JPS62292251A - 金型ガス抜き装置における弁閉タイミング検知方法 - Google Patents
金型ガス抜き装置における弁閉タイミング検知方法Info
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- JPS62292251A JPS62292251A JP13611286A JP13611286A JPS62292251A JP S62292251 A JPS62292251 A JP S62292251A JP 13611286 A JP13611286 A JP 13611286A JP 13611286 A JP13611286 A JP 13611286A JP S62292251 A JPS62292251 A JP S62292251A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
[産業上の利用分野1
本発明は、ダイカストマシンなどの射出成形装置におい
て、金型用ガス抜き装置の弁閉タイミングを検知する方
法に関するものである。
て、金型用ガス抜き装置の弁閉タイミングを検知する方
法に関するものである。
[従来の技術]
射出成形装置において、アルミニウム合金等の鋳造を行
う場合、鋳造物の品質向上を目的として、射出時に金型
キャビティ内の空気を排出するために、金型のガス排出
通路部に、エアベントバルブとも呼ぶ金型用ガス抜き装
置ないしはガス抜き弁が使用される。
う場合、鋳造物の品質向上を目的として、射出時に金型
キャビティ内の空気を排出するために、金型のガス排出
通路部に、エアベントバルブとも呼ぶ金型用ガス抜き装
置ないしはガス抜き弁が使用される。
第2図は、ダイカストマシンの射出時における射出速度
の変化状態の1例を示す線図であり、横軸に時間t、縦
軸に射出速度Vをとっている。第2図中、VLは射出前
半の低速射出速度、vHは射出後半の高速射出速度を示
す。
の変化状態の1例を示す線図であり、横軸に時間t、縦
軸に射出速度Vをとっている。第2図中、VLは射出前
半の低速射出速度、vHは射出後半の高速射出速度を示
す。
第3図(a)、(b)、(C)には、それぞれ、第2図
における射出スタート開始時のA点、射出途中において
低速射出から高速射出への切替わり時点であるB点、お
よび、射出終了時の0点における溶湯の状態を示す。
における射出スタート開始時のA点、射出途中において
低速射出から高速射出への切替わり時点であるB点、お
よび、射出終了時の0点における溶湯の状態を示す。
第3図(a)〜(C)において、1は固定盤、2は可動
盤、3は固定金型、4は可動金型、5は射出スリーブ、
6はマシンベース、7は射出プランジャ、8はプランジ
ャチップ、14はエアベントバルブ、16は溶湯、17
は金型3,4のキャビティである。
盤、3は固定金型、4は可動金型、5は射出スリーブ、
6はマシンベース、7は射出プランジャ、8はプランジ
ャチップ、14はエアベントバルブ、16は溶湯、17
は金型3,4のキャビティである。
また、エアベントバルブ14は、例えば、特公昭60−
21817号公報等に示されていて、第4図に示すよう
な構造になっており、射出された溶湯の慣性力で閉じう
るようになっている。
21817号公報等に示されていて、第4図に示すよう
な構造になっており、射出された溶湯の慣性力で閉じう
るようになっている。
第4図に示すように、固定金型3と可動金型4の突合わ
せ面には、金型キャビティ17から金型外に通じるガス
排出路の途中に、金型キャビティ17から進んで来る溶
湯により動かされてガス排出路を閉鎖しうるようにした
ガス抜き弁14が設けられている。このガス抜き弁14
の弁座を有するスプール18は、固定金型3にブラケッ
)19を介して取付けられたシリンダ20のピストンロ
ッド20aに連結されており、スプール18は固定金型
3と可動金型4の金型突合わせ面に形成された穴に嵌合
される。ガス抜き弁14は金型キャビティ17に通じる
ガス排出路21に臨んでいる弁22を有し、その弁棒2
2aはスプール18に摺動自在に取付けられていて、弁
棒22aには、スプール18の天井部との間に取付けら
れた引張ばね23により常時弁22を閉じる方向への力
が与えられている。また、弁棒22aの途中の段付部2
2bには、スプール18の横穴の中に取付けられている
ボール29と圧縮ばね30と調整ボルト31などからな
る係止具24が対向して配されている。そして、弁22
が開いているときは、ボール29が段付部22bに押付
けられていて、弁22が小さな力では締らないようにし
