JPH01185644A - 感光体 - Google Patents

感光体

Info

Publication number
JPH01185644A
JPH01185644A JP906188A JP906188A JPH01185644A JP H01185644 A JPH01185644 A JP H01185644A JP 906188 A JP906188 A JP 906188A JP 906188 A JP906188 A JP 906188A JP H01185644 A JPH01185644 A JP H01185644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
wave number
photoreceptor
modified layer
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP906188A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Marukawa
丸川 雄二
Tatsuo Nakanishi
達雄 中西
Satoshi Takahashi
智 高橋
Toshiki Yamazaki
山崎 敏規
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP906188A priority Critical patent/JPH01185644A/ja
Publication of JPH01185644A publication Critical patent/JPH01185644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は感光体、例えば電子写真感光体に関するもので
ある。
口、従来技術 従来、電子写真感光体として、アモルファスシリコン(
a−3t)を母体として用いた電子写真感光体が近年に
なって提案されている。
このようなa−3tはいわゆるダングリングボンドを有
しているため、この欠陥を水素原子で補償して暗抵抗を
大としかつ光導電性も向上させたアモルファス水素化シ
リコン(a−3t  :)I)が提案されている。
しかしながら、a−3i:Hを表面とする感光体は、長
期に亘って大気や湿気に曝されることによる影響、コロ
ナ放電で生成される化学種の影響等の如き表面の化学的
安定性に関して、これまで十分な検討がなされていない
、 例えば1力月以上放置したものは湿気の影響を受け
、受容位置が著しく低下することが分っている。 一方
、アモルファス水素化炭化シリコン(以下、a−3iC
:Hと称する。)について、その製法や存在が“Ph1
1.Mag、 Vol、 35”  (1978)等に
記載されており、その特性として、耐熱性や表面硬度が
高いこと、a−3i:Hと比較して高い暗所抵抗率(1
0”〜10ロΩ−cm)を有すること、炭素量により光
学的エネルギーギャップが1.6〜2.8 eVの範囲
に亘って変化すること等が知られている。
但、炭素の含有によりバンドギャップが拡がるために長
波長感度が不良となるという欠点がある。
こうしたa−3iC:Hとa−3i:Hとを組合せた電
子写真感光体は例えば特開昭57−115559号公報
において提案されている。 これによれば、a−3i:
Hからなる電荷発生層上にa−3iC:H層を表面改質
層として形成している。
しかしながら、上記の公知の感光体について本発明者が
検討を加えたところ、表面改質層を設けても、未だ期待
した程には効果がなく、特に繰り返し使用時の耐スクラ
ッチ性に問題があることが判明した。
ハ6発明の目的 本発明の目的は、繰り返し使用に耐え、良好な画像を得
ることのできる感光体を提供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 ぶ、 即ち、本発明は、炭素原子及び酸素原子のうち少な(と
も炭素原子を含有するアモルファス水素化及び/又はハ
ロゲン化シリコンからなる表面改質層を有し、この表面
改質層について測定した赤外吸収曲線の波数1200〜
1300cm−’での積分面積(S)が、 され、ωは赤外波数(cm−’) 、dは表面改質層の
膜厚(cm) 、I  (ω)は透過光強度、Ioは入
射光強度である。〕 で示される範囲にあり、かつ前記表面改質層の光学的バ
