JPH0128139B2 - - Google Patents
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- JPH0128139B2 JPH0128139B2 JP13539882A JP13539882A JPH0128139B2 JP H0128139 B2 JPH0128139 B2 JP H0128139B2 JP 13539882 A JP13539882 A JP 13539882A JP 13539882 A JP13539882 A JP 13539882A JP H0128139 B2 JPH0128139 B2 JP H0128139B2
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- signal
- loom
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 238000010187 selection method Methods 0.000 description 3
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は織機の緯糸選択方法と装置に関する
ものである。
ものである。
織機における緯糸選択方法としては、レピア織
機を例にとれば、一般に緯糸の選択順序である緯
糸選択パターンが設定された機械式あるいは電気
式の選択指令装置と、複数の緯糸をそれぞれ支持
しており、各緯糸を緯入れ位置に移動させる複数
のフインガと、選択指令装置からの選択指令に応
じて所要の緯糸が支持されたフインガを駆動する
駆動部とから構成されるものが知られている。そ
して、織機の回転毎に選択指令装置より緯糸の選
択指令を取り出し、取り出された選択指令を駆動
部に伝え、駆動部によつて所定のフインガを動か
すことにより選択パターンに従つた緯糸選択を
次々と行なつている。
機を例にとれば、一般に緯糸の選択順序である緯
糸選択パターンが設定された機械式あるいは電気
式の選択指令装置と、複数の緯糸をそれぞれ支持
しており、各緯糸を緯入れ位置に移動させる複数
のフインガと、選択指令装置からの選択指令に応
じて所要の緯糸が支持されたフインガを駆動する
駆動部とから構成されるものが知られている。そ
して、織機の回転毎に選択指令装置より緯糸の選
択指令を取り出し、取り出された選択指令を駆動
部に伝え、駆動部によつて所定のフインガを動か
すことにより選択パターンに従つた緯糸選択を
次々と行なつている。
ところで上記した緯糸選択装置の一部、例えば
駆動部が故障したり、あるいは誤動作する結果選
択指令に基づいて動くべきフインガと実際に動い
たフインガとが異なつてしまう場合がある。そし
てこの場合には緯糸選択パターンに一致しない種
類の緯糸が選択され、緯入れされてしまい、必要
なパターンとは異なる織柄の布が製織されて織欠
点となつてしまう。
駆動部が故障したり、あるいは誤動作する結果選
択指令に基づいて動くべきフインガと実際に動い
たフインガとが異なつてしまう場合がある。そし
てこの場合には緯糸選択パターンに一致しない種
類の緯糸が選択され、緯入れされてしまい、必要
なパターンとは異なる織柄の布が製織されて織欠
点となつてしまう。
織機はトラブル発生時にこれを検知し、自動的
に停止する機構を有するものの、経糸あるいは緯
糸切れ発生時、あるいは何の糸も選択されない、
緯糸選択が不完全などの緯糸選択不良時に停止さ
せるものが一般である。前記のように異なる種類
のものであれ何らかの糸が選択され、正常に緯入
れされる限り停止動作は行なわれないのが現状で
ある。この結果織欠点は製織後にしか発見できず
織布の品質の低下、あるいは織機の稼動率の低下
の原因ともなつてしまう。
に停止する機構を有するものの、経糸あるいは緯
糸切れ発生時、あるいは何の糸も選択されない、
緯糸選択が不完全などの緯糸選択不良時に停止さ
せるものが一般である。前記のように異なる種類
