JPH01270986A - 有機溶剤を用いる洗浄方法 - Google Patents
有機溶剤を用いる洗浄方法Info
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- JPH01270986A JPH01270986A JP10037788A JP10037788A JPH01270986A JP H01270986 A JPH01270986 A JP H01270986A JP 10037788 A JP10037788 A JP 10037788A JP 10037788 A JP10037788 A JP 10037788A JP H01270986 A JPH01270986 A JP H01270986A
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- organic solvent
- solvent
- cleaned
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 14
- 238000005406 washing Methods 0.000 title abstract 7
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- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 41
- 238000009833 condensation Methods 0.000 abstract description 11
- 230000005494 condensation Effects 0.000 abstract description 11
- 239000002904 solvent Substances 0.000 abstract 10
- KYKAJFCTULSVSH-UHFFFAOYSA-N chloro(fluoro)methane Chemical compound F[C]Cl KYKAJFCTULSVSH-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 238000013020 steam cleaning Methods 0.000 description 6
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- XSTXAVWGXDQKEL-UHFFFAOYSA-N Trichloroethylene Chemical group ClC=C(Cl)Cl XSTXAVWGXDQKEL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明に係る有機溶剤を用いる洗浄方法は、各種物品
の表面に付着した油等の汚れを落す場合に利用するもの
で、特に仕上洗浄として有用なものである。
の表面に付着した油等の汚れを落す場合に利用するもの
で、特に仕上洗浄として有用なものである。
(従来の技術)
金型、空気軸受用の多孔質焼結金属、或はIC基板等、
各種物品の表面に付着した油等の汚れを、フロン、トリ
クロルエチレン等の有機溶剤を使用して洗浄する事が、
−殻内に行なわれている。
各種物品の表面に付着した油等の汚れを、フロン、トリ
クロルエチレン等の有機溶剤を使用して洗浄する事が、
−殻内に行なわれている。
この様な有機溶剤を使用した洗浄を行なう場合、被洗浄
物を収納した洗浄槽内に洗浄用の有機溶剤を注入し、こ
の有機溶剤を超音波振動子により加振したり、或は攪拌
翼で攪拌したり、更には被洗浄物を単に有機溶剤中に浸
漬する等して、この被洗浄物の表面に付着した汚れを落
とす。
物を収納した洗浄槽内に洗浄用の有機溶剤を注入し、こ
の有機溶剤を超音波振動子により加振したり、或は攪拌
翼で攪拌したり、更には被洗浄物を単に有機溶剤中に浸
漬する等して、この被洗浄物の表面に付着した汚れを落
とす。
被洗浄物の表面に付着していた汚れが、洗浄槽内に注入
された有機溶剤中に流れ出したならば、洗浄槽からこの
汚れを含んだ有機溶剤を排出し、次いで洗浄槽内に、同
種の有機溶剤の蒸気を送り込む。
された有機溶剤中に流れ出したならば、洗浄槽からこの
汚れを含んだ有機溶剤を排出し、次いで洗浄槽内に、同
種の有機溶剤の蒸気を送り込む。
洗浄槽内に送り込まれた有機溶剤の蒸気は、被洗浄物の
表面に接触して冷され、凝縮液として被洗浄物の表面に
付着し、更にこの被洗浄物の表面を流下する。
表面に接触して冷され、凝縮液として被洗浄物の表面に
付着し、更にこの被洗浄物の表面を流下する。
この様に凝縮に伴なって被洗浄物の表面に付着した有機
溶剤は、極めて清浄なものである為、上述の液状有機溶
剤の洗浄によって落とし切れなかった微細な汚れが洗い
流される。この様な蒸気凝縮による洗浄は、蒸気洗浄と
呼ばれ、有機溶剤を用いる洗浄の仕上行程として、従来
から利用されている。
溶剤は、極めて清浄なものである為、上述の液状有機溶
剤の洗浄によって落とし切れなかった微細な汚れが洗い
流される。この様な蒸気凝縮による洗浄は、蒸気洗浄と
呼ばれ、有機溶剤を用いる洗浄の仕上行程として、従来
から利用されている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、上述の様な従来の有機溶剤を用いる洗浄方法
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、従来の洗浄方法の場合は、仕上の為の蒸気洗浄を