ンドギャップが2.4eV以上である感光体に係るもの
である。
本発明によれば、表面改質層は炭素原子及び酸素原子の
少なくとも炭素原子を含有しているだけでなく、この表
面改質層の赤外吸収面積を上記したS≦10.ooo(
cll−2)ニ特定スルコトニよッテ、はじめて満足す
べき耐スクラッチ性が得られ、白スジ発生等による画質
の劣化がなく、耐剛性が優れたものとなるのである。 
また、表面改質層の光学的バンドギャップ(E g、 
opt)を2.4eV以上と特定範囲に限定しているの
で、上記に加えて画像流れが太き(減少し、高画質化が
更に実現可能となる。
ホ、実施例 以下、本発明を実施例について詳細に説明する。
第1図は、本実施例によるa  Si系電子写真感光体
39を示すものである。 この感光体39はAI!等の
ドラム状導電性支持基板41上に、必要に応じて設けら
れるa−3i系の電荷ブロッキング層44と、a−3i
:Hからなる光導電性層43と、C及び0の少な(とも
Cを含有するアモルファス水素化シリコン(又はa−3
iC(0): H)からなる表面改質層45とが積層さ
れた構造からなっている。 電荷ブロッキング層44は
、s  Si  : H%a−3iC:H又はa  S
iN:)lからなっていてよく、また周期表第1[[A
族又は第VA族元素がドープされていてよい、 また、
光導電性層43にも同様の不純物がドープされていてよ
い。 光導電性層43は、暗所抵抗率ρ8と光照射時の
抵抗率ρ、との比が電子写真感光体として充分大きく光
惑廣(特に可視及び赤外領域の光に対するもの)が良好
である。なお、上記の層45−43面にはa −3iC
等の中間層を設けてもよい。
ここで注目すべきことは、表面改質層45が010の少
な(ともCを含有するa−3iC:H又はa−3t  
(Co):Hからなっているだでなく、そのC及びHの
含有によるS i  CH:lに起因する赤外波数12
40cm−’近傍の赤外吸収面積(上記したS)を10
. OOOcm−”以下、望ましくは6,000 cm
−”以下、更に望ましくは3.000 cm−”以下と
特定範囲に設定していることである。
このように表面改質層45のSi  CH3に起因する
波数近傍での赤外吸収面積を特定範囲に限定したことに
よって、表面改質層45の機械的強度、特に耐スクラッ
チ性が著しく向上することがはじめて判明したのである
表面改質層45の組成については、 10 atm%≦(C)又は(C+O)≦100 at
m%(但し、(Si ) + (C) = 100 a
tm%又は(Si )” (C) + (0) = 1
00 atm%)とするのが望ましく、 40 atm%≦(C)又は(C+O)≦70 atm
%とするのが更に望ましい(ここで、atm%は原子数
の百分率を表わす)。 C又はC+oの含有量が少なす
ぎても多すぎても上記した耐スクラッチ性向上の効果に
乏しくなる。− 表面改質層45の帯電能を向上させるには、後述のグロ
ー放電法において例えば(B2H4)/(SiHl)=
104〜104容量1)I)11%望ましくは10−1
〜102容量ppI11の周期表第1[[A族元素、或
いは(P Hy ) / (SiH4) 〜10−3〜
10’容量ppm、望ましくは10−1〜102容M 
ppmの周期表第VA族元素をドープするのがよい。
また、表面改質層45の膜厚は200〜30,000人
とすることが望ましく、1 、000〜10,000人
とするのが更に望ましい。 膜厚が大きすぎると、残留
電位■8が高くなりすぎかっ光感度の低下も生じ、a−
3i系悪感光としての良好な特性を失い易い。
また、膜厚が小さすぎると、トンネル効果によって電荷
が表面上に帯電されなくなるため、暗減衰の増大や光感
度の低下が生じてしまう。
感光層としての光導電性層43はa−3i:Hがらなっ
ていてよ(、その組成としては、Hを5〜40 ats
%とするのがよく、Hに代えて或いは併用してハロゲン
を含有するときにはハロゲン5〜4゜atm%、或いは
Hとハロゲンとの合計量は5〜4゜atm%とするのが
よい。 この光導電性層43は帯電能向上のために不純
物、特に周期表第mA族又はVA族元素をドープすると
よい。 例えば、後述のグロー放電時に、CBH& )
/ (SiH4)〜10−’〜100(好ましくは10
−2〜10)容量!111P11%(P H3) / 
