JPH01289959A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH01289959A
JPH01289959A JP12116188A JP12116188A JPH01289959A JP H01289959 A JPH01289959 A JP H01289959A JP 12116188 A JP12116188 A JP 12116188A JP 12116188 A JP12116188 A JP 12116188A JP H01289959 A JPH01289959 A JP H01289959A
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surface modifying
surface modified
modifying layer
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JP12116188A
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Tatsuo Nakanishi
達雄 中西
Yuji Marukawa
丸川 雄二
Satoshi Takahashi
智 高橋
Toshiki Yamazaki
山崎 敏規
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08221Silicon-based comprising one or two silicon based layers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は感光体、例えば電子写真感光体に関するもので
ある。
嘲 口、従来技術 従来、電子写真感光体として、アモルファスシリコン(
a−3i)を母体として用いた電子写真感光体が近年に
なって提案されている。
このような、a−3iはいわゆるダングリングボンドを
有しているため、この欠陥を水素原子で補償して暗抵抗
を大としかつ光導電性も向上させたアモルファス水素化
シリコン(a−3i:H)が提案されている。
しかしながら、a−3i:Hを表面とする感光体は、長
期に亘って大気や湿気に曝されるこ七による影響、コロ
ナ放電で生成される化学種の影響等の如き表面の化学的
安定性に関して、これまで十分な検討がなされていない
。例えば1力月以上放置したものは湿気の影響を受け、
受容電位が著しく低下することが分かっている。一方、
アモルファス水素化炭化シリコン(以下、a−3iC:
Hと称する。)について、その製法や存在が”Ph11
.Mag、Vol、35”(1978)等に記載されて
おり、その特性として、耐熱性や表面硬度が高いこと、
a −’S i : Hと比較して高い暗所抵抗率(1
0”〜10′3Ω−cm)を有すること、炭素量により
光学的エネルギーギャップが16〜2.8eVの範囲に
亘って変化すること等が知られている。但し、炭素の含
有によりハンドギャンプが拡がるために長波長感度が不
良となるという欠点がある。
こうしたa −S i C: Hとa−3i:Hとを組
め合わせた電子写真感光体は例えば特開昭57−1.1
5559号公報において提案されている。これによれば
、a−3i:Hからなる電荷発生層上にa−3i C:
 I−(層を表面改質層として形成している。
しかしながら、上記の公知の感光体について本発明者が
検討を加えたところ、表面改質層を設けても、未だ期待
した程には効果がなく、特に画像流れが生し易く、耐ス
クラッチ性も悪いことが判明した。
ハ1発明の目的 本発明の目的は、繰り返し使用に耐え、良好な画像を得
ることのできる感光体を提供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、アモルファス水素化及び/又はハロゲ
ン化シリコンからなる電荷発生層と、アモルファス水素
化及び/又はハロゲン化炭化シリコンからなる電荷輸送
層と、前記電荷発生層又は電荷輸送層の表面に被着され
た表面改質層とを有し、この表面改質層が炭素原子、窒
素原子及び酸素原子のうち少なくとも炭素原子及び窒素
原子を含有しかつ周期表第VA族の不純物元素も含有す
