JPS633926A - 射出成形機の射出制御方法及び装置 - Google Patents
射出成形機の射出制御方法及び装置Info
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- JPS633926A JPS633926A JP14609886A JP14609886A JPS633926A JP S633926 A JPS633926 A JP S633926A JP 14609886 A JP14609886 A JP 14609886A JP 14609886 A JP14609886 A JP 14609886A JP S633926 A JPS633926 A JP S633926A
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、射出成形機に適用される射出工程の制御方法
及びその装置に関するものである。
及びその装置に関するものである。
(従来の技術)
一般に、精密成形を実現するためには、金型の形状精度
を確保すると共に、成形時における樹脂の収縮量を適正
に制御することが最も重要なこととされている。
を確保すると共に、成形時における樹脂の収縮量を適正
に制御することが最も重要なこととされている。
従って、いま金型の形状精度が確保された場合成形品の
寸法精度の向上を図ろうとするには、同一の成形収縮量
を毎サイクル再現させることが重要となる。ところで、
樹脂の状態関数は、圧力(P)、比容積(■)、温度(
T)の3つの変数より成り立っている。
寸法精度の向上を図ろうとするには、同一の成形収縮量
を毎サイクル再現させることが重要となる。ところで、
樹脂の状態関数は、圧力(P)、比容積(■)、温度(
T)の3つの変数より成り立っている。
そして、前記成形収縮量は比容積(V)の変化であり、
制御量としては温度(T)及び圧力(P)になる。しか
るに、樹脂温度を直接制御するのは、時定数が大きいた
め射出成形の短いサイクルの中ではその応答性から見て
困難であるので、−般に次の方法がとられている。
制御量としては温度(T)及び圧力(P)になる。しか
るに、樹脂温度を直接制御するのは、時定数が大きいた
め射出成形の短いサイクルの中ではその応答性から見て
困難であるので、−般に次の方法がとられている。
(1)温度安定化−・−シリンダ・ノズル、金型の各温
度の安定化。
度の安定化。
回転数・背圧の閉ループ制
御。
(2)充填時の温度低下の防止−−−一一−−高速充填
により、樹脂が金型により冷却 される以前に充填を完了す る。すなわち、断熱に近い 状態で充填する。
により、樹脂が金型により冷却 される以前に充填を完了す る。すなわち、断熱に近い 状態で充填する。
一方、射出工程における圧力(具体的には型内圧)の制
御は比較的容易であり、その例としてはゲートシールま
で一定圧に保持する従来の制御方法が知られている。
御は比較的容易であり、その例としてはゲートシールま
で一定圧に保持する従来の制御方法が知られている。
第4図に従来例のシステム図を示し、第5図にその制御
パターンを示す。第6図は高速充填時の射出速度、射出
油圧及び型内圧の各実行値を示している。
パターンを示す。第6図は高速充填時の射出速度、射出
油圧及び型内圧の各実行値を示している。
これらの図に従って、まず従来の射出成形機における射
出時の型内圧制御システムについて説明すると、金型1
のランナー部2、キャビティ3のゲート4の近傍、又は
スプルー5の近傍に型内圧P1を検知する型内圧検出器
6が設けられている。8は射出工程中の型内圧の実行値
を記録するオシログラフ等の記録計である。
出時の型内圧制御システムについて説明すると、金型1
のランナー部2、キャビティ3のゲート4の近傍、又は
スプルー5の近傍に型内圧P1を検知する型内圧検出器
6が設けられている。8は射出工程中の型内圧の実行値
を記録するオシログラフ等の記録計である。
指令器9は、射出開始時に初期速度指令値を出し、型内
圧検出器6の型内圧P、出力が制御開始圧P、。に到達
すると、後述の式(1)で表わされる型内圧指令(!!
P□、を発生する。
圧検出器6の型内圧P、出力が制御開始圧P、。に到達
すると、後述の式(1)で表わされる型内圧指令(!!