のものであれ何らかの糸が選択され、正常に緯入
れされる限り停止動作は行なわれないのが現状で
ある。この結果織欠点は製織後にしか発見できず
織布の品質の低下、あるいは織機の稼動率の低下
の原因ともなつてしまう。
この発明は上記不都合を解消し、選択パターン
とは異なる緯糸が選択された時はこれを検知し、
自動的に織機を停止させることのできる織機の緯
糸選択方法と装置を提供することを目的としたも
ので、選択パターンに基づく選択されるべき緯糸
と選択装置のフインガあるいは選択アームにより
実際に選択された緯糸とを、選択装置による選択
動作が完了し選択された緯糸が緯入れ位置に達し
たタイミングで比較し、両者が一致しない場合に
織機を停止させることを要旨とする。
とは異なる緯糸が選択された時はこれを検知し、
自動的に織機を停止させることのできる織機の緯
糸選択方法と装置を提供することを目的としたも
ので、選択パターンに基づく選択されるべき緯糸
と選択装置のフインガあるいは選択アームにより
実際に選択された緯糸とを、選択装置による選択
動作が完了し選択された緯糸が緯入れ位置に達し
たタイミングで比較し、両者が一致しない場合に
織機を停止させることを要旨とする。
以下添付図面に示す実施例を用いてこの発明に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
第1図はこの発明を電気式緯糸選択装置に用い
たものを示したもので、1は緯糸選択パターンが
設定された選択指令部であり、選択指令部1は織
機の回転毎に以下に説明するタイミング信号TS
の立下がり時に、選択パターンに基づいた緯糸選
択指令を選択信号Sとして出力する。
たものを示したもので、1は緯糸選択パターンが
設定された選択指令部であり、選択指令部1は織
機の回転毎に以下に説明するタイミング信号TS
の立下がり時に、選択パターンに基づいた緯糸選
択指令を選択信号Sとして出力する。
選択信号Sは駆動回路2の入力端子及び停止信
号発生器6の入力端子Aにそれぞれ入力される。
駆動回路2はソレノイドなどから構成されてお
り、入力された電気信号に基づいて、選択される
べき緯糸の選択のための準備を行なう機能を有す
る。選択装置3は緯糸の選択動作を行なう部分で
あり、駆動回路2の動作に応じて選択装置3を介
してフインガ群4のうちの選択指令に対応する緯
糸を支持するフインガが選択位置に移動する。フ
インガ群4は緯糸の種類に対応する数だけあり、
そのうちの選択指令に対応する緯糸を支持するも
のは動作し、選択位置に移動し、それに支持され
た緯糸は緯入れ位置に移動する。また第1図にお
いて黒塗部は機械的連結を示す。
号発生器6の入力端子Aにそれぞれ入力される。
駆動回路2はソレノイドなどから構成されてお
り、入力された電気信号に基づいて、選択される
べき緯糸の選択のための準備を行なう機能を有す
る。選択装置3は緯糸の選択動作を行なう部分で
あり、駆動回路2の動作に応じて選択装置3を介
してフインガ群4のうちの選択指令に対応する緯
糸を支持するフインガが選択位置に移動する。フ
インガ群4は緯糸の種類に対応する数だけあり、
そのうちの選択指令に対応する緯糸を支持するも
のは動作し、選択位置に移動し、それに支持され
た緯糸は緯入れ位置に移動する。また第1図にお
いて黒塗部は機械的連結を示す。
フインガ群4の動作時の選択位置の近傍にはそ
れぞれ選択検出器5が設けられている。選択検出
器5はリミツトスイツチやリードスイツチなどの
接点式検出器、あるいは投光部と受光部とから成
る光電式のものやホール素子などの半導体式のも
のなどの無接点式、即ち信号出力式検出器で構成
されており、フインガ群4の各々の動きを検知し
て、フインガ群4が選択位置への移動を完了した
時に検出信号DSを出力する。選択検出器5から
の検出信号DSは停止信号発生器6の入力端子B
に入力される。
れぞれ選択検出器5が設けられている。選択検出
器5はリミツトスイツチやリードスイツチなどの
接点式検出器、あるいは投光部と受光部とから成
る光電式のものやホール素子などの半導体式のも
