JPH042295Y2 - - Google Patents

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JPH042295Y2
JPH042295Y2 JP1984196378U JP19637884U JPH042295Y2 JP H042295 Y2 JPH042295 Y2 JP H042295Y2 JP 1984196378 U JP1984196378 U JP 1984196378U JP 19637884 U JP19637884 U JP 19637884U JP H042295 Y2 JPH042295 Y2 JP H042295Y2
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JP
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roller
sliding door
shaped groove
receiving frame
shaped
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JP1984196378U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シヨーケース等の引き戸の摺動を円
滑にするための摺動装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、第7図及び第8図に示すように、シヨー
ケース等の引き戸4の摺動を案内するU字状のレ
ール5内に装着されて、摺動を円滑にするための
摺動装置6としては、角穴3が形成された金属製
板材を、この角穴3からローラ1の一部が図示の
ごとく露出するように曲げ加工して角パイプ状部
材2とし、角穴3に嵌合したローラ1によつて引
き戸4を支持したものがあつた。しかし、この摺
動装置6は金属製であるため、高コスト、ローラ
転動時の騒音、ガラス製引き戸の欠損等の問題が
ある他、ローラを嵌合させる角穴3の加工が難し
く、また、角穴加工部分が構造的に弱くなるの
で、折れ曲がり易かつたり、折れ曲がると殆ど再
使用できなくなる。
更に、第9図及び第10図に示すように、レー
ル5内の底壁に単に樹脂製平板7を敷いたものが
従来からあるが、これは樹脂製であるため前述し
た金属製のものの欠点を解消することができる
が、単なる平板7で構成されているので、平板下
面とレール底面及び平板上面と引き戸下面の各接
触がいずれも全面接触であり、比較的大きな滑り
摩擦が生じるので、引き戸が重く感じられ、その
開閉に力を要すると共に、各摺動面の磨耗が激し
い。
[考案が解決しようとする問題点] 従つて、従来の技術では、滑り摩擦が小さい金
属製摺動装置の利点を有し、しかも構造的に十分
な強度があり、加工も簡単な摺動装置を提供でき
ない問題点があつた。本考案はかかる問題点を解
決することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この目的から、U字状断面を有する細長いレー
ルのU字溝内に下端で支持される引き戸の摺動装
置は、本考案によると、前記U字溝内に着脱自在
に配設される樹脂製ローラ受け枠と、該ローラ受
け枠によつて一定間隔に保持されて前記U字溝の
底面上に配設される樹脂製円筒状ローラとを備
え、前記ローラ受け枠は、前記U字溝において両
面を該U字溝の内壁面に対峙させ同U字溝の長手
方向に延びると共に、長手方向に間隔をあけて穿
たれた貫通孔を有する帯状の可撓性長尺部材から
なり、前記ローラは、分離可能な第1、第2ロー
ラ部分から構成されていて、第1ローラ部分には
前記貫通孔を通る凸部が設けられ、第2ローラ部
分には該凸部を受け入れ可能な凹部が形成されて
いると共に、前記ローラの直径は、前記引き戸の
重量を同ローラで支持するように、前記帯状の可
撓性長尺部材の幅方向の寸法よりも大きく形成さ
れている。
[作用] 本考案による摺動装置は、U字状のレール内に
着脱自在に設けられ、ガラス戸等の引き戸の摺動
を円滑にさせるもので、円筒状のローラが引き戸
の下面とレール溝底面とで挟まれ、引き戸の動き
に連れて転動し、引き戸の動きを軽くする。この
時、ローラが単独で存在すると、隣り合うローラ
同志が接触したり、逆に大きく離れたりして、ロ
ーラ間の距離を正常に保てなくなり、引き戸が傾
斜してしまうので、ローラを第1及び第2ローラ
部分で構成し、該第1、第2ローラ部分をローラ
受け枠を挟持するように嵌合して使用し、ローラ
間の距離を正常に保つている。ローラは樹脂製で
あるから、上述の嵌合は容易である。
ローラ受け枠は可撓性を有する帯状の樹脂製長
尺部材であるから屈曲可能であり、湾曲したレー
ルに自在に適応する。
[実施例] 次に、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。
第1図〜第4図は、本考案による摺動装置の好
適な実施例に関するもので、該摺動装置は、適宜
の樹脂からなるローラ1及びローラ受け枠9を備
えており、U字状レール5(引き戸4は2枚1組
が通常であるためレール全体では厳密にはU字状
ではないが、1枚の引き戸について考えれば実質
的にU字状であるから、そのように呼ぶこととす
る)のU字溝11内に後述するように入る外形寸
法を持つ大きさに形成されている。レール5の長
手方向に沿う該ローラ受け枠9の長さは、引き戸
4の長さに引き戸4の移動距離の約半分を加えた
程度が好適である。
このローラ受け枠9は可撓性を有する樹脂製の
帯状長尺部材からなり、その長手方向に適宜の間
隔をあけて複数の貫通孔8が設けられている。一
方、ローラ1は分離可能な同径の第1ローラ部分
1a及び第2ローラ部分1bからなり、第1ロー
ラ1aの中央からは、頭部10が拡径されている
ことが好ましい凸部9aが軸方向に延びており、
第2ローラ部分1bの中央には前記頭部10をし
つかり受け入れる寸法に形成された凹部9bが設
