JPH01278863A

JPH01278863A - 車輌用ワイパ装置

Info

Publication number: JPH01278863A
Application number: JP63106740A
Authority: JP
Inventors: Masashi Midorikawa; 緑川　雅志; Akio Kagaya; 加賀谷　昭夫; Yujiro Tajima; 雄二郎田島; Hikari Tanaka; 光田中; Eiki Noro; 栄樹野呂
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1988-04-29
Filing date: 1988-04-29
Publication date: 1989-11-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は車輌のサイドウィンドウガラス外面の前端部を
払拭するためのワイパ装置に関し、特にワイパブレード
を保持するワイパアームを、車輌の上下方向に往復運動
させることによりガラス面を払拭するワイパ装置に関す
る。

〈従来の技術〉従来から、ドアミラーが設けられた車輌に於て、このミ
ラーを介しての後方視認性を向上するべく、サイドウィ
ンドウガラス前端部を払拭するワイパ装置が種々提案さ
れており、例えばワイパブレードを上下方向に延在する
ワイパアームに対して略直角に保持し、このアームを軸
線方向に往復運動させることによりガラス面を払拭する
ものがある。

しかるに、一般に上記ワイパ装置で払拭せんとするサイ
ドウィンドウガラス前隅部は、フロントピラーが後傾し
ていることから、概ね三角形の輪郭を有しており、単に
上下方向に払拭するのみでは、ガラス縁部のフレームが
邪魔になり、払拭範囲を広くすることができず、好適な
視界を確保することが困難であった。

そこで、特開昭６０−１２８８６２号公報には、ワイパ
ブレードをガラス面に沿って傾動可能なるようにワイパ
アームに枢支し、ワイパアーム上昇時に上記前隅部のフ
レームにワイパブレードの一端を当接させ、該ブレード
を傾動させることにより、払拭面積を拡大するものが開
示されている。

しかしながら、この構造では、ワイパブレードをワイパ
アームに対して直角な中立位置に保持するべくばね付勢
しているが、実際には払拭する際の抵抗等によりワイパ
ブレードが不安定になりがちとなり、ガラス面が好適に
払拭されないことがあった。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、サイドウィンドウガラス表面を広範囲にかつ好適に
払拭することが可能な車輌用ワイパ装置を提供すること
にある。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、車輌のサイドウィ
ンドウガラスを払拭するためのワイパブレードと、該ブ
レードを略直角に保持すると共に前記車輌の上下方向に
延在するワイパアームと、該アームを概ねその軸線方向
に沿って往復運動させる駆動ユニットとを有する車輌用
ワイパ装置であって、前記アームを、前記車輌の前後方
向のいずれか一方に向けて湾曲する方向にガイドする手
段を有することを特徴とする車輌用ワイパ装置を提供す
ることにより達成される。

〈作用〉このようにすれば、サイドウィンドウガラス表面を広範
囲に亘り好適に払拭することができる。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図は本発明に基づくワイパ装置が適用された車輌用
ドア１の前端部を示す斜視図である。ドア１の上部には
サイドウィンドウガラス２が昇降自在に設けられている
。このガラス２の周縁部にはドアフレーム４が設けられ
ている。また、ガラス２の前方には、可倒式であって良
いドアミラー３が設けられている。ドア１のアウタパネ
ル１ａに於けるガラス２昇降用開口５に隣接する位置に
は、開ロアが設けられ、この間ロアから後記するケーブ
ル１２に駆動されるワイパアーム９と、該アームに保持
されたワイパブレード１０が出没し得るようになってい
る。また、これらワイパアーム９及びワイパブレード１
０がドナ１内部に没入した時に開ロアを閉塞する蓋部材
１１がアウタパネル１ａに枢支されている。

第２図は、本発明に基づく第１の実施例に於けるワイパ
装置の構成を示す。ワイパブレード１０の中央部は、概
ね車輌の上下方向に延在するワイパアーム９の遊端部に
保持されている。ワイパアーム９の基端部９ａは、図示
されない駆動装置に接続されたケーブル１２の一部を把
持しており、該ケーブルにより、第２図に於ける上下方
向にワイパアーム９及びワイパブレード１０を駆動し得
るようになっている。

ワイパアーム９は、車輌の前方に向けて湾曲する弓形を
なし、その中間部は、ドア１に固着されたガイド部材１
４の上下方向に開設されると共にワイパアーム９に対応
する弓形をなす通孔１５にスライド自在に挿通されてい
る。

以下に本実施例の作動要領を説明する。

車輌内部に設けられた図示されないスイッチをオンする
ことにより、ケーブル１２が駆動され、第２図の矢印に
示すように、ワイパアーム９及びワイパブレード１０が
往復運動する。このとき、想像線Ａに示すように、ガイ
ド部材１４にガイドされたワイパアーム９は、該アーム
の延出方向に沿って上下動し、ワイパブレード１０が扇
形の軌跡を描くようにガラス２の表面を払拭する。そし
て、その上昇端位置では、ワイパブレード１０と、車輌
フロントピラ一部分のドアフレーム４とが互いに平行と
なる。従って、単に上下方向に直線的に払拭する場合よ
りも広範囲に亘り好適に払拭することができる。

