JPH01271494A - 自動変速機油組成物 - Google Patents
自動変速機油組成物Info
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- JPH01271494A JPH01271494A JP10018088A JP10018088A JPH01271494A JP H01271494 A JPH01271494 A JP H01271494A JP 10018088 A JP10018088 A JP 10018088A JP 10018088 A JP10018088 A JP 10018088A JP H01271494 A JPH01271494 A JP H01271494A
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、自動変速機油組成物に関する。
（従来の技術）
従来の自動変速機油としては、例えばＡＴＦデキシロン
のような油がある。
のような油がある。
（発明が解決しようとする課Ｂ）
しかしながら、このような従来の自動変速機油にあって
は、高温粘度が１００″Ｃにて約７ｃＳｔ 、１４０°
Ｃにて約４ｃＳｔ、また、低温粘度は一３０°Ｃにて約
４．０００ ｃｐであるため、油温が１４０°Ｃに上昇
した場合、低粘度によるリークのためポンプ効率がいく
ぶん低下し、また油温が一３０°Ｃに降下した場合、粘
度増加のため自動変速機のセレクトにュートラルからド
ライブへ）タイムラグがいくぶん大きくなるという問題
点があった。
は、高温粘度が１００″Ｃにて約７ｃＳｔ 、１４０°
Ｃにて約４ｃＳｔ、また、低温粘度は一３０°Ｃにて約
４．０００ ｃｐであるため、油温が１４０°Ｃに上昇
した場合、低粘度によるリークのためポンプ効率がいく
ぶん低下し、また油温が一３０°Ｃに降下した場合、粘
度増加のため自動変速機のセレクトにュートラルからド
ライブへ）タイムラグがいくぶん大きくなるという問題
点があった。
（課題を解決するための手段）
発明者は、油の高温粘度を１４０°Ｃにて７ｃＳｔ以上
、低温粘度を一３０°Ｃにて３．０００ ｃｐ以下、か
つ耐久性を保持するためせん断安定度（ＡＳＴＭ ０２
６０３音波２８μ慣６０分照射）を１００″Ｃ粘度低下
率にて１０％以下、また火災予防上引火点を１５５°Ｃ
以上とすることにより、上記問題点を解決し得ることを
知見した。
、低温粘度を一３０°Ｃにて３．０００ ｃｐ以下、か
つ耐久性を保持するためせん断安定度（ＡＳＴＭ ０２
６０３音波２８μ慣６０分照射）を１００″Ｃ粘度低下
率にて１０％以下、また火災予防上引火点を１５５°Ｃ
以上とすることにより、上記問題点を解決し得ることを
知見した。
この発明の自動変速機油組成物は、上記知見に基づいて
達成されたもので、ＣＩ ） ＣＩ４〜Ｃ１６α−オレ
フィンオリゴマ−５０重量％〜６４重量％と、（Ｉｆ）
石油系潤滑油留分９重量％〜１１重量％を基油として含
有し、かつ（ＩＶ）数平均分子量１９．０００〜２３．
０００のポリメタクリレート２７重量％〜３４重量％を
粘度指数向上剤として含有する。
達成されたもので、ＣＩ ） ＣＩ４〜Ｃ１６α−オレ
フィンオリゴマ−５０重量％〜６４重量％と、（Ｉｆ）
石油系潤滑油留分９重量％〜１１重量％を基油として含
有し、かつ（ＩＶ）数平均分子量１９．０００〜２３．
０００のポリメタクリレート２７重量％〜３４重量％を
粘度指数向上剤として含有する。
更に、上記成分（１）、（ＩＩ）および（ＩＶ）の合計
重量に対し、ＣＩＩＩ）０．１重量％〜５置火％のネオ
ペンチルグリコール脂肪酸エステル（脂肪酸のＣは６〜
１０）を含有するものも含まれる。
重量に対し、ＣＩＩＩ）０．１重量％〜５置火％のネオ
ペンチルグリコール脂肪酸エステル（脂肪酸のＣは６〜
１０）を含有するものも含まれる。
また、この発明において、必要に応じて（Ｖ）０．１重
量％〜１０重量％の添加剤を配合することができる。
量％〜１０重量％の添加剤を配合することができる。
これら（１）〜（Ｖ）について更に具体的に説明する。
ＣＩ ） ＣＩ４〜ＣＺ６ α−オレフィンオリゴマー
咳α−オレフィンオリゴマーは１−デセンの二量体、あ
るいはこれを中心とする炭素数が１４〜２６のオリゴマ
ーの混合物である。炭素数がこの範囲より小さいものは
引火点が低くなり、また、この範囲より大きいものは低
温粘度が高くなりすぎるため好ましくない。
咳α−オレフィンオリゴマーは１−デセンの二量体、あ
るいはこれを中心とする炭素数が１４〜２６のオリゴマ
ーの混合物である。炭素数がこの範囲より小さいものは
引火点が低くなり、また、この範囲より大きいものは低
温粘度が高くなりすぎるため好ましくない。
該α−オレフィンオリゴマーの該自動変速機油に占める
割合は５０重量％以上６４重量％以下である。
割合は５０重量％以上６４重量％以下である。
この範囲より小さい場合は低温粘度が高（なりすぎ、ま