P□、を発生する。
比較器10は前記検出された型内圧P、を前記型内圧指
令値P m5et から減算して偏差e<=p、、、
t−p、 )を出力し、制御器11は同偏差信号を受け
て偏差eをPID制御の上場幅器12に出力し、サーボ
弁等の制御弁13は前記増幅器12からの出力を受けて
その開度を変えて、アキュムレータ14からの供給油を
調節する。
令値P m5et から減算して偏差e<=p、、、
t−p、 )を出力し、制御器11は同偏差信号を受け
て偏差eをPID制御の上場幅器12に出力し、サーボ
弁等の制御弁13は前記増幅器12からの出力を受けて
その開度を変えて、アキュムレータ14からの供給油を
調節する。
射出成形機の射出部はシリンダ18の左端にノズル7が
、またその右端に射出用油圧シリンダ16が設置されて
おり、シリンダ18の中にスクリュ17が挿入されてい
る。同スクリュ17は射出ラム19にその後端部が固定
されており、射出用油圧シリンダ16に供給される圧油
により左方への射出動作を行なう。なお、15はアキュ
ムレータ14に蓄圧するポンプである。
、またその右端に射出用油圧シリンダ16が設置されて
おり、シリンダ18の中にスクリュ17が挿入されてい
る。同スクリュ17は射出ラム19にその後端部が固定
されており、射出用油圧シリンダ16に供給される圧油
により左方への射出動作を行なう。なお、15はアキュ
ムレータ14に蓄圧するポンプである。
以上の構成において、その作用を述べると、射出開始時
には初期速度指令値に基づく制御弁13の開度で定まる
速度で溶融樹脂の充填が行なわれ、型内圧P、が制御開
始圧p eo に到達すると、指令器9から式(1)
に示す型内圧指令値P ms*t が出力される。
には初期速度指令値に基づく制御弁13の開度で定まる
速度で溶融樹脂の充填が行なわれ、型内圧P、が制御開
始圧p eo に到達すると、指令器9から式(1)
に示す型内圧指令値P ms*t が出力される。
P−−−t−(P−x P−0)(1−exp(
−α□ ))+P、。 −・−(l)1゜ ここで、 P sH’−−−−−−一型内圧目標値α
−一一一一一一勾配調整定数 t 、 −−−−−−一充填時間(第5図参照)型内圧
指令値P□□ と検出された型内圧P。
−α□ ))+P、。 −・−(l)1゜ ここで、 P sH’−−−−−−一型内圧目標値α
−一一一一一一勾配調整定数 t 、 −−−−−−一充填時間(第5図参照)型内圧
指令値P□□ と検出された型内圧P。
とを比較して、両者が一致する様にPIDitilJ御
するようにしているので、弐(1)に追従して型内圧P
、はサージ圧等のオーバーシュートが生じない様に第5
図に示すパターンで上昇し、型内圧目標値PsM に
到達する。
するようにしているので、弐(1)に追従して型内圧P
、はサージ圧等のオーバーシュートが生じない様に第5
図に示すパターンで上昇し、型内圧目標値PsM に
到達する。
以上の制御によると、金型内に充填される際の樹脂温度
低下を極力防ぐため、充填時間1゜を短くして高速充填
しても、第6図に示すようにオーバーシュートを生じる
ことなく、滑らかに型内圧目標値P、)I に切換えら
れる。また、この型内圧目標値P+eM に切換わる
ときの射出速度は、型内圧P、の上昇と共に減速し、清
らかに零(スクリュ射出停止)の状態になっている。
低下を極力防ぐため、充填時間1゜を短くして高速充填
しても、第6図に示すようにオーバーシュートを生じる
ことなく、滑らかに型内圧目標値P、)I に切換えら
れる。また、この型内圧目標値P+eM に切換わる
ときの射出速度は、型内圧P、の上昇と共に減速し、清
らかに零(スクリュ射出停止)の状態になっている。
この現象を簡単に説明する。
型内圧P、と充填樹脂流量Qとの関係は次式1式%
ここで、 Pヨーー−一−−−型内圧(kgf/c艷)
K −−−−一樹脂体積弾性係数(kg f /CI
り v 、 −−−−一金型内キャビティ容積(C1ll) Q −−−−−充填樹脂流量(cffl/5ec)充
填樹脂流量Qとスクリュの射出速度Vとの関係は次式(
3)となる。
K −−−−一樹脂体積弾性係数(kg f /CI
り v 、 −−−−一金型内キャビティ容積(C1ll) Q −−−−−充填樹脂流量(cffl/5ec)充
填樹脂流量Qとスクリュの射出速度Vとの関係は次式(
3)となる。
Q=−d” ・v −一−−−−−・−−−m−−
−−(31ここで、 d−−−−−−スクリュ直径((
2))v−−−−−−−射出速度(cm/ 5ec)い
ま、型内圧P、が式(11の指令値に追従して、その実
行値も式(1)と同様な変化をしたとするとスクリュの
射出速度Vは、式(1)、(2)、(3)から次式(4
)のようになる。
−−(31ここで、 d−−−−−−スクリュ直径((
2))v−−−−−−−射出速度(cm/ 5ec)い
ま、型内圧P、が式(11の指令値に追従して、その実
行値も式(1)と同様な変化をしたとするとスクリュの
射出速度Vは、式(1)、(2)、(3)から次式(4
)のようになる。
π−d” ・K dt ycd2K・ (P
Il、−PIIo)・□・ s s この式かられかるように、型内圧P7の上昇につれて、
スクリュの射出速度Vが指数関数で減速する。式(4)
を微分すれば減速時の加速度が求められるが、その値も
指数関数となり、射出速度■が零に近づ(ときの加速度
も小さいことがわかる。
