JPH0128948Y2 - - Google Patents

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JPH0128948Y2
JPH0128948Y2 JP19557682U JP19557682U JPH0128948Y2 JP H0128948 Y2 JPH0128948 Y2 JP H0128948Y2 JP 19557682 U JP19557682 U JP 19557682U JP 19557682 U JP19557682 U JP 19557682U JP H0128948 Y2 JPH0128948 Y2 JP H0128948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、交流アーク溶接機用電撃防止装置の
改良に関するものである。
従来のこの種の一般的なものにおいては、溶接
起動時に溶接棒と母材を接触させたときの二次側
抵抗の検出及び溶接電流の検出を交流電源の半波
のみで行なうか、または二次側抵抗の検出と溶接
電流の検出をそれぞれ別個の手段で各々検出して
いた(実公昭38−7437号公報参照)。しかし、こ
のような従来の装置では、溶接起動時に装置が動
作を開始する二次側抵抗の最大値すなわち始動感
度が電源電圧変動や素子の特性のバラツキ及び温
度変化によつて大きく変動するということがあつ
た。この始動感度とは、電撃防止装置の作業性と
安全性を決定するための要素である。また、二次
側抵抗の検出及び溶接電流の検出を半波で行なつ
ているため、溶接棒と母材を接触させておく時間
が、最大で、電源交流の1周期分だけ必要であ
り、装置が動作するに要する時間がその分だけ長
くなるということがあつた。これらの問題を解決
するため、二次側抵抗をブリツジ回路により得た
基準電圧と検出電圧とを比較することにより、母
材と溶接棒との接触を検出する回路と共に、溶接
中における電圧位相の差を検出して二次電圧を高
く保持しておく回路の両方を兼ね備えた構成のも
のが知られている。(特公昭50−27036号公報参
照)。上記改良された電撃防止装置においては、
装置の構成を簡単にすること及び電源電圧の変動
による始動感度の変化については言及されていな
い。
本考案の目的は、ブリツジ回路と、位相検出回
路の両方をもちいることなく、簡略化された構成
で、始動感度が電圧変動や素子の特性のバラツ
キ、温度変化によつて変動せず、しかも起動時の
棒と母材との接触時間を短くした電撃防止装置を
提供するにある。
上記目的を達成するために本考案は、母材と溶
接棒にそれぞれつながる電源線間に直列に2つの
抵抗を直列に挿入するとともに、前記2つの抵抗
にそれぞれ逆極性にダイオードを並列接続し、1
次側を電源にたいして溶接用主変圧器と並列に接
続した補助変圧器の出力側を母材と溶接棒にそれ
ぞれつながる電源線にダイオードを介して接続し
かつ該補助変圧器の出力端間の中間電圧を検出す
る装置を設け、前記2つの抵抗の接続点の電圧と
前記補助変圧器の出力端の中間電圧との差電圧を
検出するようにしたことを特徴とする。即ち、電
源線間に挿入された抵抗により分圧された基準電
圧と、溶接機出力端子電圧とを、簡単な構成の検
出回路で比較し、溶接機二次側の接触抵抗を検出
する場合にはブリツジ回路として作動し、溶接中
は位相差検出回路として作動することにより、溶
接スタート時間が短く、かつ電源電圧に対しては
始動感度のバラツキの少ない装置である。
次に、本考案の一実施例を、第1図により説明
する。第1図においては、電圧及びその位相の検
出回路を中心に描いてある。1は交流電源入力端
子、2は溶接用主変圧器、6は補助変圧器、3は
溶接棒ホルダー、4は溶接棒、5は母材、7は母
材と溶接棒との間に印加する電圧を低い制御電圧
と高い溶接電圧とに切換える電圧切換え手段とし
て溶接時に閉じる電磁開閉器接点、9は溶接開始
時に溶接棒4と母材5との間に低電圧を加えてお
くための補助変圧器6の二次巻線、11は溶接時
における巻線9の電流を減ずるための抵抗、20
は溶接棒4と母材5との間の電圧及び位相を検出
する検出回路で、10は基準電圧を発生させるた
めの補助変圧器60の二次巻線である。
検出回路20において、12,13は前記補助
変圧器6の出力端間の中間電圧を出力する装置と
しての抵抗値の等しい抵抗、14,15は二次巻
線10の誘起電圧が溶接部に作用することを防止
するダイオード、18,19は溶接棒ホルダー3
と母材5とにそれぞれつながる各電源線50,5
1に接続された線52,53間に挿入され互いに
直列接続された抵抗値の等しい抵抗、16,17
は前記線52,53間の電圧極性に対応して前記
抵抗18,19のうちのいずれかを短絡させ、線
52,53間の電圧によりダイオード14,15
を通つて出力端子61に流れる電流を防止するダ
イオード。61,62は前記抵抗12,13の接