けられている。第1図及び第2図から分かるよう
に、ローラ1の直径は、引き戸4の重量を同ロー
ラ1で支持するように、帯状の可撓性長尺部材か
らなるローラ受け枠9の幅方向の寸法よりも大き
く形成されている。
貫通孔8の目的は、単に第1ローラ部分1aの
凸部9aをそこに貫通させるだけであるから、凸
部9aの太さに合わせる必要はなく、凸部9aよ
り大きければ充分である。
長尺部材への第1ローラ部分1a及び第2ロー
ラ部分1bの組み込みは、上述したように該ロー
ラ部分には凸部9a及び凹部9bが設けられてい
るので、樹脂の弾力性を利用して、頭部10を有
する第1ローラ部分1aの凸部9aを長尺部材の
貫通孔8に一方の面から圧入して、長尺部材の他
方の面に出し、他方の面に突出した凸部9aの頭
部10に第2ローラ部分1bの凹部9bを嵌合す
ることによつて、非常に簡単に行うことができ
る。このように凸部9aは単にローラ部分相互の
離脱を防止するだけのものなので、その断面形状
は任意であり、貫通孔8の内径に合わせる必要は
ない。また、第1図から諒解されるように、引き
戸4の荷重はローラ1のみに働くので、ローラ受
け枠9及び凸部9aは特別な強度を必要としな
い。
このようにローラ1を保持したローラ受け枠9
は、レール5のU字溝11のほぼ垂直な内壁面に
ローラ端面を対峙させて配設され、使用される。
この場合、ローラ1の軸心方向長さはU字溝11
の幅にほぼ対応するので、引き戸4はねじれ、倒
れ等のない安定した状態で支持される。しかも、
長尺部材はその幅方向を縦にして使用されている
ので、第6図に示すようにレール5が長手方向に
湾曲しているアールガラス12の場合でも、何等
改変を加えることなく適応できる。
本考案の一実施例を説明したが、本考案はその
他種々の形態で実施可能である。例えば、第1及
び第2ローラ部分の凸部及び凹部は第5図イ及び
ロに示すように形成してもよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案による摺動装置において
は、ローラ受け枠に支持されたローラがレールの
U字溝内を転動しながら移動するので、滑り摩擦
が小さい金属製摺動装置の利点を失うことがな
く、しかもローラで引き戸の重量を支持する構成
であるから構造的に十分な強度があるだけでな
く、ローラを構成する第1ローラ部分及び第2ロ
ーラ部分をローラ受け枠を挟んで互いに嵌合させ
るだけでよいので、製造も組立も簡単である。更
に、ローラ受け枠は帯状の可撓性長尺部材から形
成されているので、レールが湾曲している場合に
も容易に適応できる。
尚、本考案のその他の効果もしくは好適な実施
例の効果を列挙すると次の通りである。
ローラ受け枠及びローラが樹脂成形及び押出
加工でできるので、 1 製造コストが安い、 2 加工、組み立てが容易、 3 転動音が静か、 4 ガラス欠損がない、 5 大量生産可能、 6 自由な長さのものができる。
7 多彩な色が可能である。
ローラが転がり運動をするので、 1 引き戸の動きが軽い、 2 摩耗しにくい。
ローラ幅はほぼレール幅に匹敵するので、引
き戸は安定した装着状態となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による摺動装置のレールへの装
着状態を示す断面図、第2図は第1図の摺動装置
の部分斜視図、第3図はローラ受け枠の部分斜視
図、第4図はローラの分解斜視図、第5図イ及び
ロは本考案のローラの種々の変形例を示す断面
図、第6図は本考案の使用例を説明する斜視図、
第7図及び第8図は従来の摺動装置を示す部分断
面図及び斜視図、第9図及び第10図は従来の別
の摺動装置を示す部分断面図及び斜視図である。 1……ローラ、1a……第1ローラ部分、1b
……第2ローラ部分、4……引き戸、5……U字
状レール、8……貫通孔、9……ローラ受け枠
(長尺部材)、9a……凸部、9b……凹部、11
……U字溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. U字状断面を有する細長いレールのU字溝内に
    下端で支持される引き戸の摺動装置であつて、前
    記U字溝内に着脱自在に配設される樹脂製ローラ
    受け枠と、該ローラ受け枠によつて一定間隔に保
    持されて前記U字溝の底面上に配設される樹脂製
    円筒状ローラとを備え、前記ローラ受け枠は、前
    記U字溝内において両面を該U字溝の内壁面に対
    峙させ同U字溝の長手方向に延びると共に、長手
    方向に間隔をあけて穿たれた貫通孔を有する帯状
    の可撓性長尺部材からなり、前記ローラは、分離
    可能な第1、第2ローラ部分から構成されてい
    て、第1ローラ部分には前記貫通孔を通る凸部が
    設けられ、第2ローラ部分には該凸部を受け入れ
    可能な凹部が形成されていると共に、前記ローラ
    の直径は、前記引き戸の重量を同ローラで支持す
    るように、前記帯状の可撓性長尺部材の幅方向の
    寸法よりも大きく形成されている、引き戸の摺動
    装置。
JP1984196378U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH042295Y2 (ja)

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JP1984196378U JPH042295Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JP1984196378U JPH042295Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103890439A (zh) * 2011-10-18 2014-06-25 株式会社东乡制作所 弹簧片构件和装备有该构件的弹簧组件

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