JP4620966B2 - 駆動系潤滑油組成物 - Google Patents

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本発明は、エチレン・α−オレフィン共重合体において、特定の組成、分子量、分子量分布、融点を有する潤滑油粘度改良用ポリマーを含有する駆動系潤滑油組成物に関する。
石油製品は一般に温度が変わると粘度が大きく変化する、いわゆる粘度の温度依存性を有している。例えば、自動車等に用いられる潤滑油等では粘度の温度依存性が小さいことが好ましい。そこで潤滑油には、粘度の温度依存性を小さくする目的で、潤滑油基剤に可溶な、ある種のポリマーが粘度指数向上剤として用いられている。近年では、このような粘度指数向上剤としてエチレン・α−オレフィン共重合体が広く用いられているが、潤滑油の性能バランスを更に改善するため種々の改良がなされている(特許文献1)。
上記のような粘度指数向上剤は一般に高温時に適正な粘度を保持し、低温時の流動性に優れるポリマーが求められている。より優れた低温特性を得るためには、ポリマー濃度をできるだけ低く抑えることが有効であり、経済性の面でも有利であることなどから、できるだけ高分子量のポリマーを用いる方法が知られている。しかしながら、分子量を高くして添加量を減らすと、剪断安定性が悪化する傾向にあり、駆動系潤滑油のように低温特性に加えて優れた剪断安定性が要求される潤滑油製品においては、これら性能と経済性のバランスを考慮した品質設計が必要である。
最近では、機器の小型軽量化・高性能化のため、使用条件の高温・高速化が進む中で、機器の高温化が問題となっている。潤滑油としては、耐熱・耐久化が必要となるが、機器の温度が上昇すると潤滑油の粘度が低下して油膜形成能力を低下させるため、潤滑性や摩耗防止性能に支障をきたすこととなる。一方、潤滑油のもう一つの機能として冷却作用がある。潤滑油はオイルクーラー等により冷却されて、摺動部及びその周辺部の冷却を行うが、ギヤー油等の駆動系潤滑油は、混合潤滑油領域において高剪断条件下で使用されるため、摩擦により潤滑油自体も発熱を伴う。高剪断条件において潤滑油の発熱が大きいと機器の温度上昇を助長し、適正な粘度(油膜強度)を保持することが困難となる。効率的な冷却を行うためには摩擦による発熱の少ない潤滑油が好ましい。
WO00/34420号公報
本発明が解決しようとする課題は、駆動系潤滑油組成物に関し、自動車用・産業用ギヤー油、ショックアブソーバー油、油圧油などとして粘度特性、剪断安定性に優れ、且つ、摩擦による発熱の少ない駆動系潤滑油組成物を提供することである。
駆動系潤滑油にように高剪断条件下で使用される潤滑油用の粘度指数向上剤としては、優れた低温特性、剪断安定性に加え、摩擦による発熱の少ないポリマーが有効である。自動車用・産業用のギヤー油(ATFを含む)、油圧作動油などの駆動系潤滑油用途では、新規格設定に伴う要求性能の高度化及び環境規制強化に対応するため、潤滑油基剤及び添加剤を含め高品質化・高性能化が進んでいる。高分子量のポリマーは、低温粘度特性及び経済性の優れた潤滑油の粘度改良剤として好適であり、これら性能のバランスの優れた品質設計がなされている。しかしながら、機器の高温化が進む中、潤滑油の発熱をも考慮したポリマーの品質設計は十分とは言えない。本発明者らは、このような状況において鋭意研究の結果、エチレン含量、分子量、分子量分布、融点が特定の範囲にあるエチレン・αオレフイン共重合体を使用することにより、上記のような駆動系潤滑油の摩擦による発熱を抑制できることを見出して、本発明を完成するに至った。
本発明の潤滑油組成物(AA)は、
下記(A1)および(A2)の物性を有する潤滑油基剤(A)85〜99.9重量%と
(A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/s
(A2)粘度指数が80以上
下記(B1)〜(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフイン共重合体(B)0.1〜15重量%とからなることを特徴としている;
(B1)エチレン含量が70〜85重量%の範囲にあること