のなどの無接点式、即ち信号出力式検出器で構成
されており、フインガ群4の各々の動きを検知し
て、フインガ群4が選択位置への移動を完了した
時に検出信号DSを出力する。選択検出器5から
の検出信号DSは停止信号発生器6の入力端子B
に入力される。
停止信号発生器6の入力端子Cにはタイミング
信号発生器7のタイミング信号TSが入力されて
いる。タイミング信号発生器7は織機の1回転毎
にフインガ群4の動作完了後、即ちフインガ4が
選択位置に移動した後のタイミングでタイミング
信号TSを出力する。タイミング信号発生器とし
ては、例えば織機クランク軸に取り付けられ、ク
ランク角信号を出力するシヤフトエンコーダと所
定のクランク角が設定されており、設定クランク
角信号を出力する設定器とシヤフトエンコーダ及
び設定器の出力が入力されており、両出力の一致
時に信号出力する比較器とから成る構成とし、比
較器の出力信号をタイミング信号として用いれば
よい。そして停止信号発生器6はタイミング信号
TSの立ち上がり時に入力端子A,Bにそれぞれ
入力された選択信号Sと検出信号DSとを比較し、
両者が同一でない場合には出力端子Dより停止信
号SSを図示しない織機停止回路に出力し、この
時織機は運転を停止する。尚、停止信号発生器6
に入力する選択信号S及び検出信号DSとしては
所謂コード化信号でも、また選択する緯糸の数と
同じ数の信号線のいずれか1つの線に出力される
論理信号としてもよい。尚、便宜上以下の記述に
あつては後者の場合のみ説明する。
信号発生器7のタイミング信号TSが入力されて
いる。タイミング信号発生器7は織機の1回転毎
にフインガ群4の動作完了後、即ちフインガ4が
選択位置に移動した後のタイミングでタイミング
信号TSを出力する。タイミング信号発生器とし
ては、例えば織機クランク軸に取り付けられ、ク
ランク角信号を出力するシヤフトエンコーダと所
定のクランク角が設定されており、設定クランク
角信号を出力する設定器とシヤフトエンコーダ及
び設定器の出力が入力されており、両出力の一致
時に信号出力する比較器とから成る構成とし、比
較器の出力信号をタイミング信号として用いれば
よい。そして停止信号発生器6はタイミング信号
TSの立ち上がり時に入力端子A,Bにそれぞれ
入力された選択信号Sと検出信号DSとを比較し、
両者が同一でない場合には出力端子Dより停止信
号SSを図示しない織機停止回路に出力し、この
時織機は運転を停止する。尚、停止信号発生器6
に入力する選択信号S及び検出信号DSとしては
所謂コード化信号でも、また選択する緯糸の数と
同じ数の信号線のいずれか1つの線に出力される
論理信号としてもよい。尚、便宜上以下の記述に
あつては後者の場合のみ説明する。
以上の構成であるこの実施例の動作を第2図A
〜Kを用いて説明する。尚、以下の説明では選択
される緯糸の数は3種類とする。尚、各信号で3
種類の糸に対応するものは各々添付をもつて表わ
す。
〜Kを用いて説明する。尚、以下の説明では選択
される緯糸の数は3種類とする。尚、各信号で3
種類の糸に対応するものは各々添付をもつて表わ
す。
第2図においてAはタイミング信号TSを、B
〜Dは選択信号S(S1〜S3)を、E〜Gはフイン
ガ群4の各フインガ〜の動作を、H〜Jは検
出信号DS(DS1〜DS3)をそれぞれ示したもので
ある。尚、緯糸(番号)〜の糸はそれぞれフ
インガ群4を構成するフインガ〜に支持され
ており、またS1〜S3は、緯糸〜の選択をそ
れぞれ指示する選択信号Sを示す。更にDS1〜
DS3はそれぞれフインガ〜の選択動作が完了
して緯糸〜がレピアによつて把持される位
置、即ち、フインガが選択位置へ移動完了した時
に、これを検出した時に出力される検出信号を示
す。そして緯糸の選択順序は緯糸,,とす
る。
〜Dは選択信号S(S1〜S3)を、E〜Gはフイン
ガ群4の各フインガ〜の動作を、H〜Jは検
出信号DS(DS1〜DS3)をそれぞれ示したもので
ある。尚、緯糸(番号)〜の糸はそれぞれフ
インガ群4を構成するフインガ〜に支持され