た、この範囲より大きい場合は高温粘度が低くなりすぎ
るため好ましくない。
た、この範囲より大きい場合は高温粘度が低くなりすぎ
るため好ましくない。
（１１）石油系潤滑油留分
該石油系潤滑油留分は石油類の蒸留、精製などにより得
られる、粘度（１００℃）３．５〜５．５、粘度数１０
０以上、流動点−１０°Ｃ以下のものが使用できる。
られる、粘度（１００℃）３．５〜５．５、粘度数１０
０以上、流動点−１０°Ｃ以下のものが使用できる。
該石油系潤滑油留分の該自動変速機油に占める割合は９
重量％〜１１重量％である。該石油系潤滑油留分は粘度
指数向上剤の取扱いを容易にするため該向上剤に加える
もので、この範囲より小さい場合は該向上剤の取扱いに
困難を生じ、また、この範囲より大きい場合は低温粘度
が高くなる。
重量％〜１１重量％である。該石油系潤滑油留分は粘度
指数向上剤の取扱いを容易にするため該向上剤に加える
もので、この範囲より小さい場合は該向上剤の取扱いに
困難を生じ、また、この範囲より大きい場合は低温粘度
が高くなる。
〔■］ネオペンチルグリコール脂肪酸エステル該ネオペ
ンチルグリコール脂肪酸エステルは脂肪酸エステルがカ
プリル酸ジエステルあるいはこれを中心とする炭素数６
〜１０の脂肪酸エステルの混合物である。これらのエス
テルは前記炭化水素油によって収縮を起こす非金属材料
を適度に膨潤させる役目を果たすものである。
ンチルグリコール脂肪酸エステルは脂肪酸エステルがカ
プリル酸ジエステルあるいはこれを中心とする炭素数６
〜１０の脂肪酸エステルの混合物である。これらのエス
テルは前記炭化水素油によって収縮を起こす非金属材料
を適度に膨潤させる役目を果たすものである。
該エステルを配合する場合には、該自動変速機油に占め
るその割合は０．１重量％〜５重量％である。この範囲
を越えるとある種のゴム材が膨潤しすぎるため好ましく
ない。
るその割合は０．１重量％〜５重量％である。この範囲
を越えるとある種のゴム材が膨潤しすぎるため好ましく
ない。
（ＩＶ）数平均分子量１９．０００〜２３，０００のポ
リメタクリレート 該ポリメタクリレートは炭素数１〜１８の飽和１価脂肪
族アルコールとメタクリル酸とのエステルの少なくとも
１種を重合して得られる数平均分子量１９，０００〜２
３，０００であり、粘度指数向上剤の役目を果たすもの
である。
リメタクリレート 該ポリメタクリレートは炭素数１〜１８の飽和１価脂肪
族アルコールとメタクリル酸とのエステルの少なくとも
１種を重合して得られる数平均分子量１９，０００〜２
３，０００であり、粘度指数向上剤の役目を果たすもの
である。
該ポリメタクリレートの該自動変速機油に占める割合は
２７重量％〜３４重置火である。この範囲より小さい場
合は油組成物の高温域における粘度が低くなりすぎ、ま
た、この範囲を越える場合には低温域における粘度が大
きくなりすぎるため好ましくない。
２７重量％〜３４重置火である。この範囲より小さい場
合は油組成物の高温域における粘度が低くなりすぎ、ま
た、この範囲を越える場合には低温域における粘度が大
きくなりすぎるため好ましくない。
（Ｖ）添加剤
この発明の油組成物においては、必要に応じて、酸化防
止剤、摩耗防止剤、油性剤、清浄分散剤、消泡剤などの
少なくとも１種を添加することができる。
止剤、摩耗防止剤、油性剤、清浄分散剤、消泡剤などの
少なくとも１種を添加することができる。
前記各種添加剤の詳細については、例えば桜井俊男著「
石油製品添加剤」 （幸書房）に紹介されているが、以
下に例を示す。
石油製品添加剤」 （幸書房）に紹介されているが、以
下に例を示す。
酸化防止剤としてはジアルキルジチオりん酸亜鉛、２．
６−シーｔｅｒｔ−ブチルパラクレゾールなどを０．１
〜３重量％添加することができる。
６−シーｔｅｒｔ−ブチルパラクレゾールなどを０．１
〜３重量％添加することができる。
摩耗防止剤としてはりん酸エステル、ジチオりん酸金属
塩などを０．１〜５重量％、油性剤として油脂、高級脂
肪酸などを０．５〜６重景置火清浄分散剤としてはＭｇ
スルフォネート、ポリブテニルこはく酸イミドなどを０
．１〜４重景置火消泡剤としてはシリコーン、エステル
などを０．００２〜０．５重量％それぞれ添加すること
ができる。
塩などを０．１〜５重量％、油性剤として油脂、高級脂
肪酸などを０．５〜６重景置火清浄分散剤としてはＭｇ
スルフォネート、ポリブテニルこはく酸イミドなどを０
．１〜４重景置火消泡剤としてはシリコーン、エステル
などを０．００２〜０．５重量％それぞれ添加すること
ができる。
これらの各種添加剤を併用する場合、その合計量は酸油
組成物を基準として０．１重量％以上１０重量％以下で
あることが好ましい。
組成物を基準として０．１重量％以上１０重量％以下で
あることが好ましい。
この発明の自動変速機油組成物は、高温粘度が１４０℃
で７ｃＳｔ以上、低温粘度が一３０°Ｃで３ 、０００
