JPH01270352A - ゲートターンオフサイリスタおよびその駆動方法 - Google Patents
ゲートターンオフサイリスタおよびその駆動方法Info
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- JPH01270352A JPH01270352A JP63099504A JP9950488A JPH01270352A JP H01270352 A JPH01270352 A JP H01270352A JP 63099504 A JP63099504 A JP 63099504A JP 9950488 A JP9950488 A JP 9950488A JP H01270352 A JPH01270352 A JP H01270352A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/70—Bipolar devices
- H01L29/74—Thyristor-type devices, e.g. having four-zone regenerative action
- H01L29/744—Gate-turn-off devices
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
C発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、第1ベース層および第2ベース層の双方にゲ
ート電極を設けたダブルゲート型のゲートターンオフサ
イリスタ(以下、ダブルゲートGTO)とその駆動方法
に関する。
ート電極を設けたダブルゲート型のゲートターンオフサ
イリスタ(以下、ダブルゲートGTO)とその駆動方法
に関する。
(従来の技術)
ダブルゲートGTOは、アノード側およびカソード側双
方のベース層にゲート電極を設けてGTOの特性を改善
しようとするものである。これまでその素子構造はいく
つか提案されているが。
方のベース層にゲート電極を設けてGTOの特性を改善
しようとするものである。これまでその素子構造はいく
つか提案されているが。
未だ開発途上のものであって9具体的な特性や問題点は
これまで明らかになっていない。ダブルゲートGTOと
して従来特許提案されているものに。
これまで明らかになっていない。ダブルゲートGTOと
して従来特許提案されているものに。
特開昭54−757号公報、特開昭59−52876号
公報、特開昭59−217365号公報等が挙げられる
。本発明者等はこれら従来のダブルゲートGTOを試作
して、特性の評価を行い問題点を明らかにした。
公報、特開昭59−217365号公報等が挙げられる
。本発明者等はこれら従来のダブルゲートGTOを試作
して、特性の評価を行い問題点を明らかにした。
第10図および第11図は試作したダブルゲートGTO
であり、第10図は特開昭59−52876号公報の一
つのエレメントを示し、第11図は特開昭59−217
365号公報の一つのエレメントを示す。これらの図で
異なる点は、p型の第1エミッタ層(pエミッタ層)が
n型の第2エミッタ層(nエミッタ層)に対して一つで
あるか。
であり、第10図は特開昭59−52876号公報の一
つのエレメントを示し、第11図は特開昭59−217
365号公報の一つのエレメントを示す。これらの図で
異なる点は、p型の第1エミッタ層(pエミッタ層)が
n型の第2エミッタ層(nエミッタ層)に対して一つで
あるか。
二つに分割されているかのみである。従って対応する部
分には同一符号を付しである。1がpエミッタ層、2が
n型で高抵抗の第1ベース層(nベース層)、3がp型
の第2ベース層(nベース層)、4がn型の第2エミッ
タ層(nエミッタ層)である。pエミッタ層1には第1
の主電極(アノード電極)5が、nエミッタ層6には第
2の主電極(カソード電極)6がそれぞれ形成されてい
る。
分には同一符号を付しである。1がpエミッタ層、2が
n型で高抵抗の第1ベース層(nベース層)、3がp型
の第2ベース層(nベース層)、4がn型の第2エミッ
タ層(nエミッタ層)である。pエミッタ層1には第1
の主電極(アノード電極)5が、nエミッタ層6には第
2の主電極(カソード電極)6がそれぞれ形成されてい
る。
nベース層2には第1のゲー電極7が、またnベース層
3には第2のゲート電極8がそれぞれ形成されている。
3には第2のゲート電極8がそれぞれ形成されている。
第12図は、ダブルゲートGTOの応用回路例である。
ここでは、第10図の素子構造の場合を示している。1
0は第1のゲート電極7例のゲート駆動回路のうちター
ンオフ用回路部分を簡略化して示しており、駆動電源E
lとスイッチS、からなる。11は第2のゲート電極8
側の駆動回路のうちターンオフ用の部分を簡略化して示
しており、駆動電源E2とスイッチS2からなる。
0は第1のゲート電極7例のゲート駆動回路のうちター
ンオフ用回路部分を簡略化して示しており、駆動電源E
lとスイッチS、からなる。11は第2のゲート電極8
側の駆動回路のうちターンオフ用の部分を簡略化して示
しており、駆動電源E2とスイッチS2からなる。
12は主電源、13は負荷である。ダブルゲートGTO
には並列にコンデンサ14.抵抗15およびダイオード
16からなるスナバ回路が設けられている。
には並列にコンデンサ14.抵抗15およびダイオード
16からなるスナバ回路が設けられている。
第13図は、第12図の応用回路でのダブルゲートGT
Oの動作波形である。これを用いてダブルゲートGTO
の動作を説明すると1時刻t1においてオンゲートパル
スを与・えてnエミッタ[6から電子、pエミッタ層5
から正孔がそれぞれ注入されると、ダブルゲートGTO
はターンオンする。時刻t2においてスイッチSl、S
