JPH0128558Y2 - - Google Patents

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JPH0128558Y2
JPH0128558Y2 JP1983169485U JP16948583U JPH0128558Y2 JP H0128558 Y2 JPH0128558 Y2 JP H0128558Y2 JP 1983169485 U JP1983169485 U JP 1983169485U JP 16948583 U JP16948583 U JP 16948583U JP H0128558 Y2 JPH0128558 Y2 JP H0128558Y2
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JP
Japan
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piezoelectric buzzer
coil
drive circuit
switching element
transistor
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JP1983169485U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧電ブザー駆動回路、特に圧電ブザー
の両端に印加する電圧波形の改良に関する。
近年時計のアラーム報知装置においては、消費
電流の少ない圧電ブザーが用いられている。
例えば実開昭55−38374に示される従来の圧電
ブザー駆動回路としては、第1図に示す様に、時
計用IC2からの駆動信号を制御端子としてのベ
ースに印加してスイツチング動作を行なうスイツ
チング素子としてのトランジスタ4のコレクタと
昇圧のための第1コイル6とを接続、すなわちト
ランジスタ4と第1コイル6とを直列接続し、第
1コイルの他端は直流電源としての電池8の陽極
に、トランジスタ4の他端であるエミツタは電池
8の陰極に接続し、さらに圧電ブザー10をトラ
ンジスタ4に並列接続してある。この回路の動作
としては、第2図に示す駆動信号によりトランジ
スタ4のオン動作時に第1コイル6に電磁エネル
ギーが蓄えられ、オフ動作時に第1コイル6の逆
起電圧を圧電ブザー10に印加して音を発する様
になつている。
しかし上記従来での圧電ブザー駆動回路では、
圧電ブザー10に印加される電圧波形は第2図に
示す様な歪んだ波形となり、圧電ブザー10から
発せられる音も第3図に示す様な高調波成分を多
く含んだ不快な音色となる。さらにはピーク・ト
ウ・ピークの電圧差も低いため音圧も低く、目覚
時計等に上記従来の駆動回路を用いた場合には、
その商品価値を損なつてしまう等の問題があつ
た。
本考案は上記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、歪の少ない快適な音色でかつ
音圧の高い音の発することのできる圧電ブザー駆
動回路を提供することにあり、さらに具体的には
正弦波に近い電圧波形を圧電ブザーに印加する駆
動回路を提供するとともに、従来の回路構成に少
数の部品点数を付加するだけで足りる簡単な圧電
ブザー駆動回路を提供することにある。
本考案は、上記目的を達成するために、上記従
来の圧電ブザー駆動回路において、直列接続され
た圧電ブザーと昇圧用の第2コイルとをスイツチ
ング素子に並列接続したことを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第4図に示す回路が本考案の実施例であり、従
来例との違いは直列接続された圧電ブザー10と
昇圧用の第2コイル12とをトランジスタ4に並
列接続したことである。ここで第1コイル6及び
第2コイル12のインダクタンスは等しく、時計
用ICからの駆動信号は第1コイル6及び第2コ
イル12のインダクタンスと圧電ブザー10の静
電容量とで決まる共振周波数と略等しくするか、
または略共振周波数の整数分の1にすることが望
ましい。本実施例では駆動信号を4KHzとしてい
る。
この駆動回路の動作を第5図に基づいて説明す
ると、駆動信号が「H」の状態ではトランジスタ
4がオン動作しており、電池8からの電流が第1
コイル6及びトランジスタ4を通つて流れる。従
つて第1コイル6には電磁エネルギーが蓄えられ
る。そして駆動信号が「H」から「L」になると
トランジスタ4はオフ動作し、この瞬間電池8か
らの電流は圧電ブザー10及び第2コイル12に
流れ込み、静電エネルギー及び電磁エネルギーが
蓄えられて行く。このエネルギーが満されると電
流は流れなくなり、この時第1コイル6が逆起電
圧を発生し、これが圧電ブザー10に印加され、
