JPH01284568A - ポリエステル系樹脂粉体塗料 - Google Patents

ポリエステル系樹脂粉体塗料

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JPH01284568A
JPH01284568A JP11232988A JP11232988A JPH01284568A JP H01284568 A JPH01284568 A JP H01284568A JP 11232988 A JP11232988 A JP 11232988A JP 11232988 A JP11232988 A JP 11232988A JP H01284568 A JPH01284568 A JP H01284568A
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JP
Japan
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resin
heat
powder
powder coating
coating
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JP11232988A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakamura
信之 中村
Shigeharu Shiotani
塩谷 重治
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性の改善された粉体塗装絶縁電線をうるこ
とかできるポリエステル系樹脂粉体塗料に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般に巻線として使用されるエナメル線は、ポリウレタ
ン、ポリエステル等の熱硬化性樹脂ヲー旦クレゾール等
の極性溶剤に溶解した塗料(ワニス)となし、これを導
体上に塗布、焼付を、所望の膜厚になるまで数回繰り返
すことを行ってえているものである。
このようにワニス塗装法はワニスの加熱硬化時において
該ワニスから蒸発する溶剤の処理問題や一度に厚い皮膜
かえられないことから、近年ホットメルト法や押出法な
どの如く無溶剤による塗装法が一部実施されてきた。特
に粉末状樹脂を使用し、静電気を利用して導体上に塗装
する所謂静電粉末塗装法は上記の問題を解消するばかり
でなく、特に断面が四角の平角巻線において、そのコー
ナ一部にも均一な皮膜かえられるという特徴を有するも
のである。この粉末樹脂塗料としてエポキシ系(米国特
許4,009,223等)、ポリエステルイミド系(米
国特許3,853,817等)が提案されている。
而してIEC、(国際電気委員会) Pub Al 7
2の評価方法による2000時間の耐熱特命が130℃
以上のマグネットワイヤとして、通常ポリエステル絶縁
電線やポリエステルイミド絶縁電線があるが、これらの
電線の特性を保持するための粉体樹脂塗装によりえんと
する場合には以下の如き問題を生ずる。その1つはワニ
ス塗装に用いる樹脂と同様に重合度を上げたものはグル
化し易いため樹脂製造工程から粉体樹脂製造工程に移る
時点でトラブルをおこすだけでなく、このような高重合
度の樹脂粉体は軟化点が200℃以上と高いため粉体樹
脂塗装後に加熱焼付を行う場合において外観の良好なも
のをうろことが出来難いのである。
一方最近130℃以上の耐熱性を有する熱可塑性樹脂が
出現され、この樹脂を使用して押出法により絶縁電線を
うろことが提案されている。
この耐熱性熱可塑性樹脂としては例えばポリエーテルイ
ミド(ゼネラル、エレクトリック社製Ultem)やポ
リエーテルザルフォン(インペリアルケミカルズ社Vi
ctvex PES )があるが、これらの樹脂を軟銅
線上に押出被覆し、厚さ40μmの皮膜を設けた場合、
この絶縁電線をJIS C3003のエナメル線試験法
にて計画すると熱軟化温度が250〜280℃程度で同
柚の耐熱クラスのエナメル線に比して低いことが判明し
た。史に前記平角導体の表面に押出被覆を行った場合、
丸線導体と異シ同じ断面積でも長辺と短辺の組合せが数
多くあるため、押出用ダイスも多数用意しなけれはなら
ず実用上問題を生ずる。一方、これらの耐熱性樹脂の粉
末を粉体塗装法により導体上に被覆せんとすると再溶融
温度が高過ぎて外観の良好な絶縁電線をうろことができ
ないものであった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、耐熱
性を有し、しかも外観良好々絶縁′ai線を粉体樹脂塗
装法にてうることのできるポリエステル系樹脂粉体塗料
を開発したものである。
(課題を解決するための手段〕 本発明のポリエステル系樹脂粉体塗料はカルボン酸とポ
