JPH01283502A - レンズシートの接着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズある
いはフライアイレンズ等のレンズ群を形成したシート、
−例としてはこれらのレンズ群が形成された透過型スク
リーンの相互を接着し、より大きなレンズシートを得る
方法に関するものである。

（従来の技術） 透過型スクリーンのようなレンズ群の形成されたレンズ
シートは、一般に型を用いて熱可堅性シートを熱プレス
したり、鋳込重合や押出成形によってレンズ群の形成さ
れたシートを製作することが行われている。しかしなが
らこのような方法で製作する場合、型や製造設備に限界
があるため、得られるレンズシートの幅や長さに一定の
制約がありた。

このため大型のスクリーンを得る方法として例えは特開
昭５８−１６８０４２号公報の如く相互のスクリーンを
突き合せて接着することが提案されている。

（発明が解決しようとする課題） ところが上記の方法で接着した場合、接着部が目立ちや
すく外観を損ねるばかりでなく、この部分の光学特性を
低下させる欠点がありた。

本発明はこのような状況に鑑み、接着箇所が実質的にシ
ートの一部となり、外観や光学性能を低下させることの
ないレンズシートの接着方法を提供しようとするもので
ある。

（ｌ１題を解決するための手段） すなわち本発明は上記線順を達成しよプとするもので、
その要旨とするところは、少な（とも−・面にレンズ群
が形成された相互のレンズシートを突き合せて接へする
方法にお（・て、接着箇所の少な（とも下面に上記レン
ズシートのレンズ群と略咎しい逆型面を有する当て型を
配置し、それぞれのレンズシートの突き合せ部分のレン
ズ部を当て型の型面に所定の空所ができるように装着し
、次いで該空所に固化した後にはシートと略同等となる
接着剤を注入して固化させることを％徴とするレンズシ
ートの接着方法にある。

（実施例） 以下、本発明を透過型スクリーンの接着に適用した実施
例に基づいて説明する。

第１図ないし第４図は、本発明の第１の実施例を示すも
ので、この例では第１図のように片側にレンチキュラー
レンズ群を構成するレンズ部（２）が形成されたスクリ
ーンシート（１）を接着しようとするものである。

まず、第１図に示すスクリーン用のシート（１）を、板
厚が３１１で、内部に光拡散剤として８１０ｔを０．６
％含むメタクリル樹脂板を用い、これを所定の逆凰面を
有する世に挟んで熱プレスして製作した。得られたスク
リーンシート（１）、　（１）の２枚（大きさは１ｍｘ
２ｍ）を用意すると共に上記の熱プレスに用いたと同じ
で、５０ｗＸ２ｍに切り出した凰を当て型として用意し
た。

この当てＷ（３））Ｘ第２図の如く上記レンチキュラー
レンズ群と略等しい逆型面（４）を有しているので、相
互のシー１）、　（１）の突き合せ部を、上記逆型面（
４）にレンズ２個分に相当する空所（５）ができるよう
に装着する。そしてこの空所（５）に、「アクリボンド
」　（三菱レイヨン社製アクリル系重合接着剤）ＳＹ−
４３０１００部ｓｌｏ、　　（光拡散剤）０．６部 過酸化ベンゾイル（１合開始剤）　　１　部を攪拌し、
脱気した接鬼剤（６）を注入し、固化させた。この状態
を示すのが第３図で、固化後半て型（３）を脱型し、上
面を仕上げることＫより、第４図の如き接着されたスク
リーン用シートが得られた。得られたシートは接着部が
目立つことなく良好なものであった。

また上記接着剤（６）の代わりに、［トーレシリコン５
Ｅ１７００Ｊ　（東し社製）１００部にＳｉｎ、　０．
６部を混合した接着剤を注入したところ、同様な接着を
行うことができた。

さらに上記金型からなる当て型（３）の代わりに「信越
シリコーンＫＥ１２Ｊ（信越シリコーン社ｍ　）　ヲ、
第１図のシート（１）のレンズｍ　（２）　！１：　当
てかいレンズ部（２）を転写して製作した当て型を用い
、上記と同様「アクリボンド」を注入して接着したとこ
ろ、同様に接着することができた。