るアモルファス水素化及び/又はハロゲン化シリコンか
らなり、この表面改質層の炭素含有量(〔C))及び窒
素含有量((N))が夫々、30atomic%≦CC
) <100 atomic%Qatomic%〈〔N
〕≦50atomic%(但し、3Qatomic%<
 〔C+ N ) <100 atomic%とする。
) であり、前記表面改質層について5i−CH3に起因す
る赤外吸収曲線の波数1200〜1300c+n−’で
の積分面積(S)が、 S −J:S::a (ω) d ω≦10,000 
 (cm−2)で表され、ωば赤外波数(c+n−’)
 、dは表面改質層の膜厚(cm)、■ (ω)は透過
光強度、1、は入射光強度である。) で示される範囲にあり、かつ前記不純物元素がグロー放
電分解による前記表面改質層の形成時に、の条件下で前
記表面改質層中にドープされたものである感光体に係る
ものである。
本発明によれば、表面改質層は炭素原子、窒素原子及び
酸素原子の少なくとも炭素原子及び窒素原子を含有して
いるので、層の機械的強度が大となり、白スジ発生等に
よる画質の劣化がなく、耐刷性が優れたものとなる。し
かも、表面改質層にに画像流れを大きく減少させること
ができる。これは、上記不純物元素によって層の表面抵
抗及び不純物準位が適切に設定されるためであると思わ
れる。
また、上記の電荷発生層と上記の電荷輸送層とを設けて
機能分離型の積層構造としているので、電荷発生層によ
って広い波長域での光感度を得、かつこの電荷発生層と
へテロ接合を形成する電荷輸送層によって電荷輸送能と
帯電電位の向上とを図ることができる。
更に、上記表面改質層の赤外吸収面積を上記したS≦1
0,000 (cm−2) ニ特定すルコトニヨッテ、
はじめて満足すべき耐スクラッチ性が得られ、白スジ発
生等による画質の劣化がなく、耐刷性が優れたものとな
るのである。
ホ、実施例 以下、本発明を実施例について詳細に説明する。
第1図は、本実施例によるa−3i系電子写真感光体3
9を示すものである。この感光体39はAI!、等のド
ラム状導電性支持基板41上に、必要に応じて設けられ
るa−3i系の電荷ブロッキング層44と、アモルファ
ス水素化炭化シリコン(a−3iC:H)からなる電荷
輸送層42と、a−3i:Hからなる電荷発生層43と
、C,N及びOの少なくともC及びNを含有するa−3
iCN:H又はa−3iCNO:Hからなる表面改質層
45とが積層された構造からなっている。電荷ブロッキ
ング層44は、a−3i :H,a−3iC:H又はa
−3iN:Hからなっていてよく、また周期表第1II
A族又は第VA族元素がドープされていてよい。また、
電荷輸送層42、電荷発生層43にも同様の不純物がド
ープされていてよい。
電荷発生層43は、暗所抵抗率ρ。と光照射時の抵抗率
ρ、との比が電子写真感光体として十分大きく光感度(
特に可視及び赤外領域の光に対するもの)が良好である
ここで注目すべきことは、表面改質層45がC1N、、
Oの少なくともC及びNを含有するa−3iCN:H又
はa−3i 〔CNO): Hからなっていることであ
る。これによって、表面改質層45の機械的強度が向上
する。
表面改質層45の組成については、 30atomic%≦ 〔CE <100 atomi
c%Oatomic%〈 〔N〕 ≦50atomic
%30atomic%< 〔C+N)又は[:C+N十
〇)<100 atomic% (但し、(S i) + (c) + (N) −1o
o atomic%又は[S i ] + 〔C) +
 (N) +[0) −100atomとし、 40atomic%≦〔C)≦65atomic%l 
atomic%≦[N)≦35atomic%40at
omic%≦l:c+N)又は〔C+N+O)≦70a
tomic% とするのが望ましい(ここで、atomic%は原子数
の百分率を表す)。C+N又はC+N+Oの含有量が少
なすぎても多すぎても上記した耐スクラッチ性向上の効
果に乏しくなる。この場合、〔C)が30atomic
%未満では耐スクラッチ性が出す、また(N)の含有に
よって画像流れを防ぐが、その上限を50atomic
%としないと耐スクラッチ性が不良となる。
また、表面改質層45が、C,N、0の少なくともC及