(B2)極限粘度[η]が0.2〜0.7dl/gの範囲にあること
(B3)Mw/Mnが2.4以下であること
(B4)DSCで測定した融点が60℃以下であること。
また本発明の第2の潤滑油組成物(BB)は
下記(A1)〜(A2)の特性を有する潤滑油基剤(A)82〜99.85重量%、下記(B1)〜(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフイン共重合体(B)0.1〜15重量%、流動点降下剤(C)0.05〜3重量%とからなることを特徴としている;
(A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/sの範囲にあること
(A2)粘度指数が80以上
(B1)エチレン含量が70〜85重量%の範囲にあること
(B2)極限粘度[η]が0.2〜0.7dl/gの範囲にあること
(B3)Mw/Mnが2.4以下であること
(B4)DSCで測定した融点が60℃以下であること。
本発明の潤滑油組成物は粘度特性、低温流動性、剪断安定性に優れ、且つ、摩擦時の発熱が少なく特に高剪断条件で使用される潤滑油として有効である。
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)
本発明に係わる駆動系潤滑油用粘度改良ポリマーは、は下記(B1)、(B2)、(B3)および(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフィン共重合体(B)である。
(B1)エチレン含量
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のエチレン含量は、通常70〜85重量%の範囲にある。好ましくは75〜85重量%、特に好ましくは75〜80重量%であることが好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のエチレン含量は「高分子分析ハンドブック」(日本分化学会、高分子分析研究懇談会 編、紀伊国屋書店 発行)に記載の方法に従って13C−NMRで測定される。
エチレン含量が上記範囲内にあるエチレン・α−オレフィン共重合体を含有する駆動系潤滑油組成物は剪断時の摩擦による発熱が少ない。
また、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、本発明の目的を損なわない範囲で環状オレフィン、ポリエンから選ばれる少なくとも1種のモノマー(以下「他のモノマー」ということがある)から導かれる繰り返し単位を、例えば、5重量%以下、好ましくは1重量%以下の割合で含有してもよい。尚、本発明はポリエンを含まないことが1つの好ましい態様である。この場合、特に耐熱性に優れている。実質的にエチレンとα−オレフィンのみからなっていることも好ましい。
(B2)極限粘度[η](dl/g)
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)の分子量は、極限粘度[η]が0.2〜1.0dl/g、好ましくは0.3〜0.9dl/g、特に好ましくは0.5〜0.8dl/gの範囲にある。0.2dl/g以下であると添加量が高くなり、経済性の面で好ましくなく、又、1.0dl/g以上では、剪断による粘度の低下が大きく、優れた剪断安定性が求められる駆動系潤滑油としては好ましくない。
極限粘度[η]が上記範囲内にあるエチレン・α−オレフィン共重合体を含有する駆動系潤滑油組成物は増粘性、粘度特性、剪断安定性に優れ、且つ、摩擦による発熱が少ない。
(B3)分子量分布
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、分子量分布を示す指標であるMw/Mn(Mw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量)が2.4以下、好ましくは1ないし2.2の範囲にあることが望ましい。分子量分布は2.4を超えると潤滑油粘度の剪断安定性が低下する。
(B4)融点(Tm)