2を同時に投入し、オフゲートパルスが第1および第2
のオン時と逆方向に流れてアノード電流I^、アノード
電圧V^が図示のように変化してターンオフ動作が行わ
れる。時刻t4以後は所謂テイル期間であるが1図の実
線がダブルゲートGTOとして動作させた場合であり、
破線はスイッチS1はオーブンのままでシングルゲート
のみ動作させた場合の波形を示している。アノード電流
■8の波形および内部電力損失Pの波形から明らかなよ
うに。
Oの動作波形である。これを用いてダブルゲートGTO
の動作を説明すると1時刻t1においてオンゲートパル
スを与・えてnエミッタ[6から電子、pエミッタ層5
から正孔がそれぞれ注入されると、ダブルゲートGTO
はターンオンする。時刻t2においてスイッチSl、S
2を同時に投入し、オフゲートパルスが第1および第2
のオン時と逆方向に流れてアノード電流I^、アノード
電圧V^が図示のように変化してターンオフ動作が行わ
れる。時刻t4以後は所謂テイル期間であるが1図の実
線がダブルゲートGTOとして動作させた場合であり、
破線はスイッチS1はオーブンのままでシングルゲート
のみ動作させた場合の波形を示している。アノード電流
■8の波形および内部電力損失Pの波形から明らかなよ
うに。
ダブルゲートを用いてターンオフさせても、テイル期間
以外はシングルゲートの場合と何等変わらず、ティルミ
流の低減も10%程度9テイル期間の電力損失の低減も
10%程度である。この原因は、一般にnベース層2の
幅がpベース層3のそれに比べて10倍程度以上あり、
その結果として素子がオン時のキャリア総量がnベース
層2内でpベース層3内の10倍以上になり、従ってタ
ーンオフ時にアノード側の第2のゲート電極8によるキ
ャリア吸出しの効果が相対的に非常に小さいためである
。
以外はシングルゲートの場合と何等変わらず、ティルミ
流の低減も10%程度9テイル期間の電力損失の低減も
10%程度である。この原因は、一般にnベース層2の
幅がpベース層3のそれに比べて10倍程度以上あり、
その結果として素子がオン時のキャリア総量がnベース
層2内でpベース層3内の10倍以上になり、従ってタ
ーンオフ時にアノード側の第2のゲート電極8によるキ
ャリア吸出しの効果が相対的に非常に小さいためである
。
また、一般にGTOを使用する場合の問題点として、ス
ナバ回路に関するものがある。スナバ回路中のコンデン
サは、素子の直径が30nφのときで1〜4μF、75
nφのときで4〜6μFと大きく、このためスナバ回路
での電力損失が非常に大きいことである。これにより、
電力変換効率の低減や高周波動作に限界が生じる。この
問題に対し従来のダブルゲートGTOは、シングルゲー
トGTOに対して改善できていない。この理由は。
ナバ回路に関するものがある。スナバ回路中のコンデン
サは、素子の直径が30nφのときで1〜4μF、75
nφのときで4〜6μFと大きく、このためスナバ回路
での電力損失が非常に大きいことである。これにより、
電力変換効率の低減や高周波動作に限界が生じる。この
問題に対し従来のダブルゲートGTOは、シングルゲー
トGTOに対して改善できていない。この理由は。
第13図に示したように時刻t4のスパイク電圧発生時
においても、nベース層中のキャリア総量がシングルゲ
ートGTOと比較してほとんど減少しないためである。
においても、nベース層中のキャリア総量がシングルゲ
ートGTOと比較してほとんど減少しないためである。
(発明が解決しようとする課題)
以上のように従来のダブルゲートGTOは。
本来ターンオフ時のキャリア排出に有効と思われたアノ
ード側のゲート電極の効果が十分でなく。
ード側のゲート電極の効果が十分でなく。
スナバ回路のコンデンサの容量低減やスイッチングの高
速化にほとんど効果がない、という問題があった。
速化にほとんど効果がない、という問題があった。
本発明は、この問題を解決して、ダブルゲート電極の効
果を十分に発揮できるようにしてスナバ回路のコンデン
サ容量の低減を可能とし、また高速動作を可能としたダ
ブルゲートGTOを提供することを目的とする。
果を十分に発揮できるようにしてスナバ回路のコンデン
サ容量の低減を可能とし、また高速動作を可能としたダ
ブルゲートGTOを提供することを目的とする。
本発明はまた。その様なダブルゲート型GTOを高速ス
イッチング動作させるためのターンオフ駆動の方法を提
供することを目的とする。
イッチング動作させるためのターンオフ駆動の方法を提
供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明にかかるダブルゲートGTOは、第1エミッタ層
側の高抵抗の第1ベース層とこれより低抵抗の第2エミ
ッタ層側の第2ベース層にそれぞれ第1のゲート電極と
第2のゲート電極が形成された構造において、第1ベー
ス層の第1エミッタ層側表面部には第2導電型の低抵抗
バッファ層を設け、且つそれぞれ複数個に分割配置され
た第1エミッタ層の幅と第2エミッタ層の幅を、前者が
後者より小さくなるように設定したことを特徴とする特 本発明はまた。その様なダブルゲートGTOをターンオ
フ駆動するに際して、先ず第1のゲート電極にオフゲー
トパルスを印加し、その後所定時間経過してから第2の
ゲート電極にオフゲートパルスを印加するようにしたこ
とを特徴とする。
側の高抵抗の第1ベース層とこれより低抵抗の第2エミ
ッタ層側の第2ベース層にそれぞれ第1のゲート電極と
第2のゲート電極が形成された構造において、第1ベー
ス層の第1エミッタ層側表面部には第2導電型の低抵抗
バッファ層を設け、且つそれぞれ複数個に分割配置され
た第1エミッタ層の幅と第2エミッタ層の幅を、前者が
後者より小さくなるように設定したことを特徴とする特 本発明はまた。その様なダブルゲートGTOをターンオ