ており、またS1〜S3は、緯糸〜の選択をそ
れぞれ指示する選択信号Sを示す。更にDS1〜
DS3はそれぞれフインガ〜の選択動作が完了
して緯糸〜がレピアによつて把持される位
置、即ち、フインガが選択位置へ移動完了した時
に、これを検出した時に出力される検出信号を示
す。そして緯糸の選択順序は緯糸,,とす
る。
織機の運転が開始され、クランク角T1になる
と選択指令部1から第2図Bに示す様に、緯糸
の選択を指示する選択信号S1が出力される。尚、
クランク角T1はタイミング信号TSの立下がり
時に相当する。選択信号S1は次の選択信号S2が
出力されるタイミング信号TSの立下がりのクラ
ンク角T2まで継続して出力される。出力された
選択信号S1によつて駆動回路2は選択装置3に
緯糸の選択動作を指示する。クランク角T1か
らクランク角Td後のクランク角T1′になると、
選択装置3の働きによつてフインガは動作を開
始し、(第2図E)クランク角t1において緯入
れ位置、即ち選択位置(第2図EにおけるONの
位置)に達する。そしてこの時選択検出器5はフ
インガの移動完了を検知して、検出信号DS1を
出力する、(第2図H)。そして検出信号DS1はレ
ピアによる緯糸の緯入れが終了してフインガ
が選択位置から選択前の位置への復帰を開始する
クランク角t1′まで出力される。そして第2図
から明らかな様にクランク角t1からT2の間に
は停止信号発生器6の入力端子A,Bには選択信
号S1,検出信号DS1がそれぞれ入力されている。
と選択指令部1から第2図Bに示す様に、緯糸
の選択を指示する選択信号S1が出力される。尚、
クランク角T1はタイミング信号TSの立下がり
時に相当する。選択信号S1は次の選択信号S2が
出力されるタイミング信号TSの立下がりのクラ
ンク角T2まで継続して出力される。出力された
選択信号S1によつて駆動回路2は選択装置3に
緯糸の選択動作を指示する。クランク角T1か
らクランク角Td後のクランク角T1′になると、
選択装置3の働きによつてフインガは動作を開
始し、(第2図E)クランク角t1において緯入
れ位置、即ち選択位置(第2図EにおけるONの
位置)に達する。そしてこの時選択検出器5はフ
インガの移動完了を検知して、検出信号DS1を
出力する、(第2図H)。そして検出信号DS1はレ
ピアによる緯糸の緯入れが終了してフインガ
が選択位置から選択前の位置への復帰を開始する
クランク角t1′まで出力される。そして第2図
から明らかな様にクランク角t1からT2の間に
は停止信号発生器6の入力端子A,Bには選択信
号S1,検出信号DS1がそれぞれ入力されている。
クランク角TS1になるとタイミング信号発生
器7からタイミング信号TSが出力される。そし
てタイミング信号TSの立上がり時であるクラン
ク角TS1において停止信号発生器6の入力端子
A,Bにそれぞれ入力される選択信号S1、検出
信号DS1は緯糸を選択あるいは検出して出力さ
れる信号であり、互いに等しい信号であるので、
停止信号発生器6の出力端子Dから停止信号SS
は出力されず、従つて織機は停止せず、その運転
は継続される。
器7からタイミング信号TSが出力される。そし
てタイミング信号TSの立上がり時であるクラン
ク角TS1において停止信号発生器6の入力端子
A,Bにそれぞれ入力される選択信号S1、検出
信号DS1は緯糸を選択あるいは検出して出力さ
れる信号であり、互いに等しい信号であるので、
停止信号発生器6の出力端子Dから停止信号SS
は出力されず、従つて織機は停止せず、その運転
は継続される。
同様にして次の緯入れ時には緯糸が選択され
るパターンなのでタイミング信号TSの立下がり
時であるクランク角T2から次のタイミング信号
TSの立下がり時のクランク角T3の間は選択指
令部1から選択装置S2が出力される。そして駆
動回路2、選択回路3を介してフインガが選択
され、緯入れ位置に移動するのでクランク角t2
からt2′の間に選択検出器5から検出信号DS2
が出力される。(第2図C,F,I参照)。そして