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体(B)の融点は、示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される。具体的には試料約5mgをアルミパンに詰めて200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、10℃/分で−40℃まで冷却し、−40℃で5分保持した後、10℃/分で昇温する際の吸熱曲線から求めた。本DSCによる測定で、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)の融点は60℃以下、好ましくは55以下、さらに好もしくは50℃以下である。
本発明に係わるエチレン・α−オレフィン共重合体は、バナジウム、ジルコニウム、チタニウムなどの遷移金属化合物と、有機アルミニウム化合物(有機アルミニウムオキシ化合物)および/またはイオン化イオン性化合物とからなる触媒が使用できる。 このようなオレフィン重合用触媒としては、例えばWO00/34420号公報に記載されているものが挙げられる。
潤滑油基剤(A)
本発明で使用される潤滑油基剤としては、鉱物油、およびポリ・α−オレフイン、ポリオールエステル、ジエステル等の合成油が挙げられ、鉱物油は一般に脱ワックス等の精製工程を経て用いられ、精製の仕方により性状は異なる。表1に各種潤滑油基剤の特性を示す。
Figure 0004620966
表1におけるポリ-α-オレフィンは少なくとも1−デセンあるいはC10以上のα-オレフィンを原料モノマーとして重合して得られる炭化水素ポリマーである。
本発明で使用される潤滑油基剤は、100℃における動粘度が2〜40mm2/s、かつ粘度指数が80以上の鉱物油またはポリα−オレフィンが好ましい。ここでポリα−オレフィンとは少なくとも1−デセンあるいはC10以上のα-オレフィンを原料モノマーとして重合して得られる炭化水素ポリマーである。
本発明に用いる炭素数6−20のα−オレフィンの少なくとも1種以上の重合体において用いられるα−オレフィンの炭素数は6〜20であり、好ましくは8〜16であり、このようなα−オレフィンが少なくとも1種以上用いられる。好ましくは1−デセンあるいはC10以上のα-オレフィンを原料モノマーとして重合して得られる炭化水素ポリマーであり、ポリデセンなどが挙げられる。 また本発明の潤滑油用基剤は、ASTN D97法で測定した流動点が−25℃以上、好ましくは−20℃以上−10℃以下のものが好ましい。またこのような潤滑油用基剤のうちでも鉱物油が特に好ましい。
また本発明の潤滑油用基剤は、流動点が−35℃以下、さらには−40℃以下であることが低温特性の点から好ましい。またこのような潤滑油用基剤のうちでも鉱物油が特に好ましい。
流動点降下剤(C)
本発明で使用される流動点降下剤としては、特に制限はないが、例えばメタクリル酸アルキルの(共)重合体、アクリル酸アルキルの(共)重合体、フマル酸アルキルの(共)重合体、マレイン酸アルキルの(共)重合体、アルキル化ナフタレン等が挙げられる。
駆動系潤滑油組成物(AA)
潤滑油基剤(A)とエチレン・αオレフィン共重合体(B)とからなり、且つ、潤滑油基剤(A)を85〜99.9重量%、好ましくは90〜98重量%、エチレン・αオレフイン共重合体(B)を0.1〜15重量%、好ましくは2〜10重量%の割合で含有している。(A)と(B)の合計を100重量部とする。
このような駆動系潤滑油組成物は、温度依存性が小さく粘度特性に優れ、又、剪断時の粘度安定性及び発熱が少ないという特徴を有する。これら他の成分は前記潤滑油組成物(AA)においては、後述する、酸化防止剤、清浄分散剤、極圧剤、消泡剤、錆び止め剤、腐食防止剤等の添加剤を(A)と(B)の合計100重量部に対し、30重量部程度まで添加されていても良い。この駆動系潤滑油組成物は、そのまま使用することができ、またこの駆動系潤滑油組成物にさらに他の潤滑油基剤、流動点降下剤などを配合して使用することもできる。
駆動系潤滑油組成物(BB)