Il、−PIIo)・□・ s s この式かられかるように、型内圧P7の上昇につれて、
スクリュの射出速度Vが指数関数で減速する。式(4)
を微分すれば減速時の加速度が求められるが、その値も
指数関数となり、射出速度■が零に近づ(ときの加速度
も小さいことがわかる。
従って、上記の如き従来方式によっても式(2)で示す
ように、型内圧上昇の状況を踏まえて、充填樹脂量の増
加を直接的に把握することができ、また型内圧指令値P
*set を式(11に従って閉ループ制御してい
るため、滑らかに射出速度を減速制御することができる
ものである。更に、型内圧がその目標値PmN に到
達したときには、射出速度Vが零になることから、適正
量の充填制御が可能なことがわかる。
ように、型内圧上昇の状況を踏まえて、充填樹脂量の増
加を直接的に把握することができ、また型内圧指令値P
*set を式(11に従って閉ループ制御してい
るため、滑らかに射出速度を減速制御することができる
ものである。更に、型内圧がその目標値PmN に到
達したときには、射出速度Vが零になることから、適正
量の充填制御が可能なことがわかる。
なお、制御開始圧P、。は型内圧検出器6の検知下限値
から求められる。
から求められる。
このようにして、型内圧がその目標値P0に到達すると
、保圧工程に切換わる。
、保圧工程に切換わる。
保圧工程に入り、樹脂の流動速度が小さくなると、−般
に金型への熱伝達による冷却が始まって収縮が起こり、
またゲート部を通ってノズルへの、逆流が発生する結果
、型内圧が下降して成形品にひげや寸法変化が生ずるよ
うになる。
に金型への熱伝達による冷却が始まって収縮が起こり、
またゲート部を通ってノズルへの、逆流が発生する結果
、型内圧が下降して成形品にひげや寸法変化が生ずるよ
うになる。
これを防ぐため、従来の制御では保圧時間t、Iの間は
型内圧がその目標値P0 を−定に保持しうるように、
射出圧力を制御弁13により調整して、収縮分の補充の
ために樹脂を供給するようにしている。このとき、第6
図に示すように射出油圧は上昇し始め、それに伴ないス
クリュも微速前進する。
型内圧がその目標値P0 を−定に保持しうるように、
射出圧力を制御弁13により調整して、収縮分の補充の
ために樹脂を供給するようにしている。このとき、第6
図に示すように射出油圧は上昇し始め、それに伴ないス
クリュも微速前進する。
ところで、型内圧目標値P1 と保圧時間t)lは、オ
シログラフ等の記録計8により保圧工程における型内圧
の低下と成形品の充填不足、ひけ、過充填等を比較検討
しつつ実験的に決定するのが通常である。
シログラフ等の記録計8により保圧工程における型内圧
の低下と成形品の充填不足、ひけ、過充填等を比較検討
しつつ実験的に決定するのが通常である。
上述のような従来の保圧工程にあっては、次のような問
題点がある。
題点がある。
即ち、
TI) 過大圧による成形不良の発生(i)第4図に
示すようにスプルー5の近傍のキャビティ3に型内圧検
出器6が配置され、かつ厚肉成形品を成形するような場
合、保圧工程に入ると、溶融樹脂は金型への熱伝達によ
り冷却され、スキン層と呼ばれる固化又は高粘度層がキ
ャビティ3の表面より生成を開始しはじめるが、このス
キン層の生成により型内圧検出器6への圧力伝達が阻害
されることとなって、型内圧検出器6の出力が減少し、
前述の制御器11の作用により、射出油圧が増加し、キ
ャビティ3の中心部の溶融樹脂に脈動を与える結果とな
る。
示すようにスプルー5の近傍のキャビティ3に型内圧検
出器6が配置され、かつ厚肉成形品を成形するような場
合、保圧工程に入ると、溶融樹脂は金型への熱伝達によ
り冷却され、スキン層と呼ばれる固化又は高粘度層がキ
ャビティ3の表面より生成を開始しはじめるが、このス
キン層の生成により型内圧検出器6への圧力伝達が阻害
されることとなって、型内圧検出器6の出力が減少し、
前述の制御器11の作用により、射出油圧が増加し、キ
ャビティ3の中心部の溶融樹脂に脈動を与える結果とな
る。
このため、前記スキン層にすり応力が
生じ、残留応力を内蔵し、これにより
「そり」と呼ばれる変形、クランク、寸法精度不良等の
成形品不良が生ずる。厚肉成形品は、スキン層の生成時
間が長いので、特に以上の不良が生じやすいものである
。
成形品不良が生ずる。厚肉成形品は、スキン層の生成時
間が長いので、特に以上の不良が生じやすいものである
。
(ii)ランナー部2に型内圧検出器6があるような場
合、ゲート4部の樹脂が固化し始めてもランナー部2の
型内圧は小さくならないので、型内圧検出器6の出力と
キャビティ3の内部圧力の対応性が失われ、前記したと
同様に制御器11が作用して射出油圧を増加させ、ゲー
ト4に過大圧をかけることになる。このため、ゲート4
の近傍はこの過大圧により歪み、「そり」と呼ばれる変
形、クラック、寸法精度不良等の成形品不良を生ずるよ
うになる。
合、ゲート4部の樹脂が固化し始めてもランナー部2の
型内圧は小さくならないので、型内圧検出器6の出力と
キャビティ3の内部圧力の対応性が失われ、前記したと
同様に制御器11が作用して射出油圧を増加させ、ゲー
ト4に過大圧をかけることになる。このため、ゲート4
の近傍はこの過大圧により歪み、「そり」と呼ばれる変
形、クラック、寸法精度不良等の成形品不良を生ずるよ
うになる。
(2)保圧工程の調整困難性
保圧工程における型内圧P+all と保圧時間1N