びNを含有するa−3iCN:H又はa−3!〔CNO
)二Hからなっているだけでなく、そのC及びHの含有
によるSi  CH3に起因する赤外波数1240cl
’近傍の赤外吸収面積(上記しに設定していることが重
要である。
このように表面改質層45の5i−CH,に起因する波
数近傍での赤外吸収面積を特定範囲に限定したことによ
って、表面改質層45の機械的強度、特に耐スクラッチ
性が著しく向上することがはじめて判明したのである。
また、この感光体の他の注目点は、後述のグロー放電法
において例えば(PHs )/ (S 1H4)=10
−3〜103容量ppm (望ましくは10−1〜10
3容量ppm 、更には10−’ 〜102容量ppm
 、最も好ましくは10−1〜10容量pH1ll)の
周期表第VA族元素を表面改質層45中にドープしてい
ることである。こうした不純物元素の含有によって、画
像流れを大幅に減少させることができるのである。即ち
、不純物元素の景が10−3容量ppm未満であれば少
なずぎ、また103容量ppmを超えると多ずぎ、共に
十分な表面抵抗が得られず、画像流れが顕著に生してし
まう。
また、表面改質層45の膜厚は200〜30.000人
とすることが望ましく、1 、000〜10.000人
とするのが更に望ましい。膜厚が大きすぎると、残留電
位■、が高くなりずぎかつ光感度の低下も生し、a−3
i系感光体としての良好な特性を失い易い。
また、膜厚が小さずぎると、トンネル効果によって電荷
が表面上に帯電されなくなるため、暗減衰の増大や光感
度の低下が生してしまう。
電荷発生層43はa−3i:Hからなっていてよく、そ
の組成としては、■1を5〜40atomic%とする
のがよく、l−1に代えて或いは併用してハロゲンを含
有するときにはハロケン5〜40atomic%、或い
は■]kハロゲンとの合計量は5〜40atomic%
とするのがよい。この電荷発生層43は帯電能向上のた
めに不純物、特に周期表第1OTA族又はVA族元素を
ドープするとよい。例えば、後述のグロー放電時に、[
B2 H6) / CS i H4) −10−”−1
00(好ましくは10−2〜10)容量ppm、[:P
H3)/ CS i H= ) =IO−”〜100(
好ましくは10−2〜]0)容量ppmとしてよい。
また、この層43の厚みは1〜50μm、好ましくは5
〜30μmとするのがよい。層43の厚のが小さずぎる
と十分な光感度が得られず、また太き位 すぎると残留型!が上昇し、実用」二不十分である。
電荷輸送層42は電位保持及び電荷輸送の両機能を担い
、暗所抵抗率が好ましくは10′2Ω−cm以上あって
、耐高電界性を有し、単位膜厚光たりにイjコニ 保持される電7が高く、しかも電子を大きな移動度と寿
命を以て効率よく支持体41側へ輸送する。
また、炭素含有量(特に5〜30atomic%)によ
ってエネルギーギャップの大きさを調節できるため、電
荷発生層43において光照射に応じて発生した電子に対
し障壁を作ることなく、効率よく注入さ−Uることがで
きる。従ってこのa −S i C: T−1層42は
実用レヘルの高い表面電位を保持し、a−3i : H
層43で発生した電荷担体を効率良く速(]1) やかに輸送し、高感度で残留電位のない感光体とする働
きがある。
この電荷輸送層42の炭素原子含有量を5〜30ato
mic%(更には5〜20atomic%)にするのが
よい(但し、SiとCとの合計原子数は100 ato
mic%)。即ち、炭素原子含有量が5atomic%
未満でば、a−3iC:HJi142の比抵抗が電位保
持能に必要な10′2Ω−cmを下廻るために特に帯電
電位が不十分となり易い。また、炭素原子含有量が30
atomic%を越えると、比抵抗がやはり低下すると
同時に、炭素原子が多ずぎてa−3iC:H層中ての欠
陥が増えてキャリア輸送能自体が悪くなり易い。
この層42には、水素原子が5〜50atomic%含
有されているのがよく、■]に代えて或いは個用してハ
ロゲンを含有するときにはハロゲン5〜50atomi
c%、或いはHとハロゲンとの合計量は5〜50ato
mic%とするのがよい。この層42は電荷輸送能向上
のために不純物、特に周期表第mA族又はVA族元素を
ドープするとよい。例えば、後述のグロー放電時に、C