行なう前に、洗浄槽から液状の有機溶剤を排出し切って
、被洗浄物全体を、液体の有機溶剤から露出させていた
為、蒸気洗浄の間中、被洗浄物の表面温度と有機溶剤蒸
気の温度との差を充分に保つ事が出来ず、被洗浄物の表
面に十分量の有機溶剤を凝縮させられない場合が生じる
。
行なう前に、洗浄槽から液状の有機溶剤を排出し切って
、被洗浄物全体を、液体の有機溶剤から露出させていた
為、蒸気洗浄の間中、被洗浄物の表面温度と有機溶剤蒸
気の温度との差を充分に保つ事が出来ず、被洗浄物の表
面に十分量の有機溶剤を凝縮させられない場合が生じる
。
例えば、被洗浄物の比熱が小さかったり、或は表面積の
割合に重量が軽かった様な場合、有機溶剤蒸気の凝縮に
伴なって発生する凝縮熱に基づいて、被洗浄物の表面に
十分量の凝縮液が付着する前に、この被洗浄物の温度が
上昇し、被洗浄物の表面温度と有機溶剤蒸気の温度とに
差がなくなって、被洗浄物表面で有機溶剤蒸気が凝縮し
なくなってしまう。
割合に重量が軽かった様な場合、有機溶剤蒸気の凝縮に
伴なって発生する凝縮熱に基づいて、被洗浄物の表面に
十分量の凝縮液が付着する前に、この被洗浄物の温度が
上昇し、被洗浄物の表面温度と有機溶剤蒸気の温度とに
差がなくなって、被洗浄物表面で有機溶剤蒸気が凝縮し
なくなってしまう。
本発明の有機溶剤を用いる洗浄方法は、上述の様な不都
合を解消するものである。
合を解消するものである。
(課題を解決する為の手段)
本発明の有機溶剤を用いる洗浄方法の内、請求項1に記
載されたものは、先ず、密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物
を入れ、洗浄槽内に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が
浸漬される程度に迄注入する0次いでこの状態から、上
記液状の有機溶剤を徐々に排出すると同時に、洗浄槽内
に、液状の有機溶剤よりも高温で同種の有機溶剤の蒸気
を送り込む。液状の有機溶剤を徐々に排出する作業は、
液出用のポンプを低速で運転したり、或は排出管の途中
に絞り弁を設ける等により行なう。
載されたものは、先ず、密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物
を入れ、洗浄槽内に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が
浸漬される程度に迄注入する0次いでこの状態から、上
記液状の有機溶剤を徐々に排出すると同時に、洗浄槽内
に、液状の有機溶剤よりも高温で同種の有機溶剤の蒸気
を送り込む。液状の有機溶剤を徐々に排出する作業は、
液出用のポンプを低速で運転したり、或は排出管の途中
に絞り弁を設ける等により行なう。
この様に構成される本発明の有機溶剤を用いる洗浄方法
の場合、所謂蒸気洗浄と呼ばれる洗浄作業が終了する迄
の間、被洗浄物の一部が低温の液状有機溶剤中に浸漬さ
れたままの状態となる為、有機溶剤が被洗浄物の表面で
凝縮し、その際に発生する凝縮熱が被洗浄物に伝わって
も、この熱は直ちに液状の有機溶剤に伝わる。
の場合、所謂蒸気洗浄と呼ばれる洗浄作業が終了する迄
の間、被洗浄物の一部が低温の液状有機溶剤中に浸漬さ
れたままの状態となる為、有機溶剤が被洗浄物の表面で
凝縮し、その際に発生する凝縮熱が被洗浄物に伝わって
も、この熱は直ちに液状の有機溶剤に伝わる。
液状の有機溶剤は量が多く、しかも比熱が高い為、蒸気
洗浄作業の間に、被洗浄物の温度と有機溶剤蒸気の温度
との差が極く小さくなる様な事はなくなり、被洗浄物の
表面に十分量の有機溶剤を、凝縮によフて付着させ、こ
の被洗浄物の表面の仕上洗浄を効率良く行なえる様にな
る。
洗浄作業の間に、被洗浄物の温度と有機溶剤蒸気の温度
との差が極く小さくなる様な事はなくなり、被洗浄物の
表面に十分量の有機溶剤を、凝縮によフて付着させ、こ
の被洗浄物の表面の仕上洗浄を効率良く行なえる様にな
る。
次に、請求項2に記載した有機溶剤を用いる洗浄方法の
場合、上述の請求項1に記載した洗浄方法の場合と同様
に、先ず、密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物を入れ、洗浄
槽内に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が浸漬される程
度に迄注入する。次いでこの状態から、洗浄槽内に、液
状の有機溶剤よりも高温で同種の有機溶剤の蒸気を送り
込み、この有機溶剤の蒸気の圧力により、液状の有機溶
剤を押し出す様にして徐々に排出する。
場合、上述の請求項1に記載した洗浄方法の場合と同様
に、先ず、密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物を入れ、洗浄
槽内に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が浸漬される程
度に迄注入する。次いでこの状態から、洗浄槽内に、液
状の有機溶剤よりも高温で同種の有機溶剤の蒸気を送り
込み、この有機溶剤の蒸気の圧力により、液状の有機溶
剤を押し出す様にして徐々に排出する。
有機溶剤の蒸気は、別途設けた蒸気発生器に於いて、ヒ
ータにより液状の有機溶剤を加熱する事により作るが、
この様に有機溶剤の蒸気により洗浄槽から液状の有機溶
剤を押し出す場合、洗浄槽内の圧力上昇に伴なって、有
機溶剤蒸気の凝縮温度が上昇する為、この有機溶剤蒸気