Ｃｐ以下、耐久性を保持するためのせん断安定度（ＡＳ
ＴＭ Ｄ２６０３音波２８μ１１６０分照射）が１００
℃粘度低下率にて１０％以下、また火災防止上引火点が
１５５°Ｃ以上である条件を満足し、現在一般に使用さ
れているＡＴＦより高温および低温における性能が更に
優れている。例えば高温１４０°Ｃにおいて、市販のＡ
ＴＦ （粘度が約４ｃＳｔ）に対しこの発明の油組成
物（粘度が約７ｃＳｔ）のポンプ効率は約２５％高い。
で７ｃＳｔ以上、低温粘度が一３０°Ｃで３ 、０００
Ｃｐ以下、耐久性を保持するためのせん断安定度（ＡＳ
ＴＭ Ｄ２６０３音波２８μ１１６０分照射）が１００
℃粘度低下率にて１０％以下、また火災防止上引火点が
１５５°Ｃ以上である条件を満足し、現在一般に使用さ
れているＡＴＦより高温および低温における性能が更に
優れている。例えば高温１４０°Ｃにおいて、市販のＡ
ＴＦ （粘度が約４ｃＳｔ）に対しこの発明の油組成
物（粘度が約７ｃＳｔ）のポンプ効率は約２５％高い。
また、低温−３０°Ｃにおいて、市販の＾ＴＦ （粘
度が約４，０ＯＯｃｐ ）に対し、この発明の油組成物
（粘度が約３．０００ｃｐ）は自動変速機のセレクトに
ュートラルからドライブへ）タイムラグを２秒短縮でき
る。
度が約４，０ＯＯｃｐ ）に対し、この発明の油組成物
（粘度が約３．０００ｃｐ）は自動変速機のセレクトに
ュートラルからドライブへ）タイムラグを２秒短縮でき
る。
（実施例）
以下、実施例および比較例について述べる。
表１における実施例１〜４の組成物はこの発明の自動変
速機油組成物であり、比較例１および２の組成物は比較
のための組成物である。表中、基油、粘度指数向上剤お
よび添加剤の数値は重量％で表示した。
速機油組成物であり、比較例１および２の組成物は比較
のための組成物である。表中、基油、粘度指数向上剤お
よび添加剤の数値は重量％で表示した。
使用した添加剤は以下の通りである。
酸化防止剤は実施例３、比較例１が２，６−ジーｔ、ｅ
ｒｔ−ブチルパラクレゾール、実施例４、比較例２がジ
アルキルジチオりん酸亜鉛。
ｒｔ−ブチルパラクレゾール、実施例４、比較例２がジ
アルキルジチオりん酸亜鉛。
摩耗防止剤は全てりん系市販摩耗防止剤。
油性剤は実施例３、比較例１が油脂、実施例４、比較例
２がＣ１４〜Ｃ１ａの脂肪酸。
２がＣ１４〜Ｃ１ａの脂肪酸。
清浄分散剤は全てＭｇスルフォネートとポリブテニルこ
はく酸イミドの混合物。
はく酸イミドの混合物。
消泡剤は全てシリコーン。
実施例１〜４の組成物および比較例１，２の組成物につ
いて各種の性能を試験し、その結果をそれぞれ表１に示
した。試験方法は以下の通りである。
いて各種の性能を試験し、その結果をそれぞれ表１に示
した。試験方法は以下の通りである。
（１）粘度（１４０°Ｃ） ： ＪＩＳ Ｋ２２８３
により測定。７ｃＳｔ以上であることが好ましい。
により測定。７ｃＳｔ以上であることが好ましい。
（２）粘度（−３０°Ｃ） ： ＡＳＴＭ ０２９８
３により測定。３．０００ｃｐ以下であることが好まし
い。
３により測定。３．０００ｃｐ以下であることが好まし
い。
（３）せん断安定度： ＡＳＴＭ ０２６０３により振
幅２８μ僧の音波を６０分照射し、１００°Ｃ の粘度低下率を測定。１０％以 下であることが好ましい。
幅２８μ僧の音波を６０分照射し、１００°Ｃ の粘度低下率を測定。１０％以 下であることが好ましい。
（４）引 火 点 ： ＪＩＳ Ｋ２２６５’により測
定。
定。
１５５°Ｃ以上であることが好ま
しい。
ス、１１：二土
実施例１および３は１−デセンの２量体、石油系潤滑油
留分、ポリメタクリレートの混合油に各種添加剤を配合
する前と後の組成物であり、実施例２および４は実施例
１および３にネオペンチルグリコールカプリル酸ジエス
テルを更に加えた組成物であって、いずれも各種試験に
合格し、優れた自動変速機油組成物であることが明らか
となった。
留分、ポリメタクリレートの混合油に各種添加剤を配合
する前と後の組成物であり、実施例２および４は実施例
１および３にネオペンチルグリコールカプリル酸ジエス
テルを更に加えた組成物であって、いずれも各種試験に
合格し、優れた自動変速機油組成物であることが明らか
となった。
此萼ＩＬｊム（仏λ
比較例１は粘度指数向上剤が多い場合、低温粘度が高く
、また比較例２は粘度指数向上剤が少ない場合、高温粘
度が低く、いずれの場合も本発明の目的に好ましく使用
することができない。
、また比較例２は粘度指数向上剤が少ない場合、高温粘
度が低く、いずれの場合も本発明の目的に好ましく使用
することができない。
（発明の効果）
以上説明してきたように、この発明によれば、その構成
を、０１４〜Ｃａｂ α−オレフィンオリゴマー５０重
量％〜６４重量％、石油系潤滑油留分９重量％〜１１重
量％および数平均分子１ｔ１９，０００〜２３．０００
のポリメタクリレート２７重量％〜３４置火％を含有す