B2H6)/C3i04 )−10−3〜1000(好
ましくは10−2〜100)容量ppm、[P J(3
]/ C3i H4:l =10−3〜1000 (好
ましくは]0−2〜100)容量ppm としてよい。
更に、この電荷輸送層42の膜厚は、例えばカールソン
方式による乾式現像法を適用するためには5μm〜30
μmであることが望ましい。この膜厚が5μm未満であ
ると薄ずぎるために現像に必要な表面電位が得られず、
また30μmを越えるとキャリアの支持体41への到達
率が低下してしまう。
また、」二記電荷ブロッキング層44は、基板41から
の電子の注入を十分に防ぎ、感度、帯電能の向上のため
には、周期表第1IIA族元素(例えばボロン)をグロ
ー放電分解でドープして、P型(更にはP゛型)化する
。ブロッキング層の組成によって、次のようにドーピン
グ量を制御するのが望ましい。
a−3i:H(H含有量5〜40atomic%):(
B2H6)/ (S i H4) −10−3〜10’
容量ppm(更には10−1〜102容量ppm)(P
 H3) / (S i H4〕−10−”〜10’容
量ppm(更には10−1〜102容量I]pm)a−
3iC:H(N含有量5〜50atomic%、C含有
量5〜100 atomic%):(Bz Hb ) 
/ (S i H4) =10−3〜10’容量ppm
(更には10−1〜10′容量1)Illm)(P H
3) / (S i Ha ) −10−3〜106容
量ppm(更には10− ’ 〜10’容量ppm)a
−3iN:H(N含有量5〜50atomic%、N含
有量5〜60atomic%): (B 2 Hb ) / (S i Ha ) −10
−’〜106容量ppm(更には10− ’〜104容
量1)pm)(P H3) / (S i H4) −
10−3〜106容量ppm(更には10−1〜104
容量pPm)また、ブロッキング層44は膜厚100人
〜2μmがよい。厚みが小さすぎるとブロッキング効果
が弱く、また大きすぎると電荷輸送能が悪くなり易い。
なお、上記の各層は水素を含有することが必要である。
特に、電荷発生層43中の水素含有量は、ダングリング
ボンドを補償して光導電性及び電荷保持性を向上させる
ために必要である。
また、ドープする不純物としては、ボロン以外にも、A
!、Ga’、I n、、T/2等の周期表第111A族
元素を使用できるし、またリン以外にも、As、sb等
の周期表第VA族元素を使用できる。
次に、上記した感光体(例えはドラム状)の製造方法及
びその装置(グロー放電装置)を第2図について説明す
る。
この装置51の真空槽52内ではドラム状の基板41が
垂直に回転可能にセットされ、ヒーター55で基板41
を内側から所定温度に加熱し得るようになっている。基
板41に対向してその周囲に、ガス導出口53付きの円
筒状高周波電極57が配され、基板41との間に高周波
電源56によりグロー放電が生ぜしめられる。なお、図
中の62はSiH4又はガス状シリコン化合物の供給源
、63はCH4等の炭化水素ガスの供給源、64はN2
等の窒素化合物ガスの供給源、65は02等の酸素化合
物ガスの供給源、66はAr等のキャリアガス供給源、
67は不純物ガス(例えばB2H6)供給源、68は各
流量計である。このグロー放電装置において、まず支持
体である例えばA42基板41の表面を清浄化した後に
真空槽52内に配置し、真空槽52内のガス圧が1O−
6Torrとなるように調節して排気し、かつ基板41
を所定温度、特に100〜350°C(望ましくは15
0〜300’C)に加熱保持する。次いで、高純度の不
活性ガス又はH2をキャリアガスとして、SiH,又は
ガス状シリコン化合物、CH4、N2 、NH,、CO
□、0□等を適宜真空槽52内に導入し、例えば0.0
1〜10Torrの反応圧下で高周波電源56により高
周波電圧(例えば13.56 MHz)を印加する。
これによって、上記各反応ガスを電極57と基板41と
の間でグロー放電分解し、a−3iC:H。
a−3iC:H,a−3i :H,a−3iCN:Hを
上記の層44.42.43.45として基板上に連続的
に(即ち、例えば第1図の例に対応して)堆積させる。
上記製造方法においては、支持体上にa−3i系の層を