てあり、金型キャビティ17から進んで来る溶湯が弁2
2の下面の弁頭部22cに衝突し、弁22に溶湯の慣性
力が作用すれば、弁22が上方に押され、その時、ボー
ル29は後退するようになっている。弁棒22aの上部
には、アーム32が、スプール18の壁を貫通した状態
で設けられており、係止具24のボール29が後退して
弁22が閉じたときに、アーム32の一部と接触して作
動しうる位置に位置センサ15が配置されている。
せ面には、金型キャビティ17から金型外に通じるガス
排出路の途中に、金型キャビティ17から進んで来る溶
湯により動かされてガス排出路を閉鎖しうるようにした
ガス抜き弁14が設けられている。このガス抜き弁14
の弁座を有するスプール18は、固定金型3にブラケッ
)19を介して取付けられたシリンダ20のピストンロ
ッド20aに連結されており、スプール18は固定金型
3と可動金型4の金型突合わせ面に形成された穴に嵌合
される。ガス抜き弁14は金型キャビティ17に通じる
ガス排出路21に臨んでいる弁22を有し、その弁棒2
2aはスプール18に摺動自在に取付けられていて、弁
棒22aには、スプール18の天井部との間に取付けら
れた引張ばね23により常時弁22を閉じる方向への力
が与えられている。また、弁棒22aの途中の段付部2
2bには、スプール18の横穴の中に取付けられている
ボール29と圧縮ばね30と調整ボルト31などからな
る係止具24が対向して配されている。そして、弁22
が開いているときは、ボール29が段付部22bに押付
けられていて、弁22が小さな力では締らないようにし
てあり、金型キャビティ17から進んで来る溶湯が弁2
2の下面の弁頭部22cに衝突し、弁22に溶湯の慣性
力が作用すれば、弁22が上方に押され、その時、ボー
ル29は後退するようになっている。弁棒22aの上部
には、アーム32が、スプール18の壁を貫通した状態
で設けられており、係止具24のボール29が後退して
弁22が閉じたときに、アーム32の一部と接触して作
動しうる位置に位置センサ15が配置されている。
位置センサ15はスプール14の一部に取付けられてい
る。なお、ガス排出路21の途中と、スプール18の弁
座部の直前位置との間には、紙面と直角な方向に迂回し
たガス排出用のバイパス通路33が設けられている。ま
た、ブラケット19の一部にはストッパ34が取付けら
れており、スプール18の上昇中に、アーム32がスト
ッパ34に当り、閉状態にある弁22を開きうるように
なっている。
る。なお、ガス排出路21の途中と、スプール18の弁
座部の直前位置との間には、紙面と直角な方向に迂回し
たガス排出用のバイパス通路33が設けられている。ま
た、ブラケット19の一部にはストッパ34が取付けら
れており、スプール18の上昇中に、アーム32がスト
ッパ34に当り、閉状態にある弁22を開きうるように
なっている。
ガス抜き弁14はスプール18の壁面部に排気路26を
有し、排気路26は、射出途中において、金型キャビテ
ィ17内のガスを排出できるように、図示していない真
空発生装置に連結されている。
有し、排気路26は、射出途中において、金型キャビテ
ィ17内のガスを排出できるように、図示していない真
空発生装置に連結されている。
第3図(a)に示すような射出スタート時、エアベント
バルブ14は閉の状態になっていて、真空引きしない状
態になっている。第3図(b)に示すように、金型キャ
ビティ17内に溶湯16がさしかかった時点で、エアベ
ントバルブ14は開の状態になり、真空引きが開始され
る。エアベントバルブ14は真空装置に連結されており
、金型キャビティ17内のエアが排出される。第3図(
c)に示すように、金型キャビティ17内に溶s16が
充填された時点で、エアベントバルブ14は溶湯16の
慣性力の作用により閉の状態になる。
バルブ14は閉の状態になっていて、真空引きしない状
態になっている。第3図(b)に示すように、金型キャ
ビティ17内に溶湯16がさしかかった時点で、エアベ
ントバルブ14は開の状態になり、真空引きが開始され
る。エアベントバルブ14は真空装置に連結されており
、金型キャビティ17内のエアが排出される。第3図(
c)に示すように、金型キャビティ17内に溶s16が
充填された時点で、エアベントバルブ14は溶湯16の
慣性力の作用により閉の状態になる。
このエアベントバルブ動作で、開から閉へのタイミング
は、射出スタート信号発信時からの時間を管理値として
検知し、管理されている。
は、射出スタート信号発信時からの時間を管理値として
検知し、管理されている。
すなわち、エアベントバルブ14の閉じる時点を検知す