る自動変速機油組成物としたため、自動変速機油の温度
が１４０ ’Ｃに上昇した場合、ポンプ効率が改善され
、また該温度が一３０゛Ｃに降下した場合、自動変速機
のセレクトにュートラルからドライブへ）タイムラグが
改善できるという効果が得られる。
を、０１４〜Ｃａｂ α−オレフィンオリゴマー５０重
量％〜６４重量％、石油系潤滑油留分９重量％〜１１重
量％および数平均分子１ｔ１９，０００〜２３．０００
のポリメタクリレート２７重量％〜３４置火％を含有す
る自動変速機油組成物としたため、自動変速機油の温度
が１４０ ’Ｃに上昇した場合、ポンプ効率が改善され
、また該温度が一３０゛Ｃに降下した場合、自動変速機
のセレクトにュートラルからドライブへ）タイムラグが
改善できるという効果が得られる。
特許出願人 日産自動車株式会社
Claims (1)
- １、Ｃ＿１＿４〜Ｃ＿２＿６α−オレフィンオリゴマー
５０重量％〜６４重量％と石油系潤滑油留分９重量％〜
１１重量％を基油として含有し、かつ数平均分子量１９
，０００〜２３，０００のポリメタクリレート２７重量
％〜３４重量％を粘度指数向上剤として含有することを
特徴とする自動変速機油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018088A JPH01271494A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 自動変速機油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018088A JPH01271494A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 自動変速機油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01271494A true JPH01271494A (ja) | 1989-10-30 |
Family
ID=14267113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10018088A Pending JPH01271494A (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 自動変速機油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01271494A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016157960A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 出光興産株式会社 | 変速機用潤滑油組成物 |
| WO2016157958A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 出光興産株式会社 | 電気自動車又はハイブリッド車用潤滑油組成物 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP10018088A patent/JPH01271494A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016157960A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 出光興産株式会社 | 変速機用潤滑油組成物 |
| WO2016157958A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 出光興産株式会社 | 電気自動車又はハイブリッド車用潤滑油組成物 |
| JP2016194001A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 出光興産株式会社 | 変速機用潤滑油組成物 |
| US10815447B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-10-27 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Electric vehicle or hybrid vehicle lubricating oil composition |
| US10889779B2 (en) | 2015-03-31 | 2021-01-12 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Transmission lubricating oil composition |
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