製膜する工程で支持体温度を100〜350°Cとして
いるので、感光体の膜質(特に電気的特性)を良くする
ことができる。
なお、上記a−3i系感光体感光層の形成時において、
ダングリングホントを補償するためには、上記したHの
かわりに、或いはHと併用してフッ素等のハロゲンをS
iF4等の形で導入し、a −3i :FXa−3i 
:H:F、、a−3iN:F。
a−3iN:H:F、、a−3iC:F、a−3iC:
 H: F等とすることもできる。
以下、本発明を具体的な実施例について説明する。
グロー放電分解法により、ドラム状A!支持体上に第1
図の構造の電子写真感光体を作製した。
即ち、まず支持体である、例えは平滑な表面を持つドラ
ム状AI2基板41の表面を清浄化した後に、第2図の
真空槽52内に配置し、真空槽52内のガス圧が10−
’Torrとなるように調節して排気し、かつ基板41
を所定温度、とくに100〜350’c (望ましくは
150〜300°C)に加熱保持する。
次いで、高純度のArガスをキャリアガスとして導入し
、0.5 Torrの背圧のもとて周波数13.56 
MHzの高周波電力を印加し、10分間の予備放電を行
った。次いで、SiH4とCH4とB2H,とからなる
反応ガスを導入し、流量比1:l:l:(1,5Xl0
−3)の(Ar十S iHs +CH4十B2H6)混
合ガスをグロー放電分解することにより、電荷ブロッキ
ング機能を担うP”型のa−3iC:H層44を6μm
/hrの堆積速度で所定厚さに製膜した。次いで5iH
nに対するB2H,の流量比を1 :  (6X10−
’)として電荷輸送層42を6μm / k+ rの堆
積速度で順次所定厚さに製膜した。引続き、B2H6及
びCH、を: 3 :90:1.5X10−’の(Ar
 : S iH4: CH4:PIt+)混合ガスを反
応圧力P =0.5 Torr、放電パワーRf =4
00 Wでグロー放電分解し、所定厚さの中間層を形成
し、更に、流量比40:3:90:(1,5Xl0−5
): 1の(A r : S ] H4: CH4:P
H3:NH,)混合ガスを反応圧力P =1.0 To
rr、放電パワーRf =400 Wでグロー放電分解
して表面保護層45を更に設け、電子写真感光体を完成
させた。この際、PH3の量を種々変え、対応する感光
体を得た。なお、表面層45をa−3i CNOとする
ときには、酸素源としてCO2を使用した。
また、組成比をコントロールするためには、ガス流量比
、反応圧力、放電パワーを適宜に設定した。
次に、上記の各感光体を使用して各種のテストを次のよ
うに行った。
圀1し侵しにデヌ」□ 電子写真複写機U−B i x2500 (コニカ株式
会社製)改造機を用い、次のステップでジ中ムチストを
行った。
■ 分離電流をゼロにし、強制的にジャムを発生させる
■ 紙づまりの状態で30秒富士わしする。
■ ■、■を30回繰り返す。
■ 画出しによりジャム傷の有無を判断。
○ ジャム傷なし △ ジャム傷 数本発生 × ジャム傷 多数発生 貞鬼痙詐 温度33°C1相対湿度80%の環境下で、感光体を電
子写真複写機U−B i x2500 (コニカ株式会
社製)改造機内に24時間順応させた後、現像剤、紙、
ブレードとは非接触で1000コピーの空回しを行った
後、画像出しを行い、以下の基準で画像流れの程度を判
定した。
◎:画像流れが全くなく、5.5ポイントの英字や細線
の再現性が良い。
O:5.5ポイントの英字がやや太くなる。
△:5.5ポイントの英字がつふれて読みづらい。
X:5.5ポイントの英字判読不能。
結果を下記表−1にまとめて示した。この結果から、本
発明に基づいて感光体(No、2〜7)を作成すれば、
電子写真感光体として特に画像流れの著しく少ないもの
が得られた。
表−1 上記のNo、 4の感光体において、表面改質層の組成
を変化させたところ、下記表−2の結果が得られた。こ
の結果から、本発明に基づいて感光体(No、 10〜
15)を作成すれば、電子写真用として特に耐スクラッ
チ性に優れた感光体が得られることが分かる。
(以下余白、次頁に続く。) 表−2 上記gt感光体No、 9〜17の各赤外吸収面積Sは
、実際には、各表面改質層の膜材料をStウェハ上に上
