JPH0127720Y2 - - Google Patents

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JPH0127720Y2
JPH0127720Y2 JP1983123088U JP12308883U JPH0127720Y2 JP H0127720 Y2 JPH0127720 Y2 JP H0127720Y2 JP 1983123088 U JP1983123088 U JP 1983123088U JP 12308883 U JP12308883 U JP 12308883U JP H0127720 Y2 JPH0127720 Y2 JP H0127720Y2
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JP
Japan
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upper frame
seat
frame line
spring
reinforcing layer
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JP1983123088U
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JPS6029543U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Springs (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用座席のスプリング装置の改良
に関するものである。
(従来の技術) 自動車用座席のスプリング装置としては、実公
昭54−44644号公報に見られるように、Sばね等
の屈曲ばねからなるシートスプリングを上枠線に
張設し、該上枠線をフイツシユマウスと呼ばれる
枠受ばねを介してシートフレームに弾性的に止着
したものが一般的であるが、この種のスプリング
装置は車輛の走行中あるいは乗員の乗降動作時に
枠受ばね部において撓みが生じ、上枠線あるいは
上枠線と枠受ばねとを結合するクリツプがシート
フレーム上面のレインフオースメントに接して異
音を生じ、乗員に不快感を与える欠点があつた。
そこで、U字形に成形した金属板製枠の内面に弾
性部材層を形成した固定具をシートフレームに溶
接しておき、シートスプリングをこの固定具に係
止させることにより異音の発生をなくす考案が実
開昭57−167257号公報によつて提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような装置では固定具を予
めシートフレームに溶接しておかなければならな
いため、取付作業が面倒であるうえに交換ができ
ないので長期間使用すると緩衝材が摩耗損傷して
再び異音を生ずる欠点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は前記のような欠点をなくすとともに耐
久性に優れた安価な自動車用座席のスプリング装
置を提供することを目的として完成されたもの
で、シートスプリングを張設した上枠線をシート
フレームに弾性的に止着した自動車用座席のスプ
リング装置において、該上枠線とシートフレーム
間の所要個所にはゴムまたは弾性合成樹脂よりな
る弾性補強層とフエルトなどの緩衝層とを積層し
た緩衝板を該弾性補強層に上枠線を当接させて介
装して該緩衝板の中間に切込み形成された係止片
を上枠線に係止させたことを特徴とするものであ
る。
(作用) このような自動車用座席のスプリング装置は、
座褥体を載装してカバーにより被装したうえ自動
車用座席として使用することは従来のこの種装置
と同様である。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。
1はSばね等の屈曲からなるシートスプリング
であつて、該シートスプリング1は上枠線2間に
端部をクリツプ3で係止させて張設されている。
4はシートフレームであつて、その一側には屈曲
ばねをく字状に彎曲させたフイツシユマウスと呼
ばれる枠受ばね5が設けられていて、その上部に
クリツプ3をもつて上枠線2を結合することによ
り上枠線2は弾性的にシートフレーム4に止着さ
れている。6はフエルト等の緩衝層7の上面にゴ
ムまたは塩化ビニル樹脂等の比較的硬度の高い弾
性合成樹脂よりなる弾性補強層8を接着して積層
させた緩衝板であり、その中間には一辺に切込み
を2条配設して形成された係止片9が設けられて
いる。そして、この緩衝板6は枠受ばね5と上枠
線2との結合部付近において該上枠線2とシート
フレーム4間に前記弾性補強層8を上枠線2に当
接させて介装してその係止片9を上枠線2の上側
に位置させ、該係止片9の基部を上枠線2に係止
させてある。なお、10はシートフレーム4を補
強するためのレインフオースメントである。
(考案の効果) このように構成されたものは、乗員が着座した
場合や走行中に振動を受けた場合、枠受ばね5が
下方に撓むことは従来と同様であるが、枠受ばね
5を介してシートフレーム4に弾性的に止着され
ている上枠線2とシートフレーム4との間にはゴ
ムまたは弾性合成樹脂よりなる弾性補強層8の下
面にフエルトなどの緩衝層7を積層した緩衝板6
が介装されているために、シートフレーム4やレ
インフオースメント10と上枠線2との間におい
て異音が生ずることがなく、特に、緩衝板6がフ
エルト等の緩衝層7とゴムまたは弾性合成樹脂よ
りなる弾性補強層8とを積層したものであつて、
移動する上枠線2は強度的に優れているうえに異
音の発生のおそれがない弾性補強層8に当接さる
こととなるので、フエルトが直接上枠線2に触れ
るものに比較してはるかに優れた耐久性を示し、
長期間使用しても摩耗損傷を生ずる虞れがないう
え、金属板を補強層として積層したものと比べ異
音の発生がなく、しかも、弾性補強層8により適
度の剛性を有する緩衝板6はその一辺に切込み形
成された係止片9を上枠線2に係止させることに
より上枠線2に取付けできるので、取付作業が容
易なうえに緩衝層7が摩耗した場合でも容易に交
換できる利点もある。
従つて、本考案は緩衝板の取付作業が簡単なう
えに摩耗時における交換も容易にでき、しかも、
長期間にわたり異音の発生を確実に防止すること
ができるものであり、従来の自動車用座席のスプ
リング装置の問題点を解消したものとしてその実
用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は同じく一部切欠正面図である。 2:上枠線、4:シートフレーム、5:枠受ば
ね、6::緩衝板、7:緩衝層、8:弾性補強
層、9:係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートスプリング1を張設した上枠線2をシー
    トフレーム4に弾性的に止着した自動車用座席の
    スプリング装置において、該上枠線2とシートフ
    レーム4間の所要個所にはゴムまたは弾性合成樹
    脂よりなる弾性補強層8とフエルトなどの緩衝層
    7とを積層した緩衝板6を該弾性補強層8に上枠
    線2を当接させて介装して該緩衝板6の中間に切
    込み形成された係止片9を上枠線2に係止させた
    ことを特徴とする自動車用座席のスプリング装
    置。
JP12308883U 1983-08-08 1983-08-08 自動車用座席のスプリング装置 Granted JPS6029543U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12308883U JPS6029543U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車用座席のスプリング装置

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JP12308883U JPS6029543U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車用座席のスプリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6029543U JPS6029543U (ja) 1985-02-28
JPH0127720Y2 true JPH0127720Y2 (ja) 1989-08-22

Family

ID=30281108

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JP12308883U Granted JPS6029543U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 自動車用座席のスプリング装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444644U (ja) * 1977-09-02 1979-03-27

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57157257U (ja) * 1981-03-27 1982-10-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444644U (ja) * 1977-09-02 1979-03-27

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JPS6029543U (ja) 1985-02-28

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