本発明の駆動系潤滑油組成物(BB)は、例えば請求項2に記載の潤滑油組成物(AA)に流動点降下剤(C)を加えることで得られる。該駆動系潤滑油組成物(BB)中には、請求項2に記載の(A1)〜(A3)の特性を有する潤滑油基剤(A)が82〜99.85重量%、好ましくは86〜98.9重量%、更に好ましくは89〜97.7重量%、エチレン・αオレフィン共重合体(B)が0.1〜15重量%、好ましくは1〜12重量%、更に好ましくは2〜10の割合で、流動点降下剤(C)が0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%、さらに好ましくは0.3〜1重量%の割合で含有されている。ここで(A)と(B)と(C)の合計は100重量%である。
特に駆動系潤滑油組成物(BB)が、前記(A1)〜(A3)の特性を有する鉱物油(A)82〜99.85重量%、下記(B1)〜(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフイン共重合体(B)0.1〜15重量%、流動点降下剤(C)0.05〜3重量%とからなることが好ましい;
(A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/sの範囲にあること
(A2)粘度指数が80以上
(A3)流動点が−25℃以上
(B1)エチレン含量が70〜85重量%の範囲にあること
(B2)極限粘度[η]が0.2〜0.7dl/gの範囲にあること
(B3)Mw/Mnが2.4以下であること
(B4)DSCで測定した融点が60℃以下であること。
このような潤滑油基剤(A)とエチレン・αオレフィン共重合体(B)と流動点降下剤(C)とからなる駆動系潤滑油組成物(BB)は、流動点が低く、温度依存性が小さく粘度特性に優れ、又、剪断時の粘度安定性及び発熱が少ないという特徴を有する。また前記潤滑油組成物(BB)においては、後述する、酸化防止剤、清浄分散剤、極圧剤、消泡剤、錆び止め剤、腐食防止剤等の添加剤を(A)と(B)と(C)の合計100重量部に対して、合計30重量部程度まで添加されていても良い。
この駆動系潤滑油組成物は、そのまま使用することができ、またこの駆動系潤滑油組成物にさらに他の潤滑油基剤を配合して各種の潤滑油用途に使用することもできる。
本発明の駆動系潤滑油組成物は上記(A)〜(C)成分からなるものであるが、必要により酸化防止剤、清浄分散剤、極圧剤、消泡剤、錆び止め剤、腐食防止剤等の添加剤を適宜配合することができる。
ここで、酸化防止剤として具体的には、2,6−ジ−t−ブチル−4メチルフェノール等のフェノール系酸化防止剤;ジオクチルジフェニルアミン等のアミン系酸化防止剤などが挙げられる。また清浄分散剤としては、カルシウムスルフォネート、メグネシウムスルフォネート等のスルフォネート系;フィネート;サリチレート;コハク酸イミド;ベンジルアミンなどを挙げることができる。
また、極圧剤としては、硫化油脂、硫化オレフィン、スルフィド類、リン酸エステル、亜リン酸エステル、リン酸エステルアミン塩、亜リン酸エステルアミン塩などが挙げられる。
次に、消泡剤としては、ジメチルシロキサン、シリカゲル分散体等のシリコン系消泡剤;アルコール、エステル系消泡剤など挙げることができる。
更に、錆止め剤としては、カルボン酸、カルボン酸塩、エステル、リン酸などが挙げられる。また、腐食防止剤としては、ベンゾトリアゾールとその誘導体、チアゾール系化合物などを挙げることができる。
本発明の潤滑油組成物はSAE粘度規格で規定される低温・低せん断速度条件下で低い粘度を有し、ポンピング特性に優れるので特にエンジン油等の内燃機関用潤滑油として有効である。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、実施例における各種物性は以下のようにして測定した。
エチレン含量
日本電子LA500型核磁気共鳴装置を用い、オルトジクロルベンゼンとベンゼンーd6との混合溶媒(オルトジクロルベンゼン/ベンゼン−d6=3/1〜4/1(体積比))中、120℃、パルス幅45°パルス、パルス繰り返し時間5.5秒で測定した。
極限粘度[η]
135℃、デカリン中で測定した。
Mw/Mn
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用い、オルトジクロロベンゼン溶媒で、140℃で測定した。
100℃での動粘度(K.V.)