述した方法で堆積させ、得られた各試料を赤外分光器に
かけて赤外吸収スペクトルを測定し、これから算出した
ものである。
なお、上述した方法において、5t−CH,、の赤外吸
収強度は反応圧力を低くすることによって低下すること
が分かった。また、感光体の暗抵抗(ρ、)と光照射時
の抵抗(ρL)の比:ρL/ρ0は反応圧力を上げると
1.0に近づくこと、反応圧力を上げると膜中のS、 
 D、 (spin、densityニスピン密度−ダ
ングリングボンドの密度)が増大することも分かった。
次に、本発明に基づく機能分離型の感光体は実験の結果
、光感度や帯電特性に優れていることが分かった。測定
は次の通りに行い、結果を下記表−3に示した。
−9立vRv U−Bix2500i造機を使った電位測定で、400
nmにピークをもつ除電光30 IV、LIX ・se
cを照射した後も残っている感光体表面電位。
弔PP′立■o ■ U−Bix2500i造機(コニカ■製)を用い、感光
体流れ込み電流200μA、露光なしの条件で360S
X型電位計(トレック社製)で測定した現像直前の表面
電位。
表−3 但し、上記表の各データ中、左側(*I)は下記の本発
明に基づく機能分離型感光体、右側(*2)は下記の単
層型感光体のデータを示す。
*1)支持体:A!、ブロッキング層:厚さ1μmのボ
ロンドープドa−3iC:H。
電荷輸送層:厚さ12μmのボロンドープドロ−3iC
:H5電荷発生層:厚さ7μmのボロンドープドa−3
i:H,表面改質層:厚さ0.3μmのリンドープドa
−3iCNO:H *2)支持体:AI!、、ブロッキング層;厚さ1pm
のボロンドープドa−3iC:H。
光導電性層:厚さ19μmのボロンドープドa−3i:
H,表面改質層:厚さ0.3pmのリンドープドa−3
iCNO:H
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本発明の実施例を示すものであって、 第1図はa−3i系悪感光の断面図、 第2図はグロー放電装置の概略断面図 である。 なお、図面に示された符号において、 39・・・・・・・・・a−3i系悪感光41・・・・
・・・・・支持体(基板)42・・・・・・・・・電荷
輸送層 43・・・・・・・・・電荷発生層 44・・・・・・・・・電荷ブロッキング層45・・・
・・・・・・表面改質層 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アモルファス水素化及び/又はハロゲン化シリコン
    からなる電荷発生層と、アモルファス水素化及び/又は
    ハロゲン化炭化シリコンからなる電荷輸送層と、前記電
    荷発生層又は電荷輸送層の表面に被着された表面改質層
    とを有し、この表面改質層が炭素原子、窒素原子及び酸
    素原子のうち少なくとも炭素原子及び窒素原子を含有し
    かつ周期表第VA族の不純物元素も含有するアモルファ
    ス水素化及び/又はハロゲン化シリコンからなり、この
    表面改質層の炭素含有量(〔C〕)及び窒素含有量(〔
    N〕)が夫々、 30atomic%≦〔C〕<100atomic%0
    atomic%<〔N〕≦50atomic%(但し、
    30atomic%<〔C+N〕<100atomic
    %とする。) であり、前記表面改質層についてSi−CH_3に起因
    する赤外吸収曲線の波数1200〜1300cm^−^
    1での積分面積(S)が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、a(ω)=−1/dlog_1_0I(ω)/
    I_0で表され、ωは赤外波数(cm^−^1)、dは
    表面改質層の膜厚(cm)、I(ω)は透過光強度、I
    _0は入射光強度である。〕 で示される範囲にあり、かつ前記不純物元素がグロー放
    電分解による前記表面改質層の形成時に、10^−^3
    容量ppm≦〔不純物元素の化合物〕/〔シリコン化合
    物〕≦10^3容量ppmの条件下で前記表面改質層中
    にドープされたものである感光体。
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