JPH01287812A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH01287812A JPH01287812A JP11746688A JP11746688A JPH01287812A JP H01287812 A JPH01287812 A JP H01287812A JP 11746688 A JP11746688 A JP 11746688A JP 11746688 A JP11746688 A JP 11746688A JP H01287812 A JPH01287812 A JP H01287812A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、印加される信号磁界の変化を磁化容易軸方向
の電気抵抗変化として検出する磁気抵抗効果素子(以下
、MR素子と称する)を備えることにより、磁気記録媒
体に記録されている信号磁界の検出を行うようにした薄
膜磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称する)の製造方法
に関するものである。
の電気抵抗変化として検出する磁気抵抗効果素子(以下
、MR素子と称する)を備えることにより、磁気記録媒
体に記録されている信号磁界の検出を行うようにした薄
膜磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称する)の製造方法
に関するものである。
MRヘッドは巻線型の磁気ヘッドと比較して多くの利点
を有することが知られている。例えば、MRヘッドは前
記のごとく、磁化方向の変化に応じたMR素子の内部抵
抗の変化を外部に取り出すことで磁気記録媒体に記録さ
れている信号の検出を行うようにした、所謂、磁束応答
型のヘッドであるから、磁気記録媒体の移送速度に依存
せずに信号を再生することができるという利点がある。
を有することが知られている。例えば、MRヘッドは前
記のごとく、磁化方向の変化に応じたMR素子の内部抵
抗の変化を外部に取り出すことで磁気記録媒体に記録さ
れている信号の検出を行うようにした、所謂、磁束応答
型のヘッドであるから、磁気記録媒体の移送速度に依存
せずに信号を再生することができるという利点がある。
さらに、MRヘッドは半導体の微細加工技術を適用する
ことで高集積化および多素子化が容易であるので、多ト
ラツク磁気記録の再生用磁気ヘッドとしても有望である
。
ことで高集積化および多素子化が容易であるので、多ト
ラツク磁気記録の再生用磁気ヘッドとしても有望である
。
また、MR素子単体で構成したMRヘッド(例えば、ノ
ンシールド型、片面シールド、両面シールド型)よりも
、第2図(a)および(b)に示すように、MR素子5
をヘッド先端から離すとともに磁気記録媒体12に発生
した信号磁界をMR素子5まで導くように、上側ヨーク
11・11で磁束導入路を構成したヨーク型MRヘッド
(以下、YMRヘッドと称する)の方が信号分解能力や
耐久性の点で優れていることが知られている。
ンシールド型、片面シールド、両面シールド型)よりも
、第2図(a)および(b)に示すように、MR素子5
をヘッド先端から離すとともに磁気記録媒体12に発生
した信号磁界をMR素子5まで導くように、上側ヨーク
11・11で磁束導入路を構成したヨーク型MRヘッド
(以下、YMRヘッドと称する)の方が信号分解能力や
耐久性の点で優れていることが知られている。
YMRヘッドを製造するには、第3図(a)に示すよう
に、Ni−ZnフェライトやMn−Znフェライトなど
からなる下側ヨーク1上に第1絶縁層2を介してバイア
ス導体3を形成した後、このバイアス導体3を覆うよう
にして第2絶縁層4を形成する。次いで、同図(b)に
示すように、上記の第2絶縁層4上にMR素子5となる
強磁性薄膜としてNi−Fe合金薄11!J 、或いは
、Co−Ni合金薄膜を蒸着法やスパッタ法などにより
形成した後、これを所定の形状に加工する。
に、Ni−ZnフェライトやMn−Znフェライトなど
からなる下側ヨーク1上に第1絶縁層2を介してバイア
ス導体3を形成した後、このバイアス導体3を覆うよう
にして第2絶縁層4を形成する。次いで、同図(b)に
示すように、上記の第2絶縁層4上にMR素子5となる
強磁性薄膜としてNi−Fe合金薄11!J 、或いは
、Co−Ni合金薄膜を蒸着法やスパッタ法などにより
形成した後、これを所定の形状に加工する。
ここで、上記MR素子5を多トラツク構成とすると、そ
