JPH0127909Y2 - - Google Patents

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JPH0127909Y2
JPH0127909Y2 JP5900287U JP5900287U JPH0127909Y2 JP H0127909 Y2 JPH0127909 Y2 JP H0127909Y2 JP 5900287 U JP5900287 U JP 5900287U JP 5900287 U JP5900287 U JP 5900287U JP H0127909 Y2 JPH0127909 Y2 JP H0127909Y2
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JP
Japan
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water
container
outer container
inner container
water purifier
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JP5900287U
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、携帯に便利な浄水器に関するもので
ある。
(従来の技術) 日本の河川の水は世界的にも奇麗なものである
ことが有名ではあるが、近年に至つては、この河
川の水もそのままの状態で飲用することが困難に
なつてきている。また、一旦洪水等が発生すれ
ば、当然奇麗な河川も汚れた水の流れとなつて、
この水をそのまま飲用水とすることはできない。
このような洪水等の異常事態が発生したり、ある
いは水の便の悪い所へ行つた場合等において、飲
用水を確保しなければならないことは、人や動物
にとつて必要なことは当然である。このような場
合に、簡単に汚水を浄化することができるものが
あると非常に便利である。
このような目的を達成するために、従来より各
種の携帯用浄水器が提案されている。第8図及び
第9図に示したものがその一例であるが、これら
の図に示した従来の浄水器20は、浄化すべき汚
水の量を測るビーカー21と、浄化された水を収
集する容器本体22と、汚水を注水する注水ケー
ス23と、殺菌剤等の薬品24と、汚水を濾過す
るフイルター25及び蓋体26とからなつている
ものである。そして、この従来の携帯用浄水器2
0は、第9図に示したようにして組み立て、汚水
を一番上の注水ケース23内に入れて、これを水
の自然落下によりフイルター25にて濾過し、最
後に薬品24で所定の殺菌を行なうものである。
ところが、この従来の携帯用浄水器20は、第
8図に示したような順序で収納することにより携
帯に便利なものとして構成することはできるが、
その使用時において第9図のように組み立てなけ
ればならず、その操作が面倒である。また、この
従来の携帯用浄水器20は、その部品点数が多い
ため重く高価なものとなるだけでなく、第9図の
ような言わば不安定な状態で濾過を行なわなけれ
ばならないものである。
本考案へ考案者等は、このような従来の浄水器
をさらに改良すべく鋭意研究してきた結果、容器
に水に対する浮力を付加することによつて、構成
が非常に簡単でしかも浄水効果を高めることがで
きることを新規に知見し、本考案を完成したので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようとする問題点は、従来の携
帯用浄水器における構成の複雑さである。
そして、本考案の目的とするところは、浮力を
有する容器を使用することによつて、充分な浄水
効果が得られることは勿論、構成及び使用方法が
非常に簡単な携帯用浄水器を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採つ
た手段は、実施例に対応する第1図〜第7図を参
照して説明すると、 「外容器11と、この外容器11内に抜差自在
に収納される中容器12と、この中容器12を収
納した外容器11に嵌合される蓋体15とからな
る携帯用浄水器であり、 中容器12の底部12aに開口12bを設け、
この底部12aの上側に浄化層13を設けるとと
もに、底部12aの下側に多数の通孔14aを有
するフロート14を固着したことを特徴とする携
帯用浄水器10」 である。
すなわち、この携帯用浄水器10にあつては、
外容器11内に収納される中容器12の底部12
aにフロート14を固着して、中容器12自体の
浮力を大きくしたものである。これにより、外容
器11内に収納した状態の中容器12内に汚水を
入れれば、浄化されながら浄化層13を通過した
清水が底部12aの開口12b及びフロート14
の通孔14aを通して外容器11内に溜り、外容
