JPH01272643A - 多孔性セルロース粒子 - Google Patents

多孔性セルロース粒子

Info

Publication number
JPH01272643A
JPH01272643A JP10128888A JP10128888A JPH01272643A JP H01272643 A JPH01272643 A JP H01272643A JP 10128888 A JP10128888 A JP 10128888A JP 10128888 A JP10128888 A JP 10128888A JP H01272643 A JPH01272643 A JP H01272643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
sample
particles
porosity
porous cellulose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10128888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535054B2 (ja
Inventor
Yoshihito Yaginuma
義仁 柳沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP63101288A priority Critical patent/JP2535054B2/ja
Publication of JPH01272643A publication Critical patent/JPH01272643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535054B2 publication Critical patent/JP2535054B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多孔性セルロース粒子に関するものであり、さ
らに詳しくは、従来のものにはない発達した細孔構造と
高い気孔率を有し、かつ、350メツシュ以上の留分が
90重量%以上である多孔性セルロース粒子に関するも
のである0本物質は食品、医薬品の不溶性微粒子成分の
吸着担持体や圧縮成形助剤などに利用される。
(従来の技術) 多孔性のセルロース粒子は従来、ゲル濾過剤、セルロー
ス性イオン交換体の原料、アフィニティークロマトグラ
フィー用担体、高分子担体、化粧品添加剤等として種々
の分野で使用されている。
その製造方法としては例えばビスコースを凝固再生浴中
に粒状で落下させて凝固再生を行なわせることにより1
6〜170メツシユの多孔性再生セルロース粒子を得る
方法(特開昭48−60753号)や、アンモニア性水
酸化銅溶液にセルロースを溶解し、乳化剤を含むベンゼ
ン中に滴下してセルロース溶液を分散後、再生浴にこれ
を投入してセルロース小球を得る方法(特公昭52−1
1237号)、三酢酸セルロースの球状粒子をケン化す
ることにより多孔性セルロース球状粒子を得る方法(特
公昭63−12099号)などが開示されている。
しかしそれらはクロマトグラフィー用担体として用いら
れるため製品は湿潤した状態であり、乾燥すると収縮を
起こして細孔構造及び充分な気孔容積を維持することが
できない。またそれらはセルロースもしくはセルロース
誘導体の溶解・再生操作を行っているがために、その結
晶形は■型となっている。
乾燥状態の多孔性セルロース粒子としては特公昭57−
45254号に、水不混和性液体中のビスコース懸濁液
を加熱することにより固化し、次いで酸分解して球状セ
ルロース粒子を得る方法が示されており、その中に「約
30%以下の気孔率を有する粒子は寸法安定性であり、
乾燥できる」との記載があるが、使用目的に適応しない
ため具体的な記述は示されていない。これとても溶解・
再生操作を行っているから製品の結晶形は■型である。
セルロースの結晶形としてはI型、■型、■型、■型な
どが知られておりその中でも特にI型は、「天然セルロ
ースJ、II型は「再生セルロース」と呼ばれている。
天然セルロースは古来、植物繊維として食用に供してお
り、又、現在では液状食品の分散安定剤や医薬品の賦形
剤として広く使用されており、再生セルロースは服飾材
料であるレーヨン糸やキュプラ糸、前出のクロマトグラ
フィー用担体としての球状粒子として使用されている。
I型と■型では使用分野が異なっており、結晶形の違い
は使用目的により留意すべきである。今まで知られてい
る多孔性セルロース粒子は全て■型の結晶構造を有する
ものであった。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明者は従来のものとは異なる、発達した細孔構造を
有し、かつ、充分な気孔容積を有する、乾燥状態で多孔
質の天然セルロース粒子を得るために鋭意研究を重ねた
結果、本発明に到達したものである。本発明の目的は新
規な多孔性セルロース粒子を提供することにある。
従来知られている多孔性セルロース粒子は前述の通り、
いずれもセルロースもしくはセルロース誘導体の溶解・
再生操作を行っているがためにその結晶形は■型となっ
ており、また乾燥状態における細孔構造は未熟なもので
あり、その気孔率も小さいものばかりであった。
(問題を解決するための手段) 本発明は、結晶形が■型であり、直径が0.1μm以上
で気孔率が20%以上の細孔を有し、かつ、350メツ
シュ以上の留分が90重量%以上であることを特徴とす
る多孔性セルロース粒子に関するものである。以下、本
発明について詳細に説明する。
本発明による多孔性セルロース粒子の結晶形は■型であ