クランク角t2後のクランク角TS2になるとタ
イミング信号発生器7からタイミング信号TSが
出力され、選択信号S2と検出信号DS2との比較が
行なわれる。そしてこの場合にも緯糸選択パター
ンに基ずいて選択されるべき緯糸と実際に選択さ
れた緯糸とは同じであり、従つて停止信号発生器
6に入力される選択信号S2と検出信号DS2とは等
しいので停止信号発生器6からは停止信号SSは
出力されず、織機の運転は継続される。
るパターンなのでタイミング信号TSの立下がり
時であるクランク角T2から次のタイミング信号
TSの立下がり時のクランク角T3の間は選択指
令部1から選択装置S2が出力される。そして駆
動回路2、選択回路3を介してフインガが選択
され、緯入れ位置に移動するのでクランク角t2
からt2′の間に選択検出器5から検出信号DS2
が出力される。(第2図C,F,I参照)。そして
クランク角t2後のクランク角TS2になるとタ
イミング信号発生器7からタイミング信号TSが
出力され、選択信号S2と検出信号DS2との比較が
行なわれる。そしてこの場合にも緯糸選択パター
ンに基ずいて選択されるべき緯糸と実際に選択さ
れた緯糸とは同じであり、従つて停止信号発生器
6に入力される選択信号S2と検出信号DS2とは等
しいので停止信号発生器6からは停止信号SSは
出力されず、織機の運転は継続される。
また3回目は緯糸が選択されるパターンなの
でクランク角T3からT4の間は選択指令部1か
ら選択信号S3が出力される。(第2図D)そして
この選択信号S3は駆動回路2、停止信号発生器
6の入力端子Aに入力される訳であるが、駆動回
路2あるいは選択装置3の誤動作によつて実際に
は緯糸が選択されてしまつた(第2図E,G)。
従つて選択検出器5からは検出信号DS3は出力さ
れず、検出信号DS1が出力される(第2図H,
J)。この結果停止信号発生器6の入力端子A,
Bに入力される信号が異なつてしまい、クランク
角TS3においてタイミング信号発生器7から停止
信号発生器6にタイミング信号TSが入力された
時には停止信号SSが出力される(第2図K)た
め図示しない停止回路の働きによつて織機の運転
は中止される。このようにして緯糸選択パターン
に基づいて、選択されるべき緯糸と実際に選択さ
れた緯糸とが異なつた場合には織機は確実に停止
する。
でクランク角T3からT4の間は選択指令部1か
ら選択信号S3が出力される。(第2図D)そして
この選択信号S3は駆動回路2、停止信号発生器
6の入力端子Aに入力される訳であるが、駆動回
路2あるいは選択装置3の誤動作によつて実際に
は緯糸が選択されてしまつた(第2図E,G)。
従つて選択検出器5からは検出信号DS3は出力さ
れず、検出信号DS1が出力される(第2図H,
J)。この結果停止信号発生器6の入力端子A,
Bに入力される信号が異なつてしまい、クランク
角TS3においてタイミング信号発生器7から停止
信号発生器6にタイミング信号TSが入力された
時には停止信号SSが出力される(第2図K)た
め図示しない停止回路の働きによつて織機の運転
は中止される。このようにして緯糸選択パターン
に基づいて、選択されるべき緯糸と実際に選択さ
れた緯糸とが異なつた場合には織機は確実に停止
する。
停止信号発生器6としては比較器を用いた構成
とすれば、例えば第3図A,Bに示すようにすれ
ばよい。第3図Aは選択検出器5として信号発生
式のものを、第3図Bは同じく接点式のものを用
いた場合のものであり、選択されるべき緯糸はn
本とする。第3図Aにおいて比較器61の入力端
子A1〜Anには選択指令部1からの選択信号S1
〜Snが入力されており、入力端子B1〜Bnには
選択検出器5からの検出信号DS1〜DSnが入力さ
れている。尚、選択信号S1〜Sn、検出信号DS1
〜DSnはそれぞれ緯糸1〜nの選択指令、検出信
号である。そして比較器61はタイミング信号
TSの立上がりのタイミングで入力端子A1〜An
とB1〜Bnに入力された信号が同一でない場合
には停止信号SSを出力する。また同様に第3図
