JPH0116153Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116153Y2 JPH0116153Y2 JP1983160951U JP16095183U JPH0116153Y2 JP H0116153 Y2 JPH0116153 Y2 JP H0116153Y2 JP 1983160951 U JP1983160951 U JP 1983160951U JP 16095183 U JP16095183 U JP 16095183U JP H0116153 Y2 JPH0116153 Y2 JP H0116153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- piezoelectric buzzer
- drive circuit
- circuit
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧電ブザー駆動回路、特に圧電ブザー
の両端に印加する電圧波形の改良に関する。
の両端に印加する電圧波形の改良に関する。
近年時計のアラーム報知装置においては、消費
電流の少ない圧電ブザーが用いられている。
電流の少ない圧電ブザーが用いられている。
従来の圧電ブザー駆動回路としては、第1図に
示す様に、時計用IC2からの駆動信号を制御端
子としてのベースに印加してスイツチング動作を
行なうスイツチング素子としてのトランジスタ4
のコレクタと昇圧のための第1コイル6とを接
続、すなわちトランジスタ4と第1コイル6とを
直列接続し、第1コイルの他端は直流電源として
の電池8の陽極に、トランジスタ4の他端である
エミツタは電池8の陰極に接続し、さらに圧電ブ
ザー10を第1コイル6に並列接続してある。こ
の回路の動作としては、第2図に示す駆動信号に
よりトランジスタ4のオン動作時に第1コイル6
に電磁エネルギーが蓄えられ、オフ動作時に第1
コイル6の逆起電圧を圧電ブザー10に印加して
音を発する様になつている。
示す様に、時計用IC2からの駆動信号を制御端
子としてのベースに印加してスイツチング動作を
行なうスイツチング素子としてのトランジスタ4
のコレクタと昇圧のための第1コイル6とを接
続、すなわちトランジスタ4と第1コイル6とを
直列接続し、第1コイルの他端は直流電源として
の電池8の陽極に、トランジスタ4の他端である
エミツタは電池8の陰極に接続し、さらに圧電ブ
ザー10を第1コイル6に並列接続してある。こ
の回路の動作としては、第2図に示す駆動信号に
よりトランジスタ4のオン動作時に第1コイル6
に電磁エネルギーが蓄えられ、オフ動作時に第1
コイル6の逆起電圧を圧電ブザー10に印加して
音を発する様になつている。
しかし上記従来での圧電ブザー駆動回路では、
圧電ブザー10に印加される電圧波形は第2図に
示す様な歪んだ波形となり、圧電ブザー10から
発せられる音も第3図に示す様な高調波成分を多
く含んだ不快な音色となる。さらにはピーク・ト
ウ・ピークの電圧差も低いため音圧も低く、目覚
時計等に上記従来の駆動回路を用いた場合には、
その商品価置を損なつてしまう等の問題があつ
た。
圧電ブザー10に印加される電圧波形は第2図に
示す様な歪んだ波形となり、圧電ブザー10から
発せられる音も第3図に示す様な高調波成分を多
く含んだ不快な音色となる。さらにはピーク・ト
ウ・ピークの電圧差も低いため音圧も低く、目覚
時計等に上記従来の駆動回路を用いた場合には、
その商品価置を損なつてしまう等の問題があつ
た。
本考案は上記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、歪の少ない快適な音色でかつ
音圧の高い音の発することのできる圧電ブザー駆
動回路を提供することにあり、さらに具体的には
従来回路に少数の部品を付加するのみで正弦波に
近い電圧波形を圧電ブザーに印加する駆動回路を
提供することである。
あり、その目的は、歪の少ない快適な音色でかつ
音圧の高い音の発することのできる圧電ブザー駆
動回路を提供することにあり、さらに具体的には
従来回路に少数の部品を付加するのみで正弦波に
近い電圧波形を圧電ブザーに印加する駆動回路を
提供することである。
本考案は、上記目的を達成するために、上記従
来の圧電ブザー駆動回路において、直列接続され
た圧電ブザーと昇圧用の第2コイルとを第1コイ
ルに並列接続したことを特徴とする。
来の圧電ブザー駆動回路において、直列接続され
た圧電ブザーと昇圧用の第2コイルとを第1コイ
ルに並列接続したことを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
明する。
第4図に示す回路が本考案の実施例であり、従
来列との違いは直列接続された圧電ブザー10と
昇圧用の第2コイル12とを第1コイル6に並列
接続したことである。ここで第1コイル6及び第
2コイル12のインダクタンスは等しく、時計用
ICからの駆動信号は第1コイル6及び第2コイ