ることによって、射出した溶湯の量が丁度所望の量であ
ったか否かを検知する。今、エアベントバルブ14が溶
湯の慣性力で閉じるのが、所望の時点より早すぎれば、
射出する溶湯の量が多すぎて、無駄であるばかりでなく
、射出中に低速射出から高速射出に切替わったとき、溶
湯16が、第3図(b)に示したよりも多い量、すでに
キャビティ17の中に入り込んでいるということになる
ので、高速射出への切替えタイミングが遅すぎて、湯温
低下、湯回り不可などによる不良射出成形品の発生など
という不都合が生じることになる。逆に、エアベントバ
ルブ14が閉じるのが遅すぎれば、射出する溶湯の量が
少なすぎたということなので、その時は、低速射出から
高速射出へ切替わったとき、溶湯16はまだキャビティ
17に入っておらず、射出スリーブ5内の溶湯の先端部
は高速射出に切替わってゲートからキャビティ17内に
初めて入るとき、かなりの乱流となり、この時、ガスを
巻込むことになり、溶湯の中に気泡が入り、巣のある射
出成形品ができるという不都合が生じることになる。し
たがって、エアベントバルブ14が閉じるタイミングが
丁度良いか否か、ある所望の範囲内に入っているか否か
を検知することは意義があることである。勿論、エアベ
ントバルブの閉じるタイミングが所望の範囲外であれば
、それに応じて、次回に射出する溶湯の供給量を変えれ
ば良い。
ることによって、射出した溶湯の量が丁度所望の量であ
ったか否かを検知する。今、エアベントバルブ14が溶
湯の慣性力で閉じるのが、所望の時点より早すぎれば、
射出する溶湯の量が多すぎて、無駄であるばかりでなく
、射出中に低速射出から高速射出に切替わったとき、溶
湯16が、第3図(b)に示したよりも多い量、すでに
キャビティ17の中に入り込んでいるということになる
ので、高速射出への切替えタイミングが遅すぎて、湯温
低下、湯回り不可などによる不良射出成形品の発生など
という不都合が生じることになる。逆に、エアベントバ
ルブ14が閉じるのが遅すぎれば、射出する溶湯の量が
少なすぎたということなので、その時は、低速射出から
高速射出へ切替わったとき、溶湯16はまだキャビティ
17に入っておらず、射出スリーブ5内の溶湯の先端部
は高速射出に切替わってゲートからキャビティ17内に
初めて入るとき、かなりの乱流となり、この時、ガスを
巻込むことになり、溶湯の中に気泡が入り、巣のある射
出成形品ができるという不都合が生じることになる。し
たがって、エアベントバルブ14が閉じるタイミングが
丁度良いか否か、ある所望の範囲内に入っているか否か
を検知することは意義があることである。勿論、エアベ
ントバルブの閉じるタイミングが所望の範囲外であれば
、それに応じて、次回に射出する溶湯の供給量を変えれ
ば良い。
[発明が解決しようとする問題点1
従来法によるように、射出スタート信号発信時からの時
間を管理値とした場合、射出シリンダの低速射出スター
ト開始時間のばらつき、低速速度のばらつきによる影響
のため、管理値にばらつきが生じる。エアベントバルブ
作動位置を管理する場合、できるだけ外部の影響を削除
しうる管理値を採用する必要がある。
間を管理値とした場合、射出シリンダの低速射出スター
ト開始時間のばらつき、低速速度のばらつきによる影響
のため、管理値にばらつきが生じる。エアベントバルブ
作動位置を管理する場合、できるだけ外部の影響を削除
しうる管理値を採用する必要がある。
本発明では、従来の管理値に対して、射出シリンダの低
速射出スタート開始時間のばらつき、低速速度のばらつ
きの影響を削除することを目的としている。
速射出スタート開始時間のばらつき、低速速度のばらつ
きの影響を削除することを目的としている。
[問題点を解決するための手段および作用]上記の問題
点を解決し、目的を達成するために、外部の影響を受け
にくい管理値を採用することにした。
点を解決し、目的を達成するために、外部の影響を受け
にくい管理値を採用することにした。
そのために1本発明においては、金型キャビティに連通
しているガス排出路を開いている弁が射出中に動かされ
てガス排出路を閉じうるようにし、かつ、弁閉状態にな
ったことを検知する弁閉検知器を弁の弁棒側に設けた金
型用ガス抜き装置を金型のガス排出路に配して射出を行
い、前記弁の弁閉タイミングを検知するとき、低速射出
から高速射出への切換信号の発信点を基点として計測す
るようにし、前記高速射出への切換信号の発信時から弁
閉時までの時間、もしくは、切換信号の発信時から弁閉
時までの射出シリンダストロークによって検知するよう
にした。