Bにおいて、比較器62の入力端子A1〜Anに
は選択信号S1〜Snがそれぞれ入力されており、
入力端子B1〜Bnには選択検出器5を構成する
リードスイツチ等の接点R1〜Rnを介して出力
端子B0からの信号が入力されている。そして各
接点は緯糸1〜nの選択が完了した時にはそれぞ
れONとなり、従つてこの時入力端子B1〜Bnの
うちの対応する端子には信号が入力される。そし
て比較器にはタイミング信号TSの立ち上がりの
タイミングで入力端子A1〜An,B1〜Bnに入
力された信号を比較し、同一でない場合には停止
信号SSを出力する。
とすれば、例えば第3図A,Bに示すようにすれ
ばよい。第3図Aは選択検出器5として信号発生
式のものを、第3図Bは同じく接点式のものを用
いた場合のものであり、選択されるべき緯糸はn
本とする。第3図Aにおいて比較器61の入力端
子A1〜Anには選択指令部1からの選択信号S1
〜Snが入力されており、入力端子B1〜Bnには
選択検出器5からの検出信号DS1〜DSnが入力さ
れている。尚、選択信号S1〜Sn、検出信号DS1
〜DSnはそれぞれ緯糸1〜nの選択指令、検出信
号である。そして比較器61はタイミング信号
TSの立上がりのタイミングで入力端子A1〜An
とB1〜Bnに入力された信号が同一でない場合
には停止信号SSを出力する。また同様に第3図
Bにおいて、比較器62の入力端子A1〜Anに
は選択信号S1〜Snがそれぞれ入力されており、
入力端子B1〜Bnには選択検出器5を構成する
リードスイツチ等の接点R1〜Rnを介して出力
端子B0からの信号が入力されている。そして各
接点は緯糸1〜nの選択が完了した時にはそれぞ
れONとなり、従つてこの時入力端子B1〜Bnの
うちの対応する端子には信号が入力される。そし
て比較器にはタイミング信号TSの立ち上がりの
タイミングで入力端子A1〜An,B1〜Bnに入
力された信号を比較し、同一でない場合には停止
信号SSを出力する。
以上の実施例にあつては電気式の緯糸選択装置
を用いて説明したが、機械式のものの場合にも同
様にしてこの発明を用いることができる。即ちこ
の場合には選択指令部は例えばカード式などで構
成されており、選択指令はカード上のペツグある
いは穴により上下する針の移動により行なわれる
訳であるが、例えば針の移動を検知してONとな
る緯糸数に担当数のスイツチを設け、このスイツ
チのON,OFFにより選択信号を出力させる構成
などとして、ピンの移動を電気信号に選択する装
置を追加すればよい。
を用いて説明したが、機械式のものの場合にも同
様にしてこの発明を用いることができる。即ちこ
の場合には選択指令部は例えばカード式などで構
成されており、選択指令はカード上のペツグある
いは穴により上下する針の移動により行なわれる
訳であるが、例えば針の移動を検知してONとな
る緯糸数に担当数のスイツチを設け、このスイツ
チのON,OFFにより選択信号を出力させる構成
などとして、ピンの移動を電気信号に選択する装
置を追加すればよい。
また緯糸選択装置としてはフインガの選択動作
が完了した直後に次の選択指令が出るものもあ
り、この場合には停止信号発生器に入力される選
択信号と検出信号とにずれが生じ、選択動作が正
しく行なわれている場合でも検出信号が先回入力
されていた選択信号に一致するという不都合があ
るが、この場合には例えば選択指令部と停止信号
発生器との間に遅延回路あるいは選択信号を織機
の1回転分ずつ遅らせる記憶機能を有する同調器
を設ければよい。
が完了した直後に次の選択指令が出るものもあ
り、この場合には停止信号発生器に入力される選
択信号と検出信号とにずれが生じ、選択動作が正
しく行なわれている場合でも検出信号が先回入力
されていた選択信号に一致するという不都合があ
るが、この場合には例えば選択指令部と停止信号
発生器との間に遅延回路あるいは選択信号を織機
の1回転分ずつ遅らせる記憶機能を有する同調器
を設ければよい。
更に以上の説明では選択指令部と停止信号発生
器とを別々の要素とし、また停止信号発生器とし