り、ラミー、コツトンリンター、木材バルブ等の天然セ
ルロースと同じ結晶構造を有している。さらに本発明に
よる多孔性セルロース粒子は後述する微粒子状天然セル
ロースの単位粒子が互いにからみ合ったような集合体か
らなり、その形状は球状、長球状、あるいは多面体状を
呈しており、直径0.1μm以上、気孔率20%以上の
発達した細孔構造を有している。該細孔構造が直径が0
.1μm以下、もしくは気孔率が20%以下の場合、本
発明の目的とする効果を発現し得す、両条件を満たして
はじめてその機能を発揮し得るものである。両条件は規
定した値以上であれぽい(らでもよいが、その上限値は
使用目的に応じて定まるべきもので、必要とされる構造
的な強度に準じるものである。
また本発明による多孔性セルロース粒子はその粒度分布
が350メツシュ以上の留分が90!1%以上でなけれ
ばならない。粒子の大きさが350メツシユ以下では多
孔性粒子としての実用的な構造強度の点からみて本発明
のような発達した細孔径と充分なる気孔率を有すること
が困難であり、例えば吸着担持体としての充分な機能が
発揮し得す、結局350メツシュ以上の留分が90重量
%以下では粉全体としての機能が損われてしまう。
本発明の多孔性セルロース粒子は例えば以下の方法によ
り製造されるが、これらの方法に限定されるものではな
い。
本発明の多孔性セルロース粒子は後述する微粒子状天然
セルロースを、水に対して不溶性もしくは難溶性の有機
溶媒可溶の結晶性物質などの第2成分と混合し、これを
水もしくは水溶性有機溶媒で抽出・除去することによっ
て得られる。造粒には各種の造粒方法、つまり押出し造
粒、転勤造粒、高速攪拌造粒、流動層造粒、解砕造粒、
噴霧乾燥造粒等を用いて行う。第3成分の除去にはその
種類に応じてアセトン、エタノール、メタノール、イソ
プロピルアルコール等を用いる。第3成分としては、造
粒・乾燥後に容易に除去が可能な物質が用いられる。第
3成分の条件は造粒・乾燥後に容易に除去可能な物質で
あることだから、前述した水に対して不溶性もしくは難
溶性の有機溶媒可溶の結晶性物質以外に、ワックス類や
HLB価の低い界面活性剤、昇華性物質の使用が可能で
ある。
そのような第3成分を使用した場合には当然のことなが
らその除去操作には適当なものを選ばなくではならなす
、ケース・パイ・ケースで有機溶媒、抽出方法、昇華方
法を選択しなければならない。
例えばエトキシベンズアミド、アセチルサリチル′酸、
アセトアミノ2エン、アミノ安息香酸、安息香酸、ザリ
チル酸、バルビタール、ツェナセチン、サリチルアミド
、などが好例としてあげられる。
製品の物性(細孔直径、気孔率、粒分布等)は第3成分
の配合量や粒子径、及び造粒条件の調節により自由に制
御し得るものであるが、その配合量は微粒子状天然セル
ロースに対して400重量%程度で限界となる。(それ
以上の添加は粒子の形状を維持できない。) また、気孔率及び細孔直径の小さいものを得る場合には
、第3成分を用いることな(水溶性有機溶媒の使用によ
る造粒にて目的を達することも可能である。
ここで、微粒子状天然セルロースとは、ラミー、コツト
ンリンター、木材パルプ等の天然セルロース(セルロー
ス■型の結晶構造を有する。)を化学処理(酸加水分解
もしくはアルカリ酸化分解)および、もしくは機械的処
理(粉砕、摩砕等)を施こすことにより製造され、例え
ば木材バルブを2゜4規定塩酸水溶液中で100℃、2
0分間加水分解して得られた酸不溶解残渣を濾過・洗浄
したもののことで、乾燥、未乾燥の別を問わない。単位
粒子は棒状の形態を有するが、その長軸は最大で250
μm程度で平均すると45μm程度のものが多孔質セル
ロース粒子の中間原料として適当である。市販のセルロ
ース粉末の使用も可能で、例えば旭化成工業■製微結晶
セルロース「アビセルPH−101Jを原料の微粒子状
天然セルロースとして用いると圧縮成形性の点で特に良
い結果をもたらす。
(発明の効果) 本発明によって得られる多孔性セルロース粒子は今まで
に知られていない細孔構造及び気孔率を有する天然セル
ロース粒子であり、造粒されているがために粉体として
の自流動性に優れている。
他の粉体と混合するような場合、その混合粉体の流動性
が向上し、例えば医薬品製剤の処方G;組み入れた場合
、直接粉末圧縮法にて錠剤を製するのに有利となる。ま
た、細孔構造を有するがために、直接粉末圧縮法におけ
る添加剤として必要な性質である圧縮成形性にも優れて
いる。
本発明品は天然セルロースであるため、食用に自由に供
し得、また化学的に不活性であるから医薬品製剤の安定
化にも寄与する。
もともとセルロース粉末はある程度の保水性を有するが
、本発明による多孔性セルロース粒子もまた高い保水性
を有するため、水溶液や油脂等の液状物質の吸着担体と
しても有用である。また従来の吸着担体にはなかった大
きな孔を有しているため、不溶性の固体微粒子を担持す
ることができる。この性質は徐放性製剤の核物質、機能
性食品等に用いられる菌体の担持体、フレーバー保持の
ための固体香料の担体等に用いられ、しかも細孔構造の
特性でもある毛管現象により被担持体分散液がすみやか
に吸収・担持されるため取り扱い性にも優れている。
その他に本発明による多孔性セルロース粒子は水溶液中
においてもその形状を維持し得るので、細胞培養のキャ
リアや固定化酵素の担体としても使用することが可能で
ある。
実施例に先立ち、製品粒子の物性評価法及び錠剤物性の
測定方法について説明する。
く平均粒子径(μm)> 柳本製作所製ロータツブ式篩振盪機により、JIS4I
準篩を用いて試料50gを30分間篩分し、累積50重
量%の粒度を平均粒子径とする。
〈細孔直径(μm)及び気孔率(%)〉′  島津製作
所■ポアサイダー9300を用い、水銀ボロシメトリー