のトラック幅は50〜200μm程度に設定されるが、
このように、トラック幅が狭くなると、MR素子5には
磁区状態が不可逆的に変化してΔR/R特性にバルクハ
ウゼンノイズが発生し易(なる。そこで、同図(c)に
示すように、MR素子5の両端部にCo−Pなどからな
る高保磁力薄膜6・6を形成し、磁化容易軸方向に弱い
磁界を印加して磁壁を消失させ、バルクハウゼンノイズ
を抑制している。
のトラック幅は50〜200μm程度に設定されるが、
このように、トラック幅が狭くなると、MR素子5には
磁区状態が不可逆的に変化してΔR/R特性にバルクハ
ウゼンノイズが発生し易(なる。そこで、同図(c)に
示すように、MR素子5の両端部にCo−Pなどからな
る高保磁力薄膜6・6を形成し、磁化容易軸方向に弱い
磁界を印加して磁壁を消失させ、バルクハウゼンノイズ
を抑制している。
次いで、同図(d)に示すように、上記の高保磁力薄膜
6・6を介して上記のMR素子5上にリード導体7・7
をそれぞれ形成する。リード4体7はA1やAl−Cu
合金などからなり、蒸着法やスパッタ法などにより形成
した後、ケミカルエツチングなどによって所定の形状に
加工する。次いで、同図(e)に示すように、これらリ
ード導体7・7やMR素子5上に第3絶縁層8としてS
iO2を蒸着法やスパッタ法などにより形成した後、こ
の図には示してないが、上側ヨーク11・11を形成す
る。なお、MR素子5としてNi−Fe合金膜を用いた
場合、第3絶縁層8との拡散防止のため特に、上記第3
絶縁層8として厚みが数百人のSin膜を形成する。
6・6を介して上記のMR素子5上にリード導体7・7
をそれぞれ形成する。リード4体7はA1やAl−Cu
合金などからなり、蒸着法やスパッタ法などにより形成
した後、ケミカルエツチングなどによって所定の形状に
加工する。次いで、同図(e)に示すように、これらリ
ード導体7・7やMR素子5上に第3絶縁層8としてS
iO2を蒸着法やスパッタ法などにより形成した後、こ
の図には示してないが、上側ヨーク11・11を形成す
る。なお、MR素子5としてNi−Fe合金膜を用いた
場合、第3絶縁層8との拡散防止のため特に、上記第3
絶縁層8として厚みが数百人のSin膜を形成する。
ところが、上記のYMRヘッドの製造工程において、M
R素子5部分は、前記高保磁力薄膜6の形成およびリー
ド導体7の形成の際に、レジスト剥離液やリード導体7
用のエツチング液に直接に曝されてしまう。MR素子5
は、通常、膜厚が200〜500人というように極めて
薄いため、レジスト剥離液による表面酸化に起因する磁
気特性の劣化、さらには、膜厚減少や腐蝕などの問題が
生じがちになる。また、リード導体7用のエツチング液
は、通常、MR素子5との選択性のあるものが用いられ
るが、この場合でも、MR素子5上でエツチングの不完
全な部分、すなわち、抜は残り部分が生じ、この抜は残
り部分の凹凸によって後に形成されるMR素子5の上方
部分に加工不良を招くという問題を生じていた。
R素子5部分は、前記高保磁力薄膜6の形成およびリー
ド導体7の形成の際に、レジスト剥離液やリード導体7
用のエツチング液に直接に曝されてしまう。MR素子5
は、通常、膜厚が200〜500人というように極めて
薄いため、レジスト剥離液による表面酸化に起因する磁
気特性の劣化、さらには、膜厚減少や腐蝕などの問題が
生じがちになる。また、リード導体7用のエツチング液
は、通常、MR素子5との選択性のあるものが用いられ
るが、この場合でも、MR素子5上でエツチングの不完
全な部分、すなわち、抜は残り部分が生じ、この抜は残
り部分の凹凸によって後に形成されるMR素子5の上方
部分に加工不良を招くという問題を生じていた。
なお、MR素子5となる強磁性薄膜とSin。
などの絶縁層とを順に積層し、強磁性薄膜と5t02と
をイオンミリング或いはスパッタエツチング法を用いて
これらを同時に加工する方法が提案されているが、かか
る方法によって上記の強磁性薄膜を完全にエツチングす
るためには、過剰なエツチングが必要となり、このため
に不要な段差が生じて後の工程に支障を来すという問題
を招来していた。
をイオンミリング或いはスパッタエツチング法を用いて
これらを同時に加工する方法が提案されているが、かか
る方法によって上記の強磁性薄膜を完全にエツチングす
るためには、過剰なエツチングが必要となり、このため
に不要な段差が生じて後の工程に支障を来すという問題
を招来していた。
