JPH0128259Y2 - - Google Patents

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JPH0128259Y2
JPH0128259Y2 JP1981176618U JP17661881U JPH0128259Y2 JP H0128259 Y2 JPH0128259 Y2 JP H0128259Y2 JP 1981176618 U JP1981176618 U JP 1981176618U JP 17661881 U JP17661881 U JP 17661881U JP H0128259 Y2 JPH0128259 Y2 JP H0128259Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
cross
exhaust
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motorcycle
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JP1981176618U
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JPS5881122U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車の側方へ張り出すことな
く車体側面にコンパクトに配設されかつエンジン
排気効率を高めた自動二輪車の排気管に関するも
のである。
従来技術 自動二輪車に搭載される排気管は、エンジンか
ら間欠的に排出される高圧の排気により膨張、収
縮変形を繰り返すため、この変形に合理的に耐え
うるように、通常、横断面形状がほぼ円形であ
り、マフラーも同じような理由からほぼ円形であ
る。
また自動二輪車の走行空気抵抗は、車体前面投
影面積、車体の凹凸形状等によつて左右されるた
め、車体前面投影面積を小さくすることによつて
走行空気抵抗を減少させようとする試みがなされ
ていた。
この試みの一つとして実開昭53−61546号公報
に記載されているように、マフラーの横断面形状
を上下方向に細長い長円状に形成し、マフラーの
膨張室における両側偏平部の剛性を増大させるべ
く、上下筒体の合せ部に補強部材たる渡し板を介
装し、この重ね合せ部を溶接で一体に固着してい
た。
解決しようとする課題 しかしながら、前記マフラーにおいては、膨張
室の略全長に亘り一枚の渡し板でもつて膨張室が
上下に二分割され、各膨張室の横断面積が半減し
ても、その総和は左程変らず、膨張による膨張室
の消音性能に大きな悪影響はない。
しかしマフラー(本実施例においてはサイレン
サー)の上流側で、エンジンの排気ポートに連結
する排気管においては、排気管入口から排気管長
手方向中央部に向つて排気管横断面積を漸次増大
させることによつて、掃気期間中(2サイクルエ
ンジン)または排気期間中(4サイクルエンジ
ン)の排気管入口の圧力を負圧に保ち排気を引き
出して掃気または排気効率を高め、また排気管長
手方向中央部後半から排気管出口に向つて排気管
横断面積を減少させることによつて、排気管内の
反射波を生起させ、この反射波を利用し排気終期
に排気管入口の圧力を正圧にし、吹き抜けるよう
にする新気を押し戻し、このカデナシ効果によつ
て掃気または排気効率を著しく高めていたため、
実開昭53−61546号公報に記載のように、横断面
形状が上下に細長い排気管に一枚の補強プレート
を適用して、その補強プレートでその長手方向全
長に亘り仕切ると、この仕切られた排気通路の横
断面積が半減するとともにその長さに対する横断
面積の関係も著しく変化してしまうので、前記し
た掃気または排気効率を向上させようとする所期
の目的を充分に達成できない。
課題を解決するための手段および作用効果 本考案は、このような難点を克服した自動二輪
車の排気管の改良に係り、排気管入口から排気管
長手方向中央部に向つて排気管横断面積が漸次増
大するとともに排気管長手方向中央部後半から排
気管出口に向つて排気管横断面積が減少し、その
減少端部をサイレンサーに連結して、自動二輪車
の車体側面に配設された排気管において、該排気
管の車体幅側の両側面を平面状になし、その横断
面形状を前記平面壁部を長辺とする小判状に形成
し、かつ前記排気管の上下幅センターラインに沿
つて間隔を存し対向する壁間に複数の補強プレー
トを一体に架設するとともに、前記平面壁をリヤ
ホイールの揺動平面に対し平行でしかも該リヤホ
イールの側面上方より外側に配置したことを特徴
とするものである。
本考案では、排気管の車体幅側の両側面を平面
状になし、その横断面形状を前記平面壁部長辺と
する小判状に形成し、前記平面壁をリヤホイール
の揺動平面に対し平行でかつ該リヤホイールの側
面上方より外側に配置したため、前記排気管を自
動二輪車のフレーム内に納めて車体幅を減少し、
車体前面投影面積を減少させて走行空気抵抗を低
減することができる。
また本考案においては、前記排気管の上下幅セ
ンターラインに沿い間隔を存し対向する壁間に複
数の補強プレートを一体に架設したため、前記排
気管内部を該補強プレートで上下に仕切らずに連
通状態とすることができ、掃気または排気効率を
高い水準に保持しつつ、前記排気部両側平面部の
剛性および強度を増大させることができ、振動の
発生を阻止しかつ排気管の軽量化を図ることがで
きる。
実施例 以下第1図ないし第3図に図示された本考案の
一実施例について説明する。
第1図において、エンジン1の排気ボート2に
連結された左右一対の排気管3は、センターピラ
ー10およびバツクステー11の内側に配設され
るとともに、シートレール12水準にまで彎曲形
成せられ、シートレール12後端部を越えて伸長
し、その伸長端部にサイレンサー4が連結されて
いる。
また、前記排気管3およびサイレンサー4は、
サイドカバー14およびリヤカウリング15の内
方に位置し、かつリヤホイール13と干渉するこ
となく、同リヤホイール13を左右から挟みつけ
るように配設されている。
さらに前記排気管3においては、車体幅側の相
対向する側壁3aが平面状に形成されるとともに
その上下壁3bは半円管状に形成され、その横断
面形状が側壁3aを長辺とする小判状になされ、
しかも排気管3の上下幅はその入口部から長手方
向中央部に向つて漸次増大するとともに長手方向
中央部後半から排気管出口に向つて減少し、その
