JPH01282452A - 蛍光x線分析方法 - Google Patents

蛍光x線分析方法

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JPH01282452A
JPH01282452A JP11096788A JP11096788A JPH01282452A JP H01282452 A JPH01282452 A JP H01282452A JP 11096788 A JP11096788 A JP 11096788A JP 11096788 A JP11096788 A JP 11096788A JP H01282452 A JPH01282452 A JP H01282452A
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JP
Japan
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rays
sample
intensity
fluorescent
fluorescence
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Pending
Application number
JP11096788A
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English (en)
Inventor
Akimichi Kira
吉良 昭道
Yoshinori Hosokawa
細川 好則
Yuu Kutsuma
久津間 ゆう
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばICリードフレームの表面メツキの性
状(所定元素の4度や、膜厚なと)を測定すること等に
利用される螢光X線分析方法、詳しくは、測定試料に一
次X線を照射して該測定試料から放射される螢光X線の
強度を計測することにより、その測定試料に関する所定
の性状を測定する螢光X線分析方法に関する。
〔従来の技術〕
かかる螢光X線分析方法は、従来は、次のようにして実
施されていた。
即ち、第3図に略示するように、基台d上に載置された
測定試料Sにおける所定の測定ポイントpに対して、X
線源01から出射されるX線を一次コリメータ02によ
り絞ったビーム状の一次X線rをスポット照射し、その
測定ポイントpがら放射される螢光X線fを二次コリメ
ータo3を介してX線検出器04に入射させてその強度
を計測し、その螢光X線「の強度測定結果に基いて、前
記測定試料Sに関する所定の性状を分析手段Cにより演
算測定するようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記した従来方法においては、下記のような
種々の問題があった。
即ち、特に、例えばICリードフレームのように複雑な
形状をした異形部材や、あるいは、非常に細い線状部材
を測定試料Sとする場合などには、所定の測定ポイント
ル上にビーム状−次X線rを正確にスポット照射するた
めに、基台dの位置を微調整するための機構Xや確認の
ための目視用光学系yなどの高価でかつ複雑な操作が必
要な機構を設けなければならないと共に、前記−次X線
rを可及的に細いビームに絞り込む必要があるため、そ
の強度が大幅に低下してしまい、従って、X線検出器0
4により十分な強度検出出力を得て高精度の測定を行う
ためには、かなり大出力のX線源O1を用いなければな
らなかった。また、−次X線rの絞り限界以下の細い綿
状部材などの測定は不可能であり、測定試料の形状や大
きさによる測定限界が比較的厳しかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、従来方法に比べて、格段に簡素かつ安価に構
成でき、かつ、非常に操作が容易な装置を用いることが
できると共に、測定試料の形状および大きさによる測定
限界がより緩やがな螢光X線分析方法を提供せんとする
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による螢光X線分析
方法は、冒頭に記載したような基本的方法において、 (ア)測定試料の直後方側に、該測定試料には含まれて
いない元素から成る背面試料を配置すると共に、 (イ)前記測定試料および背面試料の両方をカバーする
ように、比較的広い範囲に一次X線を照射し、かつ、 (つ)前記測定試料からの螢光X線および前記背面試料
からの螢光Xiの両方の強度を計測することにより、 それら両螢光X線の計測強度に基いて、前記測定試料に
関してその面積に依存しない螢光X線の強度を得られる
ようにした、 という点に特徴がある。
〔作用〕
かかる特徴ある手段を採用したことにより発揮される作
用は次の通りである。
即ち、上記本発明に係る螢光X線分析方法によれば、後
