JPH01285395A - 毛筆プロッタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプロッタに係り、特に筆記具として毛筆を利用
し、該毛筆をＸ、Ｙ、Ｚの３方向に連続的に駆動制御し
て印字用紙に対し筆圧を連続的に変化させ、書道に於け
ると同一の毛筆文字を書かせる毛筆プロッタに関するも
のである。

（従来技術） 従来のプロッタに於ける筆記具の駆動制御は、Ｘ、Ｙ方
向は連続的に行われていたがＺ方向すなわち上下方向は
、筆記具先端を印字用紙面に当接させるか、或は引き離
すかの２位置の制御が行われていた。

前記した如くＺ方向が２位置制御の場合は、似に筆記具
として毛筆を利用しても印字用紙に対する筆圧は一定で
あるので一定太さの文字しか書けず書道におけるような
毛筆文字を書くことは困難であった。

これに対して、毛筆をＺ方向に於てもＸ、Ｙ方向と同様
に連続的に駆動制御すると、印字用紙に対し筆圧が連続
的に変化するので書かれる文字の太さが連続的に変化し
、第７図に示す如き書道におけると同一の毛筆文字を書
くことが可能となる。

前記した毛筆プロッタは第５図に外観の第６図に内部構
造の斜視図として示す如くであり、基体！に互に平行に
装着された２本のＹガイド軸２にＹ軸ギヤリッジ３がＹ
方向に摺動自在に装着され、該Ｙ軸ギヤリッジ３には互
に平行な２本のＸガイド軸５が装着され、更に該Ｘガイ
ド軸にはＸ軸ギヤリッジ６がＸ軸方向に摺動自在に装着
されている。

前記した構造によりＸ、Ｙ方向に摺動自在なＸ軸ギヤリ
ッジ６にＸ軸方向に延びる腕７が装着されており、該腕
７の先端にＺ機構支持体８が装着され、該支持体８には
保持した毛筆９をＸ方向に駆動制御する２ｇ構が装着さ
れている。

したがって毛筆９は、パルスモータｌＯによるベルト４
を介してのＹ方向の駆動制御部、パルスモータ１１によ
るワイヤ１２を介してのＸ方向の駆動制御及びＺ機構に
よるＸ方向の駆動制御による３方向の連続的駆動制御に
より、基体１上に配備された印字用紙上に毛筆文字を書
く。

前記した如く構成される毛筆プロッタに於て、従来のプ
ロッタに於けるＺ機構を装着する腕７のＸ軸ギヤリッジ
６に対する装着はねじ等を利用して固着して行われる。

（発明が解決しようとする課題） 前記した如く毛筆プロッタに於ては、印字用紙に対する
毛筆の筆圧によって文字太さが定まるので均一な品質の
文字を書くためにはＸ、Ｙ方向も勿論であるが、特にＸ
方向の寸法精度を極めて高くする必要がある。

このｔこめ従来の如くＺ機構を装着する腕がＸ軸ギヤリ
ッジに固着されている場合は、印字用紙取付面の平面度
、Ｘ、Ｙガイド軸に対するＸ、Ｙキャリッジの装着精度
の如きＸ、Ｙ機構の精度、印字用紙取付面とＸ、Ｙ機構
の平行度等毛筆の筆圧の変化に影響する総ての寸法上の
誤差を極めて小さく高寸法精度とすることが必要であっ
た。

特に小さな文字を書く場合筆圧の変化の影響が顕著とな
り、Ｘ方向の寸法誤差±０　、１　ａｓ程度でも文字品
質にバラツキが生ずる結果となる。

本発明は前記した如き現状に鑑み、Ｘ方向の寸法精度に
影響されることなく安定して高品質の毛筆文字を書くこ
との出来る毛筆プロッタの開発について鋭意検討を重ね
た結果創案されたものである。