は、樹脂の粘度、金型の構造、型内圧検出器6の位置等
によって影響を受は易い。このうち、樹脂の粘度は樹脂
温度によって変わり、樹脂温度はシリンダ温度、スクリ
ュ回転数、背圧、スクリュデザイン、樹脂特性等によっ
て種々変化する。従って型内圧P−の定量的指針 がない現在、既述したように成形品と型内圧実行値を見
ながらオペレータの経験と勘に頼って調整する以外にな
す手段がなかった。
は、樹脂の粘度、金型の構造、型内圧検出器6の位置等
によって影響を受は易い。このうち、樹脂の粘度は樹脂
温度によって変わり、樹脂温度はシリンダ温度、スクリ
ュ回転数、背圧、スクリュデザイン、樹脂特性等によっ
て種々変化する。従って型内圧P−の定量的指針 がない現在、既述したように成形品と型内圧実行値を見
ながらオペレータの経験と勘に頼って調整する以外にな
す手段がなかった。
(3)樹脂温度変化に対する対応の困難性樹脂温度の変
化という外乱に対する補償する手段がないため寸法精度
を向上できなかった。
化という外乱に対する補償する手段がないため寸法精度
を向上できなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
このように、従来の射出成形にあっては、充填工程では
ほぼ満足できる型内圧制御が可能となっているが、保圧
工程では樹脂の冷却に伴なう収縮又は樹脂の逆流に基づ
く型内圧の変化を検出し、その低下分を補償すべ(射出
油圧を増加させるという制御しか行われておらず、その
ため検出値と実値が一致しない場合に過大圧或は樹脂の
脈動を発生させ成形不良が起り易い上に、型内圧と保圧
時間を定量的に設定できないという問題点を有していた
。
ほぼ満足できる型内圧制御が可能となっているが、保圧
工程では樹脂の冷却に伴なう収縮又は樹脂の逆流に基づ
く型内圧の変化を検出し、その低下分を補償すべ(射出
油圧を増加させるという制御しか行われておらず、その
ため検出値と実値が一致しない場合に過大圧或は樹脂の
脈動を発生させ成形不良が起り易い上に、型内圧と保圧
時間を定量的に設定できないという問題点を有していた
。
特にこれらの設定には射出時における溶融樹脂の温度変
化の影響を大きく受けるにも拘らず、これに対応する手
段が同じ(定量的に採られていないのが現状である。
化の影響を大きく受けるにも拘らず、これに対応する手
段が同じ(定量的に採られていないのが現状である。
本発明はかかる問題点を解決すべく開発されたもので、
型内圧目標値を樹脂温度の変化に対応して自動的に設定
し、同時に成形品の収縮も排除し得る射出工程、特に保
圧工程の制御方法及び装置を提供しようとするものであ
る。
型内圧目標値を樹脂温度の変化に対応して自動的に設定
し、同時に成形品の収縮も排除し得る射出工程、特に保
圧工程の制御方法及び装置を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段及び作用)このため、本
発明は金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出する型内圧検
出器を内部に設けた金型を用いて充填から保圧までを行
なう射出工程において、ノズル又は金型の樹脂通路に設
けられた樹脂温度検知器により検出された射出中の溶融
樹脂温度と樹脂の状態関数から、溶融樹脂温度の比容積
が常圧で常温乃至軟化温度のもとにおける値に等しくな
る圧力を演算してこれを型内圧目標値とし、与えられた
時間内に一定の関数で示されるパターンに従って前記目
標値まで漸増する様に充填制御する充填工程と、前記型
内圧目標値に到達後ノズル又は金型の樹脂通路を閉鎖し
て保圧工程を終了することを特徴とする射出成形機の射
出制御方法、及び金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出す
る型内圧検出器を内部に設けた金型を有する射出成形機
において、ノズル又は金型の樹脂通路に射出中の溶融樹
脂温度の検出器を設け、その検出温度とメモリーに記憶
された樹脂の状態関数に基づいて溶融樹脂の比容積が常
圧で常温乃至軟化温度のもとての値に等しくなる圧力を
演算し、同圧力に型内圧が到達したとき樹脂通路を積極
的に閉鎖する樹脂通路閉鎖装置を設けることを特徴とす
る射出成形機の射出制御装置を構成とし、これを上記問
題点の解決手段とするものである。
発明は金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出する型内圧検
出器を内部に設けた金型を用いて充填から保圧までを行
なう射出工程において、ノズル又は金型の樹脂通路に設
けられた樹脂温度検知器により検出された射出中の溶融
樹脂温度と樹脂の状態関数から、溶融樹脂温度の比容積
が常圧で常温乃至軟化温度のもとにおける値に等しくな
る圧力を演算してこれを型内圧目標値とし、与えられた
時間内に一定の関数で示されるパターンに従って前記目
標値まで漸増する様に充填制御する充填工程と、前記型
内圧目標値に到達後ノズル又は金型の樹脂通路を閉鎖し
て保圧工程を終了することを特徴とする射出成形機の射
出制御方法、及び金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出す
る型内圧検出器を内部に設けた金型を有する射出成形機
において、ノズル又は金型の樹脂通路に射出中の溶融樹