本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、上記の課題
を解決するために、印加される信号磁界の変化を、一軸
磁気異方性を有する強磁性薄膜の電気抵抗変化として検
出する磁気抵抗効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造
方法において、上記の磁気抵抗効果素子となる強磁性薄
膜を所定形状に加工した後、この強磁性薄膜上に絶縁層
を形成し、次いで、この絶縁層に所定形状のエツチング
を施した後にこのエツチング箇所に高保磁力薄膜および
導電層を順次形成することを特徴としている。
を解決するために、印加される信号磁界の変化を、一軸
磁気異方性を有する強磁性薄膜の電気抵抗変化として検
出する磁気抵抗効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造
方法において、上記の磁気抵抗効果素子となる強磁性薄
膜を所定形状に加工した後、この強磁性薄膜上に絶縁層
を形成し、次いで、この絶縁層に所定形状のエツチング
を施した後にこのエツチング箇所に高保磁力薄膜および
導電層を順次形成することを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、磁気抵抗効果素子となる強磁性体
薄膜上に絶縁層を形成した後に高保磁力薄膜および導電
層(リード導体)を形成するので、これら高保磁力薄膜
の形成および導電層の形成の際に、上記の絶縁層の介在
によって磁気抵抗効果素子がレジスト剥離液や導電層の
エツチング液に直接に曝されてしまうのを防止すること
ができる。これにより、レジスト剥離液による表面酸化
に起因して磁気特性が劣化したり、また、膜厚減少や腐
蝕などを誘発するといった問題を解消することができる
。さらに、導電層のエツチング液によって磁気抵抗効果
素子上で抜は残り部分が生じ、この抜は残り部分の凹凸
によって磁気抵抗効果素子の上方部分で加工不良を招く
といった問題も解消できる。
薄膜上に絶縁層を形成した後に高保磁力薄膜および導電
層(リード導体)を形成するので、これら高保磁力薄膜
の形成および導電層の形成の際に、上記の絶縁層の介在
によって磁気抵抗効果素子がレジスト剥離液や導電層の
エツチング液に直接に曝されてしまうのを防止すること
ができる。これにより、レジスト剥離液による表面酸化
に起因して磁気特性が劣化したり、また、膜厚減少や腐
蝕などを誘発するといった問題を解消することができる
。さらに、導電層のエツチング液によって磁気抵抗効果
素子上で抜は残り部分が生じ、この抜は残り部分の凹凸
によって磁気抵抗効果素子の上方部分で加工不良を招く
といった問題も解消できる。
本発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、第2
図をここで再び使用するとともに、第1図における部材
の符号を第2図に対応させている。
すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、第2
図をここで再び使用するとともに、第1図における部材
の符号を第2図に対応させている。
ヨーク型薄膜磁気ヘッド(以下、YMRヘッドと称する
)において、第2図(a)および(b)に示すように、
上側ヨーク11・11は、厚みの薄いパーマロイ膜など
で作製されており、磁気記録媒体12で発生した信号磁
界を磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と称する)5に
導くための磁束導入路を構成している。高保磁力薄膜6
・6は良好な導電性を有する保磁力の大なる膜であり、
MR素子5の両端においてこのMR素子5とリード導体
部7・7との間に介装されている。また、MR素子5の
下方にはこのMR素子5にバイアス磁界を印加するため
のバイアス導体3が配設されている。下側ヨーク1は高
透磁率磁性体からなり、この高透磁率磁性体としては、
一般に、Ni−ZnフェライトやMn−Znフェライト
などが用いられる。また、フロントギャップ部10は、
実際に使用される記録波長に応じてその隙間幅を設定さ
れている。
)において、第2図(a)および(b)に示すように、
上側ヨーク11・11は、厚みの薄いパーマロイ膜など
で作製されており、磁気記録媒体12で発生した信号磁
界を磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と称する)5に
導くための磁束導入路を構成している。高保磁力薄膜6
