JPH06201412A - ロール状記録紙 - Google Patents

ロール状記録紙

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JPH06201412A
JPH06201412A JP36099292A JP36099292A JPH06201412A JP H06201412 A JPH06201412 A JP H06201412A JP 36099292 A JP36099292 A JP 36099292A JP 36099292 A JP36099292 A JP 36099292A JP H06201412 A JPH06201412 A JP H06201412A
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JP36099292A
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Masaharu Nishikawa
正治 西川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、用紙の種類に関係なく用紙種別を確
実に分別することができるロール状記録紙を提供する。 【構成】巻き芯上11に長尺の記録紙12を巻回したロ
ール状記録紙であって、巻き芯11の端面に用紙種別を
示すコードマーク13を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの記録用紙と
して用いられる巻き芯に長尺の記録紙を巻回したロール
状記録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像信号に応じて各種の記録用紙
上にプリント画像を形成する技術として、各種のプリン
ト方式が考えられており、また、これらプリント方式に
よりプリント画像が形成される記録用紙としても各種の
ものが用いられることも知られている。
【0003】ところで、これらプリント方式において、
各種の記録用紙にプリント画像を形成する場合、各記録
用紙のサイズや紙質に応じてプリンタの動作条件が異な
ることがあり、このため使用する記録用紙のよって、そ
れぞれのプリント動作条件を変更することも知られてい
る。
【0004】図9は、実開昭62−68152号公報に
開示されるカラー複写機の複写制御装置での制御の一様
態を示すもので、同装置では、記録用紙として普通紙と
OHP用紙について複写可能なカラー複写機について、
トナー像の定着条件を各用紙に応じて調整する機能を備
えている。
【0005】この装置では、複写スタートに先立って、
記録紙が普通紙であるかOHP用紙であるかをマニュア
ルボタン1、2を押して指定し、その後にプリントボタ
ン3を押してコピーをスタートさせる。
【0006】ここで、指定が普通紙の場合には、用紙の
フィードが正しく行われていれば、搬送路の途中で用紙
が普通紙であるか否かをセンサ4によって判定し、指定
通りと判断されると、定着搬送スピード高速5に設定し
てコピーを実行する。また、用紙のフィードが正しく行
われない場合、またはセンサにより普通紙でないと判断
された場合は、それぞれ装置の動作停止またはミスフィ
ード表示6を行う。一方、指定がOHP用紙の場合に
は、用紙のフィードが正しく行われていれば、搬送路の
途中で用紙が普通紙であるか否かをセンサ7によって判
定し、指定通りと判断されると、定着搬送スピード低速
8に設定して、トナーを十分に溶融させトナーの透過率
を高めた状態でコピーを実行する。また、センサ7が指
定と異なっていると判断すると、定着搬送スピード高速
9に設定変更してコピーを実行する。また、用紙のフィ
ードが正しく行われない場合は、それぞれ装置の動作停
止またはミスフィード表示10を行う。
【0007】このように、種類の異なる記録紙にプリン
ト画像を形成するような場合、用紙の種別や寸法に応じ
て、プリンターなどの装置側で動作の各パラメーターを
変更する必要があり、このために用紙の種別やサイズを
検知することがある。
【0008】従来では、この検知手段として、用紙の透
過率を測定する方法が広く用いられている。ところが、
記録紙が普通紙、トレーシングベース紙、透明フィル
ム、合成紙ベース紙など多種に及ぶことになると、これ
らを光透過率で判別するセンサーは複雑化し、あるいは
センサーでは判別不能となることもある。あるいは同一
ベース紙で厚さが異るものを検知したり、加工紙の場合
で加工処方の差を検知しようとすると、適当な検知手段
がないということにもなる。
【0009】一方、用紙の寸法の区別を行うような場
