。本発明において熱接着性繊維の可接着成分として用
いるエチレン・アクリル酸エステル・無水マレイン酸3
元共重合体(以下単に3元共重合体と略称することがあ
る)の組成は、無水マレイン酸2〜5重量%、アクリル
酸エステル6〜30重量%であつて、融点が60〜11
0℃、メルトフロレ−ト(JIS K7210、条件
4)が2〜300/10minのものが紡糸性及び接着
性が良くて好ましい。具体的には住化シ−デイ−エフ
(株)のボンダイン(商標名)が例示出来る。この3元
共重合体はそれ自身単独で、あるいは高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、鎖状低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の熱可組成樹脂と混合して熱接着性繊維
とする。熱可塑性樹脂と混合して用いる場合は、混合物
中の3元共重合体の含有量を15重量%以上とする。混
合物中の3元共重合体の含有量が15重量%未満である
と、得られる熱接着性繊維が羊毛等との接着性に劣った
物となるので好ましくない。
【0006】上記熱接着性繊維は公知の溶融紡糸法によ
り、非複合繊維又は複合繊維として得られる。複合繊維
の場合、該可接着成分が繊維表面の過半を連続して形成
するように芯鞘型、並列型、海島型等に紡糸する。複合
繊維の他の成分は、前記3元共重合体の融点より20℃
以上高い融点を有する熱可組成樹脂を使用することは、
後述の熱処理によっても熱接着性繊維が繊維形状を失わ
ないので好ましい。熱接着性繊維は主繊維との混合が容
易なこと、紡績が容易なこと等の観点から、繊度1.5
〜30d/f、繊維長20〜120mmのステ−プルが
好ましい。本発明のカ−ペツトおいて主繊維と熱接着性
繊維の混合率は主繊維95〜70重量%、熱接着性繊維
5〜30重量%である。熱接着性繊維が5重量%未満に
なると接着不足となり抜毛防止性やペンシルポイント形
状保持性は向上しない。又30重量%を超すとカ−ペツ
トが硬くなるので好ましくない。本発明のカ−ペツト
は、前記主繊維と熱接着性繊維を混合し公知の紡績法に
より紡績糸を得た後、一次基布にタフテイング法等によ
りパイルを植込みカツトパイル、ル−プパイル或はカツ
トアンドル−プパイルカ−ペツト原反とし、この原反を
熱風式ドライヤ−等を用い3元共重合体の融点以上の温
度で加熱することにより得られる。加熱温度の上限はは
カーペットの他の素材が変質したり変形したりしない温
度とする。好ましくは約80−200℃である。又加熱
は紡績糸をタフテイングする前でもタフテイングの後で
も、何れでもよい。このようにして得られたカ−ペツト
は、ラテツクスやホツトメルト接着剤等のバインダ−を
用い二次基布で裏張りされ、住宅用、車両用等の用途に
使用される。
り、非複合繊維又は複合繊維として得られる。複合繊維
の場合、該可接着成分が繊維表面の過半を連続して形成
するように芯鞘型、並列型、海島型等に紡糸する。複合
繊維の他の成分は、前記3元共重合体の融点より20℃
以上高い融点を有する熱可組成樹脂を使用することは、
後述の熱処理によっても熱接着性繊維が繊維形状を失わ
ないので好ましい。熱接着性繊維は主繊維との混合が容
易なこと、紡績が容易なこと等の観点から、繊度1.5
〜30d/f、繊維長20〜120mmのステ−プルが
好ましい。本発明のカ−ペツトおいて主繊維と熱接着性
繊維の混合率は主繊維95〜70重量%、熱接着性繊維
5〜30重量%である。熱接着性繊維が5重量%未満に
なると接着不足となり抜毛防止性やペンシルポイント形
状保持性は向上しない。又30重量%を超すとカ−ペツ
トが硬くなるので好ましくない。本発明のカ−ペツト
は、前記主繊維と熱接着性繊維を混合し公知の紡績法に
より紡績糸を得た後、一次基布にタフテイング法等によ
りパイルを植込みカツトパイル、ル−プパイル或はカツ
トアンドル−プパイルカ−ペツト原反とし、この原反を
熱風式ドライヤ−等を用い3元共重合体の融点以上の温
度で加熱することにより得られる。加熱温度の上限はは
カーペットの他の素材が変質したり変形したりしない温
度とする。好ましくは約80−200℃である。又加熱
は紡績糸をタフテイングする前でもタフテイングの後で
も、何れでもよい。このようにして得られたカ−ペツト
は、ラテツクスやホツトメルト接着剤等のバインダ−を
用い二次基布で裏張りされ、住宅用、車両用等の用途に
使用される。
【0007】
【実施例】実施例及び比較例で本発明を更に具体的に説
明する。なお各例で用いた特性の評価方法を以下に示
す。 圧縮弾性率:JIS−L1021の6.10.1A法に
よる。 T0:圧縮前の厚さ(mm) T1:最終圧力で5分間放置後の厚さ。(mm) T0a:除重後再び圧縮したときの厚さ。(mm) 抜毛量:JIS−L1021のフアズ試験による(荷重
4kg時間10分)。単位(g)。 動的荷重による厚さ減少率:JIS−L1021の6.