(SiHa ) 〜10−”〜100(好ましくは10
−2〜10)容fi pp+mとしてよい。
また、この層43の厚みは5〜100μm1好ましくは
10〜30μmとするのがよい。 光導電性層43の厚
みが小さすぎると十分な帯電電位が得られず、また大き
すぎると残留電位が上昇し、実用上不充分である。
また、上記電荷ブロッキング層44は、基板41からの
電子の注入を充分に防ぎ、感度、帯電能の向上のために
は、周期表第1IIA族元素(例えばボロン)をグロー
放電分解でドープして、P型に(更にはP1型)化する
。 ブロッキング層の組成によって、次のようにドーピ
ング量を制御するのが望ましい。
a−3i:H(H含有It 5〜40atm%):(B
2H4)/ (SiH4)〜10−3〜104容量pp
m(更には10−1〜102容量ppm )(P H3
:l / (SiH4) 〜10−3〜10’容1pp
m(更には10−′〜102容量1)I)III )a
−3iC:H(H含有量5〜50atm%、C含有15
〜1100at  %): CBZH& 〕/ (SiHn ) 〜10−”〜10
b容ffippm(更には10−1〜104容量ppI
11)(PH3)/ (SiH4)〜10−3〜b(更
には10−1〜10’容量ppm )a−SiN : 
H(H含有量5〜50atom%、N含有量5〜60 
atm  %): (BzHb )/ (SiH4〕=10−’〜10’容
Ippn(更には10−1〜104容量pp+w )(
P H:I ) / (SiH4) 〜10−3〜10
’容量ppm(更には10−1〜lO4容量ppm )
また、ブロッキング層44は膜厚100人〜2μmがよ
い。 厚みが小さすぎるとブロッキング効果が弱く、ま
た大きすぎると電荷輸送能が悪くなり易い。
なお、上記の各層は水素を含有することが必要である。
 特に、光導電性層(電荷発生層)43中の水素含有量
は、ダングリングボンドを補償して光導電性及び電荷保
持性を向上させるために必要である。
また、ドープする不純物としては、ボロン以外にも、A
I!、08% I n % T I等の周期表第mA族
元素を使用できるし、またリン以外にも、As、sb等
の周期表第VA族元素を使用できる。
次に、上記した感光体(例えばドラム状)の製造方法及
びその装置(グロー放電装置)を第2図について説明す
る。
この装置51の真空槽52内ではドラム状の基板41が
垂直に回転可能にセットされ、ヒーター55で基板41
を内側から所定温度に加熱し得るようになっている。 
基板41に対向してその周囲に、ガス遅出口53付きの
円筒状高周波電橿57が配され、基板41との間に高周
波電源56によりグロー放電が生ぜしめられる。 なお
、図中の62はS i Ha又はガス状シリコン化合物
の供給源、63はCH,等の炭化水素ガスの供給源、6
4はN8等の窒素化合物ガスの供給源、65は02等の
酸素化合物ガスの供給源、66はAr等のキャリアガス
供給源、67は不純物ガス(例えばB、H,)供給源、
68は各?AWl計である。 このグロー放電装置にお
いて、まず支持体である例えばAg基板410表面を清
浄化した後に真空槽52内に配置し、真空槽52内のガ
ス圧が10−”Torrとなるように調節して排気し、
かつ基板41を所定温度、特に100〜350℃(望ま
しくは150〜300℃)に加熱保持する。 次いで、
高純度の不活性ガスをキャリアガスとして、S i T
(4又はガス状シリコン化合物、CH4、Nz 、CO
z、0□等を適宜真空槽52内に導入し、例えば0.0
1〜10Torrの反応圧下で高周波電源56により高
周波電圧(例えば13.56 MHz )を印加する。
 ごれによって、上記各反応ガスを電極57と基板41
との間でグロー放電分解し、a−3i  :H,a−3
i: )l、 a−3iC: Hを上記の層44.43
.45として基板上に連続的に(即ち、例えば第1図の
例に対応して)堆積させる。
上記製造方法においては、支持体上にa−3i系の層を
製膜する工程で支持体温度を100〜350℃としてい
るので、感光体の膜¥t(特に電気的特性)を良くする
ことができる。
なお、上記a−3i系感光体感光層の形成時において、
ダングリングボンドを補償するためには、上記したHの
かわりに、或いはHと併用してフッ素等のハロゲンをS
iF、等の形で導入し、a −3i  :F、a−3i