ASTM D 445に基づいて測定を行った。尚、本実施例では試料油のK.V.が11mm2/sとなるように調整した。
・ 発熱温度(ΔT)
・ DIN 51350−6に基づくKRL剪断試験機(テーパーベアリング式)を用いて、試料アダプターには本来の冷却水を流さずに、荷重25Kgにおいて30分間の剪断を行い、試験開始温度(20℃)からの温度上昇を測定した。
・粘度変化率(%)
上記ASTM D445に基づいた剪断試験前後の粘度変化率を求めた。数値が大きい程、剪断による粘度低下率が大きいことを示す。
[エチレン・α−オレフィン共重合体の製造]
[重合例1]
充分窒素置換した容量2リットルの攪拌翼付SUS製オートクレーブに、23℃でヘプタン900mlを挿入した。このオートクレーブに、攪拌翼を回し、かつ氷冷しながらプロピレン7Nl、水素280mlを挿入した。次にオートクレーブを70℃まで加熱し、更に、全圧が6KGとなるようにエチレンで加圧した。オートクレーブの内圧が6KGになった所で、トリイソブチルアルミニウム(TIBA)の1.0mM/mlヘキサン溶液1.0mlを窒素で圧入した。続いて、予め調製しておいた、トリフェニルカルベニウム(テトラキスペンタフルオロフェニル)ボレートをB換算で0.02mM、[ジメチル(t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラン]チタンジクロリドを0.0005mMの量で含むトルエン溶液3mlを、窒素でオートクレーブに圧入し重合を開始した。その後、5分間、オートクレーブを内温70℃になるように温度調製し、かつ圧力が6kgとなるように直接的にエチレンの供給を行った。重合開始7分後、オートクレーブにポンプでメタノール5mlを挿入し重合を停止し、オートクレーブを大気圧まで脱圧した。反応溶液に3リットルのメタノールを攪拌しながら注いだ。得られた溶媒を含む重合体を130℃、13時間、600torrで乾燥して31gのエチレン・プロピレン共重合体を得た。得られたポリマーの性状を表2に示す。
[重合例2]
水素仕込み量を220mlに変えて重合時間を5分にした以外は重合例1と同様に行ない、25gのポリマーを得た。得られたポリマーの性状を表2に示す。
Figure 0004620966
[重合例3]
充分窒素置換した容量2リットルの攪拌翼付連続重合反応器に、脱水精製したヘキサン1リットルを張り、8.0mmol/lに調整した、エチルアルミニウムセスキクロリド(Al(C2H5)1.5・Cl1.5)のヘキサン溶液を500ml/hの量で連続的に1時間供給した後、更に触媒として0.8mmol/lに調整したVO(OC2H5)Cl2のヘキサン溶液を500ml/hの量で、ヘキサンを500ml/hの量で連続的に供給した。一方重合器上部から、重合液器内の重合液が常に1リットルになるように重合液を連続的に抜き出した。次にバブリング管を用いてエチレンを240l/hの量で、プロピレンを60l/hの量で水素を7.4l/hの量で供給した。共重合反応は、重合器外部に取り付けられたジャケットに冷媒を循環させることにより50℃で行った。
上記条件で反応を行うと、エチレン・プロピレン共重合体を含む重合溶液が得られた。得られた重合溶液は、塩酸で脱灰した後に、大量のメタノールに投入して、エチレン・プロピレン共重合体を析出させた後、130℃で24時間減圧乾燥を行った。得られたポリマーのエチレン含量は75.4wt%、[η]は0.7dl/g、Mw/Mnは1.9、融点は45.1℃であった。
[重合例C1]
充分窒素置換した容量2リットルの攪拌翼付SUS製オートクレーブに、23℃でヘプタン900mlを挿入した。このオートクレーブに、攪拌翼を回し、かつ氷冷しながらプロピレン14Nl、水素280mlを挿入した。次にオートクレーブを70℃まで加熱し、更に、全圧が6KGとなるようにエチレンで加圧した。オートクレーブの内圧が6KGになった所で、トリイソブチルアルミニウム(TIBA)の1.0mM/mlヘキサン溶液1.0mlを窒素で圧入した。続いて、予め調製しておいた、トリフェニルカルベニウム(テトラキスペンタフルオロフェニル)ボレートをB換算で0.02mM、[ジメチル(t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラン]チタンジクロリドを0.0005mMの量で含むトルエン溶液3mlを、窒素でオートクレーブに圧入し重合を開始した。その後、5分間、オートクレーブを内温70℃になるように温度調製し、かつ圧力が6kgとなるように直接的にエチレンの供給を行った。重合開始7分後、オートクレーブにポンプでメタノール5mlを挿入し重合を停止し、オートクレーブを大気圧まで脱圧した。反応溶液に3リットルのメタノールを攪拌しながら注いだ。得られた溶媒を含む重合体を130℃、13時間、600torrで乾燥して27gのエチレン・プロピレン共重合体を得た。得られたポリマーの性状を表3に示す。
[重合例C2]
水素仕込み量を220mlに変えて重合時間を5分にした以外は重合例1と同様に行ない、22gのポリマーを得た。得られたポリマーの性状を表3に示す。
Figure 0004620966
[重合例C3]