続点及び抵抗18,19の接続点にそれぞれ接続
された検出出力端子である。以下、検出出力端子
61,62の各電圧をそれぞれa,bで表し、線
52,53の電圧をc,dで表す。
即ち、ダイオード14,15及び16,17の
作用により、巻線10による基準電圧の1/2であ
る。a−c間電圧がb−c間電圧より高い場合
と、a−c間電圧がb−d間電圧より高い場合に
のみa−b間には電圧がでない。従つて、溶接休
止中においては、a−cの電圧、及びa−dの電
圧は、巻線10の電圧の半分であり、b−c,b
−dの電圧は巻線9の電圧が抵抗11を会して抵
抗18,19にそれぞれ加わる電圧であつて、第
2図に示すように、溶接休止中には、 a−c<b−c,a−d<b−d となるように回路構成されている。したがつて、
検出出力端子61,62間には出力信号はない。
言い換えれば、仮に端子61,62間にインピー
ダンスを挿入しても、そのインピーダンスには電
流は流れない。これはダイオード14,15の作
用によるものである。溶接開始時には、溶接棒4
が母材5に接触されることにより、線52,53
間は溶接棒4と母材5との間の小さな接触抵抗で
接続されることになる。従つてb−c及びb−d
の電圧は、抵抗11による電圧降下のため小とな
り、接触抵抗があるレベル以下になると、第3図
に示すように、 a−c>b−c,a−d.b−d となる。この時、端子61,62間には、第3図
の斜線で示される電圧が出て、図示しない制御回
路を起動させることにより電磁継電器を付勢し、
常開接点7を閉とし、これによつて主変圧器2か
らの高い電圧を溶接棒4と母材5の間に印加す
る。
また、端子61,62間に出力が出はじめる時
の溶接棒4と母材5との溶接抵抗を、交流アーク
溶接機用自動電撃防止装置においては、始動感度
と称し、単位Ωで表す。上記各電圧a−c,a−
b,b−c,b−dは、補助変圧器6の二次電圧
である巻線9と巻線10により決定される電圧で
あるから、電源電圧が変動しても端子61,62
間に出力が出はじめる時の接触抵抗が変動しない
ので、安定な始動感度を得ることができる。
溶接が開始されると、b−c,b−dの電圧は
手変圧器2の二次電圧となるが、漏洩リアクタン
スの作用で出力電流が流れると、この電圧は巻線
10の電圧より遅相となり、a−c,a−dの電
圧に対して第4図のような関係となる。第4図か
ら解るように、b−c,b−dの電圧が、a−
c,a−dの電圧より遅相となることにより、斜
線部に示すように、電源半周期ごとに a−c>b−c,a−d>b−d の関係が一時的に成立するから、該斜線部の期間
においては端子61,62間に出力が得られて、
前記接点7を閉のままに保持させることにより、
溶接動作が継続される。溶接が終了すると、b−
c,b−dの電圧は、第5図に示すように主変圧
器2の無負荷の電圧となり、補助変圧器6の一次
電圧と同相の高い電圧となるので、端子61,6
2間に出力信号は得られなくなり、電撃防止装置
の動作を終了させる(すなわち接点7を閉とす
る)。
このように、第1図の回路によつて電撃防止装
置の起動、保持、終了の信号を得ることができ
る。
第6図は第1図の検出回路を用いた本考案によ
る電撃防止装置の他の実施例を示す回路図であ
り、第1図と同一符号は同一のものを示してい
る。44は接点7を有する電磁接触器、45はリ
レーの接点であり、これらはそれぞれ直列に接続
されて補助変圧器6の一次巻線端子間に挿入され
ている。70は検出回路20からの信号を受けて
電磁接触器44を制御する制御回路である。制御
回路70において、23,36,38はコンデン
サ、27,28,29,31,32,33,3
4,35,39,は抵抗、22,26はダイオー
ド、25はせ接点42,43,45を有するリレ
ーである。41は溶接表示用ランプ、40は検出
回路20を電源線から遮断するための押しボタン
スイツチである。電撃防止装置を用いる場合は、
押しボタンスイツチ40は閉じたままにしてお
く。
溶接休止中は前記のように、検出回路20の電
圧大小関係は第2図にようになり、その出力端子
61,62間に出力は得られないから、トランジ
スタ37,30,27はオフであり、リレー25
は消勢されたままであるので、接点45はオフで
あつて、電磁接触器44は作動せず、その常閉接
点7はオフのままである。溶接開始により溶接棒
4が母材5に接触すると、検出回路20の電圧大
小関係は第3図に示すようになり、電源極性反転
時を除いて常にa>bとなるから平滑コンデンサ
38を介してトランジスタ37がオンとなり、巻
線21の交流電圧をダイオード22により整流し
コンデンサ23で平滑化された直流電圧がトラン
ジスタ30に加わつてこれがオンとなり、これに
よつてトランジスタ27がオンとなるので、リレ
ー25が付勢され、その接点45が閉じ、電磁接
触器44が付勢されてその接点7が閉じるため、