結果、排気管の横断面積も前記したと同様に変化
し、かくしてガデナシ効果による掃気または排気
効率が著しく高められるようになつている。
さらにまた前記排気管3の両側壁3aの略上下
中間位置に、それぞれ左右対をなす複数のスリツ
ト3cがその長手方向に沿い間隔を存して形成さ
れ、一対のスリツト3c内に幅の狭い補強プレー
ト3dが嵌挿、溶着され、両側壁3aを連結して
補強するようになされている(第2図、第3図参
照)。
第1図ないし第3図に示された実施例は、以上
のように構成されており、排気管3における車体
幅側の対向側壁3aを平面状に形成するととも
に、断面形状を上下に細長い小判状にしたため、
従来の断面長円状の排気管P(第2図における二
点鎖線)に比して、車体幅方向の張り出し量を
1(ただし:1実施例における左右一対の排
気管3の表外側壁面間距離、2:従来の排気管
Pにおける前記距離)だけ縮減することが可能で
ある。
また前記平面部を有する形状にすることによつ
て、排気管3を車体フレームに固定するための支
持部材の取付けが容易となる。
一方、排気管3の対向側壁3a間にその長手方
向に沿い間隔を存して複数の補強プレート3dを
架設することによつて、カデナシ効果による高い
掃気および排気効率を保持したまま、平面状の側
壁3a部を補強し、剛性を向上せしめることがで
き、排気管3内に発生する正、負圧の脈動波によ
る振動が効果的に防止される。
さらに排気管3は、サイドカバー14およびリ
ヤカウリング15の内側に配設しているので、外
側がスマートである。
なお、前記実施例においては、排気管3の側壁
3aにスリツト3dを形成して、同部に補強プレ
ート3dを嵌挿、溶接したが、第4図に示される
ようにプレス成形によつて得た上下の部材をフラ
ンジ23aにより複合して作成した排気管23の
場合には、フランジ23aを一部切欠くことによ
つて、補強プレート23dを嵌挿するための隙間
が得られるので、同部において、補強プレート2
3dを嵌挿、溶接すれば良い。
その他、第5図ないし第6図に示されるよう
に、一端部に子突片を33eを有する補強プレー
ト33dを排気管33の対向両側壁33aに形成
した大小のスリツト33c間に架設すれば、その
肩部33Fが側壁33aの内側面に係合して補強
効果がさらに向上するとともに、組付け性も良く
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る排気管を備え
た自動二輪車の概略側面図、第2図は同実施例お
よび従来の排気管相互、さらにリヤホイールとの
対応関係を示す説明図、第3図は第1図における
−縫切断図、第4図は他の実施例に係る排気
管の第3図と同様な断面図、第5図はさらに他の
実施例に係る排気管の説明図、第6図は第5図に
おける−縦断面図、第7図は同要部説明図で
ある。 1……エンジン、2……排気ボート、3……排
気管、3a……側壁、3b……上下壁、3c……
スリツト、3d……補強プレート、4……サイレ
ンサー、10……センターピラー、11……バツ
クステー、12……シートレール、13……リヤ
ホイール、14……サイドカバー、15……リヤ
カウリング、23……排気管、23a……フラン
ジ、23d……補強プレート、33……排気管、
33a……側壁、33c……スリツト、33d…
…補強プレート、33e……小突片、33f……
肩部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気管入口から排気管長手方向中央部に向つて
    排気管横断面積が漸次増大するとともに排気管長
    手方向中央部後半から排気管出口に向つて排気管
    横断面積が減少し、その減少端部をサイレンサー
    に連結して、自動二輪車の車体側面に配設された
    排気管において、該排気管の車体幅側の両側面を
    平面状になし、その横断面形状を前記平面壁部を
    長辺とする小判状に形成し、かつ前記排気管の上
    下幅センターラインに沿い間隔を存し対向する壁
    間に複数の補強プレートを一体に架設するととも
    に、前記平面壁をリヤホイールの揺動平面に対し
    平行でしかも該リヤホイールの側面上方より外側
    に配置したことを特徴とする自動二輪車の排気
    管。
JP17661881U 1981-11-25 1981-11-30 自動二輪車の排気管 Granted JPS5881122U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17661881U JPS5881122U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 自動二輪車の排気管
US06/442,040 US4475622A (en) 1981-11-25 1982-11-16 Exhaust system for motor vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17661881U JPS5881122U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 自動二輪車の排気管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5881122U JPS5881122U (ja) 1983-06-01
JPH0128259Y2 true JPH0128259Y2 (ja) 1989-08-29

Family

ID=29969750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17661881U Granted JPS5881122U (ja) 1981-11-25 1981-11-30 自動二輪車の排気管

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JP (1) JPS5881122U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361546U (ja) * 1976-10-25 1978-05-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5881122U (ja) 1983-06-01

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