JPH01284656A - 重量化粧材施工方法及びこの方法で使用する重量化粧材装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、重量化粧材施工方法及びこの方法で使用す
る重量化粧材装置に係り、その目的は重量化粧材、例え
ば、大理石、花崗岩等の重量物である方形定形化粧材を
建築物の内壁や外壁を被覆化粧する施工方法及びその施
工方法で好適に使用できる重量化粧材装置の提供にある
。

（従来技術及びその問題点） 近年、構築物などの壁面化粧材に工夫をこらして、ビル
の外観を美的にまとめる傾向が多い。

−Ｃに、新設のビルディングにおいては表面化粧は、ビ
ルの外装及び内装を、ビルの構築時に同時に施工するた
め、工法的にもあまり大きな工夫も要せず、又、その施
工方法、作業手順も容易である。

しかしながら建築後一定期間が経過したビルディングに
おいては、すでに硬化、劣化したコンクリートの壁面の
表面に重量化粧材、例えば大理石あるいは花崗岩板材等
の施工をするのはビル表面積が大きい、重量物を確実に
壁面に保持し落下事故を予防する、作業手順を容易にす
る等の諸条件を満たして施工するのは大変困難である。

そこで従来、第１１図乃至第１３図に示す如く、既設構
築体（１）の表面に１４字状の桟（２）をＣ学制で壁面
に固定して横架し、このＴ字状の桟（２）・（２）間に
切欠き溝（３）を穿設した重量化粧材（４）を差し込み
、第１３図に示すようなモザイク状外表面として化粧を
完成するものである。

しかし、この従来方法はまず重量化粧材のｊ￥みが重量
物で切断作業が困難であるからその寸法精度が悪くなり
易く、施工後のモザイク状表面が同一面とならず凹凸に
なり易い。

即ち、仕」二り表面が同一面にならず凹凸面となること
が多い、或いは施工手順が必ず横列の重量化粧材を差し
込んだ後に次の上段の重量化粧材（４）を差し込まなけ
ればならないという繁雑さ、足場３、［１７，ｙの段取
り等の作業手順が拘束されるという問題もあり、欠点が
多かった。

（発明の解決課題） この発明は、」二記従来の欠点を解消せんとしてなされ
たもので、施工手順に制限がなく、又重量化粧材の厚め
幅が異なっても壁間との空隙距離を調整することによっ
て、容易に仕上り面を全ての化粧材表面を同一面」二と
することができる方法及びその方法で使用する重量化粧
材装置を開発せんとして成されたものである。

（発明の解決手段） 即ち、ごの発明は厚みを持つ方形状の定形重量化粧材を
使用し、この定形重量化粧材の上下辺に少なくとも一対
、厚め面の初（υｊ位置に細幅の開口を持ち肉厚内が所
要面積で裏面に後記ボルトが挿通できる径とほぼ同一の
切欠穴をもつほぞを穿設し、化粧を要する内、外壁面の
所要位置に所要間隔でアンカーナツトを固定し、基部が
このナットと螺合し先端部に軸線と直交する方向に係止
板を形成してなるボルトを前記ナツトに螺合固定し、こ
のボルトの係止板にほぞを係入して前記定形重量化粧材
を順次固定し、ボルトナツトの螺合長さの調整により定
形重量化粧材の表面を同一面上に合わせ、化粧を要する
壁面と所要数被覆された定形重量化粧材との間隙にモル
タルを充填、養生硬化させてなる定形重量化粧材施工方
法と厚みを持つ方形状の定形重量化粧材であって上下辺
に少なくとも一対のほぞが穿設され、このほぞが、厚み
面に細幅の開口を持ち肉厚内が所要面積で裏面が後記ボ
ルトが挿通できる径とほぼ同一の切欠穴である定形重量
化粧材と、基部から螺条が刻設され先端部に軸線と直交
する方向に係上板を形成してなるボルトとアンカーナツ
トとからなる重量化粧材装置するごとにより上記従来の
欠点を悉（解消せんとしたものである。