合、従来のカット紙を用いるプリンタや複写機では、用
紙を収容するカセット等の容器をセンサーで検知するこ
とで識別信号を得ていたが、ロール状の記録紙のように
カセットなどに収容しないで使用するものでは、適切な
検知手段を用意することができず、あえてこれを判別し
ようとすれば用紙の搬送路中にセンサーを設けて用紙の
寸法を検出することになるが、前述のように用紙の種類
が多種に及ぶような場合には、これらを間違いなく検出
することが困難になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、種
類の異なる記録紙にプリント画像を形成するような場
合、用紙の種別や寸法に応じて、プリンターなどの装置
側で動作の各パラメーターを変更することがあり、この
ために用紙の種別やサイズを検知する必要があるが、記
録紙が普通紙、トレーシングベース紙、透明フィルム、
合成紙ベース紙など多種に及ぶため、これらを間違いな
く検出することが困難になるという問題点があった。
【0011】本発明は上記こと情に鑑みてなされたもの
で、用紙の種類に関係なく用紙種別を確実に分別するこ
とができるロール状記録紙を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻き芯上に長
尺の記録紙を巻回したロール状記録紙において、前記巻
き芯の端面または該巻き芯端面からその近傍の記録紙部
分に用紙種別を示すコードマークを設けるように構成さ
れている。
【0013】
【作用】この結果、本発明によれば、ロール状記録紙の
端面に対向してコードマークを読み取るコード読取セン
サーを配置するだけでロール紙の紙質や寸法など必要と
する各種の情報を読取ることができ、しかも、巻芯と用
紙は、用紙を使い終るまで不分離であるから、用紙を途
中で交換したりしても誤判定するようなおそれも防止で
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。
【0015】(第1実施例)図1は、同実施例の概略構
成を示している。図において、11は筒状の巻き芯で、
この巻き芯11上に長尺の記録紙12を巻回してロール
状に仕上げられている。
【0016】この場合、巻き芯11は紙を筒状に加工し
た紙管、塩化ビニール樹脂のチューブなどが用いられて
いる。
【0017】記録紙12は、ベースとして普通紙、透明
フィルム、トレーシングペーパー、合成紙等各種の異っ
た物性のシートが用いられ、また適用する記録方式に対
応させて各種のコーティングや含浸、カレンダー等によ
ってその表面に必要な性質を与えたり適度な導電性を与
えられている。また普通紙等において異ったベースシー
ト厚さの記録紙が複数種用いられる場合もある。
【0018】そして、巻き芯11の端面にコードマーク
13を設けている。このコードマーク13は,記録紙1
2のベースシートの種別、表面処理等の処理の種別、ベ
ースシートの厚さの区別、ロール紙の紙巾の区別等を示
すものである。
【0019】ここで、コードマーク13は、巻き芯11
の端面からその近傍の記録紙12部分にかけて設けるよ
うにしてもよい。つまり、コードマーク13の位置は、
記録紙12が順次消費されても読取り可能とするため、
巻き芯11上、または巻き芯11に接近した記録紙12
端面上とすることが好ましい。なお、巻き芯11にのみ
コードマーク13をつける場合には、予めマーク13を
印刷または捺印した巻き芯11を用意しておくことによ
って、記録紙12を巻込んでから捺印する手間を省くこ
とができる。なお、記録紙12を巻き芯11に巻き込ん
だのちに端面に捺印する場合は、巻き芯11とともに記
録紙12の部分にまで捺印がはみ出す場合もあるが、そ
れは支障がない。
【0020】図2は巻き芯11端面に設けられたコード
マーク13を読取るためのセンサの配置関係を示してい
る。
【0021】この場合、巻き芯11端面の開口部よりロ
ール紙ホルダ14を挿入して、ロール状記録紙は回転可
能に保持され、また、巻き芯11端面のコードマーク1
3に対向してマークセンサ15を設けている。
【0022】この場合、ロール紙ホルダ14は、巻き芯
11の開口部よりさし込む先端部が薄肉になっていると
ともに、複数の舌片を作る切り込みが入れてあり、舌片
の開き力によってガタツキなく巻き芯11と整合するよ
うにしている。また、マークセンサ15は、フォトイン
タラプターのような光電式センサーであって、巻き芯1
1端面に捺印されているコードマーク13を読取るよう
にしている。
【0023】なお、コードマーク13はバーコードのよ
うにセンサの走査位置がずれても誤りなくコードが読取
れる形状であることが望ましい。そのために、バーコー