11.1(A)法による。 ペンシルポイント性:前記抜毛量測定後のカ−ペツトを
目視した後、手手で軽るく擦り、パイルのバラケが無く
ペンシルポイント状に収束が良く剛直に立毛しているも
のをペンシルポイント性良、パイルのバラケがあり収束
不足で且つ柔らかく立毛しているものを不良と判定した
明する。なお各例で用いた特性の評価方法を以下に示
す。 圧縮弾性率:JIS−L1021の6.10.1A法に
よる。 T0:圧縮前の厚さ(mm) T1:最終圧力で5分間放置後の厚さ。(mm) T0a:除重後再び圧縮したときの厚さ。(mm) 抜毛量:JIS−L1021のフアズ試験による(荷重
4kg時間10分)。単位(g)。 動的荷重による厚さ減少率:JIS−L1021の6.
11.1(A)法による。 ペンシルポイント性:前記抜毛量測定後のカ−ペツトを
目視した後、手手で軽るく擦り、パイルのバラケが無く
ペンシルポイント状に収束が良く剛直に立毛しているも
のをペンシルポイント性良、パイルのバラケがあり収束
不足で且つ柔らかく立毛しているものを不良と判定した
【0008】[実施例1〜6、比較例1〜4]各例で用
いた主繊維3種及び熱接着性繊維6種の組成を表1に一
括して示した。
いた主繊維3種及び熱接着性繊維6種の組成を表1に一
括して示した。
【0009】
【表1】
【0010】注 *1:エチレン(78wt%)・エチルアクリレート
(19.5wt%)・無水マレイン酸(2.5wt%)
3元共重合体、MFR(190℃)=20g/10mi
n、融点=132℃ *2:高密度ポリエチレン、MFR(190℃)=19
g/10min、融点=80℃ *3:ポリプロピレン、MFR(230℃)=20g/
10min、融点=162℃
(19.5wt%)・無水マレイン酸(2.5wt%)
3元共重合体、MFR(190℃)=20g/10mi
n、融点=132℃ *2:高密度ポリエチレン、MFR(190℃)=19
g/10min、融点=80℃ *3:ポリプロピレン、MFR(230℃)=20g/
10min、融点=162℃
【0011】これらの繊維を表2に示す混合比で混合紡
績して得られた4番手の紡績糸をパイル糸として用い、
ポリプロピレン織布の一次基布にゲ−ジ1/10イン
チ、ステツチ14本/インチ、パイル長6.5mmの条
件でタフテイングし目付け620g/m2のカツトパイ
ルカ−ペツトを得た。裏面にラテツクスを塗布し更に麻
製二次基布を張り付けた後、熱風乾燥機で150℃10
分間熱処理し、パイル糸の熱接着及びラテツクスの乾燥
処理を行った。得られたカ−ペツトの性能を表2に併せ
示した。
績して得られた4番手の紡績糸をパイル糸として用い、
ポリプロピレン織布の一次基布にゲ−ジ1/10イン
チ、ステツチ14本/インチ、パイル長6.5mmの条
件でタフテイングし目付け620g/m2のカツトパイ
ルカ−ペツトを得た。裏面にラテツクスを塗布し更に麻
製二次基布を張り付けた後、熱風乾燥機で150℃10
分間熱処理し、パイル糸の熱接着及びラテツクスの乾燥
処理を行った。得られたカ−ペツトの性能を表2に併せ
示した。
【0012】
【表2】
【0013】表2より可接着成分として3元共重合体を
含有する熱接着性複合繊維を混合紡績したパイル糸をタ
フテイングしたカ−ペツト(実施例1〜6)は、主繊維
が何れの場合であっても抜毛防止性及びペンシルポイン
ト性が共に優れた物であることが分かる。又可接着成分
として3元共重合体を含有するレギユラ−タイプの繊維
を混合紡績したパイル糸をタフテイングしたカ−ペツト
(実施例7)は、抜毛防止性及びペンシルポイント性が
共に優れた物である事が分かる。また、主繊維100重
量%のカ−ペツト(比較例1)、可接着成分として3元
共重合体を含有しない熱接着性複合繊維を混合紡績した
パイル糸を用いたカ−ペツト(比較例2−3)、及び3
元共重合体を含有しないレギユラ−タイプの繊維を混合
紡績したパイル糸を用いたカ−ペツト(比較例4)は何
れも抜毛防止性やペンシルポイント性が劣る物である事
が分かる。
含有する熱接着性複合繊維を混合紡績したパイル糸をタ
フテイングしたカ−ペツト(実施例1〜6)は、主繊維
が何れの場合であっても抜毛防止性及びペンシルポイン
ト性が共に優れた物であることが分かる。又可接着成分
として3元共重合体を含有するレギユラ−タイプの繊維
を混合紡績したパイル糸をタフテイングしたカ−ペツト
(実施例7)は、抜毛防止性及びペンシルポイント性が
共に優れた物である事が分かる。また、主繊維100重
量%のカ−ペツト(比較例1)、可接着成分として3元
共重合体を含有しない熱接着性複合繊維を混合紡績した
パイル糸を用いたカ−ペツト(比較例2−3)、及び3
元共重合体を含有しないレギユラ−タイプの繊維を混合
紡績したパイル糸を用いたカ−ペツト(比較例4)は何
れも抜毛防止性やペンシルポイント性が劣る物である事
が分かる。
【0014】
【発明の効果】本発明によるペンシルポイント状カ−ペ
