JPH0127496Y2 - - Google Patents

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JPH0127496Y2
JPH0127496Y2 JP1983203322U JP20332283U JPH0127496Y2 JP H0127496 Y2 JPH0127496 Y2 JP H0127496Y2 JP 1983203322 U JP1983203322 U JP 1983203322U JP 20332283 U JP20332283 U JP 20332283U JP H0127496 Y2 JPH0127496 Y2 JP H0127496Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラツクピニオン式ステアリング装置に
おいて、とくにラツクバーを摺動支持するラツク
ガイドに関するものである。
一般にラツクピニオン式ステアリング装置は第
1図に示す構成からなつている。
図において、1は内部に中空部2を有するケー
シングであり、該ケーシング1の中空部2内には
ステアリング軸端のピニオン3が該ケーシング1
内に装架された軸受4,5により回転可能に支持
されている。該ケーシング1には該中空部2を横
切り、ピニオン3と直交する方向に延設され、内
面に円筒孔6を有する突出部7が一体に形成され
ている。8は前記ピニオン3と噛合するラツク歯
9を有するラツクバーであり、該ラツクバー8は
その両端を該ケーシング1より突出して配されて
いる。10は該ラツクバー8を摺動支持するラツ
クガイドであり、該ラツクガイド10は該ケーシ
ング1の突出部7の円筒孔6内にラツクバー8側
へ押圧するスプリング11に付勢されて配されて
いる。
上述した構成からなるラツクピニオン式ステア
リング装置において、ラツクバーを摺動支持する
ラツクガイドとしては従来より、鉄系焼結金属あ
るいは合成樹脂が使用されている。
しかしながら、鉄系焼結金属からなるラツクガ
イドはラツクバーからの衝撃荷重に対して十分な
機械的強度を有する反面、摺動摩擦抵抗が大きい
ためステアリング系の効率が低下し操縦性に問題
を残している。また、合成樹脂からなるラツクガ
イドは反対に摺動摩擦抵抗を低減させることがで
きる反面、衝撃荷重に対する機械的強度に劣るこ
と、成形収縮などによる寸法のバラツキを生じ寸
法精度よく成形し、かつ成形後の寸法精度を保持
しがたいこと、さらにはケーシング内に組込まれ
た後、ステアリング装置の温度上昇による温度の
影響を受けて熱膨脹・収縮をきたし、熱変形、ク
リープを生じてラツクバーを円滑に摺動支持しが
たいこと、などの問題がある。
また、合成樹脂の特性を利用し、ラツクバーを
摺動支持する摺動面側に自己潤滑性、耐摩耗性を
有する合成樹脂を使用し、該合成樹脂を焼結金属
あるいは補強充填材入り合成樹脂からなるガイド
基体と組合わせてなるラツクガイドも提案されて
いるが、ラツクバーからの衝撃荷重に対して摺動
面を形成する合成樹脂が塑性流動を起し円滑なラ
ツクバーの摺動を妨げるという問題が提起されて
いる。
上述した問題に鑑み、本考案者は先に、実願昭
58−200303号(実開昭60−105568号:以下「先行
技術」という)において、ガイド基体を焼結金属
材料あるいは補強充填材入り合成樹脂で形成し、
該基体の摺動面側に複層材料、すなわち薄鋼板と
該薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質焼結金
属層と該焼結金属層に含浸されかつその一部が該
焼結金属層上に薄層として形成された合成樹脂層
とからなる複層材料にて形成した摺動片を嵌合保
持させたラツクガイドを提案した。
この先行技術を図面に示せば第2図乃至第5図
のとおりである。
第2図はラツクガイドの一部切欠き平面図、第
3図は第2図のA−A線断面図、第4図は第2図
のB−B線断面図、第5図は摺動片の曲げ加工前
の状態を示す平面図である。
ラツクガイド10は焼結金属材料あるいは補強