リオールまたは更に芳香族ポリアミン。
ポリイソシアネートとの反応によりえられるポリエステ
ル系オリゴマー(A)とASTMD〜648に規定され
fc荷重18.6Kf/c1n”における熱変形温度が
150℃以上の耐熱性熱可塑性樹脂(B)とを軟化点が
100〜200℃になるような割合に、上記(A)、(
B)を混練し、冷却後粉砕したこと全特徴とするもので
ある。
本発明においていうポリエステルオリゴマー(A)をう
るためのポリカルボン酸としては、その無水物、誘導体
をも含むものであシ、例えばテレフタル酸、イソフタル
酸等のノカルがン酸、これらのアルキルエステル、酸ハ
ライド及びトリメリット酸、ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノンテトラカルがン酸、ビフェニルテトラノノルボン
酸等の芳香族多価カルボン酸やこれらの無水物、゛アル
キルエステル、シクロペンタンテトラカルがン酸、ブタ
ンテトラカルボ/酸等の脂環族、脂肪族多価カルボン酸
やこれらの無水物、アルキルエステルである。
又ポリオールとしてはエチレングリコール、1,4−プ
タンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール1.ネオペンチル・グリゴール等の2価アルコ
ール又はグリセリン、トリス−(2−ヒドロキシエチル
)−イソシアヌレート、トリメチロールゾロハ/、ペン
タエリスリトール等の3価以上のアルコールである。
又芳香族ポリアミン、ポリイソシアネートとしては上記
ポリカルボン酸と反応して51・環イミド結合またはア
ミド結合を生成するものであり、例えばm−フェニレン
ジアミン、p−フェニレンジアミン、ジアミノノフェニ
ルメタン、ノアミノノフェニルエーテル、ジアミノベン
ゾフェノン、又はこれらのイソシアネート化合物等であ
る。
一方、熱可塑性樹脂(B)としては、最終的に本発明粉
体樹脂塗料を導体上に塗装してマグネットワイヤとした
場合、その軟化温度を250℃以上に保持するためには
A8TMD −648に規定された荷重18.6Ko/
Cm2における熱変形温度が150℃以上を有する耐熱
性熱可塑性樹脂を使用することが必要であると判明した
。その具体的にはボリアリレート(例えばユニチカ社U
ポリマー、変形温度175℃)、ポリエーテルイミド(
例えばゼネラル、エレクトリック社U l tem、変
形温度200℃)、ポリエーテルサ/L、フォン(側光
IdインA? IJアル、ケミカルズ社Vict*ex
 PES、変形温度230℃)、ポリアミドイミド(例
えばア′モコ社Torlon、変形温度274℃)等が
あるが、特に?リエステルイミド、又はポリエーテルサ
ルフオンが好まシイ。
而して本発明において特に重装な点は、粉体樹脂塗料を
導体上に塗装した場合にその外観が良好ガものをうるた
めに、上記ポリエステルオリゴマー(A)と熱可塑性樹
脂(B)との混練後の樹脂の軟化点を100〜200℃
に保持することである。この温度未満の場合には常温に
おける粉体樹脂の保存性が悪く、又200℃を超えたも
のである場合には十分に流動しないまま熱硬化するため
、得られる塗膜の外観が阻害される。このためポリエス
テルオリゴマー(A)は化学構造の繰り返し単位が2〜
10、特に3〜6程度のものが好ましい。このようなポ
リオリゴマー(A)はポリオール成分を過剰にすること
によりえられるものであり、末端に水酸基を有すること
が必要である。その理由は熱可塑性樹脂(B)との混練
する際に、あたかも可塑剤的役割シを果すためである。
又この混練の方法については特に駆足するものではない
が、2軸のベント付スクリュー押出機が良好である。
なおポリエステルオリゴマー(A)を合成する際の触媒
とは別に、熱可塑性樹脂(B)と混練する際に、有機金
属塩例えばTi−オクチレングリコール、Ti−アセチ
レンアセトネート、オクチル酸亜鉛等を硬化触媒として
使用することが有効である。
又本発明ポリエステル系樹脂粉体塗料に流動調整剤とし
て?リアクリレート例えはモンサント社製Modatl
onやレベリング剤例えは3M社製FC−430又は少
量の有機、無機顔料、吸湿防止用としてシリカ粉末を添
加してもよい。
(実施例) 参考例(1) 、4? l)エステルオリゴマーの合成テレフタル酸ジ
メチル3880p(2’Oモル)、エチレングリコール
1xts、2(i 8モル)、グリセリン5537(6
モルつ、ソルベントナフサ200 ?及び酢酸鉛10y
−と金120℃にて溶解後、毎時10℃づつ上昇し、2
20℃まで昇温せしめ、その途中約14805’のメチ
ルアルコール及びナフサ金分縮回収してポリエステルオ
リゴマーをえた。これを冷却した後粉砕した。