フ駆動するに際して、先ず第1のゲート電極にオフゲー
トパルスを印加し、その後所定時間経過してから第2の
ゲート電極にオフゲートパルスを印加するようにしたこ
とを特徴とする。
(作用)
上記のような構成とすれば、低抵抗バッファ層の働きと
第1エミッタ層の幅を小さくしたことの結果として、第
1ベース層の横方向抵抗を従来構造に比べて小さくする
ことができ、この結果ターンオフ時の第1のゲート電極
による第1ベース層からのキャリア排出を効果的に行な
うことができる。そして本発明によれば、スナバ回路の
コンデンサ容量を低減することができ、ターンオフのス
イッチング速度向上を図ったダブルゲートGTOを得る
ことができる。
第1エミッタ層の幅を小さくしたことの結果として、第
1ベース層の横方向抵抗を従来構造に比べて小さくする
ことができ、この結果ターンオフ時の第1のゲート電極
による第1ベース層からのキャリア排出を効果的に行な
うことができる。そして本発明によれば、スナバ回路の
コンデンサ容量を低減することができ、ターンオフのス
イッチング速度向上を図ったダブルゲートGTOを得る
ことができる。
また本発明の駆動方法によれば、第2のゲート電極への
オフゲートパルスの印加に先行して第1のゲート電極に
オフゲートパルスを印加して。
オフゲートパルスの印加に先行して第1のゲート電極に
オフゲートパルスを印加して。
GTOをトランジスタ・モードで動作させる状態を得る
ことにより、テイル期間の短い安全なターンオフ動作が
可能になる。
ことにより、テイル期間の短い安全なターンオフ動作が
可能になる。
(実施例)
以下1本発明の詳細な説明する。
第1図は2第1の実施例のダブルゲートGTOの1工レ
メント部の断面図である。即ち図のエレメントが複数個
並んだ形で一つのGTOが構成される。第10図、第1
1図に示した従来例と対応する部分には同じ符号を付し
た。図に示すように、一つのnエミッタ層1の幅WPE
は一つのnエミッタ層4の幅WNEより小さく設定され
ている。またnベース層2側にはこれより低抵抗のn型
バッファ層9が形成されている。
メント部の断面図である。即ち図のエレメントが複数個
並んだ形で一つのGTOが構成される。第10図、第1
1図に示した従来例と対応する部分には同じ符号を付し
た。図に示すように、一つのnエミッタ層1の幅WPE
は一つのnエミッタ層4の幅WNEより小さく設定され
ている。またnベース層2側にはこれより低抵抗のn型
バッファ層9が形成されている。
第2図は、このダブルゲートGTOの不純物濃度分布で
ある。実線はnエミッタ層4およびnエミッタ層1のあ
る部分であり、これらエミッタ層のない部分即ちゲート
電極が形成された部分は破線で示している。
ある。実線はnエミッタ層4およびnエミッタ層1のあ
る部分であり、これらエミッタ層のない部分即ちゲート
電極が形成された部分は破線で示している。
第3図は本発明の第2の実施例のダブルゲートGTOの
1工レメント部分の断面図である。この実施例では、先
の実施例と同様にnエミッタ層1の幅をnエミッタ層4
の幅より小さく設定した状態で、且つ一つのnエミッタ
層4に対向して二つのnエミッタ層1を配置してエレメ
ントを構成している。つまりこの実施例では、nエミッ
タ層の分割個数がnエミッタ層のそれより多い。この場
合、nエミッタ層5の幅は2個の合計でも1個のnエミ
ッタ層4の幅と等しいかまたはそれより小さく設定する
。これは、nベース層の横方向抵抗を下げる上で好まし
く、またアノード側ゲート部のPEPを容易にする。し
かし、nエミッタ層1の幅の合計がnエミッタ層4の幅
より大きくてもよい。これは、nエミッタ層からの正孔
注入を多くしてオン電圧を下げる上で好ましい。またn
エミッタ層の幅の合計が大きいことは、アノード電極ポ
ストとの接触面積が広くなり、熱抵抗が下がるという点
でも好ましい。
1工レメント部分の断面図である。この実施例では、先
の実施例と同様にnエミッタ層1の幅をnエミッタ層4
の幅より小さく設定した状態で、且つ一つのnエミッタ
層4に対向して二つのnエミッタ層1を配置してエレメ
ントを構成している。つまりこの実施例では、nエミッ
タ層の分割個数がnエミッタ層のそれより多い。この場
合、nエミッタ層5の幅は2個の合計でも1個のnエミ
ッタ層4の幅と等しいかまたはそれより小さく設定する
。これは、nベース層の横方向抵抗を下げる上で好まし
く、またアノード側ゲート部のPEPを容易にする。し
かし、nエミッタ層1の幅の合計がnエミッタ層4の幅
より大きくてもよい。これは、nエミッタ層からの正孔
注入を多くしてオン電圧を下げる上で好ましい。またn
エミッタ層の幅の合計が大きいことは、アノード電極ポ
ストとの接触面積が広くなり、熱抵抗が下がるという点
でも好ましい。
以上の二つの実施例の素子の動作をまとめて。
以下に説明する。
第4図は、従来例で説明した第12図と同様の応用回路
に実施例のダブルゲートGTOを適用した場合の動作波
形である。時刻tAでターンオンすることは従来と同じ
である。ターンオフ動作時は1時刻t8で先ず第1のゲ
ート電極7にオフゲートパルス(第1ゲートパルス)I
c+を印加する。このとき第2のゲート電極8にオフゲ
ートパルス(第2ゲートパルス)Ia2を投入する前に
。
に実施例のダブルゲートGTOを適用した場合の動作波
形である。時刻tAでターンオンすることは従来と同じ
である。ターンオフ動作時は1時刻t8で先ず第1のゲ
ート電極7にオフゲートパルス(第1ゲートパルス)I
c+を印加する。このとき第2のゲート電極8にオフゲ
ートパルス(第2ゲートパルス)Ia2を投入する前に
。
ゲート電流の最大値IG1maxとターンオフ時のアノ
ード電流IAo[’fとの間に。
ード電流IAo[’fとの間に。
1 (、Hwax≧I A ofT −(1