脂温度の検出器を設け、その検出温度とメモリーに記憶
された樹脂の状態関数に基づいて溶融樹脂の比容積が常
圧で常温乃至軟化温度のもとての値に等しくなる圧力を
演算し、同圧力に型内圧が到達したとき樹脂通路を積極
的に閉鎖する樹脂通路閉鎖装置を設けることを特徴とす
る射出成形機の射出制御装置を構成とし、これを上記問
題点の解決手段とするものである。
即ち、本発明では型内圧目標値P−を溶融樹脂の比容積
■が常圧で常温乃至軟化温度のもとでの比容積に等しく
なるような圧力に設定し、前記型内圧目標値に到達後、
樹脂通路を閉鎖して過充填、ノズルへの逆流を防止する
。その結果、成形品の収縮量を零また非常に小さくする
ことができ、寸法精度の再現性が向上する。また、保圧
工程において樹脂の脈動がないので、スキン層にすり応
力が働かず、ゲート部へ過大圧がかからず、「そり」「
歪み」等の変形、寸更に、樹脂温度が変動してもその温
度に応じて比容積を一定にする様な圧力を演算して型内
圧目標値を決めるので、樹脂温度変動の外乱を完全に補
償し得る。
■が常圧で常温乃至軟化温度のもとでの比容積に等しく
なるような圧力に設定し、前記型内圧目標値に到達後、
樹脂通路を閉鎖して過充填、ノズルへの逆流を防止する
。その結果、成形品の収縮量を零また非常に小さくする
ことができ、寸法精度の再現性が向上する。また、保圧
工程において樹脂の脈動がないので、スキン層にすり応
力が働かず、ゲート部へ過大圧がかからず、「そり」「
歪み」等の変形、寸更に、樹脂温度が変動してもその温
度に応じて比容積を一定にする様な圧力を演算して型内
圧目標値を決めるので、樹脂温度変動の外乱を完全に補
償し得る。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、同図において第4図
に示した従来装置と異なる部分は、ノズル7とシリンダ
18との間に、樹脂温度検出器と樹脂通路の閉鎖機構を
設けたこと並びに制御装置の構成を変更した点にある。
に示した従来装置と異なる部分は、ノズル7とシリンダ
18との間に、樹脂温度検出器と樹脂通路の閉鎖機構を
設けたこと並びに制御装置の構成を変更した点にある。
このうち閉鎖機構は、ニードルバルブ20と、同バルブ
20内を左右に往復動してノズル17先端の樹脂通路を
開放又は閉鎖するニードル21と、ニードル21の後端
を端部で連結した枢軸22aを中心に回動するレバー2
2と、同レバー220機外端に取付けられレバー22を
回動させるピストンロッド24と、同ピストンロッド2
4を駆動する油圧シリンダ23から構成される。同図に
おいてレバー22が実線で示す位置にあるとき、樹脂通
路を閉鎖する状態を示している。また、同樹脂通路の開
放時にはピストンロッド24を前進させてレバー22を
2点鎖線で示す位置にする。
20内を左右に往復動してノズル17先端の樹脂通路を
開放又は閉鎖するニードル21と、ニードル21の後端
を端部で連結した枢軸22aを中心に回動するレバー2
2と、同レバー220機外端に取付けられレバー22を
回動させるピストンロッド24と、同ピストンロッド2
4を駆動する油圧シリンダ23から構成される。同図に
おいてレバー22が実線で示す位置にあるとき、樹脂通
路を閉鎖する状態を示している。また、同樹脂通路の開
放時にはピストンロッド24を前進させてレバー22を
2点鎖線で示す位置にする。
30は樹脂温度検出器であり、ニードルバルブ20に設
けられる。
けられる。
また、前記制御装置は、初期速度・制御開始圧P、。・
充填時間1. ・樹脂温コード等をインタフェース3
2を介してCPU (中央処理装置)33に入力する設
定器31、CPU33、メモリ34、型内圧検出器6と
樹脂温度検出器30の夫々のデータ(アナログ)をCP
U33に転送するための各A/D変換器35.36、及
びCPU33からの油圧機構への指令(デジタル)をア
ナログに変換するD/A変換器37からなる。D/A変
換器37の出力を増幅する増幅器12と油圧機構は従来
と同一である。
充填時間1. ・樹脂温コード等をインタフェース3
2を介してCPU (中央処理装置)33に入力する設
定器31、CPU33、メモリ34、型内圧検出器6と
樹脂温度検出器30の夫々のデータ(アナログ)をCP
U33に転送するための各A/D変換器35.36、及
びCPU33からの油圧機構への指令(デジタル)をア
ナログに変換するD/A変換器37からなる。D/A変
換器37の出力を増幅する増幅器12と油圧機構は従来
と同一である。
さて以上の構成において、先ずはじめに本発明による型
内圧目標値P0 を定量的に決定する方法について説明
する。
内圧目標値P0 を定量的に決定する方法について説明
する。
樹脂の状態関数は既述のように、圧力(P〉。
比容積(■)、温度(T)の3変数からなるが、この特
性曲線を示すものとしてPVT線図が知られている。第
2図はその一例としてポリスチロール(ポリスチレン)
のPVT線図を示す。
性曲線を示すものとしてPVT線図が知られている。第
2図はその一例としてポリスチロール(ポリスチレン)
のPVT線図を示す。
いま、仮に金型の形状精度が確保され、十分な型締力を
有するとすれば、金型内の容積は一定となる。従って、
成形収縮量は比容積(V)の変化に等しくなる。
有するとすれば、金型内の容積は一定となる。従って、
成形収縮量は比容積(V)の変化に等しくなる。
常圧(圧力1bar)での溶融樹脂は、第2図のA点で
