JPH01274371A - 絶縁皮膜電線と瑞子の接合方法 - Google Patents

絶縁皮膜電線と瑞子の接合方法

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JPH01274371A
JPH01274371A JP10034688A JP10034688A JPH01274371A JP H01274371 A JPH01274371 A JP H01274371A JP 10034688 A JP10034688 A JP 10034688A JP 10034688 A JP10034688 A JP 10034688A JP H01274371 A JPH01274371 A JP H01274371A
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JP
Japan
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terminal
wire
brass
insulating membrane
solder material
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Application number
JP10034688A
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English (en)
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Takashi Fukumaki
服巻 孝
Mitsuo Nakamura
中村 満夫
Takao Funamoto
舟本 孝雄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絶縁皮膜のままの電線を予めろう材を配置した
黄銅端子に一括接合し、且つ、金属的接合を得るのに好
適な接合方法に関する。
〔従来の技術〕
絶縁皮膜電線(以下電線と呼ぶこともある。)と端子と
を接続する方法は、特公昭50−18940号及び特公
昭56−28355号公報に見られるように、熱圧着方
式が用いられている。すなわち、電線が絶縁皮膜で覆わ
れているため通電されない、そこで、あらかじめ成形し
た導体端子のU字溝に電線を入れ、それを上電極と下電
極とではさみ加圧して電極に電流を流すことによってU
字端子が発熱し、その熱で絶縁皮膜を炭化させて電線と
接続している。つまり、抵抗溶接機を用いているので通
電時間も短かく金属的接合はできない。その補助として
加圧力によるかしめを利用した接続になっている。この
ように機械的ながしぬ接続であるため、疲労強度、並び
に、長期使用に際し電気的特性が著しく低下する欠点が
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は金属的接合の点について考慮されておら
ず、そのため、機械的な接続強度、振動、並びに、それ
に伴う電気的特性にも問題があった。
つまり、絶縁皮膜を取り除くのが大きな狙いであり、金
属的接合迄至っていない。そこで絶縁皮膜が炭化すると
きに同様に溶融するろう材が接合近傍に存在するならば
、絶縁皮膜が除去されて清浄面が露出したCu線にぬれ
、反応して金属的接合が達成されるものと考えた。そし
て、絶縁皮膜、特に耐熱性の高いアミド、イミド系(A
 I W)線について種々検討したところ、燐入りろう
材が適していることを見い出した。
すなわち、本発明はAIWの炭化温度(または剥離温度
)に合せた燐入りろう材を黄銅端子に溶射、又は、クラ
ッドして、絶縁皮膜の剥離と同時に金属的接合を行うも
のである。本発明の目的はこの様な金属的接合を行うこ
とにより、信頼性の高い導体となり、高い接合強度、及
び、耐振性をもち、かつ、−括接合できる方法、並びに
、接合体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は絶縁皮膜電線をU字形状の黄銅端子間に装填し
1両端子間に加圧しながら電流を流して、□絶縁皮膜電
線と黄銅端子を接合する方法において、予め黄銅端子の
接合面に燐入りろう材を溶射、又は、クラッドしておき
、通電加熱時に絶縁皮膜を除去し、燐入りろう材を溶融
して金属的接合を得ることを特徴とする絶縁皮膜電線と
端子の接合方法である。その時の絶縁皮膜電線は高耐熱
性アミドイミド(AIW)系を対象とし、そして燐入り
ろう材としてばか重量で2.5〜7%のPと5〜25%
のAg、9〜16%のSnから選ばれた一種以上及び残