充填材入り合成樹脂で形成された基体12と該基
体12に嵌合保持された複層材料、すなわち薄鋼
板と該薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質焼
結金属層と該焼結金属層に含浸されかつその一部
が該焼結金属層上に薄層として形成された合成樹
脂層とからなる複層材料で形成された摺動片13
とから構成されている。
該基体12は外周面が円筒面14をなし、一方
の端部に凹曲面座15、他方の端部に中空円筒部
16を備えているとともに該凹曲面座15の底部
には該中空円筒部16に通じる円孔17が設けら
れている。
該凹曲面座15の周縁部には曲面に沿う一様な
高さの帯状の突条18,18が形成されていて該
凹曲面座15を囲んでいる。
摺動片13は合成樹脂層を内側にして形成され
た円弧状の内外周面19,20を有するとともに
該外周面20に一体に形成された突起21を有し
ている。
該摺動片13は該突起21を凹曲面座15の円
孔17に圧入せしめるとともに内周面19を前記
帯状の突条18,18から突出せしめて該凹曲面
座15に嵌合保持されている。
かかる構成からなるラツクガイド10は摺動面
を形成する合成樹脂層が極めて薄層であること、
該合成樹脂層は多孔質焼結金属層、さらには薄鋼
板に支持されていること、などから耐圧強度が高
められたラツクバー8からの衝撃荷重に対しても
十分耐えることができ、また摺動片13は外周面
20に一体に形成された突起21が基体12の凹
曲面座15に形成された円孔17に圧入嵌着され
ているため、摺動片13の基体12上での移動
(ずれ)が規制され、該摺動片13の移動に起因
する摺接位置の変化などの欠点を生じることはな
い、などの性能面においては成功を収めたが、と
くに摺動片13を形成するさいの製造面での問題
点が提起された。
上述した先行技術においては、摺動片13は板
状の複層材料から基体12の凹曲面座15の形状
に合致する形状に打抜き加工によつて取り出され
た摺動片素材13′を曲げ加工によつて形成され
るものである。すなわち、基体12の凹曲面座1
5は第2図に示すようにその平面形状は対称位置
に弦部を有するほぼ円形を呈し、また第3図に示
すようにそのA−A断面形状は半円より僅かに小
さい円弧を呈し、そして第4図に示すようにその
B−B断面形状はほぼ台形状を呈している。
したがつて、この凹曲面座15の形状に合致す
る摺動片13を形成するには、まず板状の複層材
料から第5図に示すように中央部に円弧部22,
22を備え、該円弧部22,22を挾む対称位置
に両円弧部22,22からそれぞれ交差する接線
方向に延設した直線部23,23,23,23と
両端に互に平行な直線部24,24をもつた摺動
片素材13′を打抜き加工によつて取り出し、該
素材13′を合成樹脂層を内側にして曲げ加工に
より円弧状の内外周面19,20をもつて形成す
るものである。
かかる方法では複層材料から摺動片素材13′
を打抜き加工によつて取り出すさいの材料ロスが
大きく、歩留まりが悪いという製造面での問題が
ある。
本考案は上述した点に鑑み、性能面での成功を
収めた基体と複層材料からなる摺動片との組合わ
せはそのまま利用し、とくに摺動片の製造面での
問題を解決したラツクガイドを得ることをその技
術的課題とするものである。
上述した技術的課題を達成するべく、本考案の
技術的手段、すなわち構成はつぎのとおりであ
る。
ケーシングに回転可能に支持されたピニオンと
該ピニオンと噛合するラツク歯を有するラツクバ
ーと該ケーシング内にあつて該ラツクバーを摺動
支持するラツクガイドと該ラツクガイドをラツク
バー側へ押圧するスプリングとからなるラツクピ
ニオン式ステアリング装置において、ラツクガ
イドは、金属もしくは補強充填材入り合成樹脂か
らなる基体と該基体に嵌合保持される薄鋼板と該
薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質焼結金属
層と該焼結金属層に含浸されかつその一部が該焼
結金属層上に薄層として形成された合成樹脂層と