)の関係がある時1図に示すようにアノード電流IAは
時刻tcに急激に減少し、その後電流の変化がやや緩や
かになる。そして時刻toで第2ゲートパルス102を
投入すると、アノード電流IAは再び急激に減少すると
いう変化を示す。
)の関係がある時1図に示すようにアノード電流IAは
時刻tcに急激に減少し、その後電流の変化がやや緩や
かになる。そして時刻toで第2ゲートパルス102を
投入すると、アノード電流IAは再び急激に減少すると
いう変化を示す。
この様なターンオフ時の電流変化の現象を。
第5図(a)〜(e)を参照して詳細に説明する。
第5図(a)〜(e)は、オン状態からターンオフ時の
各時点の素子内部の電流の変化の様子を。
各時点の素子内部の電流の変化の様子を。
第2図の素子構造の場合を例にとって模式的に示したも
のである。先ず第5図(a)は、t≦tBにおける電流
即ち定常オン状態の電流であり1図示のようにnエミッ
タ層1からnエミッタ層4へと流れる。第5図(b)は
tB≦t≦tcの期間の電流であり、この期間は第1の
ゲート電極7およびnエミッタ層1からnエミッタ層4
へと電流が流れる。第5図(C)はr tC≦t≦t
Dの期間であり、この期間はnエミッタ層1からの電流
はな(なり、第1のゲート電極7からnエミッタ層4へ
と電流が流れる。第5図(d)は。
のである。先ず第5図(a)は、t≦tBにおける電流
即ち定常オン状態の電流であり1図示のようにnエミッ
タ層1からnエミッタ層4へと流れる。第5図(b)は
tB≦t≦tcの期間の電流であり、この期間は第1の
ゲート電極7およびnエミッタ層1からnエミッタ層4
へと電流が流れる。第5図(C)はr tC≦t≦t
Dの期間であり、この期間はnエミッタ層1からの電流
はな(なり、第1のゲート電極7からnエミッタ層4へ
と電流が流れる。第5図(d)は。
to≦t≦tEの期間であり、この期間は第2ゲートパ
ルスが入ることから、電流は第1のゲート電極7からn
エミッタ層4および第2のゲート電極8へと流れる。時
刻1.になるとアノード電流はリーク電流となり、ター
ンオフ期間が終了する。
ルスが入ることから、電流は第1のゲート電極7からn
エミッタ層4および第2のゲート電極8へと流れる。時
刻1.になるとアノード電流はリーク電流となり、ター
ンオフ期間が終了する。
以上の動作電流の流れ方において1本発明のダブルゲー
トGTOおよびその駆動法の特徴は、第5図(C)から
(d)の期間即ちtCSt≦tDの期間、アノード電流
がアノード電極5を通らず。
トGTOおよびその駆動法の特徴は、第5図(C)から
(d)の期間即ちtCSt≦tDの期間、アノード電流
がアノード電極5を通らず。
第1のゲート電極7からnベース層2.nベース層3を
通り、nエミッタWI4またはこれと同時に第2のゲー
ト電極8へと流れることである。換言すればこの期間、
電流の流れはnpnトランジスタの流れと同じになる。
通り、nエミッタWI4またはこれと同時に第2のゲー
ト電極8へと流れることである。換言すればこの期間、
電流の流れはnpnトランジスタの流れと同じになる。
ところで一般に知られているように、トランジスタ回路
でのスナバ回路のコンデンサはGTOの場合に比べて小
さくて済む。
でのスナバ回路のコンデンサはGTOの場合に比べて小
さくて済む。
これから容易に理解されるように、ダブルゲートGTO
を上述のようなトランジスタ・モードでターンオフさせ
るとスナバ回路のコンデンサ容量が小さくても安全にタ
ーンオフ動作ができることになる。
を上述のようなトランジスタ・モードでターンオフさせ
るとスナバ回路のコンデンサ容量が小さくても安全にタ
ーンオフ動作ができることになる。
上述したトランジスタ・モードのターンオフ動作に移行
するためには、先の(1)式の条件の他に、nベース層
中の横方向抵抗が十分に小さいことが必要である。通常
のシングルゲートGTOにおいてnベース層の横方向抵
抗が小さいことがタ−ンオフ期間にとって必要であるこ
とは知られているが1本発明においては先の(1)式の
ように最大ゲート電流がアノード電流よりも大きいとい
う条件を満たす必要があるために、nベース層の横方向
抵抗の低いことがより重要になるのである。
するためには、先の(1)式の条件の他に、nベース層
中の横方向抵抗が十分に小さいことが必要である。通常
のシングルゲートGTOにおいてnベース層の横方向抵
抗が小さいことがタ−ンオフ期間にとって必要であるこ
とは知られているが1本発明においては先の(1)式の
ように最大ゲート電流がアノード電流よりも大きいとい
う条件を満たす必要があるために、nベース層の横方向
抵抗の低いことがより重要になるのである。
そして上記実施例のダブルゲートGTO構造では。
pエミッタ層の幅をnエミッタ層のそれより小さくシ、
且つnバッファ層を設けることによって。
且つnバッファ層を設けることによって。
この要請を満たすことができる。
以上のようにトランジスタ・モードにしてターンオフさ
せるのが本発明のダブルゲートGTOの動作上の特徴で
あるが、アノード電流を増加して行くとやがてトランジ
スタ・モードでなくなり。
せるのが本発明のダブルゲートGTOの動作上の特徴で
あるが、アノード電流を増加して行くとやがてトランジ
スタ・モードでなくなり。
従来のシングルゲートGTOと同じターンオフ動作とな
る。このトランジスタ・モードを逸脱しない範囲のアノ
ード電流の最大値1.が高くとれるGTOはど、既に述
べた理由から損失の小さい優れた素子であるといえる。
る。このトランジスタ・モードを逸脱しない範囲のアノ
ード電流の最大値1.が高くとれるGTOはど、既に述
べた理由から損失の小さい優れた素子であるといえる。
このトランジスタ・モードの最大アノード電流1.に関
して、従来のダブルゲートGTOと本発明のダブルゲー
