JPH021294Y2 - - Google Patents

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JPH021294Y2
JPH021294Y2 JP1415185U JP1415185U JPH021294Y2 JP H021294 Y2 JPH021294 Y2 JP H021294Y2 JP 1415185 U JP1415185 U JP 1415185U JP 1415185 U JP1415185 U JP 1415185U JP H021294 Y2 JPH021294 Y2 JP H021294Y2
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roller
belt
belts
sheet
sheets
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JP1415185U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は薄片分離装置、特にローラと、ベルト
の回転により薄片の分離及び自動繰出しを行う薄
片分離装置に関する。
[従来技術] 従来ホツパ等に貯えられた薄片(以下シートと
称す)を順次1片づつ分離供給する薄片分離装置
としては、シート送り方向に回転するシート送り
ローラと、このシート送りローラと対向した位置
にセパレータを配し、ローラとセパレータの間隔
を調整してシートが1片づつ送られる様に調整し
ていた。
また他の例として2つの分離ローラを用い、シ
ート類を互いに密着して逆方向に回転する一対の
ローラ間に通してその一対のローラとシートとの
摩擦接触によりシート等の薄片を分離している。
このため2つのローラの間隙が広過ぎればシート
を同時に2枚以上繰出す結果となり、また反対に
ローラ間の間隙が狭過ぎればローラが摩耗する結
果となつている。このためこの間隙の最良調節は
極めて困難であつた。
またシートの厚さが一定でない場合などでは上
述の方法では正確な分離がほどんど望めなかつ
た。
[考案の目的] 本考案は上述の従来技術の欠点に鑑みなされた
もので、その目的とする所は、互いに逆回転する
ローラとベルトとを対向位置に設け、ベルトの外
周部径を変え、ローラで薄片を外周径の小さいベ
ルトに押し付け、外周径の大きなベルトとにより
発生する薄片の多少の撓みを利用して薄片の分離
を確実に行うと共に、両ローラ間隔の調整を容易
にし、かつ薄片の厚さの変化にも対応できる薄片
分離装置を提供するものである。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例について
説明する。
第1図は本考案の一実施例の平面図であり、図
中1は矢印C方向に回転し、薄片(以下シートと
称す)20,21等を送る送りローラ、2はシー
ト送り方向と逆方向の矢印B方向に回転するベル
トであり、このベルト2は同一幅を有する3本の
ベルト群である。また3は駆動軸に取り付けられ
ベルト2が懸回される逆転ローラである。
この送りローラ1及び逆転ローラ3及びベルト
2の第1図H−H面における断面図を第2図に示
す。
第2図に示す2a,2b,2cはそれぞれ同一
幅を有するシリコンゴム性のベルトであり、逆転
ローラ3に懸回されている。ここで、逆転ローラ
3のベルト2c懸回面切込溝3bは他のベルト懸
回面3aよりやや外周が大となつている。このベ
ルト2a,2b対向位置に送りローラ1がシート
20をベルト2a,2bに押し付ける如く配置さ
れているため、この間に挟み込まれたシート20
は外周の異なるベルト2cによりやや撓んだ状態
とされる。従つて、不図示のシート供給ローラに
より第1図矢印A方向に送られてきたシートは、
送りローラ1との摩擦力により送りローラ1より
低速で回転するベルト2との摩擦力に打ち勝ち、
送り方向に送られることになる。この時に送りロ
ーラ1とベルト2a,2bとはやや圧接状態とな
る程度、又はシート1枚分の厚さよりやや狭い間
隔となつており、シート20は第2図に示す如く
やや撓んだ状態で送られることになる。このため
シートがたとえ2枚以上重なつた場合で送られて
来ても、両シートが容易に密接状態より分離さ
れ、又、厚さの異なるシートが送られてきても、
確実に送りローラ1に接触したシート20のみが
送られ、他のシート(例えばシート21)は逆転
ローラ3に懸回されたベルト2により送りが阻止
されることになる。
このベルト2は本実施例では常時低速回転して
おり、不図示の供給ローラ及び送りローラ1はシ
ートの分離搬送時のみ、ベルト2より充分高速で
回転させている。
なお逆転ローラ3は回転駆動軸にピン3eによ
り固着されており、逆転ローラ3の回転は逆転ロ
ーラ3に懸回されている丸ベルト11によつてア
イドラ4に伝達される。
ここで送りローラ1の対向面にある逆転ローラ
3の切込溝3aに2本のベルト2a,2bが懸回
されているのは、3本のベルト2a,2b,2c
として同一規格のものを使用しているためである
と共に、一方のベルトが切れた場合でも応急的に
使用できる様にしているためであり、切込溝3a
と同一幅のベルトを用いても一向にさしつかえな
い。
第1図の4はアイドラであり、その断面図を第
3図に示す。ここで、4aはベルト2a,2bの
懸回される切込溝、4bはベルト2eの懸回され
る切込溝、4cは丸ベルト11の懸回される溝で
あり、アイドラ4はアイドラブラケツト7上に配