充分窒素置換した容量2リットルの攪拌翼付連続重合反応器に、脱水精製したヘキサン1リットルを張り、8.0mmol/lに調整した、エチルアルミニウムセスキクロリド(Al(C2H5)1.5・Cl1.5)のヘキサン溶液を500ml/hの量で連続的に1時間供給した後、更に触媒として0.8mmol/lに調整したVO(OC2H5)Cl2のヘキサン溶液を500ml/hの量で、ヘキサンを500ml/hの量で連続的に供給した。一方重合器上部から、重合液器内の重合液が常に1リットルになるように重合液を連続的に抜き出した。次にバブリング管を用いてエチレンを180l/hの量で、プロピレンを120l/hの量で水素を7.4l/hの量で供給した。共重合反応は、重合器外部に取り付けられたジャケットに冷媒を循環させることにより15℃で行った。
上記条件で反応を行うと、エチレン・プロピレン共重合体を含む重合溶液が得られた。得られた重合溶液は、塩酸で脱灰した後に、大量のメタノールに投入して、エチレン・プロピレン共重合体を析出させた後、130℃で24時間減圧乾燥を行った。得られたポリマーのエチレン含量は49.1wt%、[η]は0.7dl/g、Mw/Mnは2.0、融点はー40.4℃であった。
[重合例C4]
充分窒素置換した容量2リットルの攪拌翼付SUS製オートクレーブに、23℃でヘプタン900mlを挿入した。このオートクレーブに、攪拌翼を回し、かつ氷冷しながらプロピレン7Nl、水素300mlを挿入した。次にオートクレーブを70℃まで加熱し、更に、全圧が6KGとなるようにエチレンで加圧した。オートクレーブの内圧が6KGになった所で、トリイソブチルアルミニウム(TIBA)の1.0mM/mlヘキサン溶液1.0mlを窒素で圧入した。続いて、予め調製しておいた、トリフェニルカルベニウム(テトラキスペンタフルオロフェニル)ボレートをB換算で0.02mM、[ジメチル(t−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シラン]チタンジクロリドを0.0005mMの量で含むトルエン溶液3mlを、窒素でオートクレーブに圧入し重合を開始した。その後、5分間、オートクレーブを内温70℃になるように温度調製し、かつ圧力が6kgとなるように直接的にエチレンの供給を行った。重合開始3分後、オートクレーブにポンプでメタノール5mlを挿入し重合を停止し、オートクレーブを大気圧まで脱圧した。反応溶液に3リットルのメタノールを攪拌しながら注いだ。得られた溶媒を含む重合体を130℃、13時間、600torrで乾燥して18gのエチレン・プロピレン共重合体を得た。得られたポリマーの性状を表4に示す。
[重合例C5]
水素仕込み量を125mlに変えて重合時間を10分にした以外は重合例1と同様に行ない、36gのポリマーを得た。得られたポリマーの性状を表4に示す。
Figure 0004620966
[実施例1]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を90.9重量%、粘度指数向上剤として重合例1で得られたポリマーを9.1重量%用いて潤滑油を調製し、動粘度及びKRL剪断試験機で粘度変化と油温の上昇を評価した。結果を表5に示す。
[実施例2]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を97.7重量%、粘度指数向上剤として重合例2で得られたポリマーを2.3重量%用いて潤滑油を調製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表5に示す。
[実施例3]
粘度指数向上剤として重合例3で得られたポリマーを2.3重量%用いる以外は実施例2と同様に行った。結果を表5に示す。
[実施例4]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を97.4重量%、粘度指数向上剤として重合例2で得られたポリマーを2.3重量%、流動点降下剤(三洋化成社製アクルーブ136)を0.3重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表5に示す。
Figure 0004620966
[比較例1]
粘度指数向上剤として重合例C1で得られたポリマーを9.1重量%用いる以外は実施例1と同様に行った。結果を表6に示す。
[比較例2]
粘度指数向上剤として重合例C2で得られたポリマーを2.3重量%用いる以外は実施例2と同様に行った。結果を表6に示す。
[比較例3]
粘度指数向上剤として重合例C3で得られたポリマーを2.3重量%用いる以外は実施例2と同様に行った。結果を表6に示す。
[比較例4]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を84.7重量%、粘度指数向上剤として重合例C4で得られたポリマーを15.3重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表6に示す。
[比較例5]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を98.7重量%、粘度指数向上剤として、重合例C5で得られたポリマーを1.3重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表6に示す。