部Cuからなるろう材によって本発明は達成される。
〔作用〕
本接合装置として抵抗溶接機を用いるのは、加熱と加圧
が同時にでき、しかも、短時間で接合ができることによ
る。そして、はとんどは大気中で接合されるため、接合
時間は短かければ短い程、酸素との反応が少ないため良
好な継手が得られる。
また、抵抗溶接機は接合部の信頼性をより高めるために
二段加熱、加圧方式を採用することが好ましい。
つまり、最初の一段目は絶縁皮膜を炭化させろう材を溶
融させるための加熱、加圧であり、その後、続いて二段
目で炭化した絶縁皮膜を接合面外へ排圧させると同時に
ろう材が十分に電線と端子にぬれる現象と、そして余分
なろう材を排出させて金属的接合を得るものである。
この時、使用するろう材は絶縁皮膜の種類によって選択
する必要がある。というのは皮膜の炭化温度が高いもの
に対し、低い融点のろう材を配置しておいても、皮膜が
炭化する前にろう材が溶は加圧のため排出され、金属的
接合の役割を果たせない。逆に、融点の高いろう材を用
いると溶融されずに良好な接合は期待できない。すなわ
ち、絶縁皮膜とろう材はほぼ同様な融点が必要であるこ
とが分る。
本発明の対象となる絶縁皮膜は耐熱性が高く、それに伴
い従来の方法でも熱圧着が困難なAIW(アミドイミド
線系)である。耐熱性が高いということは物質的にも非
常に安定していることであり、それを破壊するには高い
エネルギが必要である。AIWに適するろう材として融
点から考えると700℃前後のものが良い。それにはJ
ISのBAg−1,−2(Ag、Cu、Zn、Cd含有
)、BAg−7(Ag、Cu、Zn、Sn含有)等のA
gろうが考えられるが、一般には、フラッフを併用して
ろう付けされるものであり、十分満足いく値(!破断)
は得難い。そこで本発明の方法に好ましいろう材は燐入
りろう材である。Pはろう材の中に添加され、この燐は
ろうの溶融と共に被接合材の表面の酸化膜の酸素と結び
ついて燐化物を生成する。そして被接合材の表面を清浄
にし、ろうのぬれ性を著しく助長する。700℃前後の
融点をもつ燐入りろう材としては重量で2.5〜7%の
燐と5〜25%のAg、9〜16%のSnから選ばれた
一種以上及び残部Cuから成るのが良い。つまり、P−
Ag−CuやP −A g −S n−Cu等が好まし
い成分となる。その組成比は融点が600℃〜750℃
の範囲となる。これらの成分の中でAg、Snはろう材
の融点を調整する作用と、ろう材の組織を微細にする作
用も兼ね、ろう材としての特性を発揮する。上記成分以
外ではAIWをろう付けするには不適当である。
一方、端子の材料は黄銅端子が好ましく、高温に加熱さ
れたときに割れないことが必要である。
黄銅端子に燐入りろう材を配置するにはペースト状で塗
布する方法も考えられるが、その後のU字形状に加工す
ることを考慮すると、より密着性の高い、溶射、あるい
は、クラツド材が好ましい。
溶射法は黄銅板の接合面に燐入り粉末ろうを用いてプラ
ズマ溶射し30〜60μm付着させる。また、クラッド
法は燐入りろう箔を黄銅板の接合面に合せて圧延して作
製したものが良好である。
〔実施例〕
以下、本発明のA4W絶縁皮膜電線と黄銅端子との接合
方法とその接合体について説明する。基本的な接合方法
を第1図に示す。(a)は組立て状態を示したもので上
電極1と下電極2の間に黄銅端子3をはさみ、絶縁皮膜
電線を装填する黄銅端子の内側に燐入りろう材を予めク
ラッドさせておく。そこへAIW絶縁皮膜電線5を装填
する。
AIWは絶縁皮膜6とCuの心線から成っている。
この場合は加圧力P及び通電電流Iは零である。
(b)は第一段の通電加熱、加圧状態を示したもので、
まず、導体端子が加圧(P)され、それに伴い、電流工
が流れ端子が加熱される。それに伴い絶縁皮膜が炭化さ
れる。加熱温度は絶縁皮膜の炭化より少し高めにし、そ
の時、同時にろう材4も溶融する。そして端子3と心線
7にぬれ金属的接合が一部進む。
(C)は第二段の通電加熱、加圧状態を示したもので、
ろう材のぬれ性が更に進み、そして炭化された絶縁皮膜
は余ったろう材の排出とともに接合面外に排出される。
この段階の終了で導体端子3と絶縁皮膜が破れたCuの
心線7とが金属的接合8(冶金的接合とも言う)が達成
される。
〈実施例1〉 U字形状の導体端子3にBSP3.59.0〜62、o
 %Cu、残Znを絶縁皮膜電線5にはAIWを、燐入
りろう材4には7%P、5.5 %Ag、残Cu (溶
融温度:約720”C)、200メツシユ以下の粉末を
プラズマ溶射で約50μmBSP3端子に付着させたも
のを通電加熱、加圧による抵抗溶接機を用いて接合した
〈実施例2〉 導体端子3にBSP2B、62.0〜64.0%Cu、