  :H:FXa−3iN:F。
a−3iN : H: F、  a−3iC: F、 
a−3iC:H:F等とすることもできる。
なお、上記の製造方法はグロー放電分解法によるもので
あるが、これ以外にも、スパンタリング法、イオンプレ
ーディング法や、水素放電管で活性化又はイオン化され
た水素導入下でSiを蒸発させる方法(特に、本出願人
による特開昭56−78413号(特願昭54−152
455号)の方法)等によっても上記感光体の製造が可
能である。
以下、本発明を具体的な実施例について説明する。
グロー放電分解法により、ドラム状Al支持体上に第1
図の構造の電子写真感光体を作製した。
即ち、まず支持体である、例えば平滑な表面を持つドラ
ム状Ali仮41の表面を清浄化した後に、第2図の真
空槽52内に配置し、真空槽52内のガス圧が10−”
Torrとなるように調節して排気し、かつ基板41を
所定温度、とくに100〜350″C(望ましくは15
0〜300℃)に加熱保持する。 次いで、高純度のA
rガスをキャリアガスとして導入し、0.5 Torr
の背圧のもとで周波数13.56 Mllzの高周波電
力を印加し、10分間の予備放電を行った。
次いで、S i HaとB t H&とからなる反応ガ
スを導入し、流量比1 : 1 :  (1,5Xl0
−’)の(Ar+SiH4+BZH& )混合ガスをグ
ロー放電分解することにより、電荷ブロッキング機能を
担うP゛型のa−Si:H層44を6.czm/hrの
堆積速度で所定厚さに製膜した。 引き続き、流量比l
:1:  (5X10−’)の(Ar +BzHh)ン
昆合ガスを放電分解し、所定厚さのボロンドープドa−
3i:l(層43を形成した。 引き続いて、不純物ガ
スを供給停止し、流量比40:3:90の(Ar  :
 5il14:CH4)混合ガスを反応圧力p =Q、
5 Torr %放電パワーRf =400 Wでグロ
ー放電分解し、所定厚さの中間層を形成し、更に、流量
比40:3:90の(Ar : SiH4: CH4)
混合ガスを反応圧力P =1.OTorr 、放電パワ
ーRf =400 Wでグロー放電分解して表面保護層
45を更に設け、電子写真感光体を完成させた。
なお、表面層45をa−3iCOとするときは、酸素源
としてCogを使用した。 又、組成比をコントロール
するためには、ガス流量比、反応圧力、放電パワーを適
宜に設定した。
次に、上記の各感光体を使用して各種のテストを次のよ
うに行なった。
強制ジャムテスト 電子写真複写機U−Bix2500  (コニカ株式会
社製)改造機を用い、次のステップでジャムテストを行
った。
■ 分離電流をゼロにし、強制的にジャムを発生させる
■ 紙づまりの状態で30秒空まわしする。
■ ■、■を30回くり返す。
■ 画出しによりジャム傷の有無を判断。
○ ジャム傷なし Δ ジャム傷数本発生 × ジャム傷多数発生 ■ユ友1強度 第3図に示すように、感光体39面に垂直に当てた0、
3Rダイヤ針70に荷重Wを加え、感光体をモータ71
で回転させ、傷をつける。 次に、上記の複写機で画像
出しを行ない、何gの荷重から画像に白スジが現われる
かで、その感光体の引っかき強度(g)とする。
貞1人並 温度33℃、相対湿度80%の環境下で、感光体を電子
写真複写機U−Bix2500  (コニカ株式会社製
)改造機内に24時間順応させた後、現像剤、紙、ブレ
ードとは非接触で1000コピーの空回しを行った後、
画像出しを行ない、以下の基準で画像流れの程度を判定
した。
◎:画像流れが全(なく、5.5ポイントの英字や細線
の再現性が良い。
○:5.5ポイントの英字がやや太くなる。
△:5.5ポイントの英字がつぶれて読みづらい。
X:5,5ポイントの英字判読不能 結果を下記表−1にまとめて示した。 この結果から、
本発明に基いて感光体(No、  1〜4)を作成すれ
ば、電子写真用として特に耐スクラッチ性に優れた感光
体が得られることが分る。
表−1 * 既述したS i  CH3に起因する波数1240
cm−’付近での赤外吸収面積S 上記の感光体No、  1〜7の各赤外吸収面積Sは、
実際には、各表面改質層の膜材料をSiウェハ上に上述
した方法で堆積させ、得られた各試料を赤外分光器にか
けて赤外吸収スペクトルを測定し、これから算出したも
のである。 このうち、例えば感光体No、1,2.3