述する具体的実施例の記載がらもより一層明らかとなる
ように、 (1)従来方法のように測定試料における所定の測定ポ
イントに対してビーム状の一次X線をスポット照射する
のではなく、測定試料のかなり広い範囲に亘って言わば
コーン状の一次X線を照射するようにしたため、 (1)たとえ複雑な異形部材や極細の線状部材を測定試
料とする場合であっても、−次X線の照射位置は大まか
に調整するだけでよいから、従来のように位置微調整機
構や確認のための目視用光学系などの高価な機構を設け
る必要がなく、従って、操作も非常に容易となる、 (11)−次X線をそれほど大きく絞り込む必要がない
から、その絞りによる強度低下は小さく、従って、従来
に比べて小出力のX線源を用いながらも高精度の測定を
行うことができ、安全かつ経済的である、 (■)従来方法のように測定試料における所定の測定ポ
イントのみに対して一次X線を照射するのではな(、測
定試料の直後方側に比較試料としての背面試料を配置す
ると共に、それら測定試料および背面試料の両方をカバ
ーするように一次X線を照射し、かつ、それら測定試料
からの螢光X線および前記背面試料からの螢光X線の両
方の強度を計測し、それら両螢光X線の計測強度に基い
て、前記測定試料に関してその面積に依存しない(面積
補正された)螢光X線の強度を得られるようにしたから
、 (1v)いかに複雑な異形部材や極細の線状部材あるい
は試料毎に面積が異なる部材などを測定試料とする場合
であっても、常にその面積の違いに関係のない測定結果
が高精度で得られることになり、従って、互いに異なる
測定試料同士の比較対照を行う場合に極めて便利である
、 (ν)測定試料の形状および大きさによる測定限界も従
来に比べて格段に緩やかとなる、といった種々の利点が
ある。
〔実施例〕
以下、本発明による螢光X線分析方法の具体的実施例を
図面(第1図および第2図)に基いて説明する。
第1図は、本発明方法を適用して構成された螢光X線分
析装置の全体概略構成を示している。
この第1図において、Dは基台であって、この基台り上
には、先ず、比較試料としての膜状あるいは薄板状の背
面試料Bを載置し、その背面試料B上に測定試料S(例
えばICリードフレーム)を載置する。つまり、測定試
料Sの直後方便に背面試料Bが位置するように両者を配
置する。なお、前記背面試料Bは、測定試料Sには含ま
れていない元素から成る均一な材料で構成される。これ
は、測定試料Sから放射される螢光X線と背面試料Bか
ら放射される螢光X線とのエネルギー(波長に対応する
)範囲が、十分弁別可能な程度に互いに異なるようにす
るためである。−例をあげれば、測定試料Sが鉄である
場合、背面試料Bとしては塩ビ膜が用いられる。また、
測定試料Sの上面と背面試料Bの上面とはできるだけ一
敗させることが望ましく、従って、測定試料Sが比較的
厚手のものである場合には、第2図の拡大縦断面図に示
すように、背面試料Bの上面側に測定試料Sを収容する
ための凹部すを形成するなどの手段を講ずればよい。
また、1はX線源、2は一次コリメータであって、X線
源1から出射されるX線(白色X線)を−次コリメータ
2によりコーン状に絞った一次X線Rを、前記測定試料
Sおよび背面試料Bの両方をカバーするように、比較的
広い範囲に照射するように構成されている。
更に、前記測定試料Sおよび背面試料Bの両方から放射
される螢光XIFは、二次コリメータ3を介してX線検
出器4に入射し、このX線検出器4において、測定試料
Sからの螢光XvAの実強度I、3、および、背面試料
Bからの螢光X線の実強度1%が計測される。
それら両型光x′+lAの計測強度1%、ISは面積補
正演算手段5に入力され、この面積補正演算手段5にお
いて、後で詳述する演算式■に基いて、前記測定試料S
に関してその面積に依存しない螢光X線の強度ll30
が求められる。
そして、その測定試料Sに関する面積に依存しない螢光
X線の強度1.Inは分析手段Cに入力され、その分析
手段Cにおいて、前記測定試料Sに関する所定の性状(
例えば所定元素の濃度や、膜厚なと)が演算測定される
ように構成されている。
さて、前記面積補正演算手段5において用られる演算式
■は下記のとおりである。いま、1890 ・・・測定
試料Sが検出面(−次X線Rの照射面)の全体を覆った
とした場合にお ける測定試料S中の元素iによる螢光 X線の強度(つまり、これが測定試料 S中の元素iによる面積に依存しない 螢光X線強度1.30である)、 1.3  ・・・測定式t4s中の元素iによる螢光X
線の実際の強度(検出強度)、 ■、′ ・・・背面試料B中の元素jによる螢光X&i
lの実際の強度(検出強度)、 1%G  ・・・背面試料Bが検出面(−次X線Rの照
射面)の全体を覆ったときの元素Jに よる螢光X線の強度、 とすると、 lJ′0  1.” の関係が成立する。
そして、前記パラメータ1.3゜’j”+Ij″。
のうち、+、5.+11については実際の測定時におい