（課題を解決するための手段） すなわち本発明は基体に装着されたＹ方向ガイド部材と
、該Ｙ方向ガイド部材にＸ方向キャリッジを介してＹ方
向に摺動自在に装着されたＸ方向ガイド部材と、該Ｘ方
向ガイド部材にＸ方向に摺動自在に装着されたＸ方向キ
ャリッジと、該Ｘ方向キャリッジに後端を上下方向に回
動自在に装着しＸ方向に延びる腕部材と、該腕部材先端
に装着したＺ機構支持体に立設したＺ方向ガイド部材に
Ｘ方向に摺動自在に装着されたＸ方向キャリッジと、該
Ｘ方向キャリッジに装着した毛筆保持部材と、前記Ｚ機
構支持体に下方に突出して装着され該Ｚ機構支持体を基
体面上方の所定位置に保持する足部材とより成ることを
特徴とする毛筆プロッタである。

（作用） 本発明は前記した如く構成され、その作用は先端に２機
構が装着する腕がＸ方向キャリッジに上下方向に回動自
在に装着され、しかもＺ機構は支持体に装着された足部
材によって基体面上方の所定位置に保持されているので
、装置のＸ方向の寸法精度に影響されることなく絶えず
毛筆を印字用紙面上の所定位置に保持出来、筆圧の制御
によってバラツキなく文字太さを連続的に変化させ小さ
な文字でも高品質で書くことが出来ることである。

（実施例） 本発明の実施例は第１図に示す如くであり、毛筆９を保
持しＸ方向に駆動制御するＺ機構を装着する支持体８を
先端に装着する腕７はＸ方向キャリッジ６に仮バネ１４
を介して上下方向に回動自在に装着されており、しかも
支持体８には下方に突出する足部材１８が装着されてい
る。

したがって支持体８は足部材１８によって基体１面上に
配備された印字用紙１９面に対し上方の所定位置に装置
のＸ方向の寸法精度にかかわりなく絶えず保持されるこ
ととなり、当然のことながら支持体。８に装着されたＺ
機構に保持された毛筆９と印字用紙１９との距離も一定
に保たれる。

また腕７にはＸ方向キャリッジに対する装着部の後方へ
の延設部が設けられ該延設部の後端がＸ方向キャリッジ
６の下方に突設されバネ１６の嵌装されたピン１７に嵌
装されている。

したがって腕７にはバネ１６の付勢力によって絶えず上
方に回動する付勢力が与えられており、これにより印字
用紙１９に対する足部材１８の当接力が緩衝され印字用
紙の損傷を防ぐ。

前記構成に於て、腕７をＸ方向キャリッジ６に対して回
動自在に装着するに当りピンを利用せずに板バネ！４を
利用したのはピンを利用した場合に生ずるＹ方向のガタ
を防ぐためである。

また足部材１８の支持体８に装着する方法としては固定
的とする方法と可動式とする方法とが考えられるが、固
定式として足部材先端が常に印字用紙面に当接している
と書いた文字上を足部材が擦り印字用紙を汚してしまう
場合が生じたり、或は基体！上への印字用紙１９をセッ
トする際作業性が悪くなるので必要に応じて上方に退避
している可動式とすることが好ましい。

Ｘ方向キャリッジ６に螺着されたネジ１５は、前記した
足部材１８を可動式として支持体８に装着した際に、足
部材１８が上方に退避し腕７の下方への回動を所定位置
で止めておくためのストッパーである。

足部材１８を支持体８に可動式として装着する場合、毛
筆９が印字用紙と接触して文字を書いている際は、足部
材１８は先端が印字用紙面に当接する筆記位置にあり、
文字を書き終って毛筆９が上方に上り印字用紙面から離
れて次の文字を書くためにＺ機構が移動する際には、足
部材１８は先端が印字用紙面から離れた退避位置にある
よう上下動する機構となっている必要がある。

前記した足部材１８を筆記位置と退避位置とに上下動さ
せる機構としては、その１つにソレノイドの利用が考え
られるが、第２図乃至第４図に２方向キヤリツジに連動
させ足部材を上下動させる機構を示す。

２９が足部材として機能するポジション板であり、該ポ
ジション板２９は下方水平部３２の後端がピン３３によ
って腕７に上下方向に回動自在に装着されており、該下
方水平部３２には印字用紙１９面に当接する足部３０が
設けられ、上方水平部３１の先端部は支持体８に立設し
た軸２７に上下動自在に嵌装されており、軸２７に嵌装
されたバネ２８によって下方に押圧されている。

