JPH01273642A - シェルモールド用粘結剤 - Google Patents

シェルモールド用粘結剤

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JPH01273642A
JPH01273642A JP10514488A JP10514488A JPH01273642A JP H01273642 A JPH01273642 A JP H01273642A JP 10514488 A JP10514488 A JP 10514488A JP 10514488 A JP10514488 A JP 10514488A JP H01273642 A JPH01273642 A JP H01273642A
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JP
Japan
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binder
acid
aromatic carboxylic
ammonium salt
carboxylic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10514488A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Sase
佐瀬 茂雄
Yukio Yoshimura
幸雄 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01273642A publication Critical patent/JPH01273642A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はシェルモールドに用いらnる粘結剤に関するも
ので、更に詳しくはホットマーりフグ法などによる樹脂
被覆砂において、硬化速度が速くかつ鋳型強度に9I!
れるシェルモールド用粘結剤に関するものである。
(従来の技術) 一般にシェルモールド法では、フェノールとホルムアル
デヒドを酸性触媒で反応させて得られるノボラック型フ
ェノール樹脂を粘結剤に用いている。熱硬化させる硬化
剤にはへキサメチレンテトラミンが生に使わnている。
とnらシェルモールド用粘結剤に対しては。
コストの低減を目的として、造型サイクルの短縮によっ
て鋳型の生産性を向上させるため、硬化速度の速い粘結
剤が望まnている。
フェノール樹脂の硬化速度を速くする方法としてはノボ
ラック型2エノール樹脂の場曾、メチレン結合のオルト
/ハラ比を増加させたハイオルン型にすると硬化速度が
向上することが知られており、成形材料などではすでに
実用化さnている。
またノボラック型フェノール樹脂とへキサメチレンテト
ラミンの糸に安息香酸やサリチル酸などの芳香族カルボ
ン酸を添加すると、ヘキサメチレンテトラミンの分解速
度が早くなることにより硬化速度を向上させることがで
き、シェルモールド用粘結剤だけでなく他の工業用2工
ノール樹脂の用途において広く採用さnている。
この他にノボラック型フェノール樹脂の硬化速度を早く
する伶加剤として、脂肪族飽和ジカルボンm(%開開5
3−1241182や芳香族スルホン酸(%開開57−
44445)などの酸性物質、レゾルシン及びカテコー
ル(%開閉53−130223 )やカテコールM製残
漬(特開昭57−75242)などの多価フェノール類
が開示さnている。
(発明が解決しようとする課題) 前記ハイオルソ型のノボラックをシェルモールド用粘結
剤として使用した場合は1通常のランダムmK比べ硬化
時の流動性が乏しいために鋳型強度が低いという欠点が
あった。
−!た有機酸類や多価フェノール類を厳加する方法罠お
いても、硬化速度が速くなったことの逆効果として硬化
時の流動性が悪(なり、鋳型強度が低いという欠点があ
った。
このように従来の技術では硬化速度と鋳型強度ともに満
足できる粘結剤を開発することができなかった。本発明
は、硬化速度が速くかつ鋳型強度に優nるシェルモール
ド用粘結剤を提供するものである。
(課題を膚決するための手段) 本発明者らはノボラック型フェノール樹脂とへキサメチ
レンテトラばンの系で、硬化速度を速くする添加剤であ
る有機酸類をアンモニウム塩にして添加した場合に、硬
化時に良好な流動性が保たnて鋳型強度が低下しないこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の粘結剤は、芳香族カルボン酸のアンモ
ニウム塩をノボラック型フェノール樹脂に対してα1〜
20皇it%含有することを特徴とするシェルモールド
用粘結剤である。
以下、本発明の具体的な内容について詳細に説明する。
上記芳香族カルボン酸とは、少な(とも一つ以上のカル
ボキシル基で置換さrtた芳香族化付物であり、例えは
安息香酸やトルイル酸、ジメチル安息香酸、エテル安息
