JPH01284472A - ダイカストマシンのガス抜きバルブ制御装置 - Google Patents
ダイカストマシンのガス抜きバルブ制御装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ャビティ内のガス抜き真空バルブ開閉の制御装置に関す
る。 【従来の技術l 従来、ガス抜き真空バルブを開閉制御するためには射出
プランジャのストローク位置をリミットスイッチとドグ
の関係位置で調整していた。(ガス抜き真空バルブの構
造は第1図の2と同じであり第1図参照) 【発明が解決しようとする課題I しかしながら、高速射出ストロークの所要時間は極めて
短時間であり、ガス抜き真空バルブのソレノイドバルブ
の作動遅れ時間(リレー作動時間を含め)と大差ないも
ので、従って前記リミットスイッチの調整は非常に重大
である。実際上は非常に困難であり、もし、ガス抜き真
空バルブの閉塞が遅れると溶湯を噴出することになり危
険である。 本発明は高速射出実スタート位置を実測して、最適のタ
イミングでガス抜き真空バルブを作動させるようにする
制御装置を提供するにある。 【!!題を解決するための手段1 射出プランジャのストローク位置を検出する位置検出器
と、該位置検出器のパルス信号を入力して射出速度を演
算し、前記射出プランジャが低速射出速度から高速射出
速度に切り換わる際の、その実際の射出速度の増速変曲
点を実測して高速射出実スタート位置とし、この位置よ
り可変の入力値(M)を加算、減算した位置でガス抜き
真空バルブを閉塞する信号を出力し、前記射出プランジ
ャが射出スリーブの給湯口を閉塞する位置で前記ガス抜
き真空バルブを開く信号を出力する演算装置と、その演
算装置にデータを入力する入力器とで構成し、また、ガ
ス抜き真空バルブの閉塞を検知するセンサを具備し、そ
の閉ストローク位置(N3)を実測して、その設定スト
ローク(N)に一致させるように、試鋳サイクルにより
、学習側御して最適射出条件を自動的に設定するように
されたガス抜き真空バルブ開閉制御装置とする。 [作用] そして本発明は前記の手段により、高速射出実スタート
位置を実測し、演算装置で最適の射出プランジャのスト
ローク位置を検出し、かつ、ガス抜き真空バルブの閉塞
ストローク位置を検出し。 試鋳サイクルにより、学習制御して、最適のタイミング
でガス抜き真空バルブを作動させる。 [実施例1 第1図は、本発明の一実施例のブロック線図を含む概略
図で、lはダイカスト金型装置、2はガス抜き真空バル
ブ装置、3は射出スリーブ、4は射出プランジャ、5は
給湯用ラドル、6は前記射出スリーブ3の給湯口である
。7は給湯された溶湯であり、前記射出プランジャ4が
右行して射出されるとキャビティ8に充填される。9は
ガス抜き溝で、溶湯の充填に伴いキャビティ内のガスが
排出され、排出口lOから真空装!111によって吸引
され排出される。12は前記ガス抜き真空バルブall
のバルブで油室圧シリンダ13によって開閉される。1
4はソレノイドバルブ、15は油空圧源である。 ところでソレノイドバルブの開閉は、前記射出プランジ
ャ4のストローク位置で制御されるが、16は射出シリ
ンダ装置で、17はそのピストンロッドであり、そのス
トローク位置は位置検出器18でパルスを発生させアブ
ソリュート型りニヤーエンコーダで検知して信号を出す
構成をしており正確に検出される。19は、前記射出シ
リンダの油圧制御バルブでソレノイドバルブ20を切り
換えて低速射出速度から高速射出速度に切り換えるよう
になっている。21はピストンアキュムレータ、22は
ガスアキュムレータである。23は入力器でテンキーな
どからデータを演算装置24に入力し、CRTなどの表
示器25から出力され、また、出力インターフェース2
6を通してアンプ27.28.29.30で出力を増幅
し、前記ソレノイドバルブ14および20を作動させる
ようになっている。31は入力装置、32は出力装置、
33は中央処理装置、34はRAM。 35はROMでそれぞれ記憶装置である。 以上の構成において、射出プランジャ4のストロークで
前記給湯口6を閉塞するストロークScと、高速射出ス
タート位置のストロークStを前記入力器23から入力
する。入力値は0.5m■単位で入力する。そして実射
出を行い、低速射出速度から高速射出速度への切り換え
の変曲点は、低速射出速度をVtとするとVl(1+0
.1)と10%上昇した点を前記変曲点と定義し、前記
演算装置のマイクロコンピュータで演算して、その点の
ストローク位置を高速射出実スタート位置と定義し、記
憶装置35のROMにそのストロークSLIを記憶させ
る。同時にSLI−M=S L2なる、Mだけ手前で出
力信号を出すように前記演算装置にMを入力器23から
入力し、実射出を行う。 そこで先づ前記ストロークScを前記演算装置24で前
記位置検出器18のパルスをカウントして出力装置32
から信号を出力し、出力インターフェイス26を介して
アンプ28で増幅し、前記ソレノイドバルブ14のソレ
ノイド14aを励磁する。 そこで、前記ガス抜き真空バルブ装N2のバルブ12が