トGTOを試作して比較評価した結果を第6図に示す。
して、従来のダブルゲートGTOと本発明のダブルゲー
トGTOを試作して比較評価した結果を第6図に示す。
素子1は第10図の従来構造、素子2は第11図の従来
構造であり、素子3は第1図の実施例、素子4は第2図
の実施例の構造である。以上の結果から1本発明のダブ
ルゲートGTOのトランジスタ・モードを確保できる最
大アノード電流IMは従来構造に比べて著しく高い値に
なっている。結局、単にダブルゲート構造にしただけで
はIMが小さく、ダブルゲートの長所を十分に活かすこ
とができず、nベース層の抵抗を十分低くすることによ
り、ダブルゲートの長所であるトランジスタ・モードに
よる大電流の高速ターンオフができるのである。そして
そのためには実施例のように。
構造であり、素子3は第1図の実施例、素子4は第2図
の実施例の構造である。以上の結果から1本発明のダブ
ルゲートGTOのトランジスタ・モードを確保できる最
大アノード電流IMは従来構造に比べて著しく高い値に
なっている。結局、単にダブルゲート構造にしただけで
はIMが小さく、ダブルゲートの長所を十分に活かすこ
とができず、nベース層の抵抗を十分低くすることによ
り、ダブルゲートの長所であるトランジスタ・モードに
よる大電流の高速ターンオフができるのである。そして
そのためには実施例のように。
pエミッタ層の幅をnエミッタ層の幅より小さく設定す
ると同時に、nベース層のpエミッタ層側に低抵抗のn
バッファ層を設けることが重要である。
ると同時に、nベース層のpエミッタ層側に低抵抗のn
バッファ層を設けることが重要である。
また、一つのnエミッタ層に対向して二つのpエミッタ
層を設けた第3図の実施例によれば、nバッファ層の横
方向抵抗がwPE/W、 Eの比でnベース層のそれよ
り小さくなるだけでなく、一つのpエミッタ層に流れる
電流が1/2になるので、第1図の実施例に比べて更に
IMを増大させることができる。設計上好ましくは1例
えば一つのnエミッタ層の幅を300μmとすれば、そ
れに対して150μm幅のnエミッタ層を二つ、または
100μm幅のnエミッタ層を三つ設ける。
層を設けた第3図の実施例によれば、nバッファ層の横
方向抵抗がwPE/W、 Eの比でnベース層のそれよ
り小さくなるだけでなく、一つのpエミッタ層に流れる
電流が1/2になるので、第1図の実施例に比べて更に
IMを増大させることができる。設計上好ましくは1例
えば一つのnエミッタ層の幅を300μmとすれば、そ
れに対して150μm幅のnエミッタ層を二つ、または
100μm幅のnエミッタ層を三つ設ける。
というようにエレメント本数を2倍または3倍とすれば
よい。この場合、nエミッタ層が細分化されるので、n
エミッタ層の位置とnエミッタ層の位置に特定の関係1
例えば中心を一致させる等の関係を必要としないので、
マスクあわせが容易になる。というメリットもある。な
お既に述べたように、複数のnエミッタ層の幅の合計は
、一つのnエミッタ層の幅より大きくてもよいし、小さ
くてもよい。
よい。この場合、nエミッタ層が細分化されるので、n
エミッタ層の位置とnエミッタ層の位置に特定の関係1
例えば中心を一致させる等の関係を必要としないので、
マスクあわせが容易になる。というメリットもある。な
お既に述べたように、複数のnエミッタ層の幅の合計は
、一つのnエミッタ層の幅より大きくてもよいし、小さ
くてもよい。
ところで、nバッファ層のシート抵抗は十分低いことが
好ましいが、それにも限界がある。この点を以下に説明
する。
好ましいが、それにも限界がある。この点を以下に説明
する。
第7図は、第1図および第3図の実施例の素子において
、nバッファ層とpベース層のシート抵抗を変化させた
時のオン電圧1丁の変化を示す。
、nバッファ層とpベース層のシート抵抗を変化させた
時のオン電圧1丁の変化を示す。
この図から、nバッファ層のシート抵抗が約40Ω/口
以下、またpベース層のシート抵抗が約60Ω/ロ以下
になると、オン電圧が急激に増大してしまう。従って、
nバッファ層のシート抵抗をpベース層のそれより小さ
く設定することが望ましい。最適値としては、nバッフ
ァ層のシート抵抗は30〜50Ω/口、pベース層のそ
れは40〜200Ω/口である。pベース層のシート抵
抗がnバッファ層のそれより高くてよいのは。
以下、またpベース層のシート抵抗が約60Ω/ロ以下
になると、オン電圧が急激に増大してしまう。従って、
nバッファ層のシート抵抗をpベース層のそれより小さ
く設定することが望ましい。最適値としては、nバッフ
ァ層のシート抵抗は30〜50Ω/口、pベース層のそ
れは40〜200Ω/口である。pベース層のシート抵
抗がnバッファ層のそれより高くてよいのは。
前述のようにトランジスタ・モードで電流が低減した後
にカソード側のゲートを投入するからである。またトラ
ンジスタではオフにする際の逆バイアスによるベース電
流を小さくする程、安全動作領域S OA (Saf’
e Operating Area )が増大する
ため、第2ゲート電極に流す電流は小さくてよく、従っ
てシングルゲートGTOに比べてダブルゲートGTOで
はpベース層のシート抵抗が高くてよいのである。
にカソード側のゲートを投入するからである。またトラ
ンジスタではオフにする際の逆バイアスによるベース電
流を小さくする程、安全動作領域S OA (Saf’
e Operating Area )が増大する
ため、第2ゲート電極に流す電流は小さくてよく、従っ
てシングルゲートGTOに比べてダブルゲートGTOで
はpベース層のシート抵抗が高くてよいのである。
なおシート抵抗ρSは、拡散層の平均比抵抗をρ[Ω・
cII]、厚みをW[c11] としたとき。
cII]、厚みをW[c11] としたとき。