により細孔分布を求めた。気孔率(8)は粒子的水銀侵
入体積(υs  i cd/ g )とセルロースの比
容積(uc  ;aJ/g)より計算した。 、 υ0 十〇。
〈結晶形〉 X線デイフラクトメーターによりX線回折を行い、その
解析パターンにより判定。
〈錠剤硬度(kg)> フロイント産業■製シュロインガー硬度計で錠剤の径方
向に荷重を加え、破壊した時の荷重で表わす。繰り返し
数は10で、その平均値をとる。
〈錠剤重量バラツキ(%)〉 錠剤10錠をそれぞれ精秤し、変動係数を求める。
(実施例) 実施例1 市販微結晶セルロース「アビセルPH−101J(旭化
成工業■製)と細用鉄工所■製パンタムミル・AP−B
型(使用スクリーン径2m)で微粉砕した局方アセトア
ミノフェン(保栄薬工■製)を第1表に示すすような混
合比率で計500gを五橋製作所製高速混合造粒機N5
K250型に仕込み、攪拌羽根の回転速度500rp+
sで1分間回転させることによりよく混合し、次いで結
合液を添加し、添加終了後2分間の造粒を行った。結合
液としては純水を230〜250g逐次添加した。
これを50℃で12時間乾燥後、粗大粒子として12メ
ツシユ以上の留分を切りすてた後アセトアミノフェンを
ソックスレー抽出器を用いて20時間アセトン抽出した
。これを再び50℃で12時間乾燥して球状試料A、B
、Cを得た。各々の物性を第2表に示す。
実施例2 結合液として50重量%エタノール水溶液245〜25
5gを用い、その他は実施例1と同様にして球状試料D
SEを得た。各々の物性を第2表に示す。
実施例3 市販DPバルブを切断し、10%塩酸水溶液中で105
℃で20分間加水分解して得られた酸不溶解残渣を中和
、洗浄、濾過・脱水したウェットケーク1kir(乾燥
減量40重量%)をアセトン2eで再分散し、再び濾過
・脱水した。このアセトン置換したウェットケークを前
出の高速混合造粒機にて攪拌羽根の回転ん速度600r
p+sで1分間、解砕・造粒した。この24メツシユ以
下の留分を50℃で12時間乾燥して球状試料Fを得た
。試料Fの物性を第2表に示す。
実施例4 再分散に用いるアセトンの量を11とし、その他は実施
例3と同様にして球状試料Gを得た。試料Gの物性を第
2表に示す。
実施例5 再分散に用いる溶媒をイソプロピルアルコールとし、又
、篩の篩目を16メツシユとしその他は実施例3と同様
にして多面体状試料Hを得た。試料Hの物性を第2表に
示す。
比較例1 前出゛の「アビセルPH−101J 500gを前出の
高速混合造粒機に仕込み、攪拌羽根の回転速度500r
pmで純水を450g添加後1分間造粒を行い、これを
50℃で12時間乾燥し、その内の12メツシユ以上の
留分を切りすて球状試料■を得た。試料■の物性を第2
表に示す。
比較例2 前出の[アビセルPH−101Jの350メツシュ以上
の留分を試料Jとした。試料Jの物性を第2表に示す。
第2表を見るとわかるように、第3成分を用いて造粒し
た試料A−Eは350メツシュ以上の留分が91重量%
以上でかつ細孔直径0.1μm以上、気孔率は30%以
上であった。また第3成分を用いずとも実質的には水溶
性有機溶媒水溶液にて造粒した試料F−Hは350メツ
シュ以上の留分が94重量%以上で細孔直径が0.1μ
m以上、気孔率20%以上であった。しかし原料として
用いた「アビセルPH−101Jの350メツシュ以上
の留分である試料Jや水のみで造粒した試料■は細孔直
径及び気孔率は測定できなかった。本測定に用いた機器
の細孔直径の検出限界は0.02μm程度であるので、
試料r及Jの細孔直径は0.02μm以下であると判断
される。
以上のように、実施例に示したような操作を行うことで
今までにその存在が知られていなかった、結晶形が■で
あり、細孔直径が0.1μm以上、気孔率が20%以上
で、かつ、350メツシユ以上の留分が90重量%以上
であるという新規な多孔性セルロース粒子を得ることが
できた。
以下余白 第1表 以下、使用例により本発明の詳細な説明する。
使用例1 試料り、Fを各々70gと乳t1 (DMV製、100
メツシユ)280gをポリ袋中にて3分間混合した後、
局方ステアリン酸マグネシウム(太平化学産業■製)1
.75g加え、更に30秒間混合したものを、菊水製作
所■製RT−3−9型ロータリー打錠機で8鶴φ、12
Rの杵を用いて回転速度25rp−で打錠成形し、重量
200■錠を得た。その結果を第3表に示す。
比較使用例1 前出の「アビセルPH−101Jを試料にとし、使用例
1と同様にして打錠成形した。結果を第3表に示す。
比較使用例2 市販微結晶セルロース「アビセルPH−301J(旭化
成工業■製)を使用例1と同様にして打錠成形した。結
果を第3表に示す。
以下余白 第3表 第3表を見ると、試料り、Fを用いた錠剤の硬度は各成
形圧における試料に、Lのそれと比較すると、Kよりは
低いもののしよりは高いことがわかる。又10重量バラ
ツキは混合粉体の打錠機の日入の充填性の尺度となる値
で、一般的には混合粉体の流動性を示す値でもあるが、
試料Fはに、、Lよりその値が低い。
つまり本発明による多孔性セルロース粒子は医薬品製剤
等の直接打錠用の圧縮成形助剤としての優秀な性質を有
している。
使用例2 直径10μm以下の真球状ナイロン粒子(12ナイロン
パウダー)1gを界面活性剤ツイーン80(片山化学工
業■製)を少量用いて純水24g中に分散させた。この
ナイロン粒子分散液に試料りを10g加え、軽く混合し
た後、80℃で5時間乾燥させたところ、加えたナイロ
ン粒子の97%が試料りに担持された。
この結果から本発明物質が不溶性固体微粒子の担持体と
して有効であることがわかる。