設されたスタツド8に回転自在に軸着されてお
り、主に丸ベルト11(同時にベルト2a,2
b,2c)により回転駆動される。
また5はテンシヨンローラであり、ベルト2及
び丸ベルト11に一定のテンシヨンを与える。こ
のテンシヨンローラ5の断面図を第4図に示す。
テンシヨンローラ5は第4図に示す如く、ベル
ト2a,2bに対する上テンシヨンローラ5a,
ベルト2cに対する中テンシヨンローラ5b、丸
ベルト11に対する下テンシヨンローラ5cの3
つのテンシヨンローラにより構成され、各テンシ
ヨンローラ5は重合されてテンシヨンローラブラ
ケツト6に配設される。
本実施例の逆転ローラ3に懸回されたベルト2
と送りローラ1との間隔調整は、ネジ9を回転さ
せることにより一体に固定された、テンシヨンロ
ーラブラケツト6及び逆転ローラ3を、矢印D方
向に摺動させることにより容易に行うことができ
る。
又、ベルト2のテンシヨンの調整はアイドラ4
の固着されたアイドラブラケツト7の固定用ネジ
10a,10bを緩め、アイドラブラケツト7を
矢印E方向に摺動させて行う。
ベルト2a,2b,2cは常時回転している
が、ベルトの外周径はローラ等と比べ非常に大き
いのでシートとの接触による摩耗等に対して高耐
久性を有しており、信頼性の高い構成となつてい
る。
また切込溝3aに対して2本ベルトを懸回した
ため1本のベルトが切断してしまう場合、又は、
摩耗により老朽化した様な場合においても直ちに
動作不能となることもない信頼性の高い構成であ
る。
以上説明した様に本実施例によれば、逆転ロー
ラ3にベルト2を懸回させ、送りローラ1より低
速で逆方向(シート送り方向と逆方向)に回転さ
せ、かつベルトの1つを送りローラ1の円周部に
くい込む如く配置することにより、シート厚さの
変動に対しても、重なり合つたシートに対しても
確実にシートを1枚毎に分離搬送することができ
る。
本装置は紙幣、手形、小切手、債券、為替など
の様に紙の強度、厚さなどが使用頻度などにより
一定していない様な薄片に対しても、確実に1枚
毎に分離搬送する事が出来、また厚さが大きく異
なる薄片を分離する場合にも複雑な調整を必要と
せず高い分離精度が得られる。
また常時回転している部分を外周径の大きなベ
ルトとしたことにより非常に高い信頼性が得られ
る。
[効果] 以上説明した様に本考案によれば、複雑な調整
を必要とせず、薄片の腰の強さの変動や厚さの変
動に対しても確実に1枚毎に分離することができ
る薄片分離装置が実現する。
また分離部にベルトを使用することにより長時
間の使用に対しても高精度の薄片分離が維持でき
る薄片分離装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の薄片分離ローラ装
置の平面図、第2図は第1図に示すH−H部断面
図、第3図は本実施例のアイドラの断面図、第4
図は本実施例のテンシヨンローラの断面図であ
る。 図中、1……送りローラ、2a,2b,2c…
…ベルト、3……逆転ローラ、4……アイドラ、
5a,5b,5c……テンシヨンローラ、6……
テンシヨンローラブラケツト、7……アイドラブ
ラケツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 薄片の一面に摩擦接触して該薄片の進行方向
    に回転するローラと、該ローラの外周面対向位
    置に該ローラの少なくとも外周面厚さに渡り前
    記薄片の進行方向と逆方向に回転する少なくと
    も1つの第1のベルトと、該第1のベルトの回
    転方向と直角方向に前記ローラの外周面外に重
    合して配設された該第1のベルトより外周径の
    大きな第2のベルトとを備え、該第2のベルト
    外周部は前記ローラの外周部外に配設され、前
    記ローラ及び前記両ベルトの回転方向に平行に
    前記ローラ及び前記両ベルト間に挿入される薄
    片の分離繰出しを行うことを特徴とする薄片分
    離装置。 (2) 両ベルトの回転速度はローラの回転速度以下
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の薄片分離装置。
JP1415185U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH021294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1415185U JPH021294Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1415185U JPH021294Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61130535U JPS61130535U (ja) 1986-08-15
JPH021294Y2 true JPH021294Y2 (ja) 1990-01-12

Family

ID=30498813

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1415185U Expired JPH021294Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JPS61130535U (ja) 1986-08-15

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