溶接が開始される。
溶接中は、第4図の縦線部のみの電圧が出力端
子61,62間に現われ、トランジスタ37をオ
ンさせ、トランジスタ30をオンさせる。この電
圧は、コンデンサ36で平滑化され、トランジス
タ30をオンのままにしておくので、前記した一
連の部品の動作は継続し、接点7は閉じたままと
なる。
溶接が終了すると、検出回路20の電圧大小関
係は第5図のようになるので、出力端子61,6
2間の出力はなくなり、トランジスタ37はオフ
となる。トランジスタ37がオフとなつても、ト
ランジスタ30はコンデンサ36の放電によつて
約1〜2秒間オンし続けた後オフとなり、これに
よつてトランジスタ27もオフとなるので、リレ
ー25が消勢され、その接点45が開くことによ
り電磁接触器44が消勢されるので接点7は開と
なり、溶接休止中の状態に戻る。なお、リレー2
5が動作している時はその接点が閉、43が開と
なることによつてランプ41は主変圧器2の高い
二次電圧により明るく輝き、リレー25不動作の
時は接点42が、開、43が閉となるのでランプ
41の光は減少するから、溶接中であるか否かを
ランプ41の明暗により識別しうる。
なお、押しボタンスイツチ40を押してオフと
すると、巻線9からの電圧がオフされるため、第
2図及び第3図におけるb−c電圧及びb−d電
圧がゼロとなり、 a−c>b−c,a−d>b−d の電圧の大小関係が成立するから、検出出力端子
61,62間にはa−c,a−dの電圧が出力さ
れる。したがつて、溶接棒4と母材5との接触の
いかんに拘らず前記した制御回路70の動作によ
つて接点7が閉じることとなる。
以上述べたように、本考案においては、従来の
ように溶接電圧及びその位相を検出する回路、基
準電圧発生回路、あるいはその両回路出力の比較
回路に全波整流用のブリツジ回路を要することな
く、抵抗及びダイオードからなる簡単な回路で検
出回路を構成しうるから、母材と溶接棒との間の
電圧を全波で検出するタイプの接触時間(この接
触時間は0.03秒以下と定められている)の短い操
作上安全な電撃防止装置を安価に提供することが
できる。
なお、上記本実施例においては、補助変圧器6
の2次巻線10の出力を2個の抵抗値の等しい抵
抗12,13を用いて分圧したが、補助変圧器6
の中間タツプを設け中間タツプ出力を用いて比較
電圧とする構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電撃防止装置の一実施例
を制御回路の部分を省略して示す回路図、第2図
ないし第5図は第1図の作用を説明する波形図、
第6図は本考案による電撃防止装置の他の実施例
を示す回路図である。 1:電源入力端子、2:主変圧器、3:電極ホ
ルダー、4:溶接棒、5:母材、6:補助変圧
器、7:電磁接触器44の接点、9:低電圧発生
用巻線、10:基準電圧作成用巻線、11,1
2,13,18,19:抵抗、14〜17:ダイ
オード、20:検出回路、25:リレー、45:
リレー25の接点、70:制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接用変圧器2と、この溶接用変圧器2の2次
    巻線に接続された母材5と溶接棒4と、この母材
    5と溶接棒4の一方と上記二次巻線との間に挿入
    された接点7と、上記溶接用変圧器2と並列接続
    された1次巻線を有する補助変圧器6と、上記母
    材5と溶接棒4に接続された上記補助変圧器6の
    第1の二次巻線9と、母材5と溶接棒4にそれぞ
    れつながる電源線50,51間に挿入され互いに
    直列接続された抵抗値のほぼ等しい2つの抵抗1
    8,19と、各抵抗18,19に対してそれぞれ
    並列接続されたダイオードであつて且つこれらの
    ダイオードが互いに逆極性となるように接続され
    たダイオード16,17と、上記2つの抵抗1
    8,19の接続点の電圧を出力する第1の出力端
    子62と、上記補助変圧器6の第2の二次巻線1
    0と、この第2の二次巻線10の出力端間の中間
    電圧を出力する第2の出力端子61を含む装置
    と、上記第2の二次巻線10の出力端と前記電源
    線との間に挿入されたダイオード14,15と、
    上記第1の出力端子62と上記第2の出力端子6
    1との間に出力される電圧により上記接点7を溶
    接休止中に開き且つ溶接開始時に閉じるように開
    閉制御する制御回路70を有することを特長とす
    る交流アーク溶接機用電撃防止装置。
JP19557682U 1982-12-27 1982-12-27 交流ア−ク溶接機用電撃防止装置 Granted JPS58134272U (ja)

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