特許出馴人  旭化成工業株式会社 手続補正書(自発) 昭和63年 6月16日 特許庁長官  吉 1)文 毅  殿 1、 事件の表示 昭和63年特許願第101288号 2、 発明の名称 多孔性セルロース粒子 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 七− 、/′X 全文訂正明細書 1、発明の名称 多孔性セルロース粒子 2、特許請求の範囲 (1)  結晶形が1型であり、直径がO,1μm以上
で気孔率が20%以上の細孔を有し、かつ、350メツ
シュ以上の留分が90重量%以上であることを特徴とす
る多孔性セルロース粒ぞ 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は多孔性セルロース粒子に関するものであり、さ
らに詳しくは、従来のものにはない発達した細孔構造と
高い気孔率を有し、かつ、350メツシュ以上の留分が
90重量%以上である多孔性セルロース粒子に関するも
のである。本物質は食品、医薬品の不溶性微粒子成分の
吸着担持体や圧縮成形助剤などに利用される。
(従来の技術) 多孔性のセルロース粒子は従来、ゲル濾過剤、セルロー
ス性イオン交換体の原料、アフィニティ−クロマトグラ
フィー用担体、高分子担体、化粧品添加剤等として種々
の分野で使用されている。
その製造方法としては例えばビスコースを凝固再生浴中
に粒状で落下させて凝固再生を行なわせることにより1
6〜170メツシユの多孔性再生セルロース粒子を得る
方法(特開昭48−60753号)や、アンモニア性水
酸化銅溶液にセルロースを溶解し、乳化剤を含むベンゼ
ン中に滴下してセルロース溶液を分散後、再生浴にこれ
を投入してセルロース小球を得る方法(特公昭52−1
1237号)、三酢酸セルロースの球状粒子をケン化す
ることにより多孔性セルロース球状粒子を得る方法(特
公昭63−12099号)などが開示されている。
しかしそれらはクロマトグラフィー用担体として用いら
れるため製品は湿潤した状態であり、乾燥すると収縮を
起こして細孔構造及び充分な気孔容積を維持することが
できない。またそれらはセルロースもしくはセルロース
誘導体の溶解・再生操作を行っているがために、その結
晶形は■型となっている。
乾燥状態の多孔性セルロース粒子としては特公昭57−
45254号に、水不混和性液体中のビスコース懸濁液
を加熱することにより固化し、次いで酸分解して球状セ
ルロース粒子を得る方法が示されており、その中に「約
30%以下の気孔率を有する粒子は寸法安定性であり、
乾燥できる」との記載があるが、使用目的に適応しない
ため具体的な記述は示されていない。これとても溶解・
再生操作を行っているから製品の結晶形は■型である。
セルロースの結晶形としては■型、■型、■型、■型な
どが知られておりその中でも特に夏型は、r天然セルロ
ース1、■型はr再生セルロースjと呼ばれている。天
然セルロースは古来、植物繊維として食用に供しており
、又、現在では液状食品の分散安定剤や医薬品の賦形剤
として広く使用されており、再生セルロースは服飾材料
であるレーヨン糸やキュプラ糸、前出のクロマトグラフ
ィー用担体としての球状粒子として使用されている。
■型と■型では使用分野が異なっており、結晶形の違い
は使用目的により留意すべきである。今まで知られてい
る多孔性セルロース粒子は全て■型の結晶構造を有する
ものであった。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明者は従来のものとは異なる、発達した細孔構造を
有し、かつ、充分な気孔容積を有する、乾燥状態で多孔
質の天然セルロース粒子を得るために鋭意研究を重ねた
結果、本発明に到達したものである。本発明の目的は新
規な多孔性セルロース粒子を提供することにある。
従来知られている多孔性セルロース粒子は前述の通り、
いずれもセルロースもしくはセルロース誘導体の溶解・
再生操作を行っているがためにその結晶形は■型となっ
ており、また乾燥状態における細孔構造は未熟なもので
あり、その気孔率も小さいものばかりであった。
(問題を解決するための手段) 本発明は、結晶形が■型であり、直径が0.1μm以上
で気孔率が20%以上の細孔を有し、かつ、350メツ
シュ以上の留分が90重量%以上であることを特徴とす
る多孔性セルロース粒子に関するものである。以下、本
発明について詳細に説明する。
本発明による多孔性セルロース粒子の結晶形は■型であ
り、ラミー、コツトンリンター、木材パルプ等の天然セ
ルロースと同じ結晶構造を有している。さらに本発明に
よる多孔性セルロース粒子は後述する微粒子状天然セル
ロースの単位粒子が互いにからみ合ったような集合体が
らなり、その形状は球状、長球状、あるいは多面体状を
呈しており、直径0.1μm以上、気孔率20%以上の
発達した細孔構造を有している。該細孔構造が直径が0
.1μm以下、もしくは気孔率が20%以下の場合、本
発明の目的とする効果を発現し得す、両条件を満たして
はじめてその機能を発揮し得るものである。両条件は規
定した値以上であればいくらでもよいが、その上限値は
使用目的に応じて定まるべきもので、必要とされる構造
的な強度に準じるものである。
また本発明による多孔性セルロース粒子はその粒度分布
が350メツシュ以上の留分が90重重量以上でなけれ
ばならない0粒子の大きさが350メツシユ以下では多
孔性粒子としての実用的な構造強度の点からみて本発明
のような発達した細孔径と充分なる気孔率を有すること
が困難であり、例えば吸着担持体としての充分な機能が
発揮し得ず、結局350メツシュ以上の留分が90重量
%以下では粉全体としての機能が損われてしまう。
本発明の多孔性セルロース粒子は例えば以下の方法によ
り製造されるが、これらの方法に限定されるものではな