香酸、トリメチル安息香酸、クミン酸、テトラメチル安
息香酸、ペンタメチル安息香酸等のアルΦル安息香酸や
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アルキルフタ
ル酸等の芳香族ジカルボン酸やへずメリット酸、トリメ
リット酸、トリメシック酸等の芳香族トリカルボン酸や
サリチル酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸
等のヒドロキシ安息香酸類やクレゾテン酸沖等がある。
こn等の芳香族カルボン酸のアンモニウム塩をノボラッ
ク型フェノール樹脂に配付する方法は特に限定さnない
。ノボラック型フェノール樹脂の製造時において減圧に
て縮合水と未反応フェノールを除去した後せ酸釜に直接
投入して、溶融しているノボラック型フェノール樹脂に
攪拌混合しても良いし、甘酸終了後ノボラック型フェノ
ール樹脂を貴び軟化点以上に加熱溶融させて本発明の芳
香族カルボン酸アンモニウム塩を添加し攪拌混合させて
も良い。
攪拌混合する時の温度はノボラック型フェノール樹脂の
軟化点以上であnば不発明の目的を達成することができ
るが、温度が高い方が攪拌混合が効率的かつ容易になる
。但し、本発明の芳香族カルボン酸アンモニウム塩の分
解点以よの温度で攪拌混合するのが好ましくない。
本発明の芳香族カルボン酸のアンモニウム塩の配付量は
ノボラック型フェノール樹脂に対してαl520:!1
量%が好ましい。配合量が少なくても相当する本発明の
効果が得らnる。配付量を多くするとそnに伴い本発明
の効果も大きくなるが、必要以上に配合しy、=*付は
ノボラック型フェノール樹脂の軟化点を下げ過ぎてしま
い保管時に融着等の問題が起きてくる。したがって、配
合前のノボラック型フェノール樹脂の軟化点に応じて、
ノボラック型フェノール樹脂に対してα1〜20重量%
配会することが好ましい。
本発明におけるノボラック型フェノール樹脂の種類につ
いてもなんら限定さしない。こrLまでシェルモールド
用粘結剤として通用可能であったフェノール類やアルデ
ヒド類により合成さnるノボラック型フェノール樹脂で
あnば、本発明の芳香族カルボン酸のアンモニウム塩の
配合による効果が得らnる。複数以上の7エノール数又
はアルデヒド類による合成も可能である。
またシェルモールド用粘結剤としての特性を向上させる
ために従来より用いらnている種々の添加剤も本発明の
芳香族カルボン酸のアンモニウム塩の配合による効果を
阻害しないので。
通常通り用いることができる。例えば、ノボラック型フ
ェノール樹脂の浴融時の流動性を向上させるための滑剤
や接着強度を向上させるためのカップリング剤もそn自
身の効果を発揮しつつなお本発明の芳香族カルボン酸の
アンモニウム塩の配合による効果を阻害しない。更に、
特殊な用途に用いらnろ鋳型の崩壊剤、熱膨張率低下剤
、可撓化剤等も添加することができる。
以上のように、本発明のシェルモールド用粘結剤は従来
のシェルモールド用粘結剤組放物に芳香族カルボン酸の
アンモニウム塩を配合することにより本来の性能を損な
うことなく、不発明の効果を得ろことができろ。
(作用) 本発明のシェルモールド用粘結剤は硬化速度を速くする
添加剤である芳香族カルボン酸をアンモニウム塩にして
添加したことにより、硬化時に良好な流動性を示し、鋳
型強度が低下しない。芳香族カルボン酸をアンモニウム
塩にすることの作用は、すべては明らかではないが、以
下のように推足さnる。
硬化反応において芳香族カルボン酸のアンモニウム塩は
熱分解する!では硬化反応を促進しないので、ノボラッ
ク型フェノール樹Jllir hs 良好な流動性を保
ち必要な鋳型強度を得るのに十分な接着面積を確保する
ことができると考えらnる。その後、芳香族カルボン酸
のアンモニウム・塩が熱分解することにより有機酸とし
て硬化速度を速くする作用を示し、結果的に硬化速度が
速(かつ鋳型強度に優nるシェルモールド用粘結剤が得
らnると推定さnる。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本
発明はこnに限定さするものではないO 実施例1 攪拌機、冷却管、温度計を備えた四ツロフラスコに2工
ノール940g、37%ホルマリン162g、80%パ
ラホルムアルデヒド188g、1N塩酸5gを投入し、
還R,温度で乳化するまで反応させた。次いで軟化点が
85℃になるまで脱水の縮を行った。濃縮終了後常圧に
戻して安息香酸アンモニウム塩40gとステアリン哨ア
ばド糸滑剤20gを投入し、130℃で30分間攪拌混
合してシェルモールド用粘結剤905gを得た。
実施例2 上記実施例1と同配合で合成を行ない、濃縮終了後常圧
で安息香酸アンモニウム塩40gとステアリン酸アミド
糸滑剤20gを投入して130℃で30分間攪拌混甘口
、更にアミノシラン系カップリング剤1gを添加して1
60℃で30分間攪拌混合しシェルモールド用粘結!?