ては比較器を例にとつたが、他の実施例としてコ
ンピユータにこれらの一部あるいは全部の機能を
もたせてもよい。そしてコンピユータに停止信号
発生部の機能を代替させる場合には、例えばコン
ピユータに選択信号、検出信号及びタイミング信
号を入力させておく。そして織機の回転毎に第4
図に示したフローチヤートに基づく動作を行なわ
せればよい。尚、第4図は選択信号と検出信号と
にずれが生じない場合のものを示したものであ
る。
器とを別々の要素とし、また停止信号発生器とし
ては比較器を例にとつたが、他の実施例としてコ
ンピユータにこれらの一部あるいは全部の機能を
もたせてもよい。そしてコンピユータに停止信号
発生部の機能を代替させる場合には、例えばコン
ピユータに選択信号、検出信号及びタイミング信
号を入力させておく。そして織機の回転毎に第4
図に示したフローチヤートに基づく動作を行なわ
せればよい。尚、第4図は選択信号と検出信号と
にずれが生じない場合のものを示したものであ
る。
以上のようにこの発明によれば選択パターンに
基づき選択されるべき緯糸と、実際に選択された
緯糸とが異なつた場合には確実にこれを検知し、
織機を停止させることができる。従つて織布の品
質を向上させることができる。また選択された緯
糸が完全に選択位置に達した段階で選択信号を出
力させ、また選択指令による緯糸と実際に選択さ
れた緯糸との比較がなされるので、実際の緯糸選
択動作が不完全な場合にも他の検知器なしでもこ
れを検知し、織機を停止止させることができる。
またこの発明においては選択検出器5を緯糸選択
装置の一部として構成したが、必要に応じて緯糸
選択装置とは別個に適宜な選択検出装置を用いて
接続するようにしてもよいことは勿論である。
基づき選択されるべき緯糸と、実際に選択された
緯糸とが異なつた場合には確実にこれを検知し、
織機を停止させることができる。従つて織布の品
質を向上させることができる。また選択された緯
糸が完全に選択位置に達した段階で選択信号を出
力させ、また選択指令による緯糸と実際に選択さ
れた緯糸との比較がなされるので、実際の緯糸選
択動作が不完全な場合にも他の検知器なしでもこ
れを検知し、織機を停止止させることができる。
またこの発明においては選択検出器5を緯糸選択
装置の一部として構成したが、必要に応じて緯糸
選択装置とは別個に適宜な選択検出装置を用いて
接続するようにしてもよいことは勿論である。
第1図はこの発明の実施例を示した回路図、第
2図A〜Kは実施例における各部の出力信号発生
あるいは動作のタイミングを示した説明図、第3
図A,Bは実施例における停止信号発生器の実施
態様を示した回路図、第4図は実施例としてコン
ピユータを用いた場合のフローチヤートを示した
説明図である。 1……選択指令部、3……選択装置、4……フ
インガ群、5……選択検出器、6……停止信号発
生器、61,62……比較器。
2図A〜Kは実施例における各部の出力信号発生
あるいは動作のタイミングを示した説明図、第3
図A,Bは実施例における停止信号発生器の実施
態様を示した回路図、第4図は実施例としてコン
ピユータを用いた場合のフローチヤートを示した
説明図である。 1……選択指令部、3……選択装置、4……フ
インガ群、5……選択検出器、6……停止信号発
生器、61,62……比較器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数種の緯糸のうちから所定の選択パターン
に基づく特定の緯糸を織機の回転毎に選択、緯入
れする方式の織機において、 選択パターンに基づいて選択されるべき緯糸の
種類と実際に選択された緯糸の種類とをそれぞれ
選択信号(S;S1〜S3)、検出信号(DS;DS1〜
DS3)として取り出し、 選択完了後の所定タイミングで前記選択信号と
検出信号とを比較し、両者が不一致の場合には織
機を停止させる ことを特徴とする織機の緯糸選択方法。 2 複数種の緯糸のうちから所定の選択パターン
に基づいて特定の緯糸を織機の回転毎に選択、緯