ドのバーはロール紙の軸芯を中心とする放射方向に配置
されることが好ましいが、図3に示すように巻き芯11
の半径がコードマーク13の寸法に比べて十分に大きい
時には平行に書かれたコードであっても支障なく使用す
ることができる。
【0024】図4は、コードマーク13の一例を示すも
ので、(a)に示すコードにおいてS1 ,S2 ,S
3 は、各コードマークの指定位置を示している。ここ
で、S1 は基準コードであって、コードマーク13のス
タート位置を示すと共にコードの基準巾を示す。すなわ
ちコード読取り時のロール紙の回転速度は一定ではな
く、種々変化するので同一のコードであってもそのコー
ドの巾の読取り時間で区別することはできない。そこで
対象となるコードの巾と基準コードS1 の巾をその読取
り時間で比較してコードの巾を判別するようにする。S
2 は第1の記録紙情報を示すコードで、例えば普通紙と
透明フィルムを分割する場合には、例えば前者を基準コ
ードの2倍巾とし、後者を基準コードと同じ巾としてお
く。同ようにS3は、記録紙の巾を示すマーク位置と
し、A0巾とA1巾を分別するものとする。前者は基準
コードの2倍巾のコードで後者は基準コードと同じ巾と
する。
【0025】図4に示す例では、同図(a)は、紙サイ
ズがA1巾の普通紙を示し、(b)は、紙サイズA0巾
の透明フィルムを示している。
【0026】ところで、ロール紙の端面に捺印されたコ
ードマーク13を読取るためには、マークセンサ15に
対してロール紙を回転させなければならない。通常、ロ
ール紙の回転はプリントがスタートして用紙が送り出さ
れることによって始動する。
【0027】従って、コードマーク13が1個所に捺印
されている場合、最大ロール紙を1回転させるだけ用紙
を送り出さなければならず、それまでに時間が掛り、ま
たコードマーク読取前に送り出した用紙を無駄にしない
ためには何等かの工夫が必要となる。
【0028】このような問題を解決し、短時間に、ロー
ルからの用紙送り出しがわずかな範囲内でコードマーク
13の読取りを可能とするため、巻き芯11の円周方向
に複数組の同一パターンのコードマーク13を分散して
設けるようにしている。その具体例を第2実施例で説明
する。
【0029】(第2実施例)図5は巻き芯11の端面に
同一のコードマーク13を巻き芯11の円周上に等間隔
に分散させて配置している。この例の場合コードマーク
13が8個所あるのでロール紙を1/8回転させればコ
ードマーク13の読取りを終了できることになる。
【0030】なお、インクジェットプリンタ等、間欠的
に紙送りするプリンタでは、コード読取中に回転が変化
しては、ロール紙の回転によるコード走査はできない。
その場合にはコード読取のためのロール紙の回転をプリ
ントとは別に行ったり、ライン型のイメージセンサーを
用いてロール紙が回転しなくとも読取れるようにすれば
よい。
【0031】ところで、プリント用紙の種別に応じて画
像形成の条件を変更することが望まれる例として、透明
フィルム上への画像形成を行う場合に画濃度を増大させ
たい課題がある。
【0032】普通紙ベースの記録紙上に画像を形成した
場合には、画像は反射光で観察されるため、色材部分へ
入射した光が色材層を通ってベース紙面で反射し、再び
色材層を通って出て来た光を観察している。すなわち色
材層の2倍の厚さの層を通った光を見るため、比較的少
い色剤で高い濃度を実現することができる。
【0033】これに対して透明フィルム上に画像形成し
た場合には、フィルム背面から照射された光が色材層を
通って目に入るために画像の濃度は普通紙に比較して半
分になってしまう。
【0034】このため、従来、普通紙ベースの記録紙上
に画像形成をする装置で、透明フィルム上にも画像形成
を可能とするような場合、上述のような理由から透明フ
ィルム上の画像濃度が低くなってしまうという問題があ
った。
【0035】通常、プリンタにおいて画像濃度高めるこ
とは容易ではなく、上記の問題を解決する汎用の解決手
段はなかった。例えば、熱昇華転写方式のプリンタの場
合、特別に高い転写濃度を与えるドナーフィルムや受像
フィルムを用いると共にプリントヘッドに高いエネルギ
ーを付与するという手段がある。またプリンタのプリン
ト速度を低下させて、画像を形成する色材量増加させて
高濃度化することがインクジェットプリンタ等において
は可能となっており、モード指定することによって高濃
度プリントが可能となっている。従ってOHP等の透明
フィルム上にプリントする場合には高濃度モードを指定
することが推奨されている。
【0036】一方、記録紙が普通紙か透明フィルムを設
定するモード設定は、通常ディップスイッチの操作や、