ρS−ρ/Wで表わされる。GTOのpベース層のシー
ト抵抗は、nエミッタ層をカソード表面から除去した時
に露出するp型層表面を公知の4探針法により測定すれ
ば、容易に求まる。同様にnバッファ層のシート抵抗は
、nエミッタ層をアノードの表面から除去して露出した
n型層表面で4探針法により容易に求まる。また、pベ
ース層あるいはnバッファ層の不純物濃度分布を深さ方
向の位置関数XでN (x)と表わし、正孔或いは電子
の移動度をμ(X)、単位電荷をqとすれば。
ト抵抗は、nエミッタ層をカソード表面から除去した時
に露出するp型層表面を公知の4探針法により測定すれ
ば、容易に求まる。同様にnバッファ層のシート抵抗は
、nエミッタ層をアノードの表面から除去して露出した
n型層表面で4探針法により容易に求まる。また、pベ
ース層あるいはnバッファ層の不純物濃度分布を深さ方
向の位置関数XでN (x)と表わし、正孔或いは電子
の移動度をμ(X)、単位電荷をqとすれば。
シート抵抗ρ5は。
ρs =1/ [qfu (x) N (x) dX]
で表わされる。ここで、A、Bはpベース層或いはnバ
ッファ層の厚み方向の範囲を表わす。
で表わされる。ここで、A、Bはpベース層或いはnバ
ッファ層の厚み方向の範囲を表わす。
第8図および第9図は、それぞれ第1図および第3図の
素子構造を変形した第3および第4の実施例の素子構造
を示す。この変形は、エミッタをブレーナ構造からメサ
構造として、アノードおよびカソード電極を公知の圧接
電極とするためのものである。従って電極構造が異なる
のみで、ターンオフ特性に関しては先の実施例と同様こ
れらの実施例によっても効果が得られる。
素子構造を変形した第3および第4の実施例の素子構造
を示す。この変形は、エミッタをブレーナ構造からメサ
構造として、アノードおよびカソード電極を公知の圧接
電極とするためのものである。従って電極構造が異なる
のみで、ターンオフ特性に関しては先の実施例と同様こ
れらの実施例によっても効果が得られる。
以上のように本発明によれば、ターンオフ駆動に際して
は、第1のゲート電極と第2のゲート電極へのオフゲー
トパルス印加に時間差を与えてトランジスタ・モードで
動作させることにより、カソード側の第2のゲート電極
での逆バイアス電流は僅かなものでよい。具体的には従
来のシングルゲートGTOのおよそ1/10或いはそれ
以下で十分である。
は、第1のゲート電極と第2のゲート電極へのオフゲー
トパルス印加に時間差を与えてトランジスタ・モードで
動作させることにより、カソード側の第2のゲート電極
での逆バイアス電流は僅かなものでよい。具体的には従
来のシングルゲートGTOのおよそ1/10或いはそれ
以下で十分である。
そして、ターンオフ時のオフゲート電流を低電流として
ターンオフ機能を損わない本発明によれば、カソード側
の第2のゲート面積を従来のものと比較して小さくする
ことができる。その結果として、nエミッタ層の面積を
従来より増加することができ、これによりオン電圧の低
下、熱抵抗の低下が図られる。従来のGTOでは、高い
オフゲート電流が必要であったためにゲート面積を大き
く必要とし、nエミッタ層の幅を狭いものとすることが
不可欠であった。具体的に従来のシングルゲートGTO
やダブルゲートGToでは、素子の総面積に対してnエ
ミッタ層の総面積は30%前後とするのが通常であった
。そうしないと、ターンオフ能力が著しく低くなり、G
TOとして使えない。これに対し本発明のGTOでは、
試作実験の結果によれば、nエミッタ層の総面禎の素子
面積に占める比率を45%或いはそれ以上とすることが
でき、これでも低損失でターンオフすることができる。
ターンオフ機能を損わない本発明によれば、カソード側
の第2のゲート面積を従来のものと比較して小さくする
ことができる。その結果として、nエミッタ層の面積を
従来より増加することができ、これによりオン電圧の低
下、熱抵抗の低下が図られる。従来のGTOでは、高い
オフゲート電流が必要であったためにゲート面積を大き
く必要とし、nエミッタ層の幅を狭いものとすることが
不可欠であった。具体的に従来のシングルゲートGTO
やダブルゲートGToでは、素子の総面積に対してnエ
ミッタ層の総面積は30%前後とするのが通常であった
。そうしないと、ターンオフ能力が著しく低くなり、G
TOとして使えない。これに対し本発明のGTOでは、
試作実験の結果によれば、nエミッタ層の総面禎の素子
面積に占める比率を45%或いはそれ以上とすることが
でき、これでも低損失でターンオフすることができる。
なお以上では専ら通常のpnpn構造を持っGTOを説
明したが1本発明はカソード側のゲート構造については
、MOSサイリスタ。
明したが1本発明はカソード側のゲート構造については
、MOSサイリスタ。
MO3GTO,SIサイリスタ等のサイリスク構造を採
用した場合に適用しても有効である。
用した場合に適用しても有効である。
以上述べたように本発明のダブルゲー)GTOによれば
1高抵抗の第1ベース層側に低抵抗バッファ層を設ける
と共に、第1エミッタ層の幅を第2エミッタ層のそれよ
り小さく設定することにより、高速のターンオフ動作が
可能でターンオフ時の電力損失が少なくなり、またスナ
バ回路のコンデンサ容量の低減も可能になる。
1高抵抗の第1ベース層側に低抵抗バッファ層を設ける
と共に、第1エミッタ層の幅を第2エミッタ層のそれよ
り小さく設定することにより、高速のターンオフ動作が
可能でターンオフ時の電力損失が少なくなり、またスナ
バ回路のコンデンサ容量の低減も可能になる。
またその様なダブルゲートGTOをターンオフ駆動する
際に、第1ゲート電極に対するオフゲートパルス印加を
先行させる本発明の駆動方法によれば、トランジスタ・
モードを経て極めて低電力で高速のターンオフ動作が可
能になる。