・6は良好な導電性を有する保磁力の大なる膜であり、
MR素子5の両端においてこのMR素子5とリード導体
部7・7との間に介装されている。また、MR素子5の
下方にはこのMR素子5にバイアス磁界を印加するため
のバイアス導体3が配設されている。下側ヨーク1は高
透磁率磁性体からなり、この高透磁率磁性体としては、
一般に、Ni−ZnフェライトやMn−Znフェライト
などが用いられる。また、フロントギャップ部10は、
実際に使用される記録波長に応じてその隙間幅を設定さ
れている。
YMRヘッドを製造するには、第1図(a)に示すよう
に、下側ヨーク1上にSio2、si。
に、下側ヨーク1上にSio2、si。
、或いは、A l z 03などの第1絶縁N2をRF
(高周波)スパッタ法などにより形成する0次いで、こ
の第1に!!縁石層2上ANやAl−Cuなどのバイア
ス導体3を蒸着法やスパッタ法などにより形成した後、
このバイアス導体3をケミカルエツチングなどにより所
定の形状に加工する。次に、このバイアス導体3を覆う
ようにして第2絶縁層4を形成する。そして、同図(b
)に示すように、上記の第2絶縁層4上にMR素子5と
なる強磁性薄膜としてNi−Fe合金薄膜、或いは、c
o−Ni合金薄膜を蒸着法やスパッタ法などにより形成
した後、これをケミカルエツチングなどにより、第2図
(b)中で示しであるイ・口のような形状に加工する。
(高周波)スパッタ法などにより形成する0次いで、こ
の第1に!!縁石層2上ANやAl−Cuなどのバイア
ス導体3を蒸着法やスパッタ法などにより形成した後、
このバイアス導体3をケミカルエツチングなどにより所
定の形状に加工する。次に、このバイアス導体3を覆う
ようにして第2絶縁層4を形成する。そして、同図(b
)に示すように、上記の第2絶縁層4上にMR素子5と
なる強磁性薄膜としてNi−Fe合金薄膜、或いは、c
o−Ni合金薄膜を蒸着法やスパッタ法などにより形成
した後、これをケミカルエツチングなどにより、第2図
(b)中で示しであるイ・口のような形状に加工する。
次いで、第1図(c)に示すように、蒸着法やRFスパ
フタ法を用い、上記のMR素子5上の全面に第3絶縁層
8としてのSiO膜を形成した後、同図(d)に示すよ
うに、リード導体7・7の形成箇所となる上記口領域上
の第3絶縁層8をRIE(リアクティブ イオン エツ
チング)或いは、ケミカルエツチングにより除去する。
フタ法を用い、上記のMR素子5上の全面に第3絶縁層
8としてのSiO膜を形成した後、同図(d)に示すよ
うに、リード導体7・7の形成箇所となる上記口領域上
の第3絶縁層8をRIE(リアクティブ イオン エツ
チング)或いは、ケミカルエツチングにより除去する。
RIEによるSiO膜のエツチングには、導入ガスとし
て例えば、CF4、CF4+0□、或いはCF。
て例えば、CF4、CF4+0□、或いはCF。
+H,などのガスが用いられる。
次に、同図(e)に示すように、第3絶縁層8を除去し
た上記領域口上に無電解メツキ法により、高保磁力薄膜
6・6としてCo−Pを選択的にメツキする。この場合
、第3絶縁層8のエツチングに使用したレジストマスク
を除去した後にメツキを行っても良く、また、レジスト
マスクを除去する前にメツキを行っても良く、何れを採
るかは問わないものである。
た上記領域口上に無電解メツキ法により、高保磁力薄膜
6・6としてCo−Pを選択的にメツキする。この場合
、第3絶縁層8のエツチングに使用したレジストマスク
を除去した後にメツキを行っても良く、また、レジスト
マスクを除去する前にメツキを行っても良く、何れを採
るかは問わないものである。
次いで、同図(f)に示すように、上記の高保磁力薄膜
6・6上にリード導体7・7として、A1’PAl−C
uなどを蒸着法やスパッタ法などを用いて形成し、上記
領域口と同様の形状に加工する。そして、フロントギャ
ップ部10を覆っている第1・第2・第3絶縁層2・4
・8をエツチングにより除去した後、同図(g)および
第2図(a)に示すように、ギャップとなる3 10s
SiO2、A 1z 03などからなる絶縁N9をR
Fスパッタ法、蒸着法、若しくは、P(プラズマ)−C
VD法により形成する。さらに、上側ヨーク11・11
と下側ヨーク1とが接続される部分の絶縁層をRIHに
よりエツチングした後、上側ヨーク11となるNt−F
e合金膜を形成する。
6・6上にリード導体7・7として、A1’PAl−C
uなどを蒸着法やスパッタ法などを用いて形成し、上記