ホストパソコンのキーボード等による指定で行われるよ
うになっている。このために、モード設定の忘れやミス
等を起こしやすく、所望する画像濃度のプリントが得ら
れないことがあった。
【0037】このような問題を解決するために、普通紙
ベースの記録紙と透明フィルムベースの記録紙に対し
て、プリント原画信号に応動してインク滴を噴射してプ
リント画像を形成するインクジェットプリンタについ
て、普通紙ベースの記録紙に好適な主副走査方向のドッ
ト分布密度が等しい第1のプリントモードと、透明フィ
ルムまたは半透明フィルムベースの記録紙に対して好適
な第1のプリントモードよりも単位面積当りのインク量
を増大させた第2のプリントモードを設定する手段と用
紙の種別を検知する手段と、検知信号に基いてモードの
設定の変更およびまたは設定されたモードと用紙の不一
致を示す信号を送出する手段により構成している。その
具体例を第3実施例で説明する。
【0038】(第3実施例)図6は、同実施例の概略構
成を示している。
【0039】ところで、インクジェットプリント方式の
中でオンディマンドタイプと呼ばれるものにおいては、
インク噴射のオン・オフが制御可能であるが、1ドット
のインク量は変化させることができない。このようなオ
ンディマンド方式のプリンタにおいて本発明を実施する
ためには、単位面積当りのドット密度を増加させて濃度
を高めるようにする。
【0040】図において、31はロール状の記録紙で、
この記録紙31の巻き解かれた先端37は、ローラー3
2、33、34および吸引支持板35からなる搬送路を
通って搬送される。なお、36は、吸引支持板35に吸
引支持のための負圧を発生させるファンである。
【0041】44はマルチノズルオンディマンドインク
ジェットプリントヘッドで、移動走査台41に載置して
いる。移動走査台41は、ガイドレール39、40に沿
って紙面と垂直方向に移動可能にしている。この場合、
移動走査台41は、スライドベアリング42,43によ
ってガイドレール39、40に移動可能に支持されてい
る。
【0042】46はワイヤプーリで、主走査モータ49
に取付けられ、ワイヤプーリ46に巻かれたワイヤ47
をワイヤフック48を介して移動走査台41に接続し、
移動走査台41を駆動するようにしている。
【0043】38は副走査のために記録紙搬送ローラ3
3を駆動するモータである。
【0044】一方、50はプリント画信号受信回路で、
ホスト側からラスター画信号を受信するか、または他の
形態の信号を受信してラスター画信号を形成する回路で
ある。そして、このプリント画信号受信回路から出力さ
れるラスター画信号を、画信号配列変換回路51に与
え、プリントヘッドのノズル配列構造に適合させた信号
に変換し、プリントヘッドドライバ52に与えるように
している。
【0045】画信号配列変換回路51では、後述するよ
うに普通紙に適すものと、透明フィルムに適すものとで
異った変換モードを有しており、中央制御回路54の指
令に従った変換モードで動作する。
【0046】58はフォトセンサで、このセンサ58に
より記録紙31の透過率を測定し、この測定結果を用紙
判別回路57に与える。そして、この用紙判別回路57
で用紙を判別し、判別信号をモード設定回路53に与
え、モード設定回路53によってモードを設定し、中央
制御回路54に与えるようにしている。
【0047】ここで、モード設定に応じて動作モードを
変更するのは、画信号配列変換回路51での信号配列変
換のみではなく、主走査送り速度や副走査送り巾等もモ
ード設定に応じて動作モードを変更する。
【0048】従って、主走査モータードライバ55、副
走査モータードライバ56等は中央制御回路54の指令
に従って動作モードを決定し、かつ動作制御するように
構成される。
【0049】しかして、このようなプリント装置30で
は、プリントヘッド44がガイドレール39,40上を
移動することによって主走査が行われ、帯状の走査プリ
ント領域が作られ、ローラー33をステップ的に回転さ
せて記録紙37を間欠的に送ることによって副走査が行
われるようになる。
【0050】次に、このようなプリント装置30を用い
て行う、普通紙に適合させる標準濃度のプリントモード
と、透明フィルムに適合させる高濃度プリントモードの
種々の形態を説明する。
【0051】この場合、図7(a)は、標準濃度のプリ
ントモードにおけるプリントドットの配列を示すもの
で、矢印Xで示す主走査方向のプリントドットピッチ
と、矢印Yで示す副走査方向のプリントドットピンチが
等しくなっている。
【0052】これに対して同図(b)は、高濃度プリン
トモードの1例であって、主走査方向のドット密度を2