からなる複層材料で形成された摺動片とから構成
されていること。該基体は外周面が円筒面をな
し、一方の端部に凹曲面座を、他方の端部に中空
円筒部を備えていること。該基体の該凹曲面座
はその平面形状が対称位置に弦部を有するほぼ円
形を呈し、曲面に沿う断面形状が半円より僅かに
小さい円弧を呈し、曲面と直交し軸線を含む中央
断面からの投影形状がほぼ台形を呈しているとと
もに該凹曲面座には該弦部の長さより僅かに小さ
い幅でかつ曲面に沿う曲面凹溝と該曲面凹溝の開
口端部側にそれぞれ曲面凹溝に連なり互いに相対
向する平面部を有する平面凹溝と該曲面凹溝の底
部に前記中空円筒部に通じる円孔が形成されてい
ること。該摺動片は前記曲面凹溝の幅に合致す
る幅を有し、かつ該凹溝の立壁の長さにわたる円
弧長さに相当する長さをもつた短冊状の前記複層
材料からなる摺動片素材をその合成樹脂層を内側
にして曲げ加工により形成した円弧状の内、外周
面を有するとともに該外周面に一体に形成された
突起を備えていること。該摺動片は外周面の突
起を前記基体の曲面凹溝底面に形成された円孔に
圧入嵌着せしめ、内周面を該凹溝の立壁から突出
させて該曲面凹溝内に嵌合保持されていること。
以上〜の構成を特徴とするラツクピニオン式
ステアリング装置である。
上述した構成からなるラツクガイドにおいて、
基体は焼結金属材料あるいはガラス繊維、炭素繊
維などの補強充填材入り合成樹脂で形成される。
また、複層材料の多孔質焼結金属層に含浸され
かつその一部が該焼結金属層上に薄層として形成
される合成樹脂としては、たとえばポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂あるい
はこれに潤滑油剤を含有した含油ポリアセタール
樹脂など自己潤滑性、耐摩耗性を有する合成樹脂
が使用される。
基体に嵌合保持される摺動片は板状の複層材料
から基体凹曲面座に形成された凹溝の幅と合致す
る幅をもつた短冊状に切断され、これを合成樹脂
層を内側にして曲げ加工により円弧状の内外周面
をもつて形成されるため、材料ロスがなく歩留ま
りが先行技術のものに比べて大幅に向上されると
いう製造上のメリツトを有する。
性能面においてはつぎのような作用効果を有す
る。
上述した構成からなるラツクガイドを前記ラツ
クピニオン式ステアリング装置に組込んだ場合、
ラツクガイドを構成する摺動片の円弧状内周面に
おいてラツクバーを摺動支持することになる。
この摺動片の内周面は合成樹脂層で形成されて
いるので、この摺動部における摺動摩擦抵抗は大
幅に低減される。
万一、合成樹脂層に摩耗が生じた場合でも、摺
動面には多孔質焼結金属層中に含浸された合成樹
脂が露出するため、摺動摩擦抵抗の低減は長期間
にわたつて維持される。
ラツクバーからの衝撃荷重に対しても、合成樹
脂層は極めて薄層であること、該合成樹脂層は多
孔質焼結金属層、さらには薄鋼板に支持されてい
ること、などから耐圧強度が高められ、従来技術
における合成樹脂の塑性流動は全く起らずラツク
バーの円滑な摺動を妨げることはない。
摺動片は円弧状の外周面に一体に形成された突
起が基体凹曲面座の曲面凹溝に形成された円孔に
圧入嵌着されているため、該摺動片の基体上での
移動(ずれ)は全く生じない。
万一、摺動片の突起と曲面凹溝の円孔との圧入
嵌着に不完全さを生じた場合、摺動片は曲面凹溝
に対し、該突起の軸線まわりの回動を生じたり、
曲面に沿う方の回動、さらには曲面と直交する軸
方向の直線動を生じたりすることになるが、摺動
片の突起軸線まわりの回動および軸方向の直線動
に対しては該摺動片が嵌合される曲面凹溝の立壁
によつて規制され、また曲面に沿う方向の回動に
対しては曲面凹溝と連なつて形成された平面凹溝
によつてその回動が規制されるため、摺動片の基
体上での移動(ずれ)は全く起らず、該摺動片の
移動に起因する摺接位置の変化などの不具合を生
ずることはない。
以下、本考案をその実施例を示す添付図面の第
6図乃至第10図によつて説明する。
第6図はラツクガイドの一部切欠き平面図、第
7図は第6図の−線断面図、第8図は第6図