際に、第1ゲート電極に対するオフゲートパルス印加を
先行させる本発明の駆動方法によれば、トランジスタ・
モードを経て極めて低電力で高速のターンオフ動作が可
能になる。
第1図は本発明の第1の実施例のダブルゲートGTOの
一つのエレメントを示す断面図、第2図はその不純物濃
度分布を示す図、第3図は第2の実施例のダブルゲート
GTOの一つのエレメントを示す図、第4図は上記実施
例のダブルゲートGTOの動作を説明するための波形図
、第5図(a)〜(e)は同じくターンオフ時の素子電
流の変化の様子を示す図、第6図は上記実施例の素子に
ついてトランジスタ・モードを逸脱しない最大アノード
電流を従来の素子と比較して示す図。 第7図は同じくpベース層およびnバッファ層のシート
抵抗とオン電圧の関係を示す図、第8図および第9図は
それぞれ第1図および第3図の素子を変形した第3およ
び第4の実施例のダブルゲー)GTOを示す図、第10
図および第11図は従来のダブルゲートGTOを示す図
、第12図はダブルゲートGTOの応用回路例を示す図
、第13図はその動作を説明するための波形図である。 1・・・pエミッタ層(第1エミッタ層)、2・・・n
ベース層(第1ベース層)、3・・・pベース層(第2
ベース層)、4・・・nエミッタ層(第2エミッタ層)
、5・・・アノード電極(第1の主電極)。 6・・・カソード電極(第2の生電極)、7・・・第1
のゲート電極、8・・・第2のゲート電極、9・・・n
バッファ層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1!!1 第2図 寸(r)N■− ぐの へ(7)1− %sF1 へ Φ− (e) 第5図 第6図 ヒー 〉≧ n N 0 第11図 第13図
一つのエレメントを示す断面図、第2図はその不純物濃
度分布を示す図、第3図は第2の実施例のダブルゲート
GTOの一つのエレメントを示す図、第4図は上記実施
例のダブルゲートGTOの動作を説明するための波形図
、第5図(a)〜(e)は同じくターンオフ時の素子電
流の変化の様子を示す図、第6図は上記実施例の素子に
ついてトランジスタ・モードを逸脱しない最大アノード
電流を従来の素子と比較して示す図。 第7図は同じくpベース層およびnバッファ層のシート
抵抗とオン電圧の関係を示す図、第8図および第9図は
それぞれ第1図および第3図の素子を変形した第3およ
び第4の実施例のダブルゲー)GTOを示す図、第10
図および第11図は従来のダブルゲートGTOを示す図
、第12図はダブルゲートGTOの応用回路例を示す図
、第13図はその動作を説明するための波形図である。 1・・・pエミッタ層(第1エミッタ層)、2・・・n
ベース層(第1ベース層)、3・・・pベース層(第2
ベース層)、4・・・nエミッタ層(第2エミッタ層)
、5・・・アノード電極(第1の主電極)。 6・・・カソード電極(第2の生電極)、7・・・第1
のゲート電極、8・・・第2のゲート電極、9・・・n
バッファ層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1!!1 第2図 寸(r)N■− ぐの へ(7)1− %sF1 へ Φ− (e) 第5図 第6図 ヒー 〉≧ n N 0 第11図 第13図
Claims (6)
- (1)第1導電型の第1エミッタ層、第2導電型で高抵
抗の第1ベース層、第1導電型の第2ベース層および第
2導電型の第2エミッタ層がこの順に積層され、前記第
1エミッタ層および第2エミッタ層がそれぞれ複数個に
分割配置され、これら第1および第2エミッタ層にそれ
ぞれ第1の主電極および第2の主電極が形成され、前記
第1ベース層および第2ベース層にそれぞれ第1のゲー
ト電極および第2のゲート電極が形成されたゲートター
ンオフサイリスタにおいて、前記第1ベース層の第1の
ゲート電極が配設される面に第2導電型の低抵抗バッフ
ァ層が設けられ、且つ前記第1エミッタ層の個々のエミ
ッタ幅が前記第2エミッタ層の個々のエミッタ幅より小
さく設定され、ていることを特徴とするゲートターンオ
フサイリスタ。 - (2)第1導電型の第1エミッタ層、第2導電型で高抵
抗の第1ベース層、第1導電型の第2ベース層および第
2導電型の第2エミッタ層がこの順に積層され、前記第
1エミッタ層および第2エミッタ層がそれぞれ複数個に
分割配置され、これら第1および第2エミッタ層にそれ
ぞれ第1の主電極および第2の主電極が形成され、前記
第1ベース層および第2ベース層にそれぞれ第1のゲー
ト電極および第2のゲート電極が形成されたゲートター
ンオフサイリスタにおいて、前記第1ベース層の第1の
ゲート電極が配設される面に第2導電型の低抵抗バッフ
ァ層が設けられ、1エレメント内で一つの第2エミッタ
層に対して複数の第1エミッタ層が配置され、この1エ
レメント内で第2エミッタ層の幅より複数の第1エミッ
タ層の幅の合計が小さく設定されていることを特徴とす
るゲートターンオフサイリスタ。 - (3)第1導電型の第1エミッタ層、第2導電型で高抵
抗の第1ベース層、第1導電型の第2べース層および第
2導電型の第2エミッタ層がこの順に積層され、前記第
1エミッタ層および第2エミッタ層がそれぞれ複数個に
分割配置され、これら第1および第2エミッタ層にそれ
ぞれ第1の主電極および第2の主電極が形成され、前記
第1ベース層および第2ベース層にそれぞれ第1のゲー
ト電極および第2のゲート電極が形成されたゲートター
ンオフサイリスタにおいて、前記第1ベース層の第1の
ゲート電極が配設される面に第2導電型の低抵抗バッフ
ァ層が設けられ、1エレメント内で一つの第2エミッタ
層に対して複数の第1エミッタ層が配置され、この1エ
レメント内で第2エミッタ層の幅に対して、複数の第1
エミッタ層の個々のエミッタ幅は小さく且つその合計幅