（発明の構成） 以下、この発明の図面に基づいて詳細に説明する。

第１図乃至第２図において、（５）はこの発明で使用す
る重量化粧材である。

この重量化粧材（５）は大理石、花崗岩、大谷石等の天
然岩石を所要定形方形状に裁断した定形重量化粧材であ
る。

また、場合によっては定形方形状の合成樹脂、或いは木
材、セラミック、樹脂等からなる重量複合材料であって
もよく、内装用、外装用を問わない。

この定形重量化粧材（５）は厚め面（６）に細幅状の開
口（７）を、又、肉厚内に所要面積（８）の、更に裏面
（９）に後記ボルトが挿通ずる切欠穴（１０）を持つほ
ぞ（１１）が形成されている。

このほぞ（１１）は、定形重量化粧材（５）の上辺（１
２）、下辺（１３）に少なくとも一対穿設されてなる。

（１４）は化粧を要する既設架構体の壁体で、この壁体
（１４）の所要位置に所要間隔でアンカーナノト（１５
）を穿設固定する。

このアンカーナット（１５）は、インサート後固定され
る拡開式のものが図示されているが、この発明において
はこの拡開式のアンカーナツト（１５）に限定されるも
のではなく、既設壁体（１４）に固定できるアンカーナ
ツトであれば全て好適に使用できる。

このアンカーナット（１５）は、先端部（１６）に係上
板（１７）が形成され、基部（１８）がアンカーナソ１
−（］５）と螺合するポルｌ−（１９）と螺着一体化さ
れ、係止板（Ｉ７）の形状はボルト（１９）の軸心を中
心として上下左右に対称となり、全体が角取り矩形状、
円盤状、六角形、八角形、三角形、楕円状等の任意形状
とされてなる。

上記の如き、この発明に係る装置を用いてこの発明方法
を実施するには、まず前記定形重量化粧材（１４）の下
辺（１３）のほぞ旦Ｕ内に、ボルト（１９）の係止板（
１７）を係入し、第３図乃至第４図に示す如く、係合一
体化する。

次いで第５図乃至第６図に示す如く、重量化粧＋Ｊ’（
１４）の上辺（１２）のほぞ（１１，）とポル１（１９
）の係上板（１７）とを係合させるが、係上板（１７）
が第９図に示す様な角取り矩形状のものであれば、下辺
（１３）の保合時に上辺（１２）側の係上板（１７）が
重量化粧材（５）に当接しない方向、即ち係止板（１７
）の長辺が上辺（１２）と平行になる方向に向けておき
、下辺（１３）側の係合後、−上辺（１２）側の係止板
（１７）を９０度回転させて、第６図示の如く、はぞ皿
内に係合ずれば定形重量化粧材（５）の上、下辺側の取
付作業が完了する。

第９図に示す様に、係止板（１７）が円板状の場合、或
いは六角形、八角形等の多角形状更には楕円形状等の場
合には第６図示の如（、重量化粧材（５）の上辺（１２
）側と下辺（１３）側を合わせてほぞ皿内に同時に挟入
固定する。

以上の如く順次作業工程に合わせ、上下方向、横方向自
在に作業を進め第７図示の如く、既設壁体（１４）の表
面に重量化粧材（５）の表面（５ａ）を同一面状となる
ようにボルト（１９）の長さを調節しながら作業した後
、第８図示の如（、重量化粧材（５）と既設の壁体（１
４）との間隙にモルタル（２０）を打設し、アンカーナ
ツト（１５）、ポルｈ（１９）、壁体（１４）、重量化
粧材（５）を相互に密着固定する。