残Znを、その接合面に燐入りろう材4の5%P、15
%A g r残Cu(溶融温度:約700℃)箔をクラ
ッドした。導体端子1tに対し50〜70μmのろう厚
さにした。絶縁皮膜電線5にはAIWを用い、通電加熱
、加圧による抵抗溶接機を用いて接合した。
〈実施例3〉 導体端子3に実施例1と同じBsP3を、絶縁皮膜電線
5にはAIWを、燐入りろう材4には3.5%P、12
%Ag、9%Sn、残Cu(溶融温度:約600℃)、
約200メツシユ粉末をプラズマ溶射て約50μmBs
Pa接合面に付着させた。
そして同様に通電加熱、加圧による抵抗溶接機を用いて
接合した。
く比較例〉 実施例1の組合せで、燐入りろう材を付着させないもの
を同様に抵抗溶接機を用いて接合した。
以上の実施例、及び、比較例で接合、接続した接合体に
ついて引張試験を実施した。引張試験は端子より出てい
る上部の電線はくびれの効果がでるので切断して出来る
だけ真の接合強度が見られるようにして試験した。その
結果、ろう材を用いない、つまり、比較例の接合体は接
合箇所からぬける。すなわち、強度的には十分ではない
値を示した。それに対し本発明の燐入りろう材を溶射、
又は、クラッドした黄銅端子を使用した接合体は、実施
例のいずれの場合にも電線から破断し、接合箇所は健全
であり、高い接合強度を示した。
また、接合部の接合状態を顕微鏡組織でwt奈したとこ
ろ比較例のものは、端子と電線の接合界面に接合不良の
黒い線がamされ、金属的接合は見られなかった。それ
に対し本発明のいずれのものも、接合界面にろう材が2
〜10μm存在し、端子と電線がろう材を介して金属的
に接合されている様子がw4察された。また、本実施例
による接合体は電気的にも非常に電気抵抗の低い安定し
た数値を示すことも分った。
その他のろう材としてBAgろう(Ag、Cu。
Zn、Cd、Sn等含有)を溶射した黄銅端子を使って
接合したところ、φ1.4 のAIWでは線破断とはな
らなかったがろう材を用いない場合と比較すると著しい
効果がみられた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、金属的接合が得られるので接合強度に
優れた、電気的にも低い抵抗値を示し、長期間にわたり
導電体として安定して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図及び通電加熱加圧に
よる通電電流と加圧力を模式的に示した図である。 1・・・電極、2・・・電極、3・・・黄銅端子、4・
・・燐入りろう材、5・・・絶縁皮膜電線、6・・・絶
縁皮膜、7・・・Cuの心線、8・・・金属的接合、P
・・・加圧力、■・・・電流、t・・・時間。 Cり 再1図 ()))      (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁皮膜電線をU字形状の黄銅端子間に装填し、両
    端子間に加圧しながら電流を流して、前記絶縁皮膜電線
    と前記黄銅端子を接合する方法において、 予め前記黄銅端子の接合面に燐入りろう材を溶射、又は
    、クラッドしておき、通電加熱時に絶縁皮膜を除去し、
    前記燐入りろう材を溶融して金属的接合を得ることを特
    徴とする絶縁皮膜電線と端子の接合方法。 2、特許請求の範囲第1項において、 前記絶縁皮膜電線が高耐熱性アミドイミド系を対象とす
    ることを特徴とする絶縁皮膜電線と端子の接合方法。 3、特許請求の範囲第1項において、 前記燐入りろう材が重量で2.5〜7%のPと5〜25
    %のAg、9〜16%のSnから選ばれた一種以上及び
    残部Cuからなることを特徴とする絶縁皮膜電線と端子
    の接合方法。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831078A (ja) * 1971-08-26 1973-04-24
JPS5411487A (en) * 1977-06-28 1979-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Lead conductor welding
JPS569095A (en) * 1979-07-06 1981-01-29 Hitachi Ltd Low melting point hard solder material
JPS62286666A (ja) * 1986-06-06 1987-12-12 Hitachi Ltd 導体端子のろう付方法

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