油空圧シリンダ13の作動で開き、金型のキャビティ8
内のガスを排出口lOから真空装置11に排出させる。 次に前記SLIよりM手前のSL2で出力装置32から
信号を出力し、出力インターフェイス26を介してアン
プ27で増幅し、前記ソレノイドバルブ14のソレノイ
ド14bを励磁する。 そこで前記油空圧シリンダ13が作動して前記ガス抜き
真空バルブ2のバルブ12を閉塞する。 さらに射出プランジャが前進してストロークSで充填完
了する。 次に以上のrtII御を第2図のフローチャート図で詳
細に説明する0本発明の制御プログラムであり、第1図
を参照して説明をすると、先づSL 。 S c 、 M 、 S h 、Δtを入力して実射出
サイクルをスタートする。 shは金型固有の製品によって決まる最適高速射出スト
ローク、Δtは高速射出切り換えパルプ装519の作動
遅れによる遅れ時間である。 高速射出実スタート位置の実測は、低速射出速度Vtに
対し10%増加した点としMt、(1+0.1)より大
きくなった点を検出するようにしている。充填完了して
凝固した時点のストロークSを実測して前記V L(1
+0.1 )の点のストローク位置との差をShlとし
、それが高速射出実ストロークである・ 以上の試鋳サイクルを複数回、n回試行しサンプリング
制御でShlの平均値を決定する。 次にこのShtと最初に入力した最適値shと比較し、
学習制御によって5hl=Shとする。 次にガス抜き真空バルブの開閉制御のタイミングを設定
するが、S5−3hl−でソレノイド14bを作動させ
てガス抜き真空バルブ装置2を閉塞させるようにし、前
記高速射出実スタート位置5−3h+で、前記ガス抜き
真空バルブのバルブ12が閉塞するようにタイミングを
一致させることが本発明の特徴である。 助成におけるMはガス抜き真空バルブの閉塞までの作動
遅れと、給湯量のバラツキによるものであり、前記作動
遅れ時間をΔtsとし、前記給湯バラツキによるビスケ
ット厚さB(第1図参照)のバラツキをΔB、余裕値を
Cとすると、M=ΔB+ (VL XΔts)+C(V
tは低速射出速度)となる、前記フローチャート図にお
けるMをΔB+ (VL XΔts)+Cとして演算プ
ログラムを入れてもよい。 なお、本発明におけるガス抜き真空バルブは。 真空装置に連通ずることを限定するものではなく、ガス
排出口10を直接大気に開放する場合も適用する。 次に第3図は本発明の別の実施例であり、第1図と同一
部分については一部の図示を省略し、又は同一符号を付
して説明の重複を避ける。 本発明の別の実施例の特徴は、ガス抜き真空バルブ装置
2のバルブ12と油空圧シリンダ13のピストンロッド
を結谷するカップリング37に磁性材を取着し、近接セ
ンサ36を前記油空圧シリンダ13の固定部材に取付け
て、前記バルブ12が完全に閉塞した状態で閉塞信号パ
ルスを発信するようにしている。 そこで制御の特徴について説明すると、第1図において
説明した高速射出実スタート位置のストロークSLIに
対し、可変の入力値Mを入力器23から演算装置24に
入力する。そしてSL±M=Stゴとするストローク位
2tStsで、ソレノイドバルブ14のソレノイド14
bに励磁電流を印荷する。そこで油空圧シリンダ13を
作動させ、バルブ12を閉塞させると近接センサ36に
磁性材37が近接して閉塞信号パルスを発信する。第4
図(e)はその閉塞信号パルスを示しており、そのスト
ローク位置をSVCとする。 また、第4図において5vc−3c=NのNをガス抜き
真空バルブ装置の最適閉塞位置とし、前記入力器23か
ら演算装置24に入力し、記憶装置に記憶する。 第4図の横軸は射出プランジャのストローク位置であり
、その(a)図は射出プランジャの速度線図であり縦軸
はその速度である。 第4図(b)はソレノイドバルブ14の14bソレノイ
ドに印荷される電圧を示しており、St±M=SL3が
、その印荷されるストローク位置である。 第4図(c)はガス抜き真空バルブ装置の閉塞検知セン
サ(第3図において符号36)の閉塞信号パルスを示し
ており、Nは前記したように最適閉塞位置で設定値、N
3は実測値(Suc+は射出プランジャの始点からのス
トローク位置の実測値)である。 以下、本発明の別の実施例の制御プログラムを第5図の
フローチャート図に従って説明する。 即ち、SL 、Sc 、M、Sh、Δt 、N、6M
を先づ、入力器23から入力する。そこで、St 、
Sc 、M、Sh 、Δtは第2図と同様であるから説
明は省略する。Nは前記の最適閉塞位置、6Mは前記可
変の入力値Mの修正値で最小単位を例えば0.5■履と
している。 そこで実射出サイクルをスタートさせ、n回の試鋳サイ
クルを続けて、サンプリングの平均値Sh+を実測値か
ら演算する。 次KSh+ =Shを比較、判断してΔtの修正を行い
学習制御(第2図で詳細に説明しているので省略する)
して、5hl=shとする。 次ニストローク位at S cでソレノイド14aの作
動出力を出し、ガス抜き真空バルブ装置2を開く。 次に(S−3h+)±M(=SL3)でソレノイド14
bの作動出力を出し、ガス抜き真空バルブ装置2を閉塞
する。 次にガス抜き真空バルブ装置2の閉塞を検知する閉塞信