参考例(2) ポリエステルイミドオリゴマーの合成 トリメリット酸無水物960p(5モル)、4 、4′
−ジアミノノフェニルメタン501−(2,5モル)及
びエチレングリコール1860F(30モル)全窒素雰
囲気中で230℃まで昇温し、内容物が透明になったと
きに、温度を150℃まで降下せしめ全留出物(水中エ
チレングリコール)が140(lになるまで減圧留出す
る。その後トリス−(2−ヒドロキシエチル)インシア
ヌレート1630y−(6,25モル)、テレフタル酸
ジメチル1940p(10モル)及び酸化鉛551−、
ソルベントナフサ200 pを夫々添加し、再度220
″Cまで昇温せしめ、その途中において約8401のメ
チルアルコール及びナフサを分縮回収してポリエステル
イミドオリゴマーをえた。これを冷却した後粉砕した。
実施例(1) 参考例(りのポリエステルオリゴマー4縁、ポリエーテ
ルイミド樹脂(ゼネラルエレクトリック社q− 製Ultem 411000 ) 4 Kl、チタンア
セチルアセトネートsoy及びレベリング剤(3M社製
FC−430)41を、スクリュー径30諒L/D=2
8のベント付き2軸スクリ一−押出機を用いて最高シリ
ンダ温度350°にて溶融混合した後冷却し、直ちに微
粉砕して44μmの篩で約80%ノ母スして本発明ポリ
エステル系樹脂粉体塗料をえた。
なお粉体樹脂塗料の軟化点は約160℃であった。
実施例(2) 参考例(2)のポリエステルイミドオリゴマー4Kf、
ポリエーテルサルフォン樹脂(インペリアルケミカルズ
社製Victrex PESす300P ) 2 Fy
、チタンアセチルアセトネート601i4及びレベリン
グ剤(F’C−430) 351−を、実施例(1)と
同様の押出機を使用して最高シリンダー度330℃にて
浴融混合した後、冷却し直ちに微粉砕して44μmの篩
にて約75%・ぐスした本発明のポリエステル系樹脂粉
体塗料をえた。
なお粉体樹脂塗料の軟化点は約145℃であった。
−10= 比較例(1) ポリエステルオリゴマー4に9とポリエーテルイミドl
Kqとを使用した以外はすべて実施例(1)と同様にし
て溶融混合した樹脂を微粉砕し44μmの篩にて約65
%ノJ?スした比較例のポリエステル系樹脂粉体塗料を
えた・ なお粉体樹脂塗料の軟化点は約80℃であった。
比較例(2) 、j? IJエステルイミドオリゴマー2に9とポリエ
ーテルサルフォン4Kfとを使用した以外はすべて実施
例(2)と同様にして溶融混合した樹脂を微粉砕し、4
4μmの篩にて約80%ノやスした比較例のポリエステ
ル系樹脂粉体塗料をえた。
なお粉体塗料の軟化点は約230℃であった。
斯くして得た本発明ポリエステル系樹脂粉体塗料と比較
例ポリエステル系樹脂粉体塗料を用いて平角軟銅WM(
2x s l11m )の外側に静電流動浸漬法によシ
膜厚約60μmになるように電圧を調整して粉体樹脂塗
装を行った後、最高450℃の焼付温度にて焼付して夫
々絶縁電綴をえた。
この絶縁電線について性能を測定した。その結果は第1
表に示す通9である。
第  1  表 (発明の効果) 以上詳述した如く本発明のポリエステル系樹脂粉体塗料
によれば導体に塗装して絶縁′亀腺をうるにおいて、1
回の塗装にて外観良好にて所望の膜厚の絶縁電線を製造
することが出来、しかも該絶縁電線は優れた耐熱性を廂
する等工業上極めて有用のものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリカルボン酸とポリオールまたは更に芳香族ポリアミ
    ン、ポリイソシアネートとの反応によりえられるポリエ
    ステル系オリゴマー(A)と、ASTMD−648に規
    定された荷重18.6Kg/cm^2における熱変形温
    度が150℃以上の耐熱性熱可塑性樹脂(B)とを、軟
    化点が100〜200℃になるような割合に上記(A)
    、(B)を混練し、冷却後粉砕したことを特徴とするポ
    リエステル系樹脂粉体塗料。
JP11232988A 1988-05-11 1988-05-11 ポリエステル系樹脂粉体塗料 Pending JPH01284568A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140030535A1 (en) * 2011-03-02 2014-01-30 Dow Glabal Technologies LLC Coating composition and articles made therefrom
CN104140747A (zh) * 2014-07-11 2014-11-12 安徽桑瑞斯环保新材料有限公司 一种隔热粉末涂料

Cited By (3)

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