器11内に溜つた清水上にフロート14の浮力に
よつて、浄化層13を常に水中に浸した状態で中
容器12を順次浮き上らせるようにしたものであ
る。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成した本考案に係る携帯用浄水
器10の作用を、その使用の方法とともに説明す
る。
まず、本考案に係る携帯用浄水器10は、第1
図に示したような状態で保管あるいは運搬され
る。従つて、この携帯用浄水器10はその携帯に
非常に便利なものである。なお、この携帯用浄水
器10は、各外容器11及び中容器12が後述の
ように折り畳み可能なものとした場合には、その
全体の容積は第1図に示した場合に比して小さく
することが可能である。
汚水を浄化したい場合には、蓋体15を外し、
中容器12内に入るだけの汚水を注入する。注入
された汚水は、その重力により順次浄化層13を
通過していき、この浄化層13を通過する際に泥
等の不純物が濾過されまた殺菌がなされる。
このように、浄化層13にて濾過及び殺菌され
た清水は、外容器11内に順次溜つていき、中容
器12の下部を包み込むようになる。このような
状態になると、第6図に示すように、中容器12
はそのフロート14の浮力を受けて順次外容器1
1に対して浮き上がるのである。勿論、この間
に、中容器12内の汚水は浄化層13にて浄化さ
れながら清水となつて、外容器11内に順次移行
していくのである。この清水の外容器11内への
移行が進めば、第7図のような状態となり、中容
器12内の汚水の殆どは清水化されるのである。
また、このような浄水化過程にあつて、浄化層
13は常に水中に浸された状態にある。このこと
は、水の殺菌等に必要な薬剤の溶出を確実なもの
とするものであり、浄水効果を高めるものであ
る。
第7図のような状態になれば、中容器12を取
り出し、外容器11内の清水を飲用するのであ
る。もし、浄化層13がまだ有効なものであれ
ば、以上のような操作を繰り返すことによつて次
の汚水の浄化を行ない、これを飲用するのであ
る。
(実施例) 次に、本考案を、図面に示した実施例に基づい
て詳細に説明する。
第1図には、本考案に係る携帯用浄水器10の
断面図が示してある。この携帯用浄水器10は、
主として外容器11と、この外容器11内に抜差
自在に収納される中容器12と、この中容器12
を収納した外容器11に嵌合される蓋体15とか
らなつている。
本実施例においては、これらの外容器11、中
容器12及び蓋体15は発泡スチロール等の比較
的比重の小さい、特に水より小さい比重の材料に
よつて構成してある。また、これらの外容器11
及び中容器12は、本実施例の場合、円筒状のも
のとして構成した例を図示したら、これに限らず
角柱状のものとして構成して実施してもよいもの
である。さらに、これら外容器11及び中容器1
2は、紙等の折曲可能な材料を使用することによ
り、折り畳み可能なものとして構成して実施して
もよい。この場合には、当該携帯用浄水器10全
体の容積を小さくすることができて、より携帯に
便利なものとすることができるものである。
外容器11は、第1図及び第2図に示すような
完全な有底状のもので、その上部には蓋体15を
嵌合して止めるための段部が形成してある。
中容器12は、外容器11とは異なつて、第3
図に示すように、その底部12aに複数の開口1
2bが形成してある。これら各開口12bは、そ
の上に位置する後述の浄化層13を通過してきた
清水を外容器11側へ通過させるためのものであ
る。また、この中容器12の外径は、外容器11
内に収納したとき、外容器11との間に水が入り
得る程度の隙間を形成できるものとしてある。さ
らに、この中容器12の上端部には、外容器11
上に係合させることのできるフランジ部が形成し
てあり、このフランジ部によつて当該中容器12
を外容器11内にて浮いた状態で支持できるよう
にしてある。(第1図参照)。
この中容器12の底部12aの上側には、第1
図及び第2図に示したように、汚水を濾過・殺菌
する浄化層13が設けてあり、この浄化層13は
全体として水を通過させることのできる材料によ
つて形成してある。具体的には、この浄化層13
は、濾過剤、殺菌剤等の汚水の清水化に必要な材
料・薬品(活性炭、次亜塩素酸ソーダ等)あるい
飲料水として有効な成分(カルシウム等)を、濾
紙等の水が通過し易い材料によつてシート状にそ
れぞれ包み、これを層状に積み重ねて構成したも
のである。これらの濾過剤、殺菌剤としては、必
要に応じて種々なものを使用することが可能であ
る。そして、このように構成した浄化層13は、
その上に配置した濾紙等を中容器12の底部12
aに固着することにより、中容器12の底部12
aに固定してある。
一方、中容器12の底部12aの下側にはフロ
ート14が固着してある。このフロート14は、