ル12のインダクタンスと圧電ブザー10の静電
容量とで決まる共振周波数と略等しくするか、ま
たは略共振周波数の整数分の1にすることが望ま
しい。本実施例では駆動信号を4KHzとしている。
来列との違いは直列接続された圧電ブザー10と
昇圧用の第2コイル12とを第1コイル6に並列
接続したことである。ここで第1コイル6及び第
2コイル12のインダクタンスは等しく、時計用
ICからの駆動信号は第1コイル6及び第2コイ
ル12のインダクタンスと圧電ブザー10の静電
容量とで決まる共振周波数と略等しくするか、ま
たは略共振周波数の整数分の1にすることが望ま
しい。本実施例では駆動信号を4KHzとしている。
この駆動回路の動作を第5図に基づいて説明す
ると、駆動信号が「L」から「H」になるとトラ
ンジスタ4がオン動作し、電池8から電流が流れ
始める。従つて両コイル6及び12には電磁エネ
ルギーが除々に蓄えられて行き、圧電ブザー10
にも電池8の電圧が印加されて行く。そして両コ
イル6及び12に電磁エネルギーが満たされる
と、直流電流に対して両コイル6及び12は抵抗
分が零となると共に圧電ブザー10は抵抗分が無
限大となるため、第2コイル12と圧電ブザー1
0とは短絡されて電流が流れなくなる。よつて第
2コイル12は逆起電圧を発生し、これが圧電ブ
ザー10にさらに印加されることになり、圧電ブ
ザー10に印加される電圧波形はイの様になる。
そして駆動信号が「H」から「L」になるとトラ
ンジスタ4がオフ動作し、電池8からの電流が流
れなくなる。従つて従来の回路と同様に、今度は
第1コイル6が逆起電圧を発生し、これが圧電ブ
ザー10に印加され、圧電圧ブザー10に印加さ
れる電圧波形はロの様になる。そして以後は駆動
信号に基づいてイ,ロの電圧波形が圧電ブザー1
0に繰り返し印加されることになり、結局圧電ブ
ザー10には第5図に示す様に略正弦波電圧が印
加されることになる。この駆動回路を用いて音を
発生させた時の音圧及び周波数成分を表わしたの
が第6図であり、第3図の従来例に比べて音圧は
約10デシベルも上がつており、高調波成分も大幅
に減少されていることがわかる。
ると、駆動信号が「L」から「H」になるとトラ
ンジスタ4がオン動作し、電池8から電流が流れ
始める。従つて両コイル6及び12には電磁エネ
ルギーが除々に蓄えられて行き、圧電ブザー10
にも電池8の電圧が印加されて行く。そして両コ
イル6及び12に電磁エネルギーが満たされる
と、直流電流に対して両コイル6及び12は抵抗
分が零となると共に圧電ブザー10は抵抗分が無
限大となるため、第2コイル12と圧電ブザー1
0とは短絡されて電流が流れなくなる。よつて第
2コイル12は逆起電圧を発生し、これが圧電ブ
ザー10にさらに印加されることになり、圧電ブ
ザー10に印加される電圧波形はイの様になる。
そして駆動信号が「H」から「L」になるとトラ
ンジスタ4がオフ動作し、電池8からの電流が流
れなくなる。従つて従来の回路と同様に、今度は
第1コイル6が逆起電圧を発生し、これが圧電ブ
ザー10に印加され、圧電圧ブザー10に印加さ
れる電圧波形はロの様になる。そして以後は駆動
信号に基づいてイ,ロの電圧波形が圧電ブザー1
0に繰り返し印加されることになり、結局圧電ブ
ザー10には第5図に示す様に略正弦波電圧が印
加されることになる。この駆動回路を用いて音を
発生させた時の音圧及び周波数成分を表わしたの
が第6図であり、第3図の従来例に比べて音圧は
約10デシベルも上がつており、高調波成分も大幅
に減少されていることがわかる。
第7図及び第8図は本考案を適用した他の実施
例であり、コンデンサ14は第1コイル6に並列
接続され、コンデンサ16は圧電ブザー10に並
列接され、コンデンサ18は圧電ブザー10及び
第2コイル12に直列接続されている。上記コン
デンサ14〜18はいずれも共振周波数調整用の
コンデンサであり、共振周波数を調整することに
よつてさらに圧電ブザー10に印加される電圧を
上げることも可能である。
例であり、コンデンサ14は第1コイル6に並列
接続され、コンデンサ16は圧電ブザー10に並
列接され、コンデンサ18は圧電ブザー10及び
第2コイル12に直列接続されている。上記コン
デンサ14〜18はいずれも共振周波数調整用の
コンデンサであり、共振周波数を調整することに
よつてさらに圧電ブザー10に印加される電圧を
上げることも可能である。
この様に本実施例によれば、従来の圧電ブザー
駆動回路に第2コイル12を付加するのみで歪の
少ない、すなわち高調波整成分の少ない快適な音
色でかつ音圧の高い音を発することが可能であ
り、さらには共振周波数をコンデンサ14〜18
等で調整することによりさらに音圧を高くするこ
とも可能である。
駆動回路に第2コイル12を付加するのみで歪の
少ない、すなわち高調波整成分の少ない快適な音
色でかつ音圧の高い音を発することが可能であ
り、さらには共振周波数をコンデンサ14〜18
等で調整することによりさらに音圧を高くするこ
とも可能である。