第３図は本発明に基づく第２の実施例を示す第２図と同
様の図であり、第１実施例と同様の部分には同一の符号
を付しその詳細な説明を省略する。

本実施例では、ワイパアーム１９は、湾曲しておらず、
ガイド部材２４に上下方向に延設された該アームよりも
やや幅広な弧状のガイド溝２５に受容されている。また
、ワイパアーム１９は、ガイド部材２４の上端に設けら
れたガイド片２７の上下方向に開設された通孔２７ａに
挿通されている。このガイド片２７は、圧縮コイルばね
２８により車輌前方即ち第３図に於ける右側に向けて付
勢されている。従って、ワイパアーム１９は、ガイド部
材２４の上端にて第３図に於ける右側に向けて付勢され
、その中間部がガイド溝２５の第３図に於ける右内側面
２５ａに当接すると共に下端部がガイド溝２５の左内側
面２５ｂに当接することにより、溝２５内に支持されて
いる。

ここで、第１の実施例と同様に車輌内部に設けられた図
示されないスイッチをオンすることによりケーブル１２
が駆動されると、ワイパアーム１９が、圧縮コイルばね
２８の付勢力により、その中間部及び下端部をガイド溝
２５の側内側面２５ａ、２５ｂに当接しつつ、即ち車輌
前方側（第３図に於ける右側）に傾動しつつ上昇する。

従って、第３図に想像線Ｂで示すように、ワイパブレー
ド１０が扇形の軌跡を描くようにガラス２の表面を払拭
する。

第４図は本発明に基づく第２の実施例を示す第２図及び
第３図と同様の図である。

本実施例では、ワイパアーム２９は、第２の実施例と同
様湾曲しておらず、その下端部に設けられたスライダ部
材３６が、ガイド部材３４に上下方向に延設された弧状
のガイド溝３５に上下方向にスライド自在なるように係
合している。このガイド溝３５は、その上端から下端に
向けて車輌後方に湾曲する形状をなしている。また、ワ
イパアーム２９は、ガイド部材３４の上端に固着された
ガイド片３７の上下方向に開設された通孔３７ａに挿通
されている。

ここで、第２の実施例と同様にケーブル１２が駆動され
ると、ワイパアーム２９が、その下端部をスライダ部材
３６及びガイド溝３５に規制されると共に中間部をガイ
ド片３７に規制されつつ、即ち車輌後方側（第４図に於
ける左側）に傾動しつつ上昇する。従って、第４図に想
像線Ｃで示すように、ワイパブレード１０が扇形の軌跡
を描くようにガラス２の表面を払拭する。

尚、上記各実施例に於けるワイパアーム軌跡の湾曲方向
は、車輌の前後方向のいずれでも良いことは云うまでも
ない。

「発明の効果コこのように本発明によれば、サイドウィンドウガラスの
表面が広範囲に亘り好適に払拭され、車輌の運転に際し
ての特に後方視認性が向上するため、その効果は極めて
大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された車輌ドアの前端部を示す斜
視図である。第２図は本発明の第１の実施例を示すワイパ装置の部分
破断正面図である。第３図は本発明に基づくワイパ装置の第２の実施例を示
す第２図と同様の図である。第４図は本発明に基づくワイパ装置の第３の実施例を示
す第２図及び第３図と同様の図である。１・・・車輌用ドア２・・・サイドウィンドウガラス３・・・ドアミラー　　　４・・・ドアフレーム５．７
・・・開口　　　　９・・・ワイパアーム１０・・・ワ
イパブレード１１・・・蓋部材１２・・・ケーブル　　
　１４・・・ガイド部材１５・・・通孔　　　　　１９
・・・ワイパアーム２４・・・ガイド部材　　２５・・
・ガイド溝２５ａ、２５　ｂ−・・内側面２７・・・ガイド片　　　２７ａ・・・通孔２８・・・
圧縮コイルばね２９・・・ワイパアーム３４・・・ガイ
ド部材　　　３５・・・ガイド溝３６・・・スライダ部
材　３７・・・ガイド片３７ａ・・・通孔

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車輌のサイドウィンドウガラスを払拭するための
ワイパブレードと、該ブレードを略直角に保持すると共
に前記車輌の上下方向に延在するワイパアームと、該ア
ームを概ねその軸線方向に沿って往復運動させる駆動ユ
ニットとを有する車輌用ワイパ装置であって、前記アームを、前記車輌の前後方向のいずれか一方に向
けて湾曲する方向にガイドする手段を有することを特徴
とする車輌用ワイパ装置。
（２）前記アームが前記湾曲方向に沿う形状をなすこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の車輌用ワイ
パ装置。