が凝縮し易くなり、被洗浄物の表面に付着する有機溶剤
の凝縮分が増加して、被洗浄物の洗浄効率が、より一層
向上する。
ータにより液状の有機溶剤を加熱する事により作るが、
この様に有機溶剤の蒸気により洗浄槽から液状の有機溶
剤を押し出す場合、洗浄槽内の圧力上昇に伴なって、有
機溶剤蒸気の凝縮温度が上昇する為、この有機溶剤蒸気
が凝縮し易くなり、被洗浄物の表面に付着する有機溶剤
の凝縮分が増加して、被洗浄物の洗浄効率が、より一層
向上する。
例えば、本発明者の試算によると、有機溶剤としてフロ
ンを使用した場合、洗浄槽内の圧力が大気圧(Okg/
crn’ ・gauge )であると、凝縮温度が47
.6℃となるのに対し、洗浄槽内の圧力が0.5気圧(
0、5kg/cm” ・gauge )になると、凝縮
温度が60℃となり、その分、被洗浄物の表面で有機溶
剤の蒸気が凝縮し易くなる。
ンを使用した場合、洗浄槽内の圧力が大気圧(Okg/
crn’ ・gauge )であると、凝縮温度が47
.6℃となるのに対し、洗浄槽内の圧力が0.5気圧(
0、5kg/cm” ・gauge )になると、凝縮
温度が60℃となり、その分、被洗浄物の表面で有機溶
剤の蒸気が凝縮し易くなる。
(発明の効果)
本発明の有機溶剤を用いる洗浄方法は、以上に述べた通
り、蒸気洗浄を行なう場合に、被洗浄物の温度上昇を抑
えて、この被洗浄物の表面での有機溶剤蒸気の凝縮を効
率良く行なわせる為、被洗浄物の表面に付着した微細な
汚れを効率良く落とす事が出来る。
り、蒸気洗浄を行なう場合に、被洗浄物の温度上昇を抑
えて、この被洗浄物の表面での有機溶剤蒸気の凝縮を効
率良く行なわせる為、被洗浄物の表面に付着した微細な
汚れを効率良く落とす事が出来る。
特許出願人 株式会社千代田製作所
Claims (2)
- (1)密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物を入れ、洗浄槽内
に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が浸漬される程度に
迄注入した状態から、この液状の有機溶剤を徐々に排出
すると同時に、洗浄槽内に、液状の有機溶剤よりも高温
で同種の有機溶剤の蒸気を送り込む、有機溶剤を用いる
洗浄方法。 - (2)密閉自在な洗浄槽内に被洗浄物を入れ、洗浄槽内
に液状の有機溶剤を、この被洗浄物が浸漬される程度に
迄注入した状態から、この洗浄槽内に、液状の有機溶剤
よりも高温で同種の有機溶剤の蒸気を送り込み、この有
機溶剤の蒸気の圧力により、液状の有機溶剤を徐々に排
出する、有機溶剤を用いる洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63100377A JP2808576B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 有機溶剤を用いる洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63100377A JP2808576B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 有機溶剤を用いる洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01270986A true JPH01270986A (ja) | 1989-10-30 |
JP2808576B2 JP2808576B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=14272335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63100377A Expired - Lifetime JP2808576B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 有機溶剤を用いる洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808576B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5595884U (ja) * | 1978-12-22 | 1980-07-03 | ||
JPS62279877A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-04 | 株式会社日立製作所 | 洗浄装置 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP63100377A patent/JP2808576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5595884U (ja) * | 1978-12-22 | 1980-07-03 | ||
JPS62279877A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-04 | 株式会社日立製作所 | 洗浄装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2808576B2 (ja) | 1998-10-08 |
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