[比較例6]
ベース油として、鉱油100ニュートラル(富士興産社製)を83.5重量%、粘度指数向上剤として、ポリアルキルメタクリレート(三洋化成社製アクルーブ805)を16.5重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表6に示す。
Figure 0004620966
[実施例5]
ベース油として、鉱油120ニュートラル(Exxon社製高度脱漏鉱油:ヒタノールLP−40)を97.6重量%、粘度指数向上剤として重合例2で得られたポリマーを2.4重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表7に示す。
[比較例7]
粘度指数向上剤として重合例C2で得られたポリマーを2.4重量%用いる以外は実施例5と同様に行った。結果を表7に示す。
[比較例8]
ベース油として、鉱油120ニュートラル(Exxon社製高度脱漏鉱油:ヒタノールLP−40)を82.5重量%、粘度指数向上剤として、ポリアルキルメタクリレート(三洋化成社製アクルーブ805)を17.5重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表7に示す。
Figure 0004620966
[実施例6]
ベース油として、ポリαオレフィン(Fortum社製NEXBASE 2004)を96.9重量%、粘度指数向上剤として重合例2で得られたポリマーを3.1重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表8に示す。
[比較例9]
粘度指数向上剤として重合例C2で得られたポリマーを3.1重量%用いる以外は実施例6と同様に行った。結果を表8に示す。
[比較例10]
ベース油として、ポリαオレフィン(Fortum社製NEXBASE 2004)を74.8重量%、粘度指数向上剤として、ポリアルキルメタクリレート(三洋化成社製アクルーブ805)を25.2重量%用いて潤滑油を調製し、同様の評価を行った。結果を表8に示す。
Figure 0004620966

Claims (7)

  1. 下記(A1)および(A2)の物性を有する潤滑油基剤(A)85〜99.9重量%と
    (A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/s
    (A2)粘度指数が80以上
    下記(B1)〜(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフイン共重合体(B)0.1〜15重量%とからなる駆動系潤滑油組成物(AA);
    (B1)エチレン含量が70〜85重量%の範囲にあること
    (B2)極限粘度[η]が0.2〜0.7dl/gの範囲にあること
    (B3)Mw/Mnが2.4以下であること
    (B4)DSCで測定した融点が60℃以下であること
  2. 前記潤滑油基剤(A)が下記(A1)〜(A3)の特性を有する鉱物油であることを特徴とする請求項1に記載の駆動系潤滑油組成物(AA);
    (A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/sの範囲にあること
    (A2)粘度指数が80以上
    (A3)流動点が−25℃以上
  3. 前記潤滑油基剤(A)が下記(A4)〜(A6)の特性を有する鉱物油であることを特徴とする請求項1に記載の駆動系潤滑油組成物(AA)
    (A4)100℃における動粘度が2〜40mm2/sの範囲にあること
    (A5)粘度指数が80以上
    (A6)流動点が−35℃以下
  4. 前記潤滑油基剤(A)がポリαオレフィンであることを特徴とする請求項1に記載の駆動系潤滑油組成物(AA);
  5. 下記(A1)〜(A2)の特性を有する潤滑油基剤(A)82〜99.85重量%、下記(B1)〜(B4)の特性を有するエチレン・α−オレフイン共重合体(B)0.1〜15重量%、流動点降下剤(C)0.05〜3重量%とからなる駆動系潤滑油組成物(BB);
    (A1)100℃における動粘度が2〜40mm2/sの範囲にあること
    (A2)粘度指数が80以上
    (B1)エチレン含量が70〜85重量%の範囲にあること
    (B2)極限粘度[η]が0.2〜0.7dl/gの範囲にあること
    (B3)Mw/Mnが2.4以下であること
    (B4)DSCで測定した融点が60℃以下であること。
  6. 潤滑油基剤が鉱物油であることを特徴とする請求項5記載の駆動系潤滑油組成物(BB)。
  7. 潤滑油基剤が(A3)流動点が−25℃以上を満たすものであることを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載の駆動系潤滑油組成物(BB)。
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