示す比容積になる。この常圧で充填が完了し冷却すると
第2図の1 barの線に沿って変化し、常温・常圧で
の比容積(V)、すなわち0点となる。この場合の樹脂
の収縮量は、A点と0点との比容積の差となる。
示す比容積になる。この常圧で充填が完了し冷却すると
第2図の1 barの線に沿って変化し、常温・常圧で
の比容積(V)、すなわち0点となる。この場合の樹脂
の収縮量は、A点と0点との比容積の差となる。
ここで、溶融樹脂温度T、で常温常圧の比容積に等しい
圧力は、第2図のB点の圧力となる。
圧力は、第2図のB点の圧力となる。
B点の圧力即ち型内圧目標値P+sHは、溶融樹脂温度
T、上における圧力1600barでの比容積■2、同
じく圧力1800barでの比容積v8、並びに0点で
の比容積v0から次式(5)により求められる。
T、上における圧力1600barでの比容積■2、同
じく圧力1800barでの比容積v8、並びに0点で
の比容積v0から次式(5)により求められる。
−1600) −一一−−−−−−−−−−−・−(
5)この型内圧目標値P、l+ まで高速充填により
断熱状態で溶融樹脂を圧縮する。B点に到達後、樹脂の
逆流を防止して冷却すれば、同一容積で常温・常圧で必
要な樹脂量を保有することになるので、冷却に伴い第2
図の0点へと比容積が変化することなく移行する。従っ
て、比容積が等しいので、収縮量は零となる。
5)この型内圧目標値P、l+ まで高速充填により
断熱状態で溶融樹脂を圧縮する。B点に到達後、樹脂の
逆流を防止して冷却すれば、同一容積で常温・常圧で必
要な樹脂量を保有することになるので、冷却に伴い第2
図の0点へと比容積が変化することなく移行する。従っ
て、比容積が等しいので、収縮量は零となる。
また、上記実施例における常温に替えて樹脂の軟化温度
以下の温度で常圧の比容積■4に等しい溶融樹脂温度T
r上におけるD点の圧力P、)1′ は、式(6)で求
めることができる− 1000) −−−−−−−−
−−−−−−−−+61この圧力P+++、l’を保圧
として、上記実施例同様に圧力PaM’に到達後、溶融
樹脂の逆流を防止しながら冷却した場合には第2図に示
すE点に移行し、この間比容積の変化はなく、その後常
温下で0点まで収縮することになる。このように型内圧
目標値をD点にとる場合には、収縮量は比容積E点と0
点との差になるが、その値は小さくかつ軟化温度以下な
ので、成形品の変形による寸法精度不良は殆んど無視し
得る。
以下の温度で常圧の比容積■4に等しい溶融樹脂温度T
r上におけるD点の圧力P、)1′ は、式(6)で求
めることができる− 1000) −−−−−−−−
−−−−−−−−+61この圧力P+++、l’を保圧
として、上記実施例同様に圧力PaM’に到達後、溶融
樹脂の逆流を防止しながら冷却した場合には第2図に示
すE点に移行し、この間比容積の変化はなく、その後常
温下で0点まで収縮することになる。このように型内圧
目標値をD点にとる場合には、収縮量は比容積E点と0
点との差になるが、その値は小さくかつ軟化温度以下な
ので、成形品の変形による寸法精度不良は殆んど無視し
得る。
また、本発明では保圧工程に入るとノズルの樹脂通路を
閉鎖するため、保圧工程での樹脂の流れがなく、ゲート
部で過大圧がかからないので、ゲートの歪み等による寸
法不良も防止できる。
閉鎖するため、保圧工程での樹脂の流れがなく、ゲート
部で過大圧がかからないので、ゲートの歪み等による寸
法不良も防止できる。
上記式(5)、(6)で述べた如き一次補間で圧力を算
出する以外に、第2図の状態関数の実験データを最小自
乗法による2変数近似式、又は2次元の座標として、2
次元2玖補間代による算出方法も採用可能である。
出する以外に、第2図の状態関数の実験データを最小自
乗法による2変数近似式、又は2次元の座標として、2
次元2玖補間代による算出方法も採用可能である。
第1図及び第3図によって本発明を更に具体的に説明す
る。
る。
第3図は本発明による制御パターンを示す。
図示していないシーケンサ−等から射出開始信号を得る
と、CPU33は初期速度指令(デジタル量)を出力す
る。たの出力値はD/A変換器37によりアナログ量に
変換され、増幅器12により増幅され、従来例と同様に
制御弁13の動作を開始させる。射出開始後、第3図に
示す検出タイミング時間tA経過後に温度検出器30に
より検知された溶融樹脂の温度Trは、A/D変換器3
6を通りCPU33に転送される。
と、CPU33は初期速度指令(デジタル量)を出力す
る。たの出力値はD/A変換器37によりアナログ量に
変換され、増幅器12により増幅され、従来例と同様に
制御弁13の動作を開始させる。射出開始後、第3図に
示す検出タイミング時間tA経過後に温度検出器30に
より検知された溶融樹脂の温度Trは、A/D変換器3
6を通りCPU33に転送される。
メモリー34に記憶されている既述した樹脂の状態関数
によりCPU33は先に述べた式(5)又は(6)に基
づき、常圧で常温乃至軟化温度のもとての比容積に等し
くなる圧力を演算し、これを型内圧目標値PmHとする
。
によりCPU33は先に述べた式(5)又は(6)に基
づき、常圧で常温乃至軟化温度のもとての比容積に等し
くなる圧力を演算し、これを型内圧目標値PmHとする
。
型内圧検出器6の出力Pカが制御開始圧P、。
に到達すると、CPU33は前記演算値P#Hを使用し