い。
本発明の多孔性セルロース粒子は後述する微粒子状天然
セルロースを、水に対して不溶性もしくは難溶性の有機
溶媒可溶の結晶性物質などの第3成分と混合し、これを
水もしくは水溶性有機溶媒の水溶液を用いて造粒、乾燥
した後、第3成分を有機溶媒で抽出・除去することによ
って得られる。
造粒には各種の造粒方法、つまり押出し造粒、転勤造粒
、高速撹拌造粒、流動層造粒、解砕造粒、噴霧乾燥造粒
等を用いて行う。第3成分の除去にはその種類に応じて
アセトン、エタノール、メタノール、イソプロピルアル
コール等を用いる。第3成分としては、造粒・乾燥後に
容易に除去が可能な物質が用いられる。第3成分の条件
は造粒・乾燥後に容易に除去可能な物質であることだか
ら、前述した水に対して不溶性もしくは難溶性の有機溶
媒可溶の結晶性物質以外に、ワックス類やHLB価の低
い界面活性剤、昇華性物質の使用が可能である。そのよ
うな第3成分を使用した場合には当然のことながらその
除去操作には適当なものを選ばなくてはならなず、ケー
ス・パイ・ケースで有機溶媒、抽出方法、昇華方法を選
択しなければならない0例えばエトキシベンズアミド、
アセチルサリチル酸、アセトアミノフェン、アミノ安息
香酸、安息、香酸、サリチル酸、バルビタール、ツェナ
セチン、サリチルアミド、などが好例としてあげられる
。製品の物性(細孔直径、気孔率、粒分布等)は第3成
分の配合量や粒子径、及び造粒。
条件の調節により自由に制御し得るものであるが、その
配合量は微粒子状天然セルロースに対して400重量%
程度で限界となる。(それ以上の添加は粒子の形状を維
持できない、) また、気孔率及び細孔直径の小さいものを得る場合には
、第3成分を用いることなく水溶性有機溶媒の使用によ
る造粒にて目的を達することも可能である。
ここで、微粒子状天然セルロースとは、ラミー、コツト
ンリンター、木材パルプ等の天然セルロース(セルロー
ス■型の結晶構造を有する。)を化学処理(酸加水分解
もしくはアルカリ酸化分解)および、もしくは機械的処
理(粉砕、摩砕等)を施こすことにより製造され、例え
ば木材パルプを2.4規定塩酸水溶液中で100℃、2
0分間加水分解して得られた酸不溶解残渣を濾過・洗浄
したもののことで、乾燥、未乾燥の別を問わない。単位
粒子は棒状の形態を有するが、その長軸は最大で250
am程度で平均すると45μm程度のものが多孔質セル
ロース粒子の中間原料として適当である。市販のセルロ
ース粉末の使用も可能で、例えば旭化成工業■製微結晶
セルロース「アビセルPH−101Jを原料の微粒子状
天然セルロースとして用いると圧縮成形性の点で特に良
い結果をもたらす。
(発明の効果) 本発明によって得られる多孔性セルロース粒子は今まで
に知られていない細孔構造及び気孔率を汽する天然セル
ロース粒子であり、造粒されているがために粉体として
の自流動性に優れている。
他の粉体と混合するような場合、その混合粉体の流動性
が向上し、例えば医薬品製剤の処方に組み入れた場合、
直接粉末圧縮法にて錠剤を製するのに有利となる。また
、細孔構造を有するがために、直接粉末圧縮法における
添加剤として必要な性質である圧縮成形性にも優れてい
る。
本発明品は天然セルロースであるため、食用に自由に供
し得、また化学的に不活性であるから医薬品製剤の安定
化にも寄与する。
もともとセルロース粉末はある程度の保水性を有するが
、本発明による多孔性セルロース粒子もまた高い保水性
を有するため、水溶液や油脂等の液状物質の吸着担体と
しても有用である。また従来の吸舊担体にはなかった大
きな孔を有しているため、不溶性の固体微粒子を担持す
ることができる。この性質は徐放性製剤の核物質、機能
性食品等に用いられる菌体の担持体、フレーバー保持の
ための固体香料の担体等に用いられ、しかも細孔構造の
特性でもある毛管現象により被担持体分散液がすみやか
に吸収・担持されるため取り扱い性にも優れている。
その他に本発明による多孔性セルロース粒子は水溶液中
においてもその形状を維持し得るので、細胞培養のキャ
リアや固定化酵素の担体としても使用することが可能で
ある。
実施例に先立ち、製品粒子の物性評価法及び錠剤物性の
測定方法について説明する。
〈平均粒子径(μm)> 柳本製作所製ロータツブ式篩振盪機により、JIs標準
篩を用いて試料50gを30分間篩分し、累積50重量
%の粒度を平均粒子径とする。
〈細孔直径(μm)及び気孔率(%)〉島津製作所■ボ
アサイザー9300を用い、水銀ポロシメトリーにより
細孔分布を求めた。気孔率(ε)は粒子内水銀侵入体積
(υs  ; d/ g )とセルロースの比容積(υ
c  ; aj/ g )より計算した。
〈結晶形〉 X線デイフラクトメーターによりX線回折を行い、その
解析パターンにより判定。
〈錠剤硬度(kg) > フロイント産業■製シュロインガー硬度計で錠剤の径方
向に荷重を加え、破壊した時の荷重で表わす、繰り返し
数は10で、その平均値をとる。
〈錠剤重量バラツキ(%)〉 錠剤10錠をそれぞれ精秤し、変動係数を求める。
(実施例) 実施例1 市販微結晶セルロース「アビセルPH−101J(旭化
成工業■製)と細用鉄工所■製パンタムミル・AP−B
型(使用スクリーン径2腫)で微粉砕した局方アセトア
ミノフェン(保栄薬工■製)を第1表に示すような混合
比率で計500gを五橋製作所製高速混合造粒機N S
 K 250型に仕込み、撹拌羽根の回転速度500 
rp曽で1分間回転させることによりよく混合し、次い
で結合液を添加し、添加終了後2分間の造粒を行った。
結合液としては純水を230〜250g逐次添加した。
これを50°Cで12時間乾燥後、粗大粒子として12
メツシユ以上の留分を切りすてた後アセトアミノフェン