しているガス排出路を開いている弁が射出中に動かされ
てガス排出路を閉じうるようにし、かつ、弁閉状態にな
ったことを検知する弁閉検知器を弁の弁棒側に設けた金
型用ガス抜き装置を金型のガス排出路に配して射出を行
い、前記弁の弁閉タイミングを検知するとき、低速射出
から高速射出への切換信号の発信点を基点として計測す
るようにし、前記高速射出への切換信号の発信時から弁
閉時までの時間、もしくは、切換信号の発信時から弁閉
時までの射出シリンダストロークによって検知するよう
にした。
そして、低速射出から高速射出への切換信号の発信点を
基点として検知した弁閉タイミングの早遅の状態により
、射出時の給湯量の多少を判断し、次回の射出時におけ
る給湯量を所望の量に調整しうるようにした。
基点として検知した弁閉タイミングの早遅の状態により
、射出時の給湯量の多少を判断し、次回の射出時におけ
る給湯量を所望の量に調整しうるようにした。
[実施例]
第1図にダイカストマシンにおける測定例を示す。
第1図において、lは固定盤、2は可動盤、3は固定金
型、4は可動金型、5は射出スリーブ。
型、4は可動金型、5は射出スリーブ。
6はマシンベース、7は射出プランジャ、8はプランジ
ャチップ、9は射出シリンダ、lOは射出シリンダ9の
ピストンロッド9&および射出プランジャ7と一体に取
付けであるマグネットスケール、11はマグネットスケ
ールlOの位置を検知するスケールセンサ、12はタイ
マおよび演算機能を有するコントローラ、13はコント
ローラ12に指令値を入力するオペレータコンソール、
14は、例えば、第4図に示したような構造のエアベン
トバルブ、15はエアベントバルブ14が閉じたことを
検知する弁閉検知器である。
ャチップ、9は射出シリンダ、lOは射出シリンダ9の
ピストンロッド9&および射出プランジャ7と一体に取
付けであるマグネットスケール、11はマグネットスケ
ールlOの位置を検知するスケールセンサ、12はタイ
マおよび演算機能を有するコントローラ、13はコント
ローラ12に指令値を入力するオペレータコンソール、
14は、例えば、第4図に示したような構造のエアベン
トバルブ、15はエアベントバルブ14が閉じたことを
検知する弁閉検知器である。
射出ストロークと射出速度は、射出シリンダ9に取付け
られているマグネットスケールlOの信号を、スケール
センサ11によりコントローラ12に取込み、内部で演
算処理し、連続的に求める0時間については、コントロ
ーラ12の内部に内蔵された基準クロックにより計測さ
れる。
られているマグネットスケールlOの信号を、スケール
センサ11によりコントローラ12に取込み、内部で演
算処理し、連続的に求める0時間については、コントロ
ーラ12の内部に内蔵された基準クロックにより計測さ
れる。
高速射出切換信号は、コントローラ12で演算処理され
たストローク値がオペレータコンソール13より入力さ
れた高速射出切換位置の値になった時に発せられる。エ
アベントバルブ14が閉じたという作動信号は、エアベ
ントバルブ14に取付けられているセンサ15により検
知し、このセンサ15がONになり、コントローラ12
に取り入れらる。そして、高速射出切換信号の発信から
弁閉確認信号が入るまでの時間と、その間の射出ストロ
ークを求める。
たストローク値がオペレータコンソール13より入力さ
れた高速射出切換位置の値になった時に発せられる。エ
アベントバルブ14が閉じたという作動信号は、エアベ
ントバルブ14に取付けられているセンサ15により検
知し、このセンサ15がONになり、コントローラ12
に取り入れらる。そして、高速射出切換信号の発信から
弁閉確認信号が入るまでの時間と、その間の射出ストロ
ークを求める。
今、この測定例において、射出条件を、低速射出速度V
L、高速射出速度vH,高速切換位置SLとした場合の
本発明の方法について説明する。
L、高速射出速度vH,高速切換位置SLとした場合の
本発明の方法について説明する。
まず、管理値を高速切換信号の発信時からエアベントバ
ルブ作動時までの時間にした場合について説明する。第
5図および第6図は、コントローう12より、時間tを
横軸にし、射出速度Vを縦軸にして出力したものである
。第5図において、実線は基準値で、破線は基準値に対
して射出シリンダ動作開始のみがΔを遅れた場合のもの
である。勿論、実線で示した基準値においても、射出ス
タート開始指令が発信されてから、実際に射出シリンダ
9のピストンロッド9aが低速スタートするまでのおく
れは若干ある。従来法では、管理値はt□からtlに変
化するのに対して、本発明による方法では、管理値tH
