JPS628428Y2 - - Google Patents

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JPS628428Y2
JPS628428Y2 JP1983024599U JP2459983U JPS628428Y2 JP S628428 Y2 JPS628428 Y2 JP S628428Y2 JP 1983024599 U JP1983024599 U JP 1983024599U JP 2459983 U JP2459983 U JP 2459983U JP S628428 Y2 JPS628428 Y2 JP S628428Y2
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JP
Japan
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guide
angled
casing
rollers
groove
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JP1983024599U
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English (en)
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JPS59131623U (ja
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Publication of JPS628428Y2 publication Critical patent/JPS628428Y2/ja
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、直線状のトラツクレールに跨架され
るケーシングが、該ケーシング内の循環路を無限
に循環するところの、軸心断面が正方形状であり
かつ隣接する円筒状のころの回転軸心が交互に90
゜方向を異にしている、所謂クロスローラをなす
多数のころを介して、前記トラツクレール上を無
限直線運動を行いうる無限直線運動ころ軸受に用
いられる前記ころの保持器の改良に関するもので
あり、前記ころを、循環路のうち負荷域から無負
荷域へ、または無負荷域から負荷域へ、円滑に移
動案内する保持器を提供することを目的とする。
無限直線運動ころ軸受は、第13図および第1
4図に示すごとく、直線状のトラツクレール1
と、該レール1に跨架されるケーシング2とより
なり、該ケーシング2を無限に循環する多数のこ
ろ3を介して、前記ケーシング2が無限直線運動
を行いうるものである。
ころ3の循環路は、負荷域と無負荷域とにより
構成され、負荷域は、相対峙するケーシング2の
直角V字溝4とトラツクレール1の直角V字溝5
とよりなる直線状の負荷軌道6よりなり、無負荷
域は、前記負荷軌道6に平行にケーシング2内に
形成されている直線状のリターン孔7と、前記負
荷軌道6とリターン孔7との両端をそれぞれ連通
してころ3を円滑に方向転換する方向転換路8と
よりなる。
保持器9は、長方平板状で、ケーシング2をト
ラツクレール1から取外した際、前記負荷域にあ
るころ3を離脱しないように保持する作用を受持
つ案内窓10が長手方向に穿設され、前記ケーシ
ング2の直角V字溝4に対峙して、前記ケーシン
グ2の内側に螺着されている。
従来の保持器30は、第11図、第12図に示
すごとく、平板状であり案内窓31が長手方向に
穿設されている。該案内窓31の案内縁32は、
ころ3が離脱しないように、かつ負荷軌道6上を
転動中は、摺接しないように、90゜の等角フライ
ス加工等により形成されたものである。前記案内
縁32の両端は案内部33とされ、該案内部33
は、無限循環するころ3を、負荷域から無負荷域
の方向転換路8へ、また無負荷域である方向転換
路8から負荷域へ、円滑に移動案内する役目をす
るよう両端に向けて先細の形状とされているが、
従来の保持器30の案内部33は、ころ3との摺
接する面積が、板厚を略45゜に切削した僅な面積
であり、少なくかつ短いため、ころ3の案内が円
滑に進められないことがあり、ころ3が、ロツク
したりすることが多く、円滑な移動が行われない
場合があり、ころ3のロツク状態を克服するため
には、ケーシング2の移動に余分の動力を必要と
し、また保持器30が薄い平板状であるため、前
述のごとく、ころ3が方向転換を行う案内部33
の所で大きな負荷を受けるため、案内部33付近
で保持器30の変形を生ずることがあり、更にこ
ろ3のロツク状態を生起し易くなるという欠点が
あつた。
本考案は、前述のごとく、保持器のころの方向
転換をする案内部のころの案内長さを増加させる
と共にこの部分の強度を増加させることにより前
述の欠点を克服し得たものであり、その構成につ
いて以下図面に示す参考例および実施例により説
明する。
第1図に示すごとく、第1の参考例においては
保持器9は、相対峙するトラツクレール1の直角