をソックスレー抽出器を用いて20時間アセトン抽出し
た。これを再び50°Cで12時間乾燥して球状試料A
、B、Cを得た。各々の物性を第2表に示す。
実施例2 結合液として50重量%エタノール水溶液245〜25
5gを用い、その他は実施例1と同様にして球状試料り
、Eを得た。各々の物性を第2表に示す。
実施例3 市販DPパルプを切断し、10%塩酸水溶液中で105
°Cで20分間加水分解して得られた酸不溶解残渣を中
和、洗浄、濾過・脱水したウェットケーク1kg(乾燥
減量40重量%)をアセトン22で再分散し、再び濾過
・脱水した。このアセトン置換したウェットケークを前
出の高速混合造粒機にて撹拌羽根の回転速度600rp
a+で1分間、解砕・造粒した。この24メツシユ以下
の留分を50°Cで12時間乾燥して球状試料Fを得た
。試料Fの物性を第2表に示す。
実施例4 再分散に用いるアセトンの量を11とし、その他は実施
例3と同様にして球状試料Gを得た。試料Gの物性を第
2表に示す。
実施例5 再分散に用いる溶媒をイソプロピルアルコールとし、又
、篩の篩目を16メツシユとしその他は実施例3と同様
にして多面体状試料Hを得た。試料Hの物性を第2表に
示す。
比較例1 前出の「アビセルPH−101J 500gを前出の高
速混合造粒機に仕込み、撹拌羽根の回転速度500rp
mで純水を450g添加後1分間造粒を行い、これを5
0°Cで12時間乾燥し、その内の12メツシュ以上の
留分を切りすて球状試料■を得た。試料Iの物性を第2
表に示す。
比較例2 前出の「アビセルPH−101Jの350メツシユ以上
の留分を試料Jとした。試料Jの物性を第2表に示す。
第2表を見るとわかるように、第3成分を用いて造粒し
た試料A−Eは350メツシユ以上の留分が91重量%
以上でかつ細孔直径0.1μm以上、気孔率は30%以
上であった。また第3成分を用いずとも実質的には水溶
性有機溶媒水溶液にて造粒した試料F−Hは350メツ
シユ以上の留分が94重量%以上で細孔直径が0.1μ
m以上、気孔率20%以上であった。しかし原料として
用いた[アビセルPH−101,の350メツシユ以上
の留分である試料Jや水のみで造粒した試料Iは細孔直
径及び気孔率は測定できなかった。本測定に用いた機器
の細孔直径の検出限界は0602μm程度であるので、
試料I及Jの細孔直径は0.02μm以下であると判断
される。
以上のように、実施例に示したような操作を行う、こと
で今までにその存在が知られていなかった、結晶形が■
であり、細孔直径が0.1 a m以上、気孔率が20
%以上で、かつ、350メツシユ以上の留分が90重量
%以上であるという新規な多孔性セルロース粒子を得る
ことができた。
以下余白 第1表 第2表 以下、使用例により本発明の詳細な説明する。
使用例1 試料り、Fを各々70gと乳@ (DMV製、100メ
ツシユ)280gをポリ袋中にて3分間部合した後、局
方ステアリン酸マグネシウム(太平化学産業■製)1.
75g加え、更に30秒間混合したものを、菊水製作所
■製RT−3−9型ロータリー打錠機で8mmφ、12
Rの杵を用いて回転速度25rp1mで打錠成形し、重
量200■錠を得た。その結果を第3表に示す。
比較使用例1 前出の[アビセルP H−101Jを試料にとし、使用
例1と同様にして打錠成形した。結果を第3表に示す。
比較使用例2 市k 微結晶セルロース[アビセルPH−301J(旭
化成工業■製)を使用例1と同様にして打錠成形した。
結果を第3表に示す。
以下余白 第3表 第3表を見ると、試料り、Fを用いた錠剤の硬度は各成
形圧における試料に、Lのそれと比較すると、Kよりは
低いもののしよりは高いことがわかる。又、重量バラツ
キは混合粉体の打錠機の[」入の充填性の尺度となる値
で、−1的には混合粉体の流動性を示す値でもあるが、
試料Fはに、 Lよりその値が低い。
つまり本発明による多孔性セルロース粒子は医薬品製剤
等の直接打錠用の圧縮成形助剤としての優秀な性質を有
している。
使用例2 直径10μm以下の真球状ナイロン粒子(12ナイロン
パウダー)1gを界面活性剤ツイーン80(片山化学工
業■製)を少量用いて純水24g中に分散させた。この
ナイロン粒子分散液に試料りを10g加え、軽く混合し
た後、80°Cで5時間乾燥させたところ、加えたナイ
ロン粒子の97%が試料りに担持された。
この結果から本発明物質が不溶性固体微粒子の担持体と
して有効であることがわかる。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶形が I 型であり、直径が0.1μm以上で
    気孔率が20%以上の細孔を有し、かつ、350メッシ
    ュ以上の留分が90重量%以上であることを特徴とする
    多孔性セルロース粒子
JP63101288A 1988-04-26 1988-04-26 多孔性セルロ―ス粒子 Expired - Lifetime JP2535054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101288A JP2535054B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 多孔性セルロ―ス粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101288A JP2535054B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 多孔性セルロ―ス粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01272643A true JPH01272643A (ja) 1989-10-31