.5.7についての赤外吸収スペクトル図とその波数1
240cm−’近傍の拡大図とを夫々、第4A図及び第
4B図(No、  1)、第5A図及び第5B図(No
、 2) 、第6A図及び第6B図(No、 3) 、
第7A図及び第7B図(No。
5)、第8A図及び第8B図(No、  7)に示した
これらの図中、dは表面改質層の厚さであり、また、3
1%C10の組成比(ate%)も併せて示した。 ま
た 各拡大図には赤外吸収面積Sも記した。 但し、0
景については0.1又は0.2at+m%程度はほぼゼ
ロとみなし得る。
これらのスペクトル図から、表面改質層の赤外吸収面積
Sは、C及び0の含有量によって変化する傾向があるこ
とが分る。 但し、0量を多くすると膜構造の乱れ(S
 t  CH3等によるネットワーク構造の乱れ)によ
って、吸収がブロードとなり、Sが必要以上に大きくな
る傾向があると考えられる。
なお、上記した方法において、Si  CH3の赤外線
吸収強度は反応圧力を低くすることによって低下するこ
とが分った。 また、感光体の暗抵抗(ρD)と光照射
時の抵抗(ρL)の比:ρ。
/ρ。は反応圧力を上げると1.0に近ずくこと、反応
圧力を上げると膜中のS、 D、  (Spin  d
ensityニスピン密度=ダングリングボンドの密度
)が増大することも分った。
次に、第2図に示した如き装置を用い、表面改質層を製
膜するときのCH,流量、反応圧力によって5i−CH
,に起因する吸収面積Sが変化し、光学的エネルギーギ
ャップ(Eg 、 opt )も変化することも判明し
ている。 これを以下に説明すると、まずCHaと流量
による影響は、次の条件下で測定し、下記表−2に示し
た。
条件 5iH4−15SCCM Ar     =200SCCM Rf     =400W P      =0.5  torr また、反応圧力によるコントロールを次に示す。
免性 S i H,=15  SCCM CH、=4503CCM Ar     −2005CCM Rf     =400  匈 表−3 なお、上記No、14の試料についての赤外吸収スペク
トル図とその波数1240c+++−’近傍の拡大図を
第9A図、第9B図に夫々示した。
また、上記において、表面改質層のEg、optは反応
条件をコントロールすることによって種々設定できるが
、このEg、optは膜の特性、特に画像流れを大きく
左右することが分った。 これを第10図で示すが、E
g、optを本発明に従って2.4eV以上とすれば、
画像流れが急激に減少することが判明した。 即ち、上
述のSを10000 cm−’、かつEg、optを2
.4e V以上とすることによって、耐スクラッチ性だ
けでなく、画像流れも向上させることができ、これら両
特性を同時に満足することができる。 本発明では、上
記のEg、optを更に2.6eV以上とするのがよ<
 、2.7eV以上が穫めて・満足な領域である。
但し、第11図に上記表−2で示した条件から得られた
Eg、optとSとの関係を示すが、これから、。
S≦10000 cm−”を満すには、Eg、optは
2.85eV以下とすべきであることが分る。
なお、画像流れは次のようにして測定した。
五像人並 温度33℃、相対湿度80%の環境下で、感光体を電子
写真複写機U  Bix2500  (コニカ株式会社
製)改造機内に24時間順応させた後、現像剤、紙、ブ
レードとは非接触で1000コピーの空回しを行った後
、画像出しを行ない、以下の基準で画像流れの程度を判
定した。
◎二画像流れが全くなく、5.5ポイントの英字や細線
の再現性が良い。
○:5.5ポイントの英字がやや太くなる。
△:5.5ポイントの英字がつぶれて読みづらい。
×:5.5ポイントの英字判読不能。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の実施例を示すものであって
、 第1図はa−3i系感光体の断面図、 第2図はグロー放電装置の概略断面図、第3図は引っか
き強度試験機の概略図、第4A図、第5A図、第6A図
、第7A図、第8A図、第9A図は各感光体の表面改質
層の赤外吸収スペクトル図、 第4B図、第5B図、第6B図、第7B図、第8B図、
第9B図は同赤外吸収スペクトルの要部拡大図、 第10図は光学的バンドギャップによる画像流れの状況
を示すグラフ、 第11図は光学的バンドギャップと赤外吸収面積との関