領域口と同様の形状に加工する。そして、フロントギャ
ップ部10を覆っている第1・第2・第3絶縁層2・4
・8をエツチングにより除去した後、同図(g)および
第2図(a)に示すように、ギャップとなる3 10s
SiO2、A 1z 03などからなる絶縁N9をR
Fスパッタ法、蒸着法、若しくは、P(プラズマ)−C
VD法により形成する。さらに、上側ヨーク11・11
と下側ヨーク1とが接続される部分の絶縁層をRIHに
よりエツチングした後、上側ヨーク11となるNt−F
e合金膜を形成する。
このように、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法に
よれば、MR素子5となる強磁性体薄膜上に第3絶縁層
8を形成してエツチングを施した後にこのエツチング箇
所に高保磁力薄膜6・6およびリード導体7・7を形成
するから、これら高保磁力薄膜6・6の形成およびリー
ド導体7・7の形成の際に、上記第3絶縁層8の介在に
よってMR素子5がレジスト剥離液やリード導体7用の
エツチング液に直接に曝されてしまうのを防止すること
ができる。これにより、レジスト剥離液による表面酸化
に起因してMR素子5の磁気特性が劣化したり、また、
膜厚減少や腐蝕などを誘発するといった問題を解消する
ことができる。さらに、リード導体7用のエツチング液
によってMR素子5上で抜は残り部分が生じ、この抜は
残り部分の凹凸によってMR素子5の上方部分で加工不
良を招くといった問題も解消できることになる。
よれば、MR素子5となる強磁性体薄膜上に第3絶縁層
8を形成してエツチングを施した後にこのエツチング箇
所に高保磁力薄膜6・6およびリード導体7・7を形成
するから、これら高保磁力薄膜6・6の形成およびリー
ド導体7・7の形成の際に、上記第3絶縁層8の介在に
よってMR素子5がレジスト剥離液やリード導体7用の
エツチング液に直接に曝されてしまうのを防止すること
ができる。これにより、レジスト剥離液による表面酸化
に起因してMR素子5の磁気特性が劣化したり、また、
膜厚減少や腐蝕などを誘発するといった問題を解消する
ことができる。さらに、リード導体7用のエツチング液
によってMR素子5上で抜は残り部分が生じ、この抜は
残り部分の凹凸によってMR素子5の上方部分で加工不
良を招くといった問題も解消できることになる。
なお、本実施例では、SiO膜を除去した上記領域口上
に高保磁力薄膜6・6としてCo−Pを選択的にメツキ
しているが、上記の領域口は比較的広い領域であるので
、上記のメツキを再現性良く形成することができる。ま
た、本実施例では、YMRヘッドの製造方法について説
明したが、本発明にかかる薄膜磁気ヘッドの製造方法は
、上記のYMRヘフドに限るものではなく、ノンシール
ド型、片面シールド型、或いは両面シールド型などの他
のMRヘッドの製造にも適用できることは勿論である。
に高保磁力薄膜6・6としてCo−Pを選択的にメツキ
しているが、上記の領域口は比較的広い領域であるので
、上記のメツキを再現性良く形成することができる。ま
た、本実施例では、YMRヘッドの製造方法について説
明したが、本発明にかかる薄膜磁気ヘッドの製造方法は
、上記のYMRヘフドに限るものではなく、ノンシール
ド型、片面シールド型、或いは両面シールド型などの他
のMRヘッドの製造にも適用できることは勿論である。
本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法は、以上のよう
に、印加される信号磁界の変化を、一軸磁気異方性を有
する強磁性薄膜の電気抵抗変化として検出する磁気抵抗
効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法において、
上記の磁気抵抗効果素子となる強磁性薄膜を所定形状に
加工した後、この強磁性薄膜上に絶縁層を形成し、次い
で、この絶縁層に所定形状のエツチングを施した後にこ
のエツチング箇所に高保磁力薄膜および導電層を順次形
成する構成である。
に、印加される信号磁界の変化を、一軸磁気異方性を有
する強磁性薄膜の電気抵抗変化として検出する磁気抵抗
効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法において、
上記の磁気抵抗効果素子となる強磁性薄膜を所定形状に
加工した後、この強磁性薄膜上に絶縁層を形成し、次い
で、この絶縁層に所定形状のエツチングを施した後にこ
のエツチング箇所に高保磁力薄膜および導電層を順次形