の−線断面図、第9図は摺動片を形成する複
層材料の拡大断面図、第10図は複層材料から材
料取りした摺動片素材を示す平面図である。
ラツクガイド100は基体101と該基体10
1に嵌合保持される摺動片102とから構成され
ている。
該基体101は焼結金属材料あるいは補強充填
材入り合成樹脂で形成され、外周面が円筒面10
3をなし、一方の端部に凹曲面座104、他方の
端部に中空円筒部105を備えている。
該凹曲面座104は第6図に示すようにその平
面形状は対称位置に弦部106,106を有する
ほぼ円形を呈し、また第7図に示すようにその
−断面形状は半円より僅かに小さい円弧を呈
し、そして第8図に示すようにその−断面か
らの投影形形状はほぼ台形状を呈している。
107は該凹曲面座104に形成された曲面に
沿う曲面凹溝であり、該曲面凹溝107は前記凹
曲面座104の弦部106,106の長さより僅
かに小さい幅をもつている。
108,108は該曲面凹溝107の立壁であ
る。
109,109は該曲面凹溝107のそれぞれ
の開口端部側に該凹溝107と連なり、互に相対
向する平面部をもつて形成された平面凹溝であ
る。
110は該曲面凹溝107の底部に設けられた
円孔で、該円孔110は前記中空円筒部105に
通じている。
該基体101に嵌合保持される摺動片102は
第9図に示すように複層材料111、すなわち薄
鋼板112と該薄鋼板112上に一体に被着形成
された多孔質焼結金属層113と該焼結金属層1
13に含浸されかつその一部が該焼結金属層11
3上に薄層として形成された合成樹脂層114と
からなる複層材料111で形成されている。
上記複層材料111から形成される摺動片10
2は板状の複層材料111から第10図に示すよ
うに、前記基体凹曲面座104に形成された曲面
凹溝107の幅に合致する幅を有し、かつ該曲面
凹溝107の立壁108の長さにわたる円弧長さ
に相当する長さをもつた短冊状に切断され、これ
を摺動片素材102′として合成樹脂層を内側に
して曲げ加工によつて円弧状の内周面115およ
び円弧状の外周面116をもつて形成される。
117は該摺動片102の円弧状外周面116
に貫通孔118をもつて一体に形成された突起で
ある。
この突起117は、たとえばバーリング加工に
よつて形成される。
このように形成された摺動片102は円弧状外
周面116に形成された突起118を前記基体凹
曲面座104の曲面凹溝107に形成された円孔
110に圧入嵌着せしめるとともに円弧状内周面
115を曲面凹溝107の立壁108より突出せ
しめて該曲面凹溝107に嵌合保持されることに
よつて、ラツクガイド100が構成される。
このラツクガイド100をラツクピニオン式ス
テアリング装置に組込んだ場合、ラツクガイド1
00を構成する摺動片102の円弧状内周面11
5においてラツクバー8を摺動支持することにな
る。
以上説明した実施例は、ラツクガイド100の
摺動片102の内周面の曲率中心をラツクバー8
の外周円弧状面の曲率中心Oと同心でかつ該ラツ
クバー8の外周円弧状面の曲率半径Rと同じ曲率
半径Rをもつて形成したものである(第7図)。
第11図に示す実施例は、ラツクガイド100
の摺動片102の内周面とラツクバー8の外周円
弧状面との摺接位置を所定の位置に設定させたも
のである。
すなわち、基体101の凹曲面座104および
該凹曲面座104に形成された曲面凹溝107を
ラツクバー8の外周円弧状面の曲率中心Oより上
方にかつ横方向に変位した位置に曲率中心O1
O2を持ち、ラツクバー8の外周円弧状面の曲率
半径Rよりも大きい曲率半径R1,R2によつて描
き、また該曲面凹溝107に嵌合保持される摺動
片102の内外周面115,116を同様に曲率
中心O1,O2を持ち、ラツクバー8の外周円弧状
面の曲率半径Rよりも大きい曲率半径R1,R2
R3,R4によつてそれぞれ描いた内外周面とする
方法である。
かかる方法によつて形成されたラツクガイド1
00の摺動片102の内周面はラツクバー8との
摺接が線または狭い帯状接触となるため、ラツク