JP2535054B2 JP2535054B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=14296660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63101288A Expired - Lifetime JP2535054B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 多孔性セルロ―ス粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535054B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574150A (en) * 1993-01-05 1996-11-12 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Excipient having high compactability and process for preparing same
JP2005255617A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 微粒子状活性成分および多孔質セルロース凝集体含有固形製剤組成物
JP2005255616A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 液状、半固形状活性成分および多孔質セルロース凝集体粒子含有固形製剤組成物
JP2005255619A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 昇華性活性成分および多孔質セルロース粒子含有固形製剤組成物
JP2005255618A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 水難溶性活性成分および多孔質セルロース粒子含有固形製剤組成物。
WO2006115198A1 (ja) 2005-04-22 2006-11-02 Asahi Kasei Chemicals Corporation 多孔質セルロース凝集体及びその成型体組成物
US7939101B2 (en) 2000-07-05 2011-05-10 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Cellulose powder
JP2012519233A (ja) * 2009-02-27 2012-08-23 ビーエーエスエフ コーポレーション 金属−炭素含有体を調製する方法
US8597686B2 (en) 2004-01-30 2013-12-03 Asahi Kasei Chemicals Corporation Porous cellulose aggregate and formed product composition comprising the same
JP2016222265A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社ダイゾー エアゾール製品
US10279328B2 (en) 2009-02-27 2019-05-07 Basf Corporation Process for the preparation of metal-carbon containing bodies

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574150A (en) * 1993-01-05 1996-11-12 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Excipient having high compactability and process for preparing same
US7939101B2 (en) 2000-07-05 2011-05-10 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Cellulose powder
US8221789B2 (en) 2000-07-05 2012-07-17 Asahi Kasei Chemicals Corporation Cellulose powder
US8597686B2 (en) 2004-01-30 2013-12-03 Asahi Kasei Chemicals Corporation Porous cellulose aggregate and formed product composition comprising the same
JP2005255618A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 水難溶性活性成分および多孔質セルロース粒子含有固形製剤組成物。
JP2005255619A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 昇華性活性成分および多孔質セルロース粒子含有固形製剤組成物
JP2005255616A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 液状、半固形状活性成分および多孔質セルロース凝集体粒子含有固形製剤組成物
JP2005255617A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Asahi Kasei Chemicals Corp 微粒子状活性成分および多孔質セルロース凝集体含有固形製剤組成物