O=tH1となり、射出シリンダ動作開始タイミングに
よる影響を受けない。
ルブ作動時までの時間にした場合について説明する。第
5図および第6図は、コントローう12より、時間tを
横軸にし、射出速度Vを縦軸にして出力したものである
。第5図において、実線は基準値で、破線は基準値に対
して射出シリンダ動作開始のみがΔを遅れた場合のもの
である。勿論、実線で示した基準値においても、射出ス
タート開始指令が発信されてから、実際に射出シリンダ
9のピストンロッド9aが低速スタートするまでのおく
れは若干ある。従来法では、管理値はt□からtlに変
化するのに対して、本発明による方法では、管理値tH
O=tH1となり、射出シリンダ動作開始タイミングに
よる影響を受けない。
第6図において、実線は基準値で、破線は基準値に対し
て低速射出速度のみがVLからVLIに変化した場合の
ものである。低速射出速度VLが大きくなれば、その分
だけ高速切換までの時間が短くなる。従来法では、管理
値は、tOからtlに変化するのに対して、本発明によ
る方法では、tHO=tH2となり、低速射出速度変化
による影響を受けない。
て低速射出速度のみがVLからVLIに変化した場合の
ものである。低速射出速度VLが大きくなれば、その分
だけ高速切換までの時間が短くなる。従来法では、管理
値は、tOからtlに変化するのに対して、本発明によ
る方法では、tHO=tH2となり、低速射出速度変化
による影響を受けない。
次に、管理値を高速切換信号の発信時からエアベン)
/<ルブ作a時までの射出シリンダストローク、射出シ
リンダ動作開始からエアベントバルブ作動時までの射出
シリンダストローク、とした場合について説明する。
/<ルブ作a時までの射出シリンダストローク、射出シ
リンダ動作開始からエアベントバルブ作動時までの射出
シリンダストローク、とした場合について説明する。
第7図は、コントローラ12より、時間tを横軸にし、
射出シリンダストロークStを縦軸として出力したもの
である。第7図において、実線は基準値で、破線は基準
値に対して射出シリンダ低速射出開始のみがΔを遅れた
場合のものである。
射出シリンダストロークStを縦軸として出力したもの
である。第7図において、実線は基準値で、破線は基準
値に対して射出シリンダ低速射出開始のみがΔを遅れた
場合のものである。
射出シリンダストロークカウント開始位置および高速切
換信号発信時の射出シリンダストロークカウント開始位
置SLは一定のため、射出シリンダ動作開始が変化して
も、管理値sH,sは常に一定となる。
換信号発信時の射出シリンダストロークカウント開始位
置SLは一定のため、射出シリンダ動作開始が変化して
も、管理値sH,sは常に一定となる。
第8図において、実線は基準値で、破線は基準値に対し
て低速射出速度のみがVLからVL2に変化した場合の
ものである。射出シリンダストローク開始位置および高
速切換信号発信時の射出シリンダストロークカウント開
始位置SLは一定のため、低速射出速度が変化しても、
管理値5HeSは常に一定となる。
て低速射出速度のみがVLからVL2に変化した場合の
ものである。射出シリンダストローク開始位置および高
速切換信号発信時の射出シリンダストロークカウント開
始位置SLは一定のため、低速射出速度が変化しても、
管理値5HeSは常に一定となる。
このようにして得られた正確な管理値により、正確な弁
閉タイミングを検知することができる。
閉タイミングを検知することができる。
したがって、この検知した弁閉タイミングを、あらかじ
めオペレータコンソール13に入力しておいた時間tま
たは射出ストロークStによる所望の弁閉タイミングの
設定値と比較し、ないしは、所望の設定値の範囲内にあ
るか否かを比較し、その良否によって、次回の射出をそ
のままの溶湯量で行うか、または、射出する溶湯量を変
えるような指示を与える。
めオペレータコンソール13に入力しておいた時間tま
たは射出ストロークStによる所望の弁閉タイミングの
設定値と比較し、ないしは、所望の設定値の範囲内にあ
るか否かを比較し、その良否によって、次回の射出をそ
のままの溶湯量で行うか、または、射出する溶湯量を変
えるような指示を与える。
ただし、次回の射出溶湯量を変えるように指示する場合
は、時間または射出シリンダストロークによって検知し
た弁閉タイミングが、設定しておいた所望の弁閉タイミ
ングないしは設定しておいた所望の範囲の弁閉タイミン
グの平均値的タイミングとどれだけの量違うかを検知し
、この数値的な量の大小により、次回の射出溶湯量をど
れだけ増減させたら良いかを指示するようにすることが
