JPH0128706Y2 - - Google Patents

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JPH0128706Y2
JPH0128706Y2 JP19733682U JP19733682U JPH0128706Y2 JP H0128706 Y2 JPH0128706 Y2 JP H0128706Y2 JP 19733682 U JP19733682 U JP 19733682U JP 19733682 U JP19733682 U JP 19733682U JP H0128706 Y2 JPH0128706 Y2 JP H0128706Y2
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JP
Japan
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lid
opening
fulcrum shaft
grease
force
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JP19733682U
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JPS59104579U (ja
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  • Hinge Accessories (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蓋開閉装置に関するものであり、簡単
な構造で蓋の開閉をフイーリング良く行わせるこ
とを目的とするものである。
従来例の構成とその問題点 第1図、第2図に従来の電子楽器に用いられて
いる蓋開閉装置を示す。楽器本体のパネル2には
鍵盤1と、各種の操作ボタン、スイツチ等3が取
付けられている。このパネル2の一部には開口部
8が設けられ、その開口部8を蓋4でふさぐよう
になつている。この開口部8の内部にはコネクタ
(図示せず)を装着した基板11が具備されてお
り、リズム等を記憶した外付けの記憶素子を上記
コネクタに結合した状態で収納し、その後蓋4を
閉じる構造になつている。
第2図にその具体構成を示す。蓋4の両端には
フランジ部5が設けられており、そのフランジ部
5には一対の支点軸6が一体に形成されている。
又支点軸6の反対側には同軸上にバネ架設用の軸
7が一体に形成されている。一方パネル2の裏面
の開口部8の後方には、U字形の溝9がパネルと
一体に形成されている。そしてここに上記蓋4の
一対の支点軸6が回転自在に嵌合され、この支点
軸6を回転中心として蓋4が開閉動作を行うよう
になつている。また一端を略コの字形に曲げたね
じりコイルバネ10を第3図に示すように軸7に
架設し、その両端をパネル2とフランジ部5に係
止することにより、常時第3図矢印の向きの力が
蓋4に与えられ、これによつて蓋4が自動的に上
方に持ち上るようになつている。
この場合、バネ10の付勢力が強すぎると、蓋
4の閉じている状態(位置A)より蓋4の開いて
いる状態(位置B)までバネ10の力で蓋4が動
くと、位置Bの状態では勢い余つて何度かバウン
ドすることになり、蓋を開く際のフイーリングが
悪くなる。反対にバネ10の付勢力を弱くすれ
ば、このバウンドは少くなるが、バネ10の付勢
力のわずかなバラツキによつて蓋4が十分持ち上
らないという不都合が生じる。
そこで支点軸6とU字形溝9との嵌合部分に少
量のグリスを入れ、グリスの粘性を利用して蓋4
の開くスピードを遅くかつなめらかにするという
方法も考えられている。
このようにすれば、蓋4の開きはグリスの粘性
によつて制動がかかつて遅くなると共に、位置B
でのバウンドも同じくグリスの粘性抵抗により阻
止されることから、フイーリングの良いフタ開閉
装置が得られる。
しかしながら平滑な支点軸6と平滑な溝9の間
にグリスを入れると、支点軸6の中心からの半径
が軸全体に渡つて同一であるためグリスとの接触
部の軸表面の周速は全て一定となり、一時的には
大きなダンプ効果は得られるが、画一的であり、
効果の持続性に乏しいという欠点があつた。
考案の目的 本考案はこのような粘性材料によるダンプ効果
に持続性を持たせることを目的とした蓋開閉装置
を提供するものである。
考案の構成 本考案は支点軸の一部にこの支点軸の断面がD
字状になるようなカツト部を設け、このカツト部
にもグリス等の粘性材料を充填するようにしたも
のである。このようにすれば、カツト部の作用に
よつて蓋の開く角度に応じて粘性抵抗が変化し、
蓋を開く付勢力との関係で、総合的な蓋を開く力
をほぼ一定に保つことができる。
実施例の説明 本考案の一実施例を第4図〜第6図と共に説明
する。
第4図に示すように蓋4のフランジ部5に一体
に形成された支点軸6′に、その断面形状が略D
字状となるようなカツト部12を設けたものであ
る。この支点軸6′とU字形溝9は第5図に示す
ように組合わされ、基板11によつて回動自在に
支持されている。そして支点軸6′とU字形溝9
との隙間部13にはグリスが充填されている。
このような構造にすれば、第6図に示すように
蓋4の開きにつれて支点軸6′に設けられたカツ
ト部12に充填されているグリスと隙間部13に
充填されているグリスとの間に剪断力が働き、蓋
4の開きを阻止しようとする力が働くようにな
る。この剪断力は蓋閉の状態に近い程両者の間の
グリスの接触面積が大きいことから大きくなり、
逆に蓋開の状態に近ななると小さくなる。一方こ
の蓋開閉装置に使用されているバネ10による蓋
4を上方に開こうとする付勢力は蓋閉の状態が最
大で蓋開の状態が最小となつている。したがつ
て、これら2つの力を組合わせると、バネ力の大
きいところでは大きな剪断力が働き、逆にバネ力
の小さなところでは小さな剪断力しか働かなくな
り、その結果、総合的なフタを開く力を全範囲に
わたつてほぼ一定に保つことが出来る。
考案の効果 本考案によれば、支点軸に設けたカツト部の作
用と蓋を開く付勢力とを組合せることにより、蓋
を滑らかにかつ一定の力で開くことができ、その
フイーリングを著しく良くすることができる。し
かも部品点数の増加もないから、安価に実現出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の蓋開閉装置を備えた電子楽器の
斜視図、第2図、第3図はその要部の分解斜視図
および側面断面図、第4図、第5図は本考案の一
実施例の要部を示す斜視図および側面断面図、第
6図はその動作説明図である。 2……パネル、4……蓋、5……フランジ部、
6′……支点軸、8……開口部、9……溝、10
……バネ、11……基板、12……カツト部、1
3……グリスの充填された隙間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に回動支点となる支点軸を有する蓋と、上
    記支点軸を回転自在に保持する溝を有するパネル
    と、上記パネルと蓋の間に懸架され、上記蓋を常
    時開く方向に付勢する手段と、上記溝と支点軸の
    間に充填された粘性材料とを備え、上記支点軸の
    一部にこの支点軸の断面がD字状となるようなカ
    ツト部を設けたことを特徴とする蓋開閉装置。
JP19733682U 1982-12-29 1982-12-29 蓋開閉装置 Granted JPS59104579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19733682U JPS59104579U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19733682U JPS59104579U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59104579U JPS59104579U (ja) 1984-07-13
JPH0128706Y2 true JPH0128706Y2 (ja) 1989-08-31

Family

ID=30422671

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19733682U Granted JPS59104579U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 蓋開閉装置

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JPS59104579U (ja) 1984-07-13

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