第4図及び第5図に示したような円板状のもので
あり、本実施例にあつては発泡スチロールによつ
て形成してある。勿論、このフロート14は、中
容器12に浮力を付与するためのものであるから
このような材料に限定されるものではなく、要す
るに浮力を生じさせることのできる軽い材料であ
れば何であつてもよい。このフロート14には、
第5図に示したように多数の通孔14aが形成し
てあり、これら各通孔14aはその上の浄化層1
3を通過してきた清水を外容器11内に導くため
のものである。
蓋体15は、当該携帯用浄水器10を保管ある
いは運搬する場合に、携帯用浄水器10中が汚れ
ないようにするためのものであり、汚水を清水化
する場合には必要のないものである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案にあつては、上記
実施例にて例示した如く、 「外容器11と、この外容器11内に抜差自在に
収納される中容器12と、この中容器12を収納
した外容器11に嵌合される蓋体15とからなる
携帯用浄水器であり、 中容器12の底部12aに開口12bを設け、
この底部12aの上側に浄化層13を設けるとと
もに、底部12aの下側に多数の通孔14aを有
するフロート14を固着したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、充分な
浄水効果が得られることは勿論、構成及び使用方
法が非常に簡単な携帯用浄水器を提供することが
できるのである。
換言すれば、本考案に係る携帯用浄水器10に
よれば、蓋体15を外してその中に汚水を入れる
ことによつて汚水の清水化ができ、その使用が幼
児でも行なえる程簡単なものである。また、この
携帯用浄水器10は、主として外容器11と、こ
の外容器11内に抜差自在に収納される中容器1
2と、この中容器12を収納した外容器11に嵌
合される蓋体15とからなつているから、その構
成が非常に簡単なものとなつているのである。
さらに、この携帯用浄水器10にあつては、そ
の浄水化過程にあつて、浄化層13が常に水中に
浸された状態にあるものである。このことは、水
の殺菌等に必要な薬剤の溶出を確実なものとする
ことができるものであり、浄水効果を高めること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る携帯用浄水器の縦断面
図、第2図は第1図に示した携帯用浄水器を分解
して示した断面図、第3図は中容器の平面図、第
4図はフロートの拡大縦断面図、第5図は同平面
図、第6図及び第7図は汚水の浄化過程を順次示
す断面図である。なお、第8図及び第9図は従来
の携帯用浄水器の一例を示す正面図であり、第8
図はその収納順を示す正面図、第9図は使用状態
を示す正面図である。 符号の説明、10……携帯用浄水器、11……
外容器、12……中容器、12a……底部、12
b……開口、13……浄化層、14……フロー
ト、14a……通孔、15……蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外容器と、この外容器内に抜差自在に収納さ
    れる中容器と、この中容器を収納した外容器に
    嵌合される蓋体とからなる携帯用浄水器であ
    り、 前記中容器の底部に開口を設け、この底部の
    上側に浄化層を設けるとともに、前記底部の下
    側に多数の通孔を有するフロートを固着したこ
    とを特徴とする携帯用浄水器。 2 前記中容器に設けられる浄化層は、少なくと
    もシート状の濾過層と、シート状の殺菌層とか
    らなるものであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の携帯用浄水器。
JP5900287U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0127909Y2 (ja)

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JP5900287U JPH0127909Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP5900287U JPH0127909Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP6355535B2 (ja) * 2014-11-26 2018-07-11 オルガノ株式会社 反応器及び水処理装置

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JPS63164994U (ja) 1988-10-27

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