JPH01279727A - 引き裂き性に優れた中強度アルミニウム合金板 - Google Patents

引き裂き性に優れた中強度アルミニウム合金板

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JPH01279727A
JPH01279727A JP11006388A JP11006388A JPH01279727A JP H01279727 A JPH01279727 A JP H01279727A JP 11006388 A JP11006388 A JP 11006388A JP 11006388 A JP11006388 A JP 11006388A JP H01279727 A JPH01279727 A JP H01279727A
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aluminum alloy
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less
strength
alloy
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JP11006388A
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Takehiko Eto
武比古 江藤
Kiyoharu Nakaizumi
中泉 清春
Hideyoshi Usui
碓井 栄喜
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中強度で引き裂き性に優れるアルミニウム合金
板に関し、更に詳しくは、引きちぎれ易く、例えば、キ
ャップ及び箔容器或いは簡易開放缶(Easy 0pe
n)の蓋などの材料として使用され、引き裂き強度の低
い包装用アルミニウム合金板に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課題)従来から、キ
ャップ、箔容器或いは簡易開放缶等の材料にはアルミニ
ウム及びアルミニウム合金が多く使用されている。これ
らの用途に使用されるアルミニウム及びアルミニウム合
金には、引き裂かれるか、引きちぎれ易いという特性を
有することが要求される。
一例として、リングプルキャップ(RingpullC
ap)について説明すると、このキャップ材に要求され
る品質特性としては、 (1)絞り加工性(シェル成形)が良好なこと。
(2)ガス圧をかけて密封する場合、内圧に耐える強度
(耐圧性)を有すること、 (3)スコア(切込み溝)より切り裂いて開けるリング
プルキャップとして使用する場合、引きちぎれ性が良く
、且つスコアより脱線しないこと、 (4)シーリング加工性が良いこと、 (5)耐食性が良好なこと、 等が要求される。
本出願人は、先に特開昭60−145346号や特公昭
62−32264号に示すように、低強度(おおよそ引
張強さ20 kg / am2以下)や高強度(おおよ
そ引張強さ28 kg / nu+”以上)で、引き裂
き性に優れたアルミニウム合金板を提案した。
しかし乍ら、最近、この種の用途のアルミニウム材料の
薄肉化に伴い、更に、引張強さ20〜26 kg / 
arm”レベルの中強度で、且つ引き裂き性の優れたア
ルミニウム合金板の開発が要望されている。
本発明は、かNる要請に応えるべくなされたものであっ
て、中強度で引き裂き性に優れたアルミニウム合金板を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、アルミニウム合
金板の化学成分並びに組織面について鋭意研究を重ねた
結果、特定量のSi及びFeを必須成分とすると共に、
圧延後の金属間化合物の大きさ及び面積率をコントロー
ルすることにより、可能であることを見い出したもので
ある。
すなわち、本発明は、Si20.10%、Fe≧0.1
5%、3Fe+Si≦3%のSi及びFeを必須成分と
して含有し、更に必要に応じて、Cu:1%以下、Mn
:1%以下及びMg:1%以下のうちの1種又は2種以
上を含有し、残部がAl及び不純物からなるアルミニウ
ム合金であって、圧延後の金属間化合物の大きさが30
μm以下で、その面積率が4〜10%であることを特徴
とする中強度で引き裂き性に優れるアルミニウム合金板
を要旨とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
まず、本発明における化学成分の限定理由について説明
する。
SLは絞り性の向上1強度の向上、耳率の低下の効果を
持つ元素である。しかし、0.1%未満ではこのような
効果がないので、Si量は0.10%以上が必要である
Feは金属間化合物の大きさや面積率の制御に非常に重
要な元素である。しかし、含有量が0゜15%未満では
(F e、 Mn) A Q a等の金属間化合物の生
成が助長されないので、0.15%以上が必要である。
但し、Si及びFeの合計量、すなわち、(3Fe+S
i)量が3%を超えて多量に含有すると、絞り性等の加
工性が劣化する。したがって、Si及びFeの多量は、
Si20.10%、Fe≧0.15%であって、3Fa
+Si≦3%を満たす範囲の量とする。なお、3Fe+
Si≦2%であれば良好な低耳性も得られるので好まし
い。
以上の2元素Si、Feを必須成分とするが、本発明に
おいては、以下の元素Mn、Mg及びCuののうちの1
種又は2種以上を必要に応じて添加することができる。
Mnは強度の向上効果を有すると共に、Feと一緒に(
Fe、 Mn)A Q、金属間化合物を生成する元素で
あるが、1%を超えて含有すると絞り加工性等が劣化す
る。したがって、Mn量は1%以下とする。
Mgは強度を付与する元素であるが、本系合金で1%を
超えて含有すると強度が高くなり、成形性が低下する。
したがって、Mg量は1%以下とする。
Cuは強度を付与する元素であるが、1%を超えて含有
すると成形加工性、耐食性が劣化する。
したがって、Cu量は1%以下とする。
なお、上記成分以外に不純物が含有するが。
Zn、Cr、Ti又はZrを含有する場合には夫々0゜
05%以下であれば、本発明に係る中強度で引き裂き性
に優れるアルミニウム合金板の特性を変えることがない
ので、0.05%までは許容される。
またB(ボロン)についても含有量が0.03%以下で
あれば同様の理由により許容される。
更に、本発明においては、上記の如く化学成分を調整す
ると共に圧延後の金属間化合物の大きさと面積率を規制
するものであって、具体的には、圧延後の(Fe、Mn
)AnG等の金属間化合物の大きさを30μm以下とし
、その面積率を4〜10%とすることによって、引き裂
き性が良好となり、且つ加工性が良くなる。しかし、金
属間化合物の大きさが30μmを超えると、深絞り加工
等において割れ発生の起点となり、また金属間化合物の
面積率が4%未満では引き裂き性の低下が少なく、逆に
、10%を超えると引き裂き性は問題ないが、深絞り加
工時に割れの起点となるので、好ましくない。
なお、実際の絞り加工においては、トリミング量を低減
するために低方向性(低耳率)が要求されるが、これは
均熱条件、熱間圧延条件、中間焼鈍条件等を低方向性と
なるように適宜決定すればよい。
勿論、本発明のアルミニウム合金板はリングキャップ用
に使用した場合に限らず、PPキャップ(P 1lfe
r −P roof cap)等の他のキャップ、箔容
器或いは簡易開放缶等の蓋に適用しても同様な効果が期
待できる。すなわち、PPキャップの場合には、ミシン
目に沿って引き裂いて開栓するのであるが、この時の開
栓トルクの低下に効果があり、また、箔容器或いは簡易
開放缶の蓋の場合には、多段張出加工性、リベット成形
性が要求されるが、これに対しても問題なく成形できる
のである。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 第1表に示す化学成分を有するアルミニウム合金の鋳塊
を半連続鋳造法により厚さ55m1+1に造塊し、50
IIIll厚に面削した後、510℃の温度で4時間加
熱の均熱処理をし、500〜300℃の熱間圧延で3m
m厚の熱延板とした。次いで、冷間圧延により0.5C
)+m厚とし、480 ’Cの温度で中間焼鈍を実施し
た後、再び冷間圧延により0.25II11厚とした(
冷間加工率50%)。
その後、190℃の温度で10分間加熱(通常の塗装焼
付条件に相当する)シ、キャンエンド開缶性試験(スコ
ア加工率50%)を実施した。開缶性は、第1図に荷重
と変位の関係を示すように、A点(スコア亀裂開始:ポ
ツプ)、B点(引き裂き:テア)、6点(破断:デタッ
チ)の各荷重(kg)にてを評価した。
更に、ベーキング(190℃X 10n+in)後に引
張試験を行って機械的性質を調べると共に、金属間化合
物のサイズ及び面積率を測定し、耳率も測定した。これ
らの結果を第1表に併記する。耳率は48%絞り加工後
の値である。
第1表より明らかなとおり1本発明例はいずれも引張強
さ20〜26 kg / arm2の中強度と優れた開
栓性(引き裂き性)を兼備していることがわかる。
また耳率も小さい。
一方、比較例Na 8、N1110は引き裂き性に優れ
るものの、強度が不足し、比較例Nα9、Nα11〜N
n 13は強度が過大で引き裂き性に劣っている。
【以下余白) (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、特定量のSiと
Feを必須成分として成分調整すると共に圧延後の金属
間化合物の大きさと面積率を規制するので、中強度で引
き裂き性に優れ、特にキャップ、箔容器或いは簡易開放
毎等の蓋に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャンエンド開缶性試験の荷重と変位の関係を
示す図である。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚 第1図 支 イIL →