倍したプリント例を示す。このモードを実現するには、
モード設定回路53の設定に従い、中央制御回路54は
主走査モータードライバ55に指令して走査速度を半分
に変更する。それと同時に、画信号配列変換回路51に
指令して、主走査ライン上の各ドット情報をコピーして
2倍数ドットの画信号を作り出し、この画信号でプリン
トヘッド44を付勢するようにする。この結果、同図
(b)に示すように主走査方向の標準ドット位置の間に
追加のドットが配置され、単位面積当り2倍量のインク
による高濃度画像が形成されることになる。
【0053】次に、図7(c)は同一の主走査ラインを
2回重複してプリントして、2倍量のインクによるプリ
ントを行うモードを示している。この場合、高濃度モー
ドが設定されると、中央制御回路54は画信号配列変換
回路51に指令して、2回の主走査の間同一の画信号を
分配するように指令すると共に、副走査モータードライ
バ56に指令して、2回の主走査で1ステップの副走査
送りを行うように指令する。図7(c)図のモードは、
同図(b)図のモードと比較すると、先行したインクが
用紙に吸収されてから次のインクが供給されるためにイ
ンクの流れ等が生じにくい利点がある。
【0054】図7(d)は、同一の主走査ラインを2回
プリントするが、副走査方向の送りは2回目のライン走
査の前に1/2ドットピッチ分だけ送るようにしてあ
る。そして次の走査の前には1ステップすなわちマルチ
ノズルのノズル数とドットピッチを掛けた距離の送りを
行うようにする。このモードの利点は副走査方向のプリ
ントヘッドのノズル位置のムラ等があった時にそのムラ
が目立たなくなる作用を生ずる点にある。
【0055】このようにすれば、普通紙ベースの記録
紙、透明フィルムベースの記録紙の各種別に対して間違
いなく適正濃度のプリントを行うことができる。
【0056】なお、図7で述べたモード例では単位面積
当りのインク量を2倍にする例で説明したが、この倍率
は2倍に限定したものでなく、1.5倍とか3倍とか任
意に設定してそれに対応した効果を得ることができる。
【0057】ところで、上述した図5に示す装置では、
高濃度あるいは普通濃度のモード設定は、例えばモード
設定回路53によってマニュアルに行うと、設定ミスに
よってモードと記録紙の種類が一致しないことがある。
【0058】そのようなミスを防止するためにはフォト
センサー58により用紙の種別を検知して、それによっ
てモードを変更するか、あるいは設定モードと用紙の不
一致を判定して、プリント動作を停止させたり、不一致
の警告信号を発生させたりしておくことが望ましい。
【0059】ところが、用紙が普通紙と、透明フィルム
の2種類であって、普通濃度モードと高濃度モードが対
応するような単純な組合わせの場合には、用紙搬送路に
フォトセンサを配置して、用紙の透過率から用紙種別を
判定することができる。ところが、トレーシングベース
紙、合成紙ベース紙等中間的な透過率の用紙が用いられ
ると、単純に透過率で用紙種別を判定することができな
くなってしまう。
【0060】そこで、このような問題を解決するため
に、インクジェットプリンタで記録紙ロールの端面に記
録紙の種別を示すコードマークを設け、コードマークと
対向する位置にコードマークセンサを設け、このコード
マークセンサからのコードマーク読取信号に基いて、モ
ード設定の変更およびまたは設定されたモードと用紙の
不一致を示す信号を送出する手段を設けるようにしてい
る。その具体例を第4実施例で説明する。
【0061】(第4実施例)図8は、同実施例の概略構
成を示している。
【0062】この場合、上述した図6と同一部分には同
符号を付している。図8において、新しい要素は、コー
ドマークセンサ60とコードマーク読取回路59であ
り、またロール状記録紙31端面の巻き芯部分には、上
述した図3から図5で説明したコードマーク13を捺印
しているものとする。
【0063】そして、ロール状の記録紙31をプリンタ
にセットして電源をONすると、プリンタはプリントス
タートに先立ってイニシァライジング動作をする。その
動作の中にはプリントヘッドのキャッピングを解除して
プレ噴射でインク噴射を安定化させたり、キャッピング
ポジションからプリントのスタートポジションにヘッド
を移動させたりする動作等が含まれることがある。
【0064】図8では、副走査モータ38を回転させて
記録紙を送り出し、これによってロール状記録紙31を
回転させてコードマークを読取る。そして、読取ったコ
ードマークによってモード設定を行うか、または設定し
たモードとコードマークの読取の一致、不一致を判定し
て判定信号を送出するように構成しておく。