は大きく設定されていることを特徴とするゲートターン
オフサイリスタ。 - (4)複数個の第2エミッタ層の総面積が第2エミッタ
層領域と第2ベース層領域の総面積の45%以上に設定
されている請求項1記載のゲートターンオフサイリスタ
。 - (5)低抵抗バッファ層のシート抵抗が第2ベース層の
それより小さく設定されている請求項1記載のゲートタ
ーンオフサイリスタ。 - (6)第1導電型の第1エミッタ層、第2導電型で高抵
抗の第1ベース層、第1導電型の第2ベース層および第
2導電型の第2エミッタ層がこの順に積層され、前記第
1エミッタ層および第2エミッタ層がそれぞれ複数個に
分割配置され、これら第1および第2エミッタ層にそれ
ぞれ第1の主電極および第2の主電極が形成され、前記
第1ベース層および第2ベース層にそれぞれ第1のゲー
ト電極および第2のゲート電極が形成されたゲートター
ンオフサイリスタであって且つ、前記第1ベース層の第
1のゲート電極が配設される面に第2導電型の低抵抗バ
ッファ層が設けられ、前記第1エミッタ層の個々のエミ
ッタ幅が前記第2エミッタ層の個々のエミッタ幅より小
さく設定されているゲートターンオフサイリスタをター
ンオフ駆動するに際し、前記第1のゲート電極にオフゲ
ートパルスを印加し、所定時間後に前記第2のゲート電
極にオフゲートパルスを印加することを特徴とするゲー
トターンオフサイリスタの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099504A JPH01270352A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | ゲートターンオフサイリスタおよびその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099504A JPH01270352A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | ゲートターンオフサイリスタおよびその駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01270352A true JPH01270352A (ja) | 1989-10-27 |
Family
ID=14249098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63099504A Pending JPH01270352A (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | ゲートターンオフサイリスタおよびその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01270352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0568353A1 (en) * | 1992-05-01 | 1993-11-03 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
US5459339A (en) * | 1992-02-03 | 1995-10-17 | Fuji Electric Co., Ltd. | Double gate semiconductor device and control device thereof |
US10985268B2 (en) | 2019-03-18 | 2021-04-20 | Kabush1 Ki Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP63099504A patent/JPH01270352A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5459339A (en) * | 1992-02-03 | 1995-10-17 | Fuji Electric Co., Ltd. | Double gate semiconductor device and control device thereof |
EP0568353A1 (en) * | 1992-05-01 | 1993-11-03 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
EP0848497A2 (en) * | 1992-05-01 | 1998-06-17 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
EP0854575A2 (en) * | 1992-05-01 | 1998-07-22 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
EP0854575A3 (en) * | 1992-05-01 | 1998-12-09 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
EP0848497A3 (en) * | 1992-05-01 | 1998-12-09 | Fuji Electric Co., Ltd. | Control device for double gate semiconductor device |
US10985268B2 (en) | 2019-03-18 | 2021-04-20 | Kabush1 Ki Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
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