WO2006115198A1 (ja) 2005-04-22 2006-11-02 Asahi Kasei Chemicals Corporation 多孔質セルロース凝集体及びその成型体組成物
JP2012519233A (ja) * 2009-02-27 2012-08-23 ビーエーエスエフ コーポレーション 金属−炭素含有体を調製する方法
TWI494165B (zh) * 2009-02-27 2015-08-01 Basf Se 製備含金屬-碳本體的方法及其所獲得之鐵磁性本體
US10279328B2 (en) 2009-02-27 2019-05-07 Basf Corporation Process for the preparation of metal-carbon containing bodies
JP2016222265A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社ダイゾー エアゾール製品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535054B2 (ja) 1996-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR860000530B1 (ko) 가공전분
Millili et al. The strength of microcrystalline cellulose pellets: the effect of granulating with water/ethanol mixtures
JP2733259B2 (ja) 多孔性微小セルロース粒子
Ohwoavworhua et al. Some physical characteristics of microcrystalline cellulose obtained from raw cotton of Cochlospermum planchonii
AU785135B2 (en) Granules based on starch and lactose
CA2414945C (en) Cellulose powder
US5574150A (en) Excipient having high compactability and process for preparing same
JPH01272643A (ja) 多孔性セルロース粒子
JPH0420938B2 (ja)
TW200909484A (en) Granular composites of inorganic particulates and redispersible latex powders and methods
US3836618A (en) Process for the uniform distribution of a drug on a granulated base
HU217798B (hu) Eljárás szemcsés S(+)-ibuprofén előállítására és ezt tartalmazó készítmények
EP1072612B1 (en) Starch granulation
JP4306965B2 (ja) 増量及び分解組成物、その達成方法及びその使用
CA2702055C (en) Directly compressible high functionality granular microcrystalline cellulose based excipient, manufacturing process and use thereof
NO312085B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av poröse cellulosematrikser og tabletter, samt multippelenhetspreparat og tablett inneholdendecellulosematriksene
Varshosaz et al. Effect of binder level and granulating liquid on phenylbutazone pellets prepared by extrusion-spheronization
JP2001503766A (ja) 複数の多孔質セルロースマトリクス(pcm)を含むコンパクト部材、その製造および使用方法
CA2570524A1 (en) High ibuprofen content granules and their preparation and their use in pharmaceutical dosage forms
JP2918824B2 (ja) 脱塩素処理剤及びその製造方法
EP1119406A1 (en) Continuous pelletiser and spheroniser
Davidson et al. Porous cellulose matrices—a novel excipient for the formulation of solid dosage forms
JPH053759A (ja) 飼料添加物用コリスチン製剤
Kadoli et al. Study of Binding Efficiency of Tapioca Starch using Iornoxicam as a Model Drug
JP780H (ja) 加工殿粉

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term