号パルスによって、そのストローク位置N3を実測し、
n回のサンプリングの平均値N3を演算する。 次にN3 =Nを比較、判断し、もし等しくなければ、
Mに修正値ΔMを加算、減算して修正し、N? =Nと
するまで学習制御を実行する。 以上で試鋳サイクルが完了し、連続実射出最適条件が自
動的に設定できる。 なお、近接センサ36は磁気センサに限定するものでは
なく、接触形のリミットスイッチでもよい。 【発明の効果1 以上述べたように、ガス抜き真空バルブの開閉制御は、
試鋳プログラム実行で、金型固有の製品に最適の射出条
件を設定したうえで、さらに最適ガス抜き真空バルブ開
閉タイミングが自動的に設定される。従って品質の安定
したダイカスト製品を最小の試鋳回数で得ることができ
る。
む機械装置の断面図、第2図はフローチャート図である
。 第3図〜第5図は本発明の別の実施例を示し、第3図は
第1図と同様の概略図、第4図は射出プランジャのスト
ローク位置に対する線図で(a)は射出プランジャの速
度、(b)はソレノイド14bの印荷電圧、(C)はガ
ス抜き真空バルブ閉塞信号パルスをそれぞれ示し、第5
図はフローチャート図である。 l・・・ダイカスト金型装置、2・・・ガス抜き真空バ
ルブ装置、3・・・射出スリーブ、4・・・射出プラン
ジャ、6・・・給湯口、7・・・溶湯、8・・・キャビ
ティ、16・・・射出シリンダ装置、18・・・位置検
出器、23・・・入力器、24・・・演算装置、36・
・・近接センサ、SL・・・高速射出スタート位置の入
力値(低速射出ストローク)。 Sc・・・給油口を閉塞するストローク位置。 sh・・・高速射出ストローク(入力値)。 Sh】・・・高速射出実ストローク。 Δt・・・高速射出切換バルブの作動遅れ時間。 Δts・・・ガス抜き真空バルブの作動遅れ時間。 ■!・・・低速射出速度。 SVC・・・ガス抜き真空バルブ閉塞信号パルスのスト
ローク。
Claims (2)
- (1)ダイカストマシンの射出プランジャのストローク
位置からガス抜き真空バルブ開閉を制御する装置であっ
て、射出プランジャのストローク位置を検出する位置検
出器と、該位置検出器の信号を入力して射出速度を演算
し、前記射出プランジャの低速射出から高速射出への切
り換え点における、前記射出速度の増速変曲点を実測に
より検出して高速射出実スタート位置とし、該位置より
可変の入力値(M)を加算、減算した位置で前記ガス抜
き真空バルブを閉塞する信号を出力し、前記射出プラン
ジャが射出スリーブの給湯口を閉塞する位置で前記ガス
抜き真空バルブを開く信号を出力する演算装置と、該演
算装置にデータを入力する入力器とで構成され、試鋳サ
イクルにより学習制御で最適射出条件を自動的に設定す
ることを特徴とするガス抜き真空バルブ開閉制御装置。 - (2)特許請求の範囲第1項記載の制御装置において、
ガス抜き真空バルブの閉塞を検知するセンサを具備し、
その閉塞ストローク位置(N_3)を実測して、その設
定ストローク位置(N)に一致させるように学習制御し
て最適射出条件を自動的に設定することを特徴とするガ
ス抜き真空バルブ開閉制御装置。
Priority Applications (4)
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Cited By (4)
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EP0475654A2 (en) * | 1990-09-14 | 1992-03-18 | Ryobi Ltd. | Metal mold structure having gas venting unit and jig for removing the gas venting unit in injection molding apparatus |
JP2016016431A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 宇部興産機械株式会社 | 鋳造装置及び製品の良否判定方法 |
WO2021024582A1 (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-11 | 宇部興産機械株式会社 | ダイカストマシンの制御装置、制御パラメータの設定に用いられる指標値を取得する装置および方法 |
JP2021090988A (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 株式会社Japan Mold Trade | 真空ダイキャストのガス抜き装置用バルブ制御ボックス |
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1988
- 1988-06-27 JP JP15828588A patent/JP2713736B2/ja not_active Expired - Lifetime
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