入れする形式の織機において 緯糸の選択パターンが設定されており、織機の
回転毎に選択パターンに基づく緯糸選択指令が出
力される選択指令部1と、 前記緯糸選択指令に従つて緯糸の選択を行なう
選択機構2〜4と、 前記選択機構の選択動作を検知して、選択され
た緯糸が選択位置に達した時点で実際に選択され
た緯糸の種類に対応する検出信号(DS;DS1〜
DS3)を出力する選択検出器5と、 前記緯糸選択指令が選択信号(S;S1〜S3)
として入力されており、前記検出信号と選択信号
とを緯糸の選択完了後の所定タイミングで比較
し、両者が不一致の場合に停止信号(SS)を出
力する停止信号発生器(6;61;62)とを有して
成る ことを特徴とする織機の緯糸選択装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13539882A JPS5926556A (ja) | 1982-08-02 | 1982-08-02 | 織機の緯糸選択方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13539882A JPS5926556A (ja) | 1982-08-02 | 1982-08-02 | 織機の緯糸選択方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926556A JPS5926556A (ja) | 1984-02-10 |
JPH0128139B2 true JPH0128139B2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=15150777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13539882A Granted JPS5926556A (ja) | 1982-08-02 | 1982-08-02 | 織機の緯糸選択方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926556A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60215848A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-29 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 無杼織機における緯入れ制御方法 |
JPS61225353A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-07 | 津田駒工業株式会社 | 織機の緯糸選択方法と装置 |
JPH0699861B2 (ja) * | 1985-04-02 | 1994-12-07 | 津田駒工業株式会社 | 織機の制御方法 |
JPS61231246A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-15 | 津田駒工業株式会社 | 織機の集中制御方法 |
JPH0699860B2 (ja) * | 1985-11-29 | 1994-12-07 | 津田駒工業株式会社 | 織機の製織条件確認装置 |
CH675114A5 (ja) * | 1988-02-02 | 1990-08-31 | Elpatronic Ag | |
JPH01314757A (ja) * | 1988-06-09 | 1989-12-19 | Kasuga Denki Kk | 織機の緯糸選択装置 |
-
1982
- 1982-08-02 JP JP13539882A patent/JPS5926556A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5926556A (ja) | 1984-02-10 |
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