【0065】この場合、すでに送り出した記録紙部分は
プリントに用いることなく無駄紙としてすててしまって
もよいが、逆送り搬送手段を設けて巻きもどしてプリン
トに供するように構成すれば一層好適である。あるい
は、コードマークセンサ60としてラインセンサを用い
るようにして、プリント動作を先に動作させてしまっ
て、プリントが進行してコードマークがラインセンサー
部分にさしかかって来た時にコードマークを読取るよう
に構成することができる。こうすれば、イニシァライジ
ング動作でロール紙を強制回転させる構成は不必要とな
る。
【0066】このようにすれば、ロール状の記録紙31
端面に設けられたコードマークを読み取るようになるの
で、トレーシングベース紙、合成紙ベース紙などの中間
的な透過率の用紙が用いられた場合も、適切なモード設
定を行うことができ、最適な濃度プリントを実現するこ
とができる。
【0067】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、巻き芯上に長尺の記録
紙を巻回したロール状記録紙の巻き芯の端面または該巻
き芯端面からその近傍の記録紙部分に用紙種別を示すコ
ードマークを設けることにより、このようなロール状記
録紙の端面に対向してコードマークを読み取るコード読
取センサーを配置するだけで、ロール紙の紙質や寸法な
ど必要とする各種の情報を読取ることができるようにな
る。しかも、巻芯と用紙は、用紙を使い終るまで不分離
であるから、用紙を途中で交換したりしても誤判定する
ようなおそれも防止でき、さらには、コードマークの読
取によってプリンターの動作パラメーター設定の自動化
を可能にするとともに、設定ミスを検知して、プリント
ミスを防止するような効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例のコードマークを読取るためのセン
サの配置関係を示す図。
【図3】第1実施例のコードマークの一例を示す図。
【図4】第1実施例のコードマークを説明するための
図。
【図5】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図7】第3実施例での各プリントモードの形態を説明
するための図。
【図8】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図9】従来のプリント動作条件を変更する例を説明す
るための図。
【符号の説明】
11…巻き芯、12…記録紙、13…コードマーク、1
4…ロール紙ホルダ、15…マークセンサ、31…ロー
ル状記録紙、32、33、34…ローラ、35…吸引支
持板、36…ファン、38…モータ、39、40…ガイ
ドレール、41…移動走査台、44…マルチノズルオン
ディマンドインクジェットプリントヘッド、46…ワイ
ヤプーリ、47…ワイヤ、48…ワイヤフック、49…
主走査モータ、50…プリント画信号受信回路、51…
画信号配列変換回路、52…プリントヘッドドライバ、
53…モード設定回路、54…中央制御回路、55…主
走査モータードライバ、56…副走査モータードライ
バ、57…用紙判定回路、58…フォトセンサ、59…
コードマーク読取回路 60…コードマークセンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き芯上に長尺の記録紙を巻回したロー
    ル状の記録紙において、 前記巻き芯の端面または該巻き芯端面からその近傍の記
    録紙部分に用紙種別を示すコードマークを設けたことを
    特徴とするロール状記録紙。
JP36099292A 1992-12-28 1992-12-28 ロール状記録紙 Withdrawn JPH06201412A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7533954B2 (en) 2002-01-22 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Printing media type discrimination apparatus and method, and printing apparatus
WO2013116008A1 (en) * 2012-01-31 2013-08-08 Georgia-Pacific Consumer Products Lp Product, dispenser and method of dispensing product

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