以上の説明の様に、本考案は、圧電ブザーに印
加する電圧波形を大幅に改善して正弦波に近い電
圧を圧電ブザーに印加する圧電ブザー駆動回路を
提供するものであり、従来の駆動回路に比べて音
色、音圧を大幅に向上させ、しいては圧電ブザー
を用いた目覚時計等の商品価値をも向上させるも
のである。さらに本願考案は、従来の駆動回路の
圧電ブザーに直列に第2のコイルを付加するだけ
でよく、構成は非常に簡単である。
加する電圧波形を大幅に改善して正弦波に近い電
圧を圧電ブザーに印加する圧電ブザー駆動回路を
提供するものであり、従来の駆動回路に比べて音
色、音圧を大幅に向上させ、しいては圧電ブザー
を用いた目覚時計等の商品価値をも向上させるも
のである。さらに本願考案は、従来の駆動回路の
圧電ブザーに直列に第2のコイルを付加するだけ
でよく、構成は非常に簡単である。
第1図は従来の圧電ブザー駆動回路を示す回路
図。第2図は第1図の入出力信号図。第3図は第
1図の回路から得られた音の周波数成分及び音圧
を示す図。第4図は本考案に係る圧電ブザー駆動
回路を示す回路図。第5図は第4図の入出力信号
図。第6図は第4図の回路から得られた音の周波
数成分及び音圧を示す図。第7,8図は他の実施
例を示す回路図。 2……時計用IC、4……トランジスタ、6…
…第1コイル、8……電池、10……圧電ブザ
ー、12……第2コイル、14,16,18……
コンデンサ。
図。第2図は第1図の入出力信号図。第3図は第
1図の回路から得られた音の周波数成分及び音圧
を示す図。第4図は本考案に係る圧電ブザー駆動
回路を示す回路図。第5図は第4図の入出力信号
図。第6図は第4図の回路から得られた音の周波
数成分及び音圧を示す図。第7,8図は他の実施
例を示す回路図。 2……時計用IC、4……トランジスタ、6…
…第1コイル、8……電池、10……圧電ブザ
ー、12……第2コイル、14,16,18……
コンデンサ。
Claims (1)
- 制御端子に供給される駆動信号によりスイツチ
ング動作を行なうスイツチング素子の一端と第1
コイルの一端とを直列接続すると共に第1コイル
の他端は直流電源の陽極に、スイツチング素子の
他端は陰極に接続し、さらに直列接続された圧電
ブザーと第2コイルとを前記第1コイルに並列接
続し、前記駆動信号の周波数と前記第1及び第2
コイルのインダクタンスと前記圧電ブザーの静電
容量とで決まる共振周波数とを略等しく設定した
ことを特徴とする圧電ブザー駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16095183U JPS6068598U (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 圧電ブザ−駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16095183U JPS6068598U (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 圧電ブザ−駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6068598U JPS6068598U (ja) | 1985-05-15 |
JPH0116153Y2 true JPH0116153Y2 (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=30353864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16095183U Granted JPS6068598U (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 圧電ブザ−駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6068598U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6775201B2 (ja) * | 2017-05-22 | 2020-10-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 警報音の音響装置及び音響システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025106Y2 (ja) * | 1979-10-19 | 1985-07-27 | リコーエレメックス株式会社 | 圧電ブザ−駆動回路 |
-
1983
- 1983-10-17 JP JP16095183U patent/JPS6068598U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6068598U (ja) | 1985-05-15 |
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