できる、勿論、これら弁閉タイミングを示す時間または
射出シリンダストロークによる設定値と検出値の表示、
および、その設定値と検出値の差の表示、さらには、そ
の差によって演算して得られた次回に必要な所望の射出
溶湯量の表示を、表示盤等にディジタル表示することも
できるし、演算して得られた確正な次回の射出溶湯量を
自動給湯装置の操作装置に指示して、次回の射出溶湯量
を自動的に変えうるようにすることもできる。
は、時間または射出シリンダストロークによって検知し
た弁閉タイミングが、設定しておいた所望の弁閉タイミ
ングないしは設定しておいた所望の範囲の弁閉タイミン
グの平均値的タイミングとどれだけの量違うかを検知し
、この数値的な量の大小により、次回の射出溶湯量をど
れだけ増減させたら良いかを指示するようにすることが
できる、勿論、これら弁閉タイミングを示す時間または
射出シリンダストロークによる設定値と検出値の表示、
および、その設定値と検出値の差の表示、さらには、そ
の差によって演算して得られた次回に必要な所望の射出
溶湯量の表示を、表示盤等にディジタル表示することも
できるし、演算して得られた確正な次回の射出溶湯量を
自動給湯装置の操作装置に指示して、次回の射出溶湯量
を自動的に変えうるようにすることもできる。
[発明の効果]
以上説明した様に、本発明方法では、いずれの管理値に
おいても、外部からの影響である射出シリンダの低速射
出スタートによる動作開始のばらつき、低速射出速度の
ばらつきの影響を削除できる。その結果、管理値の外部
の影響によるばらつきを削除することができ、次の効果
が得られる。
おいても、外部からの影響である射出シリンダの低速射
出スタートによる動作開始のばらつき、低速射出速度の
ばらつきの影響を削除できる。その結果、管理値の外部
の影響によるばらつきを削除することができ、次の効果
が得られる。
(1)外部の要因により射出シリンダ動作タイミングが
ばらついても管理値に影響しない。
ばらついても管理値に影響しない。
(2)外部の要因により射出シリンダ速度が不安定にな
った場合でも管理値に影響しない。
った場合でも管理値に影響しない。
(3)管理値を時間だけでなく射出ストロークとしてい
るため、感覚的にわかりやすい。
るため、感覚的にわかりやすい。
(0従来の方法において影響の大きい要素を削除してい
るため、エアベントバルブ作動自体のばらつきをとらえ
ることができる。
るため、エアベントバルブ作動自体のばらつきをとらえ
ることができる。
そして、このようにして得られた正確な弁閉タイミング
が、所望の範囲内であれば、射出した溶湯量が適正であ
ったことを知り、もし、弁閉タイミングが所望の範囲よ
り外に出て、早すぎたり遅すぎたりした場合は、射出し
た溶湯の量が多すぎたり、逆に、少なすぎたりしたとい
うことであるので、湯回り不良や巣の発生のない射出成
形品を得るために、溶湯の量を次回の射出時から、ただ
ちに所望の範囲内におさめうるように制御することがで
きる。
が、所望の範囲内であれば、射出した溶湯量が適正であ
ったことを知り、もし、弁閉タイミングが所望の範囲よ
り外に出て、早すぎたり遅すぎたりした場合は、射出し
た溶湯の量が多すぎたり、逆に、少なすぎたりしたとい
うことであるので、湯回り不良や巣の発生のない射出成
形品を得るために、溶湯の量を次回の射出時から、ただ
ちに所望の範囲内におさめうるように制御することがで
きる。
第1図は本発明の方法を実施するための装置の1実施例
を示す概略図、第2図はダイカストマシンにおける射出
速度の変化状態を示す時間−射出速度線図、第3図(a
)、(b)、(c)は、それぞれ、第2図の線図のA、
B、C点における溶湯の状態を示す縦断面図、第4図は
本発明の1実施例としても使用する従来公知の金型用ガ
ス抜き弁装置の1例を示す縦断面図、第5〜8図は本発
明の方法によるものと従来方法によるものとの弁閉タイ
ミングの管理値の違いを説明するための線図であり、第
5図および第6図は時間−射出速度線図、第7図および
第8図は時間−射出ストローク線図である。 3・・・固定金型、 4・・・可動金型、5・
・・射出スリーブ、 7・・・射出プランジャ、9
・・・射出シリンダ、 10・・・マグネットスケール、 11・・・スケールセンサ、 12・・・コントロー
ラ、13・・・オペレータコンソール、 14・・・金型用のガス抜き弁(エアベントバルブ)、
15・・・弁閉検知器、 16・・・溶湯、17
・・・金型キャビティ、 21・・・ガス抜き溝、22
・・・弁。 特許出願人 宇部興産株式会社 〉冨噛’!A@
を示す概略図、第2図はダイカストマシンにおける射出