係を示すグラフ である。 なお、図面に示された符号において、 39−・−一一一一・−a−3i系感光体41・−−−
一−−−−−−支持体(基板)43・−・−−−−一光
導電性層 44・・・−・・−・−電荷ブロッキング層45・−・
−m−・−表面改質層 である。 代理人 弁理士 逢 坂   宏 第1図 / 第2図 第10図 第11図 Eg、opt      (eV 1 (自発)手に査ネ市正書 昭和63年6月/(口 1、用件の表示 昭和63年 特許願第9061 号 2、発明の名称 感光体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)コニカ株式会社 4、代理人 住 所 東京都立川市柴崎町2−4−11 FINEビ
ル酋 0425−24−5411(fつ を「イオンブレーティング法」と訂正します。 −以 上−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素原子及び酸素原子のうち少なくとも炭素原子を
    含有するアモルファス水素化及び/又はハロゲン化シリ
    コンからなる表面改質層を有し、この表面改質層につい
    て測定した赤外吸収曲線の波数1200〜1300cm
    ^−^1での積分面積(S)が、▲数式、化学式、表等
    があります▼ 〔但し、a(ω)=−(1/d)log_1_0I(ω
    )/Ioで表され、ωは赤外波数(cm^−^1)、d
    は表面改質層の膜厚(cm)、I(ω)は透過光強度、
    Ioは入射光強度である。〕 で示される範囲にあり、かつ前記表面改質層の光学的バ
    ンドギャップが2.4eV以上である感光体。
JP906188A 1988-01-19 1988-01-19 感光体 Pending JPH01185644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP906188A JPH01185644A (ja) 1988-01-19 1988-01-19 感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP906188A JPH01185644A (ja) 1988-01-19 1988-01-19 感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01185644A true JPH01185644A (ja) 1989-07-25

Family

ID=11710100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP906188A Pending JPH01185644A (ja) 1988-01-19 1988-01-19 感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01185644A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0094224B1 (en) A photoreceptor
JPH0256664B2 (ja)
JPH01185644A (ja) 感光体
JPH01289963A (ja) 感光体
JPH01185645A (ja) 感光体
JPH01185641A (ja) 感光体
JPH01289961A (ja) 感光体
JPH01289962A (ja) 感光体
JPH01185640A (ja) 感光体
JPS6228758A (ja) 感光体
JPS6228763A (ja) 感光体
JPH01185642A (ja) 感光体
JPH01289959A (ja) 感光体
JPS6228761A (ja) 感光体
JPH01206353A (ja) 感光体
JPS6228755A (ja) 感光体
JPH01206355A (ja) 感光体
JPS60235151A (ja) 感光体
JPH01185643A (ja) 感光体
JPH01185639A (ja) 感光体
JPS6283762A (ja) 感光体
JPH01289958A (ja) 感光体
JPH01289960A (ja) 感光体
JPH02222963A (ja) アモルファスシリコン系感光体
JPS628161A (ja) 感光体