JPH01283737A - カラーブラウン管の露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インライン型カラーブラウン管のフェース
内面を露光するｎ光装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、カラーブラウン管の製造はシャドウマスクを母型
とした写真法によって行なわれるが、非反射性物質は直
接形成することが一般に困難であるため、まずレジスト
からなる感光性樹脂をカラーブラウン管のフェースプレ
ート内面に塗布し、シャドウマスクを設けて緑、青、赤
の３色の蛍光体を露光する際の光源位置に設定して、露
光、感光させ現像工程を経てレジストドツトを形成する
。

次に非反射性物質（例えばグラファイト膜）を塗布し、
レジストドツトを除去して孔を有する非反射性物質層を
形成する。そしてこの孔の部分に緑。

青、赤の蛍光体を順次塗布して露光し、現像工程を経て
ブラウン管を製造できる。

第２図に従来の露光機の一例を示し、１は露光機で、そ
の上部には位置決め爪２でもってフェースプレート３が
固定されている。４は点光源であって、ランプハウス５
内で発生する紫外線を光学レンズで集中させて発散させ
る。６は黒光ａ４から発する紫外線を遮断するシャッタ
ーである。７は光量分布調整フィルター板で、点光源４
からの紫外線に対して不透明あるいは半透明の物質が設
けられ、フェースプレート３の内面を望ましい照度分布
で照射する。８は補正レンズで、黒光ＴＡ４からの紫外
線をフェースプレート３の内面の望ましい位置に当たる
ように光線の進行方向を補正するものである。９は補正
レンズ８の上面に露光機外から異物が落ちて付着するの
を防ぐためのカバーガラス、１０はウェッジレンズで、
フェースプレート３の内面で−様な赤、青、緑のドツト
の位置にバランスよく光線を導くように補正するための
レンズであって、赤、青、緑で異なるレンズを用いる。

なお、ウェッジレンズ１０は通常、第３図のように平面
状レンズか、第４図のように少なくともＸ軸方向に厚み
の異なるレンズが用いられる。　次に動作について説明
する。フェースプレート３の内面にレジストまたは露光
体を露光する際、点光源４から発生した紫外線は光量分
布調整フィルター７、ウェッジレンズｌＯ１補正レンズ
８、カバーガラス９を介してフェースプレート３の内面
に達する。このとき、上記レンズやガラスの表面に異物
が付着しているときは上記紫外線によりフェースプレー
ト３上では影となって正常な露光が行なえない、しかし
、従来、光量分布調整フィルター７やカバーガラス９に
ついては平面板であるため第５図のように露光時に回転
させることで影を防ぐことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の露光装置は以上のように構成されているので、補
正レンズ８やつＪ、７ジレンズ１０はその形状が平坦面
ではないので、レンズを回転させる等の手段が通用でき
ず、この結果、レンズ表面の異物を取除く方法しかなく
作業に手数を要するという問題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、ウェッジレンズの表面に多少の異物が付着して
いても正常な露光の行なえる露光装置を得ることを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る露光装置は、ウェッジレンズを支持する
ための固定台をモータ軸のカム板とリンク結合したもの
である。

〔作用〕

この発明においては、モータの回転駆動と共にカム板を
回転させ、これによってリンクと共に固定台を反復運動
させ、固定台上のウェッジレンズをＹ軸方向に反復運動
させることができる。つまり、ウェッジレンズはＹ軸方
向には厚みの違いによる傾斜がないため点光源からの紫
外線はＹ軸方向に反復運動させてもその補正方向は変化
がない。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明による露光装置におけるウェッジレンズの
反復装置であり、カラーブラウン管のフェースプレート
露光時に動作する０図において、１１はウェッジレンズ
１０を支持する固定台、１２はモータで、その軸にカム
板１３が直結されている。１４はカム板１３と固定台１
１とを連結したリンク、１５は固定台１１のＹ軸方向へ
の移動をガイドするローラである。

次に動作について説明する。モータ１２を回転駆動させ
るとカム板１３も共に回転し、リンク１４を介して固定
台１１を反復運動させる。すなわち固定台１１上のウェ
ッジレンズｌＯはＹ軸方向にのみ反復運動する。ここで
、ウェッジレンズ１０は第３図および第４図で示したよ
うに平面または少なくともＹ軸方向にはその厚みの違い
による傾斜がないため、点光源からの紫外線はウェッジ
レンズ１０をＹ軸方向へ反復運動させても補正方向は何
ら変化はない、このことによって、ウェッジレンズ１０
の表面上に多少の異物が付着していても、フェースプレ
ートの露光時に異物が影となって露光不良とはならない
、また、多少の汚れでもこれを取り除（作業も不要とな
る。

なお、ウェッジレンズｌＯをＹ軸方向へ反復運動させる
手段や反復量はこれに限定するものではない。また、フ
ェースプレートを露光する装置であり、レジストや蛍光
体を露光する装置にも適用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、ウェッジレンズ
の固定台を反復運動させて、ウェッジレンズをＹ軸方向
に移動できるようにしたので、ウェッジレンズが多少汚
れていても正常に露光を行なうことができる。しかも、
ウェッジレンズの汚れを取除く必要もないので、汚れを
取除く作業も不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による露光装置に使用され
るウェッジレンズ反復機構の構成図、第２図は従来のカ
ラーブラウン管のフェースプレートの露光装置の構成図
、第３図および第４図のつ工７ジレンズのそれぞれの平
面図と断面図、第５図はウェッジレンズを回転する方向
の説明図である。 ｌＯ・・・ウェッジレンズ、１１・・・固定台、１２・
・・モータ、１３・・・カム板、１４・・・リンク、１
５・・・ローラ。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　　　大　　岩　　増　　謹 第１図 １５、ローラ 第２図 第３図　　　　　第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラーブラウン管のフェースプレート内面を露光する露
   光装置において、ウェッジレンズの固定台とモータ軸に
   直結したカム板とをリンク結合し、上記モータの駆動に
   よってウェッジレンズをＹ軸方向に反復運動させるよう
   にしたことを特徴とするカラーブラウン管の露光装置。