速度の変化状態を示す時間−射出速度線図、第3図(a
)、(b)、(c)は、それぞれ、第2図の線図のA、
B、C点における溶湯の状態を示す縦断面図、第4図は
本発明の1実施例としても使用する従来公知の金型用ガ
ス抜き弁装置の1例を示す縦断面図、第5〜8図は本発
明の方法によるものと従来方法によるものとの弁閉タイ
ミングの管理値の違いを説明するための線図であり、第
5図および第6図は時間−射出速度線図、第7図および
第8図は時間−射出ストローク線図である。 3・・・固定金型、 4・・・可動金型、5・
・・射出スリーブ、 7・・・射出プランジャ、9
・・・射出シリンダ、 10・・・マグネットスケール、 11・・・スケールセンサ、 12・・・コントロー
ラ、13・・・オペレータコンソール、 14・・・金型用のガス抜き弁(エアベントバルブ)、
15・・・弁閉検知器、 16・・・溶湯、17
・・・金型キャビティ、 21・・・ガス抜き溝、22
・・・弁。 特許出願人 宇部興産株式会社 〉冨噛’!A@
Claims (3)
- (1)金型キャビティに連通しているガス排出路を開い
ている弁が射出中に動かされてガス排出路を閉じうるよ
うにし、かつ、弁閉状態になったことを検知する弁閉検
知器を弁の弁棒側に設けた金型用ガス抜き装置を金型の
ガス排出路に配して射出を行い、前記弁の弁閉タイミン
グを検知するとき、低速射出から高速射出への切換信号
の発信点を基点として計測するようにした金型用ガス抜
き装置における弁閉タイミング検知方法。 - (2)低速射出から高速射出への切換信号の発信点を基
点として弁閉タイミングを検知するとき、前記高速射出
への切換信号の発信時から弁閉時までの時間、もしくは
、切換信号の発信時から弁閉時までの射出シリンダスト
ロークによって検知するようにした特許請求の範囲第1
項記載の金型用ガス抜き装置における弁閉タイミング検
知方法。 - (3)低速射出から高速射出への切換信号の発信点を基
点として検知した弁閉タイミングの早遅の状態により、
射出時の給湯量の多少を判断し、次回の射出時における
給湯量を所望の量に調整しうるようにした特許請求の範
囲第1項または第2項記載の金型ガス抜き装置における
弁閉タイミング検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13611286A JPS62292251A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 金型ガス抜き装置における弁閉タイミング検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13611286A JPS62292251A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 金型ガス抜き装置における弁閉タイミング検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62292251A true JPS62292251A (ja) | 1987-12-18 |
Family
ID=15167574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13611286A Pending JPS62292251A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 金型ガス抜き装置における弁閉タイミング検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62292251A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59209468A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 射出成形装置における成形管理方法 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP13611286A patent/JPS62292251A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59209468A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 射出成形装置における成形管理方法 |
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