次に両面にレンチキュラーレンズ群ヲ有スるスクリーン
用のシートを接着する第２の実施例について説明する。

第５図はこの実施例に用いるシート（７）で、入射側の
レンズ部（８）および観察側のレンズ部（９）がそれぞ
れ形成されてレンチキュラーレンズ群を構成しているが
、このシート（７）はガラスピーズが３％混入されたア
クリル樹脂を用いて成形し、大きさは幅が１ｍ、高さが
７５ｚのものを用いた。

次に「信越シリコーンＫＥ　１２Ｊをシート（７）のレ
ンズ部（８）に当てがい、第９図に示すような逆型面（
１２）を有する当て型（１０）を製作し、これに相互の
シー）　（７）、　（７）の突き合せ部を装着し、レン
ズ部１つに当る空所に、上記と同じ「アクリボンド」（
但し、光拡散剤としてＳ　１０．の代わりにガラスピー
ズ３％を含む）を接着剤（１１）として注入し、固化さ
せた（第６図）。このとき接着部の上面にはフィルムを
当てがい、固化後剥離した。得られたシートは、入射側
のレンズ部（８）が略再現できており、観察側は若干異
なっているものの、この面は入射側に比べて目立ちにく
いことから性能的にも遜色のないスクリーン用の大型の
シートが得られた。

また上記の当て型（１０）の外に、「信越シリコーンＫ
Ｅ　１２Ｊを用い、これをシート（７）の観察側のレン
ズ部（９）に当てがい、第１０図に示すような逆型面（
１３）を有する当て型（１４）を製作した。

そしてまず下になる当て型（１０）に相互のシート（７
）、（力の突き合せ部をレンズ１個分空けて装着し、空
所に同様の「アクリボンド」を注入し、さらに当て型（
１４）を装着して固化させた。２つの当て型（１０）、
　（１４）を脱型したところ、接着部は両面ともレンズ
部が再現された良好なものであった。

最後に今までとは９０度異なる方向の接着を実施した。

すなわち第９図に示す如き当てｆｆ１（１０）を用い、
ここに第８図の如く相互のシート（７）。

（７）を突き合せ、この空所に「アクリボンド」を注入
し、上面にフィルムを当てがって固化させた。同化後半
て型（１０）を脱型したところ、レンズ部（８）が直線
状に接着したシートが得られた。

この例のような接着を組合せることＫより、縦横方向に
シートを接着し、さらに大型のレンズを得ることができ
ろ。

以上本発明を透過型スクリーンを接着する大別して２つ
の実施例に従って説明したが、勿論本発明はこれらの実
施例に限定されるものではなく程々の変形が可能である
。なお突き合せ部の所定の空所は、レンズ１〜数個分相
当が普通であるが、接着シートの大きさやレンズ部のピ
ッチに応じて適宜決定すればよい。

（発明の効果） 本発明は以上詳述した如き構成からなるものであるから
、相互の接着箇所を実質的にシートと同等に形成して接
着することができ、これによって十分な接着強度が得ら
れると共に、接着部の外観や光学特性を低下させること
のない優れた方法を提供しうる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図は使用したスクリーンシートの部分的な斜視
図、第２図ないし第４図は接着工程を示す部分的な断面
図、第５図ないし第１０図は本発明の第２の実施例を示
すもので、第５図は使用したスクリーンシートの部分的
な斜視図、第６図および第７図は接着状態を示す部分的
な断面図、第８図は別の接着状態を示す部分的な斜視図
、第９図および第１０図はこの実施例に用いた当て型の
斜視図である。 （１）、　（７）・・・・・シート （３）、　（１０）、　（１４）・・・・・当て型（６
）、　Ｑｔ）・・・・・接着剤 特許出願人　　三菱レイヨン株式会社 代理人　弁理士　吉　澤　敏　夫 第１図 尾２回 ２＃、３国 本４図 萎７５図 真ら図 １υ 第７図 奉８図 Ｑ 尾ｑ図 見ｌＯ凹

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも一面にレンズ群が形成された相互のレンズシ
   ートを突き合せて接着する方法において、接着箇所の少
   なくとも下面に上記レンズシートのレンズ群と略等しい
   逆型面を有する当て型を配置し、それぞれのレンズシー
   トの突き合せ部分のレンズ部を当て型の逆型面に所定の
   空所ができるように装着し、次いで該空所に固化した後
   にはシートと略同等となる接着剤を注入して固化させる
   ことを特徴とするレンズシートの接着方法。