バー8とラツクガイド100との摺動摩擦抵抗を
より小さくすることができるという利点を有する
ものである。その他の効果は前記実施例と全く同
様である。
【図面の簡単な説明】
第1図はラツクピニオン式ステアリング装置を
示す断面図、第2図は先行技術のラツクガイドを
示す一部切欠き平面図、第3図は第2図A−A線
断面図、第4図は第2図B−B線断面図、第5図
は摺動片の曲げ加工前の状態を示す平面図、第6
図は本考案の実施例を示す一部切欠き平面図、第
7図は第6図−線断面図、第8図は第6図
−線断面図、第9図は摺動片を形成する複層材
料の拡大断面図、第10図は摺動片の曲げ加工前
の状態を示す平面図、第11図はラツクガイドの
他の実施例を示す縦断面図である。 100……ラツクガイド、101……基体、1
02……摺動片、103……円筒面、104……
凹曲面座、105……中空円筒部、107……曲
面凹溝、108……立壁、109……平面凹溝、
111……複層材料、115……内周面、116
……外周面、118……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング1に回転可能に支持されたピニオン
    3と該ピニオンと噛合するラツク歯9を有するラ
    ツクバー8と該ケーシング1内にあつて該ラツク
    バー8を摺動支持するラツクガイド100と該ラ
    ツクガイド100をラツクバー8側へ押圧するス
    プリング11とからなるラツクピニオン式ステア
    リング装置において、 ラツクガイド100は、金属もしくは補強充
    填材入り合成樹脂からなる基体101と該基体
    101に嵌合保持される薄鋼板112と該薄鋼
    板112上に一体に被着形成された多孔質焼結
    金属層113と該焼結金属層113に含浸され
    かつその一部が該焼結金属層113上に薄層と
    して形成された合成樹脂層114とからなる複
    層材料111で形成された摺動片102とから
    構成されていること。 該基体101は外周面が円筒面103をな
    し、一方の端部に凹曲面座104を、他方の端
    部に中空円筒部105を備えていること。 該基体101の該凹曲面座104はその平面
    形状が対称位置に弦部106,106を有する
    ほぼ円形を呈し、曲面に沿う断面形状が半円よ
    り僅かに小さい円弧を呈し、曲面と直交し軸線
    を含む中央断面からの投影形状がほぼ台形を呈
    しているとともに該凹曲面座104には該弦部
    106の長さより僅かに小さい幅でかつ曲面に
    沿う曲面凹溝107と該曲面凹溝107の開口
    端部側にそれぞれ曲面凹溝107に連なり互い
    に相対向する平面部を有する平面凹溝109と
    該曲面凹溝107の底部に前記中空円筒部10
    5に通じる円孔110が形成されていること。 該摺動片102は前記曲面凹溝107の幅に
    合致する幅を有し、かつ該凹溝107の立壁1
    08の長さにわたる円弧長さに相当する長さを
    もつた短冊状の前記複層材料111からなる摺
    動片素材102′をその合成樹脂層114を内
    側にして曲げ加工により形成した円弧状の内、
    外周面115,116を有するとともに該外周
    面116に一体に形成された突起117を備え
    ていること。 該摺動片102は外周面116の突起117
    を前記基体101の曲面凹溝107底面に形成
    された円孔110に圧入嵌着せしめ、内周面1
    15を該凹溝107の立壁108から突出させ
    て該曲面凹溝107内に嵌合保持されているこ
    と。 以上〜の構成を特徴とするラツクピニオン
    式ステアリング装置。
JP20332283U 1983-12-27 1983-12-27 ラツクピニオン式ステアリング装置 Granted JPS60106873U (ja)

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