２６は調節ネジ２５に螺合されたストッパーであり調節
ネジ２５の回動により上下動し、該ストッパー２６に上
方水平部３１が係合するポジション板２９の位置決めを
する。

２１は支持体８に立設されたＺガイド軸２３に上下動自
在に嵌合され、パルスモータ２ｏによって上下方向に駆
動されるＺ方向キャリッジであり、該Ｚ方向キャリッジ
に装着されたホルダー２４に毛筆９が保持されている。

キャリッジ２■こは突起部２２が設けられておりキャリ
ッジ２１が上方に駆動された際にポジション板２９の上
方水平部３１に突起部２２が当接しバネ２８の付勢力に
抗してポジション板２９を上方に動かししたがって足部
３０が印字用紙面から離れる。

第２図はポジション板２９が筆記位置にある状態、第３
図はポジション板２９が退避位置にある状態を示す。

前記した如く構成される装置に於いては、毛筆１９を印
字用紙１９に当接させ筆記状態とするためパルスモータ
２０の駆動によってキャリッジ２１を下降させると、キ
ャリッジ２１の突起部２２とポジション板２９の上方水
平部３１との係合が解かれ、該上方水平部３１がバネ２
８によって下方に押圧されストッパー２６に当接し、足
部３０が印字用紙１９の面に当接して筆記状態となり、
この状態にてパルスモータ２０によって毛筆９をＺ方向
に駆動制御するとともにＸ、Ｙ方向にも駆動制御して毛
筆文字を印字用紙１９上に書かせる。

−文字書き終るとＺ機構を次の文字を書く位置に動かす
ため毛筆９を印字用紙１９の面から離すためパルスモー
タ２０の駆動によってキャリッジ２１を上方に動かすと
該キャリッジ２１の突起部２２がポジション板２９の上
方水平部３１に当接し、更にキャリッジ２１が上昇する
とポジション板２９は上方に動かされ足部３０が印字用
紙１９の面から離れＺ機構の移動に支障のない状態とな
る。

尚ポジション板２９に設ける足部３０の位置は、−文字
を書く際に文字上を動くと印字用紙を汚す等の支障を生
ずるので、書かせる最大大きさの文字に対しても支障の
ない位置とすべきである。

（効果） 本発明は前記した如き構成及び作用を有するものであり
、その効果は簡素な構造にて装置を高寸法精度として製
作することなく高品質の毛筆文字を書くことの出来る毛
筆プロッタを提供することが可能となることである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の基本的構成を示す図、第２図
乃至第４図は足部材の上方動機構を示す図、第５図は毛
筆プロッタの外観を示す図、第６図は毛筆プロッタの内
部構造を示す図、第７図は毛筆プロッタにより書かれる
文字を示す図である。 卜・・基体、２・・・Ｙガイド軸、３・・・Ｙ方向キャ
リッジ、５・・・ガイド軸、６・・・Ｘ方向キャリッジ
、７・・・腕、訃・・２機構支持体、９・・・毛筆、１
８・・・足部材、１９・・・印字用紙、２１・・・Ｚ方
向キャリッジ、２３・・・Ｚガイド軸、２４・・・毛筆
保持部材特許出願人　蛇の目ミシン工業株式会社第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基体に装着されたＹ方向ガイド部材と、該Ｙ方向ガイド
   部材にＹ方向キャリッジを介してＹ方向に摺動自在に装
   着されたＸ方向ガイド部材と、該Ｘ方向ガイド部材にＸ
   方向に摺動自在に装着されたＸ方向キャリッジと、該Ｘ
   方向キャリッジに後端を上下方向に回動自在に装着しＸ
   方向に延びる腕部材と、該腕部材先端に装着したＺ機構
   支持体に立設したＺ方向ガイド部材にＺ方向に摺動自在
   に装着されたＺ方向キャリッジと、該Ｚ方向キャリッジ
   に装着した毛筆保持部材と、前記Ｚ機構支持体に下方に
   突出して装着され該Ｚ機構支持体を基体面上方の所定位
   置に保持する足部材とより成ることを特徴とする毛筆プ
   ロッタ。