V字溝5と、ケーシング2の直角V字溝4とによ
り形成される負荷軌道6に設けられ、ケーシング
2の直角V字溝4に対峙して前記ケーシング2の
内側に螺着されており、第4図、第5図に示すご
とく、長手方向に案内窓10が穿設されている。
該案内窓10の案内縁11は、ケーシング2をト
ラツクレール1から取外した際、負荷軌道6にあ
るころ3が離脱しないようころ3の断面正方形の
対角線の長さより狭い間隔に穿設され、かつ負荷
軌道6上を転動するころ3が摺接することのない
ように、45゜の傾斜面とされている。
保持器9の両端には、案内凸部12が突設され
ている。該案内凸部12は、トラツクレール1の
直角V字溝5に接触しない限度内で、該直角V字
溝5側へ略直角嶺状に突設され、前記案内凸部1
2のケーシング2の直角V字溝4側には、ころ3
が負荷軌道6から方向転換路8に円滑に摺接しつ
つ案内する案内面13が形成されている。該案内
面13は、前記案内縁11に連なり、対峙する方
向転換路8の端部と共に略正方形状の断面の一部
を形成する直角谷状面で、側面での形状が先細の
形状とされている。
なお、案内凸部12の案内窓10側の端縁14
の位置、形状により案内面13の端縁は第2図の
外、第3図に示す第2の参考例のごとき変形が考
えられる。前記案内凸部12は前記直角V字溝5
に接触しない限度内で、保持器9の中央部側へ延
設されることにより、案内面13のころ3との接
触面積、特にトラツクレール側のころ3の端面周
縁部分との接触面積を増大することができる。前
記保持器9は厚鋼板よりの削成、プラスチツク材
の成形によつてもよいが、第6図〜第10図に示
す第3の参考例のごとく薄鋼板の打抜、プレス成
形によつて案内凸部15が形成された保持器9a
であつてもよい。
この場合、保持器9aの成形加工は以下の工程
によつて行われうる。例えば、まず、薄平板材料
を外形打抜きおよび案内窓10a打抜き加工を行
い、案内縁11a加工を行う。次いで、プレス成
形により、第9図、第10図に示す順に、案内凸
部15a→15bのプレス加工を行う。
前記案内縁11aの加工はプレス成形後にある
いはプレス成形と同時に行つてもよい。プレス加
工より、切削加工によるよりも加工コスト、材料
費を低廉とすることができ、より安価な製品を得
ることが可能になる。
また薄肉材料を使用することにより、案内凸部
15bをトラツクレール1の直角V字溝5内によ
り延伸形成が可能となり、案内凸部15bの案内
面13aの面積をより広く形成することが可能と
なり、保持器9aの負荷能力を増大することがで
きる。
第15図〜第19図に示す実施例の保持器16
は、第1の参考例の保持器9と略同じ外形を示す
ものであるが、その案内凸部17の形状を異にす
る。該案内凸部17の直角嶺状部には、トラツク
レール1の直角V字溝5の溝底に形成されている
切込溝18内に、該切込溝18に摺接しない限度
で突出する突出棟19が、負荷軌道6内に僅に延
出して突設されている。
前記案内凸部17のケーシング2側には、第1
の参考例と同様に、ころ3を負荷軌道6と方向転
換路8の間で円滑に案内する直角谷状の案内面2
0が形成され、前記突出棟19のケーシング2側
に形成されている直角V字状の案内溝21に連ら
なつている。
負荷軌道6内を転動して来たころ3は、まず突
出棟19の案内溝21と、トラツクレール1側の
端面周縁部分が摺接し、前記案内溝21と案内縁
11とに摺接したころ3は円滑にかつより確実に
案内面20へと案内され、方向転換路8へと転動
して行く。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載され
た構成をなすものであり、無限直線運動ころ軸受
のころの保持器の案内窓の両端に、トラツクレー
ルの直角V字溝に接触しない限度内で、該直角V
字溝側へ突設されているところの直角谷状の案内
面の形成されている案内凸部が設けられ、かつ前
記直角V字溝の溝底に形成されている切込溝内
に、該切込溝に接触しない限度で突出棟が負荷軌
道内に前記案凸部より僅に延出して突設され、前
記突出棟のケーシング側に前記案内面に連らなる
直角V字状の案内溝が形成されていることによ
り、ころが負荷域から無負荷域へ、また無負荷域
から負荷域へ移動する部分の案内面の面積を増大
することが可能となり、ころのロツク状態の発生
を防止し、円滑な無限循環を可能とし、ひいて
は、無限直線運動ころ軸受の走行抵抗の減少に役
立ち、かつ保持器の両端付近における耐変形強度
の増大をはかることが可能となり、無限直線運動
ころ軸受の稼動中における停止、保持器の取替、
ころの交換といつた保全作業を激減せしめ、無限
直線ころ軸受の装着されている機械の稼動率を向
上せしめることが可能となつたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の参考例の組立部分立面図、第2
図は第1の参考例の第4図中−線断面図、第
3図は第2の参考例の垂直断面図、第4図は第1
の参考例のケーシング取付面側側面図、第5図は
同上左半を第4図中−線断面で示す平面図、