ツトは、パイル糸として羊毛等の主繊維と接着性に優れ
た熱接着性繊維を混合紡績したものを用い、且つパイル
を熱接着処理しているので耐抜毛性やペンシルポイント
性に優れた物である。
ツトは、パイル糸として羊毛等の主繊維と接着性に優れ
た熱接着性繊維を混合紡績したものを用い、且つパイル
を熱接着処理しているので耐抜毛性やペンシルポイント
性に優れた物である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主繊維95〜70重量%と、エチレン・
アクリル酸エステル・無水マレイン酸三元系共重合体1
5〜100重量%と熱可塑性樹脂85〜0重量%との混
合物を可接着成分とする熱接着性繊維5〜30重量%と
の混合紡績糸をパイル糸に使用し且つ熱処理によりパイ
ル糸が熱接着されたペンシルポイント状カ−ペツト。 【請求項2】 熱接着性繊維が複合繊維である請求項1
のペンシルポイント状カ−ペツト。 【請求項3】 主繊維が羊毛、アクリル繊維、ポリオレ
フイン繊維の中から選ばれる何れかの繊維である請求項
1のペンシルポイント状カ−ペツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17766891A JPH055266A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | カーペツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17766891A JPH055266A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | カーペツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055266A true JPH055266A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16035024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17766891A Pending JPH055266A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | カーペツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055266A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07305259A (ja) * | 1994-05-02 | 1995-11-21 | Gooruden Furiisu Kk | ウールカーペットおよびその製法 |
JPH0813315A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Unitika Ltd | ウールタフトカーペット |
JPH08117085A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-14 | Unitika Ltd | ウールタフトカーペット |
JP2019148052A (ja) * | 2013-06-10 | 2019-09-05 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. | テキスタイル製品の製造方法、それから取得可能な製品、および製品の再生方法 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17766891A patent/JPH055266A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07305259A (ja) * | 1994-05-02 | 1995-11-21 | Gooruden Furiisu Kk | ウールカーペットおよびその製法 |
JPH0813315A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Unitika Ltd | ウールタフトカーペット |
JPH08117085A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-14 | Unitika Ltd | ウールタフトカーペット |
JP2019148052A (ja) * | 2013-06-10 | 2019-09-05 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. | テキスタイル製品の製造方法、それから取得可能な製品、および製品の再生方法 |
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