圧電ブザー10に印加される電圧波形はイの様に
なる。そして駆動信号が「L」から「H」になる
とトランジスタ4が再びオン動作し、圧電ブザー
10及び第2コイル12が短絡されるため、蓄え
られていた両エネルギーが放出されてしまうこと
になる。このエネルギー放出によつて圧電ブザー
10には負の電圧が印加されることになり、圧電
ブザー10に印加される電圧波形はロの様にな
る。そして以後は駆動信号に基づいてイ,ロの電
圧波形が圧電ブザー10に繰り返し印加されるこ
とになり、結局圧電ブザー10には第5図に示す
様に略正弦波電圧が印加されることになる。この
駆動回路を用いて音を発生させた時の音圧及び周
波数成分を表わしたのが第6図であり、第3図の
従来例に比べて音圧は約10デジタルも上がつてお
り、高調波成分も大幅に減少されていることがわ
かる。
第7図及び第8図は本考案を適用した他の実施
例であり、コンデンサ14は第1コイル6に並列
接続され、コンデンサ16は圧電ブザー10に並
列接続され、コンデンサ18は圧電ブザー10及
び第2コイル12に直列接続されている。上記コ
ンデンサ14〜18はいずれも共振周波数調整用
のコンデンサであり、共振周波数を調整すること
によつてさらに圧電ブザー10に印加される電圧
を上げることも可能である。
この様に本実施例によれば、従来の圧電ブザー
駆動回路に第2コイル12を付加するのみで歪の
少ない、すなわち高調波整成分の少ない快適な音
色でかつ音圧の高い音を発することが可能であ
り、さらには共振周波数をコンデンサ14〜18
等で調整することによりさらに音圧を高くするこ
とも可能である。
以上の説明の様に、本考案は、圧電ブザーに印
加する電圧波形を大幅に改善して正弦波に近い電
圧を圧電ブザーに印加する圧電ブザー駆動回路を
提供するものであり、従来の駆動回路に比べて音
色、音圧を大幅に向上させ、しいては圧電ブザー
を用いた目覚時計等の商品価値をも向上させるも
のである。さらに本考案の構成は従来の駆動回路
に第2のコイルを付加するだけでよく、構成も非
常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電ブザー駆動回路を示す回路
図。第2図は第1図の入出力信号図。第3図は第
1図の回路から得られた音の周波数成分及び音圧
を示す図。第4図は本考案に係る圧電ブザー駆動
回路を示す回路図。第5図は第4図の入出力信号
図。第6図は第4図の回路から得られた音の周波
数成分及び音圧を示す図。第7,8図は他の実施
例を示す回路図。 2……時計用IC、4……トランジスタ、6…
…第1コイル、8……電池、10……圧電ブザ
ー、12……第2コイル、14,16,18……
コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制御端子に供給される駆動信号によりスイツチ
    ング動作を行なうスイツチング素子の一端と第1
    コイルの一端とを直列接続すると共に第1コイル
    の他端は直流電源の陽極に、スイツチング素子の
    他端は陰極に接続し、さらに圧電ブザーの一端と
    第2コイルの一端とを接続し、この圧電ブザーの
    他端と前記スイツチング素子の一端とを接続する
    と共にこの第2コイルの他端をスイツチング素子
    の他端に接続し、前記駆動信号の周波数と前記第
    1コイル及び第2コイルのインダクタンスと前記
    圧電ブザーの静電容量とで決まる共振周波数と略
    等しく設定したことを特徴とする圧電ブザー駆動
    回路。
JP16948583U 1983-10-31 1983-10-31 圧電ブザ−駆動回路 Granted JPS6076400U (ja)

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JP16948583U JPS6076400U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 圧電ブザ−駆動回路

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JPS6076400U JPS6076400U (ja) 1985-05-28
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JPS6025106Y2 (ja) * 1979-10-19 1985-07-27 リコーエレメックス株式会社 圧電ブザ−駆動回路

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JPS6076400U (ja) 1985-05-28

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