て上記(11により型内圧指令値Pイ、□を演算し、そ
の指令値をD/A変換器37へ出力し、指令値に追従す
る様に型内圧目標値PsMに到達するまで従来と同様に
断熱状態で充填時間1.をもって高速充填する。
て上記(11により型内圧指令値Pイ、□を演算し、そ
の指令値をD/A変換器37へ出力し、指令値に追従す
る様に型内圧目標値PsMに到達するまで従来と同様に
断熱状態で充填時間1.をもって高速充填する。
型内圧がその目標値PmN に到達後、レバー22の
駆動用油圧シリンダ23に図示せぬ油圧機構より圧油が
供給され、ピストンロッド24が図示右方へ後退し、レ
バー22が2点鎖線で示す22aの位置から実線で示す
右方へ移動する。このレバー22の後退によりニードル
21は左方へ動き樹脂通路を閉鎖する。第3図に示す遅
延時間tElを設定するのは、ニードル21による樹脂
通路の閉鎖完了前に射出圧力が低下しない様にするため
であり、これは閉鎖に要する時間を見込んで設定する。
駆動用油圧シリンダ23に図示せぬ油圧機構より圧油が
供給され、ピストンロッド24が図示右方へ後退し、レ
バー22が2点鎖線で示す22aの位置から実線で示す
右方へ移動する。このレバー22の後退によりニードル
21は左方へ動き樹脂通路を閉鎖する。第3図に示す遅
延時間tElを設定するのは、ニードル21による樹脂
通路の閉鎖完了前に射出圧力が低下しない様にするため
であり、これは閉鎖に要する時間を見込んで設定する。
また、上記樹脂温度T、、は前記検出タイミング時間t
A経過後の検出温度とせずに、前サイクルでの射出工程
中の樹脂温度をサンプリングして、その平均値を算出し
て決め、この値から次サイクルの型内圧Pa)I を
算出することもある。
A経過後の検出温度とせずに、前サイクルでの射出工程
中の樹脂温度をサンプリングして、その平均値を算出し
て決め、この値から次サイクルの型内圧Pa)I を
算出することもある。
なお、前記樹脂温度検出器30をニードルバルブ20内
に設けるのに代えて、金型1内に設けるようにしてもよ
い。
に設けるのに代えて、金型1内に設けるようにしてもよ
い。
更に、樹脂通路の閉鎖機構も上記実施例の如くニードル
バルブ20に設けずに、金型1内部(例えば、スプルー
)に設けることも出来る。
バルブ20に設けずに、金型1内部(例えば、スプルー
)に設けることも出来る。
(発明の効果)
以上、詳細に説明した如く本発明によると、射出時の溶
融樹脂温度と樹脂の状態関数に基づいて、型内圧目標値
を溶融樹脂の比容積が常圧下で常温乃至軟化温度におけ
る比容積に等しい値になるように算出し、この圧力で充
填後、保圧工程に入ると樹脂通路を閉鎖することにより
、収縮量が零または非常に小さい成形が実現できるよう
になり、寸法精度が著しく向上する。
融樹脂温度と樹脂の状態関数に基づいて、型内圧目標値
を溶融樹脂の比容積が常圧下で常温乃至軟化温度におけ
る比容積に等しい値になるように算出し、この圧力で充
填後、保圧工程に入ると樹脂通路を閉鎖することにより
、収縮量が零または非常に小さい成形が実現できるよう
になり、寸法精度が著しく向上する。
従って、本発明による保圧工程では、従来の如く樹脂の
脈動、ゲート部への過大圧が生じないので、「そり」
「歪みj等の変形や寸法精度不良を解決できるものであ
る。
脈動、ゲート部への過大圧が生じないので、「そり」
「歪みj等の変形や寸法精度不良を解決できるものであ
る。
特に、本発明では樹脂温度が種々の外乱により変動して
も、同樹脂温度を検出し、その値と樹脂の状態関数によ
り比容積を一定となるように常時補償するので、より寸
法精度を安定化させ得るものである。
も、同樹脂温度を検出し、その値と樹脂の状態関数によ
り比容積を一定となるように常時補償するので、より寸
法精度を安定化させ得るものである。
第1図は本発明の第一実施例である射出制御の概略シス
テム図、第2図は樹脂のPVT線図、第3図は前記第一
実施例による制御曲線図、第4図は従来の射出制御を示
す概略システム図、第5図は従来の型内圧の制御曲線図
、第6図は従来における高速充填時の型内圧、射出速度
、射出圧の実行値曲線図である。 図の主要部分の説明 6−型内圧検出器 20−ニードルバルブ 21−ニードル 22− レバー 23−油圧シリンダ 24− ピストンロンド 3〇−樹脂温度検出器 31−設定器 32− インタフェース 3−CPU 34− メモリ 35、36−A / D変換器 37”−D / A変換器
テム図、第2図は樹脂のPVT線図、第3図は前記第一
実施例による制御曲線図、第4図は従来の射出制御を示
す概略システム図、第5図は従来の型内圧の制御曲線図
、第6図は従来における高速充填時の型内圧、射出速度
、射出圧の実行値曲線図である。 図の主要部分の説明 6−型内圧検出器 20−ニードルバルブ 21−ニードル 22− レバー 23−油圧シリンダ 24− ピストンロンド 3〇−樹脂温度検出器 31−設定器 32− インタフェース 3−CPU 34− メモリ 35、36−A / D変換器 37”−D / A変換器
Claims (2)
- (1)金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出する型内圧検
出器を内部に設けた金型を用いて充填から保圧までを行
なう射出工程において、ノズル又は金型の樹脂通路に設