成する構成である。
これにより、上記の高保磁力薄膜の形成および導電層の
形成の際に、上記の絶縁層の介在によって磁気抵抗効果
素子がレジスト剥離液や導電層のエツチング液に直接に
曝されてしまうのを防止することができる。よって、磁
気抵抗効果素子の磁気特性劣化、膜厚減少、並びに、腐
蝕などが防止でき、信軌性の高い薄膜磁気ヘッドを得る
ことができるという効果を奏する。
形成の際に、上記の絶縁層の介在によって磁気抵抗効果
素子がレジスト剥離液や導電層のエツチング液に直接に
曝されてしまうのを防止することができる。よって、磁
気抵抗効果素子の磁気特性劣化、膜厚減少、並びに、腐
蝕などが防止でき、信軌性の高い薄膜磁気ヘッドを得る
ことができるという効果を奏する。
第1図(a)ないしくg)は本発明の一実施例を示すも
のであって、それぞれ薄膜磁気ヘッドの製造工程の各段
階を示すものであり、第2図(b)におけるX−X矢視
断面図、第2図(a)はYMRヘッドの断面図、同図(
b)はYMRヘッドの平面図、第3図(a)ないしくe
)は従来例を示すものであって、それぞれ薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の各段階を示すものであり、第2図(b)
におけるX−X矢視断面図である。 1は下側ヨーク、2は第1絶縁層、3はバイアス導体、
4は第2絶縁層、5は磁気抵抗効果素子(MR素子)、
6は高保磁力薄膜、7はリード導体(導電層)、8は第
3絶I!層、9は絶縁層、10はフロントギャップ部、
11は上側ヨークである。 第1図(a) 第1 図(C) 第1図(d) 第1 図(e) 第1 図(f) 第 1 図(9) 163図(a) L 第3図(C) 第3 図(d) 第3図(e)
のであって、それぞれ薄膜磁気ヘッドの製造工程の各段
階を示すものであり、第2図(b)におけるX−X矢視
断面図、第2図(a)はYMRヘッドの断面図、同図(
b)はYMRヘッドの平面図、第3図(a)ないしくe
)は従来例を示すものであって、それぞれ薄膜磁気ヘッ
ドの製造工程の各段階を示すものであり、第2図(b)
におけるX−X矢視断面図である。 1は下側ヨーク、2は第1絶縁層、3はバイアス導体、
4は第2絶縁層、5は磁気抵抗効果素子(MR素子)、
6は高保磁力薄膜、7はリード導体(導電層)、8は第
3絶I!層、9は絶縁層、10はフロントギャップ部、
11は上側ヨークである。 第1図(a) 第1 図(C) 第1図(d) 第1 図(e) 第1 図(f) 第 1 図(9) 163図(a) L 第3図(C) 第3 図(d) 第3図(e)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、印加される信号磁界の変化を、一軸磁気異方性を有
する強磁性薄膜の電気抵抗変化として検出する磁気抵抗
効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法において、 上記の磁気抵抗効果素子となる強磁性薄膜を所定形状に
加工した後、この強磁性薄膜上に絶縁層を形成し、次い
で、この絶縁層に所定形状のエッチングを施した後にこ
のエッチング箇所に高保磁力薄膜および導電層を順次形
成することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746688A JPH01287812A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746688A JPH01287812A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01287812A true JPH01287812A (ja) | 1989-11-20 |
Family
ID=14712383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11746688A Pending JPH01287812A (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01287812A (ja) |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP11746688A patent/JPH01287812A/ja active Pending
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