J897gを得た。
比較例1 攪拌機、冷却管、温度計を備えた四ツロフラスコにフェ
ノール1880g、37%ホルマリン324g、80%
パラホルムアルデヒド376g、1N塩酸10gf:投
入し、還流温度で乳化するまで反応させた。次いで軟化
点が85℃になるまで脱水濃縮を行った。濃縮終了後常
圧で安息香酸アンモニウム塩は添7IOせずにステアリ
ン酸アξド系滑剤45gだけを投入して130℃で60
分間攪拌混甘口、皿出しして固形/ボラック型フェノー
ル樹脂1732gを得に0この固形ノボラック型フェノ
ール樹脂をそのifクシエルモールド粘結剤として用い
た。
実施例3 安息香酸アンモニウム塩の添加方法による影響を調査す
るため上記比a例1の固形ノボラック型フェノール樹脂
400gを120℃に加熱溶融した後、安息香酸アンモ
ニウム塩20gを添加し溶解するまで攪拌混せしシェル
モールド用粘結剤420gを得た。
実施例4 上記比較例1の固形ノボラック型フェノール樹脂400
gを120℃に加熱溶融して後、安息香酸アンモニウム
塩40gを添加し溶解するまで攪拌混合しシェルモール
ド用粘結剤440gを得た。
実施例5 上記実施例1と同配合で合成を行ない、濃縮終了後常圧
でサリチル酸アンモニウム塩40gとステアリン酸アミ
ド系滑剤20gを投入して130℃で30分間攪拌混合
しシェルモールド用粘結剤871gを得た。
比較例2 上記実施例1と同配合で合成を行ない、濃縮終了後常圧
で安息香酸アンモニウム塩の替わりの安息香rR40g
とステアリン酸アミド系滑剤20gを投入して130℃
で60分間攪拌混甘せ7工ルモールド用粘結剤864g
を得た@比較例3 上記実施例1と同配合で合成を行い、濃縮終了後常圧で
サルチル7140gとステアリン酸アミド系滑剤20g
を投入して160℃で60分間攪拌混合しシェルモール
ド用粘結剤872gを得た。
上記実施例及び比較例のシェルモールド用粘結剤として
の特性は以下のz5に樹脂被覆砂を作製して測定した。
まず150℃に加熱したJIS755号相肖の日光珪砂
10kgと上記実施例又は比較例のシェルモールド用粘
結剤250gをスピードミキサーで30秒間混線した後
、ヘキサメチレンテトラばン45gを120gの水で市
かした水浴液を投入し砂が崩壊するまで混練を続けた。
崩壊後、ステアリン酸カルシウム10gを投入し更に2
0秒間混Is後排出して樹脂被覆砂を得t0樹脂被覆砂
の硬化速度はJACTの高温ベンド試験に準じて250
℃で40秒間焼成した試験片のスパン間距1m 150
mmでのたわみ量で比較L rs o 鋳型強度はJA
CTの7工ルモールド法作業基準に従って曲げ強度を測
定した。結果を表1に示す。
(発明の効果) 表1工り明らかなように1本発明のシェルモールド用粘
結剤は、芳香族カルボン酸のアンモニウム塩を含有しな
い比較例1に比べ硬化速度を速くすることができる。ま
た硬化速度を速くする従来の添加剤を添加した比較例2
や比較例5に比べると鋳型強度を低下させずに硬化速度
を速くするという特徴を有している。したがって本発明
を通用することKより造型サイクルの短縮が可能となり
、鋳型の生産性が向上することによってコストの低減を
図ることができる。
表1 硬化速度及び鋳型強度 ゝ(′・−−)′ 1之−/

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芳香族カルボン酸のアンモニウム塩をノボラック型
    フェノール樹脂に対して0.1〜2.0重量%配合する
    ことを特徴とするシェルモールド用粘結剤。 2、芳香族カルボン酸が安息香酸またはサリチル酸であ
    る請求項、記載のシェルモールド用粘結剤。
JP10514488A 1988-04-27 1988-04-27 シェルモールド用粘結剤 Pending JPH01273642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103237614A (zh) * 2010-12-27 2013-08-07 花王株式会社 铸型造型用粘结剂组合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103237614A (zh) * 2010-12-27 2013-08-07 花王株式会社 铸型造型用粘结剂组合物

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