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で(以下、同じ)、Si≧0.10%、F
    e≧0.15%、3×Fe+Si≦3%のSi及びFe
    を必須成分として含有し、残部がAl及び不純物からな
    るアルミニウム合金であって、圧延後の金属間化合物の
    大きさが30μm以下で、その面積率が4〜10%であ
    ることを特徴とする中強度で引き裂き性に優れるアルミ
    ニウム合金板。
  2. (2)前記アルミニウム合金が、必要に応じてCu:1
    %以下、Mn:1%以下及びMg:1%以下のうちの1
    種又は2種以上を含有し、残部がAl及び不純物からな
    るものである請求項1記載のアルミニウム合金板。
JP11006388A 1988-05-06 1988-05-06 引き裂き性に優れた中強度アルミニウム合金板 Granted JPH01279727A (ja)

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JP11006388A JPH01279727A (ja) 1988-05-06 1988-05-06 引き裂き性に優れた中強度アルミニウム合金板

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01279727A true JPH01279727A (ja) 1989-11-10
JPH0341537B2 JPH0341537B2 (ja) 1991-06-24

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ID=14526128

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02118048A (ja) * 1988-10-28 1990-05-02 Furukawa Alum Co Ltd リングプルキャップ用Al合金板
JPH04224651A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Sky Alum Co Ltd アルミニウム2ピース缶体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232264A (ja) * 1985-08-02 1987-02-12 Toyota Motor Corp 内燃機関のシリンダヘツドの冷却水通路構造

Patent Citations (1)

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