モルタル（２０）の養生硬化後、この発明に係る重量化
粧材施工法が完了する。

（発明の効果） 以上詳述した如く、この発明に係る重量化粧材は厚みを
持つ方形状の定形重量化粧材を使用し、この定形重量化
粧材の上下辺に少なくとも一対、厚み面の初期位置に細
幅の開口を持ち肉厚内が所要面積で裏面に後記ボルト・
が挿通できる径とほぼ同一の切欠穴をもつほぞを穿設し
、化粧を要する内、外壁面の所要位置に所要間隔でアン
カーナットを固定し、基部がこのナツトと螺合し先端部
に軸線と直交する方向に係止板を形成してなるボルトを
前記ナツトに螺合固定し、このボルトの係止板にほぞを
係入して前記定形重量化粧材を順次固定し、ボルトナツ
トの螺合長さの調整により定形重量化粧材の表面を同一
面上に合わせ、化粧を要する壁面と所要数被覆された定
形重量化粧材との間隙にモルタルを充填、養生硬化させ
てなる定形重量化粧料施工方法であり、この方法で使用
する重量化粧材装置は厚みを持つ方形状の定形重量化粧
材であって上下辺に少なくとも一対のほぞが穿設され、
このほぞが、厚み面に細幅の開口を持ち肉厚内が所要面
積で裏面が後記ボルトが挿通できる径とほぼ同一の切欠
穴である定形重量化粧材と、基部から螺条が刻設され先
端部に軸線と直交する方向に係止板を形成してなるボル
トとアンカーナツトとからなる重量化粧材装置であるか
ら、極めて簡易な方法でしかも作業手順上の制限もなく
、重量化粧材を既設壁体の外装、内装月として施工する
のに極めて簡易な方法であるとともに寸法精度の誤差が
大きい重量化粧材の厚みを施工時にボルトで調整して完
成後の重量化粧材の表面が同一面とでき、極めて外観に
優れ美的効果が大きいという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法で使用する重量化粧材の平面説明
図、第２図は第１図の外観説明図、第３図乃至第８図は
この発明方法の施工説明図、第９図乃至第１０図はそれ
ぞれこの発明で使用する重量化粧材装置の実施例を示し
、第１１図乃至第１３図は従来例の説明図である。 （５）・・・重量化粧材　　　　（６）・・・厚み面（
７）・・・細幅状溝（はぞ） （８）・・・肉厚内溝（はぞ） （９）・・・裏　面　（はぞ） （１０）・・・切欠穴　（はぞ） （１１）＝−は　ぞ　　　　　（１２）・・・上　辺（
１３）・・・下　辺　　　　　（１４）・・・壁　体（
１５）・・・アンカーナット　　（１６）・・・先端部
（１７）・・・係止板　　　　　　（１８）・・・基　
部（１９）・・・ボルト（２０）・・・モルタル冊

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）厚みを持つ方形状の定形重量化粧材を使用し、こ
   の定形重量化粧材の上下辺に少なくとも一対、厚み面の
   初期位置に細幅の開口を持ち肉厚内が所要面積で裏面に
   後記ボルトが挿通できる径とほぼ同一の切欠穴をもつほ
   ぞを穿設し、化粧を要する内、外壁面の所要位置に所要
   間隔でアンカーナットを固定し、基部がこのナットと螺
   合し先端部に軸線と直交する方向に係止板を形成してな
   るボルトを前記ナットに螺合固定し、このボルトの係止
   板にほぞを係入して前記定形重量化粧材を順次固定し、
   ボルトナットの螺合長さの調整により定形重量化粧材の
   表面を同一面上に合わせ、化粧を要する壁面と所要数被
   覆された定形重量化粧材との間隙にモルタルを充填、養
   生硬化させてなる定形重量化粧材施工方法。（２）厚み
   を持つ方形状の定形重量化粧材であって上下辺に少なく
   とも一対のほぞが穿設され、このほぞが、厚み面に細幅
   の開口を持ち肉厚内が所要面積で裏面が後記ボルトが挿
   通できる径とほぼ同一の切欠穴である定形重量化粧材と
   、基部から螺条が刻設され先端部に軸線と直交する方向
   に係止板を形成してなるボルトとアンカーナットとから
   なる重量化粧材装置。