第6図は第3の参考例の側面図、第7図は同上左
半を第6図中−線断面で示す平面図、第8図
は同上第6図中−線断面図、第9図、第10
図は同上案内凸部工作説明部分斜視図、第11図
は従来例側面図、第12図は第11図中XII−XII線
断面図、第13図は左半を第14図中−
線断面で示す組立側面図、第14図は右半を第1
3図中−線断面で示す組立立面図、第1
5図は実施例の案内凸部部分拡大斜視図、第16
図は同上側面図、第17図は同上左半を第15図
中−線断面で示す平面図、第18図は同
上案内凸部拡大部分軸線断面図、第19図は同上
案内凸部の軸受進行方向と直角な面での軸受の組
立部分断面図である。 1……トラツクレール、2……ケーシング、3
……ころ、4,5……直角V字溝、6……負荷軌
道、9,9a,16……保持器、10,10a…
…案内窓、12,17……案内凸部、13,13
a,20……案内面、18……切込溝、19……
突出棟、21……案内溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線状のトラツクレールに跨架されるケーシン
    グが、該ケーシング内を無限に循環する多数のこ
    ろを介して、無限直線運動を行いうる無限直線運
    動ころ軸受のころの保持器において、前記ころの
    循環路のうち、ケーシングおよびトラツクレール
    の相対時するそれぞれの直角V字溝により構成さ
    れる、負荷域に対応する保持器部分にころをケー
    シング側直角V字溝に保持する案内窓が長手方向
    に穿設され、該案内窓の長手方向の両端の保持器
    部分には、前記ころを負荷域から無負荷域の方向
    転換路へ、または無負荷域の方向転換路から負荷
    域へ、円滑に移動案内する直角谷状の案内面の形
    成されている案内凸部が、前記トラツクレールの
    直角V字溝に接触しない限度内で、該トラツクレ
    ールの直角V字溝側へ突設され、かつ、該直角V
    字溝の溝底に形成されている切込溝内に、該切込
    溝に接触しない限度で突出する突出棟が負荷軌置
    内に前記案内凸部より僅に延出して突設され、前
    記突出棟のケーシング側に前記案内面に連らなる
    直角V字状の案内溝が形成されていることを特徴
    とする無限直線運動ころ軸受のころの保持器。
JP2459983U 1983-02-22 1983-02-22 無限直線運動ころ軸受のころの保持器 Granted JPS59131623U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2459983U JPS59131623U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 無限直線運動ころ軸受のころの保持器

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JP2459983U JPS59131623U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 無限直線運動ころ軸受のころの保持器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131623U JPS59131623U (ja) 1984-09-04
JPS628428Y2 true JPS628428Y2 (ja) 1987-02-27

Family

ID=30155632

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JP2459983U Granted JPS59131623U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 無限直線運動ころ軸受のころの保持器

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JP (1) JPS59131623U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109820A (en) * 1979-02-14 1980-08-23 Hiroshi Teramachi Linear ball bearing unit for floating load

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109820A (en) * 1979-02-14 1980-08-23 Hiroshi Teramachi Linear ball bearing unit for floating load

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JPS59131623U (ja) 1984-09-04

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