けられた樹脂温度検知器により検出された射出中の溶融
樹脂温度と樹脂の状態関数から、溶融樹脂温度の比容積
が常圧で常温乃至軟化温度のもとにおける値に等しくな
る圧力を演算してこれを型内圧目標値とし、与えられた
時間内に一定の関数で示されるパターンに従って前記目
標値まで漸増する様に充填制御する充填工程と、前記型
内圧目標値に到達後ノズル又は金型の樹脂通路を閉鎖し
て保圧工程を終了することを特徴とする射出成形機の射
出制御方法。 - (2)金型内の樹脂圧力(型内圧)を検出する型内圧検
出器を内部に設けた金型を有する射出成形機において、
ノズル又は金型の樹脂通路に射出中の溶融樹脂温度の検
出器を設け、その検出温度とメモリーに記憶された樹脂
の状態関数に基づいて溶融樹脂の比容積が常圧で常温乃
至軟化温度のもとでの値に等しくなる圧力を演算し、同
圧力に型内圧が到達したとき樹脂通路を積極的に閉鎖す
る樹脂通路閉鎖装置を設けることを特徴とする射出成形
機の射出制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14609886A JPH0639118B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 射出成形機の射出制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14609886A JPH0639118B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 射出成形機の射出制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS633926A true JPS633926A (ja) | 1988-01-08 |
JPH0639118B2 JPH0639118B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=15400095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14609886A Expired - Fee Related JPH0639118B2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 | 射出成形機の射出制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639118B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03244522A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-10-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出成形機の型内圧制御方法及び装置 |
US5296174A (en) * | 1991-03-19 | 1994-03-22 | Japan Steel Works Co., Ltd. | Method of controlling holding pressure in injection molding and apparatus therefor |
US8287264B2 (en) * | 2005-09-28 | 2012-10-16 | Konica Minolta Opto, Inc. | Injection molding machine |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP14609886A patent/JPH0639118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03244522A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-10-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出成形機の型内圧制御方法及び装置 |
US5296174A (en) * | 1991-03-19 | 1994-03-22 | Japan Steel Works Co., Ltd. | Method of controlling holding pressure in injection molding and apparatus therefor |
DE4208940C2 (de) * | 1991-03-19 | 1999-12-09 | Japan Steel Works Ltd | Verfahren und Vorrichtung zum Steuern des Haltedrucks beim Spritzgießen |
US8287264B2 (en) * | 2005-09-28 | 2012-10-16 | Konica Minolta Opto, Inc. | Injection molding machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639118B2 (ja) | 1994-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |