JPH01283181A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH01283181A
JPH01283181A JP11289688A JP11289688A JPH01283181A JP H01283181 A JPH01283181 A JP H01283181A JP 11289688 A JP11289688 A JP 11289688A JP 11289688 A JP11289688 A JP 11289688A JP H01283181 A JPH01283181 A JP H01283181A
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JP11289688A
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Yoshiyuki Karube
軽部 義行
Masashi Suzuki
正史 鈴木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は印字装置に関するものであり、特に、部分的に
厚さが異なる被印字体への印字に関するものである。
従来の技術 印字装置は、一般に、被印字体を支持するプラテンと、
被印字体に印字を行う印字ヘッドとを含むように構成さ
れる。印字ヘッドはプラテンに平行な方向に移動させら
れながら印字を行うのであるが、被印字体を複数枚重ね
て印字を行う場合や厚さが異なる被印字体に印字を行う
場合があるなど、被印字体の厚さが一定であるとは限ら
ず、美しく質の良い印字を得るためには、印字条件を被
印字体の厚さに見合った条件とすることが必要である。
印字条件は、印字の質を左右する条件であり、例えば、
印字ヘッドと被印字体との隙間であるヘッドギャップや
、ワイヤドツト式の印字装置等、被印字体に印字体を機
械的に衝突させて印字を行う印字装置においては印字体
が被印字体を押す圧力(印字圧)等であって、何を印字
条件とするかによってそれぞれその印字条件の度合を変
更する装置を設けることとなる。
特公昭59−33118号公報に記載の印字装置におい
ては、被印字体にその被印字体の厚さを表わす表示を付
し、その表示を検出器により検出して印字圧を被印字体
の厚さに見合った高さに制御するようにされている。ま
た、特開昭60−18377号公報に記載の印字装置に
おいては、制御装置に被印字体の厚さに関するデータを
記憶させ、印字に先立ち、厚さデータに基づいてヘッド
ギャップが調整されるようになっている。
発明が解決しようとする課題 しかし、これらの印字装置によって印字が行われるのは
、いずれも全体の厚さが同じ被印字体であるが、被印字
体には封筒や複写伝票等のように部分的に厚さが異なる
ものがある。そのような被印字体に上記のような印字装
置によって印字を行えば被印字体全体について同じ印字
条件で印字が行われるため、部分的に濃度が異なるなど
美しい印字が得られない問題が生ずる。
本発明は、厚さが部分的に異なる被印字体に印字を行う
に当たり、厚さに応じて印字条件を変更することができ
る印字装置を提供することを課題として為されたもので
ある。
課題を解決するための手段 本発明の印字装置は、上記の課題を解決するために第1
図に示されるように、前記(a)プラテン。
(b)印字ヘッド、(C)印字条件変更装置に加えて、
(d)被印字体の部分的に異なる厚さのデータを記憶す
る厚さデータ記憶手段と、(e)その厚さデータ記1□
0手段に記憶された厚さデータに基づいて印字条件変更
装置に印字条件を被印字体各部の厚さに見合った条件に
変更させる制御手段とを含むように構成される。
作用および効果 以上のように構成された印字装置によって部分的に厚さ
が異なる被印字体に印字が行われる場合には、厚さの異
なる部分毎にその厚さに合わせて印字条件が変更される
。したがって、被印字体全体について質の揃った美しい
印字が行われることとなる。
実施例 以下、本発明の幾つかの実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図は本発明の一実施例である印字装置を示す平面図
であり、図においてlOはフレーム本体を構成する一対
の側板である。これら側板1oには、平らな用紙支持面
11を有するプラテン12が取り付けられるとともに、
紙送りモータ13(第4図参照)により回転させられる
複数対の紙送りローラが設けられている。プラテン12
の用紙支持面11に対向して印字ヘッド14が配設され
ている。側板10にはガイド軸16およびガイドレール
18がプラテン12に平行に取り付けられており、印字
ヘッド14は、ガイド軸16に摺動可能に嵌合されると
ともにガイドレール18に摺動可能に支持されたキャリ
ッジ20に搭載されている。キャリッジ20の下面には
無端のタイミングベルト22の一部が固定されており、
このタイミングベルh22が一対のブーIJ24および
キャリッジ移動モータ28(第4図参照)によって移動
させられることにより、キャリッジ20はブづテン12
に沿って移動させられる。印字ヘッド14はワイヤドツ
ト式のものであり、印字用紙に一定の隙間を隔てて対向
するノーズ部32内に収容された複数本のワイヤのうち
適宜のものがソレノイド34(第4図参照)の励磁・消
磁に応じて進退させられるとともに、キャリッジ20が
ガイド軸16に沿って移動させられることにより印字が
行われる。
上記ガイド軸16の両端部にはそれぞれ小径の軸部36
.3Bが設けられ、それらに偏心体40゜42がそれぞ
れ嵌合固定されており、各偏心体40.42において側
板10に形成された貫通孔44.46に回転可能に嵌合
されている。一方の偏心体40の側板10からの突出端
には被駆動ギヤ50が同心状に固着されるとともに、ス
テップモータ52の出力軸54に固定の駆動ギヤ56に
噛み合わされており、ステップモータ52が回転させら
れることにより偏心体40.42およびガイド軸16が
回転させられ、キャリッジ20が前後方向に移動させら
れて印字ヘッド14がプラテン12に接近、離間させら
れる。したがって、ステップモータ52の回転量を制御
し、キャリッジ20の位置を適宜に選択することにより
、印字ヘッド14とプラテン12との隙間であるヘッド
ギャップを所望の大きさに設定することができる。本実
施例においては、ヘッドギャップが印字条件であり、偏
心体40,42.被駆動ギヤ50.ステップモータ52
.駆動ギヤ56等が印字条件変更装置を構成しているの
である。
また、他方の偏心体42の側板10からの突出端には基
準位置検出片60が偏心体42から半径方向に延び出す
向きに固定されるとともに、偏心体42が嵌合された側
板10の外側面には投光素子と受光素子とを備えたフォ
トセンサから成る基準位置検出センサ62が取り付けら
れている。偏心体420回転に伴って基準位置検出片6
0がセンサ62の投光素子と受光素子との間へ侵入して
光が遮られた止きにセンサ62から検出信号が出力され
、その出力信号に基づいてステップモータ52の回転が
止められ、キャリッジ20の前後方向の移動が停止させ
られる。本実施例において基準位置検出片60は、印字
ヘッド14がプラテン12から最も離れた後退端位置に
おいて停止するように設けられている。
本実施例において被印字体として印字が行われるのは、
第3図に示される封筒66である。この封筒66は展開
された状態では、矩形の本体部の周辺にその本体部の4
辺をそれぞれ1辺とする三角形の耳片が4枚付加された
形状を有するものである。4枚の耳片のうち3枚の耳片
が互に重ね合わされるとともに縁部が貼り合わされて袋
状を成し、残りの1枚が蓋として機能するのであって、
蓋を閉じた状態では重なり合う耳片の数によって3種類
の厚さの部分ができる。
以上のように構成された印字装置を制御する制御装置6
日は、第4図に示されるように、CPUTo、ROM1
2.RAM74およびそれらを接続するバス76を備え
たコンピュータを主体とするものである。バス76には
入力インタフェース78が接続されており、この入力イ
ンタフェース78には、前記基準位置検出センサ62.
ホストコンピュータ80が接続されるとともに、ROM
カード82が接続されるようになっている。このROM
カード82は集積回路により構成されており、前記封筒
66の厚さが、印字ヘッド14の1印字ドツトに対応す
る大きさの部分(以下、これを画素と称する)毎に記憶
されている。バス76にはまた、出力インタフェース8
6を介して前記紙送りモータ13.キャリッジ移動モー
タ28゜ソレノイド34.ステップモータ52等が接続
されている。
RAM74には受信バッファ88.イメージバッファ9
0.厚さ種類数メモリ92.厚さメモリ94、印字位置
指定データメモリ95等が設けられている。受信バッフ
ァ88は、ホストコンピュータ80から供給される印字
データを格納するもめである。この印字データは1ビツ
トが8バイトから成るコーFデータとして供給されるの
であるが、印字時に受信バッファ88から読み出される
ときイメージデータに展開される。前記印字へラド14
のヘッド部32に設けられたワイヤの数に応じて設定さ
れる1キャラクタ分の画素のマトリクスにおいて、各ワ
イヤの打点位置(ワイヤを駆動してドツトを形成すべき
画素の位置)を指示するパターンデータに変換されるの
であり、そのデータがイメージバッファ90に格納され
る。また、厚さ種類数メモリ92は、1印字行分のうち
に含まれる厚さの種類数を記憶するものであり、厚さメ
モリ94は印字が行われている部分の厚さを記憶するも
のである。さらに、ROM72には、−定の範囲毎に設
定された複数種類の厚さにそれぞれ対応する印字ヘッド
14の位置データが記憶されている。この位置データは
前記後退位置を基準として設定されたデータである。R
OM72にはまた、第5図に示されるフローチャートで
表される1行の印字を行うためのプログラムを始めとし
、印字に必要なプログラムが記憶されている。以下、こ
のフローチャートに基づいて封筒66への印字について
説明する。
本印字装置には、図示は省略するが被印字体の送り方向
に平行な2辺に接触してその移動を案内するペーパガイ
ドが設けられており、封筒66は印字装置の左右方向の
中央に対して対称となるようにセットされ、紙送りロー
うにより印字開始位置まで自動的に送られる。また、電
源の投入により、キャリッジ20はその左右方向の移動
範囲の左端位置に移動させられ、ホストコンピュータ8
0から受信バッファ88に印字データが転送される。こ
の印字データは封筒66の左端および上端を゛基準(0
)として設定されており、かつ、封筒66の大きさを表
わすデータを含んでいる。そして、印字開始スイッチが
押されることにより印字が開始されるのであるが、キャ
リッジ20は封筒66の大きさを表すデータに基づいて
、印字ヘッド14が封筒66の左端に対応する基準位置
と封筒66の右端に対応する位置との間で移動するよう
に駆動され、印字ヘッド14は1行分移動する毎に一旦
基準位置に復帰させられる。以下、1行の印字について
説明するが、ここでは第3図に示されるように封筒66
のうち細線a、bによって区切られた部分に印字が行わ
れる場合について説明する。
ステップSt(以下、Slと略記する。他のステップに
ついても同じ。)においてホストコンピュータから受信
バッファ88に移された印字データのうち、1行分の印
字データが読み出さ゛れ、S2においてその印字データ
がイメージデータに展開されてイメージバッファ90に
格納される。続いて、S3においてイメージバッファ9
0に15納された印字データに基づいて印字が行われる
部分の紙厚データがROMカード82から読み出され、
S4においてその読み出された紙厚データ中に何種類の
厚さがあるかが検出されて厚さの種類数Nが厚さ種類数
メモリ92に記憶される。次いでS5において紙の厚さ
の種類毎に印字位置指定データが以下のようにして作成
され、印字位置指定データメモリ95に記憶される。封
筒66の上記細線a、bによって区切られた部分には、
第6図(a)にハツチングを異にして示されるように3
種類の厚さが含まれている。斜線が施された部分は紙が
2枚重なった部分であり、点が描かれた部分は紙が3枚
重なった部分であり、格子状に斜線が施された部分は4
枚重なった部分である。そして、印字を行う場合を1、
印字を行わない場合を0として、第6図(b)に示され
るように紙が2枚重なった部分を1、その他の部分を0
で表わすデータと、同(C)に示されるように紙が3枚
重なった部分を1、他の部分を0で表わすデータと、同
(d)に示されるように紙が4枚重なった部分を1、他
の部分を0で表わすデータとが作られるのであり、これ
ら3種類の印字位置指定データと、イメージバッファ9
0に格納された印字データとに基づいて厚さが異なる部
分毎に印字が行われる。なお、上記のような印字位置指
定データは、厚さ記憶単位毎、すなわち1画素毎に作成
されるのであり、イメージバッファ90内の印字データ
はドツトを形成すべき画素を1、形成する必要のない画
素を0で表すものであって1、印字位置指定データと印
字データとの両方が1の場合にワイヤが駆動されること
となる。
続いて、S6においてへラドギャップが変更される。封
筒66の厚さが異なる場合にもヘッドギャップの大きさ
を一定に保つことにより美しい印字を行うことができる
ため、封筒66の各部の厚さに応じて所定のへラドギャ
ップが得られる位置に印字ヘッド14が移動させられる
のである。印字は厚さが最も薄い部分から順に行われ、
印字ヘッド14は前回に印字された部分の厚さに対応す
る位置から次に印字される部分の厚さに対応する位置に
移動させられる。印字ヘッド14は厚さメモリ94に記
憶されている厚さに対応する位置に位置決めされており
、このメモリ94に記憶された厚さに対応する位置デー
タと、次に印字される部分の厚さに対応する位置データ
とから印字ヘッド14の移動量ならびに移動方向が算出
され、その算出結果に基づいてステップモータ52が駆
動されることにより、印字ヘッド14が次に印字を行う
べき部分の厚さに対応した位置へ移動させられる。最初
、印字ヘッド14は紙が2枚重なった部分に対して所定
のへラドギャップを隔てた位置に移動させられる。
次いで、S7において印字が行われる。この印字は、イ
メージバッファ90から印字データを読み出すとともに
、印字位置指定データメモリ95から85において作成
された印字位置指定データのうち、2枚重ね部分の印字
を指定するデータを読み出して行われるのであり、それ
により1行のうち、紙が2枚重なった部分についてのみ
印字が行われ、その他の部分については行われない。印
字後、S8において紙の厚さの種類数Nが1減少させら
れ、S9において1行の印字が終了したか否か、すなわ
ちNがOになったか否かの判定が行われる。紙の厚さは
3種類あるため判定結果はNOとなり、プログラムの実
行はS6に戻り、印字ヘッド14が紙が3枚重なった部
分に対応する位置に移動させられた後、S7において印
字が行われる。S6〜S9の繰返しにより紙の厚さが異
なる部分毎に印字が行われればS9の判定結果がYES
となり、1行の印字が終了する。
二のように1行のうち、厚さが異なる部分毎にヘッドギ
ャップが調整されて別々に印字が行われることにより、
封筒66は部分的に厚さが異なるにもかかわらず、質の
揃った美しい印字が得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ROMカード82が厚さデータ記憶手段を構成し、RO
M72のS3〜S6を記憶する部分、CPU70のS3
〜S6を実行する部分が制御手段を構成しているのであ
る。
なお、上記実施例においてはROMカード82によって
紙厚データが供給されるようになっていたが、第7図に
示されるように、RAM74に紙厚データメモリ96を
設けて紙厚データ記憶手段とし、紙厚データを供給させ
るようにしてもよい。
この場合にはホストコンピュータ80に紙厚データを記
憶しておき、印字時に紙厚データメモリ96に転送させ
る。この際、紙厚データメモリ96にはまず、紙厚デー
タの供給を表わすコードデータが供給され、次に紙厚デ
ータの数のパラメータが供給された後、紙厚データが供
給される。この供給された紙厚データは紙厚データメモ
リ96に記憶され、印字に当たっては前記ROMカード
82と同様に必要な紙厚データが読み出される。なお、
紙厚データメモリ96は、揮発性でも不揮発性でもいず
れでもよい。
また、紙厚データメモリ96にROMカード82によっ
て紙厚データを供給するようにしてもよい。この場合、
ROMカード82はデータの転送後に外してもよい。
さらに、ROMカード82はデータの書き換えが可能な
ものであっても、不可能なものであってもいずれでもよ
く、また、揮発性のものでも不揮発性のものでもいずれ
でもよいが、EEPROM(Electrical E
rasable Programable ROM )
カードのように、データの書き換えが可能であって不揮
発性のものである場合には、ホストコンピュータ80か
ら紙厚データメモリ96に転送された紙厚データをRO
Mカードに記憶させるようにしてもよい。このようにす
れば、紙厚データメモリ96が揮発性のものである場合
に電源投入毎にホストコンピュータ80から紙厚データ
メモリ96にデータを転送する必要がなくなる。
さらにまた、複数の印字装置を使用する場合、1台の印
字装置についてのみROMカードにホストコンピュータ
80のデータが記憶されるようにし、他の印字装置につ
いてはそのROMカードを使用して紙厚データメモリ9
6にデータを供給するようにしてもよい。
本発明の更に別の実施例を第8図に示す。本実施例の印
字装置は、RAM74の紙厚データメモリ96に専用の
入力装置100によって紙厚データを入力するようにし
たものであり、印字は第9図に示される複写伝票102
に行われるものとする。この複写伝票102は、第10
図(a)ないしくC)に示されるような形状が異なる3
枚の複写紙104.106.108が重ねられて成るも
のであり、それら3枚の複写紙104,106,108
を重ねた状態では厚さが3種類生ずる。この厚さは紙厚
測定装置により予め測定しておく。この測定は、特開昭
53−149416号公報に記載されているようにフォ
トカプラを用いた測定装置や、特開昭60−23487
2号公報に記載されているように、加えられる圧力が大
きくなるに従って電気抵抗値が減少する感圧導電ゴムを
用いた測定装置等により行う。
入力装置100には、印字ヘッド14を左右方向に移動
させるとともに、紙送りローラを回転させて複写伝票1
02を上下方向に送る4種類のカーソルキー110(図
にはまとめて示されている)が設けられるとともに、紙
の厚さを入力するための複数のテンキー112.入力さ
れたデータの記憶を指示する登録キー114等が設けら
れている。なお、第8図には制御装置の一部が示されて
おり1.他の部分については第7図に示される実施例の
場合と同じである。
複写伝票102は、印字装置への挿入後、自動的に紙厚
入力位置(その上端が印字ヘッド14と同じ高さとな、
る位置)に移動させられる。その後、カーソルキー11
0を操作して印字ヘッド14あるいは複写伝票102を
移動させ、複写伝票102の4隅の位置を記憶させる。
印字ヘッド14が各隅に対向する状態において登録キー
114を操作し、移動範囲の左端を基準(0)とする印
字ヘッド14の送り量と、複写伝票102が紙厚人力位
置にある状態を基準(0)とする紙送りモータ13の送
り量とにより表される位置データを紙厚データメモリ9
6に記憶させるのである。
次に、印字ヘッド14を紙が3枚重なった部分Aと、2
枚重なった部分Bおよび1枚のみの部分Cとの境界線α
の上端に対向する状態とする。その状態で登録キー11
4を操作し、印字ヘッド14の位置を記憶させた後、下
方向移動用のカーソルキー110を操作して複写伝票1
02を、境界線αの最下端が印字ヘッド14に対向する
位置まで移動させる。その位置において登録キー114
を操作し、紙送りモータ13の送り量を記憶させる。同
様にして上記Bの部分とCの部分との境界線βの左端位
置と右端位置とを記憶させ、記憶後、上記A、B、Cの
各部分のうちの任意の位置にそれぞれ印字ヘッド14を
移動させ、各位置においてテンキー112を用いて厚さ
を入力し、登録キー114により記憶させる。以上のよ
うに登録された複写伝票102の4隅の位置、境界線α
、βの各位置ならびにA、B、Cの各部分の厚さデータ
から、複写伝票102全体について1画素を単位とする
厚さデータが形成され、紙厚データメモIJ96に記憶
されるのであり、このデータに基づいて前記実施例の場
合と同様に印字を行うことができる。
なお、上記実施例においては被印字体の厚さが予め測定
され、専用の入力装置looを用いて紙厚データが入力
されるようになっていたが、第11図に示されるように
、印字装置を利用して紙厚データを測定し、紙厚データ
メモリに記憶させるようにしてもよい。本実施例におい
てキャリッジ120上には、印字ヘッド122と左右方
向に並んで紙厚検出器124が設けられている。この紙
厚検出器12Aは、被印字体たる封筒125に光を当て
、その反射光の受光量に基づいて紙厚を検出するもので
あり、前後方向に移動可能な移動台126を有している
。移動台126は図示しない移動装置により前後方向に
移動させられるのであり、その上には段付状のブロック
128が固定されている。ブロック128内には、発光
ファイバ130、受光ファイバ132が上下方向に間隔
を隔てて印字へラド122のワイヤ等ドツト形成手段と
同数対設けられ、各月が1画素部ずつ紙厚を検出するよ
うにされている。発光ファイバ130゜受光ファイバ1
32の先端部はそれぞれ、ブロック128の封筒125
に対向する前面に露出させられるとともに、発光ファイ
バ130から発せられて封筒125により反射された光
が受光ファイバ132により受光される位置に設けられ
ている。
また、各ファイバ130,132の基端部にはそれぞれ
、発光素子134.受光素子136が対向させられてい
る。このブロック128の外側には用紙押さえ部材14
0が前後方向に摺動可能に嵌合されるとともに、ブロッ
ク128の大径部142との間に配設されたスプリング
144によって前方に付勢されている。なお、用紙押さ
え部材140は、その後端部に設けられた内向きのフラ
ンジ部146がブロック128に当接することにより、
ブロック128からの抜は出しが阻止されるようになっ
ている。また、用紙押さえ部材140は、ブロック12
8が大径部142が肩面148に当接するまで前進させ
られても、先端部がブロック128の先端より小距離突
出した状態となるように形成されている。受光素子13
6は、図示は省略するが増幅器等を介して制御装置の入
力インタフェースに接続されている。
ブロック128は非検出時には後退位置にあり、用紙押
さえ部材140はフランジ部146がブロック128に
当接するとともに封筒125から離間した位置にある。
したがって、印字時に用紙押さえ部材140が封筒12
5に接触することはない。それに対して、紙厚の検出時
には移動台126が一定距離前進させられ、用紙押さえ
部材140が封筒125に接触し、プラテン150から
の浮き上がりを防止する状態となる。移動台126は、
用紙押さえ部材140が封筒125に当接した後、更に
前進させられ、ブロック12Bの大径部142がフラン
ジ部146と肩面148とのほぼ中間に位置させられる
。この状態で発光ファイバ130から光が放射され、キ
ャリッジ120が印字データに基づいて実際に印字が行
われる領域内を移動させられる。ただし、印字ヘッド1
22と紙厚検出器124とは左右方向において小距離離
れているため、その離間距離分だけずれた領域内でキャ
リッジ120が移動させられる。この移動中、封筒66
の厚さが厚い部分については封筒66と受光ファイバ1
32との距離が近くなり、薄い部分については遠(なる
というようにI7さに応じて距離が異なることにより受
光量が変わり、その受光量に基づいて制御装置において
紙厚が算出され、紙厚データメモリに記憶される。この
ように印字ヘッド122が印字時と同様に移動させられ
るとともに、複数対の発光ファイバ130゜受光ファイ
バ132によって1ピツチ毎に厚さが検出されることに
より、封筒125の1画素毎の厚さデータが得られるこ
ととなるのであり、このデータと印字データとに基づい
て前記実施例の場合と同様に印字を行うことができる。
なお、紙厚データは印字データと同様に封筒125の左
端を基準(0)として記憶することにより、印字時にそ
のまま使用することができる。
このように検出された紙厚データに基づいて前記実施例
の場合と同様に印字を行うことができ、本実施例の印字
装置によれば、紙の厚さが1枚の印字用紙について細か
く異なる場合や、印字用紙の種類が頻繁に変わる場合に
紙厚データの作成を容易に行うことができ、印字を能率
良く行うことができる。−また、印字部分についてのみ
紙厚が検出されるため、封筒125全体について紙厚を
検出する場合に比較して検出時間およびデータが少なく
て済む。
なお、光の反射を利用する代わりに、超音波の反射を利
用する等別の非接触式検出法により紙厚を検出すること
も可能であり、さらに、印字ヘッドのワイヤを印字リボ
ンを介することなく印字用紙に衝突させ、その際の突出
量あるいは衝突圧力を検出して紙厚を求める等、接触式
検出法により紙厚を検出することも可能である。
また、上記各実施例においては、紙の厚さ毎に印字位置
を指定する印字位置指定データと印字データとに基づい
て印字が行われるようになっていたが、厚さの種類毎に
印字データを作ってもよい。
1行について同じ厚さの部分については印字データがあ
り、他の部分については印字データのないデータを作る
のである。
また、上記各実施例においては封筒66.125や複写
伝票102に印字を行う場合について説明したが、例え
ばビニールシートや磁気シートに印字を行う装置にも本
発明を適用することができる。
さらに、上記各実施例においては、被印字体の厚さが部
分的に異なる場合、印字条件が厚さに応じた条件に変更
されて印字が行われるようになっていたが、そのような
印字条件変更モードと、印字条件を変更せず、被印字体
全体を同じ印字条件で印字する一律印字モードとを選択
的に行い得るようにしてもよい。この場合、例えば切換
えスイッチ、切換えキー等を設け、オペレータがいずれ
のモードで印字を行うかを選択するようにすればよい。
印字条件を変更しないで印字を行えば印字速度を速(す
ることができ、例えば、通常は一律印字モードで印字を
行い、被印字体の厚さが部分的に異なる場合にもある程
度の印字品質が得られる場合にはそのまま印字を行って
印字能率の向上を図る一方、印字状況を見て印字品質が
悪い場合には印字条件変更モードを選択し、高品質の印
字を得るようにすることができるなど、二つのモードを
適宜に選択することにより、状況に応じ、所望の態様で
印字を行うことができるのである。
また、−律印字モードが選択されて印字が行われる場合
には、印字位置指定データメモリ95を第二のイメージ
バッファとして利用することができる。そのようにすれ
ばRAM74に2行分のイメージデータが記憶されるこ
ととなり、印字と並行して受信バッファ88から印字デ
ータを読み出し、イメージデータに展開することができ
、印字をより高速で行うことができる。
さらに、試し印字等、印字に高品質が要求されない場合
には、−律印字モードを選択することにより印字を短時
間で能率良く行うことができる。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概略的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である印字装置の要部を示
す平面図(一部所面)である。第3図は上記印字装置に
より印字が行われる封筒を示す背面図である。第4図は
上記印字装置の印字を制御する制御装置のブロック図で
ある。第5図はその制御装置の主体を成すコンピュータ
のROMに記憶されたプログラムのうち本発明に関連の
深い部分を取り出して示すフローチャートである。 第6図(a)ないしくd)は、上記封筒のうちの1行を
取り出すとともに厚さの異なる各領域を示す図である。 第7図は本発明の別の実施例である印字装置に用いられ
るコンピュータのRAMの構成を示すブロック図である
。第8図は本発明の更に別の実施例である印字装置を制
御する制御装置の要部を示すブロック図である。第9図
はその印字装置により印字が行われる複写伝票を示す正
面図であり、第10図(a)ないしくC)はその複写伝
票を構成する3枚の複写紙を別々にして示す正面図であ
る。第11図は本発明の更に別の実施例である印字装置
の紙厚検出器を示す平面断面図である。 lO:側板      12ニブラテン14:印字ヘッ
ド   16:ガイド軸40.42:偏心体  50:
被駆動ギヤ52ニステツプモータ 56:駆動ギヤ66
:封筒      68:制御装置82:ROMカード
  96:紙厚データメモリ100:入力装置   1
02:複写伝票122:印字ヘッド  124:紙厚検
出器125:封筒 第1図 第3図 第6図 1i!’5F!!J 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 概してシート状を成し、部分的に厚さが異なる被印字体
    に印字を行う装置であって、 前記被印字体を支持するプラテンと、 そのプラテンに沿って移動しつつそのプラテンに支持さ
    れた被印字体に印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッ
    ドの印字条件を変更する印字条件変更装置と、 前記被印字体の部分的に異なる厚さのデータを記憶する
    厚さデータ記憶手段と、 その厚さデータ記憶手段に記憶された厚さデータに基づ
    いて前記印字条件変更装置に印字条件を被印字体各部の
    厚さに見合った条件に変更させる制御手段と を含むことを特徴とする印字装置。
JP11289688A 1988-05-10 1988-05-10 印字装置 Pending JPH01283181A (ja)

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