JPH01270928A - 酸化触媒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種燃焼器から排出される未燃の炭化水素、−
酸化炭素を完全燃焼し炭酸ガスと水に変換する酸化触媒
に関するものである。

従来の技術 一般に未燃の炭化水素、−酸化炭素を空気の存在下炭酸
ガスと水蒸気に完全酸化させる酸化触媒については白金
、パラジウム、ロジウム等の白金族をアルミナ、シリカ
等の無機耐熱材料に担持させた触媒が酸化触媒として最
も活性が高いとされ広く使用されている。

一部コバルト、ニッケル、マンガン等のいワユる卑金属
については最近では単独の金属酸化物よりも各種複合酸
化物が検討されている。これらの検討の中でＡＢＯ３で
あられされるペロブスカイト型結晶構造を有するものが
活性が高いとされ注目を集めている。このペロブスカイ
ト型複合酸化物の中ではＬ　ａ　Ｃｏ　Ｏ３が最も酸化
活性が高いこと、さらにＡサイトしａの一部を２価のア
ルカリ土類金属（例えばストロンチウム）で置換すると
酸化活性が向上し、白金系触媒にその活性が匹敵するこ
とが報告されている。

発明が解決しようとする課題 一般に酸化触媒で必要な活性を得るには触媒体自身を加
熱しておく必要がある。処理ガスが十分加熱されていれ
ばよいが、そうでない場合には、ヒータ等の外部熱源に
よって触媒を加熱する必要がある。しかしながら、大量
のガスを処理する場合には、触媒を予熱するといっても
大規模のヒータが必要である。このようにヒータを設置
することは現実の装置の構成の中で不可能な場合が多い
。

このため低温活性の高い触媒の開発が強く要望されてい
る。最近オゾン（０３）の酸化力に注目して、無声放電
（こよってオゾンを発生させ、これ薯こより冷蔵庫の臭
気成分を室温で分解し、過剰のオゾンは酸化チタン、酸
化マンガンを主成分で分解するという技術が実用化され
ている。本発明者らはこの技術に注目し種々検討したと
ころ、オゾンと臭気成分の各種炭化水素は、無触媒気相
反応であり、オゾンと各種炭化水素の接触効率が非常に
悪く、所定の反応率にするにはオゾンの発生量を相当高
濃度にしないと活性が得られないことが明らかとなった
。

本発明はこの課題を解決する酸化触媒を提供するもので
ある。

課題を解決するための手段 ］−記課題を解決するために、燃焼器排ガス通路中に結
晶構造式ＡＢＯ３であられされるペロブスカイト型複合
酸化物触媒を設置し、このペロブスカイト型複合酸化物
の」−流側にオゾン発生用の電極を設置する構成とした
ものである。

作　　　用 各種燃焼器からの排気ガスはオゾン発生用電極で発生し
たオゾンと酸化触媒上流で混合される。

この混合ガスは酸化触媒表面上に吸着反応し、完全酸化
され二酸化炭素と水蒸気にかわる。

以Ｆ本発明を用いて調製した触媒の実施例について述べ
る。

実施例 以下、本発明の一実施例を説明する。断簡が格子上の３
００ａｅｌ　ｌ／ｉｒｍｃｈ２　のコージライト製ハニ
カムに硝酸ストロンチウム、硝酸コバルト、硝酸マンガ
ンを出発物質としアルカリ沈澱法で作製した５ｒＣｏ０
．３Ｍｎ□、了０３を無機バインダであるアルミナゾル
と共に担持後８００″Ｃで焼成し酸化触媒とした。この
酸化触媒の混合ガス上流側５ａｍ離した所に無声放電用
電極を設置した。この触媒を用いて通常の固定床流通式
で００１％、空気バランスの酸化活性を調べた。室温で
の酸化活性は８０％であった。この場合オゾンの発生が
ない場合には２％であった。

発明の効果 以上のように本発明により、ペロブスカイト型複合酸化
物の排気ガス上流側にオゾン発生用の電極を設置し、オ
ゾンを排気ガスに混合することにより、次のような効果
を得た。

酸化触媒トでオゾンと各種炭化水素を反応させるため、
従来の気相法に比較し、反応効率が非常によく少量のオ
ゾンでも活性効率が高い。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃焼器排ガス通路中の結晶構造式ＡＢＯ＿３であ
   らわされるペロブスカイト型複合酸化物触媒の排ガス上
   流側にオゾン発生用の電極を設置する構成とした酸化触
   媒。
2. （２）ペロブスカイト型複合酸化物触媒はＡサイトはラ
   ンタン、プラセオジウム等の希土類元素、Ｂサイトはコ
   バルト、マンガン等の遷移金属元素あるいはＡサイトの
   一部あるいは全部をストロンチウム、カルシウム等の２
   価のアルカリ土類金属で置換する構成とした請求項１記
   載の酸化触媒。