て前記X線検出器4により計測されるから、1、goに
ついて、実際の測定に先立って、測定試料Sのない背面
試料Bのみの状態で計測することによって予めその値を
求めておけば、上記■弐により、測定試料S中の元素i
による螢光X線強度の面積補正値1.3°が演算される
のである。
ところで、上記本発明方法によれば、複雑な異形部材や
試料毎に面積が異なるような部材は勿論、−次X線の絞
り限界を越えるような極細の線状部材をも測定試料Sと
することができるが、極めて細い線状部材を測定試料S
とする場合には、その測定試料Sからの螢光X線強度が
十分に大きくとれないことがある。そのような場合には
、測定試料Sからの螢光X線強度の計測カウント値が一
定の値に達したときにはじめて1サイクルの測定を終了
させる、という自動制御手段を保用すればよい。
また、測定試料Sが非常に薄いものである場合には、背
面試料Bからの螢光X線によって測定試料S中の元素が
背面から励起されることにより発生してX線検出器4に
到達する螢光X線が無視できない大きさとなることがあ
るため、かかる現象を避けるために、背面試料Bとして
は、それから発生する螢光X線のエネルギーが、測定試
料S中の元素の励起エネルギーよりも小さくなるように
、その材料を選定するのが望ましい。
〔発明の効果〕
以上詳述したところから明らかなように、本発明に係る
螢光X線分析方法によれば、測定試料の直後方便に比較
試料としての背面試料を配置すると共に、それら測定試
料および背面試料の両方をカバーするように比較的広い
範囲に一次X線を照射し、かつ、それら測定試料からの
螢光X!5および前記背面試料からの螢光X線の両方の
強度を計測し、それら両像光X線の計測強度に基いて、
前記測定試料に関してその面積に依存しない螢光X線の
強度を得られるようにする、という工夫を加えたことに
よって、たとえ複雑な異形部材や極細の線状部材を測定
試料とする場合であっても、従来のように一次X線の照
射位置の微調整機構や確認のための目視用光学系などの
高価な機構を設ける必要がなく、従って、操作も非常に
容易となると共に、−次X線の絞りによる強度低下は小
さいため従来に比べて小出力のX線源を用いながらも非
常に高精度で信頼性の高い測定を行うことができるよう
になり、更に、測定試料の形状および大きさによる測定
限界も従来に比べて格段に緩やかになる、といった顕著
な効果が発暉される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係る螢光XvA分析方
法の一実施例を示し、第1図は本発明方法を適用して構
成された螢光X線分析装置の全体概略構成図であり、第
2図はその要部の拡大縦断面図である。 そして、第3図は、本発明の技術的背景ならびに従来技
術の問題点を説明するためのものであって、従来一般の
螢光X線分析方法を適用して構成された螢光X線分析装
置の全体概略構成図を示している。 S・・・・・・測定試料、B・・・・・・背面試料、R
・・・・・・−次X線、C・・・・・・螢光X線。 出願人  株式会社 堀 場 製 作 所代理人  弁
理士  秘 本 英 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 測定試料に一次X線を照射して該測定試料から放射され
    る螢光X線の強度を計測することにより、その測定試料
    に関する所定の性状を測定する螢光X線分析方法におい
    て、 (ア)測定試料の直後方側に、該測定試料には含まれて
    いない元素から成る背面試料を配置すると共に、 (イ)前記測定試料および背面試料の両方をカバーする
    ように、比較的広い範囲に一次X線を照射し、かつ、 (ウ)前記測定試料からの螢光X線および前記背面試料
    からの螢光X線の両方の強度を計測することにより、 それら両螢光X線の計測強度に基いて、前記測定試料に
    関してその面積に依存しない螢光X線の強度を得られる
    ようにしたことを特徴とする螢光X線分析方法。
JP11096788A 1988-05-06 1988-05-06 蛍光x線分析方法 Pending JPH01282452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100764003B1 (ko) * 2005-01-05 2007-10-08 한국과학기술원 렌즈 없는 칩위의 광학 현미경 및 이를 이용한 영상 획득시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100764003B1 (ko) * 2005-01-05 2007-10-08 한국과학기술원 렌즈 없는 칩위의 광학 현미경 및 이를 이용한 영상 획득시스템

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