JPH01271349A - 定着器のフィードローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続用紙を使用するプリンタ装置に関し、特に
定着器のフィードローラに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のプリンタ装置には用紙の搬送に一対のフ
ィードローラが用いられ、このフィードローラが摩耗し
てフィード力が低下したときには、両ローラを圧接する
スプリングのテンションを調整し、この調整量が、一定
限度に達したときにフィードローラを交換すべき時機と
して判断していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、フィードローラのスプリングのテンションの
調整限界は作業者の判断にまかされているため、ローラ
の交換時機が作業者の主観によって判断されることにな
り１判断の時機が遅れたときにはフィードローラの両端
でフィード力に差を生じ、これが用紙のシワ発生原因と
なり、またフィード力の低下によって用紙送りが正常に
行われないという欠点があった。

本発明の目的は上記課題を解消した定着器のフィードロ
ーラを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解消するため１本発明に係る定着器のフィー
ドローラは、用紙に搬送送りを与える一対の回転ローラ
の内、少なくとも一方のローラの周面に、両ローラ間に
規定値内のフィード力が得られる摩耗限度を深さとする
溝を形成したものである。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係る定着器のフィードローラの一実施
例を示す図である。

定着器のフィードローラは、モータ４の回転力によって
用紙送り方向に回転する第１のローラと。

第１のローラ１に圧接して回転可能に設置された第２の
ローラとからなっている。用紙３は両ローラ１，２間に
搬入され、回転する第１．第２の口・−ラ１，２の圧接
によるフィード力でひきつづき搬送される。

本発明は前記フィードローラを構成する一対の第１のロ
ーラ１、第２のローラ２の内の少なくとも一方、実施例
では上方から視認可能であり、しかも駆動側の第１のロ
ーラ１の周面に、規格値内のフィード力が得られる摩耗
限度を深さとする環状のスリップサイン溝５を形成した
ものである。

実施例では第１のローラ】−の中央並びに両端部の３箇
所にスリップサイン溝５を設けた例を示している。

なお、溝５の深さの設定は、両ローラ１，２の摩耗によ
る径の減少量を勘案して決定する。

第１．第２のローラ１，２の表面は、用紙の搬送中、絶
えず摩擦抵抗を受けて摩耗し、その外径が減少する。

スリップサイン溝５の深さは第１のローラ１の外径の減
少に伴って浅くなり、終に消滅するに至るが、この間、
スリップサイン溝５の深さの減少の変化量は、両ローラ
の圧接によるフィード力の減少の度合に対応する。した
がって、該スリップサイン溝５の深さが残り少なくなっ
たときに第１゜第２のローラ１，２の交換時機にあわせ
、完全にスリップサイン溝５がなくなった時を使用限界
にあわせることにより作業者は該スリップサイン溝５の
深さの変化を監視することによりフィードローラの適切
な交換時機を知ることができる。

なお、スリップサイン溝５をローラの全周にわたり環状
に設けることは、ローラ全周についての摩耗変化を観察
できる点で有利であるが、摩耗限度の表示機能を得るに
は必ずしも全周に渡って環状に設ける必要はない、また
、溝の深さとともに溝幅が変化するスリップサイン溝の
断面形状を設定することにより溝の形状変化に対応して
ローラの交換時機を知ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、フィードローラに
設けられたスリップサイン溝の深さの変化を目視してフ
ィードローラの摩耗の程度、ひいてはフィードローラの
適切な交換時機を知ることができ、ひいてはフィード力
不足が発生する以前にフィードローラを交換することで
用紙のシワの発生や、用紙走行の不良を防止することが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の定着器のフィードローラの一実施例を
示す斜視図である。 １・・・第１のローラ　　　２・・・第２のローラ３・
・・用紙　　　　　　　４・・・モータ５・・・スリッ
プサイン溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙に搬送送りを与える一対の回転ローラの内、
   少なくとも一方のローラの周面に、両ローラ間に規定値
   内のフィード力が得られる摩耗限度を深